JPH10301347A - 用紙搬送装置 - Google Patents

用紙搬送装置

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JPH10301347A
JPH10301347A JP9114522A JP11452297A JPH10301347A JP H10301347 A JPH10301347 A JP H10301347A JP 9114522 A JP9114522 A JP 9114522A JP 11452297 A JP11452297 A JP 11452297A JP H10301347 A JPH10301347 A JP H10301347A
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JP
Japan
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sheet
registration roller
motor
image forming
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JP9114522A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Kikuchi
俊幸 菊地
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スキューを確実に修正し、且つ用紙の先端の
位置を正確に定める。 【解決手段】 搬送部14によりレジストローラ21
a,21bに受け渡された用紙を、レジストローラ21
a,21bの正転動作により画像形成部2側に通過さ
せ、この場合、用紙の先端を検出する複数のレジスト検
出器24a,24bの検出信号の出力を基に用紙の両側
が全幅に渡ってレジストローラa,21bを通過した状
態を認識し、その認識後に用紙をレジストローラ21
a,21bの逆転動作により先端がレジストローラ21
a,21bのニップ部に達するまで戻して撓ませ一定の
位置で停止させるようにする。したがって、スキューが
発生している場合でもスキューを修正して用紙の先端の
位置を正確に定めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、複写機、
プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に利用される
用紙搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置に用紙を搬送する場合、画
像形成プロセスに同期させて用紙を供給するために、用
紙をその先端が対のレジストローラのニップ部に当接し
て撓むまで送り込み、所定のタイミングでレジストロー
ラを回転させることにより用紙を画像形成部に搬送する
ことが行われている。
【0003】一般に、画像形成装置では、各部の搬送系
のローラを駆動するモータを共通化するため、レジスト
ローラは電磁クラッチを介してモータに連結されてい
る。電磁クラッチを空転させるトルクは比較的小さいた
め、停止しているレジストローラのニップ部に厚紙等の
腰の強い用紙の先端が突き当たると電磁クラッチが空転
しレジストローラが回り、用紙がレジストローラのニッ
プ部を通り抜けてしまい、用紙の先端を位置決めするこ
とができなくなる。
【0004】この対策としてレジストローラの軸に負荷
を与えることが考えられるが、製造上のバラツキや経時
変化により負荷を一定にすることは困難であるため完全
な対策にはなりにくい。また、負荷を掛け過ぎるとレジ
ストローラの駆動トルクが増大し、動力伝達トルクの大
きな電磁クラッチに変更しなければならなくなる。
【0005】また、レジストローラは用紙を摩擦力によ
り搬送するため表面を摩擦係数の高い材料により形成す
る必要があるが、図7に示すように、対のレジストロー
ラ101a,101bの内の一方(従動側のローラ10
1b)を金属や硬質プラスチック等の摩擦係数の低いも
のに代え、用紙をこの摩擦係数の低いレジストローラ1
01bの表面で滑らせて対のレジストローラ101a,
101bのニップ部に進入させることも行われている。
この場合、用紙の先端を摩擦係数の低いレジストローラ
101bの外周に導くガイド板102,103を設ける
ことも行われているが、ガイド板102,103を高い
精度で位置決めしなければならない。ガイド板102に
設けた可撓性のプラスチックシート104をレジストロ
ーラ101bの外周まで近接させ、このプラスチックシ
ート104により用紙をレジストローラ101bの外周
に案内するようにしたものもあるが、この場合にはガイ
ド板102,103の位置調整を高精度で行わなくて済
むが、部品費用、組立費用が増加しコストアップの原因
となっている。
【0006】さらに、図7に示すように、対をなすレジ
ストローラ101a,101bのニップ部に向けて用紙
を案内するガイド板102,103を設けるとともに、
レジストローラ101a,101bの手前側に用紙の先
端を検出するレジスト検出器105を設け、このレジス
ト検出器105が用紙の先端を検出して時点から一定時
間用紙をレジストローラ101a,101b側に送り続
けることにより、用紙の先端をガイド板102,103
の間で撓ませ、このときの用紙が伸びようとする力によ
り用紙の先端をレジストローラ101a,101bのニ
ップ部に突き当てるようにしたものがある。
【0007】このように、用紙の先端をレジストローラ
101a,101bのニップに突き当てるためには用紙
の先端部を撓ませるが、そのためにはレジストローラ1
01a,101bのニップから上流側に向かうに従いガ
イド板102,103の対向間隔を広げる必要がある。
これに伴い用紙の進入経路106とレジスト検出器10
5との間隔aが広くなるため、反射型のレジスト検出器
105を用いたとき等は検出精度が低くなる。フィラー
タイプのレジスト検出器に代えた場合には、そのレジス
ト検出器と用紙の進入経路105との間隔aがやはり広
いことには変わりがないため、用紙に干渉して変位する
フィラー自体も大きくなり、用紙に与える抵抗が増し、
反ってスキュー等の搬送不良の原因になる。
【0008】さらに、用紙の先端をレジスト検出器10
5により検出した時点を基準に、一定時間用紙に送りを
掛けても、それ以前におけるスキューの度合いが大きい
と、用紙の片側の先端がレジストローラ101a,10
1bのニップ部に到達しても反対側の先端がニップ部に
到達していないことがある。すなわち、スキューを修正
しきれないことがある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、用紙の
先端をレジスト検出器により検出した後の一定時間用紙
に送りを掛けて停止しているレジストローラのニップ部
に用紙を突き当てるようにしてもスキューの修正を確実
に行うことができない。
【0010】そこで、本発明はスキューを確実に修正す
るとともに用紙の先端位置を正確に定めることができる
用紙搬送装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
給紙部と画像形成部との間を接続する給紙通路と、この
給紙通路の前記画像形成部の近傍に配置されて正逆回転
自在のモータにより駆動される対のレジストローラと、
前記給紙通路の前記レジストローラよりも上流側に配置
されてモータにより駆動され用紙を前記レジストローラ
に受け渡す搬送部と、前記レジストローラの軸と平行な
直線上に配設されて前記搬送部から搬送される用紙の両
側付近の先端縁の通過を検出する複数のレジスト検出器
とを設け、給紙時に前記レジストローラを正転させ、前
記全てのレジスト検出器が用紙の先端を検出した検出信
号の出力時点を基に前記搬送部から受け渡された用紙の
先端が全幅に渡って前記レジストローラのニップ部を前
記画像形成部側に通過した状態を認識してこの認識後に
前記レジストローラの逆転動作により用紙の先端を前記
レジストローラのニップまで戻した後に、前記レジスト
ローラを一定時間正転させるように前記モータの動作を
制御するモータ制御手段を設けた。
【0012】従って、搬送部から搬送された用紙は全幅
に渡ってレジストローラの正転動作によって画像形成部
側に搬送された状態が複数のレジスト検出器の検出信号
を基に認識され、その認識の後に、レジストローラの逆
転動作により用紙がレジストローラのニップ部に戻され
て弛むため、スキューが発生している場合でも用紙の先
端を全幅に渡ってレジストローラのニップ部に当接させ
てスキューを修正するとともに用紙の先端の位置を正確
に定めることが可能となる。
【0013】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、レジスト検出器はレジストローラと画像形
成部との間に配設されている。従って、複数のレジスト
検出器の全てが用紙の先端を検出した時点をもって、用
紙の先端が全幅に渡ってレジストローラを画像形成部側
に通過した状態を認識することが可能となる。また、レ
ジストローラを通過した用紙は弛むことなく搬送される
ため搬送経路が一定となる。これに伴い、レジスト検出
器を用紙の搬送経路に近接配置することが可能となる。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、モータ制御手段によりレジストローラの正
転及び逆転動作を複数回繰り返すようにした。従って、
二度目以降のレジストローラの正転及び逆転の動作で
は、レジストローラの正転時にレジストローラを通過す
る用紙の両側における長さの差が順次小さくなるため、
スキューの修正精度が向上する。
【0015】請求項4記載の発明は、請求項1,2又は
3記載の発明において、搬送部はレジストローラを駆動
する正逆回転自在のモータにワンウェイクラッチを介し
て連結される。従って、双方向に駆動されるレジストロ
ーラと一方向に駆動される搬送部とは共通のモータによ
り駆動される。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施の第一の形態を図1
ないし図5に基づいて説明する。図1において、1は装
置本体で、この装置本体1には、電子写真方式の画像形
成部2の主要部を構成する感光体3が回転自在に設けら
れている。装置本体1の下方には複数の給紙部4が上下
方向に配列されて設けられている。これらの給紙部4
は、給紙カセット5と、この給紙カセット5の底板6に
より持ち上げられた用紙を最上位のものから順次送り出
す給紙ローラ7と、その下流側に配置された分離部8と
よりなる。この分離部8は、互いに反時計方向に駆動さ
れる搬送ローラ9とリバースローラ10とよりなる。こ
の場合、リバースローラ10は、搬送ローラ9との間に
一枚の用紙が引き出されたときに引き出される用紙との
摩擦により時計方向に連れ回るが、複数枚の用紙が重な
って引き出された場合には、用紙同士をスリップさせて
最上位の用紙のみを通過させ、それ以下の用紙に対して
は反時計方向への回転により給紙方向とは逆方向に押し
戻すように構成された公知の分離構造である。
【0017】前記給紙部4と前記画像形成部2との間は
給紙通路11により接続されている。この給紙通路11
は給紙部4のそれぞれに向かう複数の分岐路12を有
し、また、下端はボトムパス方式の給紙を可能にするた
めに開放されている。給紙通路11における分岐路12
の分岐点の部分には搬送部13,14が配置されてい
る。これらの搬送部13,14は、搬送ローラ15,1
6と、これらの搬送ローラ15,16に弾性的に接触さ
れた圧接ローラ17,18,19,20とよりなる。ま
た、給紙通路11には、画像形成部2側の端部に位置す
る対のレジストローラ21a,21b、搬送部13の下
流側の近傍に位置する用紙検知器22、搬送部14の下
流側の近傍に位置する用紙検知器23、レジストローラ
21a,21bの下流側の近傍に位置するレジスト検知
器24a,24bが配設されている。これらのレジスト
検出器24a,24bは、図3に示すように、レジスト
ローラ21a,21bよりも距離bだけ下流側(画像形
成部2側)であってレジストローラ21a,21bの軸
と平行な直線上において、用紙の両側付近の先端縁の通
過を検出するように所定の間隔を開けて配設されてい
る。
【0018】次に、図2を参照し、搬送部13,14と
レジストローラ21aとの駆動機構25について説明す
る。搬送部13,14の搬送ローラ15,16の軸2
6,27の端部にはプーリ28,29が嵌合され、軸2
7の上部に設けた支軸(図示せず)にはギヤ30を有す
るプーリ31が回転自在に嵌合され、これらのプーリ2
8,29,31にはエンドレスのタイミングベルト32
が巻回されている。33はタイミングベルト32に張力
を付与するタイミングプーリである。また、下側のレジ
ストローラ21aの軸34の端部にはギヤ35が固定的
に嵌合されている。36は正逆回転自在のモータで、こ
のモータ36には、プーリ31のギヤ30とレジストロ
ーラ21aのギヤ35とに噛合されたギヤ37が直結さ
れている。
【0019】このような駆動機構25は、モータ36を
実線矢印方向に正転させたときに、レジストローラ21
a及び搬送ローラ15,16を実線矢印方向に正転さ
せ、用紙を画像形成部2に向けて搬送させる。モータ3
6を点線矢印方向に逆転させたときには、レジストロー
ラ21aのみを点線矢印方向に逆転させるが、搬送ロー
ラ15,16には回転力が伝達されないように、プーリ
28,29にはワンウェイクラッチ(図示せず)が内蔵
されている。
【0020】本実施の形態では、前記給紙部4の給紙ロ
ーラ7や分離部8は、給紙信号により前記駆動機構25
とは異なる他の駆動機構(図示せず)により駆動され
る。もちろん、駆動機構25の出力により給紙ローラ7
や分離部8を駆動してもかまわない。
【0021】次に、図5を参照し、前記モータ36の動
作を制御するモータ制御手段の構成について説明する。
このモータ制御手段は、図示しないが、レジスト検知器
24a,24bからの検出信号や給紙信号の状態を監視
するCPU、このCPUが実行するプログラムが書き込
まれたROM、ワークデータ等の可変データを一時的に
書き込むRAM、CPUに制御されてモータ36を指定
された方向に指定された期間だけ駆動するモータ駆動回
路とよりなり、給紙信号を受けた時点t1 に、モータ3
6を正転させて搬送ローラ15,16及びレジストロー
ラ21a,21bを正転させ、全てのレジスト検知器2
4a,24bがONとなった時点t2 から時間にしてT
1 経過するまでモータ36を駆動してレジストローラ2
1a,21bを正転させ続け、T1 経過後にモータ36
を時間にしてT2 逆転させて停止させ、設定された時点
3 に達したときにモータ36を再度正転さて用紙Sを
画像形成付せ2に搬送させるように構成されている。
【0022】このような構成において、用紙のサイズに
応じて給紙カセット5が選択され、給紙信号が出力する
と、給紙ローラ7と分離部8とが駆動され、用紙が給紙
通路11に送り出され、搬送ローラ16に向かう。一方
では給紙信号によりモータ36が正転方向に駆動され、
搬送ローラ16及びレジストローラ21a,21bも正
転するため、図4(a)に示すように用紙Sの先端がレ
ジストローラ21a,21bを画像形成部2側に通過す
るが、複数のレジスト検知器24a,24bが全て用紙
Sの先端縁を検知した検出時点t2 からT1 の期間はレ
ジストローラ21a,21bがモータ36により正転方
向に継続して駆動されるため、用紙Sは全幅に渡ってレ
ジストローラ21a,21bのニップ部を通過する。こ
の場合、t2の時点では用紙Sの先端が全幅に渡ってレ
ジストローラ21a,21bを画像形成部2側に通過し
た時点であり、T1 はさらに用紙Sを画像形成部2側に
搬送するマージンに相当する。
【0023】T1 経過後にモータ36が逆転すると、ワ
ンウェイクラッチの作用によりレジストローラ21a,
21bのみが逆転し、搬送ローラ15,16が停止状態
に維持されるため、図4(b)に示すように、用紙Sは
その先端がレジストローラ21a,21bのニップ部ま
で戻されて湾曲状に撓む。用紙Sは撓んだ状態から元の
状態に戻ろうとする作用により推力が生じているため、
レジストローラ21a,21bの逆転中に用紙Sはレジ
ストローラ21a,21bのニップ部から離れるところ
までは戻されない。
【0024】このときにレジストローラ21a,21b
を逆転させる時間T2 は、レジスト検出器24a,24
bの検出信号を出力したときの時間差(スキューの程度
に対応)をΔt、レジストローラ21a,21bのニッ
プ部とレジスト検出器24a,24bとの間の距離をb
(図3参照)、レジストローラ21a,21bの搬送速
度をV、安全係数をαとすると、 T2 =(Δt+b/V)α によって求められる。時間にしてT2 経過後には一定の
停止時間を経てt3 の時点に達したときにモータ36が
再度正転し、レジストローラ21a,21bと搬送ロー
ラ15,16とを正転させるため、用紙Sは画像形成部
2に向けて搬送される。
【0025】以上のように、用紙Sは複数のレジスト検
出器24a,24bを検出する検出時点を基に全幅に渡
ってレジストローラ21a,21bのニップ部を通過す
るまで送られたことを認識した後に、レジストローラ2
1a,21bの逆転により先端がレジストローラ21
a,21bのニップ部まで戻されるため、用紙Sがレジ
ストローラ21a,21bまで搬送される過程でスキュ
ーの度合いが大きくても、そのスキューを修正し、用紙
Sの先端の位置を正確に位置決めすることができる。
【0026】また、レジストローラ21a,21bの逆
転時に搬送ローラ15,16を停止させるようにしたの
で、レジストローラ21a,21bの逆転時に、搬送ロ
ーラ16と圧接ローラ20とで用紙Sを挾持することに
より、用紙Sを有効に撓ませることができる。
【0027】さらに、搬送部13,14の搬送ローラ1
5,16はレジストローラ21a,21bを駆動する正
逆回転自在のモータ36にワンウェイクラッチを介して
連結されているので、双方向に駆動されるレジスト21
a,21bと一方向に駆動される搬送ローラ15,16
とを共通のモータ36により駆動することができ、しか
も、モータ36の動力をレジストローラ21a,21b
や搬送ローラ15,16に伝達するために電磁クラッチ
を必要としないので、用紙Sの搬送動作を正確にするこ
とができる。
【0028】次に、本発明の実施の第二の形態を図6に
基づいて説明する。前実施の形態と同一部分は同一符号
を用い説明も省略する。この例のモータ制御手段は、レ
ジストローラ21a,21bの逆転動作を、次の正転動
作の開始まで継続するようにした点以外は前実施の形態
におけるモータ制御手段と同様である。具体的には、給
紙信号を受けた時点t1 に、モータ36を正転させて搬
送ローラ15,16及びレジストローラ21a,21b
を正転させ、前実施の形態と同様に全てのレジスト検知
器24a,24bがONとなった時点t2 から時間にし
てT1 経過するまでモータ36を駆動してレジストロー
ラ21a,21bを正転させ続け、T1経過後にモータ
36を逆転させるが、この逆転する期間は予め設定され
た時点t3 に達してモータ36を再度正転させるときま
で継続するように構成されている。前実施の形態と異な
る点は、レジストローラ21a,21bを逆転させた後
に正転させるまでの間に停止期間がないことであり、ス
キューの修正については前実施の形態の場合と同様であ
る。
【0029】実施の第一、第二の形態において、レジス
ト検出器24a,24bはレジストローラ21a,21
bと画像形成部2との間に配設されているが、レジスト
検出器24a,24bをレジストローラ21a,21b
の上流に配置してもよい。このようにしても、全てのレ
ジスト検出器24a,24bが用紙Sの両側の先端縁を
検出した時点(図5、図6におけるt2 )からに、レジ
ストローラ21a,21bを継続して正転させる時間T
1 をソフトタイマ等によって設定し、そのソフトタイマ
がタイムアップした時点をもって、用紙Sの先端が全幅
に渡ってレジストローラ21a,21bを通過した状態
を認識することができる。従って、この認識の後に、レ
ジストローラ21a,21bを逆転させる制御を前実施
の形態と同様に行うことにより、スキューを修正するこ
とができる。
【0030】しかし、実施の第一及び第二の形態によれ
ば、レジスト検出器24a,24bはレジストローラ2
1a,21bと画像形成部2との間に配設されているた
め、複数のレジスト検出器24a,24bの全てが用紙
Sの先端を検出した時点をもって、用紙Sの先端が全幅
に渡ってレジストローラ21a,21bを画像形成部2
側に通過した状態を認識することが可能となる。すなわ
ち、図5及び図6において、t2 の時点でマージンに相
当するT1 の時間を経過することなくレジストローラ2
1a,21bを逆転してもよいことになる。このこと
は、ソフトタイマの管理が不要となるので制御が単純化
されることになる。
【0031】また、レジストローラ21a,21bを通
過した用紙Sは弛むことなく搬送されて搬送経路が一定
となるので、レジスト検出器24a,24bをレジスト
ローラ21a,21bと画像形成部2との間に配設した
場合には、レジスト検出器24a,24bを用紙Sの搬
送経路に近接配置することが可能となる。このことによ
り、反射型のレジスト検出器24a,24bを用いた場
合に、用紙Sの有無によって受光素子に入力される光の
強さに大きな差をつけることができるため、検出精度を
向上させることができる。
【0032】ここで、レジストローラ21a,21bに
搬送される用紙Sのスキューの度合いがある基準よりも
大きい場合を想定すると、前述したレジストローラ21
a,21bの一回の正転、逆転動作ではスキューを修正
しきれない場合が考えられる。そこで、用紙Sの先端が
全幅に渡ってレジストローラ21a,21bを画像形成
部まで通過するようにレジストローラ21a,21bを
正転させた後、レジストローラ21a,21bを逆転さ
せて用紙Sをレジストローラ21a,21bのニップに
戻すという正転及び逆転動作をモータ制御手段によって
複数回繰り返すようにすると、二度目以降のレジストロ
ーラ21a,21bの正転及び逆転の動作では、レジス
トローラ21a,21bの正転時にレジストローラ21
a,21bを通過する用紙Sの両側における長さの差を
順次小さくすることが可能となるため、スキューの修正
精度を向上させることができる。
【0033】なお、搬送部13,14は、搬送ローラ1
5,16と圧接ローラ17,18,19,20とにより
構成した状態で説明したが、ベルトを用いた搬送部を用
いてもよい。
【0034】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、正逆回転自在の
モータにより駆動される対のレジストローラと、モータ
により駆動され用紙を前記レジストローラに受け渡す搬
送部と、前記レジストローラの軸と平行な直線上に配設
されて前記搬送部から搬送される用紙の両側付近の先端
縁の通過を検出する複数のレジスト検出器とを設け、給
紙時に前記レジストローラを正転させ、前記全てのレジ
スト検出器が用紙の先端を検出した検出信号の出力時点
を基に前記搬送部から受け渡された用紙の先端が全幅に
渡って前記レジストローラのニップ部を前記画像形成部
側に通過した状態を認識してこの認識後に前記レジスト
ローラの逆転動作により用紙の先端を前記レジストロー
ラのニップまで戻した後に、前記レジストローラを一定
時間正転させるように前記モータの動作を制御するモー
タ制御手段を設けたので、搬送部から搬送された用紙を
全幅に渡ってレジストローラの正転動作によって画像形
成部側に搬送した状態を複数のレジスト検出器の検出信
号を基に認識した後に、レジストローラの逆転動作によ
り用紙をレジストローラのニップ部に戻して弛ませるこ
とができ、従って、スキューが発生している場合でも用
紙の先端を全幅に渡ってレジストローラのニップ部に当
接させてスキューを確実に修正するとともに、用紙の先
端の位置を正確に定めることができる。
【0035】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、レジスト検出器はレジストローラと画像形
成部との間に配設されているので、複数のレジスト検出
器の全てが用紙の先端を検出した時点をもって、用紙の
先端が全幅に渡ってレジストローラを画像形成部側に通
過した状態を認識することができる。これにより、レジ
スト検出器が検出信号を出力した時点を基準してレジス
トローラを逆転させるまでの時間を管理することなく、
レジスト検出器の検出信号をトリガとしてレジストロー
ラを逆転させる処理に移行することができる。これによ
り、モータの制御を単純化することができる。また、レ
ジストローラを通過した用紙は弛むことなく搬送されて
搬送経路が一定となるので、レジスト検出器をレジスト
ローラと画像形成部との間に配設した場合には、レジス
ト検出器を用紙の搬送経路に近接配置することができ、
これにより、反射型のレジスト検出器を用いた場合に、
用紙の有無によって受光素子に入力される光の強さに大
きな差をつけることができ、用紙の検出精度を向上させ
ることができる。
【0036】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、モータ制御手段によりレジストローラの正
転及び逆転動作を複数回行うようにしたので、二度目以
降のレジストローラの正転及び逆転の動作では、レジス
トローラの正転時にレジストローラを通過する用紙の両
側における長さの差が順次小さくなるため、スキューの
修正精度を向上させることができる。
【0037】請求項4記載の発明は、請求項1,2又は
3記載の発明において、搬送部はレジストローラを駆動
する正逆回転自在のモータにワンウェイクラッチを介し
て連結されので、双方向に駆動されるレジストローラと
一方向に駆動される搬送部とを共通のモータにより駆動
することができる。しかも、モータの動力をレジストロ
ーラや搬送部に伝達するために電磁クラッチを必要とし
ないので、用紙の搬送力を正確にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第一の形態を示す縦断正面図で
ある。
【図2】駆動機構の斜視図である。
【図3】レジストローラとレジスト検出器との配列関係
を示す平面図である。
【図4】用紙の搬送過程を示す縦断正面図である。
【図5】モータの動作を示すタイムチャートである。
【図6】本発明の実施の第二の形態におけるモータの動
作を示すタイムチャートである。
【図7】従来のレジストローラの周辺の構造を示す正面
図である。
【符号の説明】
2 画像形成部 4 給紙部 11 給紙通路 13,14 搬送部 21a,21b レジストローラ 24a,24b レジスト検出器 36 モータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給紙部と画像形成部との間を接続する給
    紙通路と、この給紙通路の前記画像形成部の近傍に配置
    されて正逆回転自在のモータにより駆動される対のレジ
    ストローラと、前記給紙通路の前記レジストローラより
    も上流側に配置されてモータにより駆動され用紙を前記
    レジストローラに受け渡す搬送部と、前記レジストロー
    ラの軸と平行な直線上に配設されて前記搬送部から搬送
    される用紙の両側付近の先端縁の通過を検出する複数の
    レジスト検出器とを設け、給紙時に前記レジストローラ
    を正転させ、前記全てのレジスト検出器が用紙の先端を
    検出した検出信号の出力時点を基に前記搬送部から受け
    渡された用紙の先端が全幅に渡って前記レジストローラ
    のニップ部を前記画像形成部側に通過した状態を認識し
    てこの認識後に前記レジストローラの逆転動作により用
    紙の先端を前記レジストローラのニップまで戻した後
    に、前記レジストローラを一定時間正転させるように前
    記モータの動作を制御するモータ制御手段を設けたこと
    を特徴とする用紙搬送装置。
  2. 【請求項2】 レジスト検出器はレジストローラと画像
    形成部との間に配設されていることを特徴とする請求項
    1記載の用紙搬送装置。
  3. 【請求項3】 モータ制御手段によりレジストローラの
    正転及び逆転動作を複数回繰り返すようにしたしたこと
    を特徴とする請求項1記載の用紙搬送装置。
  4. 【請求項4】 搬送部はレジストローラを駆動する正逆
    回転自在のモータにワンウェイクラッチを介して連結さ
    れることを特徴とする請求項1,2又は3記載の用紙搬
    送装置。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6185403B1 (en) 1998-07-08 2001-02-06 Ricoh Company, Ltd. Sheet conveying device, and an image reading apparatus and image forming apparatus having the sheet conveying device
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