JP2002311620A - 感光ドラム用基体及び感光ドラム - Google Patents

感光ドラム用基体及び感光ドラム

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JP2002311620A
JP2002311620A JP2001113778A JP2001113778A JP2002311620A JP 2002311620 A JP2002311620 A JP 2002311620A JP 2001113778 A JP2001113778 A JP 2001113778A JP 2001113778 A JP2001113778 A JP 2001113778A JP 2002311620 A JP2002311620 A JP 2002311620A
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photosensitive drum
resin
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nylon
coaxiality
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Munenori Iizuka
宗紀 飯塚
Takahiro Suzuki
隆弘 鈴木
Kunio Machida
邦郎 町田
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Bridgestone Corp
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Bridgestone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 寸法精度に優れ、ムラが無く画質に優れた画
像を形成可能な感光ドラム及び該感光ドラムに好適な感
光ドラム用基体の提供。 【解決手段】 樹脂を含有し、回転可能であって、同軸
度が30μm以下であることを特徴とする感光ドラム用
基体である。同軸度が20μm以下である態様、樹脂が
ポリアミド系樹脂を含有する態様、樹脂が脂肪族ポリア
ミド系樹脂を含有する態様、無機充填材を含有する態様
等が好ましい。また、前記感光ドラム基体上に、少なく
とも感光層を有することを特徴とする感光ドラムであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真装置や静
電記録装置に用いられる感光ドラム及び該感光ドラムに
好適な感光ドラム用基体に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機、ファクシミリ、プリンター等に
おける静電記録プロセスにおいては、先ず、感光ドラム
の表面を一様に帯電させ、該感光ドラム表面に光学系か
ら映像を投射し光の当たった部分の帯電を消去すること
によって静電潜像を形成し、次いで、この静電潜像にト
ナーを供給してトナーの静電的付着によりトナー像を形
成し、これを紙、OHP、印画紙等の記録媒体へ転写し
て画像を形成する方法が採られている。
【0003】このような静電記録プロセスに用いられる
感光ドラムにおいて、ドラム基体としては、従来、比較
的軽量で機械加工性にも優れ、かつ良好な導電性を有す
ることから、アルミニウム合金を円筒状・円柱状に加工
したドラム基体が用いられている。また近年、このアル
ミニウム合金製のドラム基体に代替するものとして、熱
可塑性樹脂等の樹脂や、該樹脂をベースとした複合材料
を加工したドラム基体等が用いられている。
【0004】ここで、前記静電記録プロセスにおいて
は、円筒状・円柱状のドラム基体が回転することにより
記録媒体に画像が形成されるため、前記ドラム基体に
は、優れた寸法精度等が要求されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来に
おける諸要求に応え、以下の目的を達成することを課題
とする。即ち、本発明は、寸法精度に優れ、ムラが無く
画質に優れた画像を形成可能な感光ドラム及び該感光ド
ラムに好適な感光ドラム用基体を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の手段としては、以下の通りである。即ち、 <1> 樹脂を含有し、回転可能であって、同軸度が3
0μm以下であることを特徴とする感光ドラム用基体で
ある。 <2> 同軸度が、20μm以下である前記<1>に記
載の感光ドラム用基体である。 <3> 樹脂が、ポリアミド系樹脂を含有する前記<1
>又は<2>に記載の感光ドラム用基体である。
【0007】<4> 樹脂が、脂肪族ポリアミド系樹脂
を含有する前記<1>から<3>のいずれかに記載の感
光ドラム用基体である。 <5> 無機充填材を含有する前記<1>から<4>の
いずれかに記載の感光ドラム用基体である。 <6> 前記<1>から<5>のいずれかに記載の感光
ドラム基体上に、少なくとも感光層を有することを特徴
とする感光ドラムである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の感光ドラム用基体は、樹脂を含有し、必要に応
じてその他の成分を含有する。
【0009】前記感光ドラム用基体としては、回転可能
であって、同軸度が30μm以下であることが必要であ
り、20μm以下であることが好ましい。前記同軸度
が、30μmを超えると、寸法精度が悪く、画質に優れ
ムラのない画像を形成することができない。
【0010】前記感光ドラム用基体の同軸度は、該感光
ドラム用基体の円筒としての精度を決定するものであ
り、帯電ローラ等の各部材との位置的精度や感光ドラム
の表面電位の均一性、画像印刷性能に対し大きな影響を
与える。本発明においては、前記感光ドラム用基体に含
有させる樹脂の種類、量の調節、充填材の使用等によ
り、同軸度を前記数値範囲内に制御することによって、
寸法精度が良く、画質に優れ、ムラのない画像を形成可
能な感光ドラムが提供される。
【0011】尚、前記同軸度は、以下のように測定・算
出した。ラウンドテスト((株)ミツトヨ製)を用い、
感光ドラム用基体に対する基準軸を決定し、感光ドラム
用基体における2乗平均中心の、基準軸からのずれの値
を求めた。該ずれの値が同軸度である。
【0012】前記感光ドラム用基体としては、軽量化、
駆動電力の低減化等の点で、樹脂を含有する必要があ
る。該樹脂としては、導電性樹脂組成物が好ましく、該
導電性樹脂組成物を構成する樹脂基材としては、特に制
限はないが、熱可塑性樹脂が好ましい。該熱可塑性樹脂
としては、従来から感光ドラム用の基体に用いられてい
る公知の樹脂材料が総て好適に挙げられるが、特に、感
光層を形成するに良好な表面平滑性を有し、かつ耐薬品
性及び機械的強度に優れる点で、各種ナイロン等のポリ
アミド系樹脂が好ましい。該ポリアミド系樹脂として
は、芳香族ポリアミド系樹脂、脂肪族ポリアミド系樹脂
が挙げられ、特に脂肪族ポリアミド系樹脂が好ましい。
該ポリアミド系樹脂としては、例えば、ナイロン11、
ナイロン12、ナイロン46、ナイロン6、ナイロン6
6、ナイロンMXD6、ナイロン610、ナイロン61
2、ナイロン1212、及び、これらの共重合物等が挙
げられる。これらは、1種単独で使用してもよく2種以
上を併用してもよい。これらの中でも、より寸法安定性
及び成形性に優れる点で、脂肪族ポリアミド系樹脂とし
ては、ナイロン6及びナイロン66等が好ましく、芳香
族ポリアミド系樹脂としては、ナイロンMXD6等が好
ましい。
【0013】前記感光ドラム用基体には、吸湿による寸
法変化等を抑制するため、非吸湿性の樹脂を、前記ポリ
アミド系樹脂等と併用するのが好ましい。該非吸湿性の
樹脂としては、例えば、ポリプロピレン、ポリフェニレ
ンエーテル、ポリフェニレンサルファイド等が挙げられ
る。これらの非吸湿性の樹脂は、前記ポリアミド系樹脂
との相溶性等を考慮して適宜選択するのが好ましい。
【0014】前記導電性樹脂組成物は、一般に、前記樹
脂基材に、導電剤を添加して導電性を付与したものであ
る。該導電剤としては、前記樹脂基材に均一に好適に分
散可能であれば特に制限はなく、例えば、カーボンブラ
ック、グラファイト、アルミニウム、銅、ニッケル等の
金属粉、導電性ガラス粉等が挙げられ、特にカーボンブ
ラックが好ましい。前記導電剤の前記導電性樹脂組成物
における含有量としては、特に制限はないが、5〜30
重量%が好ましく、5〜20重量%がより好ましい。ま
た、該導電剤を含有させることにより、基体の表面抵抗
値を、104Ω/□(オーム/スクエア)以下とするの
が好ましく、102Ω/□以下とするのがより好まし
い。
【0015】前記感光ドラム用基体には、補強・増量の
目的で、所望により、各種繊維等の無機充填材を含有さ
せることができる。該無機充填材としては、例えば、カ
ーボン繊維、導電性ウィスカ、導電性ガラス繊維等の導
電性繊維やウィスカ、ガラス繊維等の非導電性繊維等が
挙げられる。該導電性繊維は、導電剤としても作用し得
るため、該導電性繊維を用いることにより、前記カーボ
ンブラック等の導電剤の使用量を減らすことができる。
【0016】前記無機充填材の配合量としては、特に制
限はなく、無機充填材の種類、繊維の長さ及び径等に応
じて適宜選択されるが、通常は、前記導電性樹脂組成物
の1〜30重量%が好ましく、5〜25重量%がより好
ましく、10〜25重量%が更に好ましい。
【0017】尚、前記導電性樹脂組成物には、所望によ
り、前記無機充填材のほか、ポリテトラフルオロエチレ
ン(PTFE)、シリコーン、二硫化モリブデン(Mo
2)、各種金属石鹸等の公知の添加剤を適量添加する
ことができる。また、通常用いられるシランカップリン
グ剤やチタネートカップリング剤等を用い、前記導電
剤、無機充填材等に表面処理を施してもよい。
【0018】前記感光ドラム用基体の形状としては、回
転により、容易に記録媒体に画像を形成し得る点で、円
筒状・円柱状等が好ましい。該感光ドラム用基体の成形
方法としては、特に制限はなく、例えば、射出成形法、
押出成形法等が挙げられるが、射出成形法が特に好まし
い。成形温度や射出圧力等の成形条件は、基体を構成す
る樹脂成分の種類等に応じて適宜選択される。
【0019】[感光ドラム]本発明の感光ドラムは、前
記本発明の感光ドラム用基体上に、感光層を有し、必要
に応じてその他の層を有する。
【0020】−感光層− 前記感光層としては、電荷発生層及び電荷輸送層を少な
くとも有するのが好ましい。
【0021】−−電荷発生層−− 前記電荷発生層は、電荷発生化合物及び結着樹脂を含む
のが好ましい。
【0022】前記電荷発生化合物としては、特に制限は
なく、従来、感光体の電荷発生層に用いられる公知の化
合物の中から適宜選択され、各種無機系導電性化合物、
有機系導電性化合物等が挙げられる。これらの中でも、
電荷発生能の高い化合物等が好ましい。前記結着樹脂と
しては、特に制限はなく、従来、感光体の電荷発生層等
に用いられる公知の樹脂の中から適宜選択される。前記
電荷発生層は、公知の塗布、蒸着等の方法によって形成
することができる。
【0023】−−電荷輸送層−− 前記電荷輸送層は、不均一電荷輸送層及び均一電荷輸送
層を有するのが好ましい。
【0024】前記不均一電荷輸送層としては、特に制限
はないが、粒子分散型不均一電荷輸送層や、相分離型不
均一電荷輸送層等が好ましい。該不均一電荷輸送層は、
高分子材料等の、前記不均一電荷輸送層に含有させる材
料を、溶剤に分散させ、公知の塗布等の方法によって形
成することができる。
【0025】前記均一電荷輸送層としては、特に制限は
ないが、電荷輸送能が高く、成膜性に優れる高分子化合
物を含有するのが好ましい。該均一電荷輸送層は、前記
高分子材料等の、前記均一電荷輸送層に含有させる材料
を、溶剤に分散させ、公知の塗布等の方法によって形成
することができる。
【0026】−その他の層− 前記その他の層としては、下引き層、保護層等が挙げら
れる。
【0027】
【実施例】以下、実施例、比較例を示し、本発明をより
具体的に説明するが、本発明は下記実施例に何ら制限さ
れるものではない。
【0028】(実施例1〜3及び比較例1〜3)表1に
示す成分配合比の感光ドラム用基体を作製した(円筒
状、寸法:24mm(φ)×260mm)後、下記評価
方法により、該感光ドラム用基体の同軸度を測定・評価
した。結果を表1に示す。
【0029】<同軸度の評価方法>ラウンドテスト
((株)ミツトヨ製)を用い、感光ドラム用基体に対す
る基準軸を決定し、基体における2乗平均中心の、基準
軸からのずれの値を求めた。該ずれの値が同軸度であ
る。
【0030】その後、前記感光ドラム用基体に、厚み3
0μmの感光層を形成して感光ドラムを作製し、下記評
価方法により画像特性の評価を行なった。 <画像特性(印字性能)の評価方法>前記感光ドラムを
レーザーショットプリンタに装着し、画像を形成して目
視により画質を評価した。結果を表1に示す。
【0031】
【表1】
【0032】尚、表1において、「PA66」は、ナイ
ロン66(宇部興産(株)製「UBEナイロン」)、
「PA6」は、ナイロン6(宇部興産(株)製「UBE
ナイロン」)、「PAMXD6」は、ポリアミドMXD
6(東洋紡(株)製「東洋紡ナイロンT600」)、
「C/B」は、カーボンブラック(ライオン(株)製
「ケッチェンブラック」)、「ウィスカ」はチタン酸カ
リウムウィスカ(大塚化学(株)製「ティスモ」)であ
る。
【0033】実施例・比較例より、実施例1〜3では、
同軸度の値が小さく、画像特性が良好であることがわか
る。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、寸法精度に優れ、ムラ
が無く画質に優れた画像を形成可能な感光ドラム及び該
感光ドラムに好適な感光ドラム用基体を提供することが
できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H068 AA52 AA54 AA58 BB28

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂を含有し、回転可能であって、同軸
    度が30μm以下であることを特徴とする感光ドラム用
    基体。
  2. 【請求項2】 同軸度が、20μm以下である請求項1
    に記載の感光ドラム用基体。
  3. 【請求項3】 樹脂が、ポリアミド系樹脂を含有する請
    求項1又は2に記載の感光ドラム用基体。
  4. 【請求項4】 樹脂が、脂肪族ポリアミド系樹脂を含有
    する請求項1から3のいずれかに記載の感光ドラム用基
    体。
  5. 【請求項5】 無機充填材を含有する請求項1から4の
    いずれかに記載の感光ドラム用基体。
  6. 【請求項6】 請求項1から5のいずれかに記載の感光
    ドラム基体上に、少なくとも感光層を有することを特徴
    とする感光ドラム。
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