JP2002313604A - ポリマーptc素子 - Google Patents

ポリマーptc素子

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JP2002313604A
JP2002313604A JP2001119778A JP2001119778A JP2002313604A JP 2002313604 A JP2002313604 A JP 2002313604A JP 2001119778 A JP2001119778 A JP 2001119778A JP 2001119778 A JP2001119778 A JP 2001119778A JP 2002313604 A JP2002313604 A JP 2002313604A
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polymer
electrode foil
element body
polymer ptc
electrode
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JP2001119778A
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Kazumi Kobayashi
一三 小林
Hisanao Tosaka
久直 戸坂
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TDK Corp
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TDK Corp
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
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    • H01C7/02Non-adjustable resistors formed as one or more layers or coatings; Non-adjustable resistors made from powdered conducting material or powdered semi-conducting material with or without insulating material having positive temperature coefficient
    • H01C7/027Non-adjustable resistors formed as one or more layers or coatings; Non-adjustable resistors made from powdered conducting material or powdered semi-conducting material with or without insulating material having positive temperature coefficient consisting of conducting or semi-conducting material dispersed in a non-conductive organic material

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 素子本体と電極との間の接続部分の電気抵抗
が十分に低く、環境や経時変化等に対しても電気抵抗が
上昇すること無く安定した電気的特性を持つようにす
る。 【解決手段】 ポリマー及びこのポリマーに分散的に混
入された導電性物質により構成される板状の素子本体1
2が、ポリマーPTC素子10の本体部分を構成する。
素子本体12の上下両面には通電用の電極箔14がそれ
ぞれ設けられる。これら一対の電極箔14の素子本体1
2への貼り付け面となる素子本体12との対向面が、粗
面化された表面14Aとされるだけでなく、Auフラッ
シュめっきがこの対向面に施される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、過電流から電池や
回路を保護する正の抵抗温度係数を示すポリマーPTC
素子に係り、携帯電話、ビデオカメラ、コンピュータ等
の電池パックに繋がる回路を過電流や過熱から保護する
為の素子として好適なものである。
【0002】
【従来の技術】ポリマーPTC素子は、PTC(Positi
ve Temperature Coefficient)素子の一種とされ、この
ポリマーPTC素子の従来例としては、特開平8−24
6183号公報に開示されている製法で作られて片面が
粗面化された電解銅箔や電解ニッケル箔をそれぞれこの
粗面化された面側で、素子本体の両面に貼り付けて素子
の電極としたものや、電解銅箔に粗面化電解ニッケル処
理をしたものをそれぞれこの粗面化された面側で、素子
本体の両面に貼り付けて素子の電極としたものが、知ら
れている。
【0003】また、このポリマーPTC素子の他の従来
例とされるものとして実開平2−146401号公報が
知られている。この公報には、図7に示すように、はん
だメッキ層118を溶融させることで素子本体112に
設けられた電極114とリード端子116との間をはん
だ付けして接続した構造が、開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開平8−2
46183号公報に開示されている製法で作られた電極
は、銅やニッケルで形成されていて酸化等して劣化し易
く、素子本体との間の接続部分での電気抵抗が経時的に
上昇してしまうと言う欠点があった。特に、銅を電極と
した場合には安価であるものの、顕著に電気抵抗が上昇
してしまう。
【0005】一方、特に低温度で動作するポリマーPT
C素子において、リード端子と電極との間を一般的なは
んだ付けにより単に接続する場合、はんだの溶融温度が
200℃程度以上であるので、ポリマーPTC素子が熱
劣化して特性不良を招いてしまう欠点を有していた。ま
た、上記実開平2−146401号公報のように、はん
だメッキ層118を溶融させて接続する場合であっても
溶融温度が同様に高い為、熱劣化の問題を基本的に解決
することはできなかった。
【0006】本発明は上記事実を考慮し、素子本体と電
極との間の接続部分の電気抵抗が十分に低いだけでな
く、環境や経時変化等に対してもこの接続部分の電気抵
抗が上昇すること無く安定した電気的特性を持つポリマ
ーPTC素子を提供することを第1の目的とし、さらに
は、熱劣化による特性不良を招くおそれを無くすだけで
なく、リード端子のはんだ付け性を満足させるポリマー
PTC素子を提供することを第2の目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1によるポリマー
PTC素子は、ポリマー及びこのポリマーに分散的に混
入された導電性物質を含む素子本体を有すると共に、こ
の素子本体に電極箔を貼り付けたポリマーPTC素子で
あって、前記電極箔の少なくとも一面が粗面化されると
共にこの粗面化された表面にAuフラッシュめっきが施
され、このAuフラッシュめっきが施されている電極箔
の面を素子本体と対向する形で、素子本体に貼り付けた
ことを特徴とする。
【0008】請求項1に記載の発明に係るポリマーPT
C素子は、ポリマー及びこのポリマーに分散的に混入さ
れた導電性物質を含む素子本体を有すると共に、この素
子本体に電極箔を貼り付けられた構成となっている。さ
らに、この電極箔の少なくとも一面が粗面化されている
だけでなく、この粗面化された表面にAuフラッシュめ
っきが施され、このAuフラッシュめっきが施されてい
る電極箔の面が素子本体と対向する形で、素子本体に貼
り付けられている。
【0009】つまり、電極箔の粗面化された表面にAu
フラッシュめっきを施して、本請求項に係るポリマーP
TC素子の素子本体と電極箔との間の接続部分に、電気
抵抗が低く安定した材料である金の層が配置されたこと
で、この接続部分の電気抵抗が、従来例に比較して十分
に低くなるだけでなく、環境による変化や経時的な変化
が少なく接続部分の電気抵抗が上昇することが無い。こ
の結果として、安定した電気的特性が得られるだけでな
く、さらには安価な銅電解箔も使用可能となる為、ポリ
マーPTC素子の製造コストの低減も図れる。
【0010】請求項2によるポリマーPTC素子は、ポ
リマー及びこのポリマーに分散的に混入された導電性物
質を含む素子本体を有すると共に、この素子本体に電極
箔を貼り付けたポリマーPTC素子であって、素子本体
との非対向側となる前記電極箔の表面にAuフラッシュ
めっきが施されていることを特徴とする。
【0011】請求項2に記載の発明に係るポリマーPT
C素子は、ポリマー及びこのポリマーに分散的に混入さ
れた導電性物質を含む素子本体を有すると共に、この素
子本体に電極箔を貼り付けられた構成となっている。さ
らに、この素子本体と対向していない電極箔の面である
非対向側となる電極箔の面に、Auフラッシュめっきが
施されている。
【0012】つまり、従来のポリマーPTC素子の電極
箔の表面処理としては、この電極箔のリード端子等の外
部接続端子とのはんだ付け性を考慮してはんだめっき処
理が採用され、素子本体に電極箔を貼り付けた後に、は
んだレベラー処理をしている。そして、このはんだレベ
ラー処理の場合、200℃〜220℃のはんだ溶融部に
電極箔が触れる為、素子本体への熱的ダメージが懸念さ
れる。
【0013】一方、電極箔の外部接続端子とのはんだ付
けに際して、Snめっきを含む電気はんだめっきを採用
することも考えられる。但しこの場合には、素子本体の
個品形状でのガラメッキ処理とした方が対応し易く製造
コストも低いものの、このガラメッキ処理において、は
んだ付け性を考慮しためっき厚は、1μm以上必要とな
る。そして、1μm以上となるめっき厚の条件でめっき
処理をした場合、素子本体もある程度の導電性を有して
いる為、端面に露出している素子本体の部分にもめっき
が付いてしまい、不良品となってしまうおそれがあっ
た。
【0014】これ対して、本請求項に係るAuフラッシ
ュめっきは、処理の際に高温となることがないので、熱
劣化による特性不良を招くおそれがない。また、0.0
1〜0.1μm程度の厚さと比較的に薄いめっき厚では
んだ付け性を満足できるのに伴って、素子本体の端面部
分にもめっきが付着することがなく、不良品になること
がない。さらに、めっき処理の際のめっき液や処理温度
によっても、ポリマーPTC素子の特性が悪化すること
はなく、しかもめっき厚も薄い為、歩留りの向上が図ら
れると共に比較的に低コストで製造できる。
【0015】請求項3によるポリマーPTC素子は、ポ
リマー及びこのポリマーに分散的に混入された導電性物
質を含む素子本体を有すると共に、この素子本体に電極
箔を貼り付けたポリマーPTC素子であって、前記電極
箔の少なくとも素子本体と対向する面が粗面化された表
面とされると共に、この電極箔の両面にAuフラッシュ
めっきが施されていることを特徴とする。
【0016】請求項3に記載の発明に係るポリマーPT
C素子は、ポリマー及びこのポリマーに分散的に混入さ
れた導電性物質を含む素子本体を有すると共に、この素
子本体に電極箔を貼り付けられた構成となっている。さ
らに、この電極箔の少なくとも素子本体と対向する面が
粗面化された表面とされると共に、電極箔の両面にAu
フラッシュめっきが施されている。
【0017】つまり、電極箔を素子本体に貼り付ける前
に電極箔単体でめっき処理する事を考えた場合、はんだ
めっきでははんだが粗面化された表面に着いてしまって
接合力の低下等の特性不良を生じるおそれがある為、電
極箔の片面を完全にマスクして処理しなければならな
い。
【0018】これに対して、本請求項に係るAuフラッ
シュめっきによれば、めっき厚が薄いので特性不良とな
るおそれがないだけでなく、粗面化されて素子本体に貼
り付けられる側の表面及び外部接続端子が接続される側
の表面の両面を同時にめっき処理することが可能とな
る。特に請求項1を考慮した場合には、一回のめっき処
理で電極箔の両面に金を同時に付着できる為、製造工程
が簡略化されて、ポリマーPTC素子の製造コストの低
減をより一層図ることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明に
係るポリマーPTC素子の実施の形態を説明することに
より、本発明を明らかにする。図1は本実施の形態に係
るポリマーPTC素子10を示す斜視図である。本実施
の形態では、ポリマー及びこのポリマーに分散的に混入
された導電性物質により構成される板状の素子本体12
が、この図に示すポリマーPTC素子10の本体部分を
構成している。
【0020】尚、本実施の形態のポリマーPTC素子1
0は比較的低い温度での温度変化の検出を可能なよう
に、メタロセン触媒を用いて合成されたポリマー及び、
このポリマーに分散的に混入されたスパイク状の突起を
有する導電性粒子を導電性物質として含んだものが素子
本体12として採用されている。具体的に、この素子本
体12の抵抗変化点の温度は60℃〜120℃と比較的
低く設定されている。
【0021】さらに、この素子本体12の上下両面には
通電用の電極箔14がそれぞれ貼り付けられて設けられ
ており、これら一対の電極箔14の素子本体12への貼
り付け面となる素子本体12との対向面は、粗面化され
た表面14Aとされるだけでなく、Auフラッシュめっ
きがこの対向面に施されている。そして、素子本体12
との非対向側となるこれら電極箔14の表面14Bに
も、はんだ付け性を高める為に、Auフラッシュめっき
がそれぞれ施されている。
【0022】以上より、一対の電極箔14それぞれの少
なくとも素子本体12と対向する面が粗面化された表面
14Aとされると共に、これら一対の電極箔14の両面
にAuフラッシュめっきがそれぞれ施されている。尚、
これら電極箔14は電解銅箔や電解ニッケル箔により形
成され、電極箔14の厚さは略20〜40μm、粗面化
された表面の表面粗さはRaで略l.0〜1.5μm、
Auめっき厚さは略0.01〜0.1μmとされてい
る。
【0023】一方、素子本体12にそれぞれ貼り付けら
れたこれら一対の電極箔14と細長い板状にそれぞれ形
成された一対のリード端子16との間が、Sn−Bi系
合金はんだ18によりそれぞれ接続されている。つま
り、素子本体12の上下面に電極箔14を介してそれぞ
れリード端子16が接続されることで、ポリマーPTC
素子10が形成されている。
【0024】次に、本実施の形態に係る素子本体12と
して、メタロセン触媒を用いて合成されたポリマー及
び、このポリマーに分散的に混入されたスパイク状の突
起を有する導電性粒子を導電性物質として含んだものを
採用した理由を説明する。ポリマーPTC素子10の素
子本体12として要求される特性としては、室温におけ
る非動作時の室温抵抗値が充分低いこと、室温抵抗値と
動作時の抵抗値との間の変化率が十分大きいこと、繰り
返し動作による抵抗値の変化が小さいことが挙げられ
る。
【0025】そして、ポリマーPTC素子10の素子本
体12用のポリマーである熱可塑性結晶性高分子とし
て、これまで結晶性の高い高密度ポリエチレンが主に用
いられていた。この理由は、高結晶性の高分子であるほ
ど膨張率が大きく、大きな抵抗変化率が得られるからで
ある。これに対して低結晶性の高分子であるほど結晶化
速度が遅く、溶融後冷却した時、元の結晶状態に復帰で
きず室温での抵抗値の変化が大きくなるので、採用する
ことは本来困難であった。
【0026】しかし、高密度ポリエチレンを用いる際の
欠点として、その動作温度の高さが挙げられる。つま
り、過電流保護素子として用いたときのポリマーPTC
素子の動作温度はその融点の130℃前後となり、回路
基板上の他の電子部品への熱的な影響が無視できない場
合がある。また、2次電池の過熱保護部品としては動作
温度がやはり高すぎる。
【0027】従って、動作温度の高い高密度ポリエチレ
ンより低い100℃前後の動作温度にしながら、良好な
抵抗復帰性を維持可能とするように、メタロセン触媒を
用いて重合されたポリマーである直鎖状低密度ポリエチ
レン(LLDPE)を特に採用することにした。このメ
タロセン触媒を使って重合することで、ポリマーの分子
量分布の幅が狭くなり低密度・低分子量成分が少ないこ
とが、抵抗復帰性を維持できる原因の一つと考えられ
る。つまり従来の一般的な直鎖状低密度ポリエチレンで
は高密度成分が結晶化し、それが結晶核になって結晶化
が進むようになる。これに対してメタロセン触媒を用い
て合成されたポリマーにおいては、結晶核が均一に生成
・成長する為、ポリマーPTC素子が動作して結晶が融
解しても、その後の特性変化が小さくなって室温での抵
抗値の変化が少なくなると考えられる。
【0028】以上より、メタロセン触媒を用いて合成さ
れたポリマーを採用することにより、従来のポリマーP
TC素子より動作温度を低くすることができ、従来は困
難であった低動作温度でありながら特性が安定している
素子を得ることができる。
【0029】さらに、スパイク状の突起を持つ導電性粒
子を用いたことにより、低い室温抵抗と大きい抵抗変化
率の両立が可能となった。つまり、スパイク状の突起を
有する導電性粒子を用いているので、その形状によりト
ンネル電流が流れ易くなり、球状の導電性粒子と比較し
て低い室温抵抗の素子本体12が得られる。また、導電
性粒子間の間隔が球状のものと比較して大きいため、動
作時にはより大きな抵抗変化が得られるようになった。
【0030】また、本実施の形態に係る素子本体12と
して採用できる材質の第1例における抵抗と温度との関
係を表すグラフを図2に示し、第2例における抵抗と温
度との関係を表すグラフを図3に示す。これらの図の内
の図2に示す第1例では加熱と冷却の間でヒステリシス
を有しているが素子本体12として採用可能な範囲であ
る。一方、低分子有機化合物を混入し、この低分子有機
化合物を動作物質とすることで、加熱時に抵抗が増加す
る転移温度(動作温度)と冷却時に低抵抗に復帰する温
度とを殆ど同じにでき、図3に示すグラフの特性の材質
を得ることが可能となった。
【0031】次に、本実施の形態に係るポリマーPTC
素子10の製造工程を説明する。先ず、ポリマー及びこ
のポリマーに分散的に混入された導電性物質により構成
される素子本体12を作製する。この一方、図4(A)
に示すように一対の電極箔14のそれそれの一面を表面
粗さがRaで略l.0〜1.5μmに粗面化した表面1
4Aとするだけでなく、これら一対の電極箔14の両面
に略0.01〜0.1μmのめっき厚でAuフラッシュ
めっきをそれぞれ施す。そして、例えば図示しないプレ
ス機により押圧することにより、これら両面の内の粗面
化され且つAuフラッシュめっきが施されている表面1
4Aを素子本体12と対向する形で、図4(B)及び図
5(A)に示すように素子本体12に一対の電極箔14
を貼り付ける。
【0032】この結果、一対の電極箔14がこの素子本
体12の上下面に配置された状態となり、この状態で図
5(B)に示すようにペースト状のSn−Bi系合金は
んだ18を電極箔14側に塗布(一方の電極箔14への
塗布のみ示す)する。以上より、素子本体12との非対
向側であってこのSn−Bi系合金はんだ18が塗布さ
れる電極箔14の表面14Bにも、上記よりAuフラッ
シュめっきが施されていることになる。但し、ペースト
状のSn−Bi系合金はんだ18は、リード端子16側
に塗布しても良い。
【0033】上記の際、電極箔14には、片面を粗面化
した電解銅箔や電解ニッケル箔を用いても良く、電解銅
箔に粗面化電解ニッケル処理をした箔を用いても良い。
この後、リフロー処理によりこのペーストを一旦溶融す
ることで、図5(C)に示すようにこれら電極箔14と
リード端子16との間がSn−Bi系合金はんだ18に
より、はんだ付けされて接続され、ポリマーPTC素子
10が完成される。
【0034】つまり、この素子本体12の抵抗変化点の
温度は60℃〜120℃と比較的低い為、このリフロー
処理に際して熱による影響を受け易いが、Sn−Bi系
合金はんだ18の融点も139〜160℃と低い為、電
極箔14とリード端子16との間のはんだ付けに伴っ
て、素子本体12に加わる熱的影響は少なくて済むこと
になる。
【0035】尚、本実施の形態のSn−Bi系合金はん
だ18の具体例として、Sn、Bi、Agを含み、Bi
が47〜64%の成分を有すると共にAgが0〜3%の
成分を有し、Snが残部の成分を有する鉛フリーはんだ
を使用することが考えられ、このSn−Bi系合金はん
だ18によるリフロー処理に際してのリフローピーク温
度は160℃〜180℃程度とされる。
【0036】次に、本実施の形態に係るポリマーPTC
素子10の作用を説明する。本実施の形態では、ポリマ
ー及びこのポリマーに分散的に混入された導電性物質を
含んで、低温度の60℃〜120℃の温度範囲で抵抗変
化が生じる素子本体12とした。そして、この素子本体
12の両面にそれぞれ電極箔14を貼り付け、これらの
電極箔14とリード端子16との間をSn−Bi系合金
はんだ18によって接続した構成となっている。
【0037】さらに、これら一対の電極箔14の少なく
とも一面がそれぞれ粗面化されているだけでなく、この
粗面化された表面14AにAuフラッシュめっきが施さ
れ、このAuフラッシュめっきが施されている電極箔1
4の粗面化された表面14Aが素子本体12と対向する
形で、素子本体12に貼り付けられている。そして、本
実施の形態では、この素子本体12と対向していない電
極箔14の面である非対向側となる電極箔14の表面1
4Bにも、はんだ付け性を満足する為にAuフラッシュ
めっきが施されている。
【0038】つまり、電極箔14の粗面化された表面1
4AにAuフラッシュめっきを施して、本実施の形態に
係るポリマーPTC素子10の素子本体12と電極箔1
4との間の接続部分に、電気抵抗が低く安定した材料で
ある金の層が配置されたことで、この接続部分の電気抵
抗が、従来例に比較して十分に低くなるだけでなく、環
境による変化や経時的な変化が少なく接続部分の電気抵
抗が上昇することが無い。この結果として、安定した電
気的特性が得られるだけでなく、さらには安価な銅電解
箔も使用可能となる為、ポリマーPTC素子10の製造
コストの低減も図れる。
【0039】この一方、前述のように非対向側となる電
極箔14の表面14Bにも、0.01〜0.1μm程度
の厚さと比較的に薄いめっき厚で、Auフラッシュめっ
きが施されている。すなわち、Auフラッシュめっきは
処理の際に高温となることがないので、熱劣化による特
性不良を招くおそれがなく、また、このように薄いめっ
き厚で良いのに伴って、素子本体12の端面部分にめっ
きが付着することがなくなるので、不良品となることも
ない。さらに、めっき処理の際のめっき液や処理温度に
よっても、ポリマーPTC素子10の特性が悪化するこ
とはなく、しかもめっき厚も薄い為、歩留りの向上が図
られると共に比較的に低コストで製造できる。
【0040】以上より、本実施の形態では、電極箔14
の少なくとも素子本体12と対向する面が粗面化された
表面14Aとされると共に、電極箔14の両面にAuフ
ラッシュめっきが施されている。この為、粗面化されて
素子本体12に貼り付けられる側の表面14A及びリー
ド端子16が接続される側の表面14Bの両面をそれぞ
れめっき処理することが可能となる。
【0041】つまり、はんだめっきでは、はんだが粗面
化された表面に着いてしまって特性不良となるおそれが
ある為、電極箔の片面を完全にマスクして処理しなけれ
ばならないのに対して、本実施の形態で採用されている
Auフラッシュめっきによれば、めっき厚が薄く特性不
良となるおそれがない。従って、一回のめっき処理で電
極箔14の両面に金を同時に付着できる為、製造工程が
簡略化されて、ポリマーPTC素子10の製造コストの
低減をより一層図ることができる。
【0042】他方、本実施の形態では、ポリマーを含ん
で低温度の60℃〜120℃の温度範囲で抵抗変化が生
じる素子本体12とした為に、素子本体12が熱に弱い
ものの、融点が139〜160℃と低いSn−Bi系合
金はんだ18によって、この素子本体12に設けられた
電極箔14とリード端子16との間を接続した。従っ
て、はんだ付けの工程として一般的なリフロー処理で電
極箔14とリード端子16との間の接続が可能となるだ
けでなく、はんだリフローピーク温度も160℃〜18
0℃と低くして接続処理する事が可能となった。
【0043】この結果、素子本体12に与える熱の影響
が少なくなり、これによっても熱劣化による特性不良を
招くおそれが無くなる。つまり、本実施の形態に係る素
子本体12は熱に弱く、特に190℃以上の熱付加によ
り特性の劣化が顕著となるものの、はんだリフローピー
ク温度も160℃〜180℃と低いので熱による特性の
低下が生じない。
【0044】また、ポリマーPTC素子10の使用温度
範囲の最大値も120℃程度とされて、最も融点の低い
57%Biのはんだの融点である139℃より低いこと
から、使用に際してはんだが融けてしまう等の接続上の
問題も生じない。因みに、Sn−37Pbである一般的
な共晶はんだの融点は183℃であり、その処理時にお
けるリフローピーク温度は200℃〜220℃程度とさ
れ、本実施の形態のようにSn−Bi系合金はんだ18
を用いた場合と比較して、遙に処理温度が高いため、素
子本体12へのダメージが多く使用できない。
【0045】以上より、本実施の形態に係るポリマーP
TC素子10によれば、電極箔14とリード端子16と
の間をはんだ付けする際に、はんだ付けの工程も一般的
なリフロー処理で対応できる。さらに、はんだ付けの際
の熱による影響や変形が少ない為に、信頼性が一層高く
なるだけでなく歩留まりが高くなり、結果として安価な
ポリマーPTC素子10となる。
【0046】次に、本発明に係るポリマーPTC素子の
電気抵抗の安定性に関する試験結果を具体的に説明す
る。まず、試験の為に5種類のポリマーPTC素子のサ
ンプルをそれぞれ複数個づつ作製した。サンプル1は電
極箔として片面を粗面化した電解ニッケル箔を用いた例
であり、サンプル2は電極箔として電解銅箔に粗面化電
解ニッケル処理をした例であり、サンプル3は電極箔と
して片面を粗面化した電解銅箔にAuフラッシュめっき
を施した例であり、サンプル4は電極箔として片面を粗
面化した電解ニッケル箔にAuフラッシュめっきを施し
た例であり、サンプル5は電極箔として電解銅箔に粗面
化電解ニッケル処理をした箔にAuフラッシュめっきを
施した例である。つまり、上記のサンプルの内のサンプ
ル3からサンプル5が本発明のポリマーPTC素子に対
応するサンプルである。
【0047】そして、上記の各サンプルに100時間の
ヒートサイクル試験(ヒートサイクル条件、−40℃〜
+85℃)を行った後における電気抵抗値の上昇を、図
6のグラフに示す。つまり、サンプル1の初期値(具体
的には10mΩ)を100とした時の各サンプルのヒー
トサイクル試験後における電気抵抗値の上昇の範囲をこ
の図のグラフに示す。この結果、サンプル1、2では2
00〜350の間に上昇の範囲が集中するのに対して、
サンプル3〜5では150〜250の間に上昇の範囲が
集中して、本発明に係るポリマーPTC素子に対応する
サンプル3〜5の電気抵抗値の変化率がサンプル1、2
の半分程度となり、サンプル3〜5が非常に安定してい
ることが確認された。
【0048】次に、本発明に係るポリマーPTC素子の
Auフラッシュめっきの厚さと強度に関する試験結果を
具体的に説明する。まず、はんだ付けされる電極箔の表
面におけるAuフラッシュめっきの厚さとはんだ付けの
接合強度との関係を試験した。この結果、Auフラッシ
ュめっき厚を0.02〜0.05μm(平均0.03μ
m)としたサンプルでは、図1に示す矢印F方向に力を
加えて引っ張った場合、約150ニュートンでリード端
子自体が破断した。
【0049】これに対して、Auフラッシュめっき厚を
0.2〜0.5μm(平均0.3μm)としたサンプル
では、図1に示す矢印F方向に力を同様に加えて引っ張
った場合、約100ニュートンではんだ接合部分に剥離
が発生した。一般に、Auフラッシュめっきをすれば、
Auがはんだ内部に拡散して接合強度を低くするおそれ
を有するが、上記のようにめっき厚が0.02〜0.0
5μm程度であれば拡散量が少なく、はんだ付けの接合
強度に対する影響が少ないという結果となった。
【0050】また、素子本体との対向面のAuフラッシ
ュめっきの厚さと素子本体との接合強度との関係を試験
した。この結果、Auフラッシュめっき厚を0.02〜
0.05μm(平均0.03μm)としたサンプルで
は、図4に示す矢印F方向に力を加えた場合、約10ニ
ュートンで剥離した。この際、素子本体自体が破損して
電極箔の素子本体との対向面には、素子本体の一部が接
着したまま残っているものが多かった。
【0051】これに対して、Auフラッシュめっき厚を
0.2〜0.5μm(平均0.3μm)としたサンプル
では、図4に示す矢印F方向に力を同様に加えた場合、
約8ニュートンで剥離した。この際、素子本体が破損し
たものもあるが、電極箔の素子本体との対向面に素子本
体の一部が接着したまま残っている部分が、上記のもの
より少なかった。
【0052】以上より、めっき厚が0.2μm以上存在
すると接合強度が低下するので、Auフラッシュめっき
のめっき厚は0.1μm以下が適正と考えられ、好まし
くはめっき厚が0.02〜0.05μm程度であること
が望ましい考えられる。
【0053】尚、本実施の形態において、電極箔の素子
本体との対向面が粗面化されているが、電極箔の表面を
粗面化する際には、粗面を構成する凹凸の内の凸部を例
えばフック状に形成することも考えられる。そして、こ
のフック状の凸部の高さとしては1μm以上の大きさで
あれば良いが、例えば4〜10μm程度とすることが考
えられる。
【0054】さらに、粒状材を電極箔の表面に付着する
ことにより、粗面を構成する凹凸の内の凸部をフック状
に形成することができる。尚、凸部をフック状に形成し
つつ電極箔の表面を粗面化する為の処理としては、エッ
チング又はメッキ等の処理により表面を粗して粗面化し
た後に、電解処理を施すことで、粗された表面の内の凸
部の頂部分に電解液中のイオン化された物質を付着する
ことが考えられ、これにより凸部を容易にフック状の凸
部とすることができる。
【0055】一方、Sn−Bi系合金はんだ18の成分
としては、Sn、Bi、Agを含み、Biが47〜64
%の成分とされると共にAgが0〜3%の成分とされ、
Snが残部とされる鉛フリーはんだを使用しており、鉛
が無く環境に与える影響が小さい。また、Agが3%以
下であって例えば1%程度とし、Biを57%程度とす
れば、はんだによる接続強度等の機械的信頼性は良くな
る。この為、はんだのより詳細な成分の方向性は、製造
コスト、ポリマーPTC素子10の構造及び信頼性デー
タ等により決めることが望ましい。
【0056】尚、上記実施の形態では、ビスマスである
Biを47〜64%の範囲とし、銀であるAgを3%以
下とし、すずであるSnが残部とされたが、銀を含まな
いすずとビスマスのみの合金はんだとしても良く、また
これらの成分を表す%はWT%とされる。
【0057】
【発明の効果】本発明のポリマーPTC素子によれば、
素子本体と電極との間の接続部分の電気抵抗が十分に低
いだけでなく、環境や経時変化等に対してもこの接続部
分の電気抵抗が上昇すること無く安定した電気的特性を
持つことになる。さらには、熱劣化による特性不良を招
くおそれを無くすだけでなく、リード端子のはんだ付け
性を満足させることにもなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るポリマーPTC素
子を示す斜視図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係るポリマーPTC素
子の第1例における素子本体の抵抗と温度との関係を表
すグラフを示す図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係るポリマーPTC素
子の第2例における素子本体の抵抗と温度との関係を表
すグラフを示す図である。
【図4】本発明の一実施の形態に係るポリマーPTC素
子の製造を示す断面図であって、(A)は素子本体と電
極箔との接続前の状態を示す図であり、(B)は素子本
体と電極箔との接続後の状態を示す図である。
【図5】本発明の一実施の形態に係るポリマーPTC素
子の製造を示す斜視図であって、(A)は素子本体と電
極箔との接続後の状態を示す図であり、(B)は電極箔
へのリード端子の接続前の状態を示す図であり、(C)
は電極箔へのリード端子の接続後の状態を示す図であ
る。
【図6】ポリマーPTC素子のサンプルにヒートサイク
ル試験を行った後における電気抵抗値の上昇を表すグラ
フを示す図である。
【図7】従来技術に係るポリマーPTC素子を示す斜視
図である。
【符号の説明】
10 ポリマーPTC素子 12 素子本体 14 電極箔 16 リード端子 18 Sn−Bi系合金はんだ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5E034 AC10 DA02 DC02 DC03 DC05

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリマー及びこのポリマーに分散的に混
    入された導電性物質を含む素子本体を有すると共に、こ
    の素子本体に電極箔を貼り付けたポリマーPTC素子で
    あって、 前記電極箔の少なくとも一面が粗面化されると共にこの
    粗面化された表面にAuフラッシュめっきが施され、こ
    のAuフラッシュめっきが施されている電極箔の面を素
    子本体と対向する形で、素子本体に貼り付けたことを特
    徴とするポリマーPTC素子。
  2. 【請求項2】 ポリマー及びこのポリマーに分散的に混
    入された導電性物質を含む素子本体を有すると共に、こ
    の素子本体に電極箔を貼り付けたポリマーPTC素子で
    あって、 素子本体との非対向側となる前記電極箔の表面にAuフ
    ラッシュめっきが施されていることを特徴とするポリマ
    ーPTC素子。
  3. 【請求項3】 ポリマー及びこのポリマーに分散的に混
    入された導電性物質を含む素子本体を有すると共に、こ
    の素子本体に電極箔を貼り付けたポリマーPTC素子で
    あって、 前記電極箔の少なくとも素子本体と対向する面が粗面化
    された表面とされると共に、この電極箔の両面にAuフ
    ラッシュめっきが施されていることを特徴とするポリマ
    ーPTC素子。
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