JP2002310393A - ディスク式スチームトラップ - Google Patents
ディスク式スチームトラップInfo
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- JP2002310393A JP2002310393A JP2001115574A JP2001115574A JP2002310393A JP 2002310393 A JP2002310393 A JP 2002310393A JP 2001115574 A JP2001115574 A JP 2001115574A JP 2001115574 A JP2001115574 A JP 2001115574A JP 2002310393 A JP2002310393 A JP 2002310393A
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Abstract
室の流体を排出しないディスク式スチームトラップを提
供する。 【解決手段】 入口4と出口5を有する本体1に蓋体2
を固着して内部に変圧室3を形成する。変圧室3の中心
に開口する噴出孔6を設けて入口4と変圧室3を連通す
る。噴出孔6の外周囲に環状溝8を設けて、内輪弁座
9、外輪弁座10を形成する。内輪弁座9は外輪弁座1
0よりも熱膨張率の大きい金属で形成して本体1に接合
する。内輪弁座9と外輪弁座10に離着座して開閉弁を
行う円板状の弁ディスク11を変圧室3内に自由状態で
配置する。外輪弁座10の外周囲に外輪弁座10の外周
壁を摺動するシールリング12を配置し、外輪弁座10
の外周囲の底壁とシールリング12の下面との間に、弁
ディスク11の開弁時にシールリング12の上端を外輪
弁座10よりも僅かに突出させる弾性部材としてのリン
グ状の波形バネ13を配置する。
Description
力学的蒸気室の圧力変化に応じて開閉動作を行う弁ディ
スクを用いて、各種蒸気使用機器や蒸気配管で発生する
復水を自動的に排出するディスク式スチームトラップに
関し、特に高温高圧の蒸気系(一般にスチームトラップ
においては16kg/cm2、220°C以上)に使用
するものに関する。
は、入口と出口を有する本体に蓋体を固着して内部に変
圧室を形成し、変圧室の中心に開口する噴出孔を設けて
入口と変圧室を連通し、噴出孔の外周囲に開口する環状
溝を設けて、噴出孔と環状溝の間に内輪弁座を形成する
と共に、環状溝の外周囲に内輪弁座と同一平面の外輪弁
座を形成し、環状溝から排出孔を設けて変圧室と出口を
連通し、内輪弁座と外輪弁座に離着座する円板状の弁デ
ィスクを変圧室に配置したものであり、弁ディスクを変
圧室の圧力変化によって自力式に制御して内輪弁座と外
輪弁座に離着座させ、復水を自動的に排出するものであ
る。このディスク式スチームトラップを高温高圧の蒸気
系に使用すると、弁ディスクと内輪弁座の間に僅かな隙
間を生じ、蒸気を漏洩してしまう問題があった。これ
は、閉弁時に弁ディスクの下面中央には高温高圧の入口
側圧力が作用し、弁ディスクの上面には変圧室の圧力が
作用するために、弁ディスクが上に凸状に湾曲し、外輪
弁座には密着しているが内輪弁座との間に僅かな隙間を
生じるためである。
公報に示されているような技術が用いられていた。これ
は、外輪弁座に比較して内輪弁座の熱膨張が大きくなる
よう内外輪弁座を異種金属で形成し、内輪弁座を外輪弁
座よりも高膨張させて高くすることにより、閉弁時に弁
ディスクが上に凸状に湾曲しても、弁ディスクが内輪弁
座と外輪弁座に密着できるものである。
スチームトラップにおいては、閉弁直後は弁ディスクと
内輪弁座及び外輪弁座との密着を維持できるが、変圧室
の圧力低下に伴って外輪弁座と弁ディスクとの間に僅か
な隙間を生じるために、変圧室の流体が出口に排出さ
れ、比較的早期に開弁してしまう問題があった。これ
は、入口に連通する噴出孔の温度低下に比べて入口と遮
断されている変圧室の圧力低下が速く、弁ディスクの湾
曲度合の減少が内輪弁座の熱膨張度合の減少よりも大き
いために、弁ディスクが内輪弁座には密着しているが外
輪弁座との間に僅かな隙間を生じるためである。従っ
て、本発明の技術的課題は、弁ディスクが内輪弁座から
離座するまで変圧室の流体を排出しないディスク式スチ
ームトラップを提供することである。
するために講じた本発明の技術的手段は、入口と出口を
有する本体に蓋体を固着して内部に変圧室を形成し、変
圧室の中心に開口する噴出孔を設けて入口と変圧室を連
通し、噴出孔の外周囲に開口する環状溝を設けて、噴出
孔と環状溝の間に内輪弁座を形成すると共に、環状溝の
外周囲に外輪弁座を形成し、環状溝から排出孔を設けて
変圧室と出口を連通し、内輪弁座と外輪弁座に離着座す
る円板状の弁ディスクを変圧室に配置したものにおい
て、外輪弁座に比較して内輪弁座の熱膨張が大きくなる
よう内外輪弁座を異種金属で形成し、外輪弁座の外周囲
に外輪弁座の外周壁を摺動するシールリングを配置し、
弁ディスクの開弁時にシールリングの上端を外輪弁座よ
りも僅かに突出させる弾性部材を設けたものである。
輪弁座の熱膨張が大きくなるよう内外輪弁座を異種金属
で形成し、外輪弁座の外周囲に外輪弁座の外周壁を摺動
するシールリングを配置し、弁ディスクの開弁時にシー
ルリングの上端を外輪弁座よりも僅かに突出させる弾性
部材を設けたものである。そのため、閉弁直後は弁ディ
スクが弾性部材の付勢力に抗して内輪弁座と外輪弁座及
びシールリングに密着している。変圧室の圧力低下によ
って弁ディスクと外輪弁座との間に僅かな隙間を生じる
と、シールリングが弾性部材の付勢力によって弁ディス
クとの密着を維持し、変圧室の流体を排出しない。そし
て、変圧室の圧力が所定の開弁圧力に低下してから弁デ
ィスクが内輪弁座とシールリングから離座して開弁す
る。
明する(図1参照)。本体1に蓋体2をねじ結合して内
部に変圧室3を形成する。本体1に入口4と出口5をほ
ぼ同一軸上に形成する。本体1に変圧室3の中心に開口
する噴出孔6を開け、噴出孔6を介して入口4と変圧室
3を連通する。噴出孔6の外周囲に環状溝8を設けて、
噴出孔6と環状溝8の間に環状の内輪弁座9を形成し、
環状溝8の外周囲に内輪弁座9と同心円状で内輪弁座9
よりも僅かに低い環状の外輪弁座10を形成する。外輪
弁座10は本体1と一体成形し、内輪弁座9は外輪弁座
10よりも熱膨張率の大きい金属で形成して本体1に接
合する。内輪弁座9を本体1と一体成形し、外輪弁座1
0を内輪弁座9よりも熱膨張率の小さい金属で形成して
本体1に接合してもよい。また、内輪弁座9と該内輪弁
座9よりも熱膨張率の小さい金属で形成した外輪弁座1
0を本体1と別体に形成して夫々本体1に接合してもよ
い。環状溝8の終端を排出孔7を介して出口5に連通す
る。内輪弁座9と外輪弁座10に離着座して開閉弁を行
う円板状の弁ディスク11を変圧室3内に自由状態で配
置する。
周壁を摺動するシールリング12を配置し、外輪弁座1
0の外周囲の底壁とシールリング12の下面との間に、
弁ディスク11の開弁時にシールリング12の上端を外
輪弁座10よりも僅かに突出させる弾性部材としてのリ
ング状の波形バネ13を配置する。シールリング12
は、変圧室の圧力低下によって弁ディスク11と外輪弁
座10との間に僅かな隙間を生じたときに、波形バネ1
3の付勢力によって、弁ディスク11との密着を維持す
る。
滞留していない場合、噴出孔6を介して弁ディスク11
に作用する入口4側の流体圧力により、弁ディスク11
は内外輪弁座9,10から離座して低温復水を環状溝8
と排出孔7を介して出口5へ排出する。
してくると、変圧室3内の圧力が上昇すると共に、弁デ
ィスク11下面を高速の蒸気が流下して静圧低下を来た
すことによって、弁ディスク11は波形バネ13の付勢
力に抗して内輪弁座9と外輪弁座10及びシールリング
12に着座して閉弁する。
の蒸気圧力が低下してくると、弁ディスク11は図1に
示すように外輪弁座10との間に僅かな隙間を生じる
が、シールリング12が波形バネ13の付勢力によって
弁ディスク11との密着を維持し、変圧室3の流体を排
出しない。そして、変圧室3の圧力が所定の開弁圧力に
低下してから弁ディスク11が内輪弁座9とシールリン
グ12から離座して開弁する。以上のような開閉弁のサ
イクルを繰り返す。
クと外輪弁座との間に僅かな隙間を生じてもシールリン
グが弁ディスクとの密着を維持して変圧室の流体を排出
しないので、早期に開弁することを防止できる。そのた
め、頻繁な開閉弁を防止でき寿命を長くすることができ
ると言う優れた効果を生じる。
の断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 入口と出口を有する本体に蓋体を固着し
て内部に変圧室を形成し、変圧室の中心に開口する噴出
孔を設けて入口と変圧室を連通し、噴出孔の外周囲に開
口する環状溝を設けて、噴出孔と環状溝の間に内輪弁座
を形成すると共に、環状溝の外周囲に外輪弁座を形成
し、環状溝から排出孔を設けて変圧室と出口を連通し、
内輪弁座と外輪弁座に離着座する円板状の弁ディスクを
変圧室に配置したものにおいて、外輪弁座に比較して内
輪弁座の熱膨張が大きくなるよう内外輪弁座を異種金属
で形成し、外輪弁座の外周囲に外輪弁座の外周壁を摺動
するシールリングを配置し、弁ディスクの開弁時にシー
ルリングの上端を外輪弁座よりも僅かに突出させる弾性
部材を設けたことを特徴とするディスク式スチームトラ
ップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001115574A JP4704593B2 (ja) | 2001-04-13 | 2001-04-13 | ディスク式スチームトラップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001115574A JP4704593B2 (ja) | 2001-04-13 | 2001-04-13 | ディスク式スチームトラップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002310393A true JP2002310393A (ja) | 2002-10-23 |
JP4704593B2 JP4704593B2 (ja) | 2011-06-15 |
Family
ID=18966447
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001115574A Expired - Fee Related JP4704593B2 (ja) | 2001-04-13 | 2001-04-13 | ディスク式スチームトラップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4704593B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011064227A (ja) * | 2009-09-15 | 2011-03-31 | Tlv Co Ltd | ディスク式スチームトラップ |
CN113360986A (zh) * | 2021-06-15 | 2021-09-07 | 中建八局第二建设有限公司 | 一种波纹金属板设计方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52151934A (en) * | 1976-06-11 | 1977-12-16 | Tlv Co Ltd | Low nox gas burner |
JPH08285187A (ja) * | 1995-04-14 | 1996-11-01 | Tlv Co Ltd | ディスク式スチ―ムトラップ |
-
2001
- 2001-04-13 JP JP2001115574A patent/JP4704593B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS52151934A (en) * | 1976-06-11 | 1977-12-16 | Tlv Co Ltd | Low nox gas burner |
JPH08285187A (ja) * | 1995-04-14 | 1996-11-01 | Tlv Co Ltd | ディスク式スチ―ムトラップ |
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JP2011064227A (ja) * | 2009-09-15 | 2011-03-31 | Tlv Co Ltd | ディスク式スチームトラップ |
CN113360986A (zh) * | 2021-06-15 | 2021-09-07 | 中建八局第二建设有限公司 | 一种波纹金属板设计方法 |
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---|---|
JP4704593B2 (ja) | 2011-06-15 |
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