JP2002313838A - 電子部品の製造方法、通信装置 - Google Patents

電子部品の製造方法、通信装置

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JP2002313838A JP2001119959A JP2001119959A JP2002313838A JP 2002313838 A JP2002313838 A JP 2002313838A JP 2001119959 A JP2001119959 A JP 2001119959A JP 2001119959 A JP2001119959 A JP 2001119959A JP 2002313838 A JP2002313838 A JP 2002313838A
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一伸 下江
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 歩留まりを改善でき生産性向上につながり、
長期的信頼性も得られる電子部品の製造方法、通信装置
を提供する。 【解決手段】 電子デバイス素子2上のバンプ8の上、
あるいは容器3のバンプ8が対向する電極部6の上に低
融点金属層12を設ける。フェイスダウンボンド時の超
音波により低融点金属層12がバンプ8および前記電極
部6と金属間化合物層12aを形成して電子デバイス素
子2を容器3に接続して搭載する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は主に、表面実装を可
能とする容器内の基板上に電子デバイス素子をフェイス
ダウン工法で搭載した電子部品の製造方法、特に電子デ
バイス素子が弾性表面波素子である電子部品の製造方
法、通信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話等の通信装置に対し、小
型化や薄型化が要求されている。このことから、通信装
置に用いられる弾性表面波装置といった電子部品では、
小型化、低背化が求められている。このような小型化、
低背化を進めるために、電子部品においては、フェイス
ダウン工法と呼ばれる方法が検討されてきた。
【0003】次に、一般的なフェイスダウン工法を用い
た電子部品の断面構造を図4を用いて説明する。フェイ
スダウン工法では、電子デバイス素子2はその機能面4
を下に、容器(セラミックパッケージや基板)3内の搭
載面5に対向するように配置され、バンプ8を介して前
記電子デバイス素子2の素子電極部7と前記容器3上の
電極部6とが機械的・電気的に接続(接合)(一般にフ
ェイスダウンボンドという)されている。
【0004】電子デバイス素子2としての、例えば弾性
表面波デバイスで一般に用いられている例(従来例1)
を示すと、バンプはAuを主成分とするバンプ8であ
り、容器3内の電極部6は下地層がタングステンで、そ
の上にNiメッキ、Auメッキを順次施した構造であ
る。
【0005】また、図5に示すように、フェイスダウン
ボンド時には、容器3を載置する載置台20の側から加
熱し、超音波発生ツール21にて電子デバイス素子2の
裏面から超音波振動(US振動)をバンプ8に伝えるこ
とで、Auからなるバンプ8と前記電極部6のAuメッ
キ部が相互拡散を起こして強固な接続を得るものであ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな電子部品の場合、バンプ数が多くなると、バンプ8
と電極部6との間の摩擦力が超音波発生ツール21と電
子デバイス素子2間の摩擦力より大きくなるため、前記
超音波発生ツール21と電子デバイス素子2との間です
べりが生じ、効率よく超音波が伝わらず、バンプ8と電
極部6間において十分な接続強度が得られない問題が発
生する。
【0007】この問題を解決する方法として、図6
(a)に示すように、Auからなるバンプ8を用い、こ
のバンプ8上にAg等を含有した導電性のある樹脂接着
材10を形成し、図6(b)に示すように、上記電極部
6とバンプ8とを前記樹脂接着材10で接続する方法が
知られている(従来例2)。
【0008】しかしながら、この場合、前記樹脂接着材
10は比較的機械的強度が弱いため、バンプ8周辺をア
ンダーフィル等で補強してやらなければならず、コスト
アップの原因となったり、また、電子デバイス素子2が
弾性表面波素子の場合、弾性表面波素子が機能するため
の空間を確保するための工夫が必要になったりするとい
う問題が発生する。
【0009】また、半導体の電子部品においては、上述
のバンプ8に代えて、図7に示すように、ボール状のは
んだ11を使用し、はんだ11自体を加熱することで、
はんだ11と電極部6を接続する方法が知られている
(従来例3)。
【0010】この場合、バンプ数が多くなっても安定し
た接続状態が得られる。しかしながら、この様な接続に
用いられる、いわゆる高温はんだは、ほとんどPbを含
んでおり、Pbに関しては環境汚染の原因となるため好
ましくない。
【0011】本発明は上記問題に対処したもので、フェ
イスダウン工法を用いた電子部品(特に弾性表面波装
置)において、バンプ数が比較的多い構造であってもア
ンダーフィル等の補強材を用いることなく接続強度が維
持できると共に、環境汚染を伴わない、小型化可能な電
子部品の製造方法、通信装置を提供することを目的とし
ている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の電子部品の製造
方法は、上記課題を解決するために、電子デバイス素子
をフェイスダウン工法にて基板上に搭載する電子部品の
製造方法において、電子デバイス素子の素子電極上にバ
ンプを形成し、そのバンプ上にバンプより低融点である
低融点金属層を設け、フェイスダウン工法による接続時
に、低融点金属層とバンプおよびバンプに対向する基板
上の電極部とより金属間化合物層を超音波を用いて形成
することを特徴としている。
【0013】本発明の電子部品の他の製造方法は、前記
課題を解決するために、電子デバイス素子をフェイスダ
ウン工法にて基板上に搭載する電子部品の製造方法にお
いて、電子デバイス素子の素子電極上にバンプを形成す
る一方、基板上の電極部上にバンプより低融点である低
融点金属層を設け、フェイスダウン工法による接続時
に、低融点金属層とバンプおよびバンプに対向する基板
上の電極部とより金属間化合物層を超音波を用いて形成
することを特徴としている。
【0014】上記方法によれば、超音波を用いて、金属
間化合物層を形成するので、金属間化合物層を形成する
ための印加温度を抑制、つまり低温にて接続でき、電子
デバイス素子等の他の部材への熱的ダメージを軽減でき
る。このことから、上記方法では、熱的ダメージが低減
されることにより、電子部品の歩留りや耐久性を改善で
きる。
【0015】上記製造方法では、低融点金属層を、低融
点金属層の融点と比べ金属間化合物層の融点が高くなる
ように選定することが好ましい。上記方法によれば、接
続後の金属間化合物層の融点が、低融点金属層より高い
ので、低温にて接続した後では、接続時の温度より高
温、例えばハンダのリフロー時の温度が印加されても、
上記接続が維持されるので、製造方法における自由度を
大きくできる。
【0016】上記製造方法においては、バンプはAuを
主成分とする導電材料であり、電極部の最上層はAuを
主成分とする導電材料であることが望ましい。上記製造
方法では、低融点金属層はSnを主成分とする導電材料
であることが好ましい。
【0017】上記製造方法においては、フェイスダウン
工法の工程では、超音波に加え、熱、荷重の少なくとも
何れか一つを用いて金属間化合物層を形成してもよい。
上記方法によれば、超音波に加え、熱、荷重の少なくと
も何れか一つを併用することにより、金属間化合物層の
形成を確実化できる。
【0018】上記製造方法では、フェイスダウン工法の
工程の後、さらに金属間化合物層を形成するためのアニ
ール処理の工程を有していてもよい。上記方法によれ
ば、アニール処理により、金属間化合物層の形成を確実
化できる。
【0019】本発明の通信装置は、前記の課題を解決す
るために、上記の何れかに記載の製造方法により得られ
た電子部品を有することを特徴としている。上記構成に
よれば、熱的ダメージが軽減された電子部品を有するの
で、製造時の歩留りを向上でき、かつ、特性劣化が抑制
されて耐久性を改善できる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の実施の各形態について図
1ないし図3に基づいて説明すれば、以下の通りであ
る。
【0021】(実施の第一形態)以下、本発明の実施の
第一形態について図1および図2に基づき説明する。図
1は、本発明の実施の第一形態の電子部品の製造方法に
おける、上記電子部品のバンプ8付近の概略構成図であ
る。なお、本実施の第一形態では、従来の技術の欄にて
説明した部材と同一の機能を有する部材については、同
一の部材番号を付与してその説明を省いた。
【0022】まず、上記製造方法では、電子デバイス素
子2側の素子電極部7上にAuを主成分とするバンプ8
を形成する。続いて、バンプ8の先端部にSnを主成分
とする低融点金属層12を形成する。
【0023】一方、前記電子デバイス素子2を収納する
容器3において、その搭載面5に電極部6を形成する。
容器3はセラミックス等の絶縁体の基板3aを備えてい
る。上記電極部6は図示していないが下地層がタングス
テンで、上記下地層上にNiメッキ、Auメッキを順に
施した構造である。
【0024】前記電子デバイス素子2は容器3にフェイ
スダウンボンドされるが、例えば、その方法として図5
に示す方法すなわち、電子デバイス素子2を容器3に押
し付ける(荷重:50g〜150g/バンプ1個当た
り)ことでバンプ8上の低融点金属層12と電極部6を
接触させ、かつ、上記両者間の接触面積を増加させ、超
音波振動(60KHz〜70KHzまたは130kHz
前後)を連続的に、電子デバイス素子2の裏面側(素子
電極部7の形成面に対向する背面側)から与え、また、
必要に応じて容器3の下面から熱を与える方法である。
【0025】この方法により、低融点金属層12のSn
が電極部6のAuおよびバンプ8のAuと反応し共晶化
が進行して、AuSn合金である金属間化合物層12a
(図1(c))に変化する。これにより、電子デバイス
素子2側のバンプ8と容器3側の電極部6との電気的・
機械的な接続が完成する。実際の、低融点金属層12の
Snの量は、最終的に、Au:Sn=80:20のAu
Sn合金からなる金属間化合物層12aが形成されるよ
うな量をあらかじめ設定するのが望ましい。
【0026】このような製造方法を用いて素子電極部7
の数を代えて(つまりバンプ8の数を変化させて)、電
子デバイス素子2をフェイスダウン工法により容器3に
搭載した各電子部品を作製した。
【0027】これら各電子部品について、容器3を固定
し電子デバイス素子2をその側面から(素子電極部7の
形成面の表面方向に沿って)押した時の強度(ダイシェ
ア強度)とバンプの数との関係を調査した結果を図2に
示す。
【0028】図2における、Aで示す線が本実施の形態
に係る、バンプ電極構造のものである。また、図2にお
ける、Bで示す線は従来のバンプ構造(前述の従来例
1)のものである。電子デバイス素子2は、基板3aに
圧電性を有するLT基板を用いた弾性表面波素子であ
り、素子の大きさは1.1×1.6mm、基板厚み0.
35mmである。また、バンプ8の径は接続後で約15
0μmのものであり、フェイスダウン時の荷重、温度、
超音波振動の条件は同じである。
【0029】一般にダイシェア強度はバンプ8の数に比
例して上がるが、従来例1の場合、14バンプ以上にな
るとダイシェア強度は伸び悩む傾向となる。
【0030】この原因は、従来技術の問題点でも述べた
ように、バンプ数が多くなるとバンプ8と電極部6の摩
擦力が超音波発生ツール21と電子デバイス素子2との
間の摩擦力より大きくなるため、前記超音波発生ツール
21と電子デバイス素子2との間ですべりが生じ、効率
よく超音波がバンプ8に伝わらず、バンプ8と電極部6
との間において十分な接続強度が得られないためであ
る。
【0031】これに対し、本発明の製造方法では、ほぼ
バンプ数に対してダイシェア強度が比例となる関係が得
られる。すなわち、ある程度の荷重、超音波振動を印加
しながらバンプ8と電極部6とを互いに押し付け、上記
両者間での接触面積を広げることで、上記両者間に挿間
されている低融点金属層12のSnは、比較的低い温度
での加熱及び超音波により、バンプ8及び電極部6のA
uと金属間化合物層12aをより確実に形成することが
できる。上記の比較的低い温度とは、AuSn共晶合金
の融点付近である280℃以下、より好ましくはSnの
融点である232℃以下で、かつ、200℃以上をい
う。
【0032】この結果、本発明では、バンプ8と電極部
6との強度、換言すれぱ電子部品のダイシェア強度を上
げることができて、バンプ8と前記電極部6との間にお
いて強固な機械的・電気的な接続が容易に得られる。ま
た、本発明の製造方法では、得られた電子部品は、低温
度にて接続されているので、電子部品における他の部材
への熱的ダメージも抑制でき、耐久性、特に長期間の経
時的な耐久性が改善されたものとなる。
【0033】さらに、接続前の低融点金属層12のSn
の融点が232℃に対し、最終的に形成される金属間化
合物層12a〔AuSn(80:20)合金〕は融点が
278℃である。従って、フェイスダウンボンド時の接
続時は、超音波により比較的低温加熱(実際には200
℃程度あれば可能である)で接続が実現できることに加
えて、接続後の融点は278℃になるため電子部品を実
装するためのリフロー等の温度に対してもバンプ部が溶
融することに起因する接続不良の発生も防止される。
【0034】本実施の形態では低融点金属層12を、電
子デバイス素子2のバンプ8側に形成したが、図1
(b)に示すように、容器3の電極部6上にあらかじめ
形成してもよく、また両者に形成してもよい。また、低
融点金属層12に関してSnを用いたが、Auと合金層
を形成し、合金層の融点が、用いた低融点金属よりも高
くなるものであればSn以外の金属であってもよい。
【0035】さらに、本実施の形態ではフェイスダウン
工程による接続時に超音波、荷重と熱を併用した場合を
示したが、上述したようにバンプ8と電極部6との間で
の接触面積を大きくし、この部分にある程度の熱が加わ
ればよく、超音波と加熱のみであってもよい。
【0036】このような加熱が低融点金属層12の融点
より低くても接続は可能である。この場合には超音波の
アシストが重要となる。さらに、超音波振動だけでも、
ある程度、バンプ8と電極部6との間に摩擦熱を発生す
るため、超音波のみであってもよい。
【0037】フェイスダウン時で金属間化合物層12a
の形成が不十分な場合、その後にアニール(熱処理)工
程を加えて金属間化合物層12aを更に拡大させること
で、接続強度をあげてもよい。また、このようなアニー
ル工程としては、例えば、200℃〜250℃程度のオ
ーブンにより加熱する工程を挙げることができる。ま
た、アニール工程を、リフロー炉での加熱、あるいは封
止工程等の組み立て時に印加された加熱を利用し兼用さ
せてもよい。
【0038】(実施の第二形態)続いて、図3を参照し
ながら、本実施の第一形態に記載の電子部品を搭載した
通信装置100について説明する。上記通信装置100
は、受信を行うレシーバ側(Rx側)として、アンテナ
101、アンテナ共用部/RFTopフィルタ102、
アンプ103、Rx段間フィルタ104、ミキサ10
5、1stIFフィルタ106、ミキサ107、2nd
IFフィルタ108、1st+2ndローカルシンセサ
イザ111、TCXO(temperature compensated crys
tal oscillator(温度補償型水晶発振器))112、デ
バイダ113、ローカルフィルタ114を備えて構成さ
れている。Rx段間フィルタ104からミキサ105へ
は、図3に二本線で示したように、バランス性を確保す
るために各平衡信号にて送信することが好ましい。
【0039】また、上記通信装置100は、送信を行う
トランシーバ側(Tx側)として、上記アンテナ101
および上記アンテナ共用部/RFTopフィルタ102
を共用するとともに、TxIFフィルタ121、ミキサ
122、Tx段間フィルタ123、アンプ124、カプ
ラ125、アイソレータ126、APC(automaticpow
er control (自動出力制御))127を備えて構成さ
れている。
【0040】そして、上述した本実施の第一形態に記載
の電子部品の電子デバイス素子2に弾性表面波装置を用
いた場合、上記電子部品は、上記のRx段間フィルタ1
04、1stIFフィルタ106、TxIFフィルタ1
21、Tx段間フィルタ123に好適に利用できる。
【0041】よって、上記通信装置は、用いた電子部品
が小型化や高信頼性化されていることにより、特にGH
z帯域以上において小型化および高信頼性化を図れるも
のとなっている。
【0042】
【発明の効果】本発明は、以上のように、フェイスダウ
ン工法による接続時に、低融点金属層とバンプおよびバ
ンプに対向する基板上の電極部とより金属間化合物層を
超音波を用いて形成する方法である。
【0043】それゆえ、上記方法では、バンプの数が比
較的多い場合においても、容易にバンプと前記電極部間
において強固な機械的・電気的な接続が得られ、安定し
たダイシェア強度が得られる。
【0044】よって、上記方法においては、製造工程に
おいては歩留まりを改善でき生産性向上につながり、長
期的信頼性も得られるようになるという効果を奏する。
さらに、上記方法では、従来例2にあるようなアンダー
フィル等も不要であり、従来例3のような環境問題もク
リアできるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子部品の製造方法に係るフェイスダ
ウン工法の場合のバンプ付近の概略構成図であり(a)
は実施の第一形態における接続前の状態、(b)は位置
変形例における接続前の状態、(c)は接続後の状態を
示す。
【図2】本発明の製造方法と、従来の製造方法とにおけ
る、ダイシェア強度とバンプの数との関係を示すグラフ
である。
【図3】本発明の通信装置の要部ブロック図である。
【図4】従来の、一般的なフェイスダウン工法にて作製
された電子部品の概略構成図である。
【図5】従来の、超音波と熱を併用したフェイスダウン
工法を示す概略説明図である。
【図6】従来の、導電性の樹脂接着材を用いたフェイス
ダウン工法の場合のバンプ付近の概略構成図であり、
(a)は接続前、(b)は接続後を示す。
【図7】従来の、はんだバンプ用いたフェイスダウン工
法の場合のバンプ付近の概略構成図であり、(a)は接
続前、(b)は接続後を示す。
【符号の説明】
2 電子デバイス素子 3 容器 3a 基板 4 機能面 5 搭載面 6 電極部 7 素子電極部 8 バンプ 10 導電性の樹脂接着材 11 はんだバンプ 12 低融点金属層 12a 金属間化合物層

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子デバイス素子をフェイスダウン工法に
    て基板上に搭載する電子部品の製造方法において、 電子デバイス素子の素子電極上にバンプを形成し、その
    バンプ上にバンプより低融点である低融点金属層を設
    け、 フェイスダウン工法による接続時に、低融点金属層とバ
    ンプおよびバンプに対向する基板上の電極部とより金属
    間化合物層を超音波を用いて形成することを特徴とする
    電子部品の製造方法。
  2. 【請求項2】電子デバイス素子をフェイスダウン工法に
    て基板上に搭載する電子部品の製造方法において、 電子デバイス素子の素子電極上にバンプを形成する一
    方、基板上の電極部上にバンプより低融点である低融点
    金属層を設け、 フェイスダウン工法による接続時に、低融点金属層とバ
    ンプおよびバンプに対向する基板上の電極部とより金属
    間化合物層を超音波を用いて形成することを特徴とする
    電子部品の製造方法。
  3. 【請求項3】低融点金属層を、低融点金属層の融点と比
    べ金属間化合物層の融点が高くなるように選定すること
    を特徴とする請求項1または2記載の電子部品の製造方
    法。
  4. 【請求項4】バンプはAuを主成分とする導電材料であ
    り、電極部の最上層はAuを主成分とする導電材料であ
    ることを特徴とする請求項1ないし3の何れかに記載の
    電子部品の製造方法。
  5. 【請求項5】低融点金属層はSnを主成分とする導電材
    料であることを特徴とする請求項1ないし4の何れかに
    記載の電子部品の製造方法。
  6. 【請求項6】フェイスダウン工法の工程では、超音波に
    加え、熱、荷重の少なくとも何れか一つを用いて金属間
    化合物層の形成することを特徴とする請求項1ないし5
    の何れかに記載の電子部品の製造方法。
  7. 【請求項7】フェイスダウン工法の工程の後、さらに金
    属間化合物層を形成するためのアニール処理の工程を有
    することを特徴とする請求項1ないし6の何れかに記載
    の電子部品の製造方法。
  8. 【請求項8】請求項1ないし7の何れかに記載の製造方
    法により得られた電子部品を有することを特徴とする通
    信装置。
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