JP2002313783A - 多角形半導体リングレーザの作製方法及び多角形半導体リングレーザ、多角形半導体リングレーザジャイロ - Google Patents
多角形半導体リングレーザの作製方法及び多角形半導体リングレーザ、多角形半導体リングレーザジャイロInfo
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- JP2002313783A JP2002313783A JP2001114346A JP2001114346A JP2002313783A JP 2002313783 A JP2002313783 A JP 2002313783A JP 2001114346 A JP2001114346 A JP 2001114346A JP 2001114346 A JP2001114346 A JP 2001114346A JP 2002313783 A JP2002313783 A JP 2002313783A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡便なプロセスで高い位置合わせ精度を保持
した、多角形半導体リングレーザを作製する。 【解決手段】 図1(d)において、第一のレジスト1
と第二のレジスト2とをマスクにしてドライエッチング
を追加して、コーナーミラー部でのみ活性層領域12と
n型AlGaAsクラッド層11が露出するようにす
る。ドライエッチングの条件は、一回目のドライエッチ
ングの条件と同じである。この際n型AlGaAsクラ
ッド層11を全てエッチングしなくても良い。この工程
によりコーナーミラー部での反射率が向上する事にな
る。またコーナーミラー部は第一のレジスト1のパター
ンを維持したままセルフアラインにてエッチングが行わ
れており、二回のドライエッチングを通して位置ずれを
起こすことがない。最後に図1(e)において、第一の
レジスト1と第二のレジスト2とをリムーバで剥離す
る。
した、多角形半導体リングレーザを作製する。 【解決手段】 図1(d)において、第一のレジスト1
と第二のレジスト2とをマスクにしてドライエッチング
を追加して、コーナーミラー部でのみ活性層領域12と
n型AlGaAsクラッド層11が露出するようにす
る。ドライエッチングの条件は、一回目のドライエッチ
ングの条件と同じである。この際n型AlGaAsクラ
ッド層11を全てエッチングしなくても良い。この工程
によりコーナーミラー部での反射率が向上する事にな
る。またコーナーミラー部は第一のレジスト1のパター
ンを維持したままセルフアラインにてエッチングが行わ
れており、二回のドライエッチングを通して位置ずれを
起こすことがない。最後に図1(e)において、第一の
レジスト1と第二のレジスト2とをリムーバで剥離す
る。
Description
【0001】
【発明が属する後術分野】本発明は少ない工程数、かつ
高位置精度で、多角形半導体リングレーザを作製する方
法、及びその方法で作製した多角形半導体リングレー
ザ、及びその多角形半導体リングレーザを利用したリン
グレーザジャイロに関する。
高位置精度で、多角形半導体リングレーザを作製する方
法、及びその方法で作製した多角形半導体リングレー
ザ、及びその多角形半導体リングレーザを利用したリン
グレーザジャイロに関する。
【0002】
【従来の技術】図5はJournal of Vacu
um Science Technology B12
(5)、1994、p2929に記載されている多角形
半導体リングレーザの作製方法を表す図であり、コーナ
ーミラー部と光導波路部とでエッチング深さを異なるも
のにしてある。また、光導波路及びミラー部はセルフア
ラインにて形成されている。
um Science Technology B12
(5)、1994、p2929に記載されている多角形
半導体リングレーザの作製方法を表す図であり、コーナ
ーミラー部と光導波路部とでエッチング深さを異なるも
のにしてある。また、光導波路及びミラー部はセルフア
ラインにて形成されている。
【0003】まず図5(a)において、kレーザ機能層
となるべき活性層領域52とその上下に図示しないクラ
ッド層とがGaAs基板51上に成長してあるものに、
SiO253を成膜する。次いで第一レジスト54を多
角形半導体リングレーザ光導波路の形状にパターニング
する。
となるべき活性層領域52とその上下に図示しないクラ
ッド層とがGaAs基板51上に成長してあるものに、
SiO253を成膜する。次いで第一レジスト54を多
角形半導体リングレーザ光導波路の形状にパターニング
する。
【0004】次いで図5(b)において、第一レジスト
54をマスクにして、SiO253を多角形半導体リン
グレーザ光導波路の形状にエッチングする。
54をマスクにして、SiO253を多角形半導体リン
グレーザ光導波路の形状にエッチングする。
【0005】次いで図5(c)において、第一レジスト
54をリムーバーまたはアッシングにて除去し、その後
多角形半導体リングレーザ光導波路のコーナーミラーと
なる箇所を保護するように、第二のレジスト55をパタ
ーニングする。
54をリムーバーまたはアッシングにて除去し、その後
多角形半導体リングレーザ光導波路のコーナーミラーと
なる箇所を保護するように、第二のレジスト55をパタ
ーニングする。
【0006】次いで図5(d)において、SiO253
と第二のレジスト55とをマスクにして、多角形半導体
リングレーザ光導波路の側壁となる部分を、GaAs基
板51を活性層領域52に達しない深さまでドライエッ
チングして作製する。
と第二のレジスト55とをマスクにして、多角形半導体
リングレーザ光導波路の側壁となる部分を、GaAs基
板51を活性層領域52に達しない深さまでドライエッ
チングして作製する。
【0007】次いで図5(e)においてマスクとして機
能するSiO256を全面に成膜する。
能するSiO256を全面に成膜する。
【0008】次いで図5(f)において、第二レジスト
55を用いてSiO256をリフトオフし、多角形半導
体リングレーザのコーナーミラーとなる箇所を露出させ
る。
55を用いてSiO256をリフトオフし、多角形半導
体リングレーザのコーナーミラーとなる箇所を露出させ
る。
【0009】次いで図5(g)において、SiO253
とSiO256とをマスクにして、GaAs基板51を
レーザ機能層の厚み程度の深さドライエッチングして、
多角形半導体リングレーザのコーナーミラー部を作製す
る。
とSiO256とをマスクにして、GaAs基板51を
レーザ機能層の厚み程度の深さドライエッチングして、
多角形半導体リングレーザのコーナーミラー部を作製す
る。
【0010】最後に図5(h)において、SiO253
とSiO256とを除去することによって、コーナーミ
ラー部と光導波路部とでエッチング深さが異なる多角形
半導体リングレーザの作製が終了する。
とSiO256とを除去することによって、コーナーミ
ラー部と光導波路部とでエッチング深さが異なる多角形
半導体リングレーザの作製が終了する。
【0011】このエッチング方法によれば、第一レジス
トのパターンの形状を正確に保持してセルフアラインで
異なる深さのエッチングが可能であり、何度もレジスト
をパターニングして位置ずれを起こす心配も全くなく多
角形半導体リングレーザを作製するのに非常に有効な手
段である。
トのパターンの形状を正確に保持してセルフアラインで
異なる深さのエッチングが可能であり、何度もレジスト
をパターニングして位置ずれを起こす心配も全くなく多
角形半導体リングレーザを作製するのに非常に有効な手
段である。
【0012】この多角形半導体リングレーザにおいて
は、光導波路の側壁部では素子寿命を延ばすために活性
層まで達しない深さにエッチングし、コーナーミラー部
ではパワー反射率を稼ぐために深いエッチングをするこ
とが望まれており、前述したエッチング方法はこの要求
を満たすことができる。
は、光導波路の側壁部では素子寿命を延ばすために活性
層まで達しない深さにエッチングし、コーナーミラー部
ではパワー反射率を稼ぐために深いエッチングをするこ
とが望まれており、前述したエッチング方法はこの要求
を満たすことができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例ではマスクとなる絶縁膜を二回成膜するなど工程数が
多いためプロセス歩留まりの低下を招く。またそれによ
るコストの上昇も無視できない。
例ではマスクとなる絶縁膜を二回成膜するなど工程数が
多いためプロセス歩留まりの低下を招く。またそれによ
るコストの上昇も無視できない。
【0014】またエッチングマスクとして機能している
絶縁膜をドライエッチングもしくはウェットエッチング
にて除去する際に、光導波路側壁部及びコーナーミラー
部にダメージが入る可能性も否定できない。
絶縁膜をドライエッチングもしくはウェットエッチング
にて除去する際に、光導波路側壁部及びコーナーミラー
部にダメージが入る可能性も否定できない。
【0015】また絶縁体がカバレッジ良く成膜されるた
め、リフトオフ工程に難点がある。
め、リフトオフ工程に難点がある。
【0016】また一つの深さに対して一回ずつエッチン
グをしていくために、エッチング時間が長くなり、コス
ト上昇を招く。
グをしていくために、エッチング時間が長くなり、コス
ト上昇を招く。
【0017】そこで、本発明は、簡便なプロセスで高い
位置合わせ精度を保持した、多角形半導体リングレーザ
を作製する方法、及びその方法で作製した多角形半導体
リングレーザ、及びその多角形半導体リングレーザを利
用したリングレーザジャイロを提供することを課題とし
ている。
位置合わせ精度を保持した、多角形半導体リングレーザ
を作製する方法、及びその方法で作製した多角形半導体
リングレーザ、及びその多角形半導体リングレーザを利
用したリングレーザジャイロを提供することを課題とし
ている。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明者は、レジストの
重ね塗りによって工程数などの前記問題点を解決できる
ことを見いだした。一度ドライエッチングのエッチング
マスクとして使用したレジストは表面層が変質している
ため、下地にするレジストの形状を保持しながら重ね塗
りできるという性質を持ち合わせている。この性質を利
用すれば素子の作製工程を大幅に簡素化でき、微細な位
置あわせを必要とするフォトリソグラフィーをセルフア
ラインによって省略することもできる。
重ね塗りによって工程数などの前記問題点を解決できる
ことを見いだした。一度ドライエッチングのエッチング
マスクとして使用したレジストは表面層が変質している
ため、下地にするレジストの形状を保持しながら重ね塗
りできるという性質を持ち合わせている。この性質を利
用すれば素子の作製工程を大幅に簡素化でき、微細な位
置あわせを必要とするフォトリソグラフィーをセルフア
ラインによって省略することもできる。
【0019】すなわち、上記の課題を解決するための本
発明の多角形半導体リングレーザの作製方法は、少なく
ともp型クラッド、活性層領域、n型クラッドからなる
半導体レーザの機能層が成長されている半導体基板上
に、第一のレジストを多角形光導波路の形にパターニン
グする工程と、第一のレジストをマスクにしてp型クラ
ッドの中途までドライエッチングをする工程と、多角形
光導波路のうち反射ミラーとなる面とその近傍のみが露
出するように、第二のレジストをパターニングする工程
と、第一のレジストと第二のレジストをマスクにして、
半導体基板にドライエッチングを追加し反射ミラーを形
成する工程からなる。
発明の多角形半導体リングレーザの作製方法は、少なく
ともp型クラッド、活性層領域、n型クラッドからなる
半導体レーザの機能層が成長されている半導体基板上
に、第一のレジストを多角形光導波路の形にパターニン
グする工程と、第一のレジストをマスクにしてp型クラ
ッドの中途までドライエッチングをする工程と、多角形
光導波路のうち反射ミラーとなる面とその近傍のみが露
出するように、第二のレジストをパターニングする工程
と、第一のレジストと第二のレジストをマスクにして、
半導体基板にドライエッチングを追加し反射ミラーを形
成する工程からなる。
【0020】このように半導体基板を一回ドライエッチ
ングして多角形半導体リングレーザの光導波路部を形成
した後では、マスクとして使用した第一のレジストの表
面に変質層が形成されているので、第一のレジスト上に
第二のレジストを重ね塗りする事ができるようになる。
そしてさらに深くドライエッチングしてコーナーミラー
としたい光導波路の箇所が露出するように、第二のレジ
ストをパターニングしてから再びドライエッチングをす
ると、多角形半導体リングレーザのコーナーミラーを形
成できる。本発明においては、SiO2などのレジスト
以外のエッチングマスクを成膜、剥離する工程がないた
め、半導体エッチングプロセスを非常に簡単なものにす
ることができ、さらにSiO2の成膜、剥離工程で多角
形半導体リングレーザの光導波路部やコーナーミラー部
にダメージが入り、反射率などを落とす心配もない。
ングして多角形半導体リングレーザの光導波路部を形成
した後では、マスクとして使用した第一のレジストの表
面に変質層が形成されているので、第一のレジスト上に
第二のレジストを重ね塗りする事ができるようになる。
そしてさらに深くドライエッチングしてコーナーミラー
としたい光導波路の箇所が露出するように、第二のレジ
ストをパターニングしてから再びドライエッチングをす
ると、多角形半導体リングレーザのコーナーミラーを形
成できる。本発明においては、SiO2などのレジスト
以外のエッチングマスクを成膜、剥離する工程がないた
め、半導体エッチングプロセスを非常に簡単なものにす
ることができ、さらにSiO2の成膜、剥離工程で多角
形半導体リングレーザの光導波路部やコーナーミラー部
にダメージが入り、反射率などを落とす心配もない。
【0021】又、本発明の多角形半導体リングレーザの
作製方法は、少なくともp型クラッド、活性層領域、n
型クラッドからなる半導体レーザの機能層が成長されて
いる半導体基板上に金属薄膜を成膜する工程と、金属薄
膜上に第一のレジストを多角形光導波路の形にパターニ
ングする工程と、第一のレジストをマスクにして金属薄
膜をドライエッチングをする工程と、第一のレジストを
マスクにしてp型クラッドの中途までドライエッチング
をする工程と、多角形光導波路のうち反射ミラーとなる
面とその近傍のみが露出するように、第二のレジストを
パターニングする工程と、第一のレジストと第二のレジ
ストをマスクにして、半導体基板にドライエッチングを
追加し反射ミラーを形成する工程からなる。
作製方法は、少なくともp型クラッド、活性層領域、n
型クラッドからなる半導体レーザの機能層が成長されて
いる半導体基板上に金属薄膜を成膜する工程と、金属薄
膜上に第一のレジストを多角形光導波路の形にパターニ
ングする工程と、第一のレジストをマスクにして金属薄
膜をドライエッチングをする工程と、第一のレジストを
マスクにしてp型クラッドの中途までドライエッチング
をする工程と、多角形光導波路のうち反射ミラーとなる
面とその近傍のみが露出するように、第二のレジストを
パターニングする工程と、第一のレジストと第二のレジ
ストをマスクにして、半導体基板にドライエッチングを
追加し反射ミラーを形成する工程からなる。
【0022】これによって、半導体基板と金属薄膜との
接触面積を最大限に大きく取れ、金属薄膜を電極として
利用する際にはコンタクト抵抗を低減できる。
接触面積を最大限に大きく取れ、金属薄膜を電極として
利用する際にはコンタクト抵抗を低減できる。
【0023】
【発明の実施の形態】[実施形態1]図1は本発明の多
角形半導体リングレーザの作製方法について最も良く表
現している第一の実施形態である。流れに沿って本発明
の多角形半導体リングレーザの作製方法について説明す
る。
角形半導体リングレーザの作製方法について最も良く表
現している第一の実施形態である。流れに沿って本発明
の多角形半導体リングレーザの作製方法について説明す
る。
【0024】図1(a)において、n型GaAs基板上
に、n型AlGaAsクラッド層11を1.5μmと、
活性層領域12にはGaAs/AlGaAs多重量子井
戸と、p型AlGaAsクラッド層13を1.5μmと
を、順次MOCVD装置でエピタキシャル成長させたも
のを用意する。その上に第一のレジスト1を多角形半導
体リングレーザの光導波路の形状にパターニングする。
図1(a)は特に多角形半導体リングレーザのコーナー
ミラー部付近に焦点を当てて、描いたものである。
に、n型AlGaAsクラッド層11を1.5μmと、
活性層領域12にはGaAs/AlGaAs多重量子井
戸と、p型AlGaAsクラッド層13を1.5μmと
を、順次MOCVD装置でエピタキシャル成長させたも
のを用意する。その上に第一のレジスト1を多角形半導
体リングレーザの光導波路の形状にパターニングする。
図1(a)は特に多角形半導体リングレーザのコーナー
ミラー部付近に焦点を当てて、描いたものである。
【0025】次に図1(b)において、第一のレジスト
1をマスクにして、p型AlGaAsクラッド層13を
活性層領域12上0.2μm残すところまでドライエッ
チングをする。p型AlGaAsクラッド層13のドラ
イエッチングはリアクティブ・イオン・ビーム・エッチ
ング装置で行い、エッチング条件は、マイクロ波パワ
ー:120W、圧力:0.8mTorr、ガス流量:1
2sccm、イオン引き出し電圧:300V、基板温
度:室温であり、エッチングガスには塩素を使用した。
次に図1(c)において、多角形半導体リングレーザの
光導波路部の側壁となるべき部分を覆うように、第二の
レジスト2をパターニングする。このパターンによっ
て、多角形半導体リングレーザのコーナーミラーとなる
べき部分とその近傍のみが露出することになる。
1をマスクにして、p型AlGaAsクラッド層13を
活性層領域12上0.2μm残すところまでドライエッ
チングをする。p型AlGaAsクラッド層13のドラ
イエッチングはリアクティブ・イオン・ビーム・エッチ
ング装置で行い、エッチング条件は、マイクロ波パワ
ー:120W、圧力:0.8mTorr、ガス流量:1
2sccm、イオン引き出し電圧:300V、基板温
度:室温であり、エッチングガスには塩素を使用した。
次に図1(c)において、多角形半導体リングレーザの
光導波路部の側壁となるべき部分を覆うように、第二の
レジスト2をパターニングする。このパターンによっ
て、多角形半導体リングレーザのコーナーミラーとなる
べき部分とその近傍のみが露出することになる。
【0026】次に図1(d)において、第一のレジスト
1と第二のレジスト2とをマスクにしてドライエッチン
グを追加して、コーナーミラー部でのみ活性層領域12
とn型AlGaAsクラッド層11が露出するようにす
る。ドライエッチングの条件は、一回目のドライエッチ
ングの条件と同じである。この際n型AlGaAsクラ
ッド層11を全てエッチングしなくても良い。この工程
によりコーナーミラー部での反射率が向上する事にな
る。またコーナーミラー部は第一のレジスト1のパター
ンを維持したままセルフアラインにてエッチングが行わ
れており、二回のドライエッチングを通して位置ずれを
起こすことがない。
1と第二のレジスト2とをマスクにしてドライエッチン
グを追加して、コーナーミラー部でのみ活性層領域12
とn型AlGaAsクラッド層11が露出するようにす
る。ドライエッチングの条件は、一回目のドライエッチ
ングの条件と同じである。この際n型AlGaAsクラ
ッド層11を全てエッチングしなくても良い。この工程
によりコーナーミラー部での反射率が向上する事にな
る。またコーナーミラー部は第一のレジスト1のパター
ンを維持したままセルフアラインにてエッチングが行わ
れており、二回のドライエッチングを通して位置ずれを
起こすことがない。
【0027】最後に図1(e)において、第一のレジス
ト1と第二のレジスト2とをリムーバで剥離して全ての
工程が終了する。
ト1と第二のレジスト2とをリムーバで剥離して全ての
工程が終了する。
【0028】以上の工程によりミラー部は深くエッチン
グされていて、かつ導波路側壁部は活性層領域12まで
エッチングが到達していない半導体レーザを、ごく簡単
なプロセスで、コーナーミラー位置に対して高い位置精
度を保持したまま作製することができる。ここでコーナ
ーミラー部を深くエッチングすることにより、コーナー
ミラーのパワー反射率を最大限に大きく取ることができ
る。また導波路側壁部で活性層領域12までエッチング
が到達しないようにすることで、エッチングによる結晶
欠陥の導入が低減される。それに伴ってCOD(Cat
astrophic Optical Damage)
を低減することができ、素子の信頼性向上に繋がる。
グされていて、かつ導波路側壁部は活性層領域12まで
エッチングが到達していない半導体レーザを、ごく簡単
なプロセスで、コーナーミラー位置に対して高い位置精
度を保持したまま作製することができる。ここでコーナ
ーミラー部を深くエッチングすることにより、コーナー
ミラーのパワー反射率を最大限に大きく取ることができ
る。また導波路側壁部で活性層領域12までエッチング
が到達しないようにすることで、エッチングによる結晶
欠陥の導入が低減される。それに伴ってCOD(Cat
astrophic Optical Damage)
を低減することができ、素子の信頼性向上に繋がる。
【0029】なお第一のレジスト1及び第二のレジスト
2は、ポジ型レジストでもネガ型レジストでも良い。
2は、ポジ型レジストでもネガ型レジストでも良い。
【0030】またドライエッチングする深さは、この実
施形態に挙げたものに限らない。
施形態に挙げたものに限らない。
【0031】またエッチング装置、エッチング条件、エ
ッチングガス等に異なるものを使用しても良い。
ッチングガス等に異なるものを使用しても良い。
【0032】また第一のレジスト1と第二のレジスト2
を剥離するために今回はリムーバを使用したが、酸素プ
ラズマによるアッシングなどにより剥離しても良い。
を剥離するために今回はリムーバを使用したが、酸素プ
ラズマによるアッシングなどにより剥離しても良い。
【0033】また今回はGaAs系の多角形半導体リン
グレーザを取り上げたが、他材料系の多角形半導体リン
グレーザの作製にも、この方法が適用できることは明白
である。
グレーザを取り上げたが、他材料系の多角形半導体リン
グレーザの作製にも、この方法が適用できることは明白
である。
【0034】[実施形態2]図2は本発明の多角形半導
体リングレーザの作製方法について良く表現している第
二の実施形態である。流れに沿って本発明の多角形半導
体リングレーザの作製方法について説明する。
体リングレーザの作製方法について良く表現している第
二の実施形態である。流れに沿って本発明の多角形半導
体リングレーザの作製方法について説明する。
【0035】図2(a)において、n型GaAs基板上
に、n型AlGaAsクラッド層11を1.5μmと、
活性層領域12にはGaAs/AlGaAs多重量子井
戸と、p型AlGaAsクラッド層13を1.5μmと
を、順次MBE装置でエピタキシャル成長させたものを
用意し、その上にTi500Å、Au500Åとからな
る金属薄膜14をスパッタ成膜する。さらにその上に第
一のレジスト1を多角形半導体リングレーザの光導波路
の形状にパターニングする。図2(a)は特に多角形半
導体リングレーザのコーナーミラー部付近に焦点を当て
て、描いたものである。
に、n型AlGaAsクラッド層11を1.5μmと、
活性層領域12にはGaAs/AlGaAs多重量子井
戸と、p型AlGaAsクラッド層13を1.5μmと
を、順次MBE装置でエピタキシャル成長させたものを
用意し、その上にTi500Å、Au500Åとからな
る金属薄膜14をスパッタ成膜する。さらにその上に第
一のレジスト1を多角形半導体リングレーザの光導波路
の形状にパターニングする。図2(a)は特に多角形半
導体リングレーザのコーナーミラー部付近に焦点を当て
て、描いたものである。
【0036】次に図2(b)において、第一のレジスト
1をマスクにして、p型AlGaAsクラッド層13を
活性層領域12上0,2μm残すところまでドライエッ
チングをする。金属薄膜14のドライエッチングはリア
クティブ・イオン・エッチング装置で行い、Auのエッ
チングにはArガス、20sccm、0.5Pa、30
0Wの条件を、TiのエッチングにはCF4ガス、50
sccm,2Pa、300Wの条件を使用した。p型A
lGaAsクラッド層13のドライエッチングはリアク
ティブ・イオン・ビーム・エッチング装置で行い、エッ
チング条件は、マイクロ波パワー:120W、圧力:
0.8mTorr、ガス流量:12sccm、イオン引
き出し電圧:300V、基板温度:室温であり、エッチ
ングガスには塩素を使用した。
1をマスクにして、p型AlGaAsクラッド層13を
活性層領域12上0,2μm残すところまでドライエッ
チングをする。金属薄膜14のドライエッチングはリア
クティブ・イオン・エッチング装置で行い、Auのエッ
チングにはArガス、20sccm、0.5Pa、30
0Wの条件を、TiのエッチングにはCF4ガス、50
sccm,2Pa、300Wの条件を使用した。p型A
lGaAsクラッド層13のドライエッチングはリアク
ティブ・イオン・ビーム・エッチング装置で行い、エッ
チング条件は、マイクロ波パワー:120W、圧力:
0.8mTorr、ガス流量:12sccm、イオン引
き出し電圧:300V、基板温度:室温であり、エッチ
ングガスには塩素を使用した。
【0037】次に図2(c)において、多角形半導体リ
ングレーザの光導波路部の側壁となるべき部分を覆うよ
うに、第二のレジスト2をパターニングする。このパタ
ーニングによって、多角形半導体リングレーザのコーナ
ーミラーとなるべき部分とその近傍のみが露出すること
になる。
ングレーザの光導波路部の側壁となるべき部分を覆うよ
うに、第二のレジスト2をパターニングする。このパタ
ーニングによって、多角形半導体リングレーザのコーナ
ーミラーとなるべき部分とその近傍のみが露出すること
になる。
【0038】次に図2(d)において、第一のレジスト
1と第二のレジスト2とをマスクにしてドライエッチン
グを追加して、コーナーミラー部でのみ活性層領域12
とn型AlGaAsクラッド層11が露出するようにす
る。ドライエッチングの条件はp型AlGaAsクラッ
ド層13のドライエッチングの条件と同じである。この
際n型AlGaAsクラッド層11を全てエッチングし
なくても良い。この工程によりコーナーミラー部での反
射率が向上する事になる。またコーナーミラー部は第一
のレジスト1のパターンを維持したままセルフアライン
にてエッチングが行われており、二回のドライエッチン
グを通して位置ずれを起こすことがない。
1と第二のレジスト2とをマスクにしてドライエッチン
グを追加して、コーナーミラー部でのみ活性層領域12
とn型AlGaAsクラッド層11が露出するようにす
る。ドライエッチングの条件はp型AlGaAsクラッ
ド層13のドライエッチングの条件と同じである。この
際n型AlGaAsクラッド層11を全てエッチングし
なくても良い。この工程によりコーナーミラー部での反
射率が向上する事になる。またコーナーミラー部は第一
のレジスト1のパターンを維持したままセルフアライン
にてエッチングが行われており、二回のドライエッチン
グを通して位置ずれを起こすことがない。
【0039】最後に図2(e)において、第一のレジス
ト1と第二のレジスト2とをリムーバで剥離して全ての
工程が終了する。
ト1と第二のレジスト2とをリムーバで剥離して全ての
工程が終了する。
【0040】以上の工程によりミラー部は深くエッチン
グされていて、かつ導波路側壁部は活性層領域12まで
エッチングが到達していない半導体レーザを、ごく簡単
なプロセスで、コーナーミラー位置に対して高い位置精
度を保持したまま作製することができる。ここでコーナ
ーミラー部を深くエッチングすることにより、コーナー
ミラーのパワー反射率を最大限に大きく取ることができ
る。また導波路側壁部で活性層領域12までエッチング
が到達しないようにすることで、エッチングによる結晶
欠陥の導入が低減される。それに伴ってCOD(Cat
astrophic Optical Damage)
を低減することができ、素子の信頼性向上に繋がる。ま
た多角形半導体リングレーザの光導波路の上面の全面に
金属薄膜14が着くことになり、金属薄膜14を電流注
入のための電極として利用する際にはコンタクト抵抗を
低減することができる。
グされていて、かつ導波路側壁部は活性層領域12まで
エッチングが到達していない半導体レーザを、ごく簡単
なプロセスで、コーナーミラー位置に対して高い位置精
度を保持したまま作製することができる。ここでコーナ
ーミラー部を深くエッチングすることにより、コーナー
ミラーのパワー反射率を最大限に大きく取ることができ
る。また導波路側壁部で活性層領域12までエッチング
が到達しないようにすることで、エッチングによる結晶
欠陥の導入が低減される。それに伴ってCOD(Cat
astrophic Optical Damage)
を低減することができ、素子の信頼性向上に繋がる。ま
た多角形半導体リングレーザの光導波路の上面の全面に
金属薄膜14が着くことになり、金属薄膜14を電流注
入のための電極として利用する際にはコンタクト抵抗を
低減することができる。
【0041】なお第一のレジスト1及び第二のレジスト
2は、ポジ型レジストでもネガ型レジストでも良い。
2は、ポジ型レジストでもネガ型レジストでも良い。
【0042】またドライエッチングする深さは、この実
施形態に挙げたものに限らない。
施形態に挙げたものに限らない。
【0043】またエッチング装置、エッチング条件、エ
ッチングガス等に異なるものを使用しても良い。
ッチングガス等に異なるものを使用しても良い。
【0044】また第一のレジスト1と第二のレジスト2
を剥離するために今回はリムーバを使用したが、酸素プ
ラズマによるアッシングなどにより剥離しても良い。
を剥離するために今回はリムーバを使用したが、酸素プ
ラズマによるアッシングなどにより剥離しても良い。
【0045】また今回はGaAs系の多角形半導体リン
グレーザを取り上げたが、他材料系の多角形半導体リン
グレーザの作製にも、この方法が適用できることは明白
である。
グレーザを取り上げたが、他材料系の多角形半導体リン
グレーザの作製にも、この方法が適用できることは明白
である。
【0046】[実施形態3]図3は本発明の多角形半導
体リングレーザについて良く表現している第三の実施形
態である。本実施形態では三角形半導体リングレーザに
ついて取り上げているので、これについて説明する。
体リングレーザについて良く表現している第三の実施形
態である。本実施形態では三角形半導体リングレーザに
ついて取り上げているので、これについて説明する。
【0047】図3(a)は、三角形半導体リングレーザ
の斜視図であり、同図(b)は同図(a)におけるA−
A’の断面図となっている。この三角形半導体リングレ
ーザは本発明の多角形半導体リングレーザの作製方法に
よって作製したものであって、レーザ機能層となるn型
AlGaAsクラッド層11と、GaAs/AlGaA
sの多重量子井戸からなる活性層領域12と、p型Al
GaAsクラッド層13とが図示しないGaAs基板上
に積層した形になっており、光導波路上部にアノードと
なる金属薄膜14及びGaAs基板の裏面には図示しな
いカソード電極が成膜されている。
の斜視図であり、同図(b)は同図(a)におけるA−
A’の断面図となっている。この三角形半導体リングレ
ーザは本発明の多角形半導体リングレーザの作製方法に
よって作製したものであって、レーザ機能層となるn型
AlGaAsクラッド層11と、GaAs/AlGaA
sの多重量子井戸からなる活性層領域12と、p型Al
GaAsクラッド層13とが図示しないGaAs基板上
に積層した形になっており、光導波路上部にアノードと
なる金属薄膜14及びGaAs基板の裏面には図示しな
いカソード電極が成膜されている。
【0048】この三角形半導体リングレーザではコーナ
ーミラー部が深くエッチングされているので、コーナー
ミラーのパワー反射率を最大限に大きく取ることができ
る。また導波路側壁部で活性層領域12までエッチング
が到達しないようにされているので、エッチングによる
結晶欠陥の導入が低減されている。それに伴ってCOD
(Catastrophic Optical Dam
age)が低減され、素子の信頼性が向上している。
ーミラー部が深くエッチングされているので、コーナー
ミラーのパワー反射率を最大限に大きく取ることができ
る。また導波路側壁部で活性層領域12までエッチング
が到達しないようにされているので、エッチングによる
結晶欠陥の導入が低減されている。それに伴ってCOD
(Catastrophic Optical Dam
age)が低減され、素子の信頼性が向上している。
【0049】[実施形態4]図4は本発明の多角形半導
体リングレーザジャイロについて良く表現している第四
の実施形態である。本実施形態では四角形半導体リング
レーザジャイロについて取り上げているので、これにつ
いて説明する。
体リングレーザジャイロについて良く表現している第四
の実施形態である。本実施形態では四角形半導体リング
レーザジャイロについて取り上げているので、これにつ
いて説明する。
【0050】図4(a)は、四角形半導体リングレーザ
ジャイロを上部から見た図であり、同図(b)は同図
(a)におけるA−A’の断面図であり、同図(c)は
同図(a)におけるB−B’の断面図である。この四角
形半導体リングレーザジャイロは本発明の多角形半導体
リングレーザの作製方法によって作製したものであっ
て、レーザ機能層となるn型AlGaAsクラッド層1
1と、GaAs/AlGaAsの多重量子井戸からなる
活性層領域12と、p型AlGaAsクラッド層13と
がGaAs基板上に積層した形になっており、光導波路
上部にアノードとなる金属薄膜14及び図示しないGa
As基板の裏面には図示しないカソード電極が成膜され
ている。
ジャイロを上部から見た図であり、同図(b)は同図
(a)におけるA−A’の断面図であり、同図(c)は
同図(a)におけるB−B’の断面図である。この四角
形半導体リングレーザジャイロは本発明の多角形半導体
リングレーザの作製方法によって作製したものであっ
て、レーザ機能層となるn型AlGaAsクラッド層1
1と、GaAs/AlGaAsの多重量子井戸からなる
活性層領域12と、p型AlGaAsクラッド層13と
がGaAs基板上に積層した形になっており、光導波路
上部にアノードとなる金属薄膜14及び図示しないGa
As基板の裏面には図示しないカソード電極が成膜され
ている。
【0051】図示した四角形半導体リングレーザジャイ
ロを定電流駆動した時、リング共振器内では、時計回り
のレーザ光と反時計回りのレーザ光とが共存している。
この四角形半導体リングレーザジャイロに回転運動を加
えると、時計回りのレーザ光と反時計回りのレーザ光と
の発振周波数に差が発生し、サニャック効果により時計
回りのレーザ光と反時計回りのレーザ光とが干渉してビ
ートが生じる。このビートは素子駆動電圧の周波数変化
として検知でき、回転運動の角周波数を知ることができ
る。
ロを定電流駆動した時、リング共振器内では、時計回り
のレーザ光と反時計回りのレーザ光とが共存している。
この四角形半導体リングレーザジャイロに回転運動を加
えると、時計回りのレーザ光と反時計回りのレーザ光と
の発振周波数に差が発生し、サニャック効果により時計
回りのレーザ光と反時計回りのレーザ光とが干渉してビ
ートが生じる。このビートは素子駆動電圧の周波数変化
として検知でき、回転運動の角周波数を知ることができ
る。
【0052】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、簡便なプ
ロセスで高い位置合わせ精度を保持した、多角形半導体
リングレーザを作製する方法、及びその方法で作製した
多角形半導体リングレーザ、及びその多角形半導体リン
グレーザを利用したリングレーザジャイロを提供するこ
とができる。
ロセスで高い位置合わせ精度を保持した、多角形半導体
リングレーザを作製する方法、及びその方法で作製した
多角形半導体リングレーザ、及びその多角形半導体リン
グレーザを利用したリングレーザジャイロを提供するこ
とができる。
【図1】本発明の第一の実施形態の多角形半導体リング
レーザの作製方法示す図である。
レーザの作製方法示す図である。
【図2】本発明の第二の実施形態の多角形半導体リング
レーザの作製方法を示す図である。
レーザの作製方法を示す図である。
【図3】本発明の第三の実施形態の多角形半導体リング
レーザを示す図である。
レーザを示す図である。
【図4】本発明の第四の実施形態の多角形半導体リング
レーザジャイロを示す図である。
レーザジャイロを示す図である。
【図5】本発明の従来例を示す図である。
1 第一のレジスト 2 第二のレジスト 11 n型AlGaAsクラッド層 12 活性層領域 13 p型AlGaAsクラッド層 14 金属薄膜 51 GaAs基板 52 活性層領域 53 SiO2 54 第一のレジスト 55 第二のレジスト 56 SiO2
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5F004 AA16 BA11 BB14 BD01 DA04 DB20 DB21 EA02 EB08 5F073 AA66 AA74 BA09 CA04 CA05 CB02 DA05 DA25 EA27 EA28 EA29
Claims (4)
- 【請求項1】 少なくともp型クラッド、活性層領域、
n型クラッドからなる半導体レーザの機能層が成長され
ている半導体基板上に多角形半導体リングレーザを形成
する多角形半導体リングレーザの作製方法において、 第一のレジストを多角形光導波路の形にパターニングす
る工程と、 前記第一のレジストをマスクにして前記p型クラッドの
中途までドライエッチングをする工程と、 前記多角形光導波路のうち反射ミラーとなる面とその近
傍のみが露出するように、第二のレジストをパターニン
グする工程と、 前記第一のレジストと第二のレジストをマスクにして、
半導体基板にドライエッチングを追加し反射ミラーを形
成する工程からなることを特徴とする多角形半導体リン
グレーザの作製方法。 - 【請求項2】 少なくともp型クラッド、活性層領域、
n型クラッドからなる半導体レーザの機能層が成長され
ている半導体基板上に多角形半導体リングレーザを形成
する多角形半導体リングレーザの作製方法において、 前記半導体基板上に金属薄膜を成膜する工程と、 前記金属薄膜上に第一のレジストを多角形光導波路の形
にパターニングする工程と、 前記第一のレジストをマスクにして前記金属薄膜をドラ
イエッチングをする工程と、 前記第一のレジストをマスクにして前記p型クラッドの
中途までドライエッチングをする工程と、 前記多角形光導波路のうち反射ミラーとなる面とその近
傍のみが露出するように、第二のレジストをパターニン
グする工程と、 前記第一のレジストと第二のレジストをマスクにして、
半導体基板にドライエッチングを追加し反射ミラーを形
成する工程からなることを特徴とする多角形半導体リン
グレーザの作製方法。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載の多角形半導体リン
グレーザの作製方法により作製することを特徴とする多
角形半導体リングレーザ。 - 【請求項4】 請求項3記載の多角形半導体リングレー
ザを使用することを特徴とする多角形半導体リングレー
ザジャイロ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001114346A JP2002313783A (ja) | 2001-04-12 | 2001-04-12 | 多角形半導体リングレーザの作製方法及び多角形半導体リングレーザ、多角形半導体リングレーザジャイロ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001114346A JP2002313783A (ja) | 2001-04-12 | 2001-04-12 | 多角形半導体リングレーザの作製方法及び多角形半導体リングレーザ、多角形半導体リングレーザジャイロ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002313783A true JP2002313783A (ja) | 2002-10-25 |
Family
ID=18965432
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001114346A Pending JP2002313783A (ja) | 2001-04-12 | 2001-04-12 | 多角形半導体リングレーザの作製方法及び多角形半導体リングレーザ、多角形半導体リングレーザジャイロ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002313783A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009001102A1 (en) * | 2007-06-28 | 2008-12-31 | University Of Bristol | All-optical data signal processing device |
JP2009071307A (ja) * | 2007-09-11 | 2009-04-02 | Osram Opto Semiconductors Gmbh | コーナーリフレクタを有する半導体装置 |
-
2001
- 2001-04-12 JP JP2001114346A patent/JP2002313783A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009001102A1 (en) * | 2007-06-28 | 2008-12-31 | University Of Bristol | All-optical data signal processing device |
JP2009071307A (ja) * | 2007-09-11 | 2009-04-02 | Osram Opto Semiconductors Gmbh | コーナーリフレクタを有する半導体装置 |
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