JP2002314417A - 出力用増幅回路の出力誤差低減方法 - Google Patents

出力用増幅回路の出力誤差低減方法

Info

Publication number
JP2002314417A
JP2002314417A JP2001116324A JP2001116324A JP2002314417A JP 2002314417 A JP2002314417 A JP 2002314417A JP 2001116324 A JP2001116324 A JP 2001116324A JP 2001116324 A JP2001116324 A JP 2001116324A JP 2002314417 A JP2002314417 A JP 2002314417A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
digital signal
output
signal
converter
amplifier circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001116324A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoharu Wakabayashi
友晴 若林
Masaharu Oya
正晴 大屋
Nobuhiko Takeda
信彦 武田
Kazuyoshi Kobayashi
和良 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rion Co Ltd
Original Assignee
Rion Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rion Co Ltd filed Critical Rion Co Ltd
Priority to JP2001116324A priority Critical patent/JP2002314417A/ja
Publication of JP2002314417A publication Critical patent/JP2002314417A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Analogue/Digital Conversion (AREA)
  • Control Of Amplification And Gain Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高分解能で出力を連続的に変化させると共
に、出力誤差を容易に取り除くことができる出力用増幅
回路の出力誤差低減方法を提供する。 【解決手段】 デジタル信号をD/A変換してアナログ
信号とした後に増幅した信号から増幅時の誤差を取り除
く出力用増幅回路の出力誤差低減方法であって、基準と
なるデジタル信号RをD/A変換器2によりD/A変換
した後に出力用増幅回路3により増幅してアナログ信号
とし、このアナログ信号をA/D変換器4によりA/D
変換してデジタル信号Mを取得し、このデジタル信号M
とデジタル信号Rとから補正値αを算出し、この補正値
αを記憶しておき、通常の信号出力時には補正値αを用
いてD/A変換器2に入力されるデジタル信号を補正
し、出力用増幅回路3の出力信号から増幅時の誤差を取
り除く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、計測用機器などに
用いられるD/A変換器に接続する出力用増幅回路で生
じる出力誤差を取り除く出力用増幅回路の出力誤差低減
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、D/A変換器に接続する出力用増
幅回路で生じる出力誤差を取り除くための回路構成とし
ては、D/A変換器と出力用増幅回路の間に可変抵抗な
どからなる調整回路を設けたものが知られている。
【0003】そして、基準信号となるデジタル信号をD
/A変換器に入力し、出力用増幅回路の出力信号が基準
信号のデジタル信号に対応する規定値になるように調整
回路の可変抵抗を調整している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、実際の調整作
業においては、計測用機器の表示器が示す表示値を確認
しながら、可変抵抗を調整して表示値を規定値に近づけ
ていく作業を必要とするため、作業効率が悪かった。ま
た、精度の向上には限界があった。
【0005】本発明は、従来の技術が有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、高分解能で出力を連続的に変化させると共に、
出力誤差を容易に取り除くことができる出力用増幅回路
の出力誤差低減方法を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく請
求項1に係る発明は、デジタル信号をD/A変換してア
ナログ信号とした後に増幅した信号から増幅時の誤差を
取り除く出力用増幅回路の出力誤差低減方法であって、
基準となるデジタル信号RをD/A変換器によりD/A
変換した後に出力用増幅回路により増幅してアナログ信
号とし、このアナログ信号をA/D変換器によりA/D
変換してデジタル信号Mを取得し、このデジタル信号M
とデジタル信号Rとから補正値αを算出し、この補正値
αを記憶しておき、通常の信号出力時には補正値αを用
いてD/A変換器に入力されるデジタル信号を補正し、
出力用増幅回路の出力信号から増幅時の誤差を取り除く
ものである。
【0007】請求項2に係る発明は、デジタル信号をD
/A変換してアナログ信号とした後に増幅した信号から
増幅時の誤差を取り除く出力用増幅回路の出力誤差低減
方法であって、基準となるデジタル信号YをD/A変換
器によりD/A変換した後に出力用増幅回路により増幅
してアナログ信号とし、このアナログ信号を前記D/A
変換器の分解能よりも低い分解能のA/D変換器により
A/D変換してデジタル信号Aを取得し、このデジタル
信号Aをデジタル信号Yにとって理想的なA/D変換器
の出力信号であるデジタル信号Bと比較し、デジタル信
号Aとデジタル信号Bが等しくない場合には、A/D変
換器の出力信号がデジタル信号Bに等しくなるまでデジ
タル信号Yから最小分解能分ずつ減算又は加算したデジ
タル信号Y1をD/A変換器2に入力し、次いでA/D
変換器の出力信号がデジタル信号Bに等しくなったらA
/D変換器の出力信号が最小分解能分だけ変化するま
で、デジタル信号Yから最小分解能分ずつ減算又は加算
したデジタル信号Y1をD/A変換器2に入力し、その
時のデジタル信号Y1とデジタル信号Yから補正値βを
算出し、この補正値βを記憶しておき、通常の信号出力
時には補正値βを用いてD/A変換器に入力されるデジ
タル信号を補正し、出力用増幅回路の出力信号から増幅
時の誤差を取り除くものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。ここで、図1は本発明に係る
出力用増幅回路の出力誤差低減方法の第1の発明の実施
の形態における回路構成図、図2は補正値αの取得手順
を示すフローチャート、図3は本発明に係る出力用増幅
回路の出力誤差低減方法の第2の発明の実施の形態にお
ける回路構成図、図4は本発明の概念説明図、図5は補
正値βの説明図、図6乃至図8は補正値βの取得手順を
示すフローチャートである。
【0009】本発明に係る出力用増幅回路の出力誤差低
減方法の第1の発明の実施の形態を実施する回路構成
は、図1に示すように、デジタル信号を出力する処理器
1と、処理器1が出力するデジタル信号をD/A変換す
るD/A変換器2と、D/A変換器2が出力するアナロ
グ信号を所定の増幅率で増幅する出力用増幅回路3と、
出力用増幅回路3が出力するアナログ信号をA/D変換
して処理器1にデジタル信号をフィードバックするA/
D変換器4を備えている。処理器1は、基準信号発生
部、演算部、比較部、制御部、メモリなどを備えてい
る。
【0010】また、第1の発明の実施の形態において
は、D/A変換器2の分解能とA/D変換器4の分解能
は、同じ分解能(例えば、16ビット)に設定してい
る。
【0011】以上のように構成した回路において実施す
る本発明に係る出力用増幅回路の出力誤差低減方法の第
1の発明の実施の形態について、図2に示すフローチャ
ートにより説明する。補正値αの取得作業は、先ずステ
ップSP1において、処理器1が基準信号であるデジタ
ル信号RをD/A変換器2に出力する。
【0012】ステップSP2において、デジタル信号R
はD/A変換器2によりD/A変換され、出力用増幅回
路3により所定の増幅率で増幅され、更にA/D変換器
4によりA/D変換され、デジタル信号Mとして処理器
1が取得する。そして、ステップSP3において、デジ
タル信号Mを記憶する。
【0013】ステップSP4において、デジタル信号R
とデジタル信号Mを比較してデジタル信号Rとデジタル
信号Mとから補正値α(=M−R)を算出する。ここ
で、D/A変換器2とA/D変換器4は同じ分解能(例
えば、16ビット)を有するので、デジタル信号Mとデ
ジタル信号Rは最小分解能(最小桁のビット:LSB)
が1対1に対応する。従って、デジタル信号Mとデジタ
ル信号Rとの差である補正値αは、出力用増幅回路3で
生じる誤差eに相当することになる。ステップSP5に
おいて、補正値αをメモリに記憶して補正値αの取得作
業は終了する。
【0014】そして、通常の信号出力時において、出力
用増幅回路3の出力信号から増幅時の誤差eを取り除く
には、メモリから補正値αを読み出し、処理器1が出力
するデジタル信号を予め補正値αで補正してD/A変換
器2に入力する。そうれば、出力用増幅回路3の出力信
号から増幅時の誤差eを取り除くことができる。
【0015】次に、本発明に係る出力用増幅回路の出力
誤差低減方法の第2の発明の実施の形態における回路構
成は、図3に示すように、デジタル信号を出力する処理
器1と、処理器1が出力するデジタル信号をD/A変換
するD/A変換器2と、D/A変換器2が出力するアナ
ログ信号を所定の増幅率で増幅する出力用増幅回路3
と、出力用増幅回路3が出力するアナログ信号をA/D
変換して処理器1にデジタル信号をフィードバックする
A/D変換器5を備えている。A/D変換器5以外は、
図1に示す回路構成と同様である。A/D変換器5の分
解能は、D/A変換器2の分解能よりも低く設定してい
る。
【0016】A/D変換器5の分解能を、D/A変換器
2の分解能よりも低く設定した場合における補正値βの
取得方法について、図4と図5により説明する。図4に
示すように、D/A変換器2の分解能を16ビット、A
/D変換器5の分解能を8ビットとする。従って、D/
A変換器2は、A/D変換器5の256倍の分解能を有
するので、例えばD/A変換器2の(3FFF)〜(3
F00)がA/D変換器5の(3F)に対応することに
なる。
【0017】なお、図4に示す手法1,2,3,4は、
基準となるデジタル信号Y又はデジタル信号Yから最小
分解能分ずつ減算又は加算したデジタル信号Y1をD/
A変換器2に入力した時に、A/D変換器5から出力さ
れるデジタル信号の推移を表している。
【0018】先ず、基準信号であるデジタル信号Yを
(3FFF)とし、その時のA/D変換器5から出力さ
れるデジタル信号Aの大きさについては、出力用増幅回
路3で誤差eが生じることを前提にすると、(1)デジ
タル信号Bの大きさに等しい場合(A=B:A=(3
F))、(2)デジタル信号Bより大きい場合(A>
B:例えばA=(40))、(3)デジタル信号Bより
小さい場合(A<B:例えばA=(3E))の3通りあ
る。ここで、デジタル信号Bとは、デジタル信号YをD
/A変換器2に入力した時、出力用増幅回路3で誤差e
が生じない場合のA/D変換器5から出力されるデジタ
ル信号をいう。
【0019】デジタル信号Aの大きさがデジタル信号B
の大きさに等しい場合(A=B)には、手法1に示すよ
うに、A/D変換器5の出力信号が(3F)から(3
E)に変化するまで、デジタル信号Y(3FFF)から
最小分解能分ずつ減算したデジタル信号Y1をD/A変
換器2に入力する。
【0020】例えば、デジタル信号Y1が(3FFC)
になって、A/D変換器5の出力信号が(3F)から
(3E)になったら、デジタル信号Y1を1ビット手前
の(3FFD)に1ビットだけ加算して戻す。すると、
図5に示すように、デジタル信号Yの大きさ(3FF
F)とデジタル信号Y1の大きさ(3FFD)の差が出
力用増幅回路3の誤差eに相当し、補正値βが求まる。
なお、デジタル信号Aの大きさがデジタル信号Bの大き
さより大きい場合(A>B:例えばA=(40))にお
いても、同様な手法で補正値βを求めることができる。
【0021】次に、デジタル信号Aの大きさがデジタル
信号Bの大きさより大きい場合(A>B:例えばA=
(40))には、手法2に示すように、A/D変換器5
の出力信号が(40)から(3F)に変化するまで、デ
ジタル信号Y(3FFF)から最小分解能分×256だ
け減算したデジタル信号Y1をD/A変換器2に入力す
る。A/D変換器5の出力信号が(40)から(3F)
に変化したら、手法1と同様にして補正値βを求める。
【0022】更に、デジタル信号Aの大きさがデジタル
信号Bの大きさより小さい場合(A<B:例えばA=
(3E))には、手法3に示すように、A/D変換器5
の出力信号が(3E)から(3F)に変化するまで、デ
ジタル信号Y(3FFF)から最小分解能分×256だ
け加算したデジタル信号Y1をD/A変換器2に入力
し、A/D変換器5の出力信号が(3E)から(3F)
になったら、手法1と同様にして補正値βを求める。
【0023】また、デジタル信号Aの大きさがデジタル
信号Bの大きさより小さい場合(A<B:例えばA=
(3E))には、手法4に示すように、デジタル信号Y
(3FFF)から最小分解能分ずつ加算し続け、A/D
変換器5の出力信号が(3E)から(3F)に変化した
時のD/A変換器2の出力信号をデジタル信号Y1とし
て、図5に示すように、補正値βを求めることもでき
る。
【0024】以上のように構成した本発明に係る出力用
増幅回路の出力誤差低減方法の第2の発明の実施の形態
における補正値βの取得作業ついて、図6乃至図8に示
すフローチャートにより説明する。先ず、図6に示すフ
ローチャートについて説明する。これは、図4に示す手
法1、手法2及び手法3を用いた場合である。
【0025】補正値βの取得作業は、先ずステップSP
11において、処理器1が基準信号であるデジタル信号
YをD/A変換器2に出力する。ステップSP12にお
いて、デジタル信号YがD/A変換器2によりD/A変
換され、出力用増幅回路3により所定の増幅率で増幅さ
れ、更にA/D変換器5によりA/D変換され、デジタ
ル信号Aとして処理器1が取得する。そして、ステップ
SP13において、デジタル信号Aを記憶する。
【0026】次いで、ステップSP14において、デジ
タル信号Aの大きさとデジタル信号Bの大きさを比較す
る。デジタル信号Aの大きさがデジタル信号Bの大きさ
に等しければ、ステップSP15へ進み、デジタル信号
Aの大きさがデジタル信号Bの大きさに等しくなけれ
ば、ステップSP21へ進む。
【0027】ステップSP14において、デジタル信号
Aの大きさが、デジタル信号Bの大きさと等しいと判断
して進んだステップSP15においては、処理器1から
デジタル信号YよりもD/A変換器2の最小分解能分だ
け小さいデジタル信号Y1を出力して、D/A変換器2
に入力する。
【0028】ステップSP16において、デジタル信号
Y1はD/A変換器2によりD/A変換され、出力用増
幅回路3により所定の増幅率で増幅され、更にA/D変
換器5によりA/D変換され、デジタル信号Cとして処
理器1が取得する。
【0029】ステップSP17において、A/D変換器
5の出力信号であるデジタル信号Cの大きさとデジタル
信号Bの大きさを比較する。デジタル信号Cの大きさが
デジタル信号Bの大きさに等しければ、ステップSP1
5に戻り、デジタル信号Cの大きさがデジタル信号Bの
大きさに等しくなくなるまで、ステップSP15→ステ
ップSP16→ステップSP17を繰り返す。
【0030】一方、デジタル信号Cの大きさがデジタル
信号Bの大きさに等しくなければ、ステップSP18に
おいて、デジタル信号Y1にD/A変換器2の最小分解
能分だけ加算し、デジタル信号Y1として記憶する。デ
ジタル信号Y1にD/A変換器2の最小分解能分だけ加
算するのは、A/D変換器5の最小分解能分に対する基
準のデジタル信号YからのD/A変換器2の出力変化量
を求めるためである。
【0031】更に、ステップSP19において、デジタ
ル信号Yとデジタル信号Y1から補正値β(=Y−Y
1)を算出し、ステップSP20において、補正値βを
メモリに記憶して補正値βの取得作業は終了する。
【0032】一方、ステップSP14において、デジタ
ル信号Aの大きさが、デジタル信号Bの大きさと等しく
ないと判断して進んだステップSP21においては、デ
ジタル信号Aの大きさが、デジタル信号Bの大きさより
も大きいか否かの判断をする。デジタル信号Aの大きさ
が、デジタル信号Bの大きさよりも大きいと判断すれ
ば、ステップSP22へ進み、デジタル信号Aの大きさ
がデジタル信号Bの大きさよりも小さければ、ステップ
SP25へ進む。
【0033】ステップSP21において、デジタル信号
Aの大きさが、デジタル信号Bの大きさより大きいと判
断して進んだステップSP22において、処理器1から
デジタル信号YよりもD/A変換器2の最小分解能分×
256だけ小さいデジタル信号Yを出力して、D/A変
換器2に入力する。ステップSP23において、デジタ
ル信号YはD/A変換器2によりD/A変換され、出力
用増幅回路3により所定の増幅率で増幅され、更にA/
D変換器5によりA/D変換され、デジタル信号Dとし
て処理器1が取得する。
【0034】ステップSP24において、A/D変換器
5の出力信号であるデジタル信号Dの大きさとデジタル
信号Bの大きさを比較する。デジタル信号Dの大きさが
デジタル信号Bの大きさに等しくなければ、ステップS
P22に戻り、デジタル信号Dの大きさがデジタル信号
Bの大きさに等しくなくなるまで、ステップSP22→
ステップSP23→ステップSP24を繰り返す。
【0035】一方、デジタル信号Dの大きさがデジタル
信号Bの大きさに等しければ、ステップSP15に進
む。そして、上述した処理(ステップSP15〜ステッ
プSP19)を行い、ステップSP20において、補正
値βをメモリに記憶して補正値βの取得作業は終了す
る。
【0036】一方、ステップSP21において、デジタ
ル信号Aの大きさが、デジタル信号Bの大きさより小さ
いと判断して進んだステップSP25において、処理器
1からデジタル信号YよりもD/A変換器2の最小分解
能分×256だけ大きいデジタル信号Yを出力して、D
/A変換器2に入力する。
【0037】ステップSP26において、デジタル信号
YはD/A変換器2によりD/A変換され、出力用増幅
回路3により所定の増幅率で増幅され、更にA/D変換
器5によりA/D変換され、デジタル信号Eとして処理
器1が取得する。
【0038】ステップSP27において、A/D変換器
5の出力信号であるデジタル信号Eの大きさとデジタル
信号Bの大きさを比較する。デジタル信号Eの大きさが
デジタル信号Bの大きさに等しくなければ、ステップS
P25に戻り、デジタル信号Eの大きさがデジタル信号
Bの大きさに等しくなくなるまで、ステップSP25→
ステップSP26→ステップSP27を繰り返す。
【0039】一方、デジタル信号Eの大きさがデジタル
信号Bの大きさに等しければ、ステップSP15へ進
む。そして、上述した処理(ステップSP15〜ステッ
プSP19)を行い、ステップSP20において、補正
値βをメモリに記憶して補正値βの取得作業は終了す
る。
【0040】そして、通常の信号出力時において、出力
用増幅回路3の出力信号から増幅時の誤差eを取り除く
には、メモリから補正値βを読み出し、処理器1が出力
するデジタル信号を予め補正値βで補正してD/A変換
器2に入力する。そうすれば、出力用増幅回路3の出力
信号から増幅時の誤差eを取り除くことができる。
【0041】また、A/D変換器5の分解能(例えば、
8ビット)を、D/A変換器2の分解能(例えば、16
ビット)よりも低く設定しても、A/D変換器5の分解
能をD/A変換器2の分解能(例えば、16ビット)と
同じに設定した場合と同様な精度で出力用増幅回路3の
出力誤差eを低減することができる。
【0042】次に、図7に示すフローチャートについて
説明する。これは、図4に示す手法1及び手法3を用い
た場合である。ステップSP31〜ステップSP33に
ついては、上述した図6に示すステップSP11〜ステ
ップSP13と同様なので説明を省略する。
【0043】ステップSP34において、デジタル信号
Aの大きさとデジタル信号Bの大きさを比較する。デジ
タル信号Aの大きさがデジタル信号Bの大きさ以上であ
れば、ステップSP35へ進み、デジタル信号Aの大き
さがデジタル信号Bの大きさより小さければ、ステップ
SP41へ進む。
【0044】ステップSP35〜ステップSP40につ
いては、上述した図6に示すステップSP15〜ステッ
プSP20と同様なので説明を省略する。ステップSP
41おいて、処理器1からデジタル信号YよりもD/A
変換器2の最小分解能分×256だけ大きいデジタル信
号Yを出力して、D/A変換器2に入力する。
【0045】ステップSP26において、デジタル信号
YはD/A変換器2によりD/A変換され、出力用増幅
回路3により所定の増幅率で増幅され、更にA/D変換
器5によりA/D変換され、デジタル信号Eとして処理
器1が取得する。
【0046】ステップSP27において、A/D変換器
5の出力信号であるデジタル信号Eの大きさとデジタル
信号Bの大きさを比較する。デジタル信号Eの大きさが
デジタル信号Bの大きさに等しくなければ、ステップS
P25に戻り、デジタル信号Eの大きさがデジタル信号
Bの大きさに等しくなくなるまで、ステップSP25→
ステップSP26→ステップSP27を繰り返す。
【0047】一方、デジタル信号Eの大きさがデジタル
信号Bの大きさに等しければ、ステップSP35へ進
む。そして、上述した処理(ステップSP35〜ステッ
プSP39)を行い、ステップSP40において、補正
値βをメモリに記憶して補正値βの取得作業は終了す
る。
【0048】更に、図8に示すフローチャートについて
説明する。これは、図4に示す手法1及び手法4を用い
た場合である。ステップSP51〜ステップSP53に
ついては、上述した図6に示すステップSP11〜ステ
ップSP13と同様なので説明を省略する。
【0049】ステップSP54において、デジタル信号
Aの大きさとデジタル信号Bの大きさを比較する。デジ
タル信号Aの大きさがデジタル信号Bの大きさ以上であ
れば、ステップSP55へ進み、デジタル信号Aの大き
さがデジタル信号Bの大きさより小さければ、ステップ
SP61へ進む。
【0050】ステップSP55〜ステップSP60につ
いては、上述した図6に示すステップSP15〜ステッ
プSP20と同様なので説明を省略する。ステップSP
61おいて、処理器1からデジタル信号YよりもD/A
変換器2の最小分解能分だけ大きいデジタル信号Xを出
力して、D/A変換器2に入力する。
【0051】ステップSP62において、デジタル信号
YはD/A変換器2によりD/A変換され、出力用増幅
回路3により所定の増幅率で増幅され、更にA/D変換
器5によりA/D変換され、デジタル信号Eとして処理
器1が取得する。
【0052】ステップSP63において、A/D変換器
5の出力信号であるデジタル信号Eの大きさとデジタル
信号Bの大きさを比較する。デジタル信号Eの大きさが
デジタル信号Bの大きさに等しくなければ、ステップS
P61に戻り、デジタル信号Eの大きさがデジタル信号
Bの大きさに等しくなくなるまで、ステップSP61→
ステップSP62→ステップSP63を繰り返す。
【0053】一方、デジタル信号Eの大きさがデジタル
信号Bの大きさに等しければ、ステップSP64へ進
み、デジタル信号Xをデジタル信号Y1として記憶し
て、更にステップSP59へ進む。そして、上述した処
理(ステップSP59)を行い、ステップSP60にお
いて、補正値βをメモリに記憶して補正値βの取得作業
は終了する。
【0054】従って、通常の信号出力時において、出力
用増幅回路3の出力信号から増幅時の誤差eを取り除く
には、メモリから補正値βを読み出し、処理器1が出力
するデジタル信号を予め補正値βで補正してD/A変換
器2に入力すれば、出力用増幅回路3の出力信号から増
幅時の誤差eを取り除くことができる。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に係る発明
によれば、出力に要求される精度を高精度で実現するこ
とができる。
【0056】請求項2に係る発明によれば、フィードバ
ック用のA/D変換器の分解能を必要以上に上げること
なく、出力に要求される精度を低コストで実現すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る出力用増幅回路の出力誤差低減方
法の第1の発明の実施の形態における回路構成図
【図2】補正値αの取得手順を示すフローチャート
【図3】本発明に係る出力用増幅回路の出力誤差低減方
法の第2の発明の実施の形態における回路構成図
【図4】本発明の概念説明図
【図5】補正値βの説明図
【図6】補正値βの取得手順を示すフローチャート
【図7】補正値βの取得手順を示すフローチャート
【図8】補正値βの取得手順を示すフローチャート
【符号の説明】
1…処理器、2…D/A変換器、3…出力用増幅回路、
4,5…A/D変換器、α,β…補正値。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 武田 信彦 東京都国分寺市東元町3丁目20番41号 リ オン株式会社内 (72)発明者 小林 和良 東京都国分寺市東元町3丁目20番41号 リ オン株式会社内 Fターム(参考) 5J022 AA01 AB01 BA07 CB06 CD02 CF01 CF02 5J100 JA01 KA01 LA09 LA11

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタル信号をD/A変換してアナログ
    信号とした後に増幅した信号から増幅時の誤差を取り除
    く出力用増幅回路の出力誤差低減方法であって、基準と
    なるデジタル信号RをD/A変換器によりD/A変換し
    た後に出力用増幅回路により増幅してアナログ信号と
    し、このアナログ信号をA/D変換器によりA/D変換
    してデジタル信号Mを取得し、このデジタル信号Mとデ
    ジタル信号Rとから補正値αを算出し、この補正値αを
    記憶しておき、通常の信号出力時には補正値αを用いて
    D/A変換器に入力されるデジタル信号を補正し、出力
    用増幅回路の出力信号から増幅時の誤差を取り除くこと
    を特徴とする出力用増幅回路の出力誤差低減方法。
  2. 【請求項2】 デジタル信号をD/A変換してアナログ
    信号とした後に増幅した信号から増幅時の誤差を取り除
    く出力用増幅回路の出力誤差低減方法であって、基準と
    なるデジタル信号YをD/A変換器によりD/A変換し
    た後に出力用増幅回路により増幅してアナログ信号と
    し、このアナログ信号を前記D/A変換器の分解能より
    も低い分解能のA/D変換器によりA/D変換してデジ
    タル信号Aを取得し、このデジタル信号Aをデジタル信
    号Yにとって理想的なA/D変換器の出力信号であるデ
    ジタル信号Bと比較し、デジタル信号Aとデジタル信号
    Bが等しくない場合には、A/D変換器の出力信号がデ
    ジタル信号Bに等しくなるまでデジタル信号Yから最小
    分解能分ずつ減算又は加算したデジタル信号Y1をD/
    A変換器2に入力し、次いでA/D変換器の出力信号が
    デジタル信号Bに等しくなったらA/D変換器の出力信
    号が最小分解能分だけ変化するまで、デジタル信号Yか
    ら最小分解能分ずつ減算又は加算したデジタル信号Y1
    をD/A変換器2に入力し、その時のデジタル信号Y1
    とデジタル信号Yから補正値βを算出し、この補正値β
    を記憶しておき、通常の信号出力時には補正値βを用い
    てD/A変換器に入力されるデジタル信号を補正し、出
    力用増幅回路の出力信号から増幅時の誤差を取り除くこ
    とを特徴とする出力用増幅回路の出力誤差低減方法。
JP2001116324A 2001-04-16 2001-04-16 出力用増幅回路の出力誤差低減方法 Pending JP2002314417A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001116324A JP2002314417A (ja) 2001-04-16 2001-04-16 出力用増幅回路の出力誤差低減方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001116324A JP2002314417A (ja) 2001-04-16 2001-04-16 出力用増幅回路の出力誤差低減方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002314417A true JP2002314417A (ja) 2002-10-25

Family

ID=18967073

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001116324A Pending JP2002314417A (ja) 2001-04-16 2001-04-16 出力用増幅回路の出力誤差低減方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002314417A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7382299B2 (en) 2005-11-11 2008-06-03 Samsung Electronics Co., Ltd. Method of calibrating digital-to-analog converter input based on analog-to-digital converter output and analog encoding apparatus employing the method
KR100857857B1 (ko) * 2007-04-23 2008-09-10 에스케이텔레시스 주식회사 이동통신시스템용 수신신호 처리장치 및 방법
JP2010183365A (ja) * 2009-02-05 2010-08-19 Nec Corp デジタルアナログ変換装置およびデジタルアナログ変換方法
CN103762982B (zh) * 2014-01-16 2017-02-01 东南大学 一种模数转换器的电容失配快速校准电路及校准方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7382299B2 (en) 2005-11-11 2008-06-03 Samsung Electronics Co., Ltd. Method of calibrating digital-to-analog converter input based on analog-to-digital converter output and analog encoding apparatus employing the method
KR100857857B1 (ko) * 2007-04-23 2008-09-10 에스케이텔레시스 주식회사 이동통신시스템용 수신신호 처리장치 및 방법
JP2010183365A (ja) * 2009-02-05 2010-08-19 Nec Corp デジタルアナログ変換装置およびデジタルアナログ変換方法
CN103762982B (zh) * 2014-01-16 2017-02-01 东南大学 一种模数转换器的电容失配快速校准电路及校准方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7408489B2 (en) Method and system for mixed analog-digital automatic gain control
JP2014533469A (ja) パイプライン式アナログデジタル変換器における中間ステージ利得誤差および非線形性を減少させるための相関に基づくバックグラウンド較正
JPH08505026A (ja) デジタル入力ワードからアナログ出力信号を生成する装置および方法
US20100031123A1 (en) Unified memory architecture for recording applications
JP2002314417A (ja) 出力用増幅回路の出力誤差低減方法
US8477581B1 (en) Asymmetry compensation system
JP2002271202A (ja) 信号処理回路の増幅率調整方法及びそれを用いた装置
KR101605745B1 (ko) 아날로그 신호 오차 보정 장치 및 그 방법
KR100827226B1 (ko) 아날로그 음향 신호를 디지털 데이터로 변환하는 장치 및방법
JP6786829B2 (ja) Ad変換器
WO2009104710A1 (ja) データ変換装置、プログラム、及び方法
JP7240826B2 (ja) 音響処理装置、音響システムおよび音響処理方法
JP3874116B2 (ja) 光ディスク再生装置及びオフセット調整方法
US8059517B2 (en) Apparatus and method for generating radio frequency ripple zero crossing signal
JP4096739B2 (ja) 音量調整装置
JP2009010519A (ja) A/d変換回路、a/d変換方法及び半導体集積回路
JP2003273671A (ja) アナログ型pwm信号生成回路
JP3865108B2 (ja) エラー校正方法及びこれを用いたa/d変換回路
JP2021044730A (ja) 信号処理装置、及び、信号処理方法
JP2002267695A (ja) 出力電圧値の調整方法及びそれを用いた装置
JPH09148931A (ja) D/aコンバータの補正回路
JPS615625A (ja) Daコンバ−タの直線性の補正装置
KR19990016226A (ko) 아날로그/디지털 변환기를 포함한 다단구조의 프로그래머블이득 제어 증폭장치 및 그에 따른 이득 오차 보정방법
JP2003258773A (ja) 順方向エラー訂正装置及び方法
JP5017514B2 (ja) ノーマライズ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Effective date: 20051109

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20051115

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060314