JP5029536B2 - リレー装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数個の機械式リレーを備えるリレー装置に関する。
特許文献1に示された従来のリレー装置は、複数個の機械式リレーを1つのバスバーに実装している。このバスバーには、外部の負荷に電流を流すための負荷用回路と、機械式リレーのコイルへ電流を流すためのコイル用回路が形成されている。
特許文献2に示された従来のリレー装置は、複数個の機械式リレーを1つのバスバーに実装し、機械式リレーのコイルへの通電を制御する制御回路をプリント板に実装している。そして、バスバーの一部を折り曲げて多数のタブを形成し、プリント板にタブの先端を接続することにより、バスバーとプリント板とを電気的に接続している。
特許第4070481号公報 特開2008−29125号公報
しかしながら、特許文献1に示された従来のリレー装置は、負荷用回路を流れる大電流に合わせた板厚のバスバーを用いる必要がある。一方、コイル用回路を流れる電流は小電流であるため、コイル用回路の占有スペースを小さくするためにコイル用回路はなるべく細くしたいが、細くするとバスバーの加工が難しくなるという問題があった。
特許文献2に示された従来のリレー装置は、バスバーとプリント板とを接続するタブを設ける必要があるとともに、そのタブを設けるために折り曲げ加工が必要であるという問題があった。
本発明は上記点に鑑みて、複数個の機械式リレーを備えるリレー装置において、バスバーの加工を容易にし、且つタブを不要にすることを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、コイル(21)への通電の有無に応じて可動接点(22)の位置が変化することにより、外部の負荷に電流を流すための負荷用回路(31)を開閉する機械式リレー(2)を、複数備えるリレー装置であって、コイル(21)へ電流を流すためのコイル用回路(52)を操作信号に基づいて開閉するリレー駆動回路(41)と、負荷用回路(31)を形成する第1バスバー(3)と、コイル用回路(52)を形成するとともに、リレー駆動回路(41)が実装される第2バスバー(5)とを備え、第1バスバー(3)と第2バスバー(5)は所定間隔を隔てて積層配置され、機械式リレー(2)は、第1バスバー(3)と第2バスバー(5)との間に配置され、可動接点(22)と導通する負荷端子(23)が第1バスバー(3)に接続されるとともに、コイル(21)に接続されたコイル端子(25)が第2バスバー(5)に接続されていることを特徴とする。
これによると、負荷用回路(31)を形成する第1バスバー(3)とコイル用回路(52)を形成する第2バスバー(5)を備えるため、各バスバーは流れる電流に適した板厚を設定することができるとともに、適切な板厚の設定によりバスバーの加工が容易になる。
また、負荷用回路(31)を有する第1バスバー(3)に機械式リレー(2)における負荷端子(23)が電気的に接続されるとともに、コイル用回路(52)を有する第2バスバー(5)にコイル端子(25)が電気的に接続されるため、従来のリレー装置におけるタブが不要になる。したがって、タブの配置スペースが不要になってリレー装置の小型化が図れるとともに、タブを形成する加工工程を廃止することができる。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載のリレー装置において、第1バスバー(3)および第2バスバー(5)は、コネクタ端子(34、54、55)が一体に形成されていることを特徴とする。
ところで、プリント板を用いる場合は、プリント板とは別にコネクタ端子を製造し、プリント板にコネクタ端子を接続する必要があった。これに対し、請求項2の発明によると、コネクタ端子を別に製造する必要がなく、またコネクタ端子を接続する加工工程も廃止することができる。
請求項3に記載の発明では、請求項1または2に記載のリレー装置において、第1バスバー(3)と第2バスバー(5)の積層方向に見たときに、機械式リレー(2)とリレー駆動回路(41)は、重ならないように配置されていることを特徴とする。これによると、リレー装置におけるバスバー積層方向の寸法増加を抑制することができる。
請求項4に記載の発明では、請求項1ないし3のいずれか1つに記載のリレー装置は車両に搭載され、負荷用回路(31)にヒューズ(32)が設けられ、機械式リレー(2)、リレー駆動回路(41)、第1バスバー(3)、第2バスバー(5)、およびヒューズ(32)がケース(7)に収容され、ヒューズ(32)を脱着するための開口部がケース(7)の上部に形成されていることを特徴とする。これによると、ヒューズ(32)の脱着が容易である。
請求項5に記載の発明では、コイル(21)への通電の有無に応じて可動接点(22)の位置が変化することにより、外部の負荷に電流を流すためのリレー負荷用回路(31)を開閉する機械式リレー(2)を、複数備え、外部の負荷に電流を流すための半導体リレー負荷用回路(51)を開閉する半導体リレー(42)を複数備えるリレー装置であって、コイル(21)へ電流を流すためのコイル用回路(52)を操作信号に基づいて開閉する第1リレー駆動回路(41)と、操作信号に基づいて半導体リレー(42)の作動を制御する第2リレー駆動回路(43)と、リレー負荷用回路(31)を形成する第1バスバー(3)と、半導体リレー負荷用回路(51)およびコイル用回路(52)を形成するとともに、第1リレー駆動回路(41)、半導体リレー(42)および第2リレー駆動回路(43)が実装される第2バスバー(5)とを備え、第1バスバー(3)と第2バスバー(5)は所定間隔を隔てて積層配置され、機械式リレー(2)は、第1バスバー(3)と第2バスバー(5)との間に配置され、可動接点(22)と導通する負荷端子(23)が第1バスバー(3)に接続されるとともに、コイル(21)に接続されたコイル端子(25)が第2バスバー(5)に接続されていることを特徴とする。
これによると、負荷の用途に応じて機械式リレー(2)と半導体リレー(42)を使い分けることにより、信頼性を確保しつつリレー装置の小型化を図ることができる。
また、半導体リレーは小電流の負荷に用いられることが多く、半導体リレー負荷用回路(51)を形成する第2バスバー(5)は、リレー負荷用回路(31)を形成する第1バスバー(3)よりも板厚を薄くすることができる。そして、板厚を薄くすることができる第2バスバー(5)にコイル用回路(52)を形成しているため、第1バスバー(3)にコイル用回路(52)を形成する場合よりも、コイル用回路(52)を太くすることが可能であり、したがってコイル用回路(52)を形成するバスバーの加工を容易にすることが可能である。
また、従来のリレー装置におけるタブが不要になるため、タブの配置スペースが不要になってリレー装置の一層の小型化が図れるとともに、タブを形成する加工工程を廃止することができる。
請求項6に記載の発明では、請求項5に記載のリレー装置において、第1バスバー(3)および第2バスバー(5)は、コネクタ端子(34、54、55)が一体に形成されていることを特徴とする。これによると、コネクタ端子を別に製造する必要がなく、またコネクタ端子を接続する加工工程も廃止することができる。
請求項7に記載の発明では、請求項5または6に記載のリレー装置において、半導体リレー(42)、第1リレー駆動回路(41)、および第2リレー駆動回路(43)は、一体化されてインテリジェントモジュール(4)とされ、第1バスバー(3)と第2バスバー(5)の積層方向に見たときに、機械式リレー(2)とインテリジェントモジュール(4)は、重ならないように配置されていることを特徴とする。これによると、リレー装置におけるバスバー積層方向の寸法増加を抑制することができる。
請求項8に記載の発明では、請求項5ないし7のいずれか1つに記載のリレー装置は車両に搭載され、リレー負荷用回路(31)にヒューズ(32)が設けられ、機械式リレー(2)、半導体リレー(42)、第1リレー駆動回路(41)、第2リレー駆動回路(43)、第1バスバー(3)、第2バスバー(5)、およびヒューズ(32)がケース(7)に収容され、ヒューズ(32)を脱着するための開口部がケース(7)の上部に形成されていることを特徴とする。これによると、ヒューズ(32)の脱着が容易である。
なお、特許請求の範囲およびこの欄で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本発明の一実施形態について説明する。図1は一実施形態に係るリレー装置の回路構成を示す図である。
図1に示すように、このリレー装置1は、コイル21への通電の有無に応じて可動接点22の位置が変化することにより、外部の負荷に電流を流すためのリレー負荷用回路31を開閉する複数個の機械式リレー2と、インテリジェントモジュール4とを備えている。リレー負荷用回路31およびインテリジェントモジュール4は、図示しない車両に搭載された電源に接続されている。リレー負荷用回路31には、過電流発生時に溶断するヒューズ32が設けられている。
インテリジェントモジュール4は、機械式リレー2の作動を制御する第1リレー駆動回路41と、外部の負荷に電流を流すための半導体リレー負荷用回路51を開閉する例えばMOSFETよりなる複数個の半導体リレー42と、通信で伝送される操作信号に基づいて半導体リレー42の作動を制御する第2リレー駆動回路43とを備えている。なお、第1リレー駆動回路41は、コイル21へ電流を流すためのコイル用回路52を、通信で伝送される操作信号に基づいて開閉することにより、機械式リレー2の作動を制御する。
図2はリレー装置1の正面図、図3は図2のA−A線に沿う断面図である。なお、図2は、リレー装置1の構成を理解しやすくするために、ケースおよびコネクタハウジングの前面を取り去った状態で示している。また、図中の上下の矢印は、車両搭載状態における上下(天地)方向を示している。
図2、図3に示すように、リレー装置1は、リレー負荷用回路31を形成するとともに、機械式リレー2が搭載された第1バスバー3を備えている。この第1バスバー3は、銅系合金製の板材が所定形状にプレス加工(具体的には、打ち抜き加工および折り曲げ加工)された後に樹脂モールドされており、所定の部分がモールド層33にて覆われている。また、第1バスバー3は、ヒューズ32を挟持する二股状のヒューズ用端子35(図4参照)が複数形成されている。
リレー装置1は、半導体リレー負荷用回路51およびコイル用回路52を形成する第2バスバー5を備えている。この第2バスバー5は、銅系合金製の板材が所定形状にプレス加工された後に樹脂モールドされており、所定の部分がモールド層53にて覆われている。
リレー装置1は、ヒューズ電源回路61を形成するとともに、車両の電源に接続されるヒューズ電源用バスバー6を備えている。このヒューズ電源用バスバー6は、銅系合金製の板材が所定形状にプレス加工されている。ヒューズ電源用バスバー6は、ヒューズ32を挟持する二股状のヒューズ用端子62が複数形成されるとともに、電源側コネクタ端子(すなわち、車両の電源に接続されているコネクタ端子)と接続されるコネクタ端子(図示せず)が1つ形成されている。
第1バスバー3と第2バスバー5とヒューズ電源用バスバー6は、第1バスバー3を真ん中に配置して、所定間隔を隔てて積層配置されている。そして、第1バスバー3と第2バスバー5との間には複数の機械式リレー2が配置され、第2バスバー5にインテリジェントモジュール4が実装されている。
リレー装置1を3つのバスバー3、5、6の積層方向に見たときに、機械式リレー2とインテリジェントモジュール4が重ならないように、機械式リレー2とインテリジェントモジュール4は上下方向にずらして配置されている。より詳細には、機械式リレー2がインテリジェントモジュール4よりも下方に配置されている。
また、第1バスバー3、第2バスバー5、ヒューズ電源用バスバー6、機械式リレー2、およびインテリジェントモジュール4は、樹脂製のケース7と樹脂製のコネクタハウジング8とによって形成される空間に収容されている。
ケース7の上部には、ヒューズ32を脱着するための開口部71が形成されている。そして、板状のヒューズ32は開口部71からケース7内に挿入されて、ヒューズ32の一端が第1バスバー3のヒューズ用端子35に挟持されるとともに、ヒューズ32の他端がヒューズ電源用バスバー6のヒューズ用端子62に挟持されることにより、リレー負荷用回路31とヒューズ電源回路61とを接続している。
図4は樹脂モールド前の第1バスバー3の正面図、図5は樹脂モールド後の第1バスバー3の正面図、図6は第1バスバー3に機械式リレー2を搭載した状態の正面図である。なお、図中の上下の矢印は、車両搭載状態における上下(天地)方向を示している。
第1バスバー3は、打ち抜き加工により図4に示す形状に形成される。具体的には、第1バスバー3の下端には、負荷側コネクタ端子(すなわち、外部の負荷に接続されているコネクタ端子)と接続されるコネクタ端子34が複数形成されている。第1バスバー3の上端には、ヒューズ32を挟持する二股状のヒューズ用端子35が複数形成されている。第1バスバー3における上下方向中間部には、固定接点端子36が複数形成されている。固定接点端子36の端部には、機械式リレー2の可動接点22と接離する固定接点361が形成されている。第1バスバー3には、コネクタ端子34よりも上方で且つ固定接点端子36よりも下方の位置に、後述する機械式リレー2の負荷端子23が接続される負荷回路接続端子37が複数形成されている。
打ち抜き加工後に、第1バスバー3は、図5に示すように樹脂モールドされる。具体的には、コネクタ端子34、ヒューズ用端子35、固定接点端子36、固定接点361、および負荷回路接続端子37を除く部位が、モールド層33にて覆われている。モールド層33には、コネクタ端子34よりも上方で且つ固定接点端子36よりも下方の位置に、後述する機械式リレー2の脚部24が圧入される脚部挿入穴331が複数形成されている。
そして、樹脂モールド後に、再度、打ち抜き加工が行われる。この打ち抜き加工では、ヒューズ用端子35から固定接点端子36に至る間のリレー負荷用回路31と、負荷回路接続端子37からコネクタ端子34に至る間のリレー負荷用回路31とが、電気的に分離されるように、第1バスバー3における所定の部位が切断除去される。
この再度の打ち抜き加工後に、図6に示すように、固定接点端子36は紙面手前側に向かって直角に折り曲げられる。また、固定接点端子36が折り曲げられた後に、機械式リレー2が第1バスバー3に搭載される(詳細後述)。
図7は第2バスバー5にインテリジェントモジュール4を実装した状態の正面図である。なお、図中の上下の矢印は、車両搭載状態における上下(天地)方向を示している。
図7に示すように、第2バスバー5の下端には、GND側コネクタ端子(すなわち、GNDに接続されているコネクタ端子)や負荷側コネクタ端子(すなわち、外部の負荷に接続されているコネクタ端子)と接続されるコネクタ端子54が複数形成されるとともに、電源側コネクタ端子と接続されるコネクタ端子55が1つ形成されている。
また、第2バスバー5には、後述する機械式リレー2のコイル端子25が接続されるコイル用回路接続端子56が複数形成されている。一対のコイル用回路接続端子56のうち一方はコネクタ端子54と繋がっており、他方のコイル用回路接続端子56はインテリジェントモジュール4の第1リレー駆動回路41に接続されている。
図8(a)は機械式リレー2の正面図、図8(b)は図8(a)の右側面図、図8(c)は図8(a)の下面図である。なお、図中の上下の矢印は、車両搭載状態における上下(天地)方向を示している。
機械式リレー2は、通常の機械式リレーから固定接点を省略した構成になっている。なお、前述したように、第1バスバー3に固定接点361が形成されている。
図8に示すように、機械式リレー2は、可動接点部材26、正面から見た場合にL字板形状の軟鉄板からなるヨーク(磁路部材)27、コイル21が巻装されたボビンに挿通される円柱状の軟鉄材からなる固定コア(磁路部材)28、平板状の軟鉄材からなる可動鉄片(磁路部材)29を備えている。
可動接点部材26は、固定辺部と、この固定辺部の一端から固定辺部に対して直角に延在する揺動辺部とからなり、りん青銅薄板を打ち抜き、直角に曲げて形成されている。可動接点部材26の揺動辺部には、接点用金属が肉盛りされて可動接点22が形成されている。なお、図6に示すように、第1バスバー3に機械式リレー2を搭載した状態では、可動接点22は、第1バスバー3に形成された固定接点361に対向するようになっている。
可動鉄片29は、可動接点部材26の揺動辺部に密着、固定されて揺動辺部に沿って延在している。L字板形状のヨーク27の一辺は可動接点部材26の固定辺部にかしめ固定されている。L字板形状のヨーク27の他辺は、可動接点部材26の固定辺部における揺動辺部とは反対側の端部から、揺動辺部及び可動鉄片29と略平行に延在している。したがって、可動鉄片29とヨーク27とは全体としてU字板状に配置され、ヨーク27の他辺と可動鉄片29とは磁気的に短絡する配置にて、コイル21を挿通する固定コア28がヨーク27の他辺に固定されている。したがって、ヨーク27、固定コア28及び可動鉄片29は、全体として、可動鉄片29と固定コア28との間に隙間を有するロ字形状の有ギャップ閉磁気回路を構成し、弾性に優れた可動接点部材26が上記隙間を確保している。
3つの脚部24のうちの1つは、ヨーク27の一辺から第1バスバー3に向かって突出しており、他の2つの脚部24は、ヨーク27の他辺から第1バスバー3に向かって突出している。そして、3つの脚部24がモールド層33の脚部挿入穴331に圧入されることにより、ヨーク27が第1バスバー3に固定され、ひいては、機械式リレー2が第1バスバー3に固定される(図6参照)。
負荷端子23は、ヨーク27の一辺から第1バスバー3に向かって突出しており、脚部24が脚部挿入穴331に圧入された後に、負荷端子23は第1バスバー3の負荷回路接続端子37に溶接等にて接合される(図6参照)。
通電時に磁界を形成するコイル21の両端には、2つのコイル端子25が接続されている。このコイル端子25の先端は、第2バスバー5側に延びており、第2バスバー5のコイル用回路接続端子56にマイクロアーク溶接等にて接合される(図2、図3参照)。
上記構成のリレー装置1は、インテリジェントモジュール4の第1リレー駆動回路41が操作信号に基づいてコイル用回路52を開閉することにより、機械式リレー2のコイル21への通電が制御される。
そして、コイル用回路52が閉じられてコイル21へ通電されると、可動鉄片29および可動接点部材26の揺動辺部が固定コア28に吸引され、可動接点22が固定接点361に密着し、リレー負荷用回路31が閉じられる。これにより、車両の電源から、ヒューズ電源用バスバー6のヒューズ電源回路61、ヒューズ32、第1バスバー3のリレー負荷用回路31、および機械式リレー2を介して、外部負荷に電力が供給される。なお、機械式リレー2においては、ヨーク27、可動接点部材26、および可動接点22が、電流経路となる。
コイル用回路52が開かれてコイル21への通電が停止されると、可動鉄片29に作用する磁気力が消滅し、可動接点部材26の揺動辺部は自己の弾性力により原位置に戻り、可動接点22が固定接点361から離れ、リレー負荷用回路31が開かれる。これにより、負荷への電力供給が停止される。
また、インテリジェントモジュール4の第2リレー駆動回路43が操作信号に基づいて半導体リレー42の作動を制御するようになっており、半導体リレー42がオン状態にされたときには、車両の電源から半導体リレー42および第2バスバー5の半導体リレー負荷用回路51を介して負荷に電力が供給される。
本実施形態のリレー装置1は、負荷用途に応じて機械式リレー2と半導体リレー42を使い分けているため、信頼性を確保しつつリレー装置1の小型化を図ることができる。
また、半導体リレーは小電流の負荷に用いられることが多いため、半導体リレー負荷用回路51を形成する第2バスバー5は、リレー負荷用回路31を形成する第1バスバー3よりも板厚を薄くすることができる。そして、板厚を薄くすることができる第2バスバー5にコイル用回路52を形成しているため、第1バスバー3にコイル用回路52を形成する場合よりも、コイル用回路52を太くすることができ、したがってコイル用回路52を形成するバスバーの加工を容易にすることができる。
また、リレー負荷用回路31を有する第1バスバー3に機械式リレー2の負荷端子23を電気的に接続するとともに、コイル用回路52を有する第2バスバー5に機械式リレー2のコイル端子25を電気的に接続しているため、特許文献2に示された従来のリレー装置におけるタブが不要になる。したがって、タブの配置スペースが不要になってリレー装置1の一層の小型化が図れるとともに、タブを形成する加工工程を廃止することができる。
また、第1バスバー3および第2バスバー5にはコネクタ端子34、54、55が一体に形成されているため、プリント板を用いる場合のようにコネクタ端子を別に製造する必要がなく、またコネクタ端子を接続する加工工程も廃止することができる。
また、リレー装置1を3つのバスバー3、5、6の積層方向に見たときに、機械式リレー2とインテリジェントモジュール4が重ならないように、機械式リレー2とインテリジェントモジュール4を配置しているため、リレー装置1におけるバスバー積層方向の寸法増加を抑制することができる。
また、ヒューズ32を脱着するための開口部71をケース7の上部に形成しているため、ヒューズ32の脱着が容易である。
本発明の一実施形態に係るリレー装置の回路構成を示す図である。 リレー装置1の正面図である。 図2のA−A線に沿う断面図である。 樹脂モールド前の第1バスバー3の正面図である。 樹脂モールド後の第1バスバー3の正面図である。 第1バスバー3に機械式リレー2を搭載した状態の正面図である。 第2バスバー5にインテリジェントモジュール4を実装した状態の正面図である。 (a)は機械式リレー2の正面図、(b)は(a)の右側面図、(c)は(a)の下面図である。
符号の説明
2 機械式リレー
3 第1バスバー
5 第2バスバー
21 コイル
22 可動接点
23 負荷端子
25 コイル端子
31 負荷用回路
41 リレー駆動回路
52 コイル用回路

Claims (8)

  1. コイル(21)への通電の有無に応じて可動接点(22)の位置が変化することにより、外部の負荷に電流を流すための負荷用回路(31)を開閉する機械式リレー(2)を、複数備えるリレー装置であって、
    前記コイル(21)へ電流を流すためのコイル用回路(52)を操作信号に基づいて開閉するリレー駆動回路(41)と、
    前記負荷用回路(31)を形成する第1バスバー(3)と、
    前記コイル用回路(52)を形成するとともに、前記リレー駆動回路(41)が実装される第2バスバー(5)とを備え、
    前記第1バスバー(3)と前記第2バスバー(5)は所定間隔を隔てて積層配置され、
    前記機械式リレー(2)は、前記第1バスバー(3)と第2バスバー(5)との間に配置され、前記可動接点(22)と導通する負荷端子(23)が前記第1バスバー(3)に接続されるとともに、前記コイル(21)に接続されたコイル端子(25)が前記第2バスバー(5)に接続されていることを特徴とするリレー装置。
  2. 前記第1バスバー(3)および前記第2バスバー(5)は、コネクタ端子(34、54、55)が一体に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のリレー装置。
  3. 前記第1バスバー(3)と前記第2バスバー(5)の積層方向に見たときに、前記機械式リレー(2)と前記リレー駆動回路(41)は、重ならないように配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載のリレー装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1つに記載のリレー装置は車両に搭載され、
    前記負荷用回路(31)にヒューズ(32)が設けられ、
    前記機械式リレー(2)、前記リレー駆動回路(41)、前記第1バスバー(3)、前記第2バスバー(5)、および前記ヒューズ(32)がケース(7)に収容され、
    前記ヒューズ(32)を脱着するための開口部が前記ケース(7)の上部に形成されていることを特徴とするリレー装置。
  5. コイル(21)への通電の有無に応じて可動接点(22)の位置が変化することにより、外部の負荷に電流を流すためのリレー負荷用回路(31)を開閉する機械式リレー(2)を、複数備え、
    外部の負荷に電流を流すための半導体リレー負荷用回路(51)を開閉する半導体リレー(42)を複数備えるリレー装置であって、
    前記コイル(21)へ電流を流すためのコイル用回路(52)を操作信号に基づいて開閉する第1リレー駆動回路(41)と、
    操作信号に基づいて前記半導体リレー(42)の作動を制御する第2リレー駆動回路(43)と、
    前記リレー負荷用回路(31)を形成する第1バスバー(3)と、
    前記半導体リレー負荷用回路(51)および前記コイル用回路(52)を形成するとともに、前記第1リレー駆動回路(41)、前記半導体リレー(42)および前記第2リレー駆動回路(43)が実装される第2バスバー(5)とを備え、
    前記第1バスバー(3)と前記第2バスバー(5)は所定間隔を隔てて積層配置され、
    前記機械式リレー(2)は、前記第1バスバー(3)と第2バスバー(5)との間に配置され、前記可動接点(22)と導通する負荷端子(23)が前記第1バスバー(3)に接続されるとともに、前記コイル(21)に接続されたコイル端子(25)が前記第2バスバー(5)に接続されていることを特徴とするリレー装置。
  6. 前記第1バスバー(3)および前記第2バスバー(5)は、コネクタ端子(34、54、55)が一体に形成されていることを特徴とする請求項5に記載のリレー装置。
  7. 前記半導体リレー(42)、前記第1リレー駆動回路(41)、および前記第2リレー駆動回路(43)は、一体化されてインテリジェントモジュール(4)とされ、
    前記第1バスバー(3)と前記第2バスバー(5)の積層方向に見たときに、前記機械式リレー(2)と前記インテリジェントモジュール(4)は、重ならないように配置されていることを特徴とする請求項5または6に記載のリレー装置。
  8. 請求項5ないし7のいずれか1つに記載のリレー装置は車両に搭載され、
    前記リレー負荷用回路(31)にヒューズ(32)が設けられ、
    前記機械式リレー(2)、前記半導体リレー(42)、前記第1リレー駆動回路(41)、第2リレー駆動回路(43)、前記第1バスバー(3)、前記第2バスバー(5)、および前記ヒューズ(32)がケース(7)に収容され、
    前記ヒューズ(32)を脱着するための開口部が前記ケース(7)の上部に形成されていることを特徴とするリレー装置。
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