JP2002314042A - 化合物半導体スイッチ回路装置 - Google Patents

化合物半導体スイッチ回路装置

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JP2002314042A
JP2002314042A JP2001121292A JP2001121292A JP2002314042A JP 2002314042 A JP2002314042 A JP 2002314042A JP 2001121292 A JP2001121292 A JP 2001121292A JP 2001121292 A JP2001121292 A JP 2001121292A JP 2002314042 A JP2002314042 A JP 2002314042A
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pad
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switch circuit
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Tetsuo Asano
哲郎 浅野
Toshikazu Hirai
利和 平井
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】化合物半導体スイッチ回路装置で有用性を認め
られていた2連スイッチ回路装置において、パッケージ
のピン数とチップサイズを必要最小限とした1組の相補
信号である制御信号で動作可能な2回路2連スイッチ阻
止を提供する。 【解決手段】第1、第2のFETのそれぞれのソース電
極あるいはドレイン電極に接続された第1、第2の入力
端子又は、第3、第4のFETのそれぞれのソース電極
あるいはドレイン電極に接続された第3、第4の入力端
子又は、第1、第2のFETのドレイン電極あるいはソ
ース電極に接続された第1の共通出力端子と、又、第
3、第4のFETのドレイン電極あるいはソース電極に
接続された第2の共通出力端子と、第1、第3のFET
のそれぞれのゲート電極と第1の制御端子とを接続する
接続手段と、第2、第4のFETのそれぞれのゲート電
極と第2の制御端子とを接続する接続手段とを具備した
スイッチ回路装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高周波スイッチン
グ用途に用いられる化合物半導体スイッチ回路装置、特
に2連スイッチ回路を内蔵する化合物半導体スイッチ回
路装置に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯電話等の移動体用通信機器では、G
Hz帯のマイクロ波を使用している場合が多く、アンテ
ナの切換回路や送受信の切換回路などに、これらの高周
波信号を切り替えるためのスイッチ素子が用いられるこ
とが多い(例えば、特開平9−181642号)。その
素子としては、高周波を扱うことからガリウム・砒素
(GaAs)を用いた電界効果トランジスタ(以下FE
Tという)を使用する事が多く、これに伴って前記スイ
ッチ回路自体を集積化したモノリシックマイクロ波集積
回路(MMIC)の開発が進められている。
【0003】図5(A)は、GaAs MESFETの
断面図を示している。ノンドープのGaAs基板1の表
面部分にN型不純物をドープしてN型のチャネル領域2
を形成し、チャネル領域2表面にショットキー接触する
ゲート電極3を配置し、ゲート電極3の両脇にはGaA
s表面にオーミック接触するソース・ドレイン電極4、
5を配置したものである。このトランジスタは、ゲート
電極3の電位によって直下のチャネル領域2内に空乏層
を形成し、もってソース電極4とドレイン電極5との間
のチャネル電流を制御するものである。
【0004】図5(B)は、GaAs FETを用いた
SPDT(Single Pole Double Throw)と呼ばれる化合物
半導体スイッチ回路装置の原理的な回路図を示してい
る。
【0005】第1と第2のFET1、FET2のソース
(又はドレイン)がそれぞれ入力端子IN1、IN2に
接続され、FET1、FET2のゲートがそれぞれ抵抗
R1、R2を介して第1と第2の制御端子Ctl-1、
Ctl-2に接続され、そしてFET1、FET2のド
レイン(又はソース)が共通の出力端子OUTに接続さ
れたものである。第1と第2の制御端子Ctl-1、C
tl-2に印加される信号は相補信号であり、Hレベル
の信号が印加されたFETがONして、入力端子IN1
またはIN2のいずれか一方の入力端子に印加された信
号を、出力端子に伝達するようになっている。抵抗R
1、R2は、交流接地となる制御端子Ctl-1、Ct
l-2の直流電位に対してゲート電極を介して高周波信
号が漏出することを防止する目的で配置されている。
【0006】図6は、図5(B)に示す化合物半導体ス
イッチ回路装置を集積化した化合物半導体チップの1例
を示している。
【0007】GaAs基板にスイッチを行うFET1お
よびFET2を中央部に配置し、各FETのゲート電極
に抵抗R1、R2が接続されている。また入力端子IN
1、IN2、共通出力端子OUT、制御端子Ctl-
1、Ctl-2に対応するパッドが基板の周辺に設けら
れている。なお、点線で示した第2層目の配線は各FE
Tのゲート電極形成時に同時に形成されるゲート金属層
(Ti/Pt/Au)20であり、実線で示した第3層
目の配線は各素子の接続およびパッドの形成を行うパッ
ド金属層(Ti/Pt/Au)30である。第1層目の
基板にオーミックに接触するオーミック金属層(AuG
e/Ni/Au)10は各FETのソース電極、ドレイ
ン電極および各抵抗両端の取り出し電極を形成するもの
であり、図6では、パッド金属層と重なるために図示さ
れていない。
【0008】図7(A)に図6に示したFET1の部分
を拡大した平面図を示す。この図で、一点鎖線で囲まれ
る長方形状の領域が基板11に形成されるチャネル領域
12である。左側から伸びる櫛歯状の第3層目のパッド
金属層30が入力端子IN1に接続されるソース電極1
3(あるいはドレイン電極)であり、この下に第1層目
オーミック金属層10で形成されるソース電極14(あ
るいはドレイン電極)がある。また右側から伸びる櫛歯
状の第3層目のパッド金属層30が共通出力端子OUT
に接続されるドレイン電極15(あるいはソース電極)
であり、この下に第1層目のオーミック金属層10で形
成されるドレイン電極16(あるいはソース電極)があ
る。この両電極は櫛歯をかみ合わせた形状に配置され、
その間に第2層目のゲート金属層20で形成されるゲー
ト電極17がチャネル領域12上に櫛歯形状に配置され
ている。
【0009】図7(B)にこのFETの一部の断面図を
示す。基板11にはn型のチャネル領域12とその両側
にソース領域18およびドレイン領域19を形成するn
+型の高濃度領域が設けられ、チャネル領域12にはゲ
ート電極17が設けられ、高濃度領域には第1層目のオ
ーミック金属層10で形成されるドレイン電極14およ
びソース電極16が設けられる。更にこの上に前述した
ように3層目のパッド金属層30で形成されるドレイン
電極13およびソース電極15が設けられ、各素子の配
線等を行っている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】携帯電話等の移動体用
通信機器では、1台の機器で異なる2つの通信方式、例
えばCDMA方式とGPS方式に対応しようとすると、
高周波信号を切り替えるためのスイッチ素子として、2
回路2連スイッチの使用が極めて効果的である場合があ
り、その出現が強く望まれていた。
【0011】上記した化合物半導体スイッチ回路装置
は、1回路1連スイッチであり、これを単純に同一基板
上に2組構成して1つのパッケージに納めてもピン数、
サイズで何らメリットが存在しない。
【0012】また回路構成上共通化が可能なそれぞれの
制御端子を1つにしようとすると、交差する配線が生じ
てしまい、これを避けようとするとチップ面積を不必要
に増大させてしまう問題がある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上述した諸々の
事情に鑑み成されたもので、ピン数も必要最小限のピン
数で、チップサイズも必要最小限のサイズで、1組の相
補信号である制御信号で動作可能な2回路2連スイッチ
素子を実現するものである。
【0014】すなわち、チャネル層表面にソース電極、
ゲート電極およびドレイン電極を設けた第1、第2およ
び第3、第4のFETと、第1、第2のFETのそれぞ
れのソース電極あるいはドレイン電極に接続された第
1、第2の入力端子と、第3、第4のFETのそれぞれ
のソース電極あるいはドレイン電極に接続された第3、
第4の入力端子と、第1、第2のFETのドレイン電極
あるいはソース電極に接続された第1の共通出力端子
と、第3、第4のFETのドレイン電極あるいはソース
電極に接続された第2の共通出力端子と、第1、第3の
FETのそれぞれのゲート電極と第1の制御端子とを接
続する接続手段と、第2、第4のFETのそれぞれのゲ
ート電極と第2の制御端子とを接続する接続手段とを具
備し、前記接続手段のうち第3のFETのゲート電極と
第1の制御端子とを接続する接続手段と第2のFETの
ゲート電極と第2の制御端子とを接続する接続手段を、
それぞれパッドとFET素子の間をパッドに沿って延在
させ、第1、第2の制御端子に制御信号を印加すること
を特徴とするスイッチ素子による。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態につい
て図1から図4を参照して説明する。
【0016】図1は、本発明の化合物半導体スイッチ回
路装置を示す回路図である。チャネル層表面にソース電
極、ゲート電極およびドレイン電極を設けた第1、第2
のFETであるFETa1、FETa2および第3、第
4のFETであるFETb1、FETb2と、第1、第
2のFETのそれぞれのソース電極(あるいはドレイン
電極)に接続された第1、第2の入力端子であるINa
1、INa2と、第3、第4のFETのそれぞれのソー
ス電極(あるいはドレイン電極)に接続された第3、第
4の入力端子であるINb1、INb2と、第1、第2
のFETのドレイン電極(あるいはソース電極)に接続
された第1の共通出力端子であるOUTaと、第3、第
4のFETのドレイン電極(あるいはソース電極)に接
続された第2の共通出力端子であるOUTbと、第1、
第3のFETであるFETa1、FETb1のそれぞれ
のゲート電極と第1の制御端子であるCtl―1とを接
続する抵抗Ra1、Rb1と、第2、第4のFETであ
るFETa2、FETb2のそれぞれのゲート電極と第
2の制御端子であるCtl―2とを接続する抵抗Ra
2、Rb2とから構成される。
【0017】抵抗Ra1、Ra2およびRb1、Rb2
は、交流接地となる制御端子Ctl-1、Ctl-2の直
流電位に対してゲート電極を介して高周波信号が漏出す
ることを防止する目的で配置されている。
【0018】第1、第2のFETであるFETa1、F
ETa2および第3、第4のFETあるFETb1、F
ETb2はGaAs MESFET(デプレッション型
FET)で構成され、GaAs基板に集積化される(図
2参照)。なお、第1、第2のFETであるFETa
1、FETa2および第3、第4のFETであるFET
b1、FETb2は図7(A)(B)に示す構造と同じ
であるので、説明を省略する。
【0019】図1に示す回路は、図5(B)に示すGa
As MESFETを用いたSPDT(Single Pole Dou
ble Throw)と呼ばれる化合物半導体スイッチ回路装置の
原理的な回路2組で構成しているが、大きく異なる点は
それぞれの制御端子を共通化して、2連スイッチ化して
いる点である。
【0020】次に、図1を参照して本発明の化合物半導
体2連スイッチ回路装置の動作について説明する。
【0021】第1と第2の制御端子Ctl-1、Ctl-
2に印加される制御信号は相補信号であり、Hレベルの
信号が印加された側のFETがONして、入力端子IN
a1またはINa2のどちらか一方に印加された入力信
号および入力端子INb1またはINb2のどちらか一
方に印加された入力信号を、それぞれ共通出力端子OU
TaおよびOUTbに伝達するようになっている。
【0022】例えば制御端子Ctl―1にHレベルの信
号が印加されると、スイッチ素子であるFETa1、F
ETb1が導通し、それぞれ入力端子INa1の信号が
出力端子OUTaに、また入力端子INb1の信号が出
力端子OUTbに伝達される。次に制御端子Ctl―2
にHレベルの信号が印加されると、スイッチ素子である
FETa2、FETb2が導通し、それぞれ入力端子I
Na2の信号が出力端子OUTaに、また入力端子IN
b2の信号が出力端子OUTbに伝達される。
【0023】従って2種類の信号が存在し、そのいずれ
かを選択したい場合、例えば携帯電話等の移動体通信機
器で用いられるCDMA方式の信号とGPS方式の信号
が存在し、そのいずれかを選択したい場合、CDMA方
式の信号(またはGPS方式の信号)を入力端子INa
1とINb1に、GPS方式の信号(またはCDMA方
式の信号)を入力端子INa2とINb2に接続すれ
ば、出力端子OUTa、OUTbの両端から制御端子C
tl―1、Ctl―2に印加される制御信号のレベルに
応じて、CDMA方式の信号またはGPS方式の信号を
取り出すことができる。即ち2連スイッチ素子として動
作する。
【0024】図2は、本発明の化合物半導体スイッチ回
路装置を集積化した化合物半導体チップの1例を示して
いる。
【0025】GaAs基板にスイッチを行う2組のペア
FETa1、FETa2およびFETb1、FETb2
を中央部の左右に配置し、各FETのゲート電極に抵抗
Ra1、Ra2、Rb1、Rb2が接続されている。ま
た入力端子INa1、INa2、INb1、INb2、
共通出力端子OUTa、OUTb、制御端子Ctl-
1、Ctl-2に対応するパッドが基板の周辺に設けら
れている。なお、点線で示した第2層目の配線は各FE
Tのゲート電極形成時に同時に形成されるゲート金属層
(Ti/Pt/Au)20であり、実線で示した第3層
目の配線は各素子の接続およびパッドの形成を行うパッ
ド金属層(Ti/Pt/Au)30である。第1層目の
基板にオーミックに接触するオーミック金属層(AuG
e/Ni/Au)10は各FETのソース電極、ドレイ
ン電極および各抵抗両端の取り出し電極を形成するもの
であり、図2では、パッド金属層と重なるために図示さ
れていない。
【0026】図2に示す本発明の化合物半導体スイッチ
回路装置を集積化した化合物半導体チップでは以下に説
明する種々の工夫を加えている。先ず、第1、第2の入
力端子に対応するそれぞれのパッド間のチップ周辺部お
よび第3、第4の入力端子に対応するそれぞれのパッド
間のチップ周辺部に、それぞれ第1、第2のFETの素
子部の一部および第3、第4のFETの素子部の一部を
配置しているので、対になっている入力端子間を離間す
ると共にチップ面積の有効利用の点で効果的であり、チ
ップ面積の縮小化に役立っている。
【0027】次に2組のスイッチの制御端子をそれぞれ
共通化するためには、ペアの異なる2つのFETのゲー
ト電極と制御端子、即ちFETa1、FETb1それぞ
れのゲート電極と制御端子Ctl―1およびFETa
2、FETb2それぞれのゲート電極と制御端子Ctl
―2をそれぞれ接続する必要がある。これらの接続はそ
れぞれ抵抗Ra1、Rb1およびRa2、Rb2を介し
て行っているが、この抵抗の引き回しを工夫して行って
いる。
【0028】制御端子Ctl―1について説明すると、
FETa1のゲート電極と接続する抵抗Ra1は、制御
端子Ctl―1および入力端子INa1のボンディング
パッド間のスペースに配置し、異なるペアのFETb1
のゲート電極と接続する抵抗Rb1は、制御端子Ctl
―1および出力端子OUTaのボンディングパッドとス
イッチング素子のFETa1、FETa2の間に、ボン
ディングパッドに沿って延在させ、チップ中央上部でF
ETb1のゲート電極と接続させる。
【0029】次に制御端子Ctl―2について説明する
と、FETb2のゲート電極と接続する抵抗Rb2は、
制御端子Ctl―2および入力端子INb2のボンディ
ングパッド間のスペースに配置し、異なるペアのFET
a2のゲート電極と接続する抵抗Ra2は、制御端子C
tl―2および出力端子OUTbのボンディングパッド
とスイッチング素子のFETb2、FETb1の間に、
ボンディングパッドに沿って延在させ、チップ中央上部
でFETa2のゲート電極と接続させる。
【0030】これにより、抵抗Rはパッドに沿って収ま
り、チップ面積を殆ど増大させることがない。また抵抗
RとFETのゲート電極との接続に交差手法を取り入れ
たので、抵抗をチップ周辺に引き回す必要が無く、チッ
プ面積の増大を大幅に押さえることができた。
【0031】ここで、図3を参照して抵抗Rおよび各部
を接続するための配線の多層構造を説明する。
【0032】制御端子と各FETのゲート電極の接続手
段として用いられている抵抗Rは基板11にソース領域
およびドレイン領域を形成するときに同時にイオン注入
したn+型の高濃度領域40で形成される。このn+型
の高濃度領域40の両端には、第1層目のオーミック金
属層10が設けられ、他の部分は酸化膜41で覆われて
第1層目のオーミック金属層10にコンタクトする3層
目のパッド金属層30がドレイン電極およびソース電極
の形成時に同時に設けられる。このとき各部を結ぶ配
線、例えば抵抗Rb1の一方の端子とFETb1のゲー
ト電極の端子を結ぶ配線42も同時に作られるため、配
線42と抵抗Ra2とは酸化膜41で層間絶縁されて交
差を実現できる。
【0033】図4に本発明による化合物半導体スイッチ
回路装置の応用例を示す。
【0034】これまで述べてきた工夫により、図2に示
すパッド配置と同じ配置で外部接続用電極を取り出すこ
とにより、本発明による化合物半導体スイッチ回路装置
を実装するプリント基板の設計が容易になる。
【0035】図4に示すように2種類の入力信号があ
り、本発明による化合物半導体スイッチ回路装置を用い
ていずれか一方の信号を選択する場合、プリント基板の
配線は1ヶ所の交差のみで設計することが可能となる。
即ちINa1、INb1にA規格の信号、INa2、I
Nb2にB規格の信号を入力し、Ctl―1、Ctl―
2に印加される相補信号である制御信号のレベルに応じ
て、出力端子OUTa、OUTbにA規格またはB規格
の信号を取り出して利用することができる。
【0036】
【発明の効果】以上に詳述した如く、本発明に依れば以
下の数々の効果が得られる。
【0037】第1に、化合物半導体スイッチ素子のGa
As MESFETを用いて、1組の制御端子で、独立
した2回路のスイッチング動作が可能な2連スイッチ回
路装置を実現できる。これにより、例えば携帯電話等の
移動体通信機器で用いられるCDMA方式の信号とGP
S方式の信号が存在し、そのいずれかを選択したい場
合、回路配置が簡素化されてプリント基板の実装面積を
小さくできる。
【0038】第2に、2個の独立したスイッチ回路を内
蔵しているが制御端子を共通化しているので、パッケー
ジサイズを小さく抑えられ、単一スイッチ回路装置を2
個用いる場合よりも、プリント基板の実装面積を小さく
できる。
【0039】第3に、制御端子とスイッチ素子FETの
ゲート電極を接続する抵抗Rの配置を工夫して、ボンデ
ィングパッドとスイッチ素子FETの間でボンディング
パッドに沿って延在させるので、チップ面積をほとんど
増大させることなく実現している。
【0040】第4に、2組のスイッチ回路の制御端子を
共通化して1組にすると、制御端子とスイッチ素子のゲ
ート電極を接続するとき交差を避けようとするとパッド
の外側に配線を引き回す必要があり、チップサイズを不
必要に大きくしてしまうが、接続に用いる抵抗Rと接続
用の金属配線の配置を工夫して、立体的に交差させて、
チップ面積をほとんど増大させることなく実現してい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を説明するための回路図である。
【図2】本発明を説明するための平面図である。
【図3】本発明を説明するための断面図である。
【図4】本発明の応用例を示す図である。
【図5】従来例を説明するための(A)断面図、(B)
回路図である。
【図6】従来例を説明するための平面図である。
【図7】従来例を説明するための(A)平面図、(B)
断面図である。
フロントページの続き Fターム(参考) 5F102 GA01 GA17 GB01 GC01 GD01 GJ05 GL05 GS02 GS09 GT03 5J055 AX46 AX47 BX06 CX03 CX24 DX12 DX44 DX48 DX53 DX55 DX83 DX88 EX07 EY01 EY21 EZ12 FX05 FX08 FX12 FX17 FX21 GX01 GX07 GX08

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チャネル層表面にソース電極、ゲート電
    極およびドレイン電極を設けた第1、第2および第3、
    第4のFETと、前記第1、第2のFETのそれぞれの
    ソース電極あるいはドレイン電極に接続された第1、第
    2の入力端子と、前記第3、第4のFETのそれぞれの
    ソース電極あるいはドレイン電極に接続された第3、第
    4の入力端子と、前記第1、第2のFETのドレイン電
    極あるいはソース電極に接続された第1の共通出力端子
    と、前記第3、第4のFETのドレイン電極あるいはソ
    ース電極に接続された第2の共通出力端子と、前記第
    1、第3のFETのそれぞれのゲート電極と第1の制御
    端子とを接続する接続手段と、前記第2、第4のFET
    のそれぞれのゲート電極と第2の制御端子とを接続する
    接続手段とを具備し、前記接続手段のうち前記第3のF
    ETのゲート電極と前記第1の制御端子とを接続する接
    続手段と前記第2のFETのゲート電極と前記第2の制
    御端子とを接続する接続手段を、それぞれパッドとFE
    T素子の間をパッドに沿って延在させ、前記第1、第2
    の制御端子に制御信号を印加することを特徴とする化合
    物半導体スイッチ回路装置。
  2. 【請求項2】 前記接続手段は抵抗で形成されることを
    特徴とする請求項1記載の化合物半導体スイッチ回路装
    置。
  3. 【請求項3】 前記接続手段の抵抗は基板に高濃度領域
    で形成されることを特徴とする請求項1記載の化合物半
    導体スイッチ回路装置。
  4. 【請求項4】 前記接続手段の抵抗でパッドとFET素
    子の間をパッドに沿って延在させたいずれか一方の抵抗
    は、前記スイッチ素子のFETのゲート電極に接続する
    金属配線と交差することを特徴とする請求項1記載の化
    合物半導体スイッチ回路装置。
  5. 【請求項5】 前記第1、第2の入力端子に対応するそ
    れぞれのパッドおよび前記第3、第4の入力端子に対応
    するそれぞれのパッドが、第1、第2、第3、第4の入
    力端子の順にチップの一辺に沿ってチップ周辺部に配置
    され、前記第1、第2の共通出力端子に対応するそれぞ
    れのパッドおよび前記第1、第2の制御端子に対応する
    それぞれのパッドが、第1の制御端子、第1の共通出力
    端子、第2の共通出力端子、第2の制御端子の順に前記
    チップの一辺の対辺に沿ってチップ周辺部に配置される
    ことを特徴とする請求項1記載の化合物半導体スイッチ
    回路装置。
  6. 【請求項6】 前記第1、第2の入力端子に対応するそ
    れぞれのパッド間のチップ周辺部および第3、第4の入
    力端子に対応するそれぞれのパッド間のチップ周辺部
    に、それぞれ第1、第2のFETの素子部の一部および
    第3、第4のFETの素子部の一部を配置していること
    を特徴とする請求項1記載の化合物半導体スイッチ回路
    装置。
  7. 【請求項7】 前記第1、第2および第3、第4のFE
    Tは前記チャネル層にショットキー接触するゲート電極
    と、前記チャネル層にオーミック接触するソース及びド
    レイン電極からなることを特徴とする請求項1記載の化
    合物半導体スイッチ回路装置。
  8. 【請求項8】 前記第1、第2および第3、第4のFE
    TをMESFETで形成されることを特徴とする請求項
    1記載の化合物半導体スイッチ回路装置。
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