JP2002313202A - リレー回路装置 - Google Patents

リレー回路装置

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JP2002313202A
JP2002313202A JP2001119372A JP2001119372A JP2002313202A JP 2002313202 A JP2002313202 A JP 2002313202A JP 2001119372 A JP2001119372 A JP 2001119372A JP 2001119372 A JP2001119372 A JP 2001119372A JP 2002313202 A JP2002313202 A JP 2002313202A
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wiring
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coil
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JP2001119372A
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English (en)
Inventor
Hirohisa Suzuki
博久 鈴木
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Denso Electronics Corp
Original Assignee
Anden Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】部材点数及び部材間の接続点数を低減し、製造
工程の簡素化により製造コスト低減が可能なリレー回路
装置を提供すること。 【解決手段】配線部材3の端部により構成されるヒュー
ズ用端子部335、336を共通ベースプレート1に対
して直立して配置したので、共通ベースプレート1にそ
の実装面Jと平行に延設される配線部材3の端部をヒュ
ーズ用端子部335、336として加工するのが容易と
なり、共通ベースプレート成形用金型の加工も容易とな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のリレー(電
磁継電器)を有するリレー回路装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複数のリレーを接続して構成される従来
のリレー回路は、所定の配線がなされ、複数のリレー装
着用ソケットが固定された配線基板を製造し、各ソケッ
トにリレーを装着して構成される。また、ソケットを省
略してリレーの外部接続端子(接点端子、コイル端子)
をはんだ付けなどにより配線基板の配線に直接固定する
ことも可能である。
【0003】従来のリレーは、周知のように、可動接点
部材及び固定接点部材を含む接点部材と、可動接点部材
を駆動する磁気力を発生する磁路部材と、磁路部材中に
可動接点部材駆動用磁束を形成するコイルと、接点部
材、前記磁路部材及び前記コイルを最終的に支持する電
気絶縁性のステムと、ステムと一体に形成されてコイル
の両端及び接点部材に電気的に接続されるとともに端部
が外部接続用端子をなす配線部材(リレー内配線部材)
を備えている。
【0004】従来のリレー回路用の配線基板は、リレー
の接点を流れる電流が、トランジスタのそれに対して通
常は比較的大きいので、配線基板の裏面(この明細書で
は反実装面ともいう)に沿ってケーブル配線により形成
されるのが通常であり、コイル電流は電流が比較的小さ
いので、配線基板にパターニングされた導体パターンで
構成されることもある。
【0005】本出願人が出願中の特開2000−164
098は、配線部材(リレー内配線部材)をいわゆるリ
ードフレーム技術でステムと一体に作製したリレーを提
案している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記説
明した従来のリレー回路装置では、部材点数及び部材間
の接続点数が多く、製造工程が複雑であり、製造コスト
低減の要求に答えるには限界があった。
【0007】本発明は上記問題点に鑑みなされたもので
あり、部材点数及び部材間の接続点数を低減し、製造工
程の簡素化により製造コスト低減が可能なリレー回路装
置を提供することをその目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】第一発明のリレー回路装
置は、複数の電磁継電器を有し、前記各電磁継電器は、
可動接点部材及び固定接点部材を含む接点部材、前記可
動接点部材を駆動する磁気力を発生する磁路部材、前記
磁路部材中に可動接点部材駆動用磁束を形成するコイ
ル、前記接点部材、前記磁路部材及び前記コイルを最終
的に支持する電気絶縁性のステム、及び、前記ステムと
一体に形成されて前記コイルの両端及び前記接点部材に
電気的に接続されるとともに少なくとも一部は端部が外
部接続用端子をなす配線部材を備えるリレー回路装置に
おいて、前記共通ベースプレートに実装されて前記配線
部材により前記接点部材又は前記コイルと直列接続され
るヒューズを有し、前記各電磁継電器の各ステムは、互
いに一体化され、かつ、樹脂成形により前記配線部材と
一体化された共通ベースプレートからなり、前記配線部
材の端部以外の部分は、配線基板をなす前記共通ベース
プレートの部品実装面とほぼ平行に延設されて前記各電
磁継電器間を電気的に接続する電磁継電器間接続用ブス
バーを含み、前記配線部材の端部は、前記共通ベースプ
レートの部品実装面から前記部品実装面に対して略直角
に突出して前記ヒューズの両端部を把持するヒューズ用
端子部を有することを特徴としている。
【0009】上記構成によれば、以下の効果を奏するこ
とができる。
【0010】すなわち、本発明のリレー回路装置は、複
数の電磁継電器の各ステムを一体化した点をその特徴と
している。このようにすれば、たとえば樹脂モールド法
などで配線部材と一体成形する各ステムを、一度の成形
で一括製造することができ、樹脂成形工程を大幅に短縮
することができ、部品点数も低減することができる。
【0011】また、各ステムが一体化された共通ベース
プレートに他の電磁継電器部品を装着する場合、共通ベ
ースプレートの位置決めを一回行うだけで各電磁継電器
部品の実装位置を所定位置にセットすることができるの
で、実装作業が容易となる。
【0012】また、この共通ベースプレートに設けられ
た外部接続端子と外部配線との接続も一回で済ますこと
ができ、取り付け(配線)作業が簡単となる。更に、こ
の共通ベースプレートを固定するだけで各電磁継電器の
設置作業が完了するので、電磁継電器設置作業が簡単と
なる。
【0013】また、共通ベースプレートすなわち互いに
一体化された各電磁継電器の共通ステムは、各電磁継電
器間を接続する配線を内蔵し、いわゆる配線基板を構成
している。これにより、従来のリレー回路装置における
配線基板を実質的に省略することができ、その分だけ装
置の小型化及び部品点数及び配線接続箇所の削減を実現
することができ、製造工程及び材料費の削減も実現する
ことができる。
【0014】更に、配線部材の端部により構成されるヒ
ューズ用端子部を共通ベースプレートに対して直立して
配置することができるので、共通ベースプレートにその
実装面と平行に延設される配線部材の端部をヒューズ用
端子部として加工するのが容易となり、共通ベースプレ
ート成形用金型の加工も容易となる。なお、ヒューズ用
端子部として用いる配線部材の端部の折り曲げは、金属
平板から配線部材を打ち抜く際に実施してもよく、その
後に実施してもよく、あるいは共通ベースプレートを樹
脂成形後に実施してもよい。
【0015】第二発明のリレー回路装置は、複数の電磁
継電器を有し、前記各電磁継電器は、可動接点部材及び
固定接点部材を含む接点部材、前記可動接点部材を駆動
する磁気力を発生する磁路部材、前記磁路部材中に可動
接点部材駆動用磁束を形成するコイル、前記接点部材、
前記磁路部材及び前記コイルを最終的に支持する電気絶
縁性のステム、及び、前記ステムと一体に形成されて前
記コイルの両端及び前記接点部材に電気的に接続される
とともに少なくとも一部は端部が外部接続用端子をなす
配線部材を備えるリレー回路装置において、前記各電磁
継電器の各ステムが、互いに一体化され、かつ、樹脂成
形により前記配線部材と一体化された共通ベースプレー
トからなり、前記配線部材の端部以外の部分が、配線基
板をなす前記共通ベースプレートの部品実装面とほぼ平
行に延設されて前記各電磁継電器間を電気的に接続する
電磁継電器間接続用ブスバーを含み、前記配線部材が、
一つの前記外部接続用端子と複数の前記接点部材又は複
数の前記コイルとを接続することを特徴としている。回
路装置。
【0016】上記構成によれば、以下の効果を奏するこ
とができる。
【0017】すなわち、本発明のリレー回路装置は、複
数の電磁継電器の各ステムを一体化した点をその特徴と
している。このようにすれば、たとえば樹脂モールド法
などで配線部材と一体成形する各ステムを、一度の成形
で一括製造することができ、樹脂成形工程を大幅に短縮
することができ、部品点数も低減することができる。
【0018】また、各ステムが一体化された共通ベース
プレートに他の電磁継電器部品を装着する場合、共通ベ
ースプレートの位置決めを一回行うだけで各電磁継電器
部品の実装位置を所定位置にセットすることができるの
で、実装作業が容易となる。
【0019】また、この共通ベースプレートに設けられ
た外部接続端子と外部配線との接続も一回で済ますこと
ができ、取り付け(配線)作業が簡単となる。更に、こ
の共通ベースプレートを固定するだけで各電磁継電器の
設置作業が完了するので、電磁継電器設置作業が簡単と
なる。
【0020】また、共通ベースプレートすなわち互いに
一体化された各電磁継電器の共通ステムは、各電磁継電
器間を接続する配線を内蔵し、いわゆる配線基板を構成
している。これにより、従来のリレー回路装置における
配線基板を実質的に省略することができ、その分だけ装
置の小型化及び部品点数及び配線接続箇所の削減を実現
することができ、製造工程及び材料費の削減も実現する
ことができる。
【0021】更に、互いに並列接続される各電磁継電器
の接点端子又はコイル端子に対して、配線基板を介在さ
せることなく、外部接続端子を一個にまとめることがで
き、装置及び回路を大幅に簡素化、小型化し、接続不良
可能性も低減することができる。
【0022】第三発明のリレー回路装置は、複数の電磁
継電器を有し、前記各電磁継電器は、可動接点部材及び
固定接点部材を含む接点部材、前記可動接点部材を駆動
する磁気力を発生する磁路部材、前記磁路部材中に可動
接点部材駆動用磁束を形成するコイル、前記接点部材、
前記磁路部材及び前記コイルを最終的に支持する電気絶
縁性のステム、及び、前記ステムと一体に形成されて前
記コイルの両端及び前記接点部材に電気的に接続される
とともに少なくとも一部は端部が外部接続用端子をなす
配線部材を備えるリレー回路装置において、前記各電磁
継電器の各ステムが、互いに一体化され、かつ、樹脂成
形により前記配線部材と一体化された共通ベースプレー
トからなり、前記配線部材の端部以外の部分が、配線基
板をなす前記共通ベースプレートの部品実装面とほぼ平
行に延設されて前記各電磁継電器間を電気的に接続する
電磁継電器間接続用ブスバーを含み、前記配線部材が、
前記共通ベースプレートから突出する露出部分の切断に
より回路変更可能に形成されていることを特徴としてい
る。
【0023】上記構成によれば、以下の効果を奏するこ
とができる。
【0024】すなわち、本発明のリレー回路装置は、複
数の電磁継電器の各ステムを一体化した点をその特徴と
している。このようにすれば、たとえば樹脂モールド法
などで配線部材と一体成形する各ステムを、一度の成形
で一括製造することができ、樹脂成形工程を大幅に短縮
することができ、部品点数も低減することができる。
【0025】また、各ステムが一体化された共通ベース
プレートに他の電磁継電器部品を装着する場合、共通ベ
ースプレートの位置決めを一回行うだけで各電磁継電器
部品の実装位置を所定位置にセットすることができるの
で、実装作業が容易となる。
【0026】また、この共通ベースプレートに設けられ
た外部接続端子と外部配線との接続も一回で済ますこと
ができ、取り付け(配線)作業が簡単となる。更に、こ
の共通ベースプレートを固定するだけで各電磁継電器の
設置作業が完了するので、電磁継電器設置作業が簡単と
なる。
【0027】また、共通ベースプレートすなわち互いに
一体化された各電磁継電器の共通ステムは、各電磁継電
器間を接続する配線を内蔵し、いわゆる配線基板を構成
している。これにより、従来のリレー回路装置における
配線基板を実質的に省略することができ、その分だけ装
置の小型化及び部品点数及び配線接続箇所の削減を実現
することができ、製造工程及び材料費の削減も実現する
ことができる。
【0028】更に、配線部材のプレス成形パターンを変
更することなくリレー回路の配線変更を容易に実現する
ことができる。特にこの切断工程は、上記説明した樹脂
成形後の配線部材接続部の切り離し工程でも実施でき
る。
【0029】請求項4記載の構成は請求項1乃至3のい
ずれか記載のリレー回路装置において、前記配線部材
が、プレス打ち抜き品からなることを特徴としている。
【0030】本構成によれば、配線基板を極めて容易に
作製することができる。好適な態様では、ICリードフ
レームのように最終的に分離される各配線基板を配線部
材接続部で接続した状態で打ち抜きし、共通ベースプレ
ート(共通ステム)を樹脂一体成形した後で、上記配線
部材接続部を切り離す。このようにすれば、各配線部材
の金型へのセットが非常に簡単となる。本構成によれば
更に、プレス打ち抜きパターンを変更するだけで、リレ
ー回路の配線変更を実現することができ、他種のリレー
回路をほとんど共通の製造工程で作製することができ
る。
【0031】
【発明の実施の形態】本発明の好適な実施態様を図面を
参照して以下に説明する。
【0032】このリレー回路装置の側面図を図1に、共
通ベースプレート1及び配線部材群3の正面図を図2に
示し、リレーユニット2の正面図を図3に示し、配線部
材群3の半製品の正面図を図4に示す。
【0033】配線基板をなす樹脂製の共通ベースプレー
ト1は、正面からみて図2に示すように略長方形の樹脂
平板形状を有し、前方開口のヒューズ収容用窓部11を
その上部に有し、共通ベースプレート1の部品実装面J
から前方へ突出する壁部12をその下端に有している。
【0034】共通ベースプレート1の部品実装面Jに
は、それぞれ一つのリレーユニット2とヒューズ4と抵
抗器5とからなるリレー回路セットが5セット配置され
ている。
【0035】共通ベースプレート1には、それぞれ所定
形状に延在する配線部材群3(図4参照)が一体に成形
されている。
【0036】配線部材群3は、銅系合金からなる必要個
数の板状配線部材(ブスバーともいう)の総称であり、
各配線部材(ブスバー)は、端部を除いてほとんど共通
ベースプレート1内に共通ベースプレート1の部品実装
面と大略平行に埋設されている。
【0037】配線部材群3の端部の一部は、共通ベース
プレート1の壁部12から下方に突出して外部接続端子
群30を構成している。外部接続端子群30は、電源端
子311、接地端子312の他に、リレーユニット2の
コイルと外部とを接続するコイル端子や、後述する固定
接点部材や可動接点部材と外部とを接続する接点端子か
らなるリレー端子313〜326を有している。これら
電源端子311、接地端子312、リレー端子313〜
326は、それぞれ本発明でいう外部接続端子を構成し
ている。
【0038】配線部材群3の端部の他の一部は、共通ベ
ースプレート1の部品実装面J内にて部品実装面Jに対
して直角に突設されて内部接続端子群を構成している。
この内部接続端子群は、固定接点部材をなす固定接点用
端子部331、リレーユニット2の可動接点端子に溶接
される可動接点用端子部332、リレーユニット2のコ
イルの両端が個別接続されるコイル接続端子部333、
334、ヒューズ4の両端を支持するヒューズ用端子部
335、336、抵抗器5の両端を支持する抵抗器用端
子部337、338からなるセットを5セット有してい
る。ヒューズ用端子部335、336はヒューズ収容用
窓部11に突出してヒューズ4の両端をそれぞれ挟持し
ている。
【0039】リレーユニット2について更に詳しく説明
する。
【0040】リレーユニット2は、正確には通常の電磁
継電器から固定接点部材と電気絶縁材製のステムとを省
略した構造をもち、配線部材群3のうちのひとつの配線
部材の端部である固定接点用端子部331により構成さ
れる固定接点部材と、ステムをなす共通ベースプレート
1とともに揺動型可動接点をもつ単接点型電磁継電器を
構成している。
【0041】固定接点部材をなす固定接点用端子部33
1は、共通ベースプレート1からそれと直角に突出して
いる。固定接点用端子部331の接点部分には固定接点
として接点用金属が肉盛りされている。
【0042】各リレーユニット2はそれぞれ、部品実装
面Jに向かって見た場合にL字板形状の可動接点部材2
1、部品実装面Jに向かって見た場合にL字板形状の軟
鉄板からなるヨーク(磁路部材)22、後述するコイル
23が巻装されたボビンに挿通される円柱状軟鉄材から
なる固定コア(磁路部材)24、平板状軟鉄材からなる
可動鉄片(磁路部材)25、ボビンに巻装されて磁路部
材22に磁束を形成するコイル23を有する。
【0043】L字板形状の可動接点部材21は、固定辺
部と、この固定辺部の一端から固定辺部に対して直角に
延在する揺動辺部とからなり、りん青銅薄板を打ち抜
き、直角に曲げて形成されている。可動接点部材21の
揺動辺部の接点部分には、固定接点用端子部331の接
点(固定接点)に対面して可動接点として接点用金属が
先端部210に肉盛りされている。すなわち、可動接点
部材21は、共通ベースプレート1の部品実装面Jに向
かって見た場合にL字上に屈曲した形状を有し、かつ、
部品実装面Jに対して直角に延在するりん青銅板からな
る。
【0044】可動鉄片25は、可動接点部材21の揺動
辺部に密着、固定されて揺動辺部に沿って延在してい
る。L字板形状のヨーク22の一辺は可動接点部材21
の固定辺部にかしめ固定され、L字板形状のヨーク22
の他辺は可動接点部材21の固定辺部の揺動辺部と反対
側の端部から揺動辺部及び可動鉄片25と略平行に延在
している。したがって、可動鉄片25とヨーク22とは
全体としてU字板状に配置され、ヨーク22の他辺と可
動鉄片25とは磁気的に短絡する配置にて、コイル23
を挿通する固定コア24がヨーク22の他辺に固定され
ている。したがって、L字板状のヨーク22、固定コア
24及び可動鉄片25は、全体として、可動鉄片25と
固定コア24との間に隙間を有するロ字形状の有ギャッ
プ閉磁気回路を構成し、弾性に優れた可動接点部材21
が上記隙間を確保している。400はこの隙間が一定以
上大きくならないように可動接点部材21の変位を規制
するために共通ベースプレート1に挿入されたストッパ
部材である。
【0045】配線部材群3のうち、可動接点部材21に
接続するための配線部材の端部である可動接点用端子部
332が、可動接点部材21の固定辺部に近接乃至隣接
して共通ベースプレート1から直角に突設され、可動接
点部材21の固定辺部は可動接点用端子部332に溶接
などにより固定されている。ヨーク22は、共通ベース
プレート1に向けて突出する一対の脚部211、212
とそれらと少し離れた脚部213を有し、これら脚部2
11、212は共通ベースプレート1に凹設された凹部
111、112に、脚部213は共通ベースプレート1
に凹設された凹部111、112に、個別に圧入されて
いる。したがって、それぞれL字形状を有してたがいに
かしめ固定された可動接点部材21とヨーク22とは、
共通ベースプレート1に3点支持されている。
【0046】コイル23へ通電すると、可動鉄片25が
固定コア24に吸引され、可動鉄片25が固定された可
動接点部材21の揺動辺部は、可動接点部材21の固定
辺部と揺動辺部との間の角部を支点として部品実装面J
と平行に揺動し、固定接点用端子部331すなわち本発
明でいう固定接点部材に密着する。コイル23への通電
を停止すると、可動鉄片25に作用する磁気力が消滅
し、可動接点部材21の揺動辺部は、自己の弾性力によ
り固定接点用端子部331から離れる。
【0047】このリレーユニット2の特徴は、可動接点
部材21にヨーク22の一辺及び可動鉄片25が固定さ
れ、更にヨーク22の他辺に固定コア24が固定され、
この固定コア24にボビン巻装のコイル23が装着され
ている点にある。すなわち、リレーユニット2の磁路部
材及びコイル23は可動接点部材21に最終的に保持さ
れている。したがって、あらかじめ可動接点部材21に
磁路部材及びコイル23を最終的に保持させた状態で、
リレーユニット2を完成し、このリレーユニット2を共
通ベースプレート1の所定位置にセットし、ヨーク22
の脚部211、212を共通ベースプレート1の2つの
凹部に圧入し、可動接点部材21と可動接点用端子部3
32とを溶接するだけで、固定接点部材、ステム及びリ
レーユニット2からなる通常の電磁継電器を完成するこ
とができる。
【0048】コイル接続端子部333、334は、配線
部材群2のうちのコイル接続用の配線部材の端部からな
り、これらコイル接続端子部333、334は、共通ベ
ースプレート1の部品実装面に対して直角となるように
共通ベースプレート1から突設され、コイル23の両端
が巻回、接続されている。
【0049】ヒューズ4の両端を支持するヒューズ用端
子部335、336は、配線部材群2のうちのヒューズ
接続用の配線部材の端部からなり、これらヒューズ用端
子部335、336は、共通ベースプレート1の部品実
装面に対して直角となるように共通ベースプレート1か
ら突設されている。ヒューズ4の両端はそれぞれ板状に
形成されており、二股形状のヒューズ用端子部335、
336の先端部にそれぞれ挟持されている。
【0050】抵抗器5の両端を支持する抵抗器用端子部
337、338は、配線部材群2のうちの抵抗器接続用
の配線部材の端部からなり、これら抵抗器用端子部33
7、338は、共通ベースプレート1の部品実装面Jに
対して直角となるように共通ベースプレート1から突設
されている。抵抗器5の両端部は、二股形状の抵抗器用
端子部337、338の先端部にそれぞれ挟持されてい
る。1000はタイバー切断用の打ち抜き部である。
【0051】上記説明したリレー回路装置の製造方法に
ついて、以下に説明する。
【0052】配線部材群3を形成するためのプレス打ち
抜き片を図4に示す。
【0053】このプレス打ち抜き片は、ドラム巻きされ
た銅合金薄板をいわゆるICリードフレーム形状に打ち
抜き、いままで説明した内部接続端子群、すなわち、固
定接点部材をなす固定接点用端子部331、リレーユニ
ット2の可動接点端子に溶接される可動接点用端子部3
32、リレーユニット2のコイルの両端が個別接続され
るコイル接続端子部333、334、ヒューズ4の両端
を支持するヒューズ用端子部335、336、抵抗器5
の両端を支持する抵抗器用端子部337、338をそれ
ぞれ5個直角に折り曲げたものである。
【0054】配線部材群3を構成する各配線部材は、こ
の配線部材群3を囲む四角枠部300に外部タイバー3
01で一体化され、更に後で切断除去される内部タイバ
ー302で互いに一体化されている。
【0055】その後、この配線部材群3の所定部位に樹
脂モールド成形を行って共通ベースプレート1を形成
し、外部タイバー301及び内部タイバー302をそれ
ぞれ切断除去することにより、配線部材群3の配線を完
成させる。なお、この時又は後で、適宜、配線部材群3
の一部を切断することにより配線パターンを変更するこ
とも可能である。
【0056】次に、抵抗器5を抵抗器用端子部337、
338に圧入して、抵抗器用端子部337、338によ
り抵抗器5をそれぞれ挟持させ、同じく、ヒューズ用端
子部335、336にヒューズ4をそれぞれ挟持させ
る。
【0057】次に、既述した方法であらかじめ組み立て
たリレーユニット2を共通ベースプレート1に組み付
け、可動接点部材21を可動接点用端子部332に溶接
する。
【0058】最後に、この回路部品が組み付けられた共
通ベースプレート1を不図示のケースに収容して、組立
が完了する。電源端子211、接地端子212、リレー
端子213〜226すなわち本発明でいう外部接続端子
は上記ケースのコネクタをなす。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のリレー回路装置(ケースなし)の一実
施例を示す側面図である。
【図2】共通ベースプレート及び配線部材群の正面であ
る。
【図3】リレーユニットの正面図である。
【図4】配線部材群の半製品(プレス打ち抜き後)の正
面図である。
【符号の説明】 1 共通ベースプレート 2 リレーユニット 3 配線部材群 J 共通ベースプレートの部品実装面 4 ヒューズ 5 抵抗器 30 外部接続端子群 311 電源端子 312 接地端子 313〜326 リレー端子 331 固定接点用端子部(固定接点部材) 332 可動接点用端子部 333、334 コイル接続端子部 335、336 ヒューズ用端子部 337 338 抵抗器用端子部 21 可動接点部材 22 ヨーク(磁路部材) 23 コイル 24 固定コア(磁路部材) 25 可動鉄片(磁路部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01H 50/14 H01H 50/14 N 51/20 51/20 Z

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の電磁継電器を有し、 前記各電磁継電器は、 可動接点部材及び固定接点部材を含む接点部材、 前記可動接点部材を駆動する磁気力を発生する磁路部
    材、 前記磁路部材中に可動接点部材駆動用磁束を形成するコ
    イル、 前記接点部材、前記磁路部材及び前記コイルを最終的に
    支持する電気絶縁性のステム、及び、 前記ステムと一体に形成されて前記コイルの両端及び前
    記接点部材に電気的に接続されるとともに少なくとも一
    部は端部が外部接続用端子をなす配線部材、 を備えるリレー回路装置において、 前記共通ベースプレートに実装されて前記配線部材によ
    り前記接点部材又は前記コイルと直列接続されるヒュー
    ズを有し、 前記各電磁継電器の各ステムは、互いに一体化され、か
    つ、樹脂成形により前記配線部材と一体化された共通ベ
    ースプレートからなり、 前記配線部材の端部以外の部分は、配線基板をなす前記
    共通ベースプレートの部品実装面とほぼ平行に延設され
    て前記各電磁継電器間を電気的に接続する電磁継電器間
    接続用ブスバーを含み、 前記配線部材の端部は、前記共通ベースプレートの部品
    実装面から前記部品実装面に対して略直角に突出して前
    記ヒューズの両端部を把持するヒューズ用端子部を有す
    ることを特徴とするリレー回路装置。
  2. 【請求項2】複数の電磁継電器を有し、 前記各電磁継電器は、 可動接点部材及び固定接点部材を含む接点部材、 前記可動接点部材を駆動する磁気力を発生する磁路部
    材、 前記磁路部材中に可動接点部材駆動用磁束を形成するコ
    イル、 前記接点部材、前記磁路部材及び前記コイルを最終的に
    支持する電気絶縁性のステム、及び、 前記ステムと一体に形成されて前記コイルの両端及び前
    記接点部材に電気的に接続されるとともに少なくとも一
    部は端部が外部接続用端子をなす配線部材、 を備えるリレー回路装置において、 前記各電磁継電器の各ステムは、互いに一体化され、か
    つ、樹脂成形により前記配線部材と一体化された共通ベ
    ースプレートからなり、 前記配線部材の端部以外の部分は、配線基板をなす前記
    共通ベースプレートの部品実装面とほぼ平行に延設され
    て前記各電磁継電器間を電気的に接続する電磁継電器間
    接続用ブスバーを含み、 前記配線部材は、一つの前記外部接続用端子と複数の前
    記接点部材又は複数の前記コイルとを接続することを特
    徴とするリレー回路装置。
  3. 【請求項3】複数の電磁継電器を有し、 前記各電磁継電器は、 可動接点部材及び固定接点部材を含む接点部材、 前記可動接点部材を駆動する磁気力を発生する磁路部
    材、 前記磁路部材中に可動接点部材駆動用磁束を形成するコ
    イル、 前記接点部材、前記磁路部材及び前記コイルを最終的に
    支持する電気絶縁性のステム、及び、 前記ステムと一体に形成されて前記コイルの両端及び前
    記接点部材に電気的に接続されるとともに少なくとも一
    部は端部が外部接続用端子をなす配線部材、 を備えるリレー回路装置において、 前記各電磁継電器の各ステムは、互いに一体化され、か
    つ、樹脂成形により前記配線部材と一体化された共通ベ
    ースプレートからなり、 前記配線部材の端部以外の部分は、配線基板をなす前記
    共通ベースプレートの部品実装面とほぼ平行に延設され
    て前記各電磁継電器間を電気的に接続する電磁継電器間
    接続用ブスバーを含み、 前記配線部材は、前記共通ベースプレートから突出する
    露出部分の切断により回路変更可能に形成されているこ
    とを特徴とするリレー回路装置。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3のいずれか記載のリレー回
    路装置において、 前記配線部材は、プレス打ち抜き品からなることを特徴
    とするリレー回路装置。
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