JP2002308803A - 2つの分離工程を含むパラキシレンおよびメタキシレンの合同生産方法 - Google Patents

2つの分離工程を含むパラキシレンおよびメタキシレンの合同生産方法

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JP2002308803A JP2002093775A JP2002093775A JP2002308803A JP 2002308803 A JP2002308803 A JP 2002308803A JP 2002093775 A JP2002093775 A JP 2002093775A JP 2002093775 A JP2002093775 A JP 2002093775A JP 2002308803 A JP2002308803 A JP 2002308803A
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    • C07C7/13Purification; Separation; Use of additives by adsorption, i.e. purification or separation of hydrocarbons with the aid of solids, e.g. with ion-exchangers by molecular-sieve technique

Abstract

(57)【要約】 【課題】 炭化水素仕込原料からの市販可能なパラキシ
レンおよびメタキシレンの合同生産方法を提供する。 【解決手段】 2つの分離工程を含む、炭化水素仕込原
料からのパラキシレンおよびメタキシレンの合同生産方
法であって、第1分離工程は、複数床を含む第1クロマ
トカラム内で向流擬似移動床で行われ、該カラムからエ
キストラクトと第1ラフィネートと第2ラフィネートと
が抜き出され、エキストラクトは蒸留されてパラキシレ
ンを得て、蒸留により脱着剤が除去された第2ラフィネ
ートは、第2分離工程において、第2クロマトカラムに
注入され、エキストラクトとラフィネートとが抜き出さ
れ、これらのうち、よりメタキシレンに富む流れは蒸留
されて、メタキシレンが99%を超える純度で得られ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パラキシレンおよ
びメタキシレンを含む炭化水素仕込原料からの該パラキ
シレンおよびメタキシレンの合同生産方法に関する。該
方法は、2つの分離工程を含む。
【0002】
【従来の技術】吸着による分離を用いる高純度パラキシ
レンの生産は、当業者に公知である。この市場は広範囲
にわたって開発されており、その販路は、テレフタル
酸、無水フタル酸およびポリエチレンテレフタレート樹
脂の生産である。これに反して、メタキシレンの市場
は、まだ制限されており、その販路は、イソフタル酸で
ある。しかしながら、先行技術において、例えば米国特
許US−A−4326092、US−A−538274
7およびUS−A−5900523のような高純度のメ
タキシレンの生産方法が公知である。ポリエチレンイソ
フタレートの少量をポリエチレンテレフタレートに添加
することによって、後者の特性が改善されることが最近
認められている。従って、市場の要求に応えるという条
件で芳香族化合物の生産用の同じコンビナート中におい
てパラキシレンおよびメタキシレンを合同生産すること
が有利になる。すなわちパラキシレンの量は、メタキシ
レンの量よりも、典型的には2〜40倍多くなければな
らない。パラキシレンは、非常に純粋でなければなら
ず、典型的には少なくとも99.6%でなければならな
い。メタキシレンは、適度な純度を有しなければなら
ず、典型的には少なくとも99.0%でなければならな
い。
【0003】さらに先行技術において、パラキシレンお
よびメタキシレンの合同生産方法が記載されており、例
えば米国特許US−A−4368347では、中間フラ
クションの再循環を用いる蒸気相での方法が使用され
る。中間フラクションの再循環に関連する複雑さに加え
て、この文献には、泡立ち点145℃を有する仕込原料
を用いて、また少なくとも0.1バールの圧力損失を示
す固定床を用いて圧力1〜2バール、温度150〜20
0℃で作用し、おそらくは経済的にはより以上に作用す
るそのような方法を実質上行うことがいかにして可能で
あるかが記載されていないし、かつ示唆されていない。
フランス特許FR−A−2651148では、C8芳香
族留分を3つの流出物に分離するための異なる2つの溶
媒が使用されている。このことは、擬似移動床分離装置
に由来する蒸留の数が増加されるので、その範囲を厳格
に限定するものである。国際特許WO−A−93/22
022には、3つの成分の仕込原料の3つの流出物への
分離の種々の場合が記載されている。しかしながら、方
法の3帯域または4帯域の各々、並びに塔内での分離さ
れた床の各々における非常な高圧と、圧力の調節と、流
量の調節とを同時に伴うものである使用される技術は、
非常に高価値を付加された生成物に対してのみ経済的に
正当化される。
【0004】米国特許US−A−4306107には、
液相での擬似移動床方法が記載されている。この方法で
は、メタキシレンは、エキストラクト形態で採取され
る。パラキシレン、オルトキシレンおよびエチルベンゼ
ンのフラクションは、中間ラフィネートとして採取され
る。最後にエチルベンゼンは、ラフィネートとして採取
される。メタキシレンおよびエチルベンゼンの合同生産
を可能にするこの方法によって、パラキシレンの大部分
と、メタキシレンの副次的な流れとを必然的に合同生産
することは可能ではない。
【0005】米国特許US−A−4313015には、
3つの採取物を含む、液相での擬似移動床での炭化水素
仕込原料からのパラキシレンおよびメタキシレンの連続
合同生産方法が記載されている。エキストラクトは、現
実の規格(現実の標準=99.7最少)を有して市販さ
れるには非常に不純な(99.44%)パラキシレンで
構成されて、収率97.5%を伴う。中間ラフィネート
は、エチルベンゼン、オルトキシレン、メタキシレンお
よび少量のパラキシレンで構成される。最後にラフィネ
ートは、オルトキシレンおよびメタキシレンの混合物で
主として構成される。従って、純粋メタキシレンは、ラ
フィネートの蒸留によって得られる。
【0006】さらに3つの採取物を含む、液相での擬似
移動床での炭化水素仕込原料からのパラキシレンおよび
メタキシレンの連続合同生産方法が、フランス特許FR
−A−2782714に記載されている。記載されてい
るクロマトカラムは、5つの帯域について配分される少
なくとも25床を含む。少なくとも5つの床は、メタキ
シレン、オルトキシレン、エチルベンゼン、溶媒および
パラキシレンを含む中間ラフィネートの抜き出し箇所
と、メタキシレン、オルトキシレンおよび溶媒を含むラ
フィネートの抜き出し箇所との間に含まれる帯域3B内
に位置しなければならない。従って、純度99%を超え
るメタキシレンは、ラフィネートの蒸留によって得られ
る。方法の実施に必要な多数の床(例えば30)以外
に、炭化水素仕込原料は、5%未満のエチルベンゼン含
有量を有する。このことは、制限的である。
【0007】本出願人によって、フランス特許出願FR
−A−2808270が出願され、この特許出願には、
エチルベンゼンに限定されない仕込原料からの3つの採
取物を含むクロマトカラム内でのパラキシレンおよびメ
タキシレンの擬似移動床での合同生産方法が記載されて
いる。この方法では、パラキシレンを含むエキストラク
トは、連続的に抜き出されて、第1ラフィネートは、連
続的にまたは断続的に抜き出される。またこの方法で
は、オルトキシレンおよびメタキシレンを含む第2ラフ
ィネートは、断続的に抜き出される。さらにこの方法
は、第2ラフィネートを蒸留して、少なくとも純度99
%のオルトキシレンおよびメタキシレンを回収すること
を特徴とする。
【0008】さらに米国特許US−A−5510562
には、C8芳香族化合物の分離方法が記載されている。
この方法では、オルトキシレン、メタキシレン、パラキ
シレンおよびエチルベンゼンの混合物は、先ず各々パラ
キシレンおよびエチルベンゼンと、メタキシレンおよび
オルトキシレンとを含む2つの流れに分割される。つい
でパラキシレンは、蒸留およびその後の結晶化によって
エチルベンゼンから分離される。メタキシレンは、蒸留
によってオルトキシレンから分離される。 米国特許U
S−A−4313015、フランス特許FR−A−27
82714およびUS−A−5510562、並びにフ
ランス特許出願FR−A−2808270に記載されて
いるあらゆる方法において、メタキシレンは、蒸留によ
ってオルトキシレンから分離される。ところが、これら
2つの化合物の沸点は、非常に近似(すなわち各々13
9.12および144.41)しており、このことは、
蒸留によるこれら2つの化合物の分離を非常に困難なも
のにし、かつ少なくとも約150〜200の棚段を備え
る大きな塔を必要とする。さらに分離が望まれるメタキ
シレンおよびオルトキシレンの混合物の流れが、不純物
状でパラキシレンおよびエチルベンゼンを含む場合、こ
れら不純物は、99.0%を超える純度の獲得を困難な
ものにするメタキシレン中に集中することになる。
【0009】本発明に最も関連する先行技術の文献は、
米国特許US−A−5900523である。この文献の
実施例Eには、キシレン類の生産方法が記載されてい
る。この方法では、準選択性(paraselective)吸着によ
る第1分離帯域によって、パラキシレンに富むエキスト
ラクトと、供給用の流れの中に存在するオルトキシレン
およびメタキシレンの少なくとも大半を含みかつオルト
キシレンを10%以上含むラフィネートとが生成され
る。エキストラクトは、高純度のパラキシレンを回収す
るために蒸留される。ついで第1分離帯域のラフィネー
トは、中間選択性吸着による第2分離帯域に導入され
る。この第2分離帯域では、吸着剤は、SiO /Al
モル比4.0〜6.0を有し、ナトリウムと交換
されかつ500℃で限界酸素指数(LOI)に相当する
含水量約1.5〜約2.5重量%を有するゼオライトY
であり、またこの第2分離帯域では、分離は、温度10
0℃〜150℃で液相で行われる。中間選択性吸着によ
る第2分離帯域によって、メタキシレンに富むエキスト
ラクトと、第1ラフィネートの非吸着化合物を含むラフ
ィネート、特にオルトキシレンとが生成される。高純度
のメタキシレンが、エキストラクトから回収される。任
意の相乗作用が、2つの異性体の合同生産に関して見出
されうることなしに、2つの吸着工程が、直列状に配置
されることはこの明細書において明らかに判かる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、炭化
水素仕込原料からの市販可能なパラキシレンおよびメタ
キシレンの合同生産である。本発明の2番目の目的は、
蒸留後に少なくとも99.6%の純度のパラキシレン
(最少収率98%を伴う)と、少なくとも99%の純度
のメタキシレンとを得ることである。本発明の3番目の
目的は、第2装置のサイズが縮小されている2つの分離
装置を用いてパラキシレンおよびメタキシレンを生成す
ることである。
【0011】
【課題を解決するための手段】より正確には、本発明
は、パラキシレンおよびメタキシレンを含む炭化水素仕
込原料からのパラキシレンおよびメタキシレンの合同生
産方法に関する。本方法は、少なくとも1つの吸着剤の
ループ状に相互接続された複数床を含む少なくとも1つ
の第1クロマトカラム(6)内での擬似移動床での仕込
原料の第1分離工程を含む。前記カラムは、仕込原料
(1)の注入と、第1ラフィネート(4)の抜き出し
と、脱着剤と実質的にエチルベンゼンおよびパラキシレ
ンを除去されたメタキシレンおよびオルトキシレンを含
む混合物とを含む第2ラフィネート(5)の抜き出し
と、脱着剤(2)の注入と、非常に高純度のパラキシレ
ンを排出するエキストラクト(3)の抜き出しとを含
む。本方法は、前記第1カラム(6)内を流通する主要
な流れの流れ方向において仕込原料および脱着剤の注入
の位置と、エキストラクトの抜き出しの位置とを1床ず
つ定期的に同時にずらすことを含む。本方法は、第2ラ
フィネートを蒸留して脱着剤を除去し、メタキシレンお
よびオルトキシレンを含む混合物(12)を回収し、少
なくとも1つの吸着剤を含みかつ混合物(12)の少な
くとも1つの注入と、脱着剤(16)の注入と、脱着剤
を含みかつ吸着剤上で最も吸着される化合物に富むエキ
ストラクト(18)の抜き出しと、脱着剤を含みかつ吸
着剤上で最も少なく吸着される化合物に富むラフィネー
ト(19)の抜き出しとを含む少なくとも1つの第2ク
ロマトカラム(17)内においてオルトキシレンおよび
メタキシレンの混合物の少なくとも一部の第2分離工程
を行うことを特徴とする。さらに本方法は、メタキシレ
ンを含むエキストラクトまたはメタキシレンを含むラフ
ィネートを蒸留して、脱着剤を除去し、ついで99%を
超える純度のメタキシレンを回収することを特徴とす
る。
【0012】第2分離工程は、バッチ式で行われてよ
い。該第2工程は、擬似移動床の技術に従って、好まし
くは向流での擬似移動床を用いて連続的に行われてもよ
い。これを行うために、前記第2カラム内を流通する主
要の流れの流れ方向において第2クロマトカラムに対す
る混合物および脱着剤の注入の位置と、エキストラクト
およびラフィネートの抜き出しの位置とを1床ずつ定期
的に同時にずらす。
【0013】先行技術の利点に対する本発明による方法
の利点は、次の通りである:・メタキシレンは、オルト
キシレンから蒸留によって分離されない。該蒸留は、困
難かつコスト高である。
【0014】・一定の生産およびメタキシレンの等純度
に関して、第2吸着工程の塔のサイズは、先行技術によ
って必要とされるサイズに比して、例えば10〜20%
小さく縮小される。
【0015】・吸着剤の床の数と、仕込原料のエチルベ
ンゼン含有量とについて苛酷な制約無しにパラキシレン
およびメタキシレンの生産が可能。
【0016】擬似移動床での第1分離工程の間、第1お
よび第2ラフィネートは、連続的または断続的に抜き出
されてもよい。第2ラフィネートを、好ましくは連続的
に抜き出して、該第2ラフィネートを、中間緩衝タンク
を用いないで蒸留工程に連続的に注入してもよい。
【0017】方法の特徴によれば、第1分離工程におい
て使用される吸着剤は、バリウムと交換されたゼオライ
トXまたはカリウムと交換されたゼオライトYまたはバ
リウムおよびカリウムと交換されたゼオライトYを含ん
でよい。
【0018】好ましい脱着剤は、パラジエチルベンゼン
である。しかしながら、さらにトルエン、パラジフルオ
ロベンゼンあるいは混合物状ジエチルベンゼンのような
他の脱着剤も適しうる。好ましくはパラジエチルベンゼ
ンが、蒸留によって回収するのに容易であること、およ
び吸着剤に対する親和力が強いことにおいて推奨され
る。
【0019】方法の別の特徴によれば、第2ラフィネー
トのオルトキシレン化合物およびメタキシレン化合物の
第2分離工程において、中間選択性の吸着剤を使用する
ことができる。この場合、抜き出されたエキストラクト
は、脱着剤と、最も吸着された化合物である実質的に純
粋なメタキシレンとを含む。しかしながら、ラフィネー
トが、実質的に純粋なメタキシレンを排出し、またエキ
ストラクトが、残留不純物と共に脱着剤中に溶液状でオ
ルトキシレンを排出する吸着剤を使用することもでき
る。
【0020】第2分離工程における好ましい脱着剤は、
トルエンである。しかしながら、さらに純粋または混合
物状インダン、1,2,4−トリメチルベンゼン、パラ
メチルエチルベンゼンまたはクメンのような他の脱着剤
も適しうる。
【0021】第2分離工程の吸着剤は、カルシウムと交
換されたゼオライトX、セシウムと交換されたゼオライ
トX、ナトリウムと交換されたゼオライトYまたはナト
リウムおよびリチウムと交換されたゼオライトYから本
質的になる群から選ばれる少なくとも1つのゼオライト
を含んでもよい。好ましくは実質的にナトリウムのみし
か含まないゼオライトYの使用が推奨される。ナトリウ
ムのみしか含まない中間選択性ゼオライトの例は、米国
特許US−A−4326092、US−A−53827
47、US−A−5900523およびヨーロッパ特許
EP−A−0712821に記載されている。
【0022】本発明の別の特徴によれば、第1分離工程
において仕込原料に対する脱着剤の容積比は、0.5〜
2.5、好ましくは1〜2であってよい。
【0023】本発明の別の特徴によれば、方法の各々の
工程を、温度一般に20〜250℃、好ましくは90〜
210℃、より詳しくは160〜200℃、圧力常圧〜
20バール(1バール=0.1MPa)で操作してもよ
い。
【0024】本発明は、向流で擬似移動床でのパラキシ
レンおよびメタキシレンの合同生産を説明する図を検討
することによってより良く理解される。
【0025】メタキシレン、オルトキシレン、エチルベ
ンゼンおよびパラキシレンを含むキシレン仕込原料は、
少なくとも5つの帯域を有する少なくとも1つのクロマ
トカラム(6)内に管路(1)を経て連続的に導入され
る。該帯域は、ゼオライト、例えばバリウムと交換され
たゼオライトXを含みかつ米国特許US−A−4313
015および本出願人の既述特許による向流で擬似移動
床での液相で作用する吸着剤の複数床を含む。第1ラフ
ィネートR1は、仕込原料の導入箇所の下流に位置する
箇所で管路(4)から連続的に抜き出される一方で、メ
タキシレンおよびオルトキシレンを含む第2ラフィネー
トR2は、塔内での流体の流れ方向(特に下から上)に
対して第1ラフィネートの下流において管路(5)から
連続的に抜き出される。脱着剤であるパラジエチルベン
ゼンは、仕込原料の注入箇所の上流に位置する塔の箇所
で管路(2)を経て連続的に注入される一方、脱着剤と
実質的に純粋なパラキシレンとを含むエキストラクト
は、脱着剤の注入箇所の下流に位置する箇所で管路
(3)から連続的に抜き出される。このエキストラクト
は、蒸留塔(7)内で蒸留される。該蒸留塔から、頂部
において、実質的に純粋な(99.7%を超える)パラ
キシレンが管路(10)を経て抜き出され、底部におい
て、再循環されてもよい脱着剤が管路(13)を経て抜
き出される。
【0026】第1ラフィネートは、蒸留塔(8)内に導
入される。該蒸留塔から、底部において、再循環されて
もよい脱着剤が管路(14)を経て抜き出され、頂部に
おいて、キシレン類とエチルベンゼンとを含む混合物が
管路(11)を経て抜き出される。この混合物は、異性
化装置に搬送されてよい。
【0027】第2ラフィネートは、蒸留塔(9)に導入
される。該蒸留塔から、底部において、再循環されても
よい脱着剤が管路(15)を経て抜き出され、頂部にお
いて、本質的にメタキシレンおよびオルトキシレンを含
み、かつ実質的にパラキシレンおよびエチルベンゼンを
除去された混合物が管路(12)を経て抜き出される。
この管路(12)は、少なくとも1つの第2クロマトカ
ラム(17)の入口に接続され、該第2クロマトカラム
は、例えばゼオライトNaYのようなゼオライト吸着剤
の複数床を含み、該第2クロマトカラムは、例えば米国
特許US−A−4326092またはUS−A−538
2747に従ってナトリウムを含むゼオライトYを用い
て、向流で擬似移動床での液相で操作される。
【0028】例えばトルエンである脱着剤は、仕込原料
の導入箇所の上流に位置する箇所においてクロマトカラ
ム(17)内に管路(16)を経て連続的に導入される
一方で、実質的に純粋なメタキシレンおよび脱着剤を含
むエキストラクトは、脱着剤の導入箇所の下流において
かつ仕込原料の導入箇所の上流において管路(18)を
経て連続的に抜き出される。エキストラクトの管路(1
8)は、蒸留塔(20)の入口に接続される。該蒸留塔
から、頂部において、脱着剤が、管路(22)を経て従
来通りに抜き出される一方で、塔の底部において、メタ
キシレンが、例えば99%を超える純度を伴って管路
(24)を経て回収される。
【0029】塔内を流通する主要流体の流れ方向におけ
る前記仕込原料の注入箇所の下流において、オルトキシ
レン、不純物および脱着剤を含むラフィネートが、管路
(19)を経て連続的に抜き出されて、蒸留塔(21)
内で蒸留される。不純物を含むオルトキシレンは、塔
(21)の底部において管路(25)を経て回収され
て、場合によっては管路(11)のオルトキシレンと共
に異性化されてもよい一方で、脱着剤は、塔(21)の
頂部において管路(23)を経て回収される。
【0030】仕込原料および脱着剤の導入箇所と、エキ
ストラクトおよびラフィネートの抜き出し箇所とは、塔
内を流通する流体の流れ方向において定期的に同時にず
らされる。
【0031】
【発明の実施の形態】本発明は、限定されないものとし
て記載される、次の実施例によって説明される。
【0032】[実施例1:(比較例)] 次の重量組成: PX:パラキシレン 22.6% MX:メタキシレン 49.9% OX:オルトキシレン 21.9% EB:エチルベンゼン 5.6% のキシレン類およびエチルベンゼン混合物を含む仕込原
料からのパラキシレンの生産を、1mの横断面積を有
しかつバリウムと交換されたゼオライトXを含む24床
で構成される円筒状吸着塔2基において、4帯域を有す
る擬似移動床において向流で実施した。
【0033】操作条件は、次の通りであった: 仕込原料:9.5m・h−1 溶媒:パラジエチルベンゼン 16.2m・h−1 エキストラクト:9.6m・h−1 ラフィネート:16.1m・h−1 再循環物の流量(帯域1における):48.2m・h
−1
【0034】形態は、帯域1、帯域2、帯域3および帯
域4において各々5床、9床、8床および2床を有して
いた。
【0035】弁の交換時間(すなわち周期)は、70.
8秒であった。
【0036】パラジエチルベンゼンの蒸留後に、得られ
たエキストラクトは、純度99.7%のパラキシレンを
収率96.7%で排出した。
【0037】ラフィネート 16.1m・h−1を蒸
留した。流体の流量7.4m・h −1を得た。その組
成は、次の通りであった: PX:パラキシレン 1.0% MX:メタキシレン 63.8% OX:オルトキシレン 28.0% EB:エチルベンゼン 7.2%
【0038】この流体の一部、すなわち0.642m
・h−1を採取し、それを中間選択性分離装置に搬送し
た。メタキシレンの生産を、0.0803mの横断面
積を有しかつナトリウムと交換されたゼオライトYを含
む24床で構成される円筒状吸着塔2基において、擬似
移動床において向流で実施した。
【0039】操作条件は、次の通りであった: 仕込原料:0.642m・h−1 溶媒:トルエン 1.027m・h−1 エキストラクト:0.757m・h−1 ラフィネート:0.912m・h−1 再循環物の流量(帯域1における):4.045m
−1
【0040】形態は、帯域1、帯域2、帯域3および帯
域4において各々3床、11床、7床および3床を有し
ていた。
【0041】弁の交換時間(すなわち周期)は、90秒
であった。
【0042】トルエンの蒸留後に、得られたエキストラ
クトは、純度99.03%のメタキシレンを0.208
・h−1排出した。パラキシレンの生産高は、メタ
キシレンの生産高の10倍であった。
【0043】[実施例2] 次の重量組成: PX:パラキシレン 22.6% MX:メタキシレン 49.9% OX:オルトキシレン 21.9% EB:エチルベンゼン 5.6% のキシレン類およびエチルベンゼン混合物を含む仕込原
料からのパラキシレンの生産を、1mの横断面積を有
しかつバリウムと交換されたゼオライトXを含む24床
で構成される円筒状吸着塔2基において、5帯域を有す
る擬似移動床において向流で実施した。ラフィネート
(ラフィネート2)および中間ラフィネートを連続的に
抜き出した。
【0044】操作条件は、次の通りであった: 仕込原料:9.5m・h−1 溶媒:パラジエチルベンゼン 16.2m・h−1 エキストラクト:9.6m・h−1 中間ラフィネート:10.1m・h−1 ラフィネート2:6.0m・h−1 再循環物の流量(帯域1における):48.2m・h
−1
【0045】形態は、帯域1、帯域2、帯域3A、帯域
3Bおよび帯域4において各々5床、9床、5床、3床
および2床を有していた。
【0046】弁の交換時間(すなわち周期)は、70.
8秒であった。
【0047】パラジエチルベンゼンの蒸留後に、連続的
に抜き出されて得られたエキストラクトは、純度99.
7%のパラキシレンを収率96.7%で排出した。ラフ
ィネートを2つに分割することは、パラキシレンの生産
用の装置の性能を低下させないことが証明された。
【0048】ラフィネート2の6.0m・h−1を蒸
留した。流体の流量1.13m・h−1を得た。その
組成は、次の通りであった: PX:パラキシレン 0.7% MX:メタキシレン 71.7% OX:オルトキシレン 27.5% EB:エチルベンゼン 0.1%
【0049】この流体の一部、すなわち0.580m
・h−1を採取し、それを中間選択性分離装置に連続的
に搬送した。メタキシレンの生産を、0.0725m
の横断面積を有しかつナトリウムと交換されたゼオライ
トYを含む24床で構成される円筒状吸着塔2基におい
て、擬似移動床において向流で実施した。
【0050】最適化された操作条件(流量)は、次の通
りであった: 仕込原料:0.580m・h−1 溶媒:トルエン 0.928m・h−1 エキストラクト:0.675m・h−1 ラフィネート:0.833m・h−1 再循環物の流量(帯域1における):3.930m
−1
【0051】形態は、帯域1、帯域2、帯域3および帯
域4において各々3床、11床、8床および2床を有し
ていた。
【0052】弁の交換時間(すなわち周期)は、82秒
であった。
【0053】トルエンの蒸留後に、得られたエキストラ
クトは、純度99.04%のメタキシレンを0.208
・h−1排出した、すなわちメタキシレンの生産高
の10倍にあたるパラキシレンの生産高であった。
【0054】この実施例では、第1装置が、24に限定
される床数を用いて操作されることが証明された。さら
に同一のメタキシレンの生産のために擬似移動床での第
2吸着装置において必要な吸着剤および溶媒の量は、実
施例1の量よりも約10%少ないことが証明された。
【0055】[実施例3] 次の重量組成: PX:パラキシレン 21.1% MX:メタキシレン 48.9% OX:オルトキシレン 21.4% EB:エチルベンゼン 8.6% のキシレン類およびエチルベンゼン混合物を含みかつ実
施例2の仕込原料よりもエチルベンゼンに富む仕込原料
からのパラキシレンの生産を、1mの横断面積を有し
かつバリウムと交換されたゼオライトXを含む24床で
構成される円筒状吸着塔2基において、擬似移動床にお
いて向流で実施した。ラフィネート(ラフィネート2)
および中間ラフィネートを連続的に抜き出した。
【0056】操作条件は、次の通りであった: 仕込原料:9.5m・h−1 溶媒:パラジエチルベンゼン 16.2m・h−1 エキストラクト:9.5m・h−1 中間ラフィネート:12.05m・h−1 ラフィネート2:4.15m・h−1 再循環物の流量(帯域1における):48.2m・h
−1
【0057】形態は、帯域1、帯域2、帯域3A、帯域
3Bおよび帯域4において各々5床、9床、5床、3床
および2床を有していた。
【0058】弁の交換時間(すなわち周期)は、70.
8秒であった。
【0059】パラジエチルベンゼンの蒸留後に、得られ
たエキストラクトは、純度99.7%のパラキシレンを
収率96.0%で排出した。
【0060】ラフィネート2の4.15m・h−1
蒸留した。流体の流量0.62m・h−1を得た。そ
の組成は、次の通りであった: PX:パラキシレン 1.4% MX:メタキシレン 70.2% OX:オルトキシレン 28.2% EB:エチルベンゼン 0.2%
【0061】この流体の一部、すなわち0.595m
・h−1を採取し、それを中間選択性分離装置に連続的
に搬送した。メタキシレンの生産を、0.0745m
の横断面積を有しかつナトリウムと交換されたゼオライ
トYを含む24床で構成される円筒状吸着塔2基におい
て、擬似移動床において向流で実施した。
【0062】最適化された操作条件(流量)は、次の通
りであった: 仕込原料:0.595m・h−1 溶媒:トルエン 0.952m・h−1 エキストラクト:0.684m・h−1 ラフィネート:0.863m・h−1 再循環物の流量(帯域1における):4.028m
−1
【0063】形態は、帯域1、帯域2、帯域3および帯
域4において各々3床、11床、8床および2床を有し
ていた。
【0064】弁の交換時間(すなわち周期)は、82秒
であった。
【0065】トルエンの蒸留後に、得られたエキストラ
クトは、純度99.05%のメタキシレンを0.208
・h−1排出した、すなわちメタキシレンの生産高
の10倍にあたるパラキシレンの生産高であった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の合同生産方法を示すフローシートであ
る。
【符号の説明】
(6)(17):クロマトカラム (7)(8)(9)(20)(21):蒸留塔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アラン メチヴィエ フランス国 オルレアーン リュ ルイ ブラーユ 6 (72)発明者 ジェラール オチエ フランス国 リイル マルメゾン リュ デュ ドクトゥール ザメノフ 17 Fターム(参考) 4H006 AA02 AD11 AD17 BB11 BC50 BC51 BC52 BD21 BD60 BD84 DA15

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パラキシレンおよびメタキシレンを含む
    炭化水素仕込原料からのパラキシレンおよびメタキシレ
    ンの合同生産方法であって、該方法は、少なくとも1つ
    の吸着剤のループ状に相互接続された複数床を含む少な
    くとも1つの第1クロマトカラム(6)内での擬似移動
    床での仕込原料の第1分離工程を含み、前記カラムは、
    仕込原料(1)の注入と、第1ラフィネート(4)の抜
    き出しと、脱着剤と実質的にエチルベンゼンおよびパラ
    キシレンを除去されたメタキシレンおよびオルトキシレ
    ンを含む混合物とを含む第2ラフィネート(5)の抜き
    出しと、脱着剤(2)の注入と、非常に高純度のパラキ
    シレンを排出するエキストラクト(3)の抜き出しとを
    含み、該方法は、前記第1カラム(6)内を流通する主
    要な流れの流れ方向において仕込原料および脱着剤の注
    入の位置と、エキストラクトの抜き出しの位置とを1床
    ずつ定期的に同時にずらすことを含む方法において、第
    2ラフィネートを蒸留して脱着剤を除去し、メタキシレ
    ンおよびオルトキシレンを含む混合物(12)を回収
    し、少なくとも1つの吸着剤を含みかつ混合物(12)
    の少なくとも1つの注入と、脱着剤(16)の注入と、
    脱着剤を含みかつ吸着剤上で最も吸着される化合物に富
    むエキストラクト(18)の抜き出しと、脱着剤を含み
    かつ吸着剤上で最も少なく吸着される化合物に富むラフ
    ィネート(19)の抜き出しとを含む少なくとも1つの
    第2クロマトカラム(17)内においてオルトキシレン
    およびメタキシレンの混合物の少なくとも一部の第2分
    離工程を行うことを特徴とし、さらにメタキシレンを含
    むエキストラクトまたはメタキシレンを含むラフィネー
    トを蒸留して、脱着剤を除去し、ついで99%を超える
    純度でメタキシレンを回収することを特徴とする、合同
    生産方法。
  2. 【請求項2】 第2分離工程が、好ましくは擬似向流で
    擬似移動床で行われる、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 第2分離工程の吸着剤が、中間選択性(m
    etaselectif)であり、エキストラクトが、実質的に純粋
    なメタキシレンを含む、請求項1または2記載の方法。
  4. 【請求項4】 第1分離工程の際に第1および第2ラフ
    ィネートを連続的に抜き出す、請求項1〜3のうちのい
    ずれか1項記載の方法。
  5. 【請求項5】 第1分離工程の脱着剤が、パラジエチル
    ベンゼンである、請求項1〜4のうちのいずれか1項記
    載の方法。
  6. 【請求項6】 第1分離工程の吸着剤が、バリウムと交
    換されたゼオライトX、カリウムと交換されたゼオライ
    トY、あるいはバリウムおよびカリウムと交換されたゼ
    オライトYを含む、請求項1〜5のうちのいずれか1項
    記載の方法。
  7. 【請求項7】 第2分離工程の脱着剤が、トルエンまた
    はインダンである、請求項1〜6のうちのいずれか1項
    記載の方法。
  8. 【請求項8】 第2分離工程の吸着剤が、ナトリウムを
    含むゼオライトYを含むか、あるいはナトリウムとリチ
    ウムとを含むゼオライトYを含む、請求項1〜7のうち
    のいずれか1項記載の方法。
  9. 【請求項9】 第1および第2分離工程において仕込原
    料に対する脱着剤の比が、0.5〜2.5、好ましくは
    1〜2である、請求項1〜8のうちのいずれか1項記載
    の方法。
  10. 【請求項10】 吸着工程の温度が、圧力1〜20バー
    ルで20〜250℃である、請求項1〜9のうちのいず
    れか1項記載の方法。
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