JP2005318123A - Daコンバータシステムにおける校正装置および校正方法 - Google Patents

Daコンバータシステムにおける校正装置および校正方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 回路規模が小さく、かつ、正確な校正動作が可能なノイズシェーパーを含むDAコンバータシステムを提供すること。
【解決手段】 ノイズシェーパ11を含むDAコンバータシステムにおいて、校正期間中において、DA変換回路12に予め定められたオフセット調整用の基準オフセット信号50,51を入力し、DA変換された基準オフセット信号に対して動作点調整信号40を比較し、オフセット差がゼロ値となる時点での動作点調整信号40の値を検出し、検出した動作点調整信号40に対応するオフセット校正情報60をメモリ33に記憶し、動作期間において、校正期間に記憶したオフセット校正情報60に基づいてDAコンバータ12の動作点又はアナログボリューム回路3のゲイン制御回路15の動作点を調整する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、デジタル信号を入力としてゲイン制御されたアナログ信号を出力するDAコンバータシステムおよび校正方法に関し、特に、校正期間中に正確な校正操作が行われ、通常動作期間中(非校正期間中)のゲイン変更時にボツ音の発生を防止可能な、ノイズシェーパを有するDAコンバータシステムおよび校正方法に関する。
CDプレーヤやDVDプレーヤなどのデジタルオーディオシステムでは、メディアから抽出されたデジタル信号をDAコンバータによりアナログ信号とし、スピーカやヘッドホンを鳴らすことが行われるが、ボリューム設定(すなわち、ゲイン制御)して適切な音量で音楽等を聴くことがなさる。
ボリューム設定には、デジタル信号に係数を乗じて行うデジタル的方法と、アナログ信号をアナログボリューム回路を介して制御するアナログ的方法との2種類がある。
デジタル的方法は、ボリュームを絞った場合、DAコンバータの残留ノイズは絞られず耳障りなノイズが残る。
これに対して、アナログ的方法は、DAコンバータの残留ノイズがアナログボリューム回路で絞られるため、ノイズも小さくなり、無音時のノイズはより好ましい状態となる。
しかし、アナログ的方法では、デジタル入力信号にオフセットが無くても、DAコンバータのオフセットとアナログボリューム回路のオフセットとのオフセット差が存在するため、無音状態におけるボリュームの変更時、オフセット差も増幅あるいは減衰され、いわゆる“ボツ音”と呼ばれる段差ノイズが発生するという問題がある。
そこで、ボツ音の発生をなくすためのオフセット差を解消する代表的な手段として、DAコンバータとアナログボリューム回路との間に、コンデンサを直列に挿入してDC信号成分を遮断する手段と、オフセットを校正する校正期間を設け、この校正期間中にオフセット差を無くすような操作を行う手段とがある。
前者の遮断する手段の場合には、通常0.1uFから10uF程度のコンデンサが必要となり、半導体集積回路にはとても集積し得ない。
半導体集積回路外部にコンデンサ素子を付加するのは、小型化を常に目指すポータブル用途のオーディオ装置にとって、大きなディスアドバンテージである。
特表平9−500250号公報
したがって、後者の校正期間を設け、この校正期間中にオフセット差を無くすような操作を行う手段を、半導体回路で適切に実施することが最も強く望まれる。このオフセット差を校正する手段として、以下に示すような手段が記載されている。
図17は、そのオフセット差を校正する手段からなる従来のシステム構成(特許文献1参照)の1例を示す。
このオフセット差を校正するシステム100は、デジタル加算ブロック101と、コンバータ102(DAC)と、利得制御回路103と、校正回路104と、オフセットレジスタ105とからなる。
この構成では、校正回路104は、校正期間中においては、利得制御回路103(すなわち、アナログボリューム回路)から出力されるアナログ出力信号120の一部を抽出して、そのアナログ出力信号120に含まれるオフセットを検出する。
また、校正回路104は、非校正期間である通常動作状態においては、デジタル入力信号110とアナログ出力信号120とのオフセット差を相殺するデジタル信号130をデジタル入力信号110に加算する処理を行う。
しかし、このような校正処理では、加えられるオフセット差を相殺するデジタル信号130によりDAコンバータ102の入力は上位ビット側に演算ビット幅を拡張する必要があり、DAコンバータ102自体の回路規模が大きくなってしまうという問題がある。
さらに、特許文献1のシステムでは、ノイズシェーパを有するDAコンバータシステムにおけるDAコンバータ102の校正動作については何ら詳細に述べておらず、ノイズシェーパーを含むDAコンバータ102の場合の校正動作時に克服すべき重要な問題点、すなわち、ノイズシェ−ピングによる局所的な信号ピークに対する対策は何らなされていない。
そこで、本発明の目的は、ノイズシェーパを含むDAコンバータシステムにおいて、DAコンバータおよびアナログボリューム回路の回路規模を増大させることなく小型で、かつ、通常の動作期間中においてボリューム無切替え時のボツ音を発生せず、ノイズシェ−ピングによる局所的な信号ピークに対しても正確な校正動作が可能な、DAコンバータシステムおよび校正方法を提供することにある。
本発明は、デジタル入力信号をDAコンバータのノイズシェーパ、DA変換回路に順次入力してアナログ出力信号に変換し、該アナログ出力信号をアナログボリューム回路のゲイン制御回路に入力してゲイン制御されたアナログ制御信号を出力するDAコンバータシステムにおいて、前記DAコンバータから出力される前記アナログ出力信号のオフセットと、前記アナログボリューム回路から出力される前記アナログ制御信号のオフセットとのオフセット差を校正する校正装置であって、前記オフセット差の校正期間において、前記DAコンバータの前記DA変換回路に、前記デジタル入力信号に代わって、所定のオフセット調整用の基準オフセット信号を入力させるための校正指示信号を入力する入力制御手段と、前記基準オフセット信号に対するオフセット差がゼロ値となる時点を検出するためのオフセット調整用の動作点調整信号を順次作成し、該動作点調整信号を前記ゲイン制御回路に入力する動作点調整信号発生手段と、前記基準オフセット信号に対して前記動作点調整信号を順次比較して該信号間のオフセット差を求め、該オフセット差がゼロ値となる時点での動作点調整信号の値を検出するオフセット差検出手段と、前記検出したオフセット差がゼロ値となる時点での動作点調整信号に対応するオフセット校正情報を記憶する記憶手段と、前記DAコンバータおよび前記アナログボリューム回路の動作期間において、前記校正期間に記憶した前記オフセット校正情報に基づいて、前記DAコンバータの動作点又は前記アナログボリューム回路の前記ゲイン制御回路の動作点を調整することによって、該動作期間における前記DAコンバータから出力されるアナログ出力信号と前記校正期間における前記アナログボリューム回路から出力されるアナログ制御信号との間でオフセット差が生じないようにする調整手段とを具えることによって、校正装置を構成する。
ここで、前記デジタル入力信号は、2のべき乗の重み付けされたデジタル信号、又は、等価な重みをもつ重み付けされていない複数のビット数のデジタル信号としてもよい。
本発明は、デジタル入力信号をDAコンバータのデジタルインターポレーションフィルタ、ノイズシェーパ、DA変換回路に順次入力してアナログ出力信号に変換し、該アナログ出力信号をアナログボリューム回路のゲイン制御回路に入力してゲイン制御されたアナログ制御信号を出力するDAコンバータシステムにおいて、前記DAコンバータから出力される前記アナログ出力信号のオフセットと、前記アナログボリューム回路から出力される前記アナログ制御信号のオフセットとのオフセット差を校正する校正装置であって、前記オフセット差の校正期間において、前記DAコンバータの前記DA変換回路に、前記デジタル入力信号に代わって、所定のオフセット調整用の基準オフセット信号を入力させるための校正指示信号を入力する入力制御手段と、前記基準オフセット信号に対するオフセット差がゼロ値となる時点を検出するためのオフセット調整用の動作点調整信号を順次作成し、該動作点調整信号を前記ゲイン制御回路に入力する動作点調整信号発生手段と、前記基準オフセット信号に対して前記動作点調整信号を順次比較して該信号間のオフセット差を求め、該オフセット差がゼロ値となる時点での動作点調整信号の値を検出するオフセット差検出手段と、前記検出したオフセット差がゼロ値となる時点での動作点調整信号に対応するオフセット校正情報を記憶する記憶手段と、前記DAコンバータおよび前記アナログボリューム回路の動作期間において、前記校正期間に記憶した前記オフセット校正情報に基づいて、前記DAコンバータの動作点又は前記アナログボリューム回路の前記ゲイン制御回路の動作点を調整することによって、該動作期間における前記DAコンバータから出力されるアナログ出力信号と前記校正期間における前記アナログボリューム回路から出力されるアナログ制御信号との間でオフセット差が生じないようにする調整手段とを具えることによって、校正装置を構成する。
前記デジタル入力信号は、2のべき乗の重み付けされたデジタル信号、又は、等価な重みをもつ重み付けされていない、複数のビット数のデジタル信号であり、該デジタル信号を前記デジタルインターポレーションフィルタにより補間し、該補間されたデジタル信号を前記ノイズシェーパによりノイズシェイプした前記デジタル入力信号のビット数よりもビット数の少ない2のべき乗の重み付けされたデジタル信号、又は、等価な重みをもつ重み付けされていない複数のビット数のデジタル信号としてもよい。
前記ノイズシェーパの出力信号は、等価な重みを有する複数のビット数のデジタル信号としてもよい。
前記校正期間中に前記DA変換回路に入力する前記基準オフセット信号は、単一のコードからなるコードパターンとしてもよい。
前記校正期間中に前記DA変換回路に入力する前記基準オフセット信号は、少なくとも2つ以上のコードを予め設定されたパターンで繰り返すコードパターンとしてもよい。
前記デジタルノイズシェーパと前記DA変換回路との間に、前記デジタル入力信号のビット位置を制御するランダマイザを設けてもよい。
本発明は、デジタル入力信号をDAコンバータのノイズシェーパ、DA変換回路に順次入力してアナログ出力信号に変換し、該アナログ出力信号をアナログボリューム回路のゲイン制御回路に入力してゲイン制御されたアナログ制御信号を出力するに際して、前記DAコンバータから出力される前記アナログ出力信号のオフセットと、前記アナログボリューム回路から出力される前記アナログ制御信号のオフセットとのオフセット差を校正する校正方法であって、前記オフセット差の校正期間において、前記DAコンバータの前記DA変換回路に、前記デジタル入力信号に代わって、所定のオフセット調整用の基準オフセット信号を入力させるための校正指示信号を入力する工程と、前記基準オフセット信号に対するオフセット差がゼロ値となる時点を検出するためのオフセット調整用の動作点調整信号を順次作成し、該動作点調整信号を前記ゲイン制御回路に入力する工程と、前記基準オフセット信号に対して前記動作点調整信号を順次比較して該信号間のオフセット差を求め、該オフセット差がゼロ値となる時点での動作点調整信号の値を検出する工程と、前記検出したオフセット差がゼロ値となる時点での動作点調整信号に対応するオフセット校正情報をメモリに記憶する工程と、前記DAコンバータおよび前記アナログボリューム回路の動作期間において、前記校正期間に記憶した前記オフセット校正情報に基づいて、前記DAコンバータの動作点又は前記アナログボリューム回路の前記ゲイン制御回路の動作点を調整することによって、該動作期間における前記DAコンバータから出力されるアナログ出力信号と前記校正期間における前記アナログボリューム回路から出力されるアナログ制御信号との間でオフセット差が生じないようにする工程とを具えることによって、校正方法を提供する。
本発明は、デジタル入力信号をDAコンバータのデジタルインターポレーションフィルタ、ノイズシェーパ、DA変換回路に順次入力してアナログ出力信号に変換し、該アナログ出力信号をアナログボリューム回路のゲイン制御回路に入力してゲイン制御されたアナログ制御信号を出力するに際して、前記DAコンバータから出力される前記アナログ出力信号のオフセットと、前記アナログボリューム回路から出力される前記アナログ制御信号のオフセットとのオフセット差を校正する校正方法であって、前記オフセット差の校正期間において、前記DAコンバータの前記DA変換回路に、前記デジタル入力信号に代わって、所定のオフセット調整用の基準オフセット信号を入力させるための校正指示信号を入力する工程と、前記基準オフセット信号に対するオフセット差がゼロ値となる時点を検出するためのオフセット調整用の動作点調整信号を順次作成し、該動作点調整信号を前記ゲイン制御回路に入力する工程と、前記基準オフセット信号に対して前記動作点調整信号を順次比較して該信号間のオフセット差を求め、該オフセット差がゼロ値となる時点での動作点調整信号の値を検出する工程と、前記検出したオフセット差がゼロ値となる時点での動作点調整信号に対応するオフセット校正情報をメモリに記憶する工程と、前記DAコンバータおよび前記アナログボリューム回路の動作期間において、前記校正期間に記憶した前記オフセット校正情報に基づいて、前記DAコンバータの動作点又は前記アナログボリューム回路の前記ゲイン制御回路の動作点を調整することによって、該動作期間における前記DAコンバータから出力されるアナログ出力信号と前記校正期間における前記アナログボリューム回路から出力されるアナログ制御信号との間でオフセット差が生じないようにする工程とを具えることによって、校正方法を提供する。
本発明によれば、ノイズシェーパを含むDAコンバータシステムにおいて、校正期間中において、DA変換回路に予め定められたオフセット調整用の基準オフセット信号を入力し、DA変換された基準オフセット信号に対してオフセット比較信号を比較し、オフセット差がゼロ値となる時点でのオフセット比較信号の値を検出し、検出したオフセット比較信号をオフセット校正情報として記憶しておき、動作期間において、校正期間に記憶したオフセット校正情報に基づいて記DAコンバータの動作点又はアナログボリューム回路のゲイン制御回路の動作点を調整するようにしたので、該動作期間におけるDAコンバータのアナログ出力信号とアナログボリューム回路のアナログ制御信号との間でのオフセット差を無くすことができ、これにより、DAコンバータおよびアナログボリューム回路の回路規模を増大させることなく小型で、かつ、ノイズシェ−ピングによる局所的な信号ピークに対しても正確な校正動作を行うことができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
[第1の例]
本発明の第1の実施の形態を、図1〜図3に基づいて説明する。
(構成)
図1は、本発明に係るDAコンバータシステム1の構成例を示す。
本DAコンバータシステム1は、DAコンバータ2と、アナログボリューム回路3と、校正回路4とから構成される。
DAコンバータ2は、デジタル入力信号20が入力されるデジタルノイズシェーパ11と、ノイズシェイプされたデジタル信号21が入力されるDA変換回路12と、コードパターン発生部13と、入力信号の切替えを行うスイッチ部14とからなる。
デジタル入力信号20は、2のべき乗の重み付けされたデジタル信号、又は、等価な重みをもつ重み付けされていない複数のビット数のデジタル信号である。
アナログボリューム回路3は、ゲイン制御回路15を有する。このゲイン制御回路15は、DA変換回路12によりDA変換されたアナログ出力信号22が入力され、この信号をゲイン制御したアナログ制御信号23を出力する。
コードパターン発生部13は、校正期間中にDA変換回路12に入力する基準オフセット信号を発生する回路である。
本例では、基準オフセット信号として、単一のコードからなるコードパターン50が用いられる。
図2は、校正回路4の内部構成を示す。
校正回路4は、CPU30と、調整信号発生回路31と、検出回路32と、記憶回路33とからなる。
この校正回路4は、DAコンバータ2から出力されるアナログ出力信号22と、アナログボリューム回路3から出力されるアナログ制御信号23とのオフセット差を校正する。
調整信号発生回路31は、ゲイン制御回路15へ動作点調整信号40を出力する。
CPU30は、DSP等の制御回路からなる。
この調整信号発生回路31は、DAコンバータ2のスイッチ部14へ校正指示信号41を出力することにより、校正指示信号41に基づいてスイッチ部14の切替え動作がなされ、ノイズシェイプされたデジタル信号21又はコードパターン50がDA変換回路12に入力される。
検出回路32は、コンパレータ等からなる。
この検出回路32は、校正期間中には、アナログボリューム回路3からゲイン制御されたアナログ制御信号23を受けて、オフセット比較結果としてHかLかを検出し、この検出結果をCPU30に送る。
記憶回路33は、SRAM回路やフリップフロップ等の記憶素子からなり、検出結果をオフセット校正情報60として記憶する。
なお、このオフセット校正情報60は、校正回路4の外部に設けた記憶デバイス等に記憶させてもよい。
(動作)
以下、本DAコンバータシステム1の動作について説明する。
図1において、2のべき乗の重み付けをされたデジタル信号、又は、等価な重みをもつ重み付けされていない複数のビット数のデジタル信号からなるデジタル入力信号20がDAコンバータ2に入力されると、その入力信号はノイズシェーパ11によってノイズシェープされたデジタル信号21に変換される。
この場合、デジタル入力信号20と、デジタルノイズシェーパ11から出力されたデジタル信号21とは同じレートである。従って、このデジタルノイズシェーパ11に入力されたデジタル入力信号20は、同じ信号レートのデジタル信号21として出力され、DA変換回路12に導入される。
DA変換回路12は、ノイズシェープされたデジタル信号21をDA変換してアナログ出力信号22に変換し、アナログボリューム回路3に出力する。
アナログボリューム回路3では、アナログ出力信号22をゲイン制御回路15にてゲイン制御し、アナログ制御信号23を出力する。このアナログ制御信号23は、オフセット校正用として校正回路4にも導入される。
(オフセット校正処理)
図2の校正回路4のオフセット校正処理について説明する。
CPU201は、アナログ信号である動作点調整信号40の値を徐々に変化させるように調整信号発生回路31を制御し、検出回路32からの検出結果が変化した時(すなわち、オフセット差がゼロ値となる時点であって、オフセット調整が完了した時点)に、動作点調整信号40を変化させる制御を終了する。
また、CPU201は、そのオフセット調整が完了した時点における動作点調整信号40に対応したオフセット校正情報60を記憶回路33に書き込む。
さらに、CPU201は、校正期間を意図する校正指示信号41をDAコンバータ2へ出力する。
CPU30は、非校正期間(通常の動作期間)には、記憶回路33から校正期間中に記憶しておいたオフセット調整が完了した時点に相当するオフセット校正情報60を読み出し、このオフセット校正情報60に従ってオフセット差を解消するための動作点調整信号40を調整信号発生回路31から発生させてゲイン制御回路15へ送る。
図3は、本システムにおけるオフセット校正処理の手順をフローチャートとしてまとめたものである。
ステップS1では、校正期間中或いは通常の動作期間中か否かが判定される。校正期間中のときは、ステップS2に進む。一方、通常の動作期間中のときは、ステップS5に飛ぶ。
ステップS2では、校正指示信号41をDAコンバータ2のスイッチ部14に出力してスイッチの切替えを行う。この入力切替え動作により、それまでデジタルノイズシェーパ11から出力されたデジタル信号21に代わって、コードパターン発生部13により発生させた単一のコードパターン50(基準オフセット信号)が、DA変換回路12に入力される。
また、これと同時に、校正回路4から、オフセット差がゼロ値となる動作点を検出するためのオフセット調整用の動作点調整信号40(オフセット比較信号)が、ゲイン制御回路15へ出力される。
例えば、後述する図6に示すDA変換回路12において、オペアンプ90の非反転入力端子(+)に与える電圧を調整することによって、校正することができる。
ステップS3では、ゲイン制御回路15においてアナログ変換されたコードパターン50に対して、動作点調整信号40を比較する。
この比較結果は、図2に示す校正回路4の検出回路32に送られて判定される。この判定では、それら両方の信号40,50の大きさが同一となる時点、すなわち、オフセット差がゼロ値となる時点での動作点調整信号40の値を検出する。
ステップS4では、その検出したオフセット差がゼロ値となる時点での動作点調整信号40に対応するオフセット校正情報60を記憶回路33に記憶する。
ステップS5では、通常の動作期間中において、校正期間中に記憶したオフセット校正情報60に基づいて動作点調整信号40を生成し、この動作点調整信号40をアナログボリューム回路3のゲイン制御回路15に入力してその動作点を調整する。
このようなオフセット校正処理によって、動作期間中においては、DAコンバータ2のアナログ出力信号22のオフセットと、アナログボリューム回路3のアナログ制御信号23のオフセットとの間で、オフセット差が生じないような調整することができる。
以上述べたように、局所的に大きなノイズとなるシェーピングノイズを含まない単一のコードからなるコードパターン50をDA変換したアナログ出力信号22に基づいて校正処理が行うことができるので、簡単な回路構成で正確な校正処理を行うことが可能となり、本システムの動作期間中におけるボツ音(オフセット段差)の発生を無くすことができる。
[第2の例]
本発明の第2の実施の形態を、図4〜図11に基づいて説明する。なお、前述した第1の例と同一部分については、その説明を省略し、同一符号を付す。
(構成)
図4は、DAコンバータシステム1の構成を示す。
本例のDAコンバータシステム1では、DAコンバータ2は、デジタルインターポレーションフィルタ70と、デジタルノイズシェーパ11と、DA変換回路12と、アナログローパスフィルタ71とが順次接続して構成され、デジタル入力信号20をアナログ出力信号22に変換して出力する。
デジタル入力信号20は、2のべき乗の重み付けされたデジタル信号、又は、等価な重みをもつ重み付けされていない、少なくとも16ビット以上のビット数をもつデジタル信号である。
デジタルノイズシェーパ11は、ノイズシェープした16ビットよりもビット数の少ない、高速な2のべき乗の重み付けをされたデジタル信号、又は、等価な重みをもつ重み付けされていない複数のビットのデジタル信号に変換する。
コードパターン発生部13が発生する基準オフセット信号は、2つのコードを交互に繰り返すパターンからなるコードパターン51である。このコードパターン51は、校正回路4から出力される校正指示信号41に基づいて、校正期間中にDA変換回路12に入力される。
なお、その他の構成は、図1の構成と同様である。
(動作)
以下、本システムの動作について説明する。
本DAコンバータシステム1では、入力される例えば16ビットというようなビット数の多いデジタル入力信号20は、デジタルインターポレーションフィルタ70により補間される。
このデジタルインターポレーションフィルタ70に入力されたデジタル入力信号20は、入力された信号レートより速い信号レートのデジタル信号として出力され、その速い信号レートのデジタル信号がデジタルノイズシェーパ11に入力される。
デジタルノイズシェーパ11は、その入力された速い信号レートのデジタル信号を、デジタルノイズシェーパ11によりノイズシェープし、また、その入力された速い信号レートと同じレートのデジタル信号として出力し、DA変換回路12に導入する。
従って、デジタル入力信号20と、デジタルノイズシェーパ11から出力されたノイズシェイプされたデジタル信号21とは、異なるレートとなっている。
(オフセット校正処理)
本システムのオフセット校正処理を具体的に説明する。
<非校正期間:通常状態の動作>
まず、通常状態の動作について説明する。
図5において、デジタル入力信号20は、例えば2の補数表現の16ビット、44.1KHzのオーディオデジタル信号で、無信号状態のコードはミッドスケールコード(すなわち、オールゼロコード)で表現される。
デジタルインターポレーションフィルタ70は、デジタル入力信号20を8倍のレートで補間し、さらに、その16倍のレート(すなわち、DAコンバータ2への入力に対して128倍のレート)で16回同じデータを出力する。
このデジタルインターポレーションフィルタ70から出力されるデジタル信号は、入力と同じ程度の解像度を得るため、16ビット或いは16ビット以上のビット数を有するデジタル信号である。
デジタルノイズシェーパ11は、例えば3次のデルタシグマ変調器であり、このブロックに入力される信号レートと同じレート(すなわち、DAコンバータ2への入力に対して128倍のレート)の出力を行う。
本例では、このデジタルノイズシェーパ11からの出力は、8ビットの重み付けされていない等価な8ビット(すなわち、8レベル)の信号であり、「コード0」から「コード7」の8レベルで表現される。
また、3ビット(すなわち8レベル)の信号80は、図5に示されるような関係で重み付けされていない等価な8ビットの信号81に変換され、DA変換回路12に導入される。
DA変換回路12は、8ビットにされたデジタルノイズシェーパ11から出力されたデジタル信号21に従ってアナログ信号22を発生する。
図6は、スイッチドキャパシター回路からなるDA変換回路12の構成を示す。
入力素子は8系統あり、デジタルノイズシェーパ11から出力される各信号の「1」あるいは「0」に対応した電荷がクロックに同期して入力される。
すなわち、クロックがHレベルのときP1で指されるスイッチはオンとなり、P2で指されるスイッチはオフとなる。また、クロックがLレベルのときP1で指されるスイッチはオフとなり、P2で指されるスイッチはオンとなる。
各入力素子の容量をCとすると、デジタルノイズシェーパ11から出力されるデジタル信号21の各ビットが、「1」の場合は電荷量((+VREF)−(VGND))×Cが、「0」の場合は電荷量((−VREF)−(VGND))×Cが、一回のクロック周期ごとに入力される。
このクロックは、デジタルノイズシェーパから出力されたデジタル信号21のレートと等しくすることができ、また、(+VREF)は正電源電圧、(−VREF)は負電源電圧または接地電位、(VGND)は(+VREF)と(−VREF)の中点電圧とすることができる。
そして、図6のDA変換回路12の出力段に接続されたオペアンプ90の出力端子91からアナログ信号22aが出力される。
図4のアナログローパスフィルタ71は、図6のDA変換回路12の帰還容量CfbおよびスイッチトキャパシタC2によってでも実現されるが、図7に示すオペアンプ93を有するスムージングフィルタとして構成し、より高周波成分が除去されたアナログ信号として出力することもできる。
図8は、ゲイン制御回路15としてのアナログボリューム回路の1例を示す。
簡単のためボリューム設定は2段階で、通常状態ではスイッチS3はオフであり、スイッチS1あるいはスイッチS2のいずれか一方をオンすることにより、入力側抵抗値と出力側抵抗値の比によってゲインが設定されたアナログ信号を出力する。
すなわち、S1がオンの時ゲインは−R73/(R71+R72)であり、S2がオンの時ゲインは−(R72+R73)/R71である。
そして、図8のゲイン制御回路15の出力段に接続されたオペアンプ95の出力端子96からアナログ制御信号23が出力される。
このようなDAコンバータシステム1では、DAコンバータ2から出力されたアナログ出力信号22のオフセットと、ゲイン制御回路15から出力されたゲイン制御されたアナログ制御信号23のオフセットにオフセット差があると、オフセット差の電圧もゲイン変更に伴い増幅或いは減衰されるため、無音状態でゲイン変更するとゲイン制御回路の出力電圧に段差が発生し、ボツ音(段差ノイズ)となる。
そこで、通常状態に先立って、以下に示すような校正期間を設けて、校正回路4を用いてオフセット差を無くす校正を行う。
<校正期間>
次に、校正期間の動作について説明する。
校正期間においては、例えばDAコンバータ2がオフセット電圧を出力するようにし、アナログボリューム回路3から出力されるゲイン制御されたアナログ制御信号23のオフセットを調整し、オフセット差を無くす処理を行う。
DAコンバータ2の入力を、無信号入力を意味するミッドスケールコード入力にすると、図9に示すように、無信号状態に相当するデジタルノイズシェーパ11から出力されたデジタル信号21の出力レベルは、「コード4」であるが、シェーピングノイズを含むため、「コード3」あるいは「コード5」が混ざった状態となる。
このデジタル信号21をDA変換回路12およびアナログローパスフィルタ71を介してアナログ信号に変換しても、図9中の破線100に示すように局所的なピークを持ってしまう。従って、その局所的なピークの部分において校正動作が行われると、正しい校正が行われないことになる。
そこで、本発明においては、校正期間においては、DA変換回路12へ入力される信号を、例えば、固定コードからなるコードパターン51(基準オフセット信号)とする。本例では、コードパターン発生部13から出力される基準オフセット信号として、2つのコードを交互に繰り返すパターンからなるコードパターン51とする。
図10は、コードパターン51を発生するコードパターン発生部13の構成例を示す。
通常の8ビット入力を校正期間には、校正回路4から出力される制御信号(CAL)101が変化し、8ビット中4ビットをHレベル信号に、残りの4ニットをLレベル信号に強制的にスイッチして出力する。
また、前述した図5のコード名に従い、「コード4」の場合はDA変換回路12に4個の「1」信号と、4個の「0」信号が与えられる。これにより、DA変換回路12から出力されるアナログ信号22aは、シェ−ピングノイズを含まず、静止したDAコンバータ2のオフセット電圧として出力される。
図11は、コードパターン51の1例を示す。
アナログローパスフィルタ71から出力されるアナログ出力信号22は、破線105のように、局所的なピークを持たない。
このように局所的なピークを持たずにDAコンバータ2から出力されるアナログ出力信号22のオフセット電圧と、アナログボリューム回路3のゲイン制御回路15のオフセット電圧とのオフセット差が無いように調整する。この調整の感度を高めるために、ゲイン制御回路15のゲインは、できるだけ高い設定とすることが望ましい。
本例では、図8のゲイン制御回路15を構成するボリューム回路のスイッチS1とスイッチS2とをオフにして、スイッチS3をオンにし、入力信号をオペアンプ95の反転入力端子(−)に接続する。
これにより、オペアンプ95はコンパレータとして動作し、オペアンプ95の非反転入力端子(+)と入力信号の大小関係にしたがってLレベル或いはHレベルの論理信号を出力する。
オペアンプ95の非反転入力端子に与えられる電圧は校正回路4で発生され、低い電圧から徐々に高い電圧に変化させていき、オペアンプ95の出力を校正回路4がモニタする。
始め与えられる電圧が低い場合には、オペアンプ95の出力はLレベルであり、オフセット差がなくなったところでHレベルとなる。これらのLレベル、Hレベルの検出は、校正回路4の検出回路32によって行うことができる。
校正回路4は、Hレベルとなる瞬間にオペアンプ95の非反転入力端子に与える電圧或いはその電圧を与える回路構成を、DAコンバータ2から出力されるアナログ出力信号22のオフセットと、ゲイン制御回路15によりゲイン制御されたアナログ制御信号23のオフセットとのオフセット差を解消するオフセット校正情報60として、SRAM回路やフリップフロップ等からなる記憶回路33あるいは外部の記憶デバイスに記憶する。
これにより、校正動作が完了し、以降の通常状態においては校正期間に記憶したオフセット校正情報60に基づく電圧をゲイン制御回路15の動作点を調整するためにオペアンプ95の非反転入力端子に与える。
本例では、DAコンバータ2から出力されるアナログ出力信号22のオフセットと、ゲイン制御回路15によりゲイン制御されたアナログ制御信号23のオフセットとのオフセット差の調整は、ゲイン制御回路15中のオペアンプ95の非反転入力端子に与える電圧を調整することにより行ったが、DAコンバータ2の図6に示すDA変換回路12のオペアンプ90の非反転入力端子、あるいは、図7に示すアナログローパスフィルタ71のオペアンプ93の非反転入力端子に与える電圧を調整し、DAコンバータ2の動作点を調整することによっても同様に校正することが可能である。
以上説明したように、本システムの構成によれば、DAコンバータ2に加えて、前置されるデジタルインターポレーションフィルタ70および後置されるアナログローパスフィルタ71があるDAコンバータシステムの場合、局所的に大きなノイズとなるシェーピングノイズを含まないコードパターン51(基準オフセット信号)をDA変換したアナログ出力信号22によって校正動作が行われるので、正確な校正を行うことができる。
また、本システムは、デジタルノイズシェーパ11から出力されたデジタル信号11が、同じ重みを有する複数ビットの信号である場合、局所的に大きなノイズとなるシェーピングノイズを含まないコードパターン51をDA変換したアナログ出力信号22によって校正動作が行われるので、正確な校正を行うことができる。
また、本システムは、校正期間中にDA変換回路12に入力する予め定められたコードパターン51が、単一のコードである場合、デジタルノイズシェーパ11からの無信号出力(すなわち、動作中心を意味する信号出力)に対応したコードが一意に決まるときに特に有効であり、無信号出力に対応したコードをDA変換回路12に入力させ、無信号状態に静止したアナログ出力信号22によって校正動作を行うことができるので、正確な校正を行うことができる。
[第3の例]
本発明の第3の実施の形態を、図12〜図16に基づいて説明する。なお、前述した各例と同一部分については、その説明を省略し、同一符号を付す。
(構成)
図12は、DAコンバータシステム1の構成を示す。
本例のDAコンバータシステム1では、デジタルノイズシェーパ11とDA変換回路12との間に、ランダマイザ73を設ける。
ランダマイザ73は、デジタルノイズシェーパ11から出力されるデジタル信号21が、マルチビット出力で、重み付けされていない複数のビット信号として出力される場合には、DA変換回路12の複数のDA変換素子の個体差による歪の発生を緩和するための手段として有効である。
また、固定コードからなるコードパターン50,51等の基準オフセット信号の出力は、前述した図1および図4に示したように、DAコンバータ2内で作成することに限るものではない。
(動作)
以下、通常状態の動作は前述した第1および第2の例と同じであるのでその説明は省略し、異なる部分であるランダマイザ73の動作についてのみ説明する。
ランダマイザ73は、デジタルノイズシェーパ11から出力される重み付けされていない等価な8ビットのデジタル信号21が入力され、やはり重み付けされていない等価な8ビットのデジタル信号21aを出力する。
図13は、ランダマイザ73から出力されるデジタル信号21aのタイミングチャートである。
デジタル信号21aとしては、例えば「1」信号が各サンプリング時刻(T0、T1、T2……)毎に循環してゆくようにビット位置が制御される。
同じ「コード4」が続いた場合でも、デジタル信号21aは、「1」の位置が循環するので、これにより満遍なく全てのDA変換回路12内の各DA変換素子を使うことになり、各DA変換素子の固体ばらつきを平均化でき、平均的には正しいオフセットのアナログ信号22aを発生できるようになる。
この動作についてさらに説明する。
「1」はビット番号の順番につながって存在し、各サンプリング周期で、その次の周期では前の周期で最後の「1」であったビットの次を基点として「1」が並ぶ。ただし、ビット8は常に「0」であるので、「1」の循環はビット1からビット7の7ビットで行われる。
本例の場合、校正動作は、校正期間においてランダマイザ73から出力されるデジタル信号12aを例えば無信号状態に対応する「1」が4個と「0」が4個のパターンであるが、各ビットは「1」と「0」を交互に繰り返す処理をする。
図14は、そのような「1」、「0」のパターンを発生する発生回路74を示す。
この発生回路74は、ランダマイザ73からDA変換回路12の前段の信号経路中に挿入される。
校正期間を意図する信号CALをHレベルにすることで、(11110000)というコードと、(00001111)というコードとを、CLKの周期で交互に繰り返して出力する。
図15は、ランダマイザ73から回路74を介して、各サンプリング時刻(T0、T1、T2・・・)毎に出力されるデジタル信号21aのタイミングチャートを示す。
これにより、DA変換回路12から出力されるアナログ信号22aは、個体差による2つのグループ間の容量差に対応したノイズを含むが、クロック周期の2倍の周期のレートという高周波ノイズのため、アナログローパスフィルタ71において大幅に減衰される。その結果、DAコンバータ2からは、レベル変動のないほぼ静止したオフセット電圧のアナログ出力信号22が出力される。
図16に示すように、無信号状態に相当するデジタルノイズシェーパ11から出力されたデジタル信号21の出力レベルに対して、アナログローパスフィルタ71から出力されるアナログ出力信号22は、破線110のように局所的なピークを持たない。従って、正確な校正動作が行われる。
なお、DAコンバータ2から出力されたアナログ出力信号22のオフセットと、ゲイン制御回路15から出力されたゲイン制御されたアナログ制御信号23のオフセットとにオフセット差が無いように調整する手順については、前述した第1の例および第2の例と同様である。
また、本例でのシステムは、校正期間中にDA変換回路12に入力する予め定められたコードパターンが、2つのコードを交互に繰り返すパターンである場合、デジタルノイズシェーパ11からの無信号出力(すなわち、動作中心を意味する信号出力)に対応したコードが、2つのコードの中間にあるときに特に有効である。
この2つのコードを交互に繰り返してDA変換回路12に入力して作られるアナログ信号22aは、高周波成分を含むが、アナログローパスフィルタ71で高周波成分は除去された無信号状態に静止したアナログ出力信号22となるので、ほぼ静止したアナログ信号によって校正動作が行われ、正確な校正を行うことができる。
また、デジタルノイズシェーパ11から出力されるデジタル信号21が、同じ重みを有する複数ビットの信号であり、無信号出力(すなわち動作中心を意味する信号出力)に対応したコードが一意に決まり、「1」と「0」の個数が等しい時に特にも有効である。
半数を「1」、半数を「0」とするあるコードと、全ての「1」と「0」を入れ替えた逆のコードの2つを交互に繰り返してDA変換回路12に入力して作られるアナログ信号22aは、DA変換回路12の各入力素子の個体差による高周波成分を含むが、アナログローパスフィルタ71において高周波成分は除去された無信号状態に静止したアナログ出力信号22となるので、正確な校正を行うことができる。
本発明の第1の実施の形態である、DAコンバータシステムの構成を示すブロック図である。 校正回路の構成を示すブロック図である。 オフセット校正処理を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態である、DAコンバータシステムの構成を示すブロック図である。 デジタルノイズシェーパからDA変換回路に導入される信号の対応関係を示す説明図である。 DA変換回路の回路図である。 アナログローパスフィルタの回路図である。 アナログボリューム回路の回路図である。 従来の校正時の各信号を比較例として示すタイムチャートである。 固定コードを発生するコードパターン発生部の構成例を示す回路図である。 本発明の校正時の各信号を示すタイムチャートである。 本発明の第3の実施の形態である、DAコンバータシステムの構成を示すブロック図である。 ランダマイザの動作を示す説明図である。 パターンを発生する信号制御回路の構成例を示す回路図である。 ランダマイザの動作を示す説明図である。 本発明の校正時の各信号を示すタイムチャートである。 オフセット差を校正する手段からなる従来のシステム構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 DAコンバータシステム
2 DAコンバータ
3 アナログボリューム回路
4 校正回路
11 デジタルノイズシェーパ
12 DA変換回路
13 コードパターン発生部
14 スイッチ部
15 ゲイン制御回路
20 デジタル入力信号
21,21a デジタル信号
22,22a アナログ出力信号
23 アナログ制御信号
30 CPU
31 調整信号発生回路
32 検出回路
33 記憶回路
40 動作点調整信号
41 校正指示信号
50,51 基準オフセット信号
60 オフセット校正情報
70 デジタルインターポレーションフィルタ
71 アナログローパスフィルタ
100 システム
101 デジタル加算ブロック
102 コンバータ
103 利得制御回路
104 校正回路
105 オフセットレジスタ
110 デジタル入力信号
120 アナログ出力信号
130 デジタル信号

Claims (16)

  1. デジタル入力信号をDAコンバータのノイズシェーパ、DA変換回路に順次入力してアナログ出力信号に変換し、該アナログ出力信号をアナログボリューム回路のゲイン制御回路に入力してゲイン制御されたアナログ制御信号を出力するDAコンバータシステムにおいて、
    前記DAコンバータから出力される前記アナログ出力信号のオフセットと、前記アナログボリューム回路から出力される前記アナログ制御信号のオフセットとのオフセット差を校正する校正装置であって、
    前記オフセット差の校正期間において、
    前記DAコンバータの前記DA変換回路に、前記デジタル入力信号に代わって、所定のオフセット調整用の基準オフセット信号を入力させるための校正指示信号を入力する入力制御手段と、
    前記基準オフセット信号に対するオフセット差がゼロ値となる時点を検出するためのオフセット調整用の動作点調整信号を順次作成し、該動作点調整信号を前記ゲイン制御回路に入力する動作点調整信号発生手段と、
    前記基準オフセット信号に対して前記動作点調整信号を順次比較して該信号間のオフセット差を求め、該オフセット差がゼロ値となる時点での動作点調整信号の値を検出するオフセット差検出手段と、
    前記検出したオフセット差がゼロ値となる時点での動作点調整信号に対応するオフセット校正情報を記憶する記憶手段と、
    前記DAコンバータおよび前記アナログボリューム回路の動作期間において、
    前記校正期間に記憶した前記オフセット校正情報に基づいて、前記DAコンバータの動作点又は前記アナログボリューム回路の前記ゲイン制御回路の動作点を調整することによって、該動作期間における前記DAコンバータから出力されるアナログ出力信号と前記校正期間における前記アナログボリューム回路から出力されるアナログ制御信号との間でオフセット差が生じないようにする調整手段と
    を具えたことを特徴とする校正装置。
  2. 前記デジタル入力信号は、
    2のべき乗の重み付けされたデジタル信号、又は、等価な重みをもつ重み付けされていない複数のビット数のデジタル信号であることを特徴とする請求項1記載の校正装置。
  3. デジタル入力信号をDAコンバータのデジタルインターポレーションフィルタ、ノイズシェーパ、DA変換回路に順次入力してアナログ出力信号に変換し、該アナログ出力信号をアナログボリューム回路のゲイン制御回路に入力してゲイン制御されたアナログ制御信号を出力するDAコンバータシステムにおいて、
    前記DAコンバータから出力される前記アナログ出力信号のオフセットと、前記アナログボリューム回路から出力される前記アナログ制御信号のオフセットとのオフセット差を校正する校正装置であって、
    前記オフセット差の校正期間において、
    前記DAコンバータの前記DA変換回路に、前記デジタル入力信号に代わって、所定のオフセット調整用の基準オフセット信号を入力させるための校正指示信号を入力する入力制御手段と、
    前記基準オフセット信号に対するオフセット差がゼロ値となる時点を検出するためのオフセット調整用の動作点調整信号を順次作成し、該動作点調整信号を前記ゲイン制御回路に入力する動作点調整信号発生手段と、
    前記基準オフセット信号に対して前記動作点調整信号を順次比較して該信号間のオフセット差を求め、該オフセット差がゼロ値となる時点での動作点調整信号の値を検出するオフセット差検出手段と、
    前記検出したオフセット差がゼロ値となる時点での動作点調整信号に対応するオフセット校正情報を記憶する記憶手段と、
    前記DAコンバータおよび前記アナログボリューム回路の動作期間において、
    前記校正期間に記憶した前記オフセット校正情報に基づいて、前記DAコンバータの動作点又は前記アナログボリューム回路の前記ゲイン制御回路の動作点を調整することによって、該動作期間における前記DAコンバータから出力されるアナログ出力信号と前記校正期間における前記アナログボリューム回路から出力されるアナログ制御信号との間でオフセット差が生じないようにする調整手段と
    を具えたことを特徴とする校正装置。
  4. 前記デジタル入力信号は、2のべき乗の重み付けされたデジタル信号、又は、等価な重みをもつ重み付けされていない、複数のビット数のデジタル信号であり、
    該デジタル信号を前記デジタルインターポレーションフィルタにより補間し、
    該補間されたデジタル信号を前記ノイズシェーパによりノイズシェイプした前記デジタル入力信号のビット数よりもビット数の少ない2のべき乗の重み付けされたデジタル信号、又は、等価な重みをもつ重み付けされていない複数のビット数のデジタル信号であることを特徴とする請求項3記載の校正装置。
  5. 前記ノイズシェーパの出力信号は、
    等価な重みを有する複数のビット数のデジタル信号であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の校正装置。
  6. 前記校正期間中に前記DA変換回路に入力する前記基準オフセット信号は、
    単一のコードからなるコードパターンであることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の校正装置。
  7. 前記校正期間中に前記DA変換回路に入力する前記基準オフセット信号は、
    少なくとも2つ以上のコードを予め設定されたパターンで繰り返すコードパターンであることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の校正装置。
  8. 前記デジタルノイズシェーパと前記DA変換回路との間に、前記デジタル入力信号のビット位置を制御するランダマイザを設けたことを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の校正装置。
  9. デジタル入力信号をDAコンバータのノイズシェーパ、DA変換回路に順次入力してアナログ出力信号に変換し、該アナログ出力信号をアナログボリューム回路のゲイン制御回路に入力してゲイン制御されたアナログ制御信号を出力するに際して、
    前記DAコンバータから出力される前記アナログ出力信号のオフセットと、前記アナログボリューム回路から出力される前記アナログ制御信号のオフセットとのオフセット差を校正する校正方法であって、
    前記オフセット差の校正期間において、
    前記DAコンバータの前記DA変換回路に、前記デジタル入力信号に代わって、所定のオフセット調整用の基準オフセット信号を入力させるための校正指示信号を入力する工程と、
    前記基準オフセット信号に対するオフセット差がゼロ値となる時点を検出するためのオフセット調整用の動作点調整信号を順次作成し、該動作点調整信号を前記ゲイン制御回路に入力する工程と、
    前記基準オフセット信号に対して前記動作点調整信号を順次比較して該信号間のオフセット差を求め、該オフセット差がゼロ値となる時点での動作点調整信号の値を検出する工程と、
    前記検出したオフセット差がゼロ値となる時点での動作点調整信号に対応するオフセット校正情報をメモリに記憶する工程と、
    前記DAコンバータおよび前記アナログボリューム回路の動作期間において、
    前記校正期間に記憶した前記オフセット校正情報に基づいて、前記DAコンバータの動作点又は前記アナログボリューム回路の前記ゲイン制御回路の動作点を調整することによって、該動作期間における前記DAコンバータから出力されるアナログ出力信号と前記校正期間における前記アナログボリューム回路から出力されるアナログ制御信号との間でオフセット差が生じないようにする工程と
    を具えたことを特徴とする校正方法。
  10. 前記デジタル入力信号は、
    2のべき乗の重み付けされたデジタル信号、又は、等価な重みをもつ重み付けされていない複数のビット数のデジタル信号であることを特徴とする請求項9記載の校正方法。
  11. デジタル入力信号をDAコンバータのデジタルインターポレーションフィルタ、ノイズシェーパ、DA変換回路に順次入力してアナログ出力信号に変換し、該アナログ出力信号をアナログボリューム回路のゲイン制御回路に入力してゲイン制御されたアナログ制御信号を出力するに際して、
    前記DAコンバータから出力される前記アナログ出力信号のオフセットと、前記アナログボリューム回路から出力される前記アナログ制御信号のオフセットとのオフセット差を校正する校正方法であって、
    前記オフセット差の校正期間において、
    前記DAコンバータの前記DA変換回路に、前記デジタル入力信号に代わって、所定のオフセット調整用の基準オフセット信号を入力させるための校正指示信号を入力する工程と、
    前記基準オフセット信号に対するオフセット差がゼロ値となる時点を検出するためのオフセット調整用の動作点調整信号を順次作成し、該動作点調整信号を前記ゲイン制御回路に入力する工程と、
    前記基準オフセット信号に対して前記動作点調整信号を順次比較して該信号間のオフセット差を求め、該オフセット差がゼロ値となる時点での動作点調整信号の値を検出する工程と、
    前記検出したオフセット差がゼロ値となる時点での動作点調整信号に対応するオフセット校正情報をメモリに記憶する工程と、
    前記DAコンバータおよび前記アナログボリューム回路の動作期間において、
    前記校正期間に記憶した前記オフセット校正情報に基づいて、前記DAコンバータの動作点又は前記アナログボリューム回路の前記ゲイン制御回路の動作点を調整することによって、該動作期間における前記DAコンバータから出力されるアナログ出力信号と前記校正期間における前記アナログボリューム回路から出力されるアナログ制御信号との間でオフセット差が生じないようにする工程と
    を具えたことを特徴とする校正方法。
  12. 前記デジタル入力信号は、2のべき乗の重み付けされたデジタル信号、又は、等価な重みをもつ重み付けされていない、複数のビット数のデジタル信号であり、
    該デジタル信号を前記デジタルインターポレーションフィルタにより補間し、
    該補間されたデジタル信号を前記ノイズシェーパによりノイズシェイプした前記デジタル入力信号のビット数よりもビット数の少ない2のべき乗の重み付けされたデジタル信号、又は、等価な重みをもつ重み付けされていない複数のビット数のデジタル信号であることを特徴とする請求項11記載の校正方法。
  13. 前記ノイズシェーパの出力信号は、
    等価な重みを有する複数のビット数のデジタル信号であることを特徴とする請求項9ないし12のいずれかに記載の校正方法。
  14. 前記校正期間中に前記DA変換回路に入力する前記基準オフセット信号は、
    単一のコードからなるコードパターンであることを特徴とする請求項9ないし13のいずれかに記載の校正方法。
  15. 前記校正期間中に前記DA変換回路に入力する前記基準オフセット信号は、
    少なくとも2つ以上のコードを予め設定されたパターンで繰り返すコードパターンであることを特徴とする請求項9ないし13のいずれかに記載の校正方法。
  16. 前記デジタルノイズシェーパと前記DA変換回路との間に接続されたランダマイザによって、前記デジタル入力信号のビット位置を制御することを特徴とする請求項9ないし15のいずれかに記載の校正方法。
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