JP2002309921A - 排気浄化装置及びその製造方法 - Google Patents

排気浄化装置及びその製造方法

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JP2002309921A JP2001116479A JP2001116479A JP2002309921A JP 2002309921 A JP2002309921 A JP 2002309921A JP 2001116479 A JP2001116479 A JP 2001116479A JP 2001116479 A JP2001116479 A JP 2001116479A JP 2002309921 A JP2002309921 A JP 2002309921A
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Makoto Saito
誠 斉藤
Shigeto Yabaneta
茂人 矢羽田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 排気ガス中に含まれるPM(微粒子物質)を
効率良く捕集すると共に、触媒との接触度合いを向上さ
せ、早期回復を図ること。 【解決手段】 触媒付DPF(ディーゼル・パティキュ
レート・フィルタ)のガス流入側に面する壁21表層の
細孔径が小さくなる部分が予め除去され、その細孔21
0における開口平均径が30〔μm〕以上と大きいた
め、PMがガス流入側から細孔210内部へと容易に侵
入する。一方、DPFのガス流出側に面する壁21表層
の細孔径が小さくなる部分が除去されず、その細孔21
0における開口平均径が30〔μm〕未満と小さいた
め、PMが細孔210内部からガス流出側方向へ抜出な
い。これにより、DPFは排気ガス中に含まれるPMを
効率良く捕集することができると共に、触媒との接触度
合いが向上し触媒反応が促進されるため、早期回復を図
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排気ガス中に含ま
れる微粒子物質(Particulate Matter;以下、『PM』
と記す)を捕集し、触媒によって回復可能な排気浄化装
置及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、触媒作用のある活性成分を担持す
る担体としてコージェライト(2MgO・2Al23
・5SiO2 )という多孔質セラミックスを用い、排気
ガス中に含まれるPMを捕集すると共に、このPMを触
媒作用によって浄化させ回復を図る排気浄化装置が知ら
れている。この具体的なものとしては、多孔質薄壁を有
するウォールフロータイプのフィルタ構造からなり、デ
ィーゼル機関の排気通路に装着されたディーゼル・パテ
ィキュレート・フィルタ(Diesel Particulate Filter;
以下、単に『DPF』と記す)に応用したものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、排気ガイド
中に含まれるPMは、1次粒子が集合した状態で存在し
ており、粒子径は10〜30〔μm〕のものが多く存在
する。このため、現状の触媒付DPFにおいては、排気
ガス中に含まれるPMがセルと称する通路を囲む壁表面
に殆ど堆積してしまい、壁の細孔内への侵入が見られな
い。つまり、排気ガス中のPMは壁表面に担持されてい
る触媒との接触のみとなり、壁の細孔内に担持されてい
る触媒との接触が殆どないという状態であった。このた
め、PMの浄化速度が遅く、PMが堆積したDPFの早
期回復を図ることは無理であった。
【0004】そこで、この発明はかかる不具合を解決す
るためになされたもので、排気ガス中に含まれるPMを
効率良く捕集すると共に、触媒との接触度合いを向上さ
せ、早期回復を図ることが可能な排気浄化装置及びその
製造方法の提供を課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の排気浄化装置
によれば、ガス流入側セル(通路)に面する壁の細孔に
おける開口平均径が大きいため、排気ガス中に含まれる
PM(微粒子物質)がガス流入側セルの壁表面のみなら
ず細孔内部へと容易に侵入することができ、この反対の
ガス流出側セルに面する壁の細孔における開口平均径が
小さいため、PMが細孔内部からガス流出側セル方向へ
抜出ることがない。これにより、排気浄化装置は排気ガ
ス中に含まれるPMを効率良く捕集することができると
共に、触媒との接触度合いが向上し触媒反応が促進され
るため、早期回復が図られる。
【0006】請求項2の排気浄化装置によれば、ガス流
入側セルに面する壁の細孔における開口平均径が30
〔μm〕以上と大きいため、殆どの粒子径が30〔μ
m〕以下にて存在するPMは、細孔内部に侵入でき、触
媒との接触度合いが向上し触媒反応が促進されるため、
早期回復が図られる。
【0007】請求項3の排気浄化装置では、ガス流入側
セルに面する壁表層の細孔径が小さくなる部分が予め除
去されている。このため、排気浄化装置は排気ガス中に
含まれるPMをガス流入側セル側に面する壁の細孔から
その内部へと侵入させ、効率良く捕集することができる
と共に、触媒との接触度合いが向上し触媒反応が促進さ
れるため、早期回復が図られる。
【0008】請求項4の排気浄化装置の製造方法によれ
ば、排気ガスの流れ方向に格子状の壁にて囲まれた複数
のセル(通路)を形成し、壁の細孔が発現する焼成工程
の前段階で、複数のセルの後端側及び先端側が交互に栓
詰され、ガス流入側セル及びガス流出側セルが形成され
る。そして、排気浄化装置は、ガス流入側セルに面する
壁の細孔径のみを大きくするよう、その壁表層の細孔径
が小さくなる部分が表面改質剤を用いて除去されたの
ち、焼成工程にて完全焼成され製造される。このよう
に、排気浄化装置は、焼成工程の前段階において、簡単
な方法によってガス流入側セルに面する壁における細孔
の細孔径のみを選択的に大きくできるため、排気ガス中
に含まれるPMを効率良く捕集することができると共
に、触媒との接触度合いが向上し触媒反応が促進される
ため、早期回復が図られる。
【0009】請求項5の排気浄化装置の製造方法では、
表面改質材が界面活性剤を含む溶液であるため、取扱い
が容易で簡単な処理にて壁表層が剥離され除去されると
いう効果が得られる。
【0010】請求項6の排気浄化装置の製造方法では、
表面改質材がガス流入側セルの壁表層の微細粒子のみ包
含する濃度に調整された界面活性剤を含む溶液であるた
め、壁表層の微細粒子のみが選択的に剥離され除去され
るという効果が得られる。
【0011】請求項7の排気浄化装置の製造方法では、
ガス流入側セルの壁が表面改質剤に接している際に、そ
の溶液に超音波振動が与えられることでガス流入側セル
に面する壁表層の微細粒子の剥離が奥の方までより均一
に促進されるという効果が得られる。
【0012】請求項8の排気浄化装置の製造方法では、
ガス流入側セルの壁が表面改質剤に接している際に、そ
の溶液が流動されることでガス流入側セルに面する壁表
層の微細粒子の剥離が奥の方までより均一に促進される
という効果が得られる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を実施
例に基づいて説明する。
【0014】図1は本発明の実施の形態の一実施例にか
かる排気浄化装置及びその製造方法が適用された触媒付
DPF(Diesel Particulate Filter)のディーゼル機関
への装着を示す概略構成図である。
【0015】図1において、10はディーゼル機関であ
り、上流側のエアクリーナ(図示略)から吸入された空
気は吸気通路11を通過し、ディーゼル機関10の各気
筒に対応するインジェクタ(図示略)から噴射された燃
料と混合圧縮され所定タイミングで燃焼される。そし
て、燃焼後の排気ガスは排気通路12途中に容器内に収
容され装着されたDPF20を通過したのち大気中に排
出される。
【0016】次に、図2及び図3を参照して、DPF2
0の構造について説明する。ここで、図2はDPF20
の外観を示す斜視図、図3は図2のDPF20の排気ガ
スの流れ方向に沿う断面図である。
【0017】図2及び図3に示すように、DPF20は
所謂、モノリス触媒コンバータであり、触媒作用のある
活性成分が担持された多孔質セラミックスとしてのコー
ジェライト(Cordierite)を担体とする一体構造にて略
円柱状に形成されている。
【0018】このDPF20は、排気ガスの流れ方向に
格子状の多孔質薄壁(以下、単に『壁』と記す)21
と、これら壁21にて囲まれた複数のガス流入側セル
(通路)22及びガス流出側セル23と、ガス流入側セ
ル22の後端及びガス流出側セル23の先端を目封じす
る栓詰部24とを有するウォールフロータイプのフィル
タ構造からなる。
【0019】次に、本実施例のDPF20の壁21にお
ける構造上の特徴点について、図4に示す部分拡大断面
図を参照して説明する。なお、本実施例では触媒作用の
ある活性成分の担持層については省略されている。
【0020】図4に示すように、DPF20の壁21
は、厚み方向に貫通する極めて多くの細孔210を有し
ている。また、これら細孔210は、壁21の厚み方向
の中央から表層に向かって径が徐々に狭くなる樽形空間
状態にて存在している。そして、図4に除去された領域
として破線にて示すように、壁21のガス流入側の表層
のみが除去されている。このため、ガス流入側セル22
に面する壁21の細孔210は開口平均径が30〔μ
m〕以上、また、ガス流出側セル23に面する壁21の
細孔210は開口平均径が30〔μm〕未満となってい
る。
【0021】ここで、排気ガス中に含まれるPMは、実
際には単体ではなく複数個が結合した所定の大きさの塊
にて存在することが分かっている。そして、排気ガスが
流入する壁21の細孔210入口側の径が30〔μm〕
以上であると、PMは壁21表面から細孔210内部ま
で侵入でき広い面積に堆積される。一方、壁21の細孔
210出口側の径が30〔μm〕未満であると、PMは
細孔210から抜出ることができなくて細孔210内部
に捕集される。このため、PMはDPF20の壁21表
面及び細孔210内部からなる広い面積に効率良く堆積
されることとなる。これにより、PMと壁21表面に担
持されている触媒との接触度合いが改善され、PM浄化
速度の向上によりDPF20の早期回復が可能となる。
【0022】次に、本実施例のDPF20の製造方法に
ついて、図5に示す壁21の模式図を参照して説明す
る。ここで、図5(a)はコージェライトにてDPF2
0の壁21が成形されたときの状態、図5(b)は図5
(a)のDPF20の壁21に対してガス流入側セル2
2側から表面改質剤としての界面活性剤を含む溶液に浸
漬し、壁21のガス流入側セル22側の表層を除去する
ときの状態をそれぞれ示す。なお、DPF20の壁21
には細孔210を形成するためコージェライト基材に発
泡剤が予め混入されている。また、図5(a)及び図5
(b)は共に最終的な焼成工程前における状態を示す。
【0023】図5(a)に示すように、DPF20の壁
21は、ガス流入側セル22及びガス流出側セル23に
面する表層に近いほどコージェライト材料の細かい粒子
が存在している。そこで、図5(b)に示すように、ガ
ス流入側セル22に面する壁21が、時間・温度等の条
件を設定した界面活性剤を含む溶液に浸漬される。これ
により、ガス流入側セル22に面する壁21のコージェ
ライト基材のうち表層の細かい粒子のみが剥離され除去
されることとなる。
【0024】こののち、焼成工程が実施され、図5
(b)に示すDPF20の壁21を形成するコージェラ
イト材料に混入されていた発泡剤が焼成熱によって抜出
ることとなる。これにより、図4に示すように、ガス流
入側セル22に面する壁21の細孔210の開口平均径
を30〔μm〕以上、かつガス流出側セル23に面する
壁21の細孔210の開口平均径を30〔μm〕未満と
する壁21が形成される。
【0025】このように、本実施例の排気浄化装置は、
酸化触媒を担持する多孔質セラミックスを用いたDPF
(ディーゼル・パティキュレート・フィルタ)20であ
って、排気ガスの流れ方向に格子状の壁21にて囲ま
れ、後端側及び先端側を栓詰部24にて交互に栓詰しガ
ス流入側及びガス流出側とする複数のガス流入側セル
(通路)22及びガス流出側セル23を有し、ガス流入
側セル22に面する壁21の細孔210の開口平均径が
ガス流出側セル23に面する壁21の細孔210の開口
平均径よりも大きくするものである。また、ガス流入側
セル22に面する壁21の細孔210の開口平均径を3
0〔μm〕以上、かつガス流出側セル23に面する壁2
1の細孔210の開口平均径を30〔μm〕未満とする
ものである。そして、DPF20のガス流入側セル22
は、その壁21表層の細孔径が小さくなる部分を予め除
去するものである。
【0026】つまり、DPF20のガス流入側セル22
に面する壁21表層の細孔径が小さくなる部分が予め除
去されており、ガス流入側セル22に面する壁21の細
孔210における開口平均径が30〔μm〕以上と大き
いため、PM(微粒子物質)がガス流入側セル22の壁
21表面のみならず細孔210内部へと容易に侵入する
ことができる。一方、DPF20のガス流出側セル23
に面する壁21表層の細孔径が小さくなる部分が除去さ
れておらず、ガス流出側セル23に面する壁21の細孔
210における開口平均径が30〔μm〕未満と小さい
ため、PMが細孔210内部からガス流出側セル23方
向へ抜出ることがない。これにより、DPF20は排気
ガス中に含まれるPMを効率良く捕集することができる
と共に、触媒との接触度合いが向上し触媒反応が促進さ
れるため、早期回復を図ることができる。
【0027】また、本実施例の排気浄化装置の製造方法
は、酸化触媒を担持する多孔質セラミックスを用いたD
PF20の製造方法であって、排気ガスの流れ方向に格
子状の壁21にて囲まれた複数のセル(通路)を形成
し、壁21の細孔210が発現する焼成工程の前段階
で、複数のセルの後端側及び先端側を栓詰部24にて交
互に栓詰しガス流入側セル22及びガス流出側セル23
とすると共に、ガス流入側セル22の壁21表層の細孔
径が小さくなる部分を表面改質剤を用いて除去するもの
である。また、本実施例の排気浄化装置の製造方法にお
ける表面改質剤は、ガス流入側セル22の壁21表層の
微細粒子のみ包含する濃度に調整した界面活性剤を含む
溶液とするものである。
【0028】つまり、排気ガスの流れ方向に格子状の壁
21にて囲まれた複数のセルを形成し、壁21の細孔2
10が発現する焼成工程の前段階で、複数のセルの後端
側及び先端側が栓詰部24にて交互に栓詰され、ガス流
入側セル22及びガス流出側セル23が形成される。そ
して、DPF20のガス流入側セル22に面する壁21
の細孔径のみを大きくするよう、その壁21表層の細孔
径が小さくなる部分が、その部分の微細粒子のみ包含す
る濃度に調整された界面活性剤を含む溶液である表面改
質剤を用いて除去されたのち、焼成工程にて完全焼成さ
れることでDPF20が製造される。
【0029】このように、焼成工程の前段階において、
簡単な方法によってガス流入側セル22に面する壁21
における細孔210の細孔径のみを選択的に大きくで
き、焼成されたのちのDPF20は排気ガス中に含まれ
るPMを効率良く捕集することができると共に、触媒と
の接触度合いが向上し触媒反応が促進されるため、早期
回復を図ることができる。
【0030】ところで、上記実施例では、DPF20の
製造方法において、ガス流入側セル22の壁21に表面
改質剤として界面活性剤を含む溶液に浸漬するとした
が、この際にその溶液に超音波振動を与えたり、その溶
液を流動させたりすることで、ガス流入側セル22に面
する壁21表層の微細粒子の剥離を奥の方までより均一
に促進することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の実施の形態の一実施例にかか
る排気浄化装置及びその製造方法が適用された触媒付D
PFのディーゼル機関への装着を示す概略構成図であ
る。
【図2】 図2は図1のDPFの外観を示す斜視図であ
る。
【図3】 図3は図2のDPFの排気ガスの流れ方向に
沿う断面図である。
【図4】 図4は図3のDPFの壁の構造を示す部分拡
大断面図である。
【図5】 図5は図1のDPFの製造方法を示す模式図
である。
【符号の説明】
20 (触媒付)DPF(排気浄化装置) 21 壁 22 ガス流入側セル 23 ガス流出側セル 24 栓詰部 210 細孔
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年5月23日(2001.5.2
3)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、排気ガス
に含まれるPMは、1次粒子が集合した状態で存在して
おり、粒子径は10〜30〔μm〕のものが多く存在す
る。このため、現状の触媒付DPFにおいては、排気ガ
ス中に含まれるPMがセルと称する通路を囲む壁表面に
殆ど堆積してしまい、壁の細孔内への侵入が見られな
い。つまり、排気ガス中のPMは壁表面に担持されてい
る触媒との接触のみとなり、壁の細孔内に担持されてい
る触媒との接触が殆どないという状態であった。このた
め、PMの浄化速度が遅く、PMが堆積したDPFの早
期回復を図ることは無理であった。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年10月19日(2001.10.
19)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】請求項5の排気浄化装置の製造方法では、
表面改質が界面活性剤を含む溶液であるため、取扱い
が容易で簡単な処理にて壁表層が剥離され除去されると
いう効果が得られる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】請求項6の排気浄化装置の製造方法では、
表面改質がガス流入側セルの壁表層の微細粒子のみ包
含する濃度に調整された界面活性剤を含む溶液であるた
め、壁表層の微細粒子のみが選択的に剥離され除去され
るという効果が得られる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B01D 46/00 302 B01D 46/00 302 4G069 53/94 B01J 35/04 301E B01J 35/04 301 F01N 3/24 E F01N 3/24 B01D 53/36 103C Fターム(参考) 3G090 AA02 AA03 BA00 3G091 AA18 BA01 BA39 GA06 GB00Z GB10W GB17W GB17X GB17Z 4D019 AA01 BA05 BB06 BC07 BD01 CA01 CB06 4D048 AA14 AB01 BB02 BB17 CD05 4D058 JA32 JB06 JB22 MA44 SA08 4G069 AA01 AA08 AA12 CA03 CA07 CA18 DA06 EA19 EC17X FB66

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸化触媒を担持する多孔質セラミックス
    を用いた排気浄化装置において、 排気ガスの流れ方向に格子状の壁にて囲まれ、後端側及
    び先端側を交互に栓詰しガス流入側及びガス流出側とす
    る複数の通路を有し、 前記ガス流入側通路に面する壁の細孔の開口平均径が前
    記ガス流出側通路に面する壁の細孔の開口平均径よりも
    大きいことを特徴とする排気浄化装置。
  2. 【請求項2】 前記ガス流入側通路に面する壁の細孔の
    開口平均径を30〔μm:マイクロメートル〕以上、か
    つ前記ガス流出側通路に面する壁の細孔の開口平均径を
    30〔μm〕未満とすることを特徴とする請求項1に記
    載の排気浄化装置。
  3. 【請求項3】 前記ガス流入側通路は、その壁表層の細
    孔径が小さくなる部分を予め除去することを特徴とする
    請求項1または請求項2に記載の排気浄化装置。
  4. 【請求項4】 酸化触媒を担持する多孔質セラミックス
    を用いた排気浄化装置の製造方法において、 排気ガスの流れ方向に格子状の壁にて囲まれた複数の通
    路を形成し、 前記壁の細孔が発現する焼成工程の前段階で、前記複数
    の通路の後端側及び先端側を交互に栓詰しガス流入側及
    びガス流出側とすると共に、前記ガス流入側通路の壁表
    層の細孔径が小さくなる部分を表面改質剤を用いて除去
    することを特徴とする排気浄化装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記表面改質剤は、界面活性剤を含む溶
    液であることを特徴とする請求項4に記載の排気浄化装
    置の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記表面改質剤は、前記ガス流入側通路
    の壁表層の微細粒子のみ包含する濃度に調整した界面活
    性剤を含む溶液であることを特徴とする請求項4に記載
    の排気浄化装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記ガス流入側通路の壁が前記表面改質
    剤に接している際に、その溶液に超音波振動を与えるこ
    とを特徴とする請求項4乃至請求項6の何れか1つに記
    載の排気浄化装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記ガス流入側通路の壁が前記表面改質
    剤に接している際に、その溶液を流動させることを特徴
    とする請求項4乃至請求項6の何れか1つに記載の排気
    浄化装置の製造方法。
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