JP2002310178A - 組み合わせキー、該キーに使用される作業用治具及び該キーの使用方法 - Google Patents

組み合わせキー、該キーに使用される作業用治具及び該キーの使用方法

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JP2002310178A
JP2002310178A JP2001117345A JP2001117345A JP2002310178A JP 2002310178 A JP2002310178 A JP 2002310178A JP 2001117345 A JP2001117345 A JP 2001117345A JP 2001117345 A JP2001117345 A JP 2001117345A JP 2002310178 A JP2002310178 A JP 2002310178A
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Fujio Sanada
富士男 真田
Shigeo Kawakami
繁夫 川上
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Honda Motor Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D1/00Couplings for rigidly connecting two coaxial shafts or other movable machine elements
    • F16D1/06Couplings for rigidly connecting two coaxial shafts or other movable machine elements for attachment of a member on a shaft or on a shaft-end
    • F16D1/08Couplings for rigidly connecting two coaxial shafts or other movable machine elements for attachment of a member on a shaft or on a shaft-end with clamping hub; with hub and longitudinal key
    • F16D1/0876Couplings for rigidly connecting two coaxial shafts or other movable machine elements for attachment of a member on a shaft or on a shaft-end with clamping hub; with hub and longitudinal key with axial keys and no other radial clamping
    • F16D1/0882Couplings for rigidly connecting two coaxial shafts or other movable machine elements for attachment of a member on a shaft or on a shaft-end with clamping hub; with hub and longitudinal key with axial keys and no other radial clamping the key being axially tapered and tightening when loaded axially
    • F16D1/0888Couplings for rigidly connecting two coaxial shafts or other movable machine elements for attachment of a member on a shaft or on a shaft-end with clamping hub; with hub and longitudinal key with axial keys and no other radial clamping the key being axially tapered and tightening when loaded axially the key having two axially tapered interengaging parts

Abstract

(57)【要約】 【課題】 キー溝の壁面の角度に加工誤差があっても、
回転駆動時の度重なる衝撃によってガタ付きが発生しな
い組み合わせキーを提供することを目的とする。 【解決手段】 主キー2が副キー3,4と係合し、主キ
ー2と相対的に副キー3,4が奥側に滑動可能で、副キ
ー3の逆傾斜面3aと主キー2の傾斜面15aは同一勾
配で逆向きの関係にあり、且つ副キー3の逆傾斜面3a
と反対側面の副キー3の平面3cが主キー2の左側面2
Aと平行関係にあり、副キー3の平面3Cが主キー2の
左側面2Aと平行関係を保ちながら滑動するので、副キ
ー3は主キー2に対し相対的に左側に拡張する。同様
に、副キー4も主キー2に対し右側に拡張する。副キー
3,4それぞれ互いに縦位置でオフセットをなしキー溝
を圧着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は機械部品の固定やト
ルク伝達用部品に使用される組み合わせキーに関し、特
にキー及びキー溝の加工精度によらずとも確実に機械部
品を固定することができる組み合わせキーに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に機械の回転軸と回転物を固定する
キー及びキー溝は、キーそのものの寸法は高精度で加工
できるが、キー溝は高精度で加工することが困難であ
る。これらは、キー溝にキーを入れることで回転物の位
相を固定するが、キー溝の幅とキーの幅との間には若干
のクリアランスを持たせなければならないことから、回
転物と回転軸との間で回転方向にガタ付きを生じてしま
う。この問題を解決した従来例として特開平5−447
33号公報に記載された発明がある。
【0003】特開平5−44733号公報に記載された
発明には、図13(a)に示すように、1組の第1クサ
ビ体60及び第2クサビ体70と、1本のボルト50に
よりキーが形成されている。第1クサビ体60の前端6
1は正方形であり、低座62は平面で、上方は傾斜面6
3を成し、且つ前端から傾斜面に至る水平孔65が穿設
されている。第2クサビ体70の上面71は平面を成
し、その下面72は前記第1クサビ体60の傾斜面63
に対し逆傾斜面が形成されている。第2クサビ体70の
後端76は正方形に形成され、前記後端76から逆傾斜
面を貫通して、一部にねじ山75を設けた水平孔が穿設
されている。このような第1クサビ体60と第2クサビ
体70は前記傾斜面63及び前記逆傾斜面72を相互に
重ねあわせることで直方体が形成され、更にこれら両ク
サビ体60,70の水平孔内に前記ボルト50を挿通
し、ねじ山75によりねじ止めすることにより、前記直
方体の幅(図13(a)における高さ)がボルト50の
ねじ山に対する締め量で調整可能となっている。そし
て、図13(b)に示すような回転機器80と回転軸間
に形成されたキー溝82,81に挿入し、前記キーの幅
調整にて、回転軸上に回転機器を強固且つ安定的に固定
することができるとされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記発
明によれば、キーの幅(図13(a)における高さ)を
広げることで一見ガタ付きの無い状態にはできるが、キ
ー溝の壁面の角度の加工誤差によっては、回転駆動時の
度重なる衝撃により、ガタ付きが発生し、サーボモータ
のような高精度の回転制御が必要とされる機器には精度
に問題が生じる可能性があった。
【0005】例えば、図14(a)〜図14(c)は前
記発明をキーとキー溝の固定状態として摸式的に表した
正面図である。これら図は図13(b)のV方向からみ
た場合の模式的な正面図である。図14(a)はキー6
0,70を加工の精度の悪い略角形状のキー溝81,8
2に挿入して固定した状態を表している。符号ΔCはキ
ー60,70とキー溝81,82間の間隙を示し、黒丸
はキー60,70とキー溝81,82が圧着されている
点を示し、矢印はキーの幅が広がる方向を示している。
【0006】図14(a)は下端右側及び左側に圧着点
がそれぞれ1箇所づつあるが、圧着点が下端に揃ってい
るため、キー60,70は下端を中心に回転してΔCの
間隙内を動くことができガタ付きが抑制できないという
問題がある。
【0007】図14(b)、(c)はガタ付きが生じな
い場合を図示している。図14(b)では左側下端に圧
着点が1個所及び右側上端に圧着点が1箇所あり、更に
ΔCが右側上端及び左側下端にそれぞれ1箇所づつある
場合を示している。この場合は圧着点が縦位置に関して
オフセットしているため、キー60,70はその幅が広
がることで、回れるだけ回ってしまった状態であり、Δ
Cがあっても回転することができない。従って回転方向
のガタ付きは抑制できる。
【0008】図14(c)は左側下端に圧着点が1箇所
及び右側上端から下端にかけて、全面にわたってキー6
0と前記キー溝81,82が圧着されており、この場合
も、たとえキー溝81,82の左側上端の加工精度が悪
くΔCがあっても、ガタ付きは抑制できる。この場合も
圧着点と面圧着が縦位置に関してオフセットしている。
以上図14(a)〜図14(c)で示すように、キー6
0,70をキー溝81,82に挿入して固定作業を行う
場合、前記したように種々の固定状態が生じ、固定状態
によってはガタ付きが発生する場合もありうる。
【0009】そこで、このような問題を解決し、たとえ
キー溝の加工精度が十分でなくとも、回転する機器のガ
タ付きを防止し、回転制御に悪影響を及ぼすことのない
組み合わせキーを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために創案されたものであり、前記課題を解決し
た請求項1に係る発明は、断面略矩形のピン形状である
主キーと、前記主キーに組み合わせて使用され、断面矩
形のピン形状である少なくとも2つ以上の副キーとから
構成される組み合わせキーであって、前記主キーの一対
の平行な側面には、互いの縦位置がオフセットした状態
で前記副キーに対応して前記副キーが滑動可能な複数の
溝が形成されているとともに、前記溝には奥行き方向側
が浅くなる傾斜を有し、前記副キーの前記傾斜で滑動す
る一側面は、前記傾斜に対応した逆傾斜が形成され、前
記主キーの各溝に、前記各副キーを組み合わせ、滑動さ
せることにより、その幅が調整可能となるように構成さ
れていることを特徴とした。
【0011】請求項1に係る発明では、先ず、回転物及
び回転軸にキー溝を形成後、前記キー溝の中に主キー及
び複数の副キーで構成される組み合わせキーを挿入して
回転物及び回転軸を固定する。前記主キーには溝が形成
されており、前記主キー溝は前記副キーの奥行きに行く
にしたがって、浅くなる傾斜面を有している。また前記
副キーは前記傾斜面上を滑動する逆傾斜面を有してい
る。前記組み合わせキーを固定する際には、前記主キー
傾斜面上を前記副キーが滑動すると、前記副キーが前記
主キーに対し奥行き方向側に滑動するにつれて、前記副
キーが前記キー溝方向に拡張され、すなわち組み合わせ
たキーの幅が拡張され、前記キー溝との間隙を詰め、や
がて前記副キーは前記キー溝を圧着し前記キー溝を固定
することになる。ここで前記複数の副キーの縦位置はオ
フセットしているため、必ずずれた縦位置でキーとキー
溝が圧着し、キーがキー溝で回転することがない。従っ
て、たとえキー溝の加工精度が悪くとも、必ずガタ付き
を防止し、回転軸上の回転物を強固に緊めつけることが
できるものである。
【0012】前記課題を解決した請求項2に係る発明
は、請求項1記載の組み合わせキーの組み付け、取り外
しに使用する作業用治具であって、前記主キーの前記溝
が深い方の端面に設けられた主めねじ孔と螺合可能な主
ボルトと、前記副キーの幅が広い方の端面に設けられた
副めねじ孔と螺子合可能な副ボルトと、前記各ボルトが
挿入可能な主ボルト孔及び副ボルト孔を有する圧入板
と、前記ボルトの進入を阻止する阻止板と、前記主ボル
トと螺合可能な主ナットと、前記副ボルトと螺合可能な
副ナットから構成され、前記圧入板は、前記主ボルト孔
と同心に前記主ナットの回転を阻止する係止部が形成さ
れ、前記副ボルト孔は長孔となっていることを特徴とし
た。
【0013】請求項2に係る発明では、回転物及び回転
軸にキー溝を形成後、前記キー溝の中に主キー及び複数
の副キーで構成される組み合わせキーを挿入し、前記キ
ー溝に取り付け又は前記組み合わせキーを前記キー溝か
ら取り外す際に使用される作業用の治具に関する。前記
主キーには奥行きが浅くなる傾斜面を有する溝が形成さ
れ、前記傾斜面と逆傾斜面を有する前記副キーが前記主
キーの溝内を滑動することにより前記組み合わせキーの
幅を調整している。これにより前記キー溝内に設置され
た前記組み合わせキーが前記キー溝を固定することにな
る。前記主キー及び前記副キーには前記主キー用ボルト
及び前記副キー用ボルトが螺合可能となっており、また
前記主キー用ボルトと前記副キー用ボルトが圧入板で固
定されているため、前記主キー用ボルトのボルト締めの
移動量によって前記副キー用ボルトも移動するととも
に、前記副キーに移動力を与える。前記移動力により前
記副キーは前記主キー内の溝を滑動し、前記移動力の方
向によって、前記副キーによる前記組み合わせキー幅調
整が行われる。この作業用治具によって回転物を回転軸
に容易に取り付け又は取り外しが行える。
【0014】前記課題を解決した請求項3に係る発明
は、請求項2記載の作業用治具を使用した組み合わせキ
ーの使用方法であって、前記副ボルトを前記副ボルト孔
に挿入し前記副ナットと螺合した後、前記主ボルトを前
記主ボルト孔に挿入し、前記主ボルトを前記主めねじ孔
に螺入していくことにより、前記副キーを組み付けるこ
とを特徴とした。
【0015】請求項3に係る発明では、どのような方法
で前記作業用治具を前記組み合わせキーに装着して、ど
のように組み合わせキーを使用するのかに関し、組み合
わせキーを溝に固定する際の方法に関する。前記副ボル
トを前記圧入板に形成された前記副ボルト孔に挿入し前
記副ナットで螺合する。次に前記主ボルトを前記圧入板
に形成された前記主ボルト孔に挿入し、前記主ボルトを
前記主キーに螺入する。この場合主ボルトが前記主キー
に螺入される螺入量によって前記圧入板が前記主キーの
螺入される方向に移動し、同時に前記副ボルトも移動す
る。この移動が前記副ボルトを前記主キー内の溝内にお
いてその奥行き側に移動させれば前記副キーも前記主キ
ー内の溝上を奥側に滑動する。したがって前記組み合わ
せキーの幅を広げることになり、前記組み合わせキーを
キー溝に圧着させ、回転物を回転軸に容易且つ安定的に
固定することができる。
【0016】前記課題を解決した請求項4に係る発明
は、請求項2記載の作業用治具を使用した組み合わせキ
ーの使用方法であって、前記副ボルトを前記副ボルト孔
に挿入して副めねじ孔と螺合した後、前記主ボルトを前
記主ボルト孔に挿入し前記圧入板に形成された前記係止
部に装着された前記主ナットに螺入し、さらに前記主ボ
ルトの先端を前記主めねじ孔に装着された前記阻止板に
対に突き当て締め付けることで前記副キーを取り外すこ
とを特徴とした。
【0017】請求項4に係る発明では、どのような方法
で前記作業用治具を前記組み合わせキーに装着して、ど
のように組み合わせキーを使用するのかに関し、組み合
わせキーをキー溝から取り外す際の方法に関する。前記
副ボルトを前記圧入板に形成された前記副ボルト孔に挿
入した後、前記主ボルトを前記圧入板に形成された前記
主ボルト孔に挿入し前記圧入板に形成された前記係止部
に装着された前記主ナットに螺入させる。この後前記副
めねじ孔に前記副ボルト先端を螺合しておく。また前記
主めねじ孔に前記主ボルトの螺入を阻止する阻止板を設
けておく。更に前記主ボルトを前記主ナットに螺入しつ
づけると、前記主ボルト先端が前記阻止板に突き当た
り、前記主ボルトが前記圧入板を前記主ボルトの螺入方
向と逆の方向に移動させる。前記圧入板には前記副ボル
トが装着されており、前記副ボルトは前記副キーに螺合
されていることから前記副ボルト及び前記副キーは前記
圧入板に引っ張られる結果、前記副キーを前記主キー内
の溝から取り外す方向に滑動させる。従って前記組み合
わせキーをキー溝から圧着を解除させ、組み合わせキー
をキー溝から容易に取り外すことができる。
【0018】なお、この発明は、この発明の精神を逸脱
しない限り、種々の改変を為すことができ、この発明が
前記改変されたものに及ぶことは当然である。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の請求項1に係る第
1の実施の形態について図1〜図5、図7、図8、図
9、図10、図11を参照しながら説明する。先ず、図
1は本発明の組み合わせキーの斜視図である。組み合わ
せキー1は主キー2及び副キー3,4で構成されてい
る。次に、図2(a)は主キーの正面図である。主キー
2の略中心部には、主めねじ孔2aが設けられている。
またこの主キー2の左上角部及び右下角部には、請求項
に言う溝に相当する切欠き部5,6がそれぞれ形成され
ている。切欠き部5内の傾斜部の起点である辺5a及び
切欠き部6内の傾斜部の起点である辺6aから奥側方
向、即ち図2(a)における紙面の奥方向に向けて、そ
れぞれ傾斜面15a、傾斜面16aが形成されている。
このように、傾斜面15a,16aを有する切欠き部
5,6は奥側が浅くなる構成をなしている。また、切欠
き部5の側壁5bと切欠き部6の側壁6bはそれぞれ縦
位置に関しオフセットしておりΔαの間隔がある。な
お、主めねじ孔2aは、後記するように、本発明である
組み合わせキー1、即ち主キー2、副キー3及び副キー
4を前記キー溝に挿入し、副キー3及び副キー4の幅を
調整し前記キー溝に固定する際の作業、又は前記キー溝
から組み合わせキー1を取り出す際の作業に使用される
組み付け・取り外し作業用治具を装着する際に必要とさ
れる螺子孔である。
【0020】図2(b)は図2(a)のA方向矢視図で
あり、切欠き部5内の傾斜の起点である辺5aから主キ
ー2上を左右方向に向かって上り勾配の傾斜面15aが
形成されている。また切欠き部6内の起点である辺6a
からも主キー2上を左右方向に向かって、点線のように
下り勾配の傾斜面16aが形成されている。図3(a)
〜図3(d)は副キー3,4の正面図及び前記正面図の
矢視Aから見た副キー3,4の側面図を表している。図
3(a)は、主キー2の切欠き部5の傾斜面15a上を
滑動する副キー3の正面図である。図3(b)は、図3
(a)の矢視A方向から見た副キー3の側面図である。
副キー3の幅が広い側の端面の略中心部には、副めねじ
孔3eが形成されている。副めねじ孔3eは、後記する
ように、本発明である組み合わせキー1、即ち主キー2
及び副キー3,4を前記キー溝に挿入し、副キー3,4
の幅を調整し前記キー溝に固定する際の、又は前記キー
溝から組み合わせキー1を取り出す際の作業に使用され
る組み付け・取り外し作業用治具を使用する際に必要と
する螺子孔である。逆傾斜面3aは副キー3の一側面に
形成された主キー2の傾斜面15aと同一の勾配を有す
る向きが逆の斜面である。又、圧着面3cは逆傾斜面3
aの反対側に位置し、組み合わせキー1を前記キー溝に
固定する際に、前記キー溝と圧着する面である。
【0021】図3(c)は、主キー2の切欠き部6の傾
斜面16a上を滑動する副キー4の正面図であり、図3
(d)は、図3(c)の矢視A方向から見た副キー4の
側面図である。副キー4の幅が広い側の端面の略中心部
には、副めねじ孔4eが形成されている。逆傾斜面4a
は副キー4の一側面に形成された、主キー2の傾斜面1
6aと同一の勾配を有し、向きが逆の斜面である。圧着
面4cは逆傾斜面4aの反対側に位置し、組み合わせキ
ー1を前記キー溝に固定する際、前記キー溝と圧着する
面である。
【0022】以上に説明した本発明の組み合わせキー1
の構成を成す主キー2及び副キー3,4は、組み合わさ
れて、回転物と回転軸に形成されたキー溝に挿入されて
使用される。
【0023】図4(a)は本発明の組み合わせキー1の
正面図である。なお符号2A及び符号2Bは、それぞれ
主キー2の左側面2A及び右側面2Bを示しており、請
求項1にいう「平行な側面」に相当する。図4(b)
は、図4(a)の矢視A方向から見た側面図である。
【0024】本組み合わせキー1の構成によれば、図4
(a)のように、主キー2は副キー3,4と組み合わさ
れ、副キー3,4が、図4(a)における紙面の奥行き
方向に主キー2と相対的に滑動できる。この際、副キー
3の逆傾斜面3aと主キー2の傾斜面15aは同一勾配
で逆向きの関係にあり、且つ平面3cが主キー2の左側
面2Aと平行関係にあるため、副キー3が主キー2の溝
内を奥側に滑動すると副キー3の平面3cが主キー2の
左側面2Aと平行関係を保ちながら滑動するので、副キ
ー3は主キー2に対し相対的に左側に拡張することにな
る。同様に副キー4の逆傾斜面4aと主キー2の傾斜面
16aは同一勾配で逆向きの関係にあり、且つ平面4c
が主キー2の右側面2Bと平行関係にあるため、副キー
4が主キー2の奥側に滑動すると副キー4の平面4cが
主キー2の右側面2Bと平行関係を保ちながら滑動する
ので、副キー4は主キー2に対し相対的に右側に拡張す
ることになる。
【0025】図7(a)は組み合わせキー1に対するキ
ー溝8の一例を示す。副キー3,4は、キー溝8の副溝
部8C,8D内で副キー3,4が左右方向に拡張するこ
とで、副溝部8C,8Dをしめつけることになる。
【0026】次に、組み合わせキー1を回転物内及び回
転軸に形成したキー溝8に組み付け、取り出す際に使用
される作業用治具の構成について説明する。
【0027】次に、本発明の請求項2に相当する作業用
治具について図9(a),(b)を参照しながら説明す
る。図9(a)は、作業用治具の分解斜視図であり、こ
の図を参照しながら、前記作業用治具の構造について説
明する。作業用治具Jは主ボルト、副ボルト、主ナッ
ト、副ナット、圧入板、阻止板などから構成される。
【0028】[主ボルト]主ボルトB1は主めねじ孔2a
と螺合可能なボルトであり、主キー2に螺合されるボル
トである。
【0029】[副ボルト]副ボルトB2,B3はそれぞれ
副めねじ孔3e,4eと螺合可能なボルトである。
【0030】[圧入板]圧入板P1は、主ボルトB1、副
ボルトB2,B3と合わせて使用される作業用治具の本
体であり、圧入板P1には主ボルトB1が挿入可能な主
ボルト孔W4が圧入板P1の略中央部に形成され、副ボ
ルトB2,B3がそれぞれ挿入可能な長孔状の副ボルト
孔W1,W2がそれぞれ圧入板P1の略端部に形成され
ている。主ボルトB1の挿入方向と反対側の圧入板P1
の面には主ボルト孔W4と同心上に前記主ナットの回転
を阻止する平行な向い合う側壁からなる係止部W3が溝
状に形成されている。
【0031】[主ナット]主ナットN1は、係止部W3の
幅と同一の2面幅を有する六角ナットである。
【0032】[副ナット]副ナットN2,N3は副ボルト
をB2,B3と螺合可能な六角ナットである。
【0033】[阻止板]阻止板P2は、圧入板P1を介し
主ナットN1に螺入された主ボルトB1のボルト先端部
が主めねじ孔2aに螺入するのを阻止する阻止板であ
る。
【0034】図9(b)は作業用治具を使用して組み合
わせキーに組み付けた状態の正面図である。主ボルトB
1が圧入板P1を介し主キー2に螺合され、副ボルトB
2,B3が圧入板P1を介して副キー3,4に螺合され
ている。
【0035】次に、本発明の請求項3に相当する作業用
治具を使用した組み合わせキーの使用方法について図1
0を参照しながら説明する。作業用治具Jを用いて、組
み合わせキー1をキー溝8に挿入し組み付ける作業につ
いて図10を参照して説明する。図10は、図9(b)
の矢視A方向から見た作業用治具の一部破断側面図と組
み合わせキーの側面図である。先ず、圧入板P1に形成
された副ボルト孔W1,W2にそれぞれ副ボルトB2,
B3を図10のA1方向から挿入し、ワッシャP4,P
5を挿通させると共に副ナットN2,N3で圧入板P1
及び副ボルトB2,B3をやや緩めに締める。副ボルト
B1,B2を緩めに締める理由は、副ボルト孔W1,W
2の構造とも関連し、副キー3,4が主キー2と相対的
に滑動するに従い、副キー3,4にそれぞれ螺合する副
ボルトB2,B3及び主キー2に螺合する主ボルトB1
間でそれぞれの軸芯間が拡張するため、前記各ボルトの
動きに自由度を与える必要があるためである。
【0036】続いて、副ボルトB2を副めねじ孔3e
に、副ボルトB3を副めねじ孔4eに螺合する。その
後、主ボルトB1をワッシャープレートP3を介し主ボ
ルト孔W4に挿通し、主ボルトB1のボルト先端部を主
キー2の主めねじ孔2aに螺合する。この状態で図10
のA1方向から主ボルトB1を締めると、圧入板P1が
副ナットN2,N3を介して副ボルトB2,B3をA1
方向へ押し込んで行く。副キー3は切欠き部5に押し込
まれると、逆傾斜面3aは傾斜面15a上を滑動し、同
様に副キー4も切欠き部6に押し込まれると、逆傾斜面
4aは傾斜面16a上を滑動する。この結果、副キー
3,4が図9の紙面に対し、左右にそれぞれ拡張され、
副キー3,4によりキー溝8が圧着される。圧着後は主
キー2から主ボルトB1を及び副キー3,4からそれぞ
れ副ボルトB2,B3を外せばよい。
【0037】次に、本発明の請求項4に相当する作業用
治具を使用した組み合わせキーの使用方法について図1
1を参照しながら説明する。図11は、図9(b)の矢
視A方向から見た作業用治具の一部破断側面図と組み合
わせキーの側面図を示す。先ず、矢視A1方向から圧入
プレートP1に形成された副ボルト孔W1,W2に副ボ
ルトB2,B3をそれぞれ挿入する。挿入後は、副ナッ
トN2,N3で副ボルトB2,B3をそれぞれ緩めにし
め付ける。この副ナットN2,N3でしめ付ける作業は
省略しても良い。即ち、副ボルトB2,B3をボルト孔
W1,W2にそれぞれ挿入させるだけでも良い。図11
では副ナットN2,N3を省略してある。
【0038】この後、副ボルトB2を副キー3のめねじ
孔3eへ及び副ボルトB3を副キー4のめねじ孔4eに
螺合する。次に、圧入板P1形成された溝である係止部
W3に主ナットN1を装着し、主キー2の主めねじ孔2
a上に阻止板P2を配置し、この状態で図11のA1方
向から主ボルトB1を圧入板P1を介し主ナットN1に
螺入させて行くことにより、主ボルトB1の先端と阻止
板P2が当接する。更に主ボルトB1を阻止板P2に突
き当てしめ付けを行うと、ナットN1と阻止板P2間の
間隔が伸長することにより、阻止板P2に対し圧入板P
1が図11の紙面の左側方向に移動することになる。こ
の移動力により圧入板P1上に配置された副ボルトB
2,B3が左側方向に移動し、同時に副ボルトで螺合さ
れた副キー3,4も左側方向に移動し、組み合わせキー
1がキー溝8から外されることになる。なお、組み合わ
せキー1をキー溝8に組み付け、取り外しする方法は、
従来のようにハンマー等で叩いて行うことももちろん可
能である。
【0039】以上のごとく、作業用治具Jまたはハンマ
ーで叩くなどの方法で、組み合わせキー1がキー溝8に
挿入され、回転物及び回転軸を圧着し固定されうるが、
次に、組み合わせキー1が、なぜ回転軸及び回転物を強
固に固定できるか、図8(a)〜図8(f)を参照しな
がら説明する。なお、以下の説明において、キー溝8の
詳細説明上、キー溝8は主キー溝8Eと副キー溝8C,
8Dを含むものとする。
【0040】図8(a)〜図8(f)は、キー溝8に組
み合わせキー1が挿入され、副キー3,4によって圧着
された種々の状態を模式的に表した図である。黒丸印は
前記組み合わせキー1(主キー2及び副キー3,4を含
む)とキー溝8が圧着している点を表し、斜線入り太線
は圧着面を表す。なお、図14で前記した如く、キーと
キー溝の固定関係は、圧着点や圧着面がオフセットして
いることが固定を強固にするために必要である。
【0041】図8(a)は非常に精度よく加工されたキ
ー溝8が示されている。図8(b)は、副キー3,4が
それぞれキー溝8の左右副溝8C,8D内で理想的にキ
ー溝8と面圧している状態を示している。この場合も各
圧着面の互いの縦位置がオフセットしている。
【0042】図8(c)は、主キー溝8Eの加工精度は
良いが、副キー溝8C,8Dの加工精度がともに悪く、
副キー溝8C,8Dの側面が傾斜しているキー溝8を示
している。図8(d)は、組み合わせキー1を図8
(c)のキー溝8に挿入し、圧着して固定した状態を示
している。この場合、副キー3は副キー溝8Cと一部で
圧着した圧着点を有し、副キー4は副キー溝8Dと一部
で圧着した圧着点を有する。これら二つの圧着は、キー
とキー溝の固定関係から、必ず互いの縦位置がオフセッ
トしている。従って2つの圧着点が互いに縦位置でオフ
セットすることにより、回転物及び回転軸が強固且つ安
定的に固定されている。
【0043】図8(e)は、副キー溝8C,8Dの加工
精度が悪く、更に主キー溝8Eもその左右側面8A,8
Bの加工精度が悪いキー溝を示している。図8(f)
は、前記図8(e)のキー溝8内に組み合わせキー1を
挿入し、副キー3,4を用いて圧着し固定した状態を示
している。この場合、副キー3,4がそれぞれ副キー溝
8C,8Dの一部を圧着した圧着点を有する。これら二
つの圧着はキーとキー溝の固定関係から、必ず互いの縦
位置がオフセットしている。従って、二つの圧着点が互
いにオフセットすることにより、回転物及び回転軸が強
固且つ安定的に固定されている。
【0044】次に、本発明の請求項1に係る組み合わせ
キーの第2実施形態について、図5、図6を参照して説
明する。先ず、本発明の組み合わせキーの構成を成す主
キーと副キーについてそれぞれ構成を説明する。図5
(a)は、本発明の第2実施形態に係る組み合わせキー
を構成する主キーの正面を表す図である。この主キー1
1の正面側の端面の略中心部には、主めねじ孔11aが
設けられている。また、主キー11の左上の角部には請
求項に言う溝に相当する切欠き部9及び左下の角部には
切欠き部10がそれぞれ形成されている。切欠き部9に
は、その起点である垂直方向の一辺9aと水平方向の一
辺9bを有し、一辺9aからは垂直で奥側方向に、即ち
図5(a)における紙面の奥側方向に向けて、傾斜面2
0aが形成され、一辺9bからは水平で奥側方向に、傾
斜面20bが形成されている。切欠き部10も、切欠き
部9と同様に、一辺9cから垂直で奥側方向に傾斜面2
0cが形成され、一辺9dから水平で奥側方向に傾斜面
20dが形成されている。このように傾斜面20a,2
0b及び20c,20dをそれぞれ有する切欠き部9,
10は奥側が浅くなる構成をなしている。また、一片9
b,9dは縦位置に関しオフセットしており、Δβの間
隙がある。一片9a,9cも横位置に関しオフセットし
ておりΔγの間隙がある。なお、主めねじ孔11aは、
前記したように、組み合わせキー100、キー溝に組み
付ける際の作業、又は前記キー溝から組み合わせキー1
00を取り出す際の作業に使用される組み付け・取り外
し作業用治具を装着する際に必要とする螺子孔である。
【0045】図5(b)は、図5(a)の矢視A方向か
ら見た主キーの側面図である。一辺9aを起点に、前記
主キー11上を左右方向の右側に向かって上り勾配の傾
斜面20aが形成されている。また一辺9cを起点に、
左右方向の右側に向かって破線で示される下り勾配の傾
斜面20cが形成されている。
【0046】図5(c)は、図5(a)の矢視B方向か
ら見た前記主キーの側面図である。一辺9bを起点に、
上り勾配の傾斜面20bが破線で示され、下り勾配の傾
斜面20dが実線で示されている。
【0047】図6(a)は、第2実施形態に係る組み合
わせキーの構成を表した正面図であり。組み合わせキー
100は、主キー11及び副キー30,40とで構成さ
れる。本構成によれば、主キー11が副キー30,40
のそれぞれに係合し、主キー11と相対的に副キー3
0,40がそれぞれ図6(a)において紙面の奥側方向
に滑動できる。この際、主キー11の傾斜面20aと逆
向きで同じ勾配を有する副キー30の傾斜面30aが請
求項の溝に相当する切欠き部9内で滑動する。従ってこ
の副キー30の逆傾斜面30aと反対に位置する副キー
30の平面30dは主キー11の左側面11Aと平行関
係を保ちながら移動する。同時に主キー11の傾斜面2
0bと逆向きで同じ勾配を有する副キー30の逆傾斜面
30bが切欠き部9内で滑動する。従って、この副キー
30の逆傾斜面30bと反対に位置する副キー30の平
面30cが、前記主キー11の上端面11Dと平行関係
を保ちながら移動することになる。結果として、図6
(a)の左上角の矢印が示すように副キー30は主キー
11と相対的に上下及び左右に同時に拡張することにな
る。なお、副キー40についても、副キー30と同様
に、副キー40が主キー11の右端面11B及び下端面
11Cに対してそれぞれ平行関係を保ちながら、図6
(a)の右下角の矢印が示すように上下及び左右に同時
に拡張することとなる。
【0048】図6(b)は、前記図6(a)を矢視A方
向から見た側面図である。主キー11の傾斜面20a及
び副キー30の逆傾斜面30a、主キー11の傾斜面2
0c及び副キー30の逆傾斜面40aはそれぞれ互いに
逆方向で同じ勾配の滑動可能な傾斜面をなしている。
【0049】図6(c)は、前記図6(a)を矢視B方
向から見た側面図である。主キー11の傾斜面20d及
び副キー40の逆傾斜面40b、主キー11の傾斜面2
0b及び副キー30の逆傾斜面30bはそれぞれ互いに
逆方向で同じ勾配の滑動可能な傾斜面をなしている。
【0050】このような構成を有する前記第2実施形態
は、図7(b)のキー溝8Eに挿入され、副キー30が
副溝8H内で上下及び左右に拡張され、副溝8Hの内壁
を圧着することになる。また同時に副キー40も、副キ
ー30同様、副溝8I内で上下及び左右方向に拡張され
て、副溝8Iの内壁を圧着することになる。
【0051】なお、回転軸及び回転体等に形成した溝
に、回転体を固定するため、前記第2実施形態の取り付
けを行ったり、または前記回転体取り外しのため、前記
第2実施形態を取り外す作業を行うために作業用治具J
を用いることは、前記第1実施形態の場合と全く同じで
ある。また前記作業のために、作業用治具Jを用いるこ
となく、従来のようにハンマー等で叩くことで、前記実
施形態を圧着・固定したり、取り外してもよいことはも
ちろんである。
【0052】また、第2実施形態の組み合わせキー10
0は、例えば図7(b)のキー溝8Lに挿入され、キー
溝8Lを圧着する場合、圧着によってこの第2実施形態
の組み合わせキー100は回転物及び回転軸を安定的に
固定する。この仕組みは、前記した第1実施形態と同
様、図8(a)〜図8(f)で説明した場合と同じであ
る。
【0053】以下にその他の実施形態について、図12
を参照しながら説明する。図12(a)は,第1実施形
態または第2実施形態の組み合わせキーを挿入するキー
溝の他の形態を示す図である。組み合わせキーが挿入さ
れるキー溝は略方形のキー溝8Jでも良い。略方形のキ
ー溝であれば、加工も容易であり、加工精度も向上す
る。副キー3A,4Aは互いに縦位置でオフセットされ
ており、副キー3,4が左右方向に,または左右、上下
方向に同時にキー溝8Jを圧着する。図12(b)は、
第3実施形態の組み合わせキーを示す。副キーが二つ以
上であって、それぞれの副キーが縦位置に関しオフセッ
トしている例を示している。副キー3B,3Cは主キー
2Aの左側端面の上下に各々1個配置され、副キー4B
は右側端面の略中央に1個配置されている。3個の副キ
ー3B,3C,4Bは、各々互いに縦位置でオフセット
されており、略方形のキー溝8Kの内側に圧着される。
このように副キー及び溝は2箇所以上であればいくつあ
っても良い。
【0054】
【発明の効果】本発明では、主キーの一対の平行な側面
に、互いにオフセット状態で副キーが滑動可能な溝が複
数形成され、且つ前記溝は奥行きが浅くなる傾斜を有
し、また前記傾斜と逆傾斜を有する前記副キーが前記溝
を滑動するという構成により、従来からの問題点であっ
た加工精度が悪いキー溝であっても、またキーの加工精
度が悪くとも、強固に安定的に機械部品の固定やトルク
伝達用部品などを固定できる。このため、高精度の回転
制御を要する機器にも使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概観斜視図である。
【図2】(a)本発明の第1実施形態である主キーの正
面図である。 (b)本発明の第1実施形態である主キーの矢視Aから
見た側面図である。
【図3】(a)本発明の第1実施形態である一方の副キ
ーの正面図である。 (b)本発明の第1実施形態である一方の副キーの矢視
Aから見た側面図である 。 (c)本発明の第1実施形態である他方の副キーの正面
図である。 (d)本発明の第1実施形態である他方の副キーの矢視
Aから見た側面図である。
【図4】(a)本発明の第1実施形態である組み合わせ
キー(主キーと副キーを含む)の正面図である。 (b)本発明の第1実施形態である組み合わせキーの矢
視Aから見た側面図である。
【図5】(a)本発明の第2実施形態である組み合わせ
キーの主キーの正面図である。 (b)本発明の第2実施形態である組み合わせキーの主
キーの矢視Aから見た側面図である。 (c)本発明の第2実施形態である組み合わせキーの主
キーの矢視Bから見た側面図である。
【図6】(a)本発明の第2実施形態である組み合わせ
キー(主キーと副キーを含む)の正面図である。 (b)本発明の第2実施形態である組み合わせキーの矢
視Aから見た側面図である。 (c)本発明の第2実施形態である組み合わせきーの矢
視Bから見た側面図である。
【図7】(a)本発明の第1実施形態を使用した部品の
キー溝の正面図である。 (b)本発明の第2実施形態を使用した場合のキー溝で
ある。
【図8】(a)本発明の第1実施形態を使用した部品の
キー溝で、加工精度のよいものの1例である。 (b)本発明の第1実施形態を図8(a)のキー溝に挿
入し、圧着した1例である。 (c)本発明の第1実施形態を使用した部品のキー溝
で、加工精度の悪いものの1例である。 (d)本発明の第1実施形態を図8(c)のキー溝に挿
入し、圧着した1例である。 (e)本発明の第1実施形態を使用した部品のキー溝
で、加工精度が悪いものの2例である。 (f)本発明の第1実施形態を図8(e)のキー溝に挿
入し、圧着した2例である。
【図9】(b)組み付け・取り外し作業用治具の分解斜
視図である。 (b)本発明の第1実施形態である組み合わせキー(主
キー及び副キー含む)に装着し、組み合わせキーのキー
溝への組み付け・取り外しをする治具を前記組み合わせ
キーとともに正面から見た正面図である。
【図10】本発明である組み合わせキーに、図9のよう
に取り付けられ、キー溝に挿入されたキー及び副キーを
してキー溝に圧着する場合の作業用治具の側面部分破断
断面図である。
【図11】キー溝に圧着された主キー及び副キーをキー
溝から取り外す場合の作業用治具の側面部分破断断面図
である。
【図12】(a)第1実施形態又は第2実施形態の組み
合わせキーを別実施形態のキー溝に圧着可能であること
を説明する図である。 (b)第3実施形態の組み合わせキーを別実施形態のキ
ー溝に圧着可能であることを説明する図である。
【図13】(a)従来の固定用キーの分解斜視図であ
る。 (b)従来の固定用キーをプーリなどの回転体と軸に形
成された溝に挿入し固定する場合の一部破断断面図であ
る。
【図14】(a)従来の固定用キーをキー溝に挿入し、
キー溝を圧着した場合でキーとキー溝の固定状況が悪い
状態を説明するための模式図である。 (b)従来の固定用キーをキー溝に挿入し、キー溝を圧
着した場合でキーとキー溝の固定状況が良い状態を説明
するための模式図である。 (c)従来の固定用キーをキー溝に挿入し、キー溝を圧
着した場合でキーとキー溝の固定状態が良い状態を説明
するための模式図である。
【符号の説明】
1 組み合わせキー(第1実施形態) 2 主キー 3 副キー 4 副キー 5 切欠き部(溝) 6 切欠き部(溝) 15a 傾斜面 16a 傾斜面 3a 逆傾斜面 4a 逆傾斜面 J 作業用治具 B1 主ボルト B2,B3 副ボルト P1 圧入板 P2 阻止板 N1 主ナット B2,B3 副ナット W3 係止部 W1,W2 長孔 100 組み合わせキー(第2実施例形態) 11 主キー 30 副キー 40 副キー 20a 傾斜面 20b 傾斜面 20c 傾斜面 20d 傾斜面 30a 逆傾斜面 30b 逆傾斜面 40a 逆傾斜面 40b 逆傾斜面

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面略矩形のピン形状である主キーと、
    前記主キーに組み合わせて使用され、断面矩形のピン形
    状である少なくとも2つ以上の副キーとから構成される
    組み合わせキーであって、 前記主キーの一対の平行な側面には、互いの縦位置がオ
    フセットした状態で前記副キーに対応して前記副キーが
    滑動可能な複数の溝が形成されるとともに、前記溝には
    奥行き方向側が浅くなる傾斜を有し、 前記副キーの前記傾斜で滑動する一側面は、前記傾斜に
    対応した逆傾斜が形成され、 前記主キーの各溝に、前記各副キーを組み合わせ、滑動
    させることにより、その幅が調整可能となるように構成
    されていることを特徴とする組み合わせキー。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の組み合わせキーの組み付
    け、取り外しに使用する作業用治具であって、 前記主キーの前記溝が深い方の端面に設けられた主めね
    じ孔と螺合可能な主ボルトと、 前記副キーの幅が広い方の端面に設けられた副めねじ孔
    と螺合可能な副ボルトと、 前記各ボルトが挿入可能な主ボルト孔及び副ボルト孔を
    有する圧入板と、 前記主ボルトの進入を阻止する阻止板と、 前記主ボルトと螺合可能な主ナットと、 前記副ボルトと螺合可能な副ナットとから構成され、 前記圧入板は、前記主ボルト孔と同心に前記主ナットの
    回転を阻止する係止部が形成され、前記副ボルト孔は長
    孔となっていることを特徴とする作業用治具。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の作業用治具を使用した組
    み合わせキーの使用方法であって、前記副ボルトを前記
    副ボルト孔に挿入し前記副ナットと螺合した後、前記主
    ボルトを前記主ボルト孔に挿入し、前記主ボルトを前記
    主めねじ孔に螺入していくことにより、前記副キーを組
    み付けることを特徴とする組み合わせキーの使用方法。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の作業用治具を使用した組
    み合わせキーの使用方法であって、前記副ボルトを前記
    副ボルト孔に挿入して副めねじ孔と螺合した後、前記主
    ボルトを前記主ボルト孔に挿入し前記圧入板に形成され
    た前記係止部に装着された前記主ナットに螺入し、さら
    に前記主ボルトの先端を前記主めねじ孔に装着された前
    記阻止板に突き当て締め付けることで前記副キーを取り
    外すことを特徴とする組み合わせキーの使用方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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