JP2002308474A - 用紙搬送装置 - Google Patents

用紙搬送装置

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JP2002308474A
JP2002308474A JP2001112214A JP2001112214A JP2002308474A JP 2002308474 A JP2002308474 A JP 2002308474A JP 2001112214 A JP2001112214 A JP 2001112214A JP 2001112214 A JP2001112214 A JP 2001112214A JP 2002308474 A JP2002308474 A JP 2002308474A
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JP2001112214A
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English (en)
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Michio Tada
通夫 多田
Yoshimasa Sasaoka
義正 笹岡
Takashi Abe
隆 阿部
Hiroatsu Kazama
裕篤 風間
Hiroshi Iwasaka
啓 岩坂
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 用紙の搬送遅れや座屈による補正不良を引き
起こすことなく、用紙の位置ずれを補正することができ
る用紙搬送装置を提供する。 【解決手段】 用紙搬送路の一方側に設けられたサイド
基準ガイド5と、用紙搬送路上で用紙2に搬送力を付与
しつつ、その用紙をサイド基準ガイド5側に幅寄せする
搬送ボール1と、用紙2に搬送力を付与するために搬送
ボール1を回転させかつその回転方向を可変とした回転
駆動手段と、搬送ボール1によってサイド基準ガイド5
側に幅寄せされる用紙2の側端を検知する用紙側端検知
センサ7と、この用紙側端検知センサ7の検知結果に基
づいて回転駆動手段による搬送ボール1の回転方向を制
御する制御手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機等の画像形
成装置に用いられる用紙搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、複写機等の画像形成装置におい
ては、画像形成対象となる用紙を搬送する際に種々の要
因で搬送中の用紙が位置ずれを起こすことがある。そう
した場合、用紙が位置ずれしたまま画像形成部に送り込
まれると、用紙に対して画像がずれた状態で形成されて
しまう。
【0003】そのため、画像形成装置に用いられる用紙
搬送装置には、搬送中に用紙の位置ずれを修正する用紙
整合装置が組み込まれている。この種の用紙整合装置と
しては、搬送中の用紙の側端を基準に用紙の位置ずれを
補正する、いわゆるサイドレジストレーション(以下、
サイドレジと略称)基準による整合方式が知られてい
る。
【0004】上記整合方式を採用した従来の用紙搬送装
置としては、用紙搬送路の一方側に搬送方向に沿って基
準ガイドを設けるとともに、用紙の搬送路中に斜行ロー
ルを配置し、この斜行ロールによって搬送中の用紙を基
準ガイド側へ幅寄せし、用紙の側端を基準ガイドに突き
当ててサイドレジ(用紙搬送方向と直交する方向での用
紙側端の位置ずれ)とサイドスキュー(用紙搬送方向に
対する用紙側端の傾き)を同時に補正するものが知られ
ている。
【0005】この種の用紙搬送装置では、用紙の側端を
斜行ロールで基準ガイドに突き当てた際に、用紙と斜行
ロールとの間にある一定の力が働くことでスリップを発
生させ、このスリップ現象を利用して用紙の側端を基準
ガイドに沿わせて走行させるようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の用紙搬送装置においては、用紙の側端を基準ガイドに
突き当てる前と後では、突き当て後の方が、斜行ロール
で用紙を搬送する際の搬送抵抗が大きくなる。そして、
この搬送抵抗の変化に伴う斜行ロールのスリップによ
り、用紙の搬送方向において用紙の搬送遅れを招いてし
まう。
【0007】この対策としては、斜行ロールにおける用
紙のニップ圧(挟持圧)を高めて用紙の搬送力を強くす
ることも考えられるが、そうした場合は、基準ガイドへ
の突き当てによって用紙が座屈しやすくなる。特に、腰
の弱い薄紙などでは座屈しやすくなる。その結果、サイ
ドレジ及びサイドスキューの補正不良を招く。
【0008】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、その目的とするところは、用紙の搬送遅れ
や座屈による補正不良を引き起こすことなく、用紙の位
置ずれを補正することができる用紙搬送装置を提供する
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る用紙搬送装
置は、用紙搬送路の一方側に設けられた用紙側端位置決
め部材と、用紙搬送路上で用紙に搬送力を付与しつつ、
その用紙を用紙側端位置決め部材側に幅寄せする球状の
幅寄せ部材と、用紙に搬送力を付与するために幅寄せ部
材を回転させかつその回転方向を可変とした回転駆動手
段と、幅寄せ部材によって用紙側端位置決め部材側に幅
寄せされる用紙の側端を検知する検知手段と、この検知
手段の検知結果に基づいて回転駆動手段による幅寄せ部
材の回転方向を制御する制御手段とを備えた構成となっ
ている。
【0010】上記構成の用紙搬送装置においては、回転
駆動手段によって球状の幅寄せ部材を回転させることに
より、この幅寄せ部材の回転方向に従って用紙が送られ
る。そのため、幅寄せ部材の回転方向を制御手段で制御
(変更)することにより、用紙の送り方向を切り換える
ことが可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0012】図1は本発明の実施形態に係る用紙搬送装
置の構成を示す概略図であり、図2はこれを用紙搬送方
向から見た概略図である。図において、用紙の搬送方向
Yには、その上流側から下流側に複数(図例では3つ)
の搬送ボール1が所定の間隔で設けられている。これら
の搬送ボール1は、摩擦係数の高いゴムボール、或いは
表面にゴムのコーティングが施された球状体によって構
成されるもので、それぞれ用紙搬送路上で用紙2に搬送
力を付与する。用紙搬送路は、所定の隙間を介して対向
状態に配置された一対のシュート部材3A,3Bによっ
て形成されている。また、各々の搬送ボール1には、用
紙搬送路を挟むかたちでピンチロール4が押圧されてい
る。このピンチロール4は、用紙の搬送方向Yと直交す
る回転軸を中心に回転自在に支持されている。
【0013】用紙搬送路の一方側(図の右側)には、用
紙側端位置決め部材としてのサイド基準ガイド5が設け
られている。サイド基準ガイド5は用紙搬送路と対向す
る部分にガイド面6を有している。このガイド面6は、
用紙の搬送方向Yと平行をなすように配置されている。
【0014】サイド基準ガイド5の近傍には、用紙側端
検知センサ7が設けられている。この用紙側端検知セン
サ7は、サイド基準ガイド5のガイド面6よりも用紙搬
送路側に若干(数ミリほど)入り込んだ位置に配置され
ている。用紙側端検知センサ7は、搬送ボール1によっ
て搬送(幅寄せ)される用紙2の側端を検知するもので
ある。用紙側端検知センサ7としては、そのセンサ検知
ポイントにおける用紙の有無に応じてオンオフするセン
サ、例えばフォトセンサなどを用いることができる。用
紙側端検知センサ7の検知信号は図示しないコントロー
ラ(制御手段)に送られる。
【0015】また、用紙の搬送方向Yで最下流に配置さ
れた搬送ボール1の更に下流側には、複数(図例では4
つ)の搬送ロール8が設けられている。各々の搬送ロー
ル8は、搬送方向Yと直交する方向に架け渡された共通
の回転シャフト9に取り付けられ、この回転シャフト9
と一体に回転駆動されるものである。
【0016】ここで、上述した各々の搬送ボール1は球
状の幅寄せ部材となるもので、図3に示す回転駆動機構
によって回転駆動される。この回転駆動機構は、上記コ
ントローラによって駆動制御されるもので、第1の駆動
機構10と第2の駆動機構11によって構成されてい
る。また、搬送ボール1は図示しないボール受け部材を
用いて任意の方向に自由に回転し得る状態で支持されて
いる。また、ボール受け部材で支持された状態では、搬
送ボール1の中心が常に一定の位置に保持されるように
なっている。
【0017】第1の駆動機構10は、回転ロール12、
回転駆動モータ13、スライドラック14、ピニオン1
5、押圧可変モータ16等によって構成されている。回
転駆動モータ13及び押圧可変モータ16としては、そ
れぞれステッピングモータ、サーボモータなどを用いる
ことができる。
【0018】回転ロール12は回転駆動モータ13の回
転軸に取り付けられ、回転駆動モータ13はスライドラ
ック14に取り付けられている。回転駆動モータ13の
回転軸は搬送方向Yと直交する向きで配置されている。
スライドラック14は図示しないガイド手段によって搬
送方向Yにスライド自在に支持されている。スライドラ
ック14にはピニオン15が噛み合っている。ピニオン
15は押圧可変モータ16の回転軸に取り付けられてい
る。
【0019】上記構成からなる第1の駆動機構10にお
いて、押圧可変モータ16の駆動によりピニオン15を
回転させると、この回転力を受けてスライドラック14
が搬送方向Yと平行に移動する。このとき、スライドラ
ック14と一体に回転駆動モータ13及び回転ロール1
2も移動する。この場合、搬送方向Yにおけるスライド
ラック14の移動方向は、押圧可変モータ16の駆動に
よるピニオン15の回転方向に従うものとなる。また、
回転ロール12の移動方向は、用紙の搬送方向Yで搬送
ボール1に対して接離する方向となる。
【0020】これにより、押圧可変モータ16の駆動に
よって回転ロール12を搬送方向Yから搬送ボール1に
接触させ、かつその接触位置で押圧可変モータ16の駆
動力により回転ロール12の外周面を搬送ボール1の球
面に押圧させることができる。また、搬送ボール1に回
転ロール12を押圧した状態で、回転駆動モータ13の
駆動により回転ロール12を回転させることにより、搬
送方向Yに沿う方向で搬送ボール1を回転させることが
できる。さらに、押圧可変モータ16の回転トルクを調
整することにより、搬送ボール1に対する回転ロール1
2の押圧力を自在に変化させることができる。
【0021】一方、第2の駆動機構11は、回転ロール
17、回転駆動モータ18、スライドラック19、ピニ
オン20、押圧可変モータ21等によって構成されてい
る。回転駆動モータ18及び押圧可変モータ21として
は、それぞれステッピングモータ、サーボモータなどを
用いることができる。
【0022】回転ロール17は回転駆動モータ18の回
転軸に取り付けられ、回転駆動モータ18はスライドラ
ック19に取り付けられている。回転駆動モータ18の
回転軸は搬送方向Yと平行に配置されている。スライド
ラック19は図示しないガイド手段によって搬送方向Y
と直交する方向Xにスライド自在に支持されている。ス
ライドラック19にはピニオン20が噛み合っている。
ピニオン20は押圧可変モータ21の回転軸に取り付け
られている。
【0023】上記構成からなる第2の駆動機構11にお
いて、押圧可変モータ21の駆動によりピニオン20を
回転させると、この回転力を受けてスライドラック19
が搬送方向Yと直交する方向Xに移動する。このとき、
スライドラック19と一体に回転駆動モータ18及び回
転ロール17も移動する。この場合、搬送方向Yと直交
する方向Xにおけるスライドラック19の移動方向は、
押圧可変モータ21の駆動によるピニオン20の回転方
向に従うものとなる。また、回転ロール17の移動方向
は、搬送方向Yと直交する方向Xで搬送ボール1に対し
て接離する方向となる。
【0024】これにより、押圧可変モータ21の駆動に
よって回転ロール17を搬送方向Yと直交する方向Xか
ら搬送ボール1に接触させ、かつその接触位置で押圧可
変モータ21の駆動力により回転ロール17の外周面を
搬送ボール1の球面に押圧させることができる。また、
搬送ボール1に回転ロール17を押圧した状態で、回転
駆動モータ18の駆動により回転ロール17を回転させ
ることにより、搬送方向Yと直交する方向Xに沿う方向
で搬送ボール1を回転させることができる。さらに、押
圧可変モータ21の回転トルクを調整することにより、
搬送ボール1に対する回転ロール17の押圧力を自在に
変化させることができる。
【0025】このように構成された回転駆動機構におい
て、搬送ボール1にそれぞれ搬送方向Yとこれに直交す
る方向Xから回転ロール12,17を接触させて回転駆
動モータ13,18を駆動すると、各々の回転ロール1
2,17から受ける回転力に従って搬送ボール1が回転
する。このとき、各々の回転ロール12,17が同じ速
度で回転するものとすると、搬送ボール1の回転方向
は、搬送ボール1に対する回転ロール12の押圧力(以
下、第1の押圧力と記す)と、搬送ボール1に対する回
転ロール17の押圧力(以下、第2の押圧力と記す)と
の相対比によって決まる。
【0026】即ち、第1の押圧力と第2の押圧力が互い
に等しい場合は、X方向及びY方向に対してそれぞれ略
45°をなす軸方向に沿って搬送ボール1が回転する。
また、第1の押圧力が第2の押圧力よりも大きい場合、
Y方向寄りに偏倚した軸方向に沿って搬送ボール1が回
転し、逆に、第2の押圧力が第1の押圧力よりも大きい
場合は、X方向寄りに偏倚した軸方向に沿って搬送ボー
ル1が回転する。第1の押圧力は押圧可変モータ16の
回転トルクに依存し、第2の押圧力は押圧可変モータ2
1の回転トルクに依存することから、これらのモータ1
6,21の回転トルクを調整することにより、搬送ボー
ル1の回転方向を任意に変更することが可能となる。
【0027】続いて、上記コントローラによる用紙搬送
装置の動作手順について説明する。先ず、搬送方向Yの
下流側から図示しない搬送手段によって搬送されてきた
用紙2は、各々の搬送ボール1とこれに対応するピンチ
ロール4の間に順に挟持(ニップ)される。この用紙2
の到達に先立って、コントローラは、回転駆動モータ1
3,18及び押圧可変モータ16,21にそれぞれモー
タ駆動信号を与えてこれらのモータを駆動し、この駆動
力をもって回転ロール12,17を搬送ボール1に押圧
した状態で回転駆動する。
【0028】このとき、コントローラは、押圧可変モー
タ16,21の回転トルクを制御することにより、搬送
ボール1に対する回転ロール12,17の押圧力を等し
く設定する。これにより、搬送ボール1は、図4(A)
に示すように、X方向に対してθ≒45°をなす軸方向
D1に沿って回転する。そのため、搬送ボール1とピン
チロール4に挟持された用紙2は、搬送ボール1の回転
方向D1に従って斜めに送られ、徐々にサイド基準ガイ
ド5側へと寄せられる。
【0029】その後、サイド基準ガイド5側へと寄せら
れる用紙2の側端を用紙側端検知センサ7が検知する
と、この検知信号を受けてコントローラがモータの駆動
条件を変更する。即ち、回転ロール12による第1の押
圧力が回転ロール17による第2の押圧力よりもを大き
くなるように、押圧可変モータ16,21の駆動条件を
変更する。また、これと合わせて、回転ロール12の回
転速度が所定の割合で低下するように回転駆動モータ1
3の駆動条件を変更する。
【0030】これにより、搬送ボール1は、図4(B)
に示すように、Y方向寄りに大きく偏倚した軸方向D2
(Y方向に対して角度θ1よりも小さい角度θ2をなす
方向)に沿って回転する。このときの搬送ボール1の回
転方向は、Y方向に沿う方向(θ2=0°)としてもよ
い。また、回転ボール1の回転方向は、それまでのD1
方向への回転速度よりも低速となるように変更される。
【0031】一方、用紙側端検知センサ7で検知された
用紙2の側端は、サイド基準ガイド5のガイド面6に突
き当てられる。これにより、用紙のサイドレジ及びリー
ドレジが同時に補正される。この突き当て状態において
は、搬送ボール1とピンチロール4に挟持された用紙2
に対して、サイド基準ガイド5のガイド面6にほぼ沿う
方向で用紙2に搬送力が付与され、この搬送力に従って
用紙2が搬送方向Yに送られる。また、こうして搬送さ
れた用紙2は、下流側の搬送ロール8へと受け渡され
る。
【0032】このように用紙搬送路上で球状の搬送ボー
ル1により用紙2に搬送力を付与しつつ、その用紙2を
サイド基準ガイド5側に幅寄せするとともに、用紙側端
検知センサ7の検知信号に基づいて搬送ボール1の回転
方向をD1,D2の二段階で変更することにより、用紙
2の側端をサイド基準ガイド5(ガイド面6)に突き当
てる前は、D1方向に沿う搬送ボール1の回転によって
用紙2を素早くサイド基準ガイド5側に幅寄せ(斜め送
り)し、用紙2の側端をサイド基準ガイド5(ガイド面
6)に突き当た後は、サイド基準ガイド5にほぼ沿う方
向で用紙2を送ることができる。
【0033】これにより、用紙2の側端をサイド基準ガ
イド5(ガイド面6)に突き当てた状態では、搬送ボー
ル1で用紙2を搬送する際の搬送抵抗が小さく抑えられ
る。そのため、用紙の搬送方向Yで用紙の搬送遅れが生
じることはなくなる。また、用紙2の側端をサイド基準
ガイド5(ガイド面6)に突き当てるにあたっては、搬
送ボール1の回転方向をD1方向からD2方向に変更す
ることで、サイド基準ガイド5への用紙側端の押し付け
力が大幅に軽減される。そのため、腰の弱い薄紙などの
場合も、座屈させずにサイド基準ガイド5に突き当てる
ことができる。
【0034】また、用紙2の紙面に対して搬送ボール1
が点で接触するため、用紙2に捩れ等を生じさせること
なく、搬送ボール1の回転方向を変更することができ
る。
【0035】さらに、搬送ボール1の回転方向をD1方
向からD2方向に変更するにあたって、搬送ボール1の
回転速度を合わせて変更することにより、搬送方向Yに
対する用紙2の搬送速度を一定に維持することができ
る。
【0036】これに加えて、用紙2の側端をサイド基準
ガイド5に突き当てる前の段階では、用紙の種類(紙
質、紙厚、紙の重さ、表面コーティングの有無など)に
応じて搬送ボール1の回転方向をコントローラで制御す
ることも可能である。
【0037】このように用紙の種類に応じて搬送ボール
1の回転方向を制御することにより、例えば厚紙やコー
ト紙などのように腰が強くて幅寄せしにくい用紙の場合
は、回転ロール17による第2の押圧力を強めて搬送ボ
ール1の回転方向をX方向寄り(図4におけるθ1が大
きくなる方向)に設定することにより、この用紙を素早
くサイド基準ガイド5に突き当てることができる。ま
た、薄紙やトレーシングなどのように腰が弱くて幅寄せ
しやすい用紙の場合は、回転ロール12による第1の押
圧力を強めて搬送ボール1の回転方向をY方向寄り(図
4におけるθ1が小さくなる方向)に設定することによ
り、この用紙を座屈させることなくサイド基準ガイド5
に突き当てることができる。
【0038】なお、上記実施形態においては、1つの搬
送ボール1に対して、それぞれモータを駆動源とする第
1の駆動機構10及び第2の駆動機構11を設けるよう
にしているが、これ以外にも、例えばコスト低減や省ス
ペースを目的に、3つの搬送ボール1を共通の駆動源に
よって回転させる構成を採ることも可能である。
【0039】また、搬送ボール1に対して、ピンチロー
ル4に代わる球状のピンチボールを押圧した構成を採用
することも可能である。かかる構成を採用した場合は、
用紙2の紙面に対して、搬送ボール1及びピンチボール
がそれぞれ点で接触することになる。そのため、用紙2
に捩れ等を何ら生じさせることなく、用紙2の位置ずれ
(サイドレジ/サイドスキュー)を補正することが可能
となる。
【0040】さらに、コントローラによって制御される
搬送ボール1の回転方向についても、先述したD1方
向,D2方向の2段階に限らず、3段階以上で変更する
ように制御してもよい。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、用
紙の搬送遅れや座屈による補正不良を発生させることな
く、用紙の側端を用紙側端位置決め部材に沿わせて用紙
の位置ずれを補正することができる。その結果、サイド
レジ及びサイドスキューの補正性能に優れた用紙搬送装
置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る用紙搬送装置の構成
を示す概略図である。
【図2】 本発明の実施形態に係る用紙搬送装置を用紙
搬送方向から見た概略図である。
【図3】 本発明の実施形態における回転駆動機構を説
明する図である。
【図4】 用紙搬送中における搬送ボールの回転方向を
示す図である。
【符号の説明】
1…搬送ボール、2…用紙、5…サイド基準ガイド、7
…用紙側端検知センサ、10…第1の駆動機構、11…
第2の駆動機構、12,17…回転ロール、13,18
…回転駆動モータ、14,19…スライドラック、1
5,20…ピニオン、16,21…押圧可変モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 阿部 隆 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内 (72)発明者 風間 裕篤 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内 (72)発明者 岩坂 啓 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内 Fターム(参考) 3F048 AA02 AB01 BA22 BB02 BD05 CA10 CC05 DA06 DC05 EA15 EB24 EB32 3F049 AA02 CA00 LA02 LB01 3F102 AA02 AB01 BA01 BB04 CA03 CB01 EA04 EB01 FA03 FA04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙搬送路の一方側に設けられた用紙側
    端位置決め部材と、 前記用紙搬送路上で用紙に搬送力を付与しつつ、その用
    紙を前記用紙側端位置決め部材側に幅寄せする球状の幅
    寄せ部材と、 前記用紙に搬送力を付与するために前記幅寄せ部材を回
    転させかつその回転方向を可変とした回転駆動手段と、 前記幅寄せ部材によって前記用紙側端位置決め部材側に
    幅寄せされる用紙の側端を検知する検知手段と、 前記検知手段の検知結果に基づいて前記回転駆動手段に
    よる前記幅寄せ部材の回転方向を制御する制御手段とを
    備えることを特徴とする用紙搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記幅寄せ部材の回転
    方向を2段階以上で変更するように制御することを特徴
    とする請求項1記載の用紙搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、用紙の種類に応じて前
    記幅寄せ部材の回転方向を制御することを特徴とする請
    求項1記載の用紙搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記幅寄せ部材の回転
    方向と合わせて当該幅寄せ部材の回転速度を変更するよ
    うに制御することを特徴とする請求項1記載の用紙搬送
    装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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