JP2002271202A - 信号処理回路の増幅率調整方法及びそれを用いた装置 - Google Patents

信号処理回路の増幅率調整方法及びそれを用いた装置

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JP2002271202A
JP2002271202A JP2001067065A JP2001067065A JP2002271202A JP 2002271202 A JP2002271202 A JP 2002271202A JP 2001067065 A JP2001067065 A JP 2001067065A JP 2001067065 A JP2001067065 A JP 2001067065A JP 2002271202 A JP2002271202 A JP 2002271202A
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signal
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amplification
converter
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Tomoharu Wakabayashi
友晴 若林
Masaharu Oya
正晴 大屋
Nobuhiko Takeda
信彦 武田
Kazuyoshi Kobayashi
和良 小林
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Rion Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業効率がよい信号処理回路の増幅率調整方
法を提供する。 【解決手段】 アナログ信号を増幅回路4と減衰回路5
に同時に入力し、増幅された信号と減衰された信号をそ
れぞれA/D変換した後に合成する信号処理回路の増幅
率調整方法であって、基準信号としてデジタル信号を発
生させ、このデジタル信号をD/A変換し、増幅回路4
で増幅させてA/D変換した後に演算処理して算出した
値と、減衰回路5で減衰させてA/D変換した後に演算
処理して算出した値との振幅比を算出し、この振幅比と
増幅回路4と減衰回路5の増幅比を比較し、増幅回路4
又は減衰回路5に入力されたアナログ信号に対する信号
合成時の調整用増幅率を算出して記憶しておき、実際の
信号処理時には調整用増幅率を増幅回路4の増幅率又は
減衰回路5の減衰率に乗じる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、計測用機器などに
用いられる信号処理回路の増幅率調整方法及びそれを用
いた装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、計測用機器などに用いられる信号
処理回路は、図6に示すように、入力される広範囲な振
幅のアナログ信号に対応するために増幅回路100と減
衰回路101を並列接続して同時にアナログ信号を処理
し、アナログ信号の振幅が小さい時には主に増幅回路1
00で増幅した信号を採用し、一方アナログ信号の振幅
が大きい時には主に減衰回路101で減衰した信号を採
用して、それらの信号をA/D変換器102,103で
A/D変換した後に合成回路を備えた処理器104で合
成することが知られている。なお、105は増幅率調整
器、106はマイクロホン、107は入力増幅器、10
8は表示器である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、入力されたア
ナログ信号を増幅回路100により増幅すると共に、減
衰回路101により減衰し、これらの信号をA/D変換
してデジタル信号としてから合成回路で増幅回路100
の増幅率及び減衰回路101の減衰率に応じて換算し、
合成するため、増幅回路100の増幅率と減衰回路10
1の減衰率の比を所定の値に調整する必要が生じる。そ
こで、実際の調整作業においては、表示器108が示す
表示値を確認しながら、増幅率調整器105を構成する
可変抵抗を調整して表示値を規定値に近づけていく作業
を必要とするため、作業効率が悪かった。
【0004】本発明は、従来の技術が有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、作業効率がよい信号処理回路の増幅率調整方法
及びそれを用いた装置を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく請
求項1に係る発明は、アナログ信号を増幅回路と減衰回
路に同時に入力し、増幅された信号と減衰された信号を
それぞれA/D変換した後に合成する信号処理回路の増
幅率調整方法であって、基準信号としてデジタル信号を
発生させ、このデジタル信号をD/A変換し、前記増幅
回路で増幅させてA/D変換した後に演算処理して算出
した値と、前記減衰回路で減衰させてA/D変換した後
に演算処理して算出した値との振幅比を算出し、この振
幅比と前記増幅回路と前記減衰回路の増幅比を比較し、
前記増幅回路又は前記減衰回路に入力されたアナログ信
号に対する信号合成時の調整用増幅率を算出して、この
調整用増幅率を記憶しておき、実際の信号処理時には前
記調整用増幅率を前記増幅回路の増幅率又は前記減衰回
路の減衰率に乗じるものである。
【0006】請求項2に係る発明は、アナログ信号を増
幅回路と減衰回路に同時に入力し、増幅された信号と減
衰された信号をそれぞれA/D変換した後に合成する信
号処理回路の増幅率調整装置であって、基準信号として
デジタル信号を発生する信号発生手段と、この信号発生
手段が発生したデジタル信号をD/A変換するD/A変
換器と、このD/A変換器の出力信号を増幅する増幅回
路及び減衰する減衰回路と、増幅回路の出力信号をA/
D変換する第1A/D変換器と、減衰回路の出力信号を
A/D変換する第2A/D変換器と、第1A/D変換器
及び第2A/D変換器の出力信号を演算処理する演算手
段と、この演算手段が算出した第1A/D変換器の出力
信号に基づく値と第2A/D変換器の出力信号に基づく
値の振幅比を算出して増幅回路と減衰回路の増幅比と比
較する比較手段と、この比較手段の比較結果から増幅回
路又は減衰回路に入力されたアナログ信号に対する信号
合成時の調整用増幅率を算出する増幅率補正手段と、こ
の増幅率補正手段が算出した調整用増幅率を記憶するメ
モリ手段を備え、実際の信号処理時には調整用増幅率を
増幅回路の増幅率又は減衰回路の減衰率に乗じるもので
ある。
【0007】請求項3に係る発明は、アナログ信号を増
幅回路と減衰回路に同時に入力し、増幅された信号と減
衰された信号をそれぞれA/D変換した後に合成する信
号処理回路の増幅率調整方法であって、第1基準信号と
して第1デジタル信号を発生させ、この第1デジタル信
号をD/A変換し、前記増幅回路で増幅させてA/D変
換した後に演算処理して算出した値と、第2基準信号と
して第2デジタル信号を発生させ、この第2デジタル信
号をD/A変換し、前記減衰回路で減衰させてA/D変
換した後に演算処理して算出した値との振幅比を算出
し、この振幅比と前記増幅回路と前記減衰回路との増幅
比を比較し、前記増幅回路又は前記減衰回路に入力され
たアナログ信号に対する信号合成時の調整用増幅率を算
出し、この調整用増幅率を記憶しておき、実際の信号処
理時には前記調整用増幅率を前記増幅回路の増幅率又は
前記減衰回路の減衰率に乗じるものである。
【0008】請求項4に係る発明は、アナログ信号を増
幅回路と減衰回路に同時に入力し、増幅された信号と減
衰された信号をそれぞれA/D変換した後に合成する信
号処理回路の増幅率調整装置であって、2種の基準信号
として第1と第2のデジタル信号を発生する信号発生手
段と、この信号発生手段が発生した第1と第2のデジタ
ル信号をD/A変換するD/A変換器と、このD/A変
換器が出力する第1デジタル信号を増幅する増幅回路及
び第2デジタル信号を減衰する減衰回路と、増幅回路の
出力信号をA/D変換する第1A/D変換器と、減衰回
路の出力信号をA/D変換する第2A/D変換器と、第
1A/D変換器及び第2A/D変換器の出力信号を演算
処理する演算手段と、この演算手段が算出した第1デジ
タル信号に基づく値と第2デジタル信号に基づく値の振
幅比を算出して増幅回路と減衰回路の増幅比と比較する
比較手段と、この比較手段の比較結果から増幅回路又は
減衰回路に入力されたアナログ信号に対する信号合成時
の調整用増幅率を算出する増幅率補正手段と、この増幅
率補正手段が算出した調整用増幅率を記憶するメモリ手
段を備え、実際の信号処理時には調整用増幅率を増幅回
路の増幅率又は減衰回路の減衰率に乗じるものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。ここで、図1は本発明に係る
信号処理回路の増幅率調整装置を備えた計測用機器のブ
ロック構成図、図2は第1の実施の形態に係る信号処理
回路の増幅率調整装置を用いた場合の作業手順のフロー
チャート、図3は調整用増幅率αを用いた信号処理のフ
ローチャート、図4は第2の実施の形態に係る信号処理
回路の増幅率調整装置を用いた場合の作業手順のフロー
チャート、図5は調整用増幅率βを用いた信号処理のフ
ローチャートである。
【0010】本発明に係る信号処理回路の増幅率調整装
置を備えた計測用機器は、図1に示すように、マイクロ
ホン1と、入力切換器2と、入力増幅器3と、増幅率a
の増幅回路4と、減衰率bの減衰回路5と、第1A/D
変換器6と、第2A/D変換器7と、処理部8と、表示
器9と、D/A変換器10を備えている。
【0011】処理部8は、基準信号として複数のデジタ
ル信号を発生するデジタル信号発生回路11と、第1A
/D変換器6と第2A/D変換器7の出力信号を合成処
理する合成回路12と、合成回路12の出力信号を演算
処理して実効値を算出する実効値演算回路13と、実効
値演算回路13が算出した第1A/D変換器6の出力信
号に基づく値と第2A/D変換器7の出力信号に基づく
値の振幅比を算出して増幅回路4と減衰回路5の増幅比
(a/b)と比較する比較回路14と、比較回路14の
比較結果から増幅回路4又は減衰回路5に入力されたア
ナログ信号に対する信号合成時の調整用増幅率α,βを
算出する増幅率補正回路15と、増幅率補正回路15が
算出した調整用増幅率α,βを記憶するメモリ16から
なる。
【0012】ここで、デジタル信号発生回路11が発生
する基準信号を第1デジタル信号R1、第2デジタル信
号R2、第3デジタル信号R3とする。また、第1デジ
タル信号R1がD/A変換器10・入力切換器2・入力
増幅器3・増幅回路4・第1A/D変換器6を経て実効
値演算回路13により算出される実効値をM1とし、第
1デジタル信号R1がD/A変換器10・入力切換器2
・入力増幅器3・減衰回路5・第2A/D変換器7を経
て実効値演算回路13により算出される実効値をM2と
する。
【0013】更に、第2デジタル信号R2がD/A変換
器10・入力切換器2・入力増幅器3・増幅回路4・第
1A/D変換器6を経て実効値演算回路13により算出
される実効値をM3とし、第3デジタル信号R3がD/
A変換器10・入力切換器2・入力増幅器3・減衰回路
5・第2A/D変換器7を経て実効値演算回路13によ
り算出される実効値をM4とする。
【0014】なお、第1デジタル信号R1の振幅をR1
とし、第2デジタル信号R2の振幅をR2とし、第3デ
ジタル信号R3の振幅をR3とし、実効値M1の振幅を
M1とし、実効値M2の振幅をM2とし、実効値M3の
振幅をM3とし、実効値M4の振幅をM4とする。
【0015】以上のように構成した本発明に係る信号処
理回路の増幅率調整装置の第1の実施の形態の動作、即
ち本発明に係る信号処理回路の増幅率調整方法につい
て、図2と図3に示すフローチャートにより説明する。
【0016】先ず、調整用増幅率αの取得作業は、図2
に示すように、ステップSP1において、入力切換器2
を増幅率調整作業用の回路が構成されるように切換え
る。ステップSP2において、デジタル信号発生回路1
1より基準信号として所定の振幅の第1デジタル信号R
1を発生させ、D/A変換器10へ出力する。
【0017】ステップSP3において、D/A変換器1
0によりアナログ信号に変換された基準信号が入力切換
器2・入力増幅器3を経て増幅回路4によって増幅率a
で増幅され、第1A/D変換器6に入力される。
【0018】そして、ステップSP4において、増幅率
aで増幅されたアナログ信号は第1A/D変換器6によ
りデジタル信号に変換される。更に、ステップSP5に
おいて、実効値演算回路13が第1A/D変換器6によ
り変換されたデジタル信号を演算処理して実効値M1を
算出する。
【0019】また、ステップSP6において、D/A変
換器10によりアナログ信号に変換された基準信号が入
力切換器2・入力増幅器3を経て減衰回路5によって減
衰率bで減衰され、第2A/D変換器7に入力される。
【0020】そして、ステップSP7において、減衰率
bで減衰されたアナログ信号は第2A/D変換器7によ
りデジタル信号に変換される。更に、ステップSP8に
おいて、実効値演算回路13が第2A/D変換器7によ
り変換されたデジタル信号を演算処理して実効値M2を
算出する。
【0021】ステップSP9において、比較回路14
が、実効値演算回路13が算出した第1A/D変換器6
の出力信号に基づく実効値M1と第2A/D変換器7の
出力信号に基づく実効値M2の振幅比(M1/M2)を
算出して増幅回路4と減衰回路5の増幅比(a/b)と
比較する。なお、比較回路14において第1A/D変換
器6の出力信号と第2A/D変換器7の出力信号の振幅
比を算出する場合に、必ずしも実効値を用いる必要はな
い。
【0022】ステップSP10において、増幅率補正回
路15が比較回路14の比較結果から増幅回路4に入力
されたアナログ信号に対する信号合成時の調整用増幅率
α(=(b/a)・(M1/M2))を算出する。な
お、調整用増幅率αの逆数である調整用増幅率α’(=
1/α)を用いれば減衰回路5に入力されたアナログ信
号に対する信号合成時の調整用増幅率とすることができ
る。
【0023】ステップSP11において、増幅率補正回
路15が算出した調整用増幅率αをメモリ16に記憶
し、調整用増幅率αの取得作業は終了する。
【0024】次に、調整用増幅率αを用いた信号処理
は、図3に示すように、ステップSP21において、先
ず合成回路12がメモリ16から調整用増幅率αを読み
出す。ステップSP22において、マイクロホン1から
出力されたアナログ信号が入力切換器2・入力増幅器3
を経て増幅回路4において増幅率aで増幅され、第1A
/D変換器6に入力される。ステップSP23におい
て、マイクロホン1から出力されたアナログ信号が入力
切換器2・入力増幅器3を経て減衰回路5において減衰
率bで減衰され、第2A/D変換器7に入力される。
【0025】すると、ステップSP24において、合成
回路12が第1A/D変換器6の出力信号については増
幅率aに調整用増幅率αを乗じた増幅率a・αを考慮し
て処理し、一方第2A/D変換器7の出力信号について
は減衰率bのみを考慮して処理し、これら処理した信号
を合成する。そして、ステップSP25において、実効
値演算回路13で実効値を算出し、調整用増幅率αを用
いた信号処理は終了する。実効値は、表示器9により表
示される。
【0026】次に、本発明に係る信号処理回路の増幅率
調整装置の第2の実施の形態の動作、即ち本発明に係る
信号処理回路の増幅率調整方法について、図4と図5に
示すフローチャートにより説明する。
【0027】先ず、調整用増幅率βの取得作業は、図4
に示すように、ステップSP31において、入力切換器
2を増幅率調整作業用の回路が構成されるように切換え
る。ステップSP32において、デジタル信号発生回路
11より基準信号として所定の振幅の第2デジタル信号
R2を発生させ、D/A変換器10へ出力する。
【0028】ステップSP33において、D/A変換器
10によりアナログ信号に変換された基準信号が入力切
換器2・入力増幅器3を経て増幅回路4によって増幅率
aで増幅され、第1A/D変換器6に入力される。
【0029】そして、ステップSP34において、増幅
率aで増幅されたアナログ信号は第1A/D変換器6に
よりデジタル信号に変換される。更に、ステップSP3
5において、実効値演算回路13が第1A/D変換器6
により変換されたデジタル信号を演算処理して実効値M
3を算出する。
【0030】また、ステップSP36において、デジタ
ル信号発生回路11より基準信号として所定の振幅の第
3デジタル信号R3を発生させ、D/A変換器10へ出
力する。
【0031】ステップSP37において、D/A変換器
10によりアナログ信号に変換された基準信号が入力切
換器2・入力増幅器3を経て減衰回路5によって減衰率
bで減衰され、第2A/D変換器7に入力される。
【0032】そして、ステップSP38において、減衰
率bで減衰されたアナログ信号は第2A/D変換器7に
よりデジタル信号に変換される。更に、ステップSP3
9において、実効値演算回路13が第2A/D変換器7
により変換されたデジタル信号を演算処理して実効値M
4を算出する。
【0033】ステップSP40において、比較回路14
が、実効値演算回路13が算出した第1A/D変換器6
の出力信号に基づく実効値M3と第2A/D変換器7の
出力信号に基づく実効値M4の振幅比(M3/M4)を
算出して増幅回路4と減衰回路5の増幅比(a/b)と
入力信号の比(R2/R3)より比較する。なお、比較
回路14において第1A/D変換器6の出力信号と第2
A/D変換器7の出力信号の振幅比を算出する場合に、
必ずしも実効値を用いる必要はない。
【0034】ステップSP41において、増幅率補正回
路15が比較回路14の比較結果から増幅回路4に入力
されたアナログ信号に対する信号合成時の調整用増幅率
β(={(R3・b)/(R2・a)}・(M3/M
4))を算出する。なお、調整用増幅率βの逆数である
調整用増幅率β’(=1/β)を用いれば減衰回路5に
入力されたアナログ信号に対する信号合成時の調整用増
幅率とすることができる。
【0035】ステップSP42において、増幅率補正回
路15が算出した調整用増幅率βをメモリ16に記憶
し、調整用増幅率βの取得作業は終了する。
【0036】次に、調整用増幅率βを用いた信号処理
は、図5に示すように、ステップSP51において、先
ず合成回路12がメモリ16から調整用増幅率βを読み
出す。ステップSP52において、マイクロホン1から
出力されたアナログ信号が入力切換器2・入力増幅器3
を経て増幅回路4において増幅率aで増幅され、第1A
/D変換器6に入力される。また、ステップSP53に
おいて、マイクロホン1から出力されたアナログ信号が
入力切換器2・入力増幅器3を経て減衰回路5において
減衰率bで減衰され、第2A/D変換器7に入力され
る。
【0037】すると、ステップSP54において、合成
回路12が第1A/D変換器6の出力信号については増
幅率aに調整用増幅率βを乗じた増幅率a・βを考慮し
て処理し、一方第2A/D変換器7の出力信号について
は減衰率bのみを考慮して処理し、これら処理した信号
を合成する。そして、ステップSP55において、実効
値演算回路13で実効値を算出し、調整用増幅率βを用
いた信号処理は終了する。実効値は、表示器9により表
示される。
【0038】なお、第2の実施の形態においては、第2
デジタル信号R2と第3デジタル信号R3の2種類の基
準信号を用いることによって、各基準信号の第1A/D
変換器6と第2A/D変換器7によるA/D変換結果を
共にフルスケール近くの値にすることができるので、1
種類の基準信号(第1デジタル信号R1)を用いて調整
する第1の実施の形態に比べてより精度の高い調整結果
を得ることができる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に係る発明
によれば、手作業による調整作業が不要となり、調整作
業の工数低減に寄与する。
【0040】請求項2に係る発明によれば、手作業によ
る調整作業が不要となり、調整作業の工数低減に寄与す
ると共に、使い勝手のよい計測用機器を構成することが
できる。
【0041】請求項3に係る発明によれば、手作業によ
る調整作業が不要となり、調整作業の工数低減に寄与す
ると共に、2種類の基準信号を用いて調整するので、よ
り精度の高い増幅率の調整が可能となる。
【0042】請求項4に係る発明によれば、手作業によ
る調整作業が不要となり、調整作業の工数低減に寄与す
る。また、2種類の基準信号を用いて調整するので、よ
り精度の高い増幅率の調整が可能となると共に、使い勝
手のよい計測用機器を構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る信号処理回路の増幅率調整装置を
備えた計測用機器のブロック構成図
【図2】第1の実施の形態に係る信号処理回路の増幅率
調整装置を用いた場合の作業手順のフローチャート
【図3】調整用増幅率αを用いた信号処理のフローチャ
ート
【図4】第2の実施の形態に係る信号処理回路の増幅率
調整装置を用いた場合の作業手順のフローチャート
【図5】調整用増幅率βを用いた信号処理のフローチャ
ート
【図6】従来の信号処理回路の増幅率調整装置を備えた
計測用機器のブロック構成図
【符号の説明】
2…入力切換器、3…入力増幅器、4…増幅回路、5…
減衰回路、6…第1A/D変換器、7…第2A/D変換
器、8…処理部、9…表示器、10…D/A変換器、1
1…デジタル信号発生回路、12…合成回路、13…実
効値演算回路、14…比較回路、15…増幅率補正回
路、16…メモリ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 武田 信彦 東京都国分寺市東元町3丁目20番41号 リ オン株式会社内 (72)発明者 小林 和良 東京都国分寺市東元町3丁目20番41号 リ オン株式会社内 Fターム(参考) 5J022 AA01 AB01 CD02 CD06 CF01 CF02 CF07 CF10 5J100 AA02 BA01 BC08 CA11 CA23 CA28 FA00

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アナログ信号を増幅回路と減衰回路に同
    時に入力し、増幅された信号と減衰された信号をそれぞ
    れA/D変換した後に合成する信号処理回路の増幅率調
    整方法であって、基準信号としてデジタル信号を発生さ
    せ、このデジタル信号をD/A変換し、前記増幅回路で
    増幅させてA/D変換した後に演算処理して算出した値
    と、前記減衰回路で減衰させてA/D変換した後に演算
    処理して算出した値との振幅比を算出し、この振幅比と
    前記増幅回路と前記減衰回路の増幅比を比較し、前記増
    幅回路又は前記減衰回路に入力されたアナログ信号に対
    する信号合成時の調整用増幅率を算出して、この調整用
    増幅率を記憶しておき、実際の信号処理時には前記調整
    用増幅率を前記増幅回路の増幅率又は前記減衰回路の減
    衰率に乗じることを特徴とする信号処理回路の増幅率調
    整方法。
  2. 【請求項2】 アナログ信号を増幅回路と減衰回路に同
    時に入力し、増幅された信号と減衰された信号をそれぞ
    れA/D変換した後に合成する信号処理回路の増幅率調
    整装置であって、基準信号としてデジタル信号を発生す
    る信号発生手段と、この信号発生手段が発生したデジタ
    ル信号をD/A変換するD/A変換器と、このD/A変
    換器の出力信号を増幅する増幅回路及び減衰する減衰回
    路と、増幅回路の出力信号をA/D変換する第1A/D
    変換器と、減衰回路の出力信号をA/D変換する第2A
    /D変換器と、第1A/D変換器及び第2A/D変換器
    の出力信号を演算処理する演算手段と、この演算手段が
    算出した第1A/D変換器の出力信号に基づく値と第2
    A/D変換器の出力信号に基づく値の振幅比を算出して
    増幅回路と減衰回路の増幅比と比較する比較手段と、こ
    の比較手段の比較結果から増幅回路又は減衰回路に入力
    されたアナログ信号に対する信号合成時の調整用増幅率
    を算出する増幅率補正手段と、この増幅率補正手段が算
    出した調整用増幅率を記憶するメモリ手段を備え、実際
    の信号処理時には調整用増幅率を増幅回路の増幅率又は
    減衰回路の減衰率に乗じることを特徴とする信号処理回
    路の増幅率調整装置。
  3. 【請求項3】 アナログ信号を増幅回路と減衰回路に同
    時に入力し、増幅された信号と減衰された信号をそれぞ
    れA/D変換した後に合成する信号処理回路の増幅率調
    整方法であって、第1基準信号として第1デジタル信号
    を発生させ、この第1デジタル信号をD/A変換し、前
    記増幅回路で増幅させてA/D変換した後に演算処理し
    て算出した値と、第2基準信号として第2デジタル信号
    を発生させ、この第2デジタル信号をD/A変換し、前
    記減衰回路で減衰させてA/D変換した後に演算処理し
    て算出した値との振幅比を算出し、この振幅比と前記増
    幅回路と前記減衰回路との増幅比を比較し、前記増幅回
    路又は前記減衰回路に入力されたアナログ信号に対する
    信号合成時の調整用増幅率を算出し、この調整用増幅率
    を記憶しておき、実際の信号処理時には前記調整用増幅
    率を前記増幅回路の増幅率又は前記減衰回路の減衰率に
    乗じることを特徴とする信号処理回路の増幅率調整方
    法。
  4. 【請求項4】 アナログ信号を増幅回路と減衰回路に同
    時に入力し、増幅された信号と減衰された信号をそれぞ
    れA/D変換した後に合成する信号処理回路の増幅率調
    整装置であって、2種の基準信号として第1と第2のデ
    ジタル信号を発生する信号発生手段と、この信号発生手
    段が発生した第1と第2のデジタル信号をD/A変換す
    るD/A変換器と、このD/A変換器が出力する第1デ
    ジタル信号を増幅する増幅回路及び第2デジタル信号を
    減衰する減衰回路と、増幅回路の出力信号をA/D変換
    する第1A/D変換器と、減衰回路の出力信号をA/D
    変換する第2A/D変換器と、第1A/D変換器及び第
    2A/D変換器の出力信号を演算処理する演算手段と、
    この演算手段が算出した第1デジタル信号に基づく値と
    第2デジタル信号に基づく値の振幅比を算出して増幅回
    路と減衰回路の増幅比と比較する比較手段と、この比較
    手段の比較結果から増幅回路又は減衰回路に入力された
    アナログ信号に対する信号合成時の調整用増幅率を算出
    する増幅率補正手段と、この増幅率補正手段が算出した
    調整用増幅率を記憶するメモリ手段を備え、実際の信号
    処理時には調整用増幅率を増幅回路の増幅率又は減衰回
    路の減衰率に乗じることを特徴とする信号処理回路の増
    幅率調整装置。
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