JP2002309124A - 無機微粒子コーティング方法 - Google Patents

無機微粒子コーティング方法

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JP2002309124A
JP2002309124A JP2001112577A JP2001112577A JP2002309124A JP 2002309124 A JP2002309124 A JP 2002309124A JP 2001112577 A JP2001112577 A JP 2001112577A JP 2001112577 A JP2001112577 A JP 2001112577A JP 2002309124 A JP2002309124 A JP 2002309124A
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supercritical fluid
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JP2001112577A
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Kenji Mishima
健司 三島
Nakamichi Yamazaki
仲道 山崎
Keiji Takahashi
慶治 高橋
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Konoshima Chemical Co Ltd
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Konoshima Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】無機微粒子の細孔内へのチタニア化合物等のコ
ーティング材のコーティングを確実に行うことができる
方法を提供することにある。 【解決手段】無機微粒子表面に無機薄膜を形成する無機
微粒子コーティング方法であって、前記無機微粒子を超
臨界流体中に分散させ、さらに、前記無機薄膜を構成す
るコーティング材を前記超臨界流体中に添加して、これ
らを混合する高圧混合工程と、この高圧混合工程後、前
記無機微粒子および前記コーティング材を含む超臨界流
体を常圧まで減圧して、前記無機微粒子を捕集する減圧
捕集工程と、を備えていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無機微粒子コーテ
ィング方法に関する。特に、コーティング材であるチタ
ニア化合物を無機微粒子にコーティングする方法に関す
る。
【0002】
【背景技術】従来より、二酸化ケイ素などの無機物質
に、二酸化チタンなどのチタニア化合物を種々の工業材
料にコーティングする技術の開発が望まれていた。例え
ば、ゾル−ゲル法等(K.Jurck et al.,J.Mater.Sci.,2
7,2549(1992)、B.Samuneva et al.,J.Mater.Sci.,28,23
53(1993))を用いて、比較的、取り扱いの容易な二酸化
チタン薄膜コーティングを数十cm程度のコップなどの容
器に施して、光触媒作用を有する器具として用いること
が研究されてきた。
【0003】ゾル−ゲル法等の従来法では、問題点とし
て、チタニア化合物が高粘度のため、細かい粒径の担体
にチタニア化合物をコーティングすると、毛細管現象が
障害となって均一な薄膜が生成できず、これが耐久性の
ない薄膜の形成や薄膜の剥落の原因となっている。そこ
で細かい粒径の無機微粒子等の担体へのチタニア化合物
のコーティング法としては、ディップコーティング法や
スピンコーティング法等が検討されている。しかしなが
ら、これらの方法を粒径が数μm程度の無機微粒子に適
用すると癒着、剥離等の原因となったり、製造方法とし
て連続処理ができない、溶媒の分離除去に多大な熱エネ
ルギーを必要とするなどの欠点が指摘されている。
【0004】それに対し、本発明の発明者である三島
は、溶質との分離が容易であり、拡散係数が通常の液体
溶媒の100倍程度で粘度が液体溶媒の10分の1以下であ
る特徴を有する超臨界流体を機能性溶剤として用い、無
機微粒子および有機物質に対して、種々の無機物、有機
物をコーティングする方法を提案した(特開平11-19749
4)。また、超臨界流体として二酸化炭素を溶媒として
用いて高圧の超臨界流体としての二酸化炭素に分散させ
たゾル状のチタニア化合物を、常圧または比較的低い圧
力に保持した繊維状セラミックスなどの被コーティング
物質に吹き付けて繊維表面にチタニアをコーティングで
きることが報告されている(S.Kato,Proceeding of Thi
rd International Conference on Solvothermal Reacti
ons(1999))。さらに、通常の溶媒を用いてゾルゲル法
で粒子径数ミリ程度のガラス粒子にチタニアをコーティ
ングする方法が報告されている(山本英夫ら、化学工学
第64年会講演要旨集H11 3,P.280)。そして、特に超臨
界流体として用いる二酸化炭素は一般に無毒で、臨界温
度が304.2Kであるため、操作温度が308.15K程度の常温
付近であり、かつ安価であることから、三島らは、これ
らを用いた多くの製造技術の開発を既に行っている(特
開平8-104830、特開平8-113652、特開平11-47681)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の方法は、常圧または比較的低い圧力に保持したガラス
繊維などの被コーティング物質に対して、高圧の超臨界
流体である二酸化炭素に、分散させたコーティング物質
を吹き付けるもので、被コーティング物質である無機微
粒子などの細孔内へのコーティングが困難であるという
問題がある。
【0006】本発明の目的は、無機微粒子の細孔内への
チタニア化合物等のコーティング材のコーティングを確
実に行うことができる方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達するため
に、本発明の無機微粒子コーティング方法は、無機微粒
子表面に無機薄膜を形成する無機微粒子コーティング方
法であって、前記無機微粒子を超臨界流体中に分散さ
せ、さらに、前記無機薄膜を構成するコーティング材を
前記超臨界流体中に添加して、これらを混合する高圧混
合工程と、この高圧混合工程後、前記無機微粒子および
前記コーティング材を含む超臨界流体を常圧まで減圧し
て、前記無機微粒子を捕集する減圧捕集工程と、を備え
ていることを特徴とする。
【0008】ここで、無機微粒子は、炭酸マグネシウ
ム、炭酸カルシウム、ケイ酸カルシウム、二酸化ケイ素
等任意の無機物質の微粒子を採用できる。また、超臨界
流体とは、状態図で温度、圧力、エントロピー線図の臨
界点より少し上の温度・圧力下にある状態を超臨界状
態、この状態の流体を超臨界流体という。密度が高いの
に液体状態より粘性が小さいので管路抵抗が小さく、管
路を使ってものを冷却するとき流量を大きく取ることが
できる。超臨界流体としては、例えば、二酸化炭素、エ
タン、プロパンおよびエチレンからなる群から選択され
た少なくとも1種を含んで構成されているものを採用で
きる。さらに、超臨界状態を発生するには加圧手段とし
て、ポンプ、コンプレッサーや熱交換器等を必要とす
る。
【0009】さらに、コーティング材とは、前記無機微
粒子にコーティングする物質のことをいい、ゾル状、ゲ
ル状、溶剤に溶解した溶液および/または固体を含み、
アルキル基などの官能基を含むチタニア化合物よりなる
群から選択された少なくとも1種を含んで構成されてい
る。また、チタニア化合物とは、二酸化チタンを主成分
とする化合物のことをいう。このチタニア化合物は、塩
素やオゾンに比べ非常に強い酸化力を有しているため、
水中や空気中に溶け込んでいる種々の有害な化学物質や
悪臭物質を簡単に分解・無害化することができ、抗菌や
防カビなどにも使用できるため、主に光触媒等の環境浄
化機能などを必要とする用途に用いられる。
【0010】ここで、高圧混合工程とは、反応セル等の
容器内に、コーティングされる無機微粒子と、コーティ
ング材を入れ、昇圧してつくられた超臨界流体を媒体と
して、反応セル内部にある無機微粒子とコーティング材
を撹拌、加熱等の処理を施し、無機微粒子の細孔にコー
ティング材を被膜する工程のことである。また、使用す
る物質の量は、例えば、無機微粒子として、二酸化ケイ
素3g、コーティング材として、ゾル状の二酸化チタン
100mlに対して、超臨界流体として二酸化炭素など
を用いるならば、80〜120gとするのが、経済効率
の点で好ましい。さらに、減圧捕集工程とは、無機微粒
子およびコーティング材を含む超臨界流体を常圧まで減
圧して、コーティング材がコーティングされた無機微粒
子を捕集する工程のことである。
【0011】このような本発明によれば、高圧混合工程
により、反応セル等の容器内に、コーティングされる無
機微粒子と、コーティング材を入れ、昇圧してつくられ
た超臨界流体を媒体として、反応セル内部にある無機微
粒子とコーティング材を撹拌、加熱等の処理を施すか
ら、超臨界流体は粘性が小さく、拡散性も高いため、コ
ーティング材が無機微粒子の細孔内部も通過することが
でき、無機微粒子の細孔内部にコーティング材を被膜す
ることができる。さらに、減圧捕集工程により、超臨界
流体、無機微粒子およびコーティング材の存在する反応
セル等の容器内の圧力を急速に減圧することによって、
超臨界流体は、急激に膨張して蒸散するため、ディップ
コーティング法やスピンコーティング法等のような無機
微粒子同士の癒着が生じないで、無機微粒子にコーティ
ング材をコーティングすることができる。
【0012】以上において、前記超臨界流体は、二酸化
炭素、エタン、プロパンおよびエチレンからなる群から
選択された少なくとも1種を含んで構成されていること
が好ましい。
【0013】ここで、超臨界流体として、臨界点(臨界
温度、臨界圧力)が低いため、超臨界状態にしやすいの
で、二酸化炭素、エタン、プロパンおよびエチレンが好
ましく用いられる。
【0014】これによれば、 二酸化炭素、エタン、プ
ロパンおよびエチレン、特に二酸化炭素は、無毒であ
り、臨界温度が304.2Kであり、かつ安価であるの
で、安全にかつコストの低い無機微粒子コーティング方
法とすることができる。
【0015】また、前記無機微粒子は、内部に平均細孔
径0.001〜1μmの微小な細孔を有することが好ま
しい。無機微粒子の細孔の平均細孔径0.001μmよ
り小さい場合には、コーティング材が無機微粒子の細孔
に入りにくくなるので、コーティング材の被膜が困難に
なる場合がある。また、無機微粒子の細孔の平均細孔径
1μmより大きい場合には、コーティング材の被膜する
表面積が小さくなるので、実際の光触媒等に用いる際
に、有害な化学物質や悪臭物質を分解・無害化するに十
分な能力が得られない場合がある。したがって、無機微
粒子は、内部に平均細孔径0.001〜1μmの微少な
細孔を有するならば、無機微粒子へのコーティング材の
被膜が容易で、実際の光触媒等に用いる際に、有害な化
学物質や悪臭物質を分解・無害化するに十分な能力が得
ることができる。
【0016】さらに、前記コーティング材は、ゾル状、
ゲル状、溶剤に溶解した溶液および/または固体を含
み、アルキル基などの官能基を含むチタニア化合物より
なる群から選択された少なくとも1種を含んで構成され
ていることが好ましい。ここで、チタニア化合物の原料
の状態は、物質表面へのコーティングのような微細な加
工を要する用途には、溶液と固体の中間の状態であるゾ
ル状がより好ましい。また、チタニア化合物としては、
二酸化チタンが好適である。
【0017】これによれば、コーティング材の原料が、
ゾル状、ゲル状、溶剤に溶解した溶液ならびに固体を含
み、アルキル基などの官能基を含むチタニア化合物より
なる群から選択された少なくとも1種であるチタニア化
合物であるので、無機微粒子の細孔にチタニア化合物を
被膜することがことができる。
【0018】そして、前記減圧捕集工程は、前記無機微
粒子を含む超臨界流体をノズルを用いて前記容器外部に
噴射することにより減圧し、前記コーティング材がコー
ティングされた無機微粒子を前記容器の外部で捕集して
もよい。
【0019】ここで、高圧混合工程を実施する容器、例
えば、反応セルの減圧は、反応セルの外部に設けられた
捕集セルにノズル等で噴射することにより行うことによ
り捕集する。さらに、超臨界流体の急速膨張(減圧)を
行う場合の圧力は、例えば、二酸化炭素を使用した場合
は、7.2〜30MPa、特に、15〜25MPaとするのが、超臨界
流体の急速膨張(減圧)を効率的に行える点で好まし
い。
【0020】これによれば、無機微粒子を含む超臨界流
体をノズルを用いて容器外部に噴射して減圧することに
より、超臨界流体は、急激に膨張して蒸散するので、無
機微粒子同士の癒着が生じないで、無機微粒子にコーテ
ィング材をコーティングすることができ、さらに、コー
ティング材が均一にコーティングされた、粒径の揃った
無機微粒子を得ることができる。
【0021】また、前記減圧捕集工程は、前記容器の温
度を下げることにより減圧し、前記コーティング材がコ
ーティングされた無機微粒子を前記容器から捕集しても
よい。
【0022】ここで、高圧混合工程を実施する容器、例
えば、反応セルの減圧は、反応セル自体の温度を急激に
下げることにより行い、それに伴って、反応セル内部の
圧力も下がる。そして、反応セル内部の圧力が十分に下
がった後、反応セルより、コーティングされた無機微粒
子を捕集する。また、超臨界流体の急速膨張(減圧)を
行う場合の温度は、例えば、二酸化炭素を使用した場合
は、308.15〜323.15Kが好ましく、308.15〜313.15K
が、超臨界流体の急速膨張(減圧)を効率的に行える点
においてより好ましい。
【0023】これによれば、容器の温度を下げて減圧す
ることにより、超臨界流体の溶解度が低下するので、無
機微粒子およびコーティング材を超臨界流体から容易
に、分離することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1には、本発明の一実施形態に
係るコーティング装置1が示されている。コーティング
装置1は、ボンベ10から安全弁16Aまでの経路が形
成された、超臨界流体に必要な昇圧を行う昇圧部2、安
全弁16Aからストップバルブ18Dまでの経路が形成
された、高圧混合工程を行う混合部3、およびストップ
バルブ18Dから捕集セル29までの経路を構成する減
圧捕集工程を行う捕集部4を備えている
【0025】〈昇圧部〉昇圧部は、始点に、超臨界流
体、例えば、二酸化炭素を供給するボンベ10を備えて
いる。ボンベ10側には、ボンベ10から順番に、乾燥
剤が充填された乾燥管12、およびフィルタ13Aが設
けられている。この乾燥管12によって、ボンベ10か
らの液体二酸化炭素がこの乾燥管12を通過することに
より、液体二酸化炭素中の水分が除去される。また、フ
ィルタ13Aによって、ゴミなどの不純物が除去され
る。
【0026】昇圧部2は、冷却ユニット19から終点で
ある安全弁16Aとの間に、図1に示すように、冷却ユ
ニット19、フィルタ13B、昇圧用ポンプ14、背圧
弁20、圧力計15A、ストップバルブ18B、および
安全弁16Aが設けられている。また、この冷却ユニッ
ト19内には、エチレングリコールが充填されており、
このエチレングリコールが約−261.15Kに冷却さ
れ、ボンベ10から供給される二酸化炭素も冷却するこ
とができる。
【0027】さらに、この昇圧用ポンプ14によって、
昇圧部2内の圧力を上げることができる。そして、背圧
弁20によって、昇圧部2および混合部3内の圧力を任
意の圧力に設定することができる。この背圧弁20は、
圧力が±0.1MPa以内の精度で系内の圧力を制御でき、最
大使用圧力は41.5MPaとなっている。
【0028】また、圧力計15Aによって、昇圧部2内
の圧力を測定することができる。さらに、圧力計15A
には、上限接点出力端子が付いており、指定圧力で、昇
圧用ポンプ14の電源を切るように設定している。さら
に、安全弁16Aによって、昇圧部2内の圧力が指定の
圧力以上にならないようにすることができる。昇圧部2
内の圧力が34.3MPaの場合に、安全弁16Aが、作動す
るように調整・検定してある。
【0029】前述した昇圧部2で用いた装置の具体例
を、以下に示す。
【0030】(a)乾燥管12;GLサイエンス(株)製の
キャリヤーガス乾燥管(材質SUS316、最高使用圧力20MP
a、内径35.5mm、長さ310mm) (b)乾燥剤;GLサイエンス(株)製のモレキュラーシー
ブ(1/16inch Pellet) (c)フィルタ13A、13B;細孔平均径が約10μm
のもの(GLサイエンス(株)製、FT4-10型) (d)昇圧用ポンプ14;GLサイエンス(株)製の高圧用
シングルプランジャーポンプAPS-5L(最大圧力58.8MPa、
常用圧力49.0MPa、流量0.5〜5.2ml/min)を使用し
た。昇圧用ポンプ14のヘッド部分には、液体二酸化炭
素の気化を防ぐために冷却器を装着している。
【0031】(e)圧力計15A;ブルドン式のもの
で、GLサイエンス(株)製LCG-350(最大使用圧力34.3MP
a) (f)安全弁16A;NUPRO(株)製のスプリング式の
弁 (g)ストップバルブ18A;GLサイエンス(株)製の2
Way Valve 02-0120(最大使用圧力98.0MPa) (h)冷却ユニット19;ヤマト科学(株)製 BL-22 (i)背圧弁20;TESCOM(株)製の26−1721−24 (j)昇圧部2におけるボンベ10からフィルタ13B
までの区間の以外の配管;1/16inch のステンレス管
(SUS316、外径1.588mm、内径0.8mm) (k)他の部分の配管;1/8inchのステンレス管(SUS31
6、外径3.175mm、内径2.17mm)
【0032】〈混合部〉混合部3は、槽全体の高さ調節
が可能な水恒温槽21の内部に構成されている。また、
水恒温槽21内部の温度測定のために、温度測温部22
として、チノー(株)製の白金抵抗測温体1TPF483を使
用している。昇圧部2内のストップバルブ18Aと、水
恒温槽21内の予熱カラム23は、配管を経て、接続さ
れている。この予熱カラム23によって、昇圧部2から
供給される、例えば、液体の二酸化炭素を平衡温度まで
予熱し、超臨界流体にすることができる。
【0033】また、予熱カラム23から延びた配管は、
途中、逆止弁17、ストップバルブ18B、18Cを備
え、反応セル24内に導入されている。反応セル24内
には、試料として、無機微粒子およびコーティング材が
充填される。また、無機微粒子、コーティング材および
超臨界流体を撹拌するために撹拌用モーター25が設置
されている。撹拌用モーター25の撹拌速度は、20〜30
0rpmであり、デジタル回転表示計(図示略)により撹拌
シャフトの回転数を表示できる。
【0034】また、撹拌用モーター25と反応セル24
内の撹拌翼26は、電磁式ノンシール撹拌機(図示略)
により接続され、反応セル内の圧力は、山崎計器製作所
(株)製ブルドン式圧力計 E93004 6B(図示略)によ
り測定した。
【0035】また、反応セル24は、反応セル24内の
圧力測定および圧力上昇による爆発を防止のために、そ
れぞれ圧力計15Bおよび安全弁16Bが設けられてい
る。さらに、ストップバルブ18Dにより、反応セル2
4内の超臨界流体を捕集部4へ放出する。
【0036】前述した混合部3で用いた装置の具体例
を、以下に示す。
【0037】(a)水恒温槽21;内容積は、80dm
3であり、チノー(株)製の温度制御器DB1000により、
水温を±0.1℃の精度で制御できる。 (b)温度測温部22;チノー(株)製の白金抵抗測温
体1TPF483 (c)予熱カラム23;1/8inchステンレス管(SUS316,
外径3.175mm,内径2.17mm,長さ約4m)を直径55mm、
長さ140mmのスパイラル状の形状 (d)逆止弁17;(株)AKICO製SS−53F4(最大使用
圧力34.3MPa) (e)ストップバルブ18B、18C、18D;GLサイ
エンス(株)製の2 Way Valve 02-0120(最大使用圧力98.
0MPa)
【0038】(f)反応セル24;(株)AKICO製 ク
イック開閉型混合セル(材質SUS316、設計圧力39.2MP
a、設計温度423.15K、内径55mm、高さ220mm、内容
積500ml) (g)撹拌用モーター25;(株)AKICO製の変速型撹
拌用モーター (h)圧力計15B;ブルドン式のもので、GLサイエン
ス(株)製LCG-350(最大使用圧力34.3MPa) (i)安全弁16B;NUPRO(株)製のスプリング式の
【0039】〈捕集部〉捕集部4は、加熱管27、ノズ
ル28、および捕集セル29から構成されている。この
加熱管27によって、混合部3の反応セル24内の試料
が、捕集セル29に導入される。また、ノズル28によ
って、加熱管27内の試料が、高速で噴射される。さら
に、捕集セル29によって、試料を捕集できる。また、
試料噴射後のゾル状の二酸化チタンによる粒子同士の癒
着を防ぐため、捕集セル29内は、液体の二酸化炭素を
充填し、温度を100〜300℃とした。
【0040】前述した捕集部4で用いた装置の具体例
を、以下に示す。 (a)加熱管27;1/8inchステンレス管(SUS316,外径
3.175mm,内径 2.17mm,長さ 約1m) (b)ノズル28;タングステンカーバイド製ユニジェ
ットノズル(オリフィス直径0.28mm, 最高使用圧力2
80kg/cm2) (c)捕集セル29;(株)AKICO製 HP28(材質SUS31
6、設計圧力39.2MPa、設計温度623.15K、内容積2800m
l)
【0041】ここで、コーティング材としては、ゾル
状、ゲル状、溶剤に溶解した溶液および/または固体を
含み、アルキル基などの官能基を含むチタニア化合物よ
りなる群から選択された少なくとも1種を含んで構成さ
れているものを採用できる。例えば、二酸化チタンのゾ
ルなどである。また、無機微粒子としては、炭酸マグネ
シウム、炭酸カルシウム、ケイ酸カルシウム、二酸化ケ
イ素等、任意の無機物質の微粒子を採用できる。また、
前記無機微粒子は、内部に平均細孔径0.001〜1μ
mの微少な細孔を有することが好ましい。
【0042】さらに、超臨界流体としては、二酸化炭
素、エタン、プロパンおよびエチレンからなる群から選
択された少なくとも1種を含んで構成されているものを
採用できる。特に一般に無毒で、臨界温度が304.2Kであ
るため、操作温度が308.15K程度の常温付近であり、か
つ安価であることから、二酸化炭素が好ましい。
【0043】この場合に、コーティング装置1の操作手
順は、以下の通りである。 (1)昇圧用ポンプ14を作動させ、予め、反応セル2
4の中に無機微粒子、例えば、二酸化ケイ素10gおよび
コーティング材、例えば、二酸化チタンゾル100mlを
充填し、反応セル24を水恒温槽21内の所定の位置に
設置し、バルブ18Aを閉じた状態で、ボンベ10より
超臨界流体、例えば、二酸化炭素を供給し、ボンベ10
の上限圧力を背圧弁20で調節する。 (2)さらに、水恒温槽21内の温度を、313.15±0.2K
に、加熱管27を350.15±0.5Kに温度制御する。 (3)次いで、ストップバルブ18B〜18Dが閉じた
状態で、ストップバルブ18Aを開け、混合部3へ超臨
界流体を送り、ストップバルブ18B、18Cを開け、
反応セル24内が操作圧力になるまでしばらく放置す
る。
【0044】(4)反応セル24内を撹拌用モーター2
5により撹拌する。この際、デジタル回転表示計により
撹拌の回転速度を調整する。反応セル24内を操作圧力
まで加圧し、圧力が一定となってから反応セル24内を
撹拌用モーター25により撹拌して30分程度放置す
る。この際、ストップバルブ18A、18B、18C、
18Dは閉じている。 (5)次に、ストップバルブ18Dを開け、25.3M
Paから20.2MPa(250atmから200atmを換算した
値)まで減圧させる間に捕集セル29側へ噴射を行う。
これによって超臨界流体(この場合、超臨界状態になっ
た二酸化炭素)中に溶解した無機微粒子(この場合、二
酸化ケイ素)とコーティング材(この場合、二酸化チタ
ンゾル)からなる無機微粒子はノズル28を通って、捕
集セル29内へ吹き出す。捕集セル29内では、超臨界
流体が吹きだすと同時に、無機微粒子を芯物質とするコ
ーティング材が皮膜された無機微粒子が捕集される。
【0045】上述のような本実施形態によれば、次のよ
うな効果がある。高圧混合工程により、反応セル等の容
器内に、コーティングされる無機微粒子と、コーティン
グ材を入れ、昇圧してつくられた超臨界流体を媒体とし
て、反応セル内部にある無機微粒子とコーティング材を
撹拌、加熱等の処理を施すから、超臨界流体は粘性が小
さく、拡散性も高いため、コーティング材が無機微粒子
の細孔内部も通過することができ、無機微粒子の細孔内
部にコーティング材を被膜することができる。
【0046】さらに、減圧捕集工程により、超臨界流
体、無機微粒子およびコーティング材の存在する反応セ
ル等の容器内の圧力を急速に減圧することによって、超
臨界流体は、急激に膨張して蒸散するため、ディップコ
ーティング法やスピンコーティング法等のような無機微
粒子同士の癒着が生じないで、無機微粒子にコーティン
グ材をコーティングすることができる。
【0047】その他、本発明を実施する際の具体的な構
造および形状等は、本発明の目的を達成できる範囲内で
他の構造等としてもよい。
【0048】
【実施例】[実施例1]前述の実施形態に係るコーティ
ング装置1を用いて、前述の手順で、無機微粒子のコー
ティングを行った。無機微粒子コーティングに用いた材
料は以下の通りである。 〈材料〉コーティング材;二酸化チタンゾル(市販のチ
タンイソプロポキシドを原料に公知の方法であるゾルー
ゲル法(作花済夫著、ゾル-ゲル法の科学、アグネ承風
社(1978))を用いて製造した。) 無機微粒子;二酸化ケイ素(和光純薬工業(株)製の一
級試薬) 超臨界流体;二酸化炭素(純度99.5%以上)(福岡酸素
(株)製)
【0049】捕集セル29で捕集した無機微粒子の確認
方法として、以下の方法を行った。捕集セル29で捕集
した無機微粒子を、電解放射型走査電子顕微鏡(日立S-
4700型)で観察した。その電子顕微鏡写真を図2に示し
た。図2によれば、二酸化ケイ素の微粒子が二酸化チタ
ンでコーティングされたことがわかる。
【0050】また、捕集セル29で捕集した無機微粒子
をエネルギー分散型X線分析システム(HORIBA EMAX-7
000)により、チタンの定性分析を行った。その定性分
析結果を図3に示した。図3で示すように、観察部分か
らは、主にSi、Tiが検出されていることがわかる。
【0051】そして、マックサイエンスX線回折装置
(M03XHF)により生成した微粒子の構造解析を行った。
そのX線回折の結果を図4に示した。図4に示すよう
に、4つのピークが現れている。また、図5には、既知
のアナタース型二酸化チタン(和光純薬工業(株)製
和光一級)のX線回折の結果を示している。これら図
4、図5を比較することにより、各ピークが一致するの
で、今回の捕集された微粒子中には、二酸化チタンが存
在していることがわかった。
【0052】前述のように、電解放射型走査電子顕微鏡
(日立S-4700型)(図2参照)、エネルギー分散型X線
分析システム(HORIBA EMAX-7000)(図3参照)およ
びマックサイエンスX線回折装置(M03XHF)(図4、図
5参照)による分析の結果、超臨界流体の急速膨張法を
用いて、二酸化ケイ素の微粒子が二酸化チタンでコーテ
ィングされたことが示された。
【0053】[実施例2]前述の実施形態に係るコーテ
ィング装置1を用いて、前述の手順で、無機微粒子のコ
ーティングを行う。無機微粒子コーティングに用いた材
料は以下の通りである。 〈材料〉 コーティング材;二酸化チタンゾル (実施例1と同様) 無機微粒子;ケイ酸カルシウム (実施例2と同様) 超臨界流体;二酸化炭素 (実施例1と同様)
【0054】捕集セル29で生成した微粒子の確認方法
として、日本電子透過型顕微鏡(TEM)200CXにより、分
析を行ったところ、ケイ酸カルシウムの細孔内部に二酸
化チタンの皮膜が形成されていることが確認できた。
【0055】[実施例3]前述の実施形態に係るコーテ
ィング装置1を用いて、前述の手順で、無機微粒子のコ
ーティングを行う。無機微粒子コーティングに用いた材
料は以下の通りである。 〈材料〉 コーティング材;二酸化チタンゾル (実施例1と同様) 無機微粒子;ケイ酸カルシウム (実施例2と同様) 超臨界流体;二酸化炭素 (実施例1と同様)
【0056】ただし、この場合、捕集セル29ではな
く、反応セル24内の微粒子を回収した。具体的には、
反応セル24の減圧は、反応セル24自体の温度を水恒
温槽21等の温度を急激に下げることにより行い、それ
に伴って、反応セル24内部の圧力も下がる。そして、
反応セル24内部の圧力が十分に下がった後、反応セル
24より、コーティングされた無機微粒子を捕集した。
【0057】反応セル24で生成した微粒子の確認方法
として、日本電子透過型顕微鏡(TEM)200CXにより、分
析を行ったところ、ケイ酸カルシウムの細孔内部に二酸
チタンの皮膜が形成されていることが確認できた。
【0058】[実施例4]前述の実施形態に係るコーテ
ィング装置1を用いて、前述の手順で、無機微粒子のコ
ーティングを行う。無機微粒子コーティングに用いた材
料は以下の通りである。 〈材料〉 コーティング材;二酸化チタンゾル (実施例1と同様) 無機微粒子;二酸化ケイ素 (実施例1と同様) 超臨界流体;エタン
【0059】[実施例5]前述の実施形態に係るコーテ
ィング装置1を用いて、前述の手順で、無機微粒子のコ
ーティングを行う。無機微粒子コーティングに用いた材
料は以下の通りである。 〈材料〉 コーティング材;二酸化チタンゾル (実施例1と同様) 無機微粒子;二酸化ケイ素 (実施例1と同様) 超臨界流体;プロパン
【0060】[実施例6]前述の実施形態に係るコーテ
ィング装置1を用いて、前述の手順で、無機微粒子のコ
ーティングを行う。無機微粒子コーティングに用いた材
料は以下の通りである。 〈材料〉 コーティング材;二酸化チタンゾル (実施例1と同様) 無機微粒子;二酸化ケイ素 (実施例1と同様) 超臨界流体;エチレン
【0061】実施例4〜6は、実施例1と同様にして,
捕集した無機微粒子をそれぞれ、電解放射型走査電子顕
微鏡(日立S-4700型)、エネルギー分散型X線分析シス
テム(HORIBA EMAX-7000)およびマックサイエンスX
線回折装置(M03XHF)による分析を行い,その結果、超
臨界流体の急速膨張法を用いて、二酸化ケイ素の微粒子
が二酸化チタンでコーティングされたことが示された。
【0062】[実施例7]前述の実施形態に係るコーテ
ィング装置1を用いて、前述の手順で、無機微粒子のコ
ーティングを行う。無機微粒子コーティングに用いた材
料は以下の通りである。 〈材料〉 コーティング材;二酸化チタンゾル (実施例1と同様) 無機微粒子;ケイ酸カルシウム (実施例2と同様) 超臨界流体;二酸化炭素 (実施例1と同様)
【0063】この際、ケイ酸カルシウム表面への二酸化
チタンゾルのコーティングは複数回行った。具体的に
は、捕集セル29でいったん捕集した無機微粒子をま
た、反応セル24に入れて、捕集セル29に噴出させて
コーティングする。
【0064】捕集セル29で生成した微粒子の確認方法
として、ケイ酸カルシウム表面の細孔径は、ユアサアイ
オニクス細孔分布測定装置NOVA1000を用いて行った。そ
の結果、コーティングを繰り返すことにより細孔径が減
少し、ケイ酸カルシウム表面への二酸化チタンの皮膜の
厚みが増加していることが示された。
【0065】
【発明の効果】本発明によれば、高圧混合工程により、
反応セル等の容器内に、コーティングされる無機微粒子
と、コーティング材を入れ、昇圧してつくられた超臨界
流体を媒体として、反応セル内部にある無機微粒子とコ
ーティング材を撹拌、加熱等の処理を施すから、超臨界
流体は粘性が小さく、拡散性も高いため、コーティング
材が無機微粒子の細孔内部も通過することができ、無機
微粒子の細孔内部にコーティング材を被膜することがで
きる。さらに、減圧捕集工程により、超臨界流体、無機
微粒子およびコーティング材の存在する反応セル等の容
器内の圧力を急速に減圧することによって、超臨界流体
は、急激に膨張して蒸散するため、ディップコーティン
グ法やスピンコーティング法等のような無機微粒子同士
の癒着が生じないで、無機微粒子にコーティング材をコ
ーティングすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る無機微粒子コーティング方法のコ
ーティング装置の構成図である。
【図2】コーティング装置の捕集セルで捕集した無機微
粒子の電子顕微鏡写真である。
【図3】コーティング装置の捕集セルで捕集した無機微
粒子のエネルギー分散型X線分析システムの定性分析図
である。
【図4】コーティング装置の捕集セルで捕集した無機微
粒子のX線回折装置による構造解析図である。
【図5】既知の二酸化チタンのX線回折装置による構造
解析図である。
【符号の説明】
1 コーティング装置 2 昇圧部 3 混合部 4 捕集部 10 ボンベ 12 乾燥管 13A、13B フィルタ 14 昇圧用ポンプ 15A、15B 圧力計 16A、16B 安全弁 17 逆止弁 18A、18B、18C、18D ストップバルブ 19 冷却ユニット 20 背圧弁 21 水恒温槽 22 温度測温部 23 予熱カラム 24 反応セル 25 撹拌用モーター 26 撹拌翼 27 加熱管 28 ノズル 29 捕集セル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09C 1/00 C09C 1/00 (72)発明者 山崎 仲道 宮城県仙台市太白区郡山6丁目5−5−1 −103 (72)発明者 高橋 慶治 香川県三豊郡詫間町大字香田80番地 神島 化学工業株式会社詫間工場内 Fターム(参考) 4D075 AB02 AB16 AB39 AB54 AB55 BB18Z BB22Z BB23Z BB56Z CA13 CA45 CA47 DA11 DA25 DB11 DB14 EA01 EA07 EA10 EA12 EB01 EB05 EC02 EC08 EC30 4G072 AA41 BB05 EE10 GG03 JJ26 JJ47 QQ09 UU15 4G073 BA11 CC08 FE20 UA02 4J037 AA09 AA10 AA17 AA18 CA09 DD06 EE03 EE21 EE42 EE47 FF28

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】無機微粒子表面に無機薄膜を形成する無機
    微粒子コーティング方法であって、 前記無機微粒子を超臨界流体中に分散させ、さらに、前
    記無機薄膜を構成するコーティング材を前記超臨界流体
    中に添加して、これらを混合する高圧混合工程と、 この高圧混合工程後、前記無機微粒子および前記コーテ
    ィング材を含む超臨界流体を常圧まで減圧して、前記無
    機微粒子を捕集する減圧捕集工程と、を備えていること
    を特徴とする無機微粒子コーティング方法。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の無機微粒子コーティング
    方法において、 前記超臨界流体は、二酸化炭素、エタン、プロパンおよ
    びエチレンからなる群から選択された少なくとも1種を
    含んで構成されていることを特徴とする無機微粒子コー
    ティング方法。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2に記載の無機微粒
    子コーティング方法において、 前記無機微粒子は、内部に平均細孔径0.001〜1μ
    mの微小な細孔を有することを特徴とする無機微粒子コ
    ーティング方法。
  4. 【請求項4】請求項1から請求項3のいずれかに記載の
    無機微粒子コーティング方法において、 前記コーティング材は、ゾル状、ゲル状、溶剤に溶解し
    た溶液および/または固体を含み、アルキル基などの官
    能基を含むチタニア化合物よりなる群から選択された少
    なくとも1種を含んで構成されていることを特徴とする
    無機微粒子コーティング方法。
  5. 【請求項5】請求項1から請求項4のいずれかに記載の
    無機微粒子コーティング方法において、 前記減圧捕集工程は、前記無機微粒子を含む超臨界流体
    をノズルを用いて前記容器外部に噴射することにより減
    圧し、前記コーティング材がコーティングされた無機微
    粒子を前記容器の外部で捕集することを特徴とする無機
    微粒子コーティング方法。
  6. 【請求項6】請求項1から請求項4のいずれかに記載の
    無機微粒子コーティング方法において、 前記減圧捕集工程は、前記容器の温度を下げることによ
    り減圧し、前記コーティング材がコーティングされた無
    機微粒子を前記容器から捕集することを特徴とする無機
    微粒子コーティング方法。
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