JP2002313481A - 電気的接続装置および電気的接続装置を有する電子機器 - Google Patents

電気的接続装置および電気的接続装置を有する電子機器

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JP2002313481A
JP2002313481A JP2001119779A JP2001119779A JP2002313481A JP 2002313481 A JP2002313481 A JP 2002313481A JP 2001119779 A JP2001119779 A JP 2001119779A JP 2001119779 A JP2001119779 A JP 2001119779A JP 2002313481 A JP2002313481 A JP 2002313481A
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opening
shutter
electrical connection
housing
main body
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JP2001119779A
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English (en)
Inventor
Takashi Kayama
俊 香山
Yasuhiro Kataoka
安弘 片岡
Toshikazu Sekiguchi
敏和 関口
Megumi Takamori
恵 高盛
Tsuyoshi Uchida
強士 内田
Yukinobu Henmi
幸伸 逸見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Sony Corp
Original Assignee
Omron Corp
Sony Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機器の外部の接続対象部に対して電気的に接
続する場合には単に押して開いて接続するだけで簡単に
電気的な接続を行うことができるとともに、接続対象部
に対して電気的に接続しない場合には、開口部を自動的
に閉じてほこりやゴミ等の異物が侵入するのを防いで電
気的な接続が悪くなるのを防ぐことができる電気的接続
装置および電気的接続装置を有する電子機器を提供する
こと。 【解決手段】 機器10の開口部200の位置に対応し
て機器10の筐体12内に固定され、外部の接続対象部
を電気的に接続するための本体110と、開口部200
を開閉可能に閉じるシャッター101であり、外部の接
続対象部が開口部200に挿入されると開口部200を
開くシャッター101と、外部の接続対象部が開口部2
00から除去されている状態ではシャッター101を付
勢して開口部200を前記シャッター101により閉じ
る付勢部材330を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器に設けら
れて機器の外部の接続対象部に対して電気的に接続する
ための電気的接続装置および電気的接続装置を有する電
子機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子機器、たとえば携帯型の電子機器を
例にあげると、一例として携帯型の電子機器である携帯
電話は、図16に示すように、筐体1000を有してい
る。この筐体1000の中には各種の制御を行うための
基板1001が内蔵されており、この基板1001はた
とえば電気的な接続を行う電気的接続装置1002をハ
ンダ付けなどにより電気的に接続している。この電気的
接続装置1002の接続口1004は、筐体1000の
開口部1003に位置しており、この開口部1003お
よび電気的接続装置1002の接続口1004は、開閉
蓋1005により開閉できるようになっている。この開
閉蓋1005はエラストマーやプラスチックあるいはラ
バーにより作られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この種の開
閉蓋1005を用いた携帯電話では、電気的接続装置1
002を使用する場合に開閉蓋1005を使用者が指に
より開閉方向Gに沿って開いて指により開閉蓋1005
を保持する必要があり、使用者の手間を増やし、操作性
が悪い。この開閉の際に、使用者がこの開閉蓋1005
を強く引っ張ってしまうことがあるために、開閉蓋10
05が筐体1000から外れてしまったり、あるいはな
くなってしまうことがある。この開閉蓋1005が外れ
てしまったりなくなったり、あるいは閉め忘れてしまう
と、電気的接続装置1002にほこりやゴミ等の異物が
付着して、電気的な接続が不確実になり、機器の破損の
おそれがあり、機器の信頼性が悪い。また、開閉蓋10
05の突起1009を筐体1000の開口部1003と
電気的接続装置1002の接続口1004に対してはめ
込む場合には、使用者は指で強く押し込んでやらないと
入らず使用者の手間を増している。
【0004】開閉蓋1005は、筐体1000の内部に
対して取付部分1006を用いて取り付けているので、
この取付部分1006が筐体1000の内部空間の一部
を占有してしまい、基板1001の取り付けに支障が出
てしまうこともある。そこで本発明は上記課題を解消
し、機器の外部の接続対象部に対して電気的に接続する
場合には単に押して開いて接続するだけで簡単に電気的
な接続を行うことができるとともに、接続対象部に対し
て電気的に接続しない場合には、開口部を自動的に閉じ
てほこりやゴミ等の異物が侵入するのを防いで電気的な
接続が悪くなるのを防ぐことができる電気的接続装置お
よび電気的接続装置を有する電子機器を提供することを
目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、機器
に設けられて前記機器の外部の接続対象部に対して電気
的に接続するための電気的接続装置であり、前記機器の
開口部の位置に対応して前記機器の筐体内に固定され、
前記外部の接続対象部を電気的に接続するための本体
と、前記開口部を開閉可能に閉じるシャッターであり、
前記外部の接続対象部が前記開口部に挿入されると前記
開口部を開く前記シャッターと、前記外部の接続対象部
が前記開口部から除去されている状態では前記シャッタ
ーを付勢して前記開口部を前記シャッターにより閉じる
付勢部材と、を備えることを特徴とする電気的接続装置
である。
【0006】請求項1では、本体は機器の開口部の位置
に対応して機器の筐体内に固定され、外部の接続対象部
を電気的に接続する。シャッターは、開口部を開閉可能
に閉じるものであり、外部の接続対象部が開口部に挿入
されると開口部を開く。付勢部材は、外部の接続対象部
が開口部から除去されている状態ではシャッターを付勢
して開口部をシャッターにより閉じる。これにより、機
器の外部の接続対象部に対して電気的に接続する場合に
は単に押して開いて開口部を形成して接続するだけで簡
単に電気的な接続を行うことができる。また接続対象部
に対して電気的に接続しない場合には、シャッターが開
口部を自動的に閉じてほこりやゴミ等の異物が侵入する
のを防いで電気的な接続が悪くなるのを防ぐことができ
る。これによって、機器の電気的な信頼性を高めること
ができる。
【0007】請求項2の発明は、請求項1に記載の電気
的接続装置において、前記シャッターは、第1部材と、
前記第1部材とは反対方向に開く第2部材を有してい
る。
【0008】請求項3の発明は、請求項1に記載の電気
的接続装置において、前記シャッターは、一枚の部材で
ある。
【0009】請求項4の発明は、請求項1に記載の電気
的接続装置において、前記付勢部材は、バネ部材であ
る。
【0010】請求項5の発明は、請求項1に記載の電気
的接続装置において、前記本体は、前記機器の筐体と一
体化されている。
【0011】請求項6の発明は、電子機器に設けられて
前記電子機器の外部の接続対象部に対して電気的に接続
するための電気的接続装置を有する電子機器であり、前
記電気的接続装置は、前記機器の開口部の位置に対応し
て前記機器の筐体内に固定され、前記外部の接続対象部
を電気的に接続するための本体と、前記開口部を開閉可
能に閉じるシャッターであり、前記外部の接続対象部が
前記開口部に挿入されると前記開口部を開く前記シャッ
ターと、前記外部の接続対象部が前記開口部から除去さ
れている状態では前記シャッターを付勢して前記開口部
を前記シャッターにより閉じる付勢部材と、を備えるこ
とを特徴とする電気的接続装置を有する電子機器であ
る。
【0012】請求項6では、本体は機器の開口部の位置
に対応して機器の筐体内に固定され、外部の接続対象部
を電気的に接続する。シャッターは、開口部を開閉可能
に閉じるものであり、外部の接続対象部が開口部に挿入
されると開口部を開く。付勢部材は、外部の接続対象部
が開口部から除去されている状態ではシャッターを付勢
して開口部をシャッターにより閉じる。これにより、機
器の外部の接続対象部に対して電気的に接続する場合に
は単に押して開いて開口部を形成して接続するだけで簡
単に電気的な接続を行うことができる。また接続対象部
に対して電気的に接続しない場合には、シャッターが開
口部を自動的に閉じてほこりやゴミ等の異物が侵入する
のを防いで電気的な接続が悪くなるのを防ぐことができ
る。これによって、機器の電気的な信頼性を高めること
ができる。
【0013】請求項7の発明は、請求項6に記載の電気
的接続装置を有する電子機器において、前記シャッター
は、第1部材と、前記第1部材とは反対方向に開く第2
部材を有している。
【0014】請求項8の発明は、請求項6に記載の電気
的接続装置を有する電子機器において、前記シャッター
は、一枚の部材である。
【0015】請求項9の発明は、請求項6に記載の電気
的接続装置を有する電子機器において、前記付勢部材
は、バネ部材である。
【0016】請求項10の発明は、請求項6に記載の電
気的接続装置を有する電子機器において、前記本体は、
前記機器の筐体と一体化されている。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、
技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明
の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨
の記載がない限り、これらの形態に限られるものではな
い。
【0018】図1は、本発明の電子機器の一例として携
帯電話を示しており、図1は携帯電話の正面図であり、
図2は携帯電話の背面図である。この携帯電話10は、
たとえば周波数域が0.8〜1.5(GHz)のデジタ
ル方式の携帯電話であり、図1と図2に示すように筐体
12、アンテナ14、表示部16、操作部18、マイク
20、スピーカ22等を有している。。図1に示すよう
に操作部18は、各種の操作キーを有しており、通話ボ
タン18A、通話の切断ボタン18Bは、テンキー18
C等を有している。表示部16は、たとえば液晶表示装
置を用いることができる。
【0019】筐体12は、図1に示すフロント部24と
図2に示すリヤ部26を有しており、リヤ部26側に
は、バッテリ28が着脱可能に固定することができる。
アンテナ14は筐体12に対して出し入れ可能に取り付
けられている。図1と図2に示すように、筐体12の下
部12Aには、電気的接続装置100が設けられてい
る。
【0020】図3は、筐体12の下部12A付近をより
詳しく示しており、筐体12のフロント部24とリヤ部
26の合わせ部分30には、電気的接続装置100と2
つの接続端子400,400が設けられている。この接
続端子400,400は、電気的接続装置100の両側
に位置しており、これらの接続端子400は、携帯電話
10に対して充電をする場合の充電用の接続端子の役割
を果たす。
【0021】図4は、図3のA−Aにおける断面構造例
を示している。図3と図4に示すように、筐体12は、
フロント部24とリヤ部26を合わせて構成したもので
あり、図4のフロント部24とリヤ部26の空間Sの中
には、回路基板40が収容されている。この回路基板4
0は、図1に示す操作部18による各種操作や、表示部
16による各種の表示、スピーカ22による音声の出
力、マイク20による音声の取り込みあるいはその他の
制御機能を実現するものである。
【0022】図3と図4に示す回路基板40は、電気的
接続装置100を固定している。この電気的接続装置1
00の電気的なコンタクト144,146は、回路基板
40の導電パターン40Aに対してたとえばハンダ40
Bにより電気的に接続されている。電気的接続装置10
0は、このコンタクト144,146を複数本有してい
る。電気的接続装置100は、回路基板40と外部の接
続対象部であるプラグ910を電気的に接続して、両者
の間で通信を行う。電気的接続装置100は、基板40
を介してたとえば2本のボルト102により筐体26の
セルフタップ用ボス26Aに固定されている。
【0023】図4の電気的接続装置100は、概略的に
は本体110、シャッター101および複数の付勢部材
330を有している。まず本体110について説明す
る。本体110は、たとえば絶縁性を有する材質であ
る、一例としてプラスチックの具体例としてはPPS
(ポリスチレンサルファイド)、LCP(液晶ポリマ
ー)等により作られている。シャッター101は、やは
り絶縁性を有するプラスチックとして、たとえばPPS
やLCPの他に、エラストマーやシリコンゴム等により
作られている。また、絶縁コーティングされたアルミニ
ウムや鉄などの金属でも良い。付勢部材330は、たと
えば圧縮コイルばねであり、たとえばSWP(ピアノ
線)やSUS(ステンレス)等の金属や、POM(ポリ
アセタール)やPA(ポリアミド)等の樹脂により作ら
れている。
【0024】図3と図4に示すように本体110は、携
帯電話の筐体12の中に収容されており、上述したよう
に回路基板40に固定されている。シャッター101
は、図3と図4の例では第1部材120と第2部材12
4を有している。第1部材120は、図4に示すように
支点120Aを中心として付勢部材330の付勢力に抗
してR方向に回転できるようになっている。第2部材1
24は、支点124Aを中心として付勢部材330の付
勢力に抗してR1方向に回転できるようになっている。
R方向とR1方向は逆方向である。第1部材120と第
2部材124は、筐体12の開口部200を開閉可能に
閉じるシャッター部材である。この開口部200をシャ
ッター101により閉じることにより、ほこりやゴミ等
の異物が本体110の中に侵入するのを防ぐことができ
る。本体110は、その内部に凹部136を有してい
る。この凹部136の内底部分には、電気的な接続端子
138,138が形成されている。
【0025】プラグ910は、携帯電話の外部の接続対
象部の一種である。プラグ910は、携帯電話10と外
部の電子機器との間で通信のやり取りを行うための通信
端子である。プラグ910が筐体12の開口部200に
挿入され、プラグ910がX方向に押されることによ
り、第1部材120と第2部材124が付勢部材330
の付勢力に抗してそれぞれR方向とR1方向に開くこと
ができる。そしてプラグ910の電気的な接続端子91
4,914が、それぞれ本体110の電気的な接続端子
138,138にはまり込んで電気的な接続を行うこと
ができる。
【0026】図5は、図3のV方向から見た筐体12の
開口部200とシャッター101等を示している。開口
部200の両側には、充電等に用いる接続端子400が
配置されている。開口部200はたとえば長方形状を有
している。シャッター101の第1部材120と第2部
材124は、この開口部200よりもサイズの大きいも
のを採用することにより、開口部200を確実に隙間な
く閉じることができる。
【0027】図6は、図5のB−Bにおける断面構造例
を示している。図6と図4に示すように、本体110の
凹部136は、断面で見て長方形もしくは正方形状を有
しており、この凹部136は図5に示すように挿入され
たプラグ910の挿入空間部分の役割を果たしている。
図6と図4の状態では、プラグ910が開口部200と
本体110の凹部136には挿入されていない状態であ
るが、図7は、プラグ910が開口部200と凹部13
6に完全に挿入された状態を示している。この状態で
は、シャッターの第1部材120と第2部材124が完
全に開いてX方向に水平に保持されており、プラグ91
0の接続端子914は本体110の接続端子138に挿
入されることにより、確実に電気的に接続されている。
この状態ではプラグ910の周囲は開口部200と凹部
136の内の第1部材120と第2部材124により保
持されており、プラグ910が挿入された状態でその位
置がずれたり移動するようなガタツキ現象は生じない。
【0028】図8は、図5の部分Cを拡大して示した図
である。図8においてはシャッターの第2部材124の
右側端部を示している。第2部材124は図5に示すよ
うに2つの支点124Aを有している。もう1つの第1
部材120は両側に支点120Aを有している。図8で
は代表としてこの第2部材124の一方の支点124A
の付近を拡大して示している。支点124Aには、ねじ
りコイルばね330が設けられている。このねじりコイ
ルばね330はシャッターの第2部材124を付勢して
開口部200を閉じる方向に、すなわち図4におけるR
1方向とは反対方向に付勢するための付勢部材である。
図9と図10に示すように、このねじりコイルばね33
0の一端部331は第2部材124の内側に当たってお
り、他端部332はたとえば図4に示す本体110の凹
部136の内面に対して突き当たっている。
【0029】図9は、図8のD−Dにおける構造例を示
しており、ねじりコイルばね330の一端部331が第
2部材124の内面に突き当たっている状態を示してい
るとともに、他端部332が凹部136の内面に突き当
たっていて、第2部材124は開口部200を閉じてい
る。
【0030】図9では、プラグは挿入されておらず、第
2部材124は開口部200を閉じている。これに対し
て図10は、プラグ910が開口部200および凹部1
36に挿入された状態を示している。この状態では、プ
ラグ910が第2部材124をX方向に押していること
から第2部材124はねじりコイルばね330の付勢力
に抗してR1方向に回転している。逆にこのプラグ91
0がX1方向に抜かれた場合には、再び図9の状態にな
る。すなわちねじりコイルばね330の付勢力により、
第2部材124がR2の方向に戻り開口部200を閉じ
ることができる。
【0031】このようなねじりコイルばね330による
第2部材124を付勢する構造は、図5に示すシャッタ
ー101の第1部材120の一方の支点120Aにおけ
る構造と上下対称構造であるが、実質的に同じである。
従って支点120Aにも同じねじりコイルばね330が
設けられている。これによって、2つのねじりコイルば
ね330,330は、それぞれ第1部材120と第2部
材124を、図4と図6に示すように、開口部200を
閉じた状態に常時保持することができる。そして、図7
と図10に示すようにプラグ910が開口部200と凹
部136に挿入されると、プラグ910は第1部材12
0と第2部材124を押し広げた状態で開口部200を
開くことができる。
【0032】図11(A)は、筐体12の開口部200
においてシャッター101の第1部材120と第2部材
124がそれぞれ開口部200を完全に閉じた状態を示
している。図11(B)に示すように、プラグ910の
接続端子914が開口部200に挿入されると、X方向
に関するプラグ910の挿入力により、シャッターの第
1部材120と第2部材124が反対方向に押されて開
口部200が開いていく。図11(B)に示すようにプ
ラグ910は、別の電子機器940に接続されている。
この別の電子機器940は、携帯電話との間で必要な信
号の交換を行うことができるものである。
【0033】図12(A)は、電気的接続装置100の
構造例を示している。コネクタとも呼んでいる本体11
0は、シャッター101を備えており、シャッター10
1は第1部材120と第2部材124を有している。第
1部材120は2つの支点120Aを有し、第2部材1
24は2つの支点124Aを有している。図11(B)
のようにプラグ910が開口部に挿入され始めると、図
12(A)に示すように第1部材120と第2部材12
4は、それぞれ支点120Aと124Aを中心としてR
方向とR1方向にそれぞれ内側に、すなわち凹部136
に向けて回転する。そして図12(C)に示すように、
プラグが完全に挿入されると第1部材120と第2部材
124は完全に開口部200を開ける。
【0034】図11に示すように、プラグ910が挿入
されていない通常の状態では、筐体12の開口部200
はシャッター101により完全に閉じているので、ほこ
りやゴミ等の異物が筐体12の中に侵入するのを完全に
防ぐことができる。このことから、内部の回路基板の接
続端子等にゴミ等の異物が付着する恐れが全くなく、電
気的な接続が確実に行えるとともに、機器の破損を防
ぎ、機器の信頼性を高めることができる。
【0035】また、図11(B)に示すようにプラグ9
10が開口部200に挿入され始めると、プラグ910
の挿入に応じて自動的に付勢部材の付勢力に抗してシャ
ッターの第1部材120と第2部材124が開いていく
ことから、使用者は別途扉を指で押すような操作を行う
必要がなく、プラグ910を挿入する際の操作性を高め
ることができる。またプラグ910を抜いて通常の状態
に戻すと、図11に示すように、第1部材120と第2
部材124はそれぞれの付勢部材により自動的に元に戻
って開口部200を完全に閉じてしまうことから、その
際にも使用者が指で操作する等の手間を省くことができ
る。
【0036】図13は、図6に対応している別の実施の
形態である。図6の実施の形態では、電気的接続装置の
本体110が図4に示すように基板40に対して固定さ
れている。しかし図13の例では、コネクタ本体110
自体が筐体12のフロント部(上部筐体とも言う)24
とリヤ部(下部筐体とも呼ぶ)26の間の取付け開口4
50にはめ込んで固定する構造を採用している。つまり
本体110は筐体12に対して一体化されている。そし
てコネクタ110は、開口部200と凹部136と接続
端子138およびシャッター101を有している。この
シャッター101は第1部材120と第2部材124を
有しており、R方向とR1方向にそれぞれ回転できる。
第1部材120と第2部材124の付勢構造は、図6の
例と同じである。
【0037】図6と図13の実施の形態では、本体11
0のシャッター101は、2枚の部材により構成されて
いる。しかし、図14のシャッター101Eは、1枚の
部材129を有しているのみである。この部材129は
支点129Aを中心としてR方向に回転できる。この部
材129は付勢部材330によりR方向と反対方向に付
勢されており、この部材129が筐体12の開口部20
0を閉じるようになっている。そしてプラグがこの開口
部200と凹部136に挿入されると、付勢部材330
の付勢力に抗してR方向に破線で示すように回転して開
口部200を開くことができる。
【0038】凹部136の内底面には接続端子138が
設けられている。図15の実施の形態では、筐体12に
シャッターである開口開閉部分120,124を設けて
いる。開口開閉部分120,124の回転中心120
A,124Aは、前記コネクタ内に設けたのと同様に筐
体12に設けている。
【0039】本発明の実施の形態では、電子機器のイン
ターフェース部分(I/O部分)において、1枚もしく
は2枚の部材からなるシャッターが、ねじりコイルばね
のような付勢部材により付勢されることにより開口部を
完全に閉じることができる構造である。そしてプラグが
この開口部に挿入されると、このプラグの挿入力を利用
してシャッターの部材が開口部を開ける方向に開くこと
により、プラグを開口部および本体の凹部に対して挿入
してプラグを本体に対して確実に位置ずれのないように
保持することができる。
【0040】本発明の実施の形態では、シャッターは本
体に設けられており開口部を開閉できるようになってい
るが、シャッターは本体側ではなく電子機器の筐体側に
設けても勿論構わない。付勢部材であるばねの種類とし
ては、ねじりコイルばね、板ばね、引っ張りコイルば
ね、圧縮コイルばねのいずれを用いても勿論構わない。
【0041】ところで本発明は上記実施の形態に限定さ
れるものではない。上述した実施の形態では、電子機器
の一例として携帯電話を例にあげているが、これに限ら
ず携帯型の種類の機器、たとえば携帯情報端末、ゲーム
機器、ビデオカメラ、デジタルスチルカメラ、ノート型
のパーソナルコンピュータ等の他に、据え置き型の機器
たとえばデスクトップのコンピュータや電話等であって
も本発明の接続部分の開閉装置は適用できる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
機器の外部の接続対象部に対して電気的に接続する場合
には単に押して開いて開口部を形成して接続するだけで
簡単に電気的な接続を行うことができるとともに、接続
対象部に対して電気的に接続しない場合には、開口部を
自動的に閉じてほこりやゴミ等の異物が侵入するのを防
いで電気的な接続が悪くなるのを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子機器の一例である携帯電話を示す
正面図。
【図2】図1の携帯電話の背面図。
【図3】携帯電話の下部に設けられた電気的接続装置を
示す斜視図。
【図4】図3のA−Aにおける断面構造例を示す図。
【図5】図3のV方向から見た開口部およびシャッター
等を示す正面図。
【図6】図5のB−Bにおける断面構造例を示す図。
【図7】図6の状態においてプラグが開口部と本体側に
挿入された状態を示す図。
【図8】図5の部分Cを拡大して示す図。
【図9】図8のD−Dにおける構造例を示す図。
【図10】図9の状態においてプラグが開口部と本体側
に挿入された状態を示し、開口部が開いている様子を示
す図。
【図11】プラグが開口部に挿入される前の状態と挿入
している途中の状態を示す斜視図。
【図12】本体の構造例を示す斜視図。
【図13】本発明の別の実施の形態を示す図。
【図14】本発明のさらに別の実施の形態を示す図。
【図15】本発明のさらに別の実施の形態を示す図。
【図16】従来の構造例を示す図。
【符号の説明】
10・・・携帯電話(電子機器の一例)、12・・・筐
体、40・・・回路基板、100・・・電気的接続装
置、101・・・シャッター、110・・・本体、12
0・・・シャッターの第1部材、124・・・シャッタ
ーの第2部材、200・・・開口部、330・・・付勢
部材、910・・・プラグ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 片岡 安弘 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 関口 敏和 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 高盛 恵 京都府京都市下京区塩小路通堀川東入南不 動堂町801番地 オムロン株式会社内 (72)発明者 内田 強士 京都府京都市下京区塩小路通堀川東入南不 動堂町801番地 オムロン株式会社内 (72)発明者 逸見 幸伸 京都府京都市下京区塩小路通堀川東入南不 動堂町801番地 オムロン株式会社内 Fターム(参考) 5E087 EE02 EE07 FF03 FF06 FF07 HH01 LL02 LL17 LL29 LL33 MM02 MM05 PP01 QQ02 RR13

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機器に設けられて前記機器の外部の接続
    対象部に対して電気的に接続するための電気的接続装置
    であり、 前記機器の開口部の位置に対応して前記機器の筐体内に
    固定され、前記外部の接続対象部を電気的に接続するた
    めの本体と、 前記開口部を開閉可能に閉じるシャッターであり、前記
    外部の接続対象部が前記開口部に挿入されると前記開口
    部を開く前記シャッターと、 前記外部の接続対象部が前記開口部から除去されている
    状態では前記シャッターを付勢して前記開口部を前記シ
    ャッターにより閉じる付勢部材と、を備えることを特徴
    とする電気的接続装置。
  2. 【請求項2】 前記シャッターは、第1部材と、前記第
    1部材とは反対方向に開く第2部材を有している請求項
    1に記載の電気的接続装置。
  3. 【請求項3】 前記シャッターは、一枚の部材である請
    求項1に記載の電気的接続装置。
  4. 【請求項4】 前記付勢部材は、バネ部材である請求項
    1に記載の電気的接続装置。
  5. 【請求項5】 前記本体は、前記機器の筐体と一体化さ
    れている請求項1に記載の電気的接続装置。
  6. 【請求項6】 電子機器に設けられて前記電子機器の外
    部の接続対象部に対して電気的に接続するための電気的
    接続装置を有する電子機器であり、 前記電気的接続装置は、 前記機器の開口部の位置に対応して前記機器の筐体内に
    固定され、前記外部の接続対象部を電気的に接続するた
    めの本体と、 前記開口部を開閉可能に閉じるシャッターであり、前記
    外部の接続対象部が前記開口部に挿入されると前記開口
    部を開く前記シャッターと、 前記外部の接続対象部が前記開口部から除去されている
    状態では前記シャッターを付勢して前記開口部を前記シ
    ャッターにより閉じる付勢部材と、 を備えることを特徴とする電気的接続装置を有する電子
    機器。
  7. 【請求項7】 前記シャッターは、第1部材と、前記第
    1部材とは反対方向に開く第2部材を有している請求項
    6に記載の電気的接続装置を有する電子機器。
  8. 【請求項8】 前記シャッターは、一枚の部材である請
    求項6に記載の電気的接続装置を有する電子機器。
  9. 【請求項9】 前記付勢部材は、バネ部材である請求項
    6に記載の電気的接続装置を有する電子機器。
  10. 【請求項10】 前記本体は、前記機器の筐体と一体化
    されている請求項6に記載の電気的接続装置を有する電
    子機器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006198091A (ja) * 2005-01-19 2006-08-03 Samii Kk 遊技機用基板ケース
JP2010244813A (ja) * 2009-04-03 2010-10-28 Hosiden Corp ソケット及びソケット取付構造

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