JP2002317618A - 排気浄化装置及びその製造方法 - Google Patents

排気浄化装置及びその製造方法

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JP2002317618A
JP2002317618A JP2001125656A JP2001125656A JP2002317618A JP 2002317618 A JP2002317618 A JP 2002317618A JP 2001125656 A JP2001125656 A JP 2001125656A JP 2001125656 A JP2001125656 A JP 2001125656A JP 2002317618 A JP2002317618 A JP 2002317618A
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Makoto Saito
誠 斉藤
Shigeto Yabaneta
茂人 矢羽田
Toshio Kondo
利雄 近藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧損をできる限り抑え、かつ体格が大きくな
らない簡素な構造で、排気ガス中に含まれるPM(微粒
子物質)を効率良く捕集すること。 【解決手段】 DPF(ディーゼル・パティキュレート
・フィルタ)20の排気ガスの流れ方向の両端面が隣同
士を半ピッチずらした格子状で、各々の端面に続く内側
の対向する2側面が奥側ほど狭い三角形状で反対側端面
近傍まで延び、所定厚みの壁21にて囲まれることで、
ガス流入側セル22及びガス流出側セル23が構成され
ている。このような構成により、DPF20の前端面及
び後端面は、格子状の壁21部分を除けばガス流入側セ
ル22及びガス流出側セル23の通路面積となる。これ
により、DPF20は圧損が極めて少なく、かつ体格が
小さく簡素な構造であって、排気ガス中に含まれるPM
を効率良く捕集することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排気ガス中に含ま
れる微粒子物質(Particulate Matter;以下、『PM』
と記す)を捕集する排気浄化装置及びその製造方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、コージェライト(2MgO・2A
23 ・5SiO2 )という多孔質セラミックスを用
い、排気ガス中に含まれるPMを一旦捕集し、こののち
ヒータ再生や触媒反応等によって堆積したPMを浄化さ
せ回復を図る排気浄化装置が知られている。この具体的
なものとしては、多孔質薄壁を有するウォールフロータ
イプのフィルタ構造からなり、ディーゼル機関の排気通
路に装着されたディーゼル・パティキュレート・フィル
タ(Diesel Particulate Filter;以下、単に『DPF』
と記す)に応用したものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、現状のDP
Fにおいては、ウォールフローモノリスとして押出法に
よって成形し、栓詰工程にて後端側または先端側を交互
に栓詰し、ガス流入側またはガス流出側となる複数の通
路を形成していた。
【0004】このような構成によると、製造工程で栓詰
工程が必須なため工程数が多く複雑となり、また、出来
上がりのDPFでは、排気ガスの流れ方向のセルと称す
る格子状の壁にて囲まれた通路の前端面における通路面
積が栓詰によって半減するため圧損(圧力損失)が増
え、所望の通路面積を確保しようとすると体格が大きく
なるという不具合があった。
【0005】そこで、この発明はかかる不具合を解決す
るためになされたもので、圧損をできる限り抑え、かつ
体格が大きくならない簡素な構造で、排気ガス中に含ま
れるPMを効率良く捕集することが可能な排気浄化装置
及びその製造方法の提供を課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の排気浄化装置
によれば、排気ガスの流れ方向の両端面が隣同士を半ピ
ッチずらした格子状で、各々の端面に続く内側の対向す
る2側面が奥側ほど狭い三角形状で反対側端面近傍まで
延び、所定厚みの壁にて囲まれることで、ガス流入側セ
ル(通路)及びガス流出側セルが構成されている。この
ため、排気浄化装置の前端面及び後端面は、格子状の壁
部分を除けばガス流入側セル及びガス流出側セルの通路
面積となる。これにより、排気浄化装置は圧損が極めて
少なく、かつ体格が小さく簡素な構造であって、排気ガ
ス中に含まれるPM(微粒子物質)を効率良く捕集でき
る。
【0007】請求項2の排気浄化装置の製造方法によれ
ば、多孔質セラミックスの焼成前の材料塊に対して、隣
同士で半ピッチずれた格子状に並べた底面が四角で対向
する2側面が三角形状からなる複数のくさび形部材を、
両側から互いに相手側の底面近傍まで押込み、引抜くこ
とによって所定厚みの壁にて囲まれた複数のガス流入側
セル及びガス流出側セルが形成される。このように、所
定厚みの壁にて囲まれたガス流入側セル及びガス流出側
セルが形成されるため製造工程が簡素化でき、かつ排気
浄化装置の通路面積を大きくできるため、圧損が少なく
排気ガス中に含まれるPMを効率良く捕集できる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を実施
例に基づいて説明する。
【0009】図1は本発明の実施の形態の一実施例にか
かる排気浄化装置及びその製造方法が適用された触媒付
DPF(Diesel Particulate Filter)のディーゼル機関
への装着を示す概略構成図である。
【0010】図1において、10はディーゼル機関であ
り、上流側のエアクリーナ(図示略)から吸入された空
気は吸気通路11を通過し、ディーゼル機関10の各気
筒に対応するインジェクタ(図示略)から噴射された燃
料と混合圧縮され所定タイミングで燃焼される。そし
て、燃焼後の排気ガスは排気通路12途中に容器内に収
容され装着されたDPF20を通過したのち大気中に排
出される。
【0011】次に、図2及び図3を参照して、DPF2
0の構造について説明する。ここで、図2はDPF20
の外観を示す斜視図、図3は図2のDPF20の排気ガ
スの流れ方向に沿う断面図である。
【0012】図2及び図3に示すように、DPF20は
所謂、モノリス触媒コンバータであり、触媒作用のある
活性成分が担持された多孔質セラミックスとしてのコー
ジェライト(Cordierite)を担体とする一体構造にて略
円柱状に形成されている。
【0013】このDPF20は、排気ガスの流れ方向の
ガス流入側またはガス流出側となる両端面が、隣同士で
半ピッチずれた格子状で、これらの端面に続く内部に
は、対向する2側面が奥側ほど狭くなる三角形状にて反
対側端面近傍まで延びた多孔質薄壁(以下、単に『壁』
と記す)21にて囲まれた複数のガス流入側セル(通
路)22及びガス流出側セル23とを有するウォールフ
ロータイプのフィルタ構造からなる。
【0014】次に、本実施例のDPF20における構造
上の特徴点について、図2及び図3を参照して説明す
る。なお、本実施例では触媒作用のある活性成分の壁2
1への担持については省略する。
【0015】DPF20の排気ガスの流れ方向に面する
前端面及び後端面には、隣同士で半ピッチずれた格子状
の壁21の先端部分が現われているのみであり、通路面
積の減少が殆どないため圧損が最小限に抑えられると共
に、体格が大きくなるのが抑制される。更に、DPF2
0は構造が極めて簡素であって、排気ガス中に含まれる
PMを効率良く捕集することが可能となる。
【0016】次に、本実施例のDPF20の製造方法に
ついて、図4に示す模式図を参照して説明する。
【0017】図4に示すように、円筒状のDPF外形枠
200の中央内部に多孔質セラミックスの焼成前の材料
塊であるコージェライトCoが位置される。次に、DP
F外形枠200の両開口部からガス流入側セル22を形
成するためのくさび形部材220及びガス流出側セル2
3を形成するためのくさび形部材230がそれらの先端
を互いに半ピッチずらして対向される。
【0018】そして、くさび形部材220,230が両
側から互いに相手側の四角な底面近傍まで押込まれる。
すると、DPF外形枠200内でくさび形部材220,
230の並びによって予め設定されている隙間にコージ
ェライトCoが充填されることとなる。こののち、くさ
び形部材220,230がそれぞれ両側に引抜かれ、D
PF外形枠200が外される。これにより、くさび形部
材220,230の周囲でコージェライトCoが充填さ
れていた隙間部分が、図3に示す所定厚みからなる壁2
1として残り、くさび形部材220の引抜かれた空間が
ガス流入側セル22、くさび形部材230の引抜かれた
空間がガス流出側セル23となるDPF20が形成され
る。
【0019】このように、本実施例の排気浄化装置は、
多孔質セラミックスを用いたDPF(ディーゼル・パテ
ィキュレート・フィルタ)20であって、排気ガスの流
れ方向の両端面が隣同士を半ピッチずらした格子状で、
各々の端面に続く内側の対向する2側面が奥側ほど狭く
なる三角形状で、それぞれ反対側端面近傍まで延びるこ
とで互いに所定厚みの壁21にて囲まれ、ガス流入側ま
たはガス流出側とする複数のガス流入側セル(通路)2
2及びガス流出側セル23を具備するものである。
【0020】つまり、DPF20の排気ガスの流れ方向
の両端面が隣同士を半ピッチずらした格子状で、各々の
端面に続く内側の対向する2側面が奥側ほど狭い三角形
状で反対側端面近傍まで延び、所定厚みの壁21にて囲
まれることで、ガス流入側セル22及びガス流出側セル
23が構成されている。このため、DPF20の前端面
及び後端面は、格子状の壁21部分を除けばガス流入側
セル22及びガス流出側セル23の通路面積となる。こ
れにより、DPF20は圧損が極めて少なく、かつ体格
が小さく簡素な構造であって、排気ガス中に含まれるP
Mを効率良く捕集することができる。
【0021】また、本実施例の排気浄化装置の製造方法
は、多孔質セラミックスを用いたDPF20の製造方法
であって、底面が四角で対向する2側面が三角形状から
なる複数のくさび形部材220,230を、隣同士で半
ピッチずれた格子状に並べ、くさび形部材220,23
0の先端を互いに半ピッチずらして対向させ、多孔質セ
ラミックスの焼成前の材料塊に対して、両側から互いに
相手側の底面近傍まで押込んだのち引抜くことで、所定
厚みの壁21にて囲まれ、ガス流入側またはガス流出側
となる複数のガス流入側セル22及びガス流出側セル2
3を形成するものである。
【0022】つまり、多孔質セラミックスの焼成前の材
料塊に対して、隣同士で半ピッチずらした格子状に並べ
た底面が四角で対向する2側面が三角形状からなる複数
のくさび形部材220,230を、両側から互いに相手
側の底面近傍まで押込み、引抜くことによって所定厚み
の壁21にて囲まれた複数のガス流入側セル22及びガ
ス流出側セル23が形成される。このように、所定厚み
の壁21にて囲まれたガス流入側セル22及びガス流出
側セル23が形成できるため製造工程が簡素化でき、か
つDPF20の通路面積を大きくできるため、圧損が少
なく排気ガス中に含まれるPMを効率良く捕集すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の実施の形態の一実施例にかか
る排気浄化装置及びその製造方法が適用された触媒付D
PFのディーゼル機関への装着を示す概略構成図であ
る。
【図2】 図2は図1のDPFの外観を示す斜視図であ
る。
【図3】 図3は図2のDPFの排気ガスの流れ方向に
沿う断面図である。
【図4】 図4は本発明の実施の形態の一実施例にかか
るDPFの製造方法を示す模式図である。
【符号の説明】 20 (触媒付)DPF(排気浄化装置) 21 壁 22 ガス流入側セル 23 ガス流出側セル 220,230 くさび形部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 近藤 利雄 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 3G090 AA03 4D048 AA14 BA10X BB02 BB12 BB14 CC38 4D058 JA32 JB06 SA08 TA06

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多孔質セラミックスを用いた排気浄化装
    置において、 排気ガスの流れ方向の両端面が隣同士を半ピッチずらし
    た格子状で、各々の端面に続く内側の対向する2側面が
    奥側ほど狭くなる三角形状で、それぞれ反対側端面近傍
    まで延びることで互いに所定厚みの壁にて囲まれ、ガス
    流入側またはガス流出側とする複数の通路を具備するこ
    とを特徴とする排気浄化装置。
  2. 【請求項2】 多孔質セラミックスを用いた排気浄化装
    置の製造方法において、 底面が四角で対向する2側面が三角形状からなる複数の
    くさび形部材を、隣同士で半ピッチずれた格子状に並
    べ、 前記くさび形部材の先端を互いに半ピッチずらして対向
    させ、前記多孔質セラミックスの焼成前の材料塊に対し
    て、両側から互いに相手側の底面近傍まで押込んだのち
    引抜くことで、 所定厚みの壁にて囲まれ、ガス流入側またはガス流出側
    となる複数の通路を形成することを特徴とする排気浄化
    装置の製造方法。
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