JP2002313994A - 回路基板の製造方法 - Google Patents

回路基板の製造方法

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    • H01L2224/10Bump connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/12Structure, shape, material or disposition of the bump connectors prior to the connecting process
    • H01L2224/13Structure, shape, material or disposition of the bump connectors prior to the connecting process of an individual bump connector

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  • Non-Metallic Protective Coatings For Printed Circuits (AREA)
  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 半田ボールおよび該半田ボールの根元の部分
を保護するための保護膜を有するBGA等と呼ばれる半
導体装置において、半田ボールおよび保護膜を短い工程
で形成する。 【解決手段】 PET等からなる剥離層22および該剥
離層22の下面に積層された熱可塑性樹脂からなる保護
膜形成用層23の貫通孔内に埋め込まれた半田柱31の
下面を半導体基板11上に形成された外部接続端子18
上に配置する。次に、上下の加熱板35、36により加
熱し、保護膜形成用層23を溶融させて半導体基板11
上に転写し、半導体基板11上に保護膜を形成する。次
に、剥離層22を剥離し、半田柱31の上部を保護膜上
に突出させる。次に、熱処理により、半田柱31を溶融
し、外部接続端子18上に半田ボールを形成し、且つ、
該半田ボールの根元を保護膜で覆う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半田ボール等か
らなる低融点金属ボールを備えた回路基板の製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】例えばBGA(ball grid array)と呼ば
れる半導体装置には、一例として、図12に示すような
ものがある。この半導体装置は、シリコン等からなる半
導体基板1を備えている。半導体基板1の上面周辺部に
は複数の接続パッド2が形成されている。接続パッド2
の中央部を除く上面全体には絶縁膜3が形成され、接続
パッド2の中央部は絶縁膜3に形成された開口部4を介
して露出されている。接続パッド2の中央部上面から絶
縁膜3の上面の所定の箇所にかけて再配線5が形成され
ている。再配線5の先端のパッド部を除く上面全体には
層間絶縁膜6が形成され、再配線5の先端のパッド部は
層間絶縁膜6に形成された開口部7を介して露出されて
いる。再配線5の先端のパッド部上面およびその周囲の
層間絶縁膜6の上面には外部接続端子8が形成されてい
る。外部接続端子8上には半田ボール9が形成されてい
る。半田ボール9の根元から層間絶縁膜6の上面にかけ
て保護膜10が形成されている。
【0003】この場合、保護膜10は、半田ボール9を
形成した後に、半田ボール9の根元の近傍における層間
絶縁膜6の上面にポッティングより滴下された液状の樹
脂が表面張力により半田ボール9の根元の表面に沿って
登ることにより形成される。この保護膜10は、この半
導体装置を回路基板(図示せず)上に実装した後におい
て、温度サイクル試験等を行ったとき、半導体基板1と
回路基板との間の熱膨張係数差に起因して発生する応力
により、半田ボール9と外部接続端子8との界面にクラ
ックが発生しにくいようにするためのものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
このような半導体装置では、半田ボール9の形成工程と
保護膜10の形成工程とが別々である上、保護膜10を
形成するとき、ポッティングより液状の樹脂を各半田ボ
ール9の根元の近傍における層間絶縁膜6の上面に滴下
しているので、工程が長くなるという問題があった。こ
の発明の課題は、半田ボール等の低融点金属ボールおよ
び該低融点金属ボールの根元の部分を保護するための保
護膜を短い工程で形成することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、剥離層および該剥離層の下面に積層された保護膜形
成用層の複数の箇所に形成された複数の貫通孔内に埋め
込まれた複数の低融点金属柱の下面を回路基板上に形成
された複数の外部接続端子上に配置し、前記保護膜形成
用層を前記回路基板上に転写して前記回路基板上に保護
膜を形成し、前記剥離層を剥離して前記低融点金属柱の
上部を前記保護膜上に突出させ、熱処理により前記低融
点金属柱を溶融してボール状とすることにより前記外部
接続端子上に低融点金属ボールを形成し、且つ、該低融
点金属ボールの根元を前記保護膜で覆うことを特徴とす
るものである。請求項2に記載の発明は、請求項1に記
載の発明において、前記剥離層および該剥離層の下面に
積層された前記保護膜形成用層の貫通孔内に埋め込まれ
た前記低融点金属柱の下部は前記保護膜形成用層の下面
側にやや突出されていることを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明におい
て、前記低融点金属柱を形成するための低融点金属層下
に前記剥離層、前記保護膜形成用層および別の剥離層を
この順で積層したものの複数の箇所に打ち抜きにより複
数の貫通孔を形成するとともに、前記低融点金属層から
の打ち抜き片からなる前記低融点金属柱を前記剥離層、
前記保護膜形成用層および前記別の剥離層の貫通孔内に
埋め込み、前記低融点金属層を取り除き、前記別の剥離
層を剥離して前記低融点金属柱の下部を前記保護膜形成
用層の下面側にやや突出させることを特徴とするもので
ある。請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明
において、前記剥離層、前記保護膜形成用層および前記
別の剥離層の合計厚さは前記低融点金属層の厚さとほぼ
同じであることを特徴とするものである。請求項5に記
載の発明は、請求項1〜4のいずれかに記載の発明にお
いて、前記保護膜形成用層は熱可塑性樹脂からなること
を特徴とするものである。請求項6に記載の発明は、請
求項5に記載の発明において、前記保護膜形成用層の転
写は、前記熱可塑性樹脂の溶融温度以上で前記低融点金
属の溶融温度未満の温度に加熱して行うことを特徴とす
るものである。請求項7に記載の発明は、請求項1〜6
のいずれかに記載の発明において、前記外部接続端子
は、前記回路基板上に形成された再配線の先端のパッド
部上に形成された接続端子であることを特徴とするもの
である。請求項8に記載の発明は、請求項1〜6のいず
れかに記載の発明において、前記外部接続端子は、前記
回路基板上に形成された再配線の先端のパッド部である
ことを特徴とするものである。請求項9に記載の発明
は、請求項1〜6のいずれかに記載の発明において、前
記外部接続端子は、前記回路基板上に形成された再配線
の先端のパッド部上に形成された柱状電極であることを
特徴とするものである。そして、この発明によれば、剥
離層および保護膜形成用層の貫通孔内に埋め込まれた低
融点金属柱の下面を回路基板上に形成された外部接続端
子上に配置し、保護膜形成用層を回路基板上に転写して
回路基板上に保護膜を形成し、剥離層を剥離して低融点
金属柱の上部を保護膜上に突出させ、熱処理により低融
点金属ボールを形成し、且つ、該低融点金属ボールの根
元を保護膜で覆うようにしているので、低融点金属ボー
ルと保護膜をほとんど同じ工程で形成することができる
上、保護膜を一括して形成することができ、したがって
低融点金属ボールおよび保護膜を短い工程で形成するこ
とができる。
【0006】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の一実施形態とし
ての半導体装置の断面図を示したものである。この半導
体装置は、シリコン等からなる半導体基板11を備えて
いる。半導体基板11の上面周辺部には複数の接続パッ
ド12が形成されている。接続パッド12の中央部を除
く上面全体には絶縁膜13が形成され、接続パッド12
の中央部は絶縁膜13に形成された開口部14を介して
露出されている。接続パッド12の中央部上面から絶縁
膜13の上面の所定の箇所にかけて再配線15が形成さ
れている。再配線15の先端のパッド部を除く上面全体
には層間絶縁膜16が形成され、再配線15の先端のパ
ッド部は層間絶縁膜16に形成された平面円形状の開口
部17を介して露出されている。再配線15の先端のパ
ッド部上面およびその周囲の層間絶縁膜16の上面には
平面円形状の外部接続端子18が形成されている。外部
接続端子18上には半田ボール(低融点金属ボール)1
9が形成されている。半田ボール19の根元を含む層間
絶縁膜16の上面には保護膜20がほぼ一定の厚さで形
成されている。
【0007】次に、この半導体装置の製造方法の一例に
ついて説明する。まず、図2に示すように、ウエハ状態
のシリコン基板からなる半導体基板11の上面周辺部に
複数の接続パッド12が形成され、その上面の接続パッ
ド12の中央部を除く部分に絶縁膜13が形成され、絶
縁膜13に形成された開口部14を介して露出された接
続パッド12の上面から絶縁膜13の上面の所定の箇所
にかけて再配線15が形成され、その上面の再配線15
の先端のパッド部を除く部分にポリイミド等からなる層
間絶縁膜16が形成され、層間絶縁膜16に形成された
平面円形状の開口部17を介して露出された再配線15
の先端のパッド部上面およびその周囲の層間絶縁膜16
の上面に平面円形状の外部接続端子18が形成されたも
のを用意する。
【0008】また、図3に示すように、最終的には図1
に示す半田ボール19を形成するための半田層(低融点
金属層)21、PET(ポリエチレンテレフタレート)
等からなる第1の剥離層22、熱可塑性エポキシ樹脂や
B−ステージエポキシ樹脂等の熱可塑性樹脂からなる保
護膜形成用層23およびPET等からなる第2の剥離層
24を用意する。この場合、熱可塑性樹脂からなる保護
膜形成用層23は若干の粘着性を有しているので、第1
および第2の剥離層22、24は保護膜形成用層23の
上面および下面に貼り付けられている。
【0009】半田層21の厚さは、後述する打ち抜き用
の上金型25の平面円形状の突起26の直径との関係も
あるが、一応、形成すべき半田ボール19の1個の体積
に対応する厚さとなっている。保護膜形成用層23の厚
さは、形成すべき保護膜20の厚さに対応する厚さとな
っている。第1の剥離層22、保護膜形成用層23およ
び第2の剥離層24の合計厚さは、半田層21の厚さと
ほぼ同じとなっている。第1の剥離層22の厚さは、後
述する役目から比較的厚くなっており、第2の剥離層2
4の厚さは、後述する役目から比較的薄くなっている。
【0010】一方、この場合の製造方法では、図3に示
すように、打ち抜き用の上金型25および下金型27を
用いる。上金型25の下面および下金型27には、図2
に示す外部接続端子18の上面中央部に対応する位置に
平面円形状の突起26および貫通孔28が設けられてい
る。この場合、上金型25の突起26の高さは半田層2
1の厚さとほぼ同じであるが、それよりもやや高くなる
ようにしてもよい。
【0011】さて、図1に示す半導体装置を製造する場
合には、まず、図3に示すように、下金型27の上面に
第2の剥離層24、保護膜形成用層23、第1の剥離層
22および半田層21をこの順で載置する。次に、上金
型25を下降させる。すると、図4に示すように、上金
型25の突起26により半田層21が打ち抜かれ、その
打ち抜き片からなる半田柱(低融点金属柱)31により
第1の剥離層22、保護膜形成用層23および第2の剥
離層24が打ち抜かれ、それらの打ち抜き片32が下金
型27の貫通孔28から排出される。これにより、第1
の剥離層22、保護膜形成用層23および第2の剥離層
24に貫通孔33が形成され、且つ、当該貫通孔33内
に半田柱31が埋め込まれる。
【0012】この状態では、上金型25の突起26の高
さが半田層21の厚さとほぼ同じであるので、突起26
の下面が第1の剥離層22の上面とほぼ同一面となり、
半田柱31の上面が第1の剥離層22の上面とほぼ同一
面となる。また、半田層21の厚さが、第1の剥離層2
2、保護膜形成用層23および第2の剥離層24の合計
厚さとほぼ同じであるので、半田柱31の下面が第2の
剥離層24の下面とほぼ同一面となる。ここで、第1の
剥離層22は、形成すべき半田ボール19の1個の体積
に対応する高さの半田柱31を得るために、比較的厚く
なっている。
【0013】次に、上金型25を上昇させ、半田層21
を取り出し、また半田柱31を含む第1の剥離層22、
保護膜形成用層23および第2の剥離層24を取り出
す。半田層21は、ここで用済みとなる。次に、第2の
剥離層24を剥離すると、図5に示すように、保護膜形
成用層23の下面が露出され、半田柱31の下部が保護
膜形成用層23の下面側にやや突出される。ここで、第
2の剥離層24は、この時点まで保護膜形成用層23の
下面を覆っていることにより、若干の粘着性を有する保
護膜形成用層23の下面に塵埃等が付着するのを防止す
るためのものであり、比較的薄くなっている。
【0014】次に、図6に示すように、図2に示すもの
を下加熱板34の上面に載置し、その上面に図5に示す
ものを位置合わせして載置し、その上面に上加熱板35
を載置する。この状態では、半田柱31の下部は平面円
形状の外部接続端子18の上面中央部に載置され、保護
膜形成用層23と層間絶縁膜16との間に若干の隙間が
形成されている。
【0015】次に、両加熱板35、36による加熱によ
り、半田の溶融温度(180〜230℃程度)未満で保
護膜形成用層23の溶融温度(100〜200℃程度)
以上の温度(例えば130〜220℃程度)で加熱する
と、図7に示すように、保護膜形成用層23が溶融して
外部接続端子18の周辺部を含む層間絶縁膜16の上面
に転写され、外部接続端子18の周辺部を含む層間絶縁
膜16の上面に保護膜20が形成される。
【0016】次に、上加熱板35を上昇させ、保護膜2
0が固化した後に第1の剥離層22を剥離すると、図8
に示すものが得られる。この状態では、保護膜20は、
外部接続端子18の周辺部を含む層間絶縁膜16の上面
および半田柱31の下部外周面に固着されている。ま
た、半田柱31の上部は保護膜20の上面側に突出され
ている。
【0017】次に、図示しないオーブン等の加熱装置を
用いて、半田の溶融温度(180〜230℃程度)以上
の温度(例えば210〜250℃程度)で加熱すると、
半田柱31が溶融して表面張力により丸まることによ
り、図9に示すように、外部接続端子18上に半田ボー
ル19が形成される。このとき、保護膜20も溶融し、
そのうちの半田ボール19の形成の邪魔になる部分が周
囲に広がって表面張力により半田ボール19の表面に沿
ってやや登る。したがって、この状態では、半田ボール
19の根元は保護膜20によって覆われている。次に、
ダイシング工程を経ると、図1に示す半導体装置が得ら
れる。
【0018】このようにして得られた半導体装置では、
保護膜形成用層23を層間絶縁膜16上に転写して層間
絶縁膜16上に保護膜20を形成し、第1の剥離層22
を剥離して半田柱31の上部を保護膜20上に突出さ
せ、熱処理により半田柱31をボール状にして半田ボー
ル19を形成し、且つ、該半田ボール19の根元を保護
膜20で覆うようにしているので、半田ボール19と保
護膜20をほとんど同じ工程で形成することができる
上、保護膜20を一括して形成することができ、したが
って半田ボール19および保護膜20を短い工程で形成
することができる。
【0019】なお、上記実施形態では、ウエハ状態のシ
リコン基板からなる半導体基板11を用いた場合につい
て説明したが、これに限らず、例えば図2に示す状態に
おいてダイシングして個々の半導体チップに分断し、検
査により良品と判断された半導体チップのみに対して、
図6〜図9に示すような工程を行うようにしてもよい。
このようにした場合には、検査により不良品と判断され
た半導体チップに対して、図6〜図9に示すような工程
は行わないので、材料費を節約することができる。
【0020】また、上記実施形態では、図1に示すよう
に、再配線5の先端のパッド部上面に形成された外部接
続端子18上に半田ボール19を形成する場合について
説明したが、これに限定されるものではない。例えば、
図10に示すこの発明の他の実施形態のように、図1に
示す外部接続端子18を形成せずに、再配線5の先端の
パッド部を外部接続端子とし、この上に半田ボール19
を形成するようにしてもよい。
【0021】また、図11に示すこの発明のさらに他の
実施形態のように、図1に示す層間絶縁膜16および外
部接続端子18を形成せずに、再配線5の先端のパッド
部上面に形成された柱状電極41を除く上面全体に封止
膜42が形成されたものにおいて、外部接続端子となる
柱状電極41上に半田ボール19を形成し、且つ、封止
膜42上に保護膜20を形成するようにしてもよい。さ
らに、この発明は、ボール状の電極を半導体基板に形成
する場合に限らず、フェノール樹脂硬質基板やセラミッ
ク基板、あるいはフィルム基板等の回路基板にも適用可
能である。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、剥離層および保護膜形成用層の貫通孔内に埋め込ま
れた低融点金属柱の下面を回路基板上に形成された外部
接続端子上に配置し、保護膜形成用層を回路基板上に転
写して回路基板上に保護膜を形成し、剥離層を剥離して
低融点金属柱の上部を保護膜上に突出させ、熱処理によ
り低融点金属ボールを形成し、且つ、該低融点金属ボー
ルの根元を保護膜で覆うようにしているので、低融点金
属ボールと保護膜をほとんど同じ工程で形成することが
できる上、保護膜を一括して形成することができ、した
がって低融点金属ボールおよび保護膜を短い工程で形成
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態としての半導体装置の断
面図。
【図2】図1に示す半導体装置の製造に際し、当初用意
したものを説明するために示す断面図。
【図3】図1に示す半導体装置の製造に際し、当初用意
した別のものを説明するとともに当初の工程を説明する
ために示す断面図。
【図4】図3に続く工程の断面図。
【図5】図4に続く工程の断面図。
【図6】図5に続く工程の断面図。
【図7】図6に続く工程の断面図。
【図8】図7に続く工程の断面図。
【図9】図8に続く工程の断面図。
【図10】この発明の他の実施形態としての半導体装置
の断面図。
【図11】この発明のさらに他の実施形態としての半導
体装置の断面図。
【図12】従来の半導体装置の一例の断面図。
【符号の説明】
11 半導体基板 12 接続パッド 15 再配線 16 層間絶縁膜 18 外部接続端子 19 半田ボール 20 保護膜 21 半田層 22 第1の剥離層 23 保護膜形成用層 24 第2の剥離層

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 剥離層および該剥離層の下面に積層され
    た保護膜形成用層の複数の箇所に形成された複数の貫通
    孔内に埋め込まれた複数の低融点金属柱の下面を回路基
    板上に形成された複数の外部接続端子上に配置し、前記
    保護膜形成用層を前記回路基板上に転写して前記回路基
    板上に保護膜を形成し、前記剥離層を剥離して前記低融
    点金属柱の上部を前記保護膜上に突出させ、熱処理によ
    り前記低融点金属柱を溶融してボール状とすることによ
    り前記外部接続端子上に低融点金属ボールを形成し、且
    つ、該低融点金属ボールの根元を前記保護膜で覆うこと
    を特徴とする回路基板の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の発明において、前記剥
    離層および該剥離層の下面に積層された前記保護膜形成
    用層の貫通孔内に埋め込まれた前記低融点金属柱の下部
    は前記保護膜形成用層の下面側にやや突出されているこ
    とを特徴とする回路基板の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の発明において、前記低
    融点金属柱を形成するための低融点金属層下に前記剥離
    層、前記保護膜形成用層および別の剥離層をこの順で積
    層したものの複数の箇所に打ち抜きにより複数の貫通孔
    を形成するとともに、前記低融点金属層からの打ち抜き
    片からなる前記低融点金属柱を前記剥離層、前記保護膜
    形成用層および前記別の剥離層の貫通孔内に埋め込み、
    前記低融点金属層を取り除き、前記別の剥離層を剥離し
    て前記低融点金属柱の下部を前記保護膜形成用層の下面
    側にやや突出させることを特徴とする回路基板の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の発明において、前記剥
    離層、前記保護膜形成用層および前記別の剥離層の合計
    厚さは前記低融点金属層の厚さとほぼ同じであることを
    特徴とする回路基板の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の発明に
    おいて、前記保護膜形成用層は熱可塑性樹脂からなるこ
    とを特徴とする回路基板の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の発明において、前記保
    護膜形成用層の転写は、前記熱可塑性樹脂の溶融温度以
    上で前記低融点金属の溶融温度未満の温度に加熱して行
    うことを特徴とする回路基板の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載の発明に
    おいて、前記外部接続端子は、前記回路基板上に形成さ
    れた再配線の先端のパッド部上に形成された接続端子で
    あることを特徴とする回路基板の製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項1〜6のいずれかに記載の発明に
    おいて、前記外部接続端子は、前記回路基板上に形成さ
    れた再配線の先端のパッド部であることを特徴とする回
    路基板の製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項1〜6のいずれかに記載の発明に
    おいて、前記外部接続端子は、前記回路基板上に形成さ
    れた再配線の先端のパッド部上に形成された柱状電極で
    あることを特徴とする回路基板の製造方法。
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