JP2002310442A - 床暖房システム - Google Patents

床暖房システム

Info

Publication number
JP2002310442A
JP2002310442A JP2001111596A JP2001111596A JP2002310442A JP 2002310442 A JP2002310442 A JP 2002310442A JP 2001111596 A JP2001111596 A JP 2001111596A JP 2001111596 A JP2001111596 A JP 2001111596A JP 2002310442 A JP2002310442 A JP 2002310442A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
heat source
floor heating
floor
heating device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001111596A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuhiro Mori
伸浩 森
Yoichi Sato
洋一 佐藤
Katsuhiro Imai
克広 今井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP2001111596A priority Critical patent/JP2002310442A/ja
Publication of JP2002310442A publication Critical patent/JP2002310442A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Steam Or Hot-Water Central Heating Systems (AREA)
  • Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 暖房対象たる床や室内で実際に必要とされる
熱量を熱源から適確に供給できる床暖房システムを提供
する。 【解決手段】 床暖房システムS1の制御装置30は、
熱源20から床暖房パネル10(床暖房装置)への温水
往路21(熱媒往路)での水温(熱媒温度)と、床暖房
パネル10から熱源20への温水復路22(熱媒復路)
での水温と、往復路21,22での流量とに基づいて、
床暖房パネル10での消費熱量を算出する。そして、こ
の算出結果に基づいて熱源20の出力を調節する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、床暖房システム
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、床暖房システムでは、熱源から
床暖房装置への供給熱量を床面の温度に基づいて制御し
たり、特開平10−220783号公報のように外気温
や暖房レベルや暖房継続時間に基づいて制御したりして
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、床面温度に基
づく場合には、温度センサの位置に物が置かれていたり
そこだけ局所的に暖かかったり冷たかったりすると床全
体の状態に対応する暖房制御ができない。また、上掲公
報の外気温などに基づく場合は、例えば外気温は低くて
も室内をエアコンで別途暖房しているような状況では熱
源からの供給熱量が不必要に大きくなってしまう。本発
明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的
とするところは、暖房対象たる床ないしは室内で実際に
必要とされる熱量を熱源から適確に供給できる床暖房シ
ステムを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題を解
決するために提案されたものであり、その第1の特徴に
係る床暖房システムは、床に敷設された床暖房装置と、
この床暖房装置に熱を供給する熱源と、上記床暖房装置
で消費された熱量を測定する熱量測定手段と、この熱量
測定手段による測定結果に基づいて上記熱源の出力を調
節する熱源調節手段とを備えている。
【0005】本発明の第2の特徴では、上記熱源が、複
数の熱源機で構成されている。上記熱源調節手段が、供
給すべき熱量に応じて上記複数の熱源機の一部又は全部
を駆動する。
【0006】本発明の第3の特徴では、上記床暖房装置
と上記熱源とが、両者間で熱媒を循環させる熱媒往路及
び熱媒復路で接続され、上記熱媒が上記熱源から受け取
った熱を上記往路を経て上記床暖房装置に渡すようにな
っている。上記熱量測定手段は、上記往路での上記熱媒
の温度と、上記復路での上記熱媒の温度と、上記熱媒の
流量とに基づいて上記床暖房装置での消費熱量を算出す
る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を、図面
を参照して説明する。図1は、本発明の第1実施形態に
係る床暖房システムS1を示したものである。システム
S1は、床暖房パネル10(床暖房装置)と熱源20と
制御装置30とを備えている。床暖房パネル10は室内
の床に設置されている。この床暖房パネル10に内蔵さ
れた放熱管11が温水往路21(熱媒往路)及び温水復
路22(熱媒復路)を介して上記熱源20に接続されて
いる。熱源20は、例えばヒートポンプやガス給湯器で
構成され、水(熱媒)を加温して往路21に送り出すよ
うになっている。この水が、往路21を経て放熱管11
に導かれることにより床に放熱し、その後、復路22を
経て熱源20に戻される。
【0008】往路21における床暖房パネル10への入
口付近には、入口水温センサ31が設けられている。ま
た、復路22における床暖房パネル10からの出口付近
には、出口水温センサ32が設けられている。さらに往
路21には、流量センサ33が設けられている。なお、
流量センサ33は、復路22に設けてもよい。
【0009】これらセンサ31,32,33の検出信号
は、上記制御装置30に入力されるようになっている。
制御装置30は、これらの入力情報に基づいて熱源20
を制御する。以下、その制御内容について説明する。
【0010】先ず、制御装置30は、往路21での水の
熱量から復路22での水の熱量を差し引き、床暖房パネ
ル10での消費熱量Qを求める。具体的には、次式の計
算を行う。(この時、制御装置30は、センサ31〜3
3と協働して特許請求の範囲の「熱量測定手段」として
機能する。) Q=(TIN−TOUT)×ρ×c×V (式1) ここで、TINは、水温センサ31による往路21での検
出水温であり、TOUTは、水温センサ32による復路2
2での検出水温であり、Vは、流量センサ33による検
出流量である。また、ρは、水(熱媒)の比重であり、
cは、水(熱媒)の比熱である。
【0011】制御装置30は、上記算出結果に基づいて
熱源20に対して熱量Qを発生するように出力調節を行
う。(この時、制御装置30は特許請求の範囲の「熱源
調節手段」として機能する。)
【0012】これによって、床暖房パネル10全体の放
熱量が大きいときは、熱源20の出力を上げ、全体の放
熱量が小さいときは出力を下げることができ、床温の部
分的局所的な高低に影響を受けることなく、床暖房パネ
ル10全体の状態に応じた適確な熱供給を行うことがで
きる。また、室内をエアコンなどで別途暖房している場
合には、床暖房パネル10からの放熱量が減ることによ
って自動的に熱源30の出力を下げることができる。こ
れにより、室内の状況に応じて熱供給を過不足無く行う
ことができる。
【0013】なお、消費熱量Qの経時変化を監視し、増
加傾向であれば熱源20の供給熱量を大きくし、減少傾
向であれば供給熱量を小さくするように出力調節しても
よい。往路21での熱の損失分を加味して出力調節して
もよい。
【0014】次に、本発明の第2実施形態を説明する。
この実施形態において上記第1実施形態と重複する構成
に関しては図面に同一符号を付して説明を省略する。図
2に示すように、第2実施形態の暖房システムS2で
は、互いに熱供給能力が異なる2つ(複数)の熱源機2
0X,20Yによって熱源が構成されている。熱源機2
0Xは、例えばガス給湯器であり、瞬時に大きな熱量を
得ることができる。熱源機20Yは、例えばヒートポン
プであり、供給熱量は小さいが高効率で運転することが
できる。
【0015】往路21は、熱源機20Xから延びる往路
部21xと、熱源機20Yから延びる往路部21yと、
これら往路部21x,21yに電磁三方弁23を介して
接続された往路部21aとを有し、この往路部21aが
放熱管11に連なっている。電磁三方弁23は、ソレノ
イドのオンオフによって往路部21x,21yの何れか
一方を選択的に往路部21aと連通させるようになって
いる。復路22は、放熱管11から延びる復路部22a
と、この復路部22aから電磁三方弁24を介して分岐
する復路部22x,22yとを有し、復路部22xが熱
源機20Xに連なり、復路部22yが熱源器20Yに連
なっている。電磁三方弁24は、ソレノイドのオンオフ
によって復路部22aを復路部22x,22yの何れか
一方と選択的に連通させるようになっている。
【0016】この暖房システムS2では、供給すべき熱
量が大きいときは、電磁三方弁23により往路部21
x,21aどうしを連通させるとともに電磁三方弁24
により復路部22a,22xどうしを連通させ、熱供給
能力の大きい熱源機20Xを駆動する。これによって、
水が熱源機20Xと床暖房パネル10との間で循環さ
れ、熱源機20Xにおいて多量の熱を受け取って高温水
となり、床暖房パネル10において多量の放熱を行う。
これによって、大きな消費熱量Qに対応することができ
る。
【0017】一方、供給すべき熱量が小さいときは、電
磁三方弁23により往路部21y,21aどうしを連通
させるとともに電磁三方弁24により復路部22a,2
2yどうしを連通させ、熱供給能力の小さい熱源機20
Yを駆動する。これによって、水が熱源機20Yと床暖
房パネル10との間で循環され、熱源機20Yで加熱さ
れ床暖房パネル10で放熱する。これによって、必要と
される消費熱量Qに対応することができるとともに、運
転効率を高めることができる。
【0018】供給すべき熱量の大小の判定、すなわち何
れの熱源機20X,20Yを駆動すべきかの判定は、例
えば暖房の立ち上り期であるか定常期であるかに基づい
て行う。すなわち、床暖房パネル10がオンされて以降
の暫くは、大能力の熱源機20Xを駆動し、所定の時間
が経過した時、小能力の熱源機20Yの駆動に切り替え
る。なお、切り替えタイミングは、所定時間の経過時に
代えて、消費熱量Qの経時変化量が所定値未満になった
時としてもよい。
【0019】電磁三方弁23によって2つの往路部21
x,21yを同時に往路部21aと連通させることがで
きるようにするとともに、電磁三方弁24によって復路
部22aを2つの復路部22x,22yに同時に連通さ
せることができるようにしておき、供給すべき熱量が大
きいときは、2つの熱源機20X,20Yを駆動し、両
熱源機20X,20Yから同時に床暖房パネル10へ熱
供給するようにしてもよい。この場合、2つの熱源機と
して互いに同じ熱供給能力のものを用い、供給すべき熱
量が小さいときは、何れか1つを駆動してもよい。
【0020】本発明は、上記実施形態に限定されるもの
ではなく、種々の改変が可能である。例えば、熱媒は、
エチレングリコールやプロピレングリコールなどの凍結
しない物質を用いてもよい。流量が常時一定であった
り、熱媒循環用のポンプ(往路若しくは復路に介在、又
は熱源に内蔵)の駆動力から流量を推定できる場合は、
流量センサ33を省略してもよい。第2実施形態におい
て、熱源が3以上の熱源機によって構成されていてもよ
い。これら3以上の熱源機は、互いに熱供給能力が異な
っていてもよく、同じになっていてもよい。そして、供
給すべき熱量に応じて1つの熱源機を選択して駆動した
り、複数(場合によっては全部)の熱源機を組合せて駆
動したりする。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の第1の特
徴によれば、暖房対象たる床や室内で実際に必要とされ
る熱量を熱源から適確に供給することができる。本発明
の第2の特徴によれば、1又は複数の熱源機を選択して
駆動することによって供給すべき熱量に適確に対応する
ことができる。本発明の第3の特徴によれば、床暖房装
置の消費熱量を簡単かつ正確に測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る暖房システムの概
略構成図である。
【図2】本発明の第2実施形態に係る暖房システムの概
略構成図である。
【符号の説明】
S1,S2 暖房システム 10 床暖房パネル(床暖房装置) 20 熱源 20X,20Y 熱源機 21 温水往路(熱媒往路) 22 温水復路(熱媒復路) 30 制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F056 YF06 3L070 AA02 BB00 DE09 DF12 DG01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床に敷設された床暖房装置と、この床暖
    房装置に熱を供給する熱源と、上記床暖房装置で消費さ
    れた熱量を測定する熱量測定手段と、この熱量測定手段
    による測定結果に基づいて上記熱源の出力を調節する熱
    源調節手段とを備えたことを特徴とする床暖房システ
    ム。
  2. 【請求項2】 上記熱源が、複数の熱源機で構成され、
    上記熱源調節手段が、供給すべき熱量に応じて上記複数
    の熱源機の一部又は全部を駆動することを特徴とする請
    求項1に記載の床暖房システム。
  3. 【請求項3】 上記床暖房装置と上記熱源とが、両者間
    で熱媒を循環させる熱媒往路及び熱媒復路で接続され、
    上記熱媒が上記熱源から受け取った熱を上記往路を経て
    上記床暖房装置に渡すようになっており、上記熱量測定
    手段が、上記往路での上記熱媒の温度と、上記復路での
    上記熱媒の温度と、上記熱媒の流量とに基づいて上記床
    暖房装置での消費熱量を算出することを特徴とする請求
    項1又は2に記載の床暖房システム。
JP2001111596A 2001-04-10 2001-04-10 床暖房システム Pending JP2002310442A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001111596A JP2002310442A (ja) 2001-04-10 2001-04-10 床暖房システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001111596A JP2002310442A (ja) 2001-04-10 2001-04-10 床暖房システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002310442A true JP2002310442A (ja) 2002-10-23

Family

ID=18963168

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001111596A Pending JP2002310442A (ja) 2001-04-10 2001-04-10 床暖房システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002310442A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006200814A (ja) * 2005-01-20 2006-08-03 Daikin Ind Ltd 冷凍装置
JP2007187353A (ja) * 2006-01-12 2007-07-26 Hitachi Ltd 冷凍装置
NL1032598C2 (nl) * 2006-09-29 2009-02-25 Kamstrup B V Inrichting, systeem en werkwijze voor het besturen van een verwarmingssysteem.
WO2011017842A1 (zh) * 2009-08-13 2011-02-17 Huo Weimin 可定量调控热水供暖系统供热量的控制装置
US9933167B2 (en) 2014-03-18 2018-04-03 Imi Hydronic Engineering, Inc. Retrofit smart components for use in a fluid transfer system

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006200814A (ja) * 2005-01-20 2006-08-03 Daikin Ind Ltd 冷凍装置
JP2007187353A (ja) * 2006-01-12 2007-07-26 Hitachi Ltd 冷凍装置
NL1032598C2 (nl) * 2006-09-29 2009-02-25 Kamstrup B V Inrichting, systeem en werkwijze voor het besturen van een verwarmingssysteem.
WO2011017842A1 (zh) * 2009-08-13 2011-02-17 Huo Weimin 可定量调控热水供暖系统供热量的控制装置
US9933167B2 (en) 2014-03-18 2018-04-03 Imi Hydronic Engineering, Inc. Retrofit smart components for use in a fluid transfer system

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5296369B2 (ja) Hvac(暖房、換気および空調)システム
US20090179080A1 (en) HVAC system
JP6429851B2 (ja) コージェネレーションシステム及び暖房設備
JP2002310442A (ja) 床暖房システム
JP2009156517A (ja) 輻射冷暖房システム及び輻射冷暖房システムに用いる結露受け
KR100732153B1 (ko) 3방 밸브를 이용한 무선 난방 시스템
WO2020084813A1 (ja) 暖房給湯装置
JP2007327727A (ja) ヒートポンプ給湯機
KR200407004Y1 (ko) 3방 밸브를 이용한 무선 난방 시스템
KR20170012770A (ko) 하이브리드 차량의 난방 시스템 및 그 제어방법
JPH05312388A (ja) 天井輻射冷暖房装置
JP2004308950A (ja) 空調熱源設備
JP2003050035A (ja) 冷暖房装置
KR101549533B1 (ko) 선박의 공조 장치
US6241154B1 (en) Air conditioning device
JP2003120950A (ja) ヒートポンプ暖房システム
JPH09119660A (ja) 冷風・温風装置
JP3640436B2 (ja) 床暖房装置
JP4933783B2 (ja) 熱媒供給設備
JPH10238803A (ja) 冷暖房装置
JP4340969B2 (ja) 床暖房システム
JP3888336B2 (ja) 温水暖房端末装置
JP2022126432A (ja) 流体循環式加熱システム
JP2001041473A (ja) 床暖房制御方法及び床暖房装置
JP2001004158A (ja) 床暖房制御方法及び床暖房装置