JP2002313253A - カラー陰極線管のためのシャドーマスク支持フレームおよび製造方法 - Google Patents

カラー陰極線管のためのシャドーマスク支持フレームおよび製造方法

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JP2002313253A JP2002090817A JP2002090817A JP2002313253A JP 2002313253 A JP2002313253 A JP 2002313253A JP 2002090817 A JP2002090817 A JP 2002090817A JP 2002090817 A JP2002090817 A JP 2002090817A JP 2002313253 A JP2002313253 A JP 2002313253A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軽量で且つそれほど大重量でなく、非常に正
確な寸法および幾何学的構成をもって形成することがで
きるとともに、剛性および機械的な強度において良好な
特性を得ることができるシャドーマスク支持フレームを
提供すること。 【解決手段】 全体が矩形状のフレーム(1)は、2つ
の端部支柱(2a、2b)と、2つの側方支柱(3a、
3b)とを備えている。側方支柱(3a、3b)は真っ
直ぐな主部と2つの端部(7a)とを有し、各端部は、
少なくとも1つの接合部(7’a)によって、端部(2
a、2b)に接続されている。側方支柱(3a、3b)
は、フレーム(1)の基準面に対して平行な面内に位置
する互いに平行な軸を有している。各接合部(7’a)
は、側面によって、フレーム(1)の基準面に対して垂
直な略平坦な壁(5a、5b)の内側面と接触してお
り、これにより、フレームの端部支柱(2a、2b)
は、接合部(7’a)に当接している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー陰極線管の
ためのシャドーマスク支持フレームに関する。カラー陰
極線管は、中に複数の穴または溝を有する「シャドーマ
スク」と呼ばれる金属シートを備えている。シャドーマ
スクは、電子銃とディスプレイスクリーンとの間に配置
されている。このシャドーマスクは、ディスプレイスク
リーン上への電子ビームの衝突がディスプレイスクリー
ン上に配置された発光器上の正確な位置で確実に行なわ
れるようにすることによって、非常に鮮明な画像を得る
ようになっている。
【0002】シャドーマスクは、略矩形状のフレームに
よって支持されている。フレームは、シャドーマスクを
ディスプレイスクリーンの近傍の所定の位置で保持する
とともに、電子ビームによって引き起こされる局所的な
加熱によって生じるいかなる変形をも規制するために、
できる限り、シャドーマスクに張力をかけるようにす
る。
【0003】
【従来の技術】既知の技術によれば、シャドーマスク支
持フレームは、金属チューブまたはアングルスチールか
ら成る2つの側方支柱と、側方支柱上に配置され且つ接
触点を溶接することによって組み立てられるアングルス
チールまたはチューブから成る2つの端部支柱とを有し
ている。構成形態および溶接技術に起因して、チューブ
またはアングルスチールは、十分な剛性を得るために、
比較的厚くなければならない。このように形成されるフ
レームは、張力をかけられたシャドーマスクに適してい
るが、重いという欠点及び良好な幾何学的な精度で組み
立てることが困難であるという欠点を有している。
【0004】他の既知の技術によれば、シャドーマスク
のためのフレームは、溶接によって組み立てられる薄い
ストリップから形成されるアングルスチールから成る。
【0005】変形例において、フレームは、略矩形状を
成し且つ矩形の中央切り込み部を有する金属シートをプ
レスすることによって形成される。このように形成され
たフレームは、軽量であるという利点を有しているが、
あまり剛性がなく、このため、張力をかけて支持してい
るシャドーマスクの位置がうまく定まらないという欠点
を有している。
【0006】軽量フレームの剛性を高めるため、特に特
許出願FR−2.749.104には、互いに対して押
圧され且つ水平および垂直な硬化リブを有する2つの薄
い金属ストリップからそのようなフレームを組み立てる
ことが提案されている。これらのフレームは、軽量で且
つ剛性があり、張力がかけられたシャドーマスクのため
に使用することはできるが、組立が困難な場合があると
いう欠点を有している。
【0007】フランス特許出願9902129には、フ
レームの端部支柱および側方支柱が略管状を成して実質
的に連続する閉じられた中空体を構成するシャドーマス
ク支持フレームが提案されている。この場合、中空体
は、中空体の内側全体に位置する少なくとも1つの平ら
な閉じられた線を含んでいる。
【0008】好ましくは、中空体は、中空体の全部また
は一部を形成するように折り曲げられ且つ例えば溶接に
よって組み立てられる1または複数の薄い金属膜から成
る。
【0009】そのような軽量で剛性がある組立が容易な
シャドーマスク支持フレームは、実際には、略平坦なフ
レームの場合に適している。すなわち、フレームにおい
て、支柱の長手方向軸は、ほぼ同一の面内にあり、長手
方向の支柱は、フレームの角部で端部支柱に接続され
る。
【0010】端部支柱(または水平支柱)と側方支柱
(または垂直支柱)を有し且つそれらの軸または水平方
向がオフセットされた平行な平面内に位置している他の
タイプのフレームが知られている。
【0011】そのようなフレームにおいて、端部支柱
は、一般に、フレームによって支持されるシャドーマス
クの位置と略平行なフレームの基準面内に位置される平
坦な第1の壁と、第1の壁に対して垂直な第2の壁とを
有するアングルスチールから構成されており、これによ
り、穴の開いたマスクの溶接中に、圧縮力がフレームに
作用し、フレームの端部支柱上の圧縮力が解放された時
にフレームに張力がかかるようになっている。
【0012】一般に、フレームの側方支柱は、略直線状
の主部と、端部支柱と接続されて接合される2つの端部
とを有している。
【0013】側方支柱の各端部は、端部支柱に接合され
る接合部を有している。この接合部は、対応する側方支
柱の主部と略垂直すなわち略直交するとともに、端部支
柱に対して垂直な配置状態で端部支柱に固定される。一
般に、側方支柱の端部にある接合部は、端部支柱の第1
の壁の外面に対して当接されるとともに、この位置で端
部支柱に対して溶接される。
【0014】端部支柱に対する側方支柱の当接部の溶接
は、TIG法やMIG法等の溶接方法によって行なわれ
る。そのような方法では、多大なエネルギ量が解放され
るため、壁が薄いと、構造変形やアングルスチールやチ
ューブの溶融が生じ易く、したがって、非常に厚いアン
グルスチールまたはチューブを使用する必要がある。
【0015】また、フレームの側方支柱は、一般に、略
正方形もしくは略矩形の断面を有する厚いチューブまた
はバーを折り曲げることによって形成される。チューブ
またはバーは、曲げる際に、曲げ領域で大きく変形す
る。通常、「骨」または「樽」の形態を成す変形が観察
される。
【0016】その結果、特に、折り曲げ状態における側
方支柱の寸法に関する精度が悪く、したがって、フレー
ムの寸法および幾何学的形状に関して精度が悪くなる。
【0017】僅かに湾曲する端部支柱は、一般に、薄い
バーをL字形状に冷間曲げ或は熱間曲げすることにより
形成される。端部支柱に関して正確な形状および寸法を
得るためには、厚いバーの曲げ動作を厳重に注意して行
なう必要がある。
【0018】フレームの端部支柱および側方支柱が組み
立てられる場合、側方支柱の端部を当接して溶接するこ
とによっては、高精度な組立を得ることができない。
【0019】したがって、陰極線管のためのシャドーマ
スクフレームの製造に必要な寸法精度が得られるよう
に、得られたフレームを組立後に平削りしなければなら
ない。
【0020】肉厚の壁、したがって、重い壁を有する支
柱を備えたシャドーマスクフレームを使用すると、それ
自体厚く、したがって重い陰極線管用のスクリーン板も
組み立てる必要がある。陰極線管のコストは、陰極線管
のコーンおよびスクリーンを製造するために使用される
ガラスの量によって主に決定される。スクリーン板が厚
いと、管のコーンそれ自体が大重量化する。したがっ
て、重いフレームを有する陰極線管は、極めて高価とな
る。
【0021】大重量のフレームを使用すると、スクリー
ン板の前方に吊るされるこのフレームは、例えば輸送中
に管から衝撃を受けた際に外れ易くなり、フレームを板
に取り付けているスタッドが損傷する可能性がある。
【0022】チューブにおける大重量フレーム全体の膨
張を補償するためには、フレーム支柱に溶接される補償
部材を構成するバイメタリックストリップを使用する必
要がある。フレームが重いため、約1mmから3mmの
厚さを有する補償ストリップを使用する必要がある。こ
のような補償ストリップは、重く、また、製造コストが
高い。一般に抵抗溶接によってストリップをフレームに
溶接できるようにするために、また、フレームの支柱の
変形を防止するためには、フレームを更に重くしてしま
う厚いチューブまたは形鋼を使用する必要がある。
【0023】また、フレームの重量によって、強力な取
付けバネを使用する必要がある。
【0024】大重量のフレームは、大きな熱容量を有し
ており、陰極線管がONされると、ゆっくりと熱くな
る。このため、管における良好な色安定性を得るために
必要な時間が比較的長くなる可能性がある。動作中、フ
レームの温度は80℃から100℃に達する場合があ
る。
【0025】管の複数の製造工程中、フレームとシャド
ーマスクとの組立体は、約500℃の高温に晒される。
【0026】シャドーマスクの張力を取り除く補償シス
テムが無いと、大重量のフレームの膨張によってシャド
ーマスクが裂かれてしまう場合がある。
【0027】このため、シャドーマスクおよびフレーム
の膨張係数を調整して、約500℃でシャドーマスクの
張力が取り除かれるようにすることができ、あるいは、
フレームよりも大きく膨張する補償バーを使用して、フ
レームの曲げによってシャドーマスクの張力が取り除か
れるようにすることもできる。
【0028】大重量のフレームの場合における第2の解
決策では、大重量の補償バーを使用する必要がある。
【0029】張力がかけられたマスクのためにフレーム
を形成する場合には、フレームの側方支柱と端部支柱と
をこれらの支柱の端部近傍で接続することができる。
【0030】この場合、均一な圧力が端部支柱に作用す
ると、端部支柱が2つの側方支柱間で曲がり、これによ
って、端部支柱の中央部の変形は、側方支柱に接続され
た端部支柱の端部での変形よりも大きくなる。
【0031】したがって、変形は、端部支柱の長手方向
に沿って全く均一ではない。
【0032】端部支柱における圧縮力が解放されると、
端部支柱の長さに応じて、シャドーマスクにおける牽引
力がかなり変化する。マスクの良好な表面均一性および
均一な張力を得ることが困難な場合がある。
【0033】張力がかけられたマスクのためのフレーム
の端部支柱に沿って張力をより均一に分布させるため、
側方支柱と端部支柱との接続点を、各端部支柱の端部か
ら一定の距離まで移動させること、例えば、この支柱の
2つの端部に対して、端部支柱の長さの最大で1/4ま
で移動させることが提案された。
【0034】したがって、シャドーマスクにおける応力
の分布を制御できるとともに、振動減衰の可能性を伴っ
てマスクの表面均一性を制御してマスクの振動形態を修
正することを可能にする応力分布を得ることができる。
【0035】端部支柱に対してオフセットされた面内に
側方支柱を有するフレームの場合、大重量を成すシャド
ーマスクフレームを形成する必要性は、基本的に、側方
支柱の当接端部で行なわれる溶接の種類に起因するもの
であり、また、シャドーマスクが組み立てられる時に、
側方支柱と端部支柱との間の溶接接合領域の剪断を引き
起こす端部支柱に作用する圧縮応力が強い接続を必要と
するためである。
【0036】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、カラー陰極線管のための全体が矩形状のシャド
ーマスク支持フレームであって、互いに平行な略直線状
の2つの端部支柱を有し、端部支柱は、フレームの基準
面に対して略垂直な少なくとも1つの壁を備え、この壁
の一端縁は、フレームの基準面に対して略平行な配置状
態でシャドーマスクを受けるようになっており、また、
全体が管状の2つの側方支柱を有し、各側方支柱は、略
直線状の軸を有する主部と、2つの端部とを有し、各端
部は、フレームの基準面に対して垂直で且つ端部支柱の
略平坦な壁と平行な配置状態で端部支柱に接合される部
分に接続され、側方支柱は、フレームの基準面に対して
平行な面内に位置する互いに平行な軸を有し、シャドー
マスク支持フレームが、軽量で且つそれほど大重量でな
く、非常に正確な寸法および幾何学的構成のためのフレ
ームの構成を可能にするとともに、フレームの剛性およ
び力学的な強度において良好な特性を得ることができる
シャドーマスク支持フレームを提供することにある。
【0037】
【課題を解決するための手段】この目的のため、各接合
部は、側面によって、フレームの基準面に対して垂直な
略平坦な壁の内面と接触し、これによって、フレームの
端部支柱が側方支柱の接合部と当接される。
【0038】好ましい実施形態において、前記2つの各
端部支柱は、フレームの基準面内にある略平坦な第1の
壁と、基準面に対して、したがって前記第1の壁に対し
て略垂直な平坦な壁を構成する第2の壁とを少なくとも
備え、前記第2の壁は、端部支柱の長手方向で、縁部を
前記第1の壁と共有し、前記2つの前記側方支柱は、前
記側方支柱の主部に対して垂直で且つ前記端部支柱の第
1の壁に対して垂直な配置状態で前記端部支柱に接合さ
れる部分を備え、主部は、フレームの基準面と平行な面
内に位置し且つフレームの基準面に対してオフセットさ
れた配置状態で位置する互いに平行な軸を有する。この
場合、前記各接合部は、前記端部支柱の前記第1の壁を
貫通して前記端部支柱内に嵌め付けられるとともに、基
準フレームに対して垂直な第2の壁の内面に対して固定
される。
【0039】特定の実施形態において、前記側方支柱の
前記端部すなわち延出部が対になって、完全に平坦な平
坦フレームを構成するために、端部支柱の方向で側方支
柱の主部の端部同士を対で接合する連続支柱を構成す
る。前記平坦フレームの各連続支柱は、端部支柱と平行
であり、少なくとも1つの接合部を有している。前記接
合部が嵌め付けられる端部支柱は、前記側方支柱の前記
平坦フレームと平行で且つ多かれ少なかれ前記平坦フレ
ームに対して垂直な方向でオフセットされた基準面を規
定する面を有している。
【0040】端部支柱と平行な各連続支柱は、連続支柱
の長手方向で互いに離間し且つ連続支柱を構成するため
に側方支柱の延出部同士の間にある接続部によって互い
に接続される2つの接合部を有している。各連続支柱
は、連続支柱を構成する側方支柱の前記2つの延出部に
共通の連続支柱の中央部に配置された1つの接合部を備
えることができる。
【0041】
【発明の実施の形態】本発明を明確に理解するため、以
下、図面を参照しながら、一例として、本発明に係るシ
ャドーマスク支持フレームの幾つかの実施形態について
説明する。
【0042】図1には、本発明に係るマスク支持フレー
ムが参照符号1で概略的に示されている。
【0043】マスク支持フレーム1は、2つの端部支柱
2a、2bと、端部支柱2a、2bとともに全体が矩形
のフレームを構成する2つの側方支柱3a、3bとを備
えている。
【0044】端部支柱2a、2bは、それぞれが第1の
壁4a(または4b)を備えたアングルスチールから構
成することができる。端部支柱2a、2bの第1の壁4
a、4bは、フレームの基準面を構成する同一の面内に
ある。
【0045】端部支柱は第2の壁5a、5bを有してい
る。第2の壁5a、5bはそれぞれ、第1の壁4a、4
bに対して垂直であり、端部支柱の長手方向で、6a等
の内縁部を第1の壁4a、4bと共有している。シャド
ーマスクは、フレームの基準面と略平行に配置された状
態で、端部支柱2a、2bの外縁部5’a、5’bに沿
って固定されなければならない。
【0046】各側方支柱3a、3bは、例えば正方形の
断面を有する管状部材またはバーから成るとともに、略
直線状の中央部と、側方支柱を端部支柱に接合する2つ
の端部とを有している。
【0047】側方支柱の主部の軸は、互いに平行であ
り、フレームの基準面と平行な面内にあり、また、フレ
ームの基準面に対して垂直な方向で基準面に対しオフセ
ットされている。
【0048】側方支柱の端部(例えば7a)すなわち延
出部は、側方支柱の主部の軸に対し90°で方向付けら
れ且つ互いに垂直な2つの連続した部分を有している。
【0049】側方支柱3aの端部7aの末端部7’a
は、側方支柱3aの主部の長手方向と直交しており、フ
レーム1の内側に向かって方向付けられた壁5aの側面
が末端部7’aの側壁と当接するように、端部支柱2a
に対して配置されている。端部支柱がアングルスチール
または中空梁である場合、末端部7’aは、端部支柱2
aの長手方向に対して垂直な方向で、端部支柱に取り付
けられる。
【0050】また、側方支柱3aの端部7aの端部接合
部7’aは、例えば溶接によって、端部支柱の壁5aの
内側面に対して取り付けられて固定される。
【0051】側方支柱3a、3bの各端部は、面同士を
嵌め込んで固定することにより、端部支柱の内側に同様
にして固定され、これにより、全体が矩形状のフレーム
1を形成する。
【0052】縁部5’a、5’bに沿ってシャドーマス
クが溶接されて装着されると、図1の矢印8で示される
ように、端部支柱2a、2bの第2の壁5a、5bによ
ってフレームが圧縮変形される。
【0053】このため、スラスト力が側方支柱の例えば
7a等の端部接続部に伝達される。この場合、このスラ
スト力は、側方支柱の端部7aの末端にある接合部7’
aと端部支柱2aの第2の壁5aの内側面との間の接続
領域に高い応力を形成しない。
【0054】フレームの強度は、7’a等の接続部と、
対応する端部支柱の第2の壁の内側面との間の接続強度
に大きくは依存しない。
【0055】したがって、支柱3a、3bおよび端部支
柱2a、2bを形成するために、比較的薄い壁を有する
チューブやアングルスチールを使用することができる。
したがって、シャドーマスク支持フレームの重量および
コストが低減し、それでいて十分な剛性を有するフレー
ムが得られる。これは、前述したように、側縁部の端部
の接合部が端部支柱に当接状態で溶接される従来に係る
フレームでは、製造上の問題および当接状態で溶接され
る接合部の力学的な強度により、基本的に、フレームの
支柱に厚い壁を使用する必要があるためである。
【0056】端部支柱内に接合部を取り付ける場合、も
はや、厚い壁を使用する必要性はないと感じられる。な
ぜなら、端部の第2の壁と面同士で接触する接合部にス
ラスト力が直接に伝達され、例えば溶接、リベット、接
着、クリンチ、スナップ結合または他の方法によって、
接合部と端部支柱との間で大きな強度を必要としない接
合を考えることができるためである。
【0057】フレームにおける接合部と端部支柱の第2
の壁との間のこのような接続の目的は、単に、端部支柱
の長手方向に沿う7’a等の接合部の位置を固定するこ
とである。
【0058】良好な剛性を有する肉薄の壁を備えた管状
構造または輪郭的な部分を形成できることは知られてい
る。
【0059】そのような部材は、軽量で且つ剛性がある
本発明に係るシャドーマスクフレームを製造するために
使用できる。
【0060】本発明に係るマスク支持フレームの特に有
利な一実施形態が図2に示されている。
【0061】図2中、図1に示されるフレームの部材と
対応する部材には、同一の参照符号が付されている。
【0062】図2に示されるシャドーマスク支持フレー
ム1は、薄いストリップを切り込んで折り曲げて組み立
てることによってその全体が形成されており、シャドー
マスク支持フレームに必要な特性に適合する金属材料か
ら成る。
【0063】図2に示された第2の実施形態に係るフレ
ーム1の端部支柱2a、2bおよび側方支柱3a、3b
は、高い慣性モーメントを有する薄い壁を備えた梁また
はチューブの形態を成して形成されている。
【0064】第1の実施形態に関する図1に示されるフ
レームの場合と同様に、図2に示されるフレーム1の第
2の実施形態の場合にも、側方支柱3a、3bの7a等
の端部は、対応する端部支柱2a、2bの内側に取り付
けられるとともに、7’a等の端部接合部によってこれ
らの端部支柱に固定される。
【0065】端部支柱2a、2bは、三角形の断面を有
する略直線状の梁の形態を成して形成され、また、側方
支柱3a、3bは、例えば正方形の断面または矩形の断
面を有するチューブの形態を成している。
【0066】端部支柱2a、2bは、全体が矩形状の薄
い金属ストリップを、端部支柱の第1の壁4aおよび第
2の壁5aに対して共通の内縁部6aに沿って折り曲げ
るとともに、端部支柱の断面を閉じることができるよう
に、そして例えば0.5mmから1.5mmの厚さを有
する薄い金属シートから三角形の断面を有する非常に硬
い梁を得ることができるように、端部支柱2aの傾斜し
た第3の壁9aと第1の壁4aとの接合部にある第2の
内縁部6’aに沿って折り曲げることによって得ること
ができる。
【0067】また、一般に全体形状が湾曲したプレーナ
ー・マスを固定するリム5’aを構成するために、端部
支柱2aの第2の壁の外縁部は、ほぼ90°内側に押し
曲げることができる。
【0068】側方支柱3a、3bは、真っ直ぐな主部を
有するとともに、端部接合部7’aを構成する7a等の
端部によって、端部支柱2a、2bに固定されている。
接合部7’aは、端部支柱の第2の壁5aと隣接した配
置状態で、対応する端部支柱2aの第1の壁4aを貫通
する開口内に係合される。これにより、接合部7’a
は、端部支柱2a内に取り付けられるとともに、フレー
ムの外側に向けて方向付けられた側面により、端部支柱
2aの第2の壁5aの内面上に、面同士で固定される。
【0069】端部支柱2a、2bは同じ方法で形成さ
れ、各側方支柱3a、3bは、2つの端部すなわち延出
部を有している。一方の端部によって、側方支柱を第1
の端部支柱に接続することができ、また、他方の端部に
よって、側方支柱を第2の端部支柱に接続することがで
きる。
【0070】2つの端部支柱の長手方向は互いに平行で
あり、端部支柱の第1の壁4a、4bは、端部支柱2
a、2bの縁部5’a、5’bから成るシャドーマスク
固定面に対して略平行なフレームの基準面を構成してい
る。
【0071】互いに平行な側方支柱3a、3bの真っ直
ぐな主部の軸は、端部支柱の壁4a、4bによって規定
されるフレームの基準面と平行な面内にあり、また、フ
レームの基準面および側方支柱の軸の面に対して共通し
て垂直な方向で基準面に対しオフセットされている。
【0072】端部支柱の第2の壁に取り付けられて面同
士で固定される7’a、7”a等の接合部の側面は、シ
ャドーマスクが装着される時に端部支柱フレーム上に作
用するスラスト力を伝達させるとともに、例えば溶接、
リベット、蝋付け、接着によって、端部支柱の第2の壁
上の所定位置に固定される。側方支柱の端部が端部支柱
の内側面に対して当接するため、11等の支持面に沿う
接続の力学的な強度は重要ではない。
【0073】また、7’a、7”a等の末端接合部は、
端部支柱にスナップ固定することができる。この場合、
端部支柱は、接合部が通る開口の縁部に沿って、取付部
(例えば、支柱の壁を構成するメタルシートから成る折
り曲げられた縁部)を有していても良く、また、接合部
は、接合部が端部支柱の開口内に係合する時に取付部を
受ける穴を有していても良い。穴内で取付部が弾性的に
戻ることにより、側方支柱が端部支柱に固定される。
【0074】図2に示され且つ図4に詳細に示された実
施形態の場合、7a等の側方支柱の端部がエルボを構成
しており、このエルボによって、接合部7’aを取り付
ける領域を、対応する端部支柱2aの長手方向端部に対
してオフセットすることができる。
【0075】2a等の端部支柱の第1の壁4aを貫通し
て形成され且つ側方支柱3a、3bの端部の取付けを可
能にする貫通孔はそれぞれ、端部支柱2aの対応する端
部に対して、端部支柱の中央部へ向けてオフセットされ
ており、これにより、端部支柱の中央部へ向けてオフセ
ットされた当接領域11は、固定縁部5’a、5’bに
対するシャドーマスクの固定時に圧縮力が作用すると、
端部支柱をより均一に変形させる。
【0076】7a等の側方支柱の各接合部は、側方支柱
の主部の軸方向に対して垂直な第1の直線部と、第1の
直線部に対して垂直で且つ対応する側方支柱の軸方向に
対して直交する接合部7’aを構成する第2の直線部と
を有している。
【0077】各側方支柱3a、3bは、同じようにし
て、その端部が端部支柱内に固定されている。
【0078】図3は、図2に示される側方支柱3aの図
4に示される端部接続部を構成するように意図された薄
い金属ストリップ10の平面図である。
【0079】図3においては、薄いストリップの折り曲
げ線が破線で示されており、また、薄いストリップの切
り込み線が実線で示されている。
【0080】折り曲げ線によって区画された5つの隣接
領域を有する金属ストリップの第1の部分12は、側方
支柱の主部の端部領域を構成している。この主部の端部
領域は、4つの平坦な壁と、領域12a’を折り曲げる
際中に重ね合わされるようになっているフラップ12a
とを有しており、互いに折り重ねられる領域12a、1
2a’の面同士を溶接して側方支柱の主部を組み立てら
れるようになっている。
【0081】好ましくは、溶接が透過レーザによって行
なわれ、領域12aが重ね合わされる領域12’aを構
成する底壁は、隣接する壁に対して90°を僅かに超え
る角度で折り曲げられる。このため、溶接中、壁12a
に圧力を及ぼすことによって、2つの壁12a、12
a’同士の当接が行なわれる。したがって、壁12’a
は、弾性的な戻りによって、壁12aに対して押圧され
る。
【0082】図3に参照符号13で概略的に示された領
域13は、側方支柱の端部壁7aの第1の直線部にほぼ
対応している。
【0083】領域14は、側方支柱の端部にある接合部
7’aにほぼ対応している。
【0084】図7に示されるように、略矩形のストリッ
プを折り曲げることによって形成される端部支柱2a
は、その第1の壁4aに、2つの開口15、15’を有
している。これらの開口15、15’は、端部壁2aに
嵌め込まれる2つの側方支柱の端部接合部を受けるよう
になっている。
【0085】開口15、15’は、端部支柱2aの第1
および第2の壁4a、5aに共通の内縁部6aに隣接し
ている。また、開口15、15’が切り抜かれると、1
5、15’等の嵌め込み開口の3つの縁部で側方支柱の
嵌め込まれた端部を保持して固定するため、舌部16、
17が形成される。
【0086】図4に示されるように、側方支柱の異なる
壁同士の組立・固定、および、例えば舌部16、17お
よび当接面11を用いた端部支柱と側方支柱との固定
は、透過レーザ溶接領域18によって行なうことができ
る。
【0087】好ましくは、三角形の断面を有する梁の形
態を成す端部支柱2aの壁の固定および硬化は、キャビ
ティ19の内側で行なわれる。このキャビティ19は、
端部支柱の長手方向に沿って分布し、異なる場所で端部
支柱の壁9aを、シャドーマスク固定縁部5’aの下側
に押圧することによって形成される。押圧によって変形
され、キャビティ19を構成する領域内の端部支柱の壁
9aは、端部支柱の第2の壁5aと接触されており、こ
れにより、キャビティ19の内側で互いに接触する2つ
の壁の溶接を、例えばレーザビームによって行なうこと
ができるようになっている。
【0088】図5および図6は、側方支柱の端部の第2
の実施形態の第1の変形例であり、側方支柱の端部支柱
との接合領域を示している。
【0089】図5は、第2の実施形態の第1の変形例に
係るフレームの側方支柱を形成するために使用される金
属ストリップ20を示している。
【0090】図5では、図7に示される端部支柱と同一
の端部支柱2aに対して図6に示されるような組立位置
をとる、側方支柱3aの端部7aを得るために、図3と
同様、ストリップ20の折り曲げ線が破線で示されてお
り、また、切り込み線が実線で示されている。
【0091】図4に示され且つ図3に示される金属スト
リップから得られる側方支柱とは異なり、図6に示され
且つ図5に示される金属ストリップ20から得られる側
方支柱は、端部接合部7’aを接続するためのエルボを
全く有しておらず、端部接合部7’aが側方支柱3aの
主部に対して直角に直接接続されている。
【0092】図6に示されるように、側方支柱3aの端
部接合部7’aは、端部支柱の長手方向端部から一定の
距離に位置する端部支柱領域で、端部支柱2aの第1の
壁4aの開口15内に係合されている。
【0093】図5に示されるように、ストリップ20
は、図3に示されるストリップ10の部分12と略同一
の部分22を有している。この部分22は、折り曲げ線
によって分離された5つの連続する隣接領域を有してお
り、これによって、正方形の断面を有するチューブの形
態を成す支柱3aの真っ直ぐな主部を得ることができる
ようになっている。
【0094】端部領域22aは、支柱3aの主部の壁を
構成する反対側の領域22’aと当接するようになって
いる重なり壁すなわちフラップを構成しており、透過レ
ーザビームによって反対側の領域22’a上にフラップ
22を溶接できる。
【0095】ストリップ20の領域23は、支柱3aの
接合部7’aを構成するとともに、側方支柱3aの真っ
直ぐな主部の2つの側面に対してレーザビームにより溶
接できる2つのフラップを有している。
【0096】側方支柱3aの接合部7’aは端部支柱内
に嵌め込まれ、これにより、ストリップ20の中央領域
22”aに対応するその面の一方は、端部支柱2aの第
2の壁5aの内面と面同士で接触され、例えばレーザ溶
接により、あるいは、蝋付け、リベット、接着等の他の
任意の固定方法により、第2の壁5aの内面の所定の位
置に固定される。
【0097】面同士で接触する側方支柱3aの壁および
端部支柱2aの壁は当接領域11を構成しており、この
当接領域11によって、端部支柱2aに作用するスラス
ト力を側方支柱3aに伝達することができる。
【0098】舌部16、17と端部支柱2aの当接領域
11に沿う接触面とによって、開口15内に係合する側
方支柱3aの接合部7’aを所定位置に保持して固定す
ることができる。
【0099】図8は、端部支柱2aと接合する側方支柱
3aの端部の第2の変形例を示している。
【0100】端部支柱2aは、その長手方向の両端部
に、略正方形の斜め胴付短ほぞ差し、例えば図8に示さ
れる斜め胴付短ほぞ差し21を有している。この斜め胴
付短ほぞ差し21は、側方支柱3aの真っ直ぐな主部の
端部の挿通路を形成するようになっている。また、側方
支柱3aの真っ直ぐな主部は、正方形の断面を有するチ
ューブの形態を成すことができ、また、直角なエルボ形
状を有する端部接続領域7aを有している。エルボの2
つの連続する部分は、側方支柱3aの真っ直ぐな主部の
軸に対して垂直な面内に位置する軸を有している。開口
21は、端部支柱2aの傾斜壁9aを貫通している。端
部支柱2aは、更に、端部支柱2aの長手方向端部から
一定の距離に位置し且つ端部支柱の第2の壁5aに対し
て隣接した配置状態で位置する領域に、端部支柱2aの
第1の壁4aを貫通する開口25を有している。この開
口25内には、側方支柱3aの接合部7’aの端部が嵌
め込まれている。
【0101】図8に示されるように、側方支柱3aの端
部7aが組立位置で端部支柱2a内に係合すると、端部
7’aを備える端部7aの側面のうちの1つは、端部支
柱2aの第2の壁5aと面同士で接触し、例えば溶接に
よって第2の壁5a上に固定されて、当接領域11を構
成する。
【0102】なお、全ての実施形態において、フレーム
の端部支柱の第1の壁と側方支柱との間には、基準面に
対して垂直な方向で、比較的大きな、あるいは、他の見
方をすれば小さい、クリアランスが残されており、これ
により、端部支柱と側方支柱との間には、例えばシャド
ーマスクが装着される時に、または加熱処理の段階中や
結果的に優先膨張となるフレームの使用中にフレームの
変形を許容する一定の移動領域が存在する。
【0103】図9A、9B、9Cに示されるように、肉
厚の高価な補償バーを使用することなく、例えばフレー
ム製造時の加熱処理中(約500℃となり得る温度で)
に、フレームの構造の変形を補償することができる。
【0104】図9Aは、図3および図5に関して前述し
たような切り込み、折り曲げ、溶接の技術によって本発
明に係るシャドーマスク支持フレームの側方支柱を形成
するために使用される金属ストリップ30の一部を示し
ている。
【0105】前述した実施形態のフレームに使用される
ストリップ10、20とは異なり、ストリップ30は、
1つの物質で形成される金属ストリップから同様の方法
で形成されるのではなく、低い膨張係数を有する合金か
ら形成される中央部26と、高い膨張係数を有する合金
から形成される2つの側部27a、27’aとを有して
いる。あるいは、求められる効果に応じて、中央部26
の合金が高い膨張係数を有し、側部27a、27’aの
合金が低い膨張係数を有していても良い。
【0106】長手方向の折り曲げ線28は、ストリップ
の中央領域26を側方領域27a、27’aから分離す
るとともに、中央部26を3つの中央領域29に分離し
ている。
【0107】図9Bに示されるようにストリップを折り
曲げることによって、正方形もしくは矩形の断面を有す
る平行六面体形状の1つの支柱が形成される。支柱の側
端面のうちの1つは、高い膨張係数を有する合金から成
る2つの側方領域27a、27’aによって形成され
る。
【0108】2つの壁27a、27’aは、例えばレー
ザビームによって形成される例えば溶接点31により、
互いに溶接される。
【0109】このようにして得られた側方支柱3aは、
シャドーマスク支持フレームの製造中に例えば500℃
の処理温度で加熱されると、図9Cに示されるように、
弓形の形状を成す。
【0110】したがって、高温で管状の側方支柱を湾曲
させることにより、フレームに固定されるシャドーマス
ク上の応力を緩和することができる。しかしながら、フ
レームの管状の側方支柱は、陰極線管の内部動作温度す
なわち80から120℃での作動時には、良好な弾性特
性を維持する。
【0111】図9Aに示されるようなストリップ30を
得るために、低い膨張係数を有する合金から成る第1の
ストリップ26の縁部と、高い膨張係数を有する合金か
ら成る2つの側方ストリップの縁部とを溶接することが
できる。
【0112】例えば、ニッケル合金から形成されるフレ
ームの場合には、約12.10−6/°Kの高い膨張係
数を有する第1の合金と、例えば約1.10−6/°K
の低い膨張係数を有する合金とを使用することができ
る。
【0113】また、中央ストリップおよび側方ストリッ
プの厚さは、支持フレームの変形の効果が得られるよう
に選択される。
【0114】スチールシャドーマスクのためのフレーム
の場合には、約12.10−6/°Kの膨張係数を有す
る第1のスチールと、例えば約20.10−6/°Kの
膨張係数を有する第2の合金とを使用することができ
る。
【0115】バイメタルストリップ効果を形成して、フ
レームの処理中におけるシャドーマスクの張力を除去す
るためには、一般に、高い熱膨張係数を有し且つ大きな
肉厚を有する合金からなるストリップが使用される。こ
のストリップは、管状の側方支柱の外面に対して固定さ
れる。金属ストリップを折り曲げた後、支柱の内側に向
かって方向付けられた側方支柱の壁面を構成するように
なっている金属ストリップの特定の部分に、薄いストリ
ップを、例えば面同士の溶接により取付け固定すること
により、本発明に係るフレームを形成することが望まし
い。薄い合金ストリップは、フレームの支柱を構成する
金属ストリップの合金の熱膨張係数と異なる熱膨張係数
を有しており、これにより、フレームの側方支柱の壁上
に、バイメタルストリップが形成されるようになってい
る。
【0116】図10Aおよび図10Bは、本発明に係る
シャドーマスク支持フレームの第2の実施形態の第3お
よび第4の変形例を示している。
【0117】図10Aおよび図10Bに示された変形例
に係るフレームは、第1の変形例(図2)に係るフレー
ムと同様の方法で、薄い金属ストリップを切り込んで折
り曲げて組み立てることにより形成される。これらのフ
レームは、三角形の断面を有する梁もしくはチューブの
形態を成すように形成することが可能な端部支柱32
a、32bを有している。
【0118】側方支柱33a、33bは、正方形もしく
は矩形の断面を有する梁またはチューブから構成するこ
とができる。
【0119】図2に示される第1の変形例の場合、側方
支柱の各端部は、支柱の端部7aによって、フレームの
基準面と直交する接合部7’aを支持する。
【0120】図10Aに示される変形例の場合、2つの
側方支柱33a、33bの端部37a、37b、38
a、38bは、対を成して、平坦フレームの連続支柱を
構成している。各対は、端部支柱32a、32bと平行
な方向で、側方支柱の2つの端部を接合している。端部
支柱の方向を有する平坦フレームの連続支柱を構成する
各端部37a、37b、38a、38bは、端部支柱の
壁34a、34bによって規定されるフレームの基準面
に対して垂直な各接合部37’a、37’b、38’
a、38’bと一体になっている。
【0121】同じ端部支柱と平行で且つ互いに一直線上
に位置合わせされた37a、37b、38a、38b等
の2つの延出部と一体の2つの接合部間には、平坦フレ
ームの連続支柱の中央部を構成する接続部が設けられて
いる。
【0122】このような構成は、フレームの矩形性を良
好に制御できるという利点を有している。
【0123】図10Aに示されるフレームは、側方支柱
の各端部37a、37b、38a、38b上に、各接合
部37’a、37’b、38’a、38’bを有してい
る。平坦フレームの同じ連続支柱上に位置された接合部
は、側方支柱33a、33bと平行なフレームの対称軸
の両側に配置されている。
【0124】接合部37’a、37’b間の距離または
接合部38’a、38’b間の距離、したがって、連続
支柱の接続部の長さは、図2に示された実施形態の場合
と同様に選択して、端部支柱32a、32bの機械的な
動きを最適化することができる。特に、この距離を0ま
で減らすことができる。この場合、2つの接合部37’
a、37’bまたは2つの接合部38’a、38’b
は、この最後の実施形態に関する図10Bに示されるよ
うに、部分37’a、38’aに沿って融合される。
【0125】図10Bに示されるフレームは、平坦フレ
ームの連続支柱37a、37bおよび連続支柱38a、
38b上にそれぞれ、接合部37’a、38’aを1つ
だけ有している。接合部37’a、38’aは、連続支
柱の中央部にあり、連続支柱を構成する側方支柱の2つ
の延出部に共通のものである。
【0126】いずれの場合でも、接合部は、同じ方法に
よって、形成され、端部支柱に取りつけられ、装着され
る。このため、以下では、図10Bに対応する第2の実
施形態の第4の変形例についてのみ詳細に説明する。
【0127】この変形例において、接合部37’a、3
8’aは、フレームの基準面と平行な対応する支柱の壁
34a、34bを貫通する開口をそれぞれ通じて、端部
支柱内に取り付けられるとともに、その外側当接面41
によって、フレームの基準面に対して垂直な対応する壁
35a、35bの内側面と当接している。端部支柱の第
2の壁35a、35bと面同士で当接する接合部37’
a、38’aは、溶接によって、端部支柱に対して固定
することができる。
【0128】端部支柱の第1の壁34a、34bによっ
て規定される基準面は、側方支柱から構成される平坦フ
レームから多かれ少なかれ離間させることができる。例
えば、端部支柱の第1の壁34a、34bは、側方支柱
の上面の上に重ね合わせることができ、あるいは、側方
支柱の上側に一定距離だけ離間して位置させることもで
きる。
【0129】図11に示されるように、側方支柱は、金
属ストリップ40を切り込んで折り曲げて溶接すること
によって得ることができる。薄い金属ストリップ40の
折り曲げ線が破線で示され、切り込み線が実線で示され
ている。図11は、2つの側方支柱の延出部から構成さ
れる平坦フレームの連続支柱37a、37bまたは連続
支柱38a、38bを形成するための金属ストリップ4
0の一部のみを示しているが、2つの側方支柱33a、
33bとそれらの延出部37a、38aおよび37b、
38bとが単一の金属ストリップから得ることができる
ことは明らかである。また、側方支柱およびそれらの延
出部を、複数の金属ストリップ、例えば4つの金属スト
リップから形成することも可能である。この場合、正方
形の断面を有する管状の側方支柱は、矩形のストリップ
から得られ、また、延出部は、図11に示されるように
切り出されたストリップから得られる。側方支柱とそれ
らの延出部とから構成される平坦フレーム全体は、単一
の薄い金属ストリップを折り曲げて溶接することによっ
て得られ、あるいは、管状の複数のストリップを折り曲
げて溶接し、その後に端部を壁や留め継ぎにより直角を
なすように組み立てることによって得られる。溶接、あ
るいはおそらく平坦なフレーム部品の組み立ては、透過
レーザビームによって行なうことができる。
【0130】金属ストリップ40(単片から、側方縁部
の一直線上に位置合わせされた2つの延出部37a、3
7bを形成するための金属ストリップ)は、正方形の断
面を有するチューブの4つの面を構成するための4つの
折り曲げ線が設けられた矩形の主部と、フラップによっ
て閉じられる接合部37’a(または38’a)を折り
曲げることによって得ることができる、輪郭に沿って切
り出された薄いストリップの縁部上にある突出部および
組立フラップとを有している。
【0131】図10Aに示される実施形態に係るフレー
ムの場合、平坦フレームの37a、37bまたは38
a、38b等の連続支柱を形成するための金属ストリッ
プは、図11に示されるストリップ40の突出部と同様
な2つの突出部を有している。これらの突出部は、金属
ストリップの長手方向に沿って互いに任意の距離だけ離
間させることができるとともに、連続支柱の接続部を構
成するようになっている金属ストリップの部分によって
接続される。
【0132】金属ストリップ40の突出部は、一直線上
に位置合わせされた延出部37a、37bまたは38
a、38bから構成される連続支柱の長手方向に沿う中
央領域とともに単片を形成する中央部41と、接合部3
7’aまたは接合部38’aの面と組立フラップとを折
り曲げることによって構成されるように意図された切り
抜きによってストリップ40の主部から離間される2つ
の対称な側部とを備えている。
【0133】側方縁部は、単一のストリップまたはスト
リップ40の主部と同様な矩形ストリップの一部から形
成される。
【0134】金属ストリップを切り込んで折り曲げて溶
接することによって得ることができる端部支柱は、フレ
ームの基準面を規定する面34a、34bの中央部に開
口を有しており、これらの開口によって、接合部37’
a、38’aの通過を許容している。端部支柱の金属シ
ートを切り抜くことによって形成されるこれらの開口
は、それらの縁に沿って、接合部を固定するための舌部
を有していても良い。これらの舌部は、開口が切り抜か
れた際に残される。
【0135】図12Aおよび図12Bに示されるよう
に、側方縁部の一直線上に位置合わせされた37a、3
7b等の2つの延出部から構成される連続支柱の面は、
接合部を有するストリップ40の縁部に沿って折り曲げ
られるようになっており、折り曲げられた状態で接合部
の内側にくる中央部に、接合部の内部を側方支柱の内部
と連通させることができる切り込み部42、42’を有
していても良い。
【0136】切り込み部42(図12A)は、切り込ま
れた面の全幅に沿って接合部のための2つの固定舌部4
3a、43bを形作るように形成される。切り込み部4
2’(図12B)は、横方向および縦方向の折り曲げ線
のそれぞれに沿って折り曲げられる切り込まれた面の幅
の一部のみに沿って3つの固定舌部43’a、43’
b、43’cを形作るように形成される。
【0137】また、端部支柱内への接合部の嵌め込み
と、特に、外側当接面41による壁35a、35b上へ
のこれらの部位の当接とによって、側方支柱と端部支柱
との間の高強度の接続を簡単に行なうことができる。
【0138】シャドーマスクがフレームに装着される
時、すなわち、フレームとシャドーマスクとから成る組
立体が一体化される時、この組立体は、マスク中に望ま
しくない過度の張力を生じさせ得る伸び差を引き起こす
熱サイクルに晒される。
【0139】この過度の張力を回避しあるいは制限する
ため、図13および図14に示されるように、フレーム
の側方支柱33a、33bと、端部支柱と平行な延出部
37a、37b、38a、38bとを、温度が上昇した
時に、これらの側方支柱と可能であればそれらの延出部
とが、側方支柱の延出部37a、37bの中央部と延出
部38a、38bの中央部との間の距離を縮めるように
変形するバイメタルストリップと同様に振る舞うように
形成することができる。
【0140】このような結果を得るために、側方支柱
は、フレームの面内で湾曲するように変形し、変形した
側方支柱の凹面がフレームの内側に向けて方向付けられ
なければならない。側方支柱のこのような変形によっ
て、それらの延出部の中央部同士を互いに接近させるよ
うに移動させる延出部の屈曲が引き起こされる。図14
には、変形した状態の側方支柱及びそれらの延出部の外
面がそれぞれ、実線および破線の湾曲線で示されてい
る。
【0141】また、側方支柱33a、33bの延出部3
7a、37bおよび38a、38bは、加熱時にフレー
ムの面内で湾曲して延出部37a、37bおよび38
a、38bの凹面がフレームの外側に向くバイメタルス
トリップとして振る舞うことができる。バイメタルスト
リップ効果による側方支柱及びそれらの延出部の変形が
組み合わされると、側方支柱とそれらの延出部との間の
接続領域に形成される力が低減される。
【0142】図13に示されるように、側方支柱の適切
な挙動を得るために、フレームの基準面に対して垂直な
側方支柱の2つの側面上には、管状支柱の内側に、側方
支柱を形成する材料の膨張係数とは異なる膨張係数を有
する材料によって形成される第1のストリップ44a、
44bが、面同士で取付け固定される。また、支柱の内
側であって、基準面と平行な側面に対して更にストリッ
プを固定しても良い。
【0143】ストリップ44a、44bを形成する材料
は、これらが固定される側方支柱の側面(図13および
図14に示されるようにフレームの外側に向けて方向付
けられる側面、または、内側に向けて方向付けられる側
面)に応じて、側方支柱を形成する材料の膨張係数より
も大きい或は小さい膨張係数を有することができる。
【0144】図13に示されるように、フレームの基準
面に対して垂直で且つフレームの内側または外側に向け
て方向付けられた側方支柱の延出部37a、37bの側
面上には、管状の延出部の内側に、第2のストリップ4
5a、45bを面同士で取付け固定することもできる。
【0145】側方支柱の変形を生じさせるストリップ
を、側方支柱の1つの側面上に、あるいは、延出部の1
つの側面上に、または、側方支柱及びそれらの延出部の
両方に固定することができる。
【0146】このように、側方支柱の延出部の挙動は、
側方支柱の挙動と比較して逆である(フレームの加熱に
よって生じる屈曲の方向に関して)。すなわち、ストリ
ップを形成する材料の膨張係数が、延出部を形成する材
料の膨張係数よりも大きい場合、外側に向けて方向付け
られた延出部の側面の内面にストリップが固定される。
【0147】逆の場合には、フレームの内側に向けて方
向付けられた延出部の側面の内面にストリップが固定さ
れる。
【0148】大まかに言うと、支柱または延出部および
ストリップを形成する材料、ストリップの長さおよび厚
さ、ストリップが固定される支柱または延出部の側面の
長さおよび厚さは、前述したように、加熱中にフレーム
の所望の変形が得られるように選択される。
【0149】当業者であれば、他の任意の等価な構成を
考えることができる。特に、フレームの内側または外側
に向けて方向付けられ且つフレームの基準面に対して垂
直な支柱または延出部の側面の内面にストリップを固定
することができる。また、このような構成を第1および
第2の実施形態に係るフレームに適用することもでき
る。
【0150】シャドーマスクを配置する場合には、端部
支柱が屈曲によって変形しないように、あるいは、端部
支柱の変形が非常に僅かとなるように、端部支柱同士を
互いに接近させるように移動させることができる。
【0151】また、図14に示されるように、熱サイク
ル中においては、ストリップ44a、44b、45a、
45bによって、フレームの支柱を反対方向に変形させ
ることができる(側方支柱33a、33bに関しては、
実線で示されるように、外側への屈曲であり、延出部3
7a、37bに関しては、破線で示されるように、内側
への屈曲)。このため、側方支柱及びそれらの延出部か
ら構成される平坦フレームの角部に作用する力が制限さ
れる。また、端部支柱の中央の接続領域は、ほとんど変
形されたりせず、また、移動されたりはしない。したが
って、これらの領域でそれらの中央部によって固定され
る端部支柱はほとんど変形せず、その移動によって、シ
ャドーマスクの弛みが生じる。
【0152】大まかに言えば、本発明に係るシャドーマ
スクフレームを形成する場合、高い弾性限度および高い
ヤング率を有する合金が使用される。フレームに加えら
れる応力を減らすために、したがって、フレームの重量
を減らすためには、低い熱膨張係数を有する合金を使用
することが好ましい。
【0153】従来技術に係るフレームと比較して、本発
明に係る実施形態によれば、フレームの重量を多くとも
1/2.5にすることができるとともに、陰極線管を製
造するために使用されるガラスの重量をかなり減らすこ
とができる。
【0154】特に、本発明に係るシャドーマスク支持フ
レームを製造するために使用することができる平坦な製
品または合金は、以下のタイプのうちの1つであっても
良い。すなわち、鉄−ニッケルタイプの制御された膨張
係数を有する合金、析出によって硬化するタイプ、相変
態(マルテンサイト、スピノーダル分解)によって硬化
するタイプの構造によって硬化する合金、高い弾性限度
を有する合金、各合金の物理的特性を組み合わせるため
に、縁部同士が溶接された異なる合金から成る2つ以上
のストリップによって製造されるバイメタルストリッ
プ、冷間圧延マンガン鋼(Mnの重量比が11%から3
0%)。
【0155】また、高い弾性限度を有する鋼材によって
フレームを形成することも可能である。
【0156】前述したように、本発明に係るフレームの
端部支柱は、L字状の断面を有するアングルスチールの
形態を成して、あるいは、金属ストリップを折り曲げて
溶接することによって得られる三角形の閉じられた断面
を有する梁の形態を成して形成することができる。ま
た、端部支柱は、三角形の断面を有する中空形態を成す
ように形成することもできる。本発明に係るシャドーマ
スク支持フレームの側方支柱は、例えば正方形または矩
形の閉じられた断面を有する略管状を成しており、前述
したように、金属ストリップを切り込んで折り曲げるこ
とによって得ることができる。あるいは、側方支柱は、
例えば四辺形(正方形、矩形、あるいは、台形)の閉じ
られた断面を有する中空部の形態を成すことができ、あ
るいは、バーの形態を成すことができる。
【0157】本発明に係るシャドーマスク支持フレーム
は、一般に、別個に形成され且つ互いに面同士で嵌め込
み接続される4つの支柱を備えている。
【0158】大まかに言えば、フレームは、実質的に連
続する閉じられた線が、フレームの支柱の内側を支柱の
長手方向で且つフレームの全周に沿って通ることができ
る形状および構造を有している。
【0159】しかしながら、特許出願FR−99021
29に係るフレームと異なり、連続する線は、平坦では
なく、左側が湾曲した形状を有している。
【0160】フレームの支柱の接続は、例えば、クリン
チ、スナップ結合、リベット、蝋付け、MF(medi
um−frequency)抵抗溶接、容量放電溶接、
クリンピング、接着、ネジ締結、低エネルギTIG溶
接、MTG溶接によって行なうことができる。
【0161】同様に、ストリップの接続は、フレームの
側方縁部を形成するために折り曲げた後、前述した透過
レーザ溶接以外の技術によって行なうことができる。
【0162】フレームの側方支柱と端部支柱との接続
は、端部支柱の長手方向端部の近傍で行なうことがで
き、あるいは、端部支柱の長手方向端部から中央部寄り
にずれた領域、すなわち、端部支柱の長手方向端部と中
央部との間、あるいは、端部支柱の中央部近傍で行なう
ことができる。
【0163】エルボを有する側方支柱を形成するため
に、折り曲げられて溶接される薄い金属ストリップを使
用する場合、エルボの曲率半径は、使用されるストリッ
プの厚さと同様の大きさ、すなわち、0.5から1.5
mmとすることができる。
【0164】側方支柱の端部接続部は、これらが嵌め込
まれる端部支柱の第1の壁に対して非常に僅かなクリア
ランスを持つことができ、あるいは、クリアランスが全
くなくても良く、側方支柱の端部接続部上における端部
支柱の第1の壁の面間摺動によって、端部支柱の変形を
得ることができる。
【0165】張力がかかったシャドーマスクのための本
発明に係る支持フレームは、その後に形状を平削りする
ことなく、折り曲げや加圧によって直接に得られるシャ
ドーマスクのための溶接リムを有することができる。
【0166】本発明に係るシャドーマスクフレームは、
任意のカラー陰極線管に使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るシャドーマスク
の斜視図である。
【図2】本発明の第2の実施形態に係るシャドーマスク
の斜視図である。
【図3】図2に示される本発明に係るフレームの側方支
柱を組み立てるために使用される金属ストリップの平面
図である。
【図4】図2に示されるマスク支持フレームの端部支柱
と側方支柱との間の接合部の斜視図である。
【図5】第2の実施形態の第1の変形例に係るシャドー
マスク支持フレームの側方支柱を製造するための金属ス
トリップの平面図である。
【図6】第1の変形例に係るマスク支持フレームの端部
支柱と側方支柱との間の接合部の斜視図である。
【図7】図2に示される本発明の第2の実施形態に係る
フレームの端部支柱の斜視図である。
【図8】本発明の第2の実施形態に係るマスク支持フレ
ームの側方支柱と端部支柱との間の接合部の第2の変形
例の斜視図である。
【図9A】シャドーマスクの応力を緩和することができ
る本発明に係るフレームの側方支柱の実施形態を示す図
であり、側方支柱を形成するための金属ストリップの平
面図である。
【図9B】シャドーマスクの応力を緩和することができ
る本発明に係るフレームの側方支柱の実施形態を示す図
であり、折り曲げられて溶接された側方支柱の斜視図で
ある。
【図9C】シャドーマスクの応力を緩和することができ
る本発明に係るフレームの側方支柱の実施形態を示す図
であり、その製造中に、加熱処理温度まで加熱された側
方支柱の斜視図である。
【図10A】第2の実施形態の第3の変形例に係るフレ
ームの斜視図である。
【図10B】第2の実施形態の第4の変形例に係るフレ
ームの斜視図である。
【図11】図10Aまたは図10Bに示されるフレーム
の側方支柱の端部を形成するために切り込まれたストリ
ップの平面図である。
【図12A】側方支柱における第1の変形例に係る開口
を形成するための、図11に示されるストリップの切り
込み部の平面図である。
【図12B】側方支柱における第2の変形例に係る開口
を形成するための、図11に示されるストリップの切り
込み部の平面図である。
【図13】図10Aまたは図10Bに示されるフレーム
の側方支柱によって形成される平坦フレームの概略的な
平面図である。
【図14】図13の平坦フレームの変形状態を示してい
る。
【符号の説明】
1 フレーム 2a、2b、32a、32b 端部支柱 3a、3b 側方支柱 4a、4b、34a、34b 第1の壁 5a、5b、35a、35b 第2の壁 5’a、5’b リム 6a、36a 縁部 7a 端部 7’a、37’a、38’a、37’b、38’b 接
合される部分 9a 第3の壁 10、20、30、40 金属ストリップ 11 当接面 12a フラップ 12a’13、14 領域 15、15’ 開口 16、17 舌部 18 レーザ溶接領域 19 キャビティ 21 通孔 22 部分12と略同一の部分 22a 端領域部分 22’a 反対側の領域 23 ストリップ20の領域 25 開口 26、40 中央部 27a、27’a 側部 28 折り曲げ線 31 溶接点 33a、33b 側方支柱 37a、37b、38a、38b 側方支柱の端部 41 外側当接面 42、42’ 切り抜き部 43a、43b 固定舌部 44a、44b 第1のストリップ 45a、45b 第2のストリップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C027 HH21 5C031 EE08 EH06 EH08

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カラー陰極線管のための全体が矩形状の
    シャドーマスク支持フレームであって、互いに平行な略
    直線状の2つの端部支柱(2a、2b)を有し、端部支
    柱は、フレームの基準面に対して垂直な少なくとも1つ
    の略平坦な壁(5a、5b)を備え、この壁の一端縁
    は、フレームの基準面に対して略平行な配置状態でシャ
    ドーマスクを受けるようになっており、また、全体が管
    状の2つの側方支柱(3a、3b)を有し、各側方支柱
    は、略直線状の軸を有する主部と、2つの端部(7a、
    37a、37b)とを有し、各端部は、フレームの基準
    面に対して垂直で且つ端部支柱(2a、2b、32a、
    32b)の略平坦な壁(5a、5b、35a、35b)
    と平行な配置状態で端部支柱(2a、2b、32a、3
    2b)に接合される部分(7’a、37’a、38’
    a、37’b、38’b)に接続され、側方支柱(3
    a、3b、33a、33b)は、フレーム(1)の基準
    面に対して平行な面内に位置する互いに平行な軸を有す
    るシャドーマスク支持フレームにおいて、各接合部
    (7’a、37’a、38’a)は、側面によって、フ
    レーム(1)の基準面に対して垂直な略平坦な壁(5
    a、5b、35a、35b)の内面と接触し、これによ
    って、フレームの端部支柱(2a、2b)が側方支柱
    (3a、3b)の接合部と当接することを特徴とするシ
    ャドーマスク支持フレーム。
  2. 【請求項2】 前記2つの各端部支柱(2a、2b、3
    2a、32b)は、フレームの基準面内にある略平坦な
    第1の壁(4a、4b、34a、34b)と、基準面に
    対して、したがって前記第1の壁(4a、4b、34
    a、34b)に対して略垂直な平坦な壁を構成する第2
    の壁(5a、5b、35a、35b)とを少なくとも備
    え、前記第2の壁は、端部支柱の長手方向で、縁部(6
    a、36a)を前記第1の壁(4a、4b、34a、3
    4b)と共有し、2つの側方支柱(3a、3b、33
    a、33b)は、前記側方支柱(3a、3b、33a、
    33b)の主部に対して垂直で且つ前記端部支柱(2
    a、2b、32a、32b)の前記第1の壁(4a、4
    b、34a、34b)に対して垂直な配置状態で前記端
    部支柱(2a、2b、32a、32b)に接合される部
    分(7’a、37’a、38’a、37’b、38’
    b)を備え、主部は、フレーム(1)の基準面と平行な
    面内に位置し且つ前記フレーム(1)の基準面に対して
    オフセットされた配置状態で位置する互いに平行な軸を
    有するシャドーマスク支持フレームであって、前記各接
    合部(7’a、37’a、38’a)は、前記端部支柱
    (2a、2b、32a、32b)の前記第1の壁(4
    a、4b、34a、34b)を貫通して前記端部支柱
    (2a、2b、32a、32b)内に嵌め付けられると
    ともに、基準フレームに対して垂直な前記第2の壁(5
    a、5b、35a、35b)の内面に対して固定される
    請求項1に記載のシャドーマスク支持フレーム。
  3. 【請求項3】 前記各接合部(7’a、37’a、3
    8’a、37’b、38’b)は、端部支柱(2a、2
    b)の長手方向端部と端部支柱(2a、2b)の中央部
    との間に位置する端部支柱(2a、2b)の領域で、端
    部支柱(2a、2b)の略平坦な壁(5a、5b)の内
    側面に対して当接されることを特徴とする請求項1また
    は請求項2に記載のフレーム。
  4. 【請求項4】 前記各接合部(37’a、38’a、3
    7’b、38’b)は、前記端部支柱の長手方向に沿う
    略中央領域で、端部支柱(32a、32b)の略平坦な
    前記第2の壁(35a、35b)の内側面に対して当接
    されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載
    のフレーム。
  5. 【請求項5】 側方支柱(3a、3b、33a、33
    b)の端部(7a、37a、37b)は、前記側方支柱
    (3a、3b、33a、33b)の主部の軸に対して略
    垂直な第1の直線部と、前記接合部(7’a、37’
    a、38’a、37’b、38’b)を構成し且つ第1
    の直線部に対しておよび前記側方支柱の主部に対して垂
    直な第2の直線部とを有するエルボを備えていることを
    特徴とする請求項3に記載のフレーム。
  6. 【請求項6】 前記側方支柱(3a、3b)の端部は、
    前記側方支柱(3a、3b)の主部の軸に対して垂直な
    直線状の接続部(7’a)を有していることを特徴とす
    る請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のフレー
    ム。
  7. 【請求項7】 前記側方支柱(33a、33b)の前記
    端部(37a、37b、38a、38b)すなわち延出
    部は、平坦フレームを構成するように、前記端部支柱
    (32a、32b)の方向で前記側方支柱(33a、3
    3b)の主部の端部同士を対で接合する連続支柱を構成
    し、平坦フレームの各連続支柱は、端部支柱(32a、
    32b)と平行であり、少なくとも1つの接合部(3
    7’a、38’a、37’b、38’b)を有している
    ことを特徴とする請求項4に記載のフレーム。
  8. 【請求項8】 前記平坦フレームの各連続支柱(37a
    −37b、38a−38b)は、連続支柱の長手方向で
    互いに離間し且つ連続支柱を構成する前記側方支柱(3
    3a、33b)の延出部(37a−37bおよび38a
    −38b)同士の間にある接続部によって互いに接続さ
    れる前記2つの接合部(37’a、38’a、37’
    b、38’b)を有していることを特徴とする請求項7
    に記載のフレーム。
  9. 【請求項9】 前記平坦フレームの前記各連続支柱は、
    前記連続支柱を構成する前記2つの延出部(37a−3
    7b、38a−38b)に共通の連続支柱の中央部に配
    置された1つの接合部を有していることを特徴とする請
    求項7に記載のフレーム。
  10. 【請求項10】 前記各側方支柱は、四辺形状の断面を
    有するチューブを形成するように折り曲げられる少なく
    とも1つの薄い金属ストリップ(10、20、30)か
    ら成ることを特徴とする請求項1から請求項9のいずれ
    か1項に記載のフレーム。
  11. 【請求項11】 前記端部支柱(2a、2b、32a、
    32b)は、三角形の断面を有する中空梁の形態を成す
    ように折り曲げられる薄い金属ストリップによって形成
    されることを特徴とする請求項1から請求項10のいず
    れか1項に記載のフレーム。
  12. 【請求項12】 三角形の断面を有する梁の形態を成す
    前記端部支柱は、シャドーマスクを固定するためのリム
    (5’a、5’b)を有し、リムは、端部支柱(2a、
    2b、32a、32b)の前記第2の壁(5a、5b、
    35a、35b)から構成され、フレームの内側に向か
    って折り曲げられていることを特徴とする請求項11に
    記載のフレーム。
  13. 【請求項13】 前記各端部支柱(2a、2b、32
    a、32b)は、フレームの基準面内にある前記端部支
    柱(2a、2b)の第1の壁(4a)を貫通する少なく
    とも1つの開口(15、15’)を有し、開口は、第1
    の壁に対して略垂直な第2の壁(5a、5b)と隣接し
    て位置し、フレーム(1)の側方支柱(3a、3b)の
    嵌め付けられる接合部の通路を形成することを特徴とす
    る請求項11または請求項12に記載のフレーム。
  14. 【請求項14】 前記各端部支柱(2a、2b)は、長
    手方向端部に、前記フレーム(1)の側方支柱(3a、
    3b)の端部のための通孔(21)を有するとともに、
    前記端部支柱(2a、2b)の長手方向端部から離れて
    位置する領域に、フレーム(1)の基準面内にある前記
    端部支柱(2a)の第1の壁(4a)を貫通する開口
    (25)を有していることを特徴とする請求項11また
    は請求項12に記載のフレーム。
  15. 【請求項15】 前記端部支柱の前記第1の壁(4a、
    4b)は、端部支柱(2a、2b)の第1の壁(4a、
    4b)の一部を折り曲げることによって開口(15)が
    切り抜かれる時に形成される、前記開口(15、1
    5’、25)の少なくとも1つの縁部に沿う少なくとも
    1つの固定ラグ(16、17)を有していることを特徴
    とする請求項13または請求項14に記載のフレーム。
  16. 【請求項16】 前記フレーム(1)の前記側方縁部
    (3a、3b)は、第1の合金によって形成される中央
    部(26)と、第1の合金の膨張係数と実質的に異なる
    膨張係数を有する第2の合金によって形成され且つ長手
    方向を有する側部(27a、27’a)とを備えた金属
    ストリップ(30)から成り、前記金属ストリップ(3
    0)は、フレームの側方支柱(3a)を形成するように
    折り曲げられ、これによって、前記ストリップ(30)
    の前記側部(27a、27’a)は、重ね合わされると
    ともに互いに固定され、四辺形状の断面を有する管状の
    側方支柱の1つの側面を構成することを特徴とする請求
    項1から請求項15のいずれか1項に記載のフレーム。
  17. 【請求項17】 前記フレーム(1)の前記各側方支柱
    (3a、3b)は、第1の材料によって形成される少な
    くとも1つの壁を有し、その壁の内面には、すなわち、
    前記側方支柱(3a、3b)の内面には、第1の材料の
    膨張係数と異なる膨張係数を有する第2の材料によって
    形成される部材が固定されることを特徴とする請求項1
    から請求項15のいずれか1項に記載のフレーム。
  18. 【請求項18】 前記側方支柱(33a、33b)およ
    び側方支柱の延出部(7a、37a、37b、38a、
    38b)のうちの少なくとも1つの壁を構成する第1の
    材料の熱膨張係数と異なる熱膨張係数を有する第2の材
    料によって形成されるストリップは、フレームの基準面
    に対して垂直な前記各側方支柱(33a、33b)の側
    面の内面上もしくは側方支柱の各延出部の側面の内面上
    あるいは前記各側方支柱(33a、33b)および前記
    各延出部(37’a、38’a、37’b、38’b)
    の両方の側面の内面上に取り付け固定され、これによっ
    て、フレームの加熱時、前記側方支柱は、屈曲変形し
    て、屈曲の凹面がフレームの内側に向けて方向付けられ
    るとともに、延出部は、屈曲の凹面がフレームの外側に
    向けて方向付けられるように変形して、端部支柱同士を
    引き合わせることを特徴とする請求項1から請求項17
    のいずれか1項に記載のフレーム。
  19. 【請求項19】 前記側方支柱(3a、3b)の接合部
    (7’a)は、リベット、クリンチ、スナップ結合、ネ
    ジ締結、接着、溶接、蝋付けのうちのいずれか1つの方
    法によって、前記端部支柱の前記第2の壁(5a、5
    b)に対して固定されることを特徴とする請求項1から
    請求項18のいずれか1項に記載のフレーム。
  20. 【請求項20】 鉄−ニッケルタイプの制御された膨張
    係数を有する合金、 析出によって硬化するタイプ、相変態(マルテンサイ
    ト、スピノーダル分解)によって硬化するタイプの構造
    によって硬化する合金、 高い弾性限度を有する合金、 各合金の物理的特性を組み合わせるために、縁部同士が
    溶接された異なる合金から成る2つ以上のストリップに
    よって製造されるバイメタルストリップ、 冷間圧延マンガン鋼、のうちの少なくとも1つによって
    形成されることを特徴とする請求項1から請求項19の
    いずれか1項に記載のフレーム。
  21. 【請求項21】 高い弾性限度を有する鋼材によって形
    成されることを特徴とする請求項1から請求項19のい
    ずれか1項に記載のフレーム。
  22. 【請求項22】 前記端部支柱は、薄い金属ストリップ
    を折り曲げて溶接することによって形成される三角形の
    断面を有する中空梁、三角形の断面を有する外形部、L
    字状のアングルスチールのうちの、1つの部材によって
    形成されることを特徴とする請求項1から請求項21の
    いずれか1項に記載のフレーム。
  23. 【請求項23】 前記フレーム(1)の側方支柱(2、
    3a、3b)は、薄い金属ストリップを折り曲げること
    によって得られる四辺形状の断面を有するチューブ、四
    辺形状の閉じられた断面を有する中空外形部のうちの1
    つの部材によって構成されることを特徴とする請求項1
    から請求項22のいずれか1項に記載のフレーム。
  24. 【請求項24】 実質的に連続する閉じられた線が、前
    記フレーム(1)の前記支柱(2a、2b、3a、3
    b)の内側を支柱の長手方向で且つフレーム(1)の全
    周に沿って通ることができる形状および構造を有してい
    ることを特徴とする請求項1から請求項23のいずれか
    1項に記載のフレーム。
  25. 【請求項25】 前記端部支柱(2a、2b、32a、
    32b)は薄い金属ストリップ(10、20、30)を
    切り込んで折り曲げることによって形成され、各端部支
    柱は、前記端部支柱(2a、2b、32a、32b)の
    前記第1の壁(4a、4b、34a、34b)を貫通す
    る2つの開口(15、15’)を有し、前記側方支柱
    (3a、3b、33a、33b)は切り込んで折り曲げ
    ることによって形成され、各側方支柱は、接合部(7’
    a、37’a、38’a、37’b、38’b)を有す
    る少なくとも1つの端部(7a、37a、37b、38
    a、38b)を備え、前記側方支柱(3a、3b、33
    a、33b)の各端部の前記接合部(7’a、37’
    a、38’a、37’b、38’b)は、前記端部支柱
    の第1の壁を貫通する開口と係合し、これによって、端
    部支柱内に前記側方支柱(3a、3b、33a、33
    b)の端部を嵌め付けるとともに、前記側方支柱(3
    a、3b、33a、33b)の端部の接合部(7’a、
    37’a、38’a、37’b、38’b)の1つの側
    面を、端部支柱(2a、2b、32a、32b)の第2
    の壁の内側面と面同士で接触させるように配置し、接合
    部は、対応する端部支柱の前記第2の壁(5a、5b、
    35a、35b)に対して面同士で固定されることを特
    徴とする請求項1から請求項24のいずれか1項に記載
    のフレームの製造方法。
  26. 【請求項26】 前記側方支柱(3a、3b)の端部の
    接合部は、リベット、クリンチ、スナップ結合、ネジ締
    結、接着、溶接、蝋付けのうちの1つの方法によって、
    端部支柱(2a、2b)の前記第2の壁(5a、5b)
    上に固定されることを特徴とする請求項25に記載の方
    法。
  27. 【請求項27】 前記薄い金属ストリップを折り曲げ
    て、前記フレームの前記端部支柱(2a、2b)および
    前記側方支柱(3a、3b)を形成した後、前記端部支
    柱(2a、2b)および前記側方支柱(3a、3b)を
    重ね合わせる薄い金属シートの一部を透過レーザビーム
    によって溶接し、前記側方支柱の前記接合部と前記端部
    支柱の前記第2の壁(5a、5b)との固定が透過レー
    ザ溶接によって行なわれることを特徴とする請求項25
    または請求項26に記載の方法。
  28. 【請求項28】 前記各端部支柱(2a、2b)は、薄
    い金属ストリップを折り曲げることにより、前記第1の
    壁(4a)と前記第2の壁(5a)と前記第1および第
    2の壁(4a、5a)に対して傾斜した第3の壁(9
    a)とを備える三角形の断面を有する中空梁の形態を成
    して形成され、前記第2の壁(4a)および前記第3の
    壁(9a)をスナップ結合して端部支柱(2a、2b)
    を閉じることによって接合を形成するために、前記第2
    の壁(4a)の外縁部は、前記第3の壁の外縁部の上側
    で折り曲げられることを特徴とする請求項25から請求
    項27のいずれか1項に記載の方法。
  29. 【請求項29】 前記側方支柱(3a、3b)を形成す
    るために薄い金属ストリップを折り曲げる前に、折り曲
    げ後に側方支柱の壁の内面を構成するようになっている
    前記薄い金属ストリップ(10、20、30)の特定の
    部分上に、例えば溶接により、前記薄い金属ストリップ
    の熱膨張係数と異なる熱膨張係数を有する合金によって
    形成される薄いストリップを面同士で固定することを特
    徴とする請求項25から請求項28のいずれか1項に記
    載の方法。
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