JP2011102557A - ディーゼルパティキュレートフィルタ - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、ハニカムフィルタの外周部の燃え残りを低減し、燃費の悪化を防止することのできるディーゼルパティキュレートフィルタを提供する。
【解決手段】ハニカムフィルタ(10)は、炭化ケイ素材の多孔質の濾過壁(20a)で形成される複数のセル(20)からなるハニカムセグメント(30)をなし、複数のハニカムセグメント(30)をシリコン系接着剤等にて接着し、円筒形状のハニカム型セラミック担体をなす。ハニカムフィルタ(10)の中央部に位置するハニカムセグメント(31)は、単位面積当たりのセル数が低密度で構成され、ハニカムフィルタ(10)の外周部に位置するハニカムセグメント(32)は、比表面積が中央部に位置するハニカムセグメント(31)に対して、大きくなるように高密度のセル数に設定されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、排出ガス中の微粒子を捕集するディーゼルパティキュレートフィルタに関し、詳しくは、ディーゼルパティキュレートフィルタ内部のハニカム構造のフィルタに関する。
従来、乗用車やトラック等のディーゼルエンジンの排出するガス(排出ガス)中には、HC、CO、NOx等の他に黒鉛を主成分とする微粒子状物質(以下、PMという)が含まれており、PMを除去するための後処理装置とし排気管にディーゼルパティキュレートフィルタ(以下、DPFという)を設け、排出ガス中のPMを除去している。
DPFの内部には、セラミックハニカム構造体であり、排出ガス下流端が目詰めされた流入側セルと、流入側セルに隣接し排出ガス上流端が目詰めされた流出側セルからなる複数のセルからなるハニカムセグメントを複数接着し形成されたハニカムフィルタを備えている。
ハニカムフィルタは、多孔質のセル隔壁で排出ガスを濾過し、セル隔壁でPMを捕集することでPMの排出を抑制するいわゆるウォールフロー型が一般的である。
また、ハニカムフィルタでのPM捕集量には限界があるため、捕集量の推定処理を実施し推定した捕集量が所定値に達した時点で、DPFを昇温してハニカムフィルタで捕集したPMを焼却除去する強制再生を実施している。
しかしながら、強制再生時に局所的な高温化により再生温度の不均一化が発生することがある。これにより再生効率の低下及び過大な熱応力が発生しクラックが発生するという問題があった。また、再生時の温度分布が均一でないことにより、DPF全体にわたり最適温度とすることが難しく、再生効率の向上を図ることが困難であった。
この様なことから、DPFのハニカムフィルタ外周部に位置するハニカムセグメントの平均嵩密度が中心部に位置するハニカムセグメントの平均嵩密度より低くなるようにしたハニカムフィルタが開発されている(特許文献1)。
また、DPFのハニカムフィルタの中心部に位置するハニカムセグメントの熱容量を外周部に位置するハニカムセグメントの熱容量に対して増加させるようにしたディーゼルエンジン排気フィルタが開発されている(特許文献2)。
特開2003−275521号公報 特表2007−533910号公報
上記特許文献1及び2のハニカムフィルタでは、外周部に位置するハニカムセグメントに対し中心部に位置するハニカムセグメントの熱容量を大きくし、中心部の過昇温を防止し過大な熱応力によるクラックの発生を防止している。
しかしながら、ハニカムフィルタの表面からの放熱により外周部に位置するハニカムセグメントの温度が低下しPMの燃え残りが発生するという問題がある。
このようにPMの燃え残りは、ハニカムフィルタ内に堆積し排気圧力が上昇し、エンジンの性能の低下を引き起こし、燃費が悪化し好ましいことではない。
本発明は、この様な問題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、ハニカムフィルタの外周部に位置するハニカムセグメントのPMの燃え残りを低減し、燃費の悪化を防止することのできるディーゼルパティキュレートフィルタを提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1のディーゼルパティキュレートフィルタは、炭化ケイ素材であり複数の排気通路からなるハニカムセグメントを複数有するハニカムフィルタを備えるディーゼルパティキュレートフィルタにおいて、前記ハニカムセグメントを構成する全ての前記排気通路の内壁の面積の和と単位面積当たりの該排気通路数との比である比表面積を前記ハニカムフィルタの中央部に対して外周部で大きくすることを特徴とする。
また、請求項2のディーゼルパティキュレートフィルタでは、請求項1の発明において、前記ハニカムセグメントは、前記ハニカムフィルタ外周部に位置する該ハニカムセグメントの排気通路数を中央部の排気通路数より多くすることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、ハニカムセグメントの全ての排気通路の内壁の面積の和と単位面積当たりの該排気通路数との比である比表面積をハニカムフィルタの中央部に対して外周部で大きくしている。
これにより、ディーゼルパティキュレートフィルタ内の温度を上昇させハニカムフィルタで捕集し堆積したPMを燃焼し除去させる再生処理時に昇温特性が優れるので温度上昇を早くすることができる。
従って、外周部の温度上昇が早くなるので堆積したPMが良好に燃焼し、燃え残りの発生を抑制することができ、排気圧力の上昇を防止できるので燃費の悪化を抑制することができる。
また、ハニカムフィルタの外周部の比表面積が大きいので中央部と比較して排出ガスの流量を多くすることができる。
従って、本来排出ガス流量の多い中央部と比表面積を大きくし排出ガス流量を多くした外周部とで排出ガスの流量を均一にすることができるので、PMの体積及び圧力損失を均一にすることができる。
また、ハニカムフィルタ中央部の比表面積が小さいので、再生処理時に中央部が過昇温すること防止することができる。
従って、ハニカムフィルタ中央部の過昇温を防止することができるのでハニカムフィルタの破損を防止することができる。
また、請求項2の発明によれば、ハニカムフィルタ外周部のハニカムセグメントの排気通路数を中央部の排気通路数より多くしている。
これにより、ハニカムフィルタ外周部の比表面積を大きくすることができる。
従って、ハニカムフィルタ外周部の温度上昇が早くなるので堆積したPMが良好に燃焼し、燃え残りの発生を抑制することができ、排気圧力の上昇を防止できるので燃費の悪化を抑制することができる。
本発明の実施形態に係るディーゼルパティキュレートフィルタのハニカムフィルタの概略的な斜視図である。 本発明の実施形態に係るディーゼルパティキュレートフィルタの上面視図である。 図2のA部の拡大図である。 図3のC−C線における断面である。 図2のB部の拡大図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るディーゼルパティキュレートフィルタのハニカムフィルタの概略的な斜視図であり、図2は、ディーゼルパティキュレートフィルタのハニカムフィルタの上面視図であり、斜線部は中央部に位置するハニカムセグメントを示す。また、図3は、図2A部の拡大図であり、白抜き四角は開口している開口側のセルを、黒塗り四角は閉口している閉口側のセルを示す。また、図4は、図3のC−C線における断面図であり、矢印は、排出ガスの流れを示し、向かって左側が上流であり、向かって右側が下流を示す。また、図5は、図2B部の拡大図であり、図3と同様に白抜き四角は開口している開口側のセルを、黒塗り四角は閉口している閉口側のセルを示す。
図1乃至3に示すように、ディーゼルパティキュレートフィルタのハニカムフィルタ10は、炭化ケイ素(SiC)材の多孔質の濾過壁(内壁)20aで形成される複数のセル(排気通路)20からなるハニカムセグメント30をなし、複数のハニカムセグメント30をシリコン系接着剤等にて接着し、円筒形状のハニカム型セラミック担体をなして構成される。
また、図4に示すように、セル20は、上流側と下流側の開口部を交互に封口部20bで閉鎖され、下流側の開口部が封口されているセル21の上流に排出ガスが流入する流入口20cが、上流側の開口部が封口されているセル22の下流に流出口20dが形成されている。
図3に示すようにハニカムフィルタ10の中央部に位置する4つのハニカムセグメント31は、下記式(1)で表される単位面積当たりのセル数が低密度(例えば200cell/in)で構成されている。
単位面積当たりのセル数=
(セグメント30を構成するセル数/セグメント30の上面視での面積)
・・・・・・・・・・・(1)
また、図5に示すようにハニカムフィルタ10の外周部に位置するハニカムセグメント32は、下記式(2)で表される比表面積が、中央部に位置するハニカムセグメント31に対して、大きくなるように高密度のセル数(例えば300cell/in)に設定されている。
比表面積=セグメント30を構成するセル20の濾過壁20bの表面積の総和
/単位当たりのセル数 ・・・・・・・・・・(2)
以下、このように構成された本発明の実施形態に係るディーゼルパティキュレートフィルタの作用及び効果について詳細に説明する。
図4の図中の矢印に示すように、排出ガスは、上流側が開口しているセル21の流入口20cより流入し、セル20を形成する濾過壁20aを経て、下流側が開口しているセル22の流出口20dより排出される。
微粒子状物質(以下、PMという)は、排出ガスが濾過壁20aを通過時に除去され、上流が開口しているセル21に堆積する。また、堆積したPMは、図示しないエンジンの排出ガスの熱エネルギーやポスト噴射(燃焼工程後の追加噴射)した燃料をハニカムフィルタ10内で燃焼させ、ハニカムフィルタ10内の温度を上昇させる再生処理を行うことで除去される。
これにより、ハニカムフィルタ10の外周部に位置するハニカムセグメント32は、比表面積が大きく昇温特性が優れるので温度上昇が早くなる。
従って、該ハニカムセグメント32の温度上昇が早くなるので堆積したPMが良好に燃焼し、燃え残りの発生を抑制することができ、排気圧力の上昇を防止できるので燃費の悪化を抑制することができる。
また、ハニカムフィルタ10の中央部に位置するセグメント31は、比表面積が小さいので上記再生処理時に過昇温することを防止することができる。
従って、該セグメント31の過昇温を防止することができるので該セグメント31の破損を防止することができる。
また、通常、ディーゼルパティキュレートフィルタに入る排出ガス流量は、ハニカムフィルタの中央部の方が外周部より多いため、比表面積が一定のハニカムフィルタでは中央部からPMが堆積するが、外周部の方が比表面積の大きいハニカムフィルタを用いることで排出ガス流量が均一になり、PMの堆積及び圧力損失を均一にすることができる。
以上で発明の実施形態の説明を終えるが、本発明の形態は実施形態に限定されるものではない。
例えば、ハニカムフィルタ10の形状は、円筒形状としたがこれに限られるものではなく、例えば楕円筒形状であってもよい。
また、ハニカムセグメント30の材質は、炭化ケイ素(SiC)としたがこれに限られるものではなく、例えば、コージェライトであってもよい。
10 ハニカムフィルタ
20 セル(排気通路)
20a 濾過壁(内壁)
20b 封口部
20c 流入口
20d 流出口
30 ハニカムセグメント

Claims (2)

  1. 炭化ケイ素材であり複数の排気通路からなるハニカムセグメントを複数有するハニカムフィルタを備えるディーゼルパティキュレートフィルタにおいて、
    前記ハニカムセグメントを構成する全ての前記排気通路の内壁の面積の和と単位面積当たりの該排気通路数との比である比表面積を前記ハニカムフィルタの中央部に対して外周部で大きくすることを特徴とするディーゼルパティキュレートフィルタ。
  2. 前記ハニカムセグメントは、前記ハニカムフィルタ外周部に位置する該ハニカムセグメントの排気通路数を中央部の排気通路数より多くすることを特徴とする、請求項1に記載のディーゼルパティキュレートフィルタ。
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