JP2002308430A - ピッキング装置並びにこの装置を使用した搬送方法及び搬送システム - Google Patents

ピッキング装置並びにこの装置を使用した搬送方法及び搬送システム

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JP2002308430A JP2001118298A JP2001118298A JP2002308430A JP 2002308430 A JP2002308430 A JP 2002308430A JP 2001118298 A JP2001118298 A JP 2001118298A JP 2001118298 A JP2001118298 A JP 2001118298A JP 2002308430 A JP2002308430 A JP 2002308430A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ピッキング装置の構造の簡素化と小型化を図
りながらスピードを高めることも容易で、最下層物品を
重積収納される物品群とスムーズに分断させて物品に損
傷等を与えないでピッキングする。 【解決手段】 物品を重積収納し下方側に排出口を有す
る物品ストッカSと、物品ストッカSの下方に回転可能
に配設される回転板K1と、この回転板K1を回転駆動
させる駆動手段4とを備え、上記回転板K1に、最下層
物品5Aをその一側面1dから押圧する押圧面1b,2
bが形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、物流設備の中におい
て、重積収納された物品をオーダーピッキングする工程
に配されるピッキング装置並びにこの装置を使用した搬
送方法及び搬送システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のピッキング装置には物品を上下方
向に重積積載された物品を最下層から順次排出する手段
としてキッカを往復移動式させる方式(例えば特許第3
057368号公報参照)や、突起片が配設された無端
状ベルトを回動させる方式とがある(例えば特開平7−
315573号公報、同7−315574号公報や特許
第2987061号公報参照)。これらのピッキング装
置は、例えば、ビデオテープ、書籍(単行本)、CD
(コンパクトディスク、音楽用のシングルCD等)等種
々の物品を重積積載して、この物品を一つ一つ搬送コン
ベヤ等にピッキングするものであるが、近年、これらの
物品には、上記物品にビニール、セロファン等のフィル
ム・シートや包装紙等で包装された物品がピッキングさ
れることが多くなっている。
【0003】図17及び図18は、キッカを往復移動さ
せる方式の従来のピッキング装置Pである。このピッキ
ング装置Pは、載置ベース101にキッカ(ピッキング
手段)103の駆動手段としてエアーシリンダ102が
配設され、エアーシリンダロッドにはキッカ103が連
結されるとともに、物品群105を重積収納する物品ス
トッカ104が設置されている。載置ベース101の一
方側には、キッカ103が配され、他方側に、最下層物
品105aが通過する搬送排出口106が設けられてい
る。なお、本願出願人は、特願2000−301828
号として、斜め下方に直線状に延びて物品を斜め下方に
送り出す上方側の傾斜状搬送部と、この上方側の傾斜状
搬送部の下方側の端部から円弧形状に延びて物品を円弧
形状に送り出す円弧状搬送部とを備える物品ストッカを
既に出願している。
【0004】上記ピッキング装置Pでは、キッカ103
が後退することにより物品105は下降して、載置ベー
ス101上に物品ストッカ104から最下層物品105
aが取り出され載置される。次いでキッカ103の前進
により最下層物品105aが搬送排出口106へと押し
出されベルトコンベア107上に落下し搬送される。物
品ストッカ104の排出口には重量支持部材111が配
設されており、下層2個目物品105bが最下層物品1
05aと共に誤って排出させてしまう誤ピッキングを防
止している。なお、物品ストッカ104は、垂直に配置
されるものが多いが、最近はやや斜めに(約3〜10
度)傾けて使用されることもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のピッ
キング装置は、キッカを往復移動式させる方式では、主
にエアーシリンダが使用され、突起片が配設された無端
状ベルトを回動させる方式では、一対の回転スプロケッ
ト間にタイミングベルトが張設されている。しかしなが
ら、前者では、ピッキングのスピードを高めることが容
易ではなかった。一方、後者では、回動量の検知や位置
決め位置をタイミングベルトに配設された投出突起体を
検出するセンサで行うなど、その構造は複雑でしかも大
型化し、設置スペースが大きくなる問題を有していた。
【0006】また、従来のピッキング装置は、最下層物
品にかかる積載荷重を軽減させて、紙製容器や紙製包装
箱の場合などでは、損傷したりへこんだりしないように
し、また、ビニール、セロファン等のフィルム・シート
や包装紙等で包装された物品の場合には、一旦ばらけさ
せて(接着状態を外して)積載荷重がかからないように
している。特許第3057368号では、物品を一端支
持する重量支持部材(111)がその役割をし、特開平
7−315573号では物品を押し上げて離反させる物
品押上手段がその役割をする。しかしながら、例えば、
タバコの1カートンの大形の箱やタバコが10個単位で
一つに包装された包装紙(「パーセルタイプ」とも呼ば
れ、平成11年12月から資源保護の観点から従来の紙
製箱から包装紙に移行している。)のような長辺側と短
辺側とを有する直方体形状の物品については、包装紙の
剛性が弱く連続的に長辺側に打ち出すときには、エアシ
リンダの押し出し速度や無端状ベルトの回転速度を早く
設定することとなり、その結果、キッカや投出突起体が
物品105と高速で衝突して、物品の変形や破損を誘発
する危険を有していた。
【0007】他方、従来のピッキング装置によりピッキ
ングされた物品は、搬送コンベヤを使用して搬送されて
いるが、上記「パーセルタイプ」のタバコ等の長辺側と
短辺側とを有する直方体形状の物品を搬送する場合、図
15(b)に示すように、搬送コンベヤCの流れ方向
(矢印方向C1)に直方体形状の物品5の短辺側Y2が
向いて搬送する。このため、直方体形状の物品5を連続
して高速搬送させるためには、搬送コンベヤCのコンベ
ヤ長の長いものを使用して高速で搬送させる必要があっ
た。しかしながら、コンベヤ長の長いものを使用して高
速で搬送させると、搬送コンベヤCの故障の原因になる
問題を有していた。また、搬送コンベヤCの流れ方向C
1に直方体形状の物品の短辺側が向いて搬送すると、搬
送コンベヤCの排出側に配設される収納ストッカSsで
は(図15参照)、高速搬送される直方体形状の物品5
の短辺側Y2が向いた状態で受け止めるために(高速で
衝突して)、直方体形状の物品5の短辺側(先頭側)Y
2の包装の変形や破損を誘発することとなったり、収納
ストッカSsで直方体形状の物品5の短辺側Y2を向か
せて揃えることが困難になる問題を有していた。なお、
直方体形状の物品5を搬送コンベヤCで高速で搬送させ
るためには、ピッキング装置の高速化も必要である。
【0008】そこで、本発明の第1の目的は、ピッキン
グ装置の構造の簡素化と小型化を図りながら連続的に高
速ピッキングすることができ、最下層物品を重積収納さ
れる物品群とスムーズに分断させて物品に損傷等を与え
ないでピッキングすることが可能なピッキング装置を提
供することにある。本発明の第2の目的は、長辺側と短
辺側とを有する直方体形状の物品について、搬送コンベ
ヤの速度を遅くしながらも直方体形状の高速に物品を搬
送させることが可能なピッキング装置を使用した搬送方
法及び搬送システムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の請求項1記載の発明は、物品を重積収納し
下方側に排出口を有する物品ストッカと、物品ストッカ
の下方に回転可能に配設される回転板と、この回転板を
回転駆動させる駆動手段とを備え、上記回転板に、最下
層物品をその一側面から押圧する押圧面が形成されてい
ることを特徴とする。
【0010】本発明によれば、駆動手段の駆動により回
転軸を介して回転板を回転させると、最下層物品から順
に回転板の押圧面がその物品の一側面を押圧して所定方
向に排出することとなる。そして、押圧面を回転板に複
数設けると、回転板の1回転で複数の物品を最下層物品
から順に押圧するために、ピッキング構造の簡素化を図
りながらピッキング速度を連続的に且つ早くすることが
できる。
【0011】本発明の請求項2記載の発明は、物品を重
積収納し下方側に排出口を有する物品ストッカと、物品
ストッカの下方に回転軸を中心に所定角度範囲に正転と
逆転を繰り返す正逆回転可能に配設される回転板と、回
転軸を上記正逆に回転駆動させる駆動手段とを備え、上
記回転板は、最下層物品から順に正逆回転しながら押圧
する押圧面が形成されていることを特徴とする。
【0012】本発明によれば、回転軸を正逆に回転駆動
させる駆動手段により回転板を所定角度範囲に正転と逆
転を繰り返すことにより、上記回転板を使用して所定角
度範囲に最下層物品から順に回転板の押圧面がその物品
の一側面を押圧することとなり、最下層物品から順に所
定角度に向けて押圧するピッキング動作を繰り返すこと
となる。
【0013】本発明の請求項3記載の発明は、前記請求
項1又は請求項2記載の発明を前提として、前記回転板
の回転方向に沿うように最下層物品から順に所定方向に
物品を排出する断面円弧状の円弧状カバーが配設されて
いることを特徴とする。
【0014】本発明によれば、駆動手段の駆動により回
転軸を介して回転板を回転させると、最下層物品から順
に回転板の押圧面がその物品の一側面を押圧すること
で、最下層物品は回転板の回転方向に押圧されるが、上
記円弧状カバーが設けられているために、回転板の回転
方向に合わせて最下層物品から順にコンベヤ等の排出経
路に排出させることが可能になる。
【0015】本発明の請求項4記載の発明は、請求項1
又は請求項2の発明を前提として、前記回転板の回転方
向に沿うように最下層物品から順に物品を斜めに滑落さ
せる滑り台が設けられていることを特徴とする。
【0016】この発明によれば、駆動手段の駆動により
回転軸を介して回転板を回転させると、最下層物品から
順に回転板の押圧面がその物品の一側面を押圧すること
で、最下層物品は回転板の回転方向に押圧されるが、上
記滑り台が設けられているために、回転板の回転方向に
合わせて最下層物品から順にスムーズにコンベヤ等の排
出経路に排出させることとなる。
【0017】本発明の請求項5記載の発明は、請求項1
記載の発明を前提として、前記回転板は、その外周面に
形成される断面円弧状の外周支持面と、回転板を切り欠
いて形成される前記押圧面と、この押圧面と所定角度で
形成され物品を載置する載置面とが形成されていること
を特徴とする。
【0018】本発明によれば、駆動手段の駆動により回
転軸を介して回転板を回転させることにより、上記載置
面で最下層物品を受けて2番目以降の物品と分離させた
後、上記押圧面で最下層物品を所定方向に押圧して排出
させることとなる。
【0019】本発明の請求項6記載の発明は、請求項5
記載の発明を前提として、前記回転板の外周支持面と載
置面と押圧面は、回転板の回転軸を中心に所定角度をお
いて複数設けられていることを特徴とする。
【0020】本発明によれば、駆動手段の駆動により回
転軸を介して回転板を回転させると、まず、最下層物品
の底側に複数のうちの一の外周支持面が位置して最下層
物品を支持しながら序々に落下させた後、回転板の回転
によりその次に続く他の載置面での載置にスムーズに移
行させて、その次に続く他の押圧面が上記載置面で載置
された最下層物品をその一側面から押圧して所定方向に
排出させる。つまり、複数の一の外周支持面と載置面と
押圧面とその次に続く他の外周支持面と載置面と押圧面
との連繋動作の繰り返しにより、最下層物品から順にそ
の2番目以降の物品と分離しつつ所定方向に排出させる
こととなる。
【0021】本発明の請求項7記載の発明は、請求項2
記載の発明を前提として、前記回転板は、その外周面に
形成される断面円弧状の外周支持面と、回転板を切り欠
いて形成される前記押圧面と、この押圧面と所定角度で
形成され物品を載置する載置面とが形成されていること
を特徴とする。
【0022】本発明によれば、駆動手段の駆動により回
転軸を介して回転板を正転又は逆転の一方に回転させる
ことにより、上記載置面で最下層物品を受けて2番目以
降の物品と分離させ、次に回転板を正転又は逆転の他方
に回転させることにより上記押圧面で最下層物品を押圧
して所定方向に排出させる。そして、上記押圧面で押圧
すると同時に、外周支持面が最下層物品から2番目以降
の物品群を支持することとなる。
【0023】本発明の請求項8記載の発明は、前記請求
項5又は請求項6記載の発明を前提として、前記回転板
は、最下層物品の一側面を同時に押圧する前記押圧面を
有し、その回転軸方向に沿って複数設けられていること
を特徴とする。
【0024】本発明によれば、前記回転板は、最下層物
品の一側面を同時に押圧する前記押圧面を有し、その回
転軸方向に沿って複数設けられていることから、物品ス
トッカに長辺側と短辺側とを有する直方体形状の物品が
重積収納された場合に、その最下層物品から順にその長
辺側を上記押圧面で同時に押圧して、搬送コンベヤに対
する配設の仕方によっては、搬送コンベヤ等の搬送経路
にその長辺側を維持させたまま排出し、搬送コンベヤ等
の搬送経路を短くすることが可能になる。
【0025】本発明の請求項9記載の発明は、前記請求
項5乃至請求項7記載の発明を前提として、前記押圧面
の回転板の回転軸の方向の高さが重積収納される一物品
の一側面側の高さと同じ高さであることを特徴とする。
【0026】本発明によれば、前記第1の押圧面と他方
の第2の押圧面と前記押圧面の回転軸方向の距離が重積
収納される物品の一側面側の高さと同じ高さであること
から、押圧面により最下層物品を回転しながら押圧する
ときには、同時に最下層物品から2番目以降の物品群の
累積荷重を支持することになる。
【0027】本発明の請求項10記載のピッキング装置
を使用した搬送方法は、前記物品ストッカに長辺側と短
辺側とを有する直方体形状の物品が重積収納され、前記
回転板により直方体形状の物品の長辺側を押圧して、物
品ストッカの下方の排出口から排出された直方体形状の
物品の長辺側が搬送コンベヤの流れ方向に向くようにし
て搬送することを特徴とする。
【0028】本発明によれば、上記回転板が直方体形状
の物品の長辺側を押圧して、物品ストッカから搬送コン
ベヤ上に排出させて、直方体形状の物品の長辺側が搬送
コンベヤの流れ方向に向くようにして搬送するために、
直方体形状の物品の短辺側が搬送コンベヤの流れ方向に
向く従来の搬送方法に比べて、同じ搬送速度であれば搬
送コンベヤのコンベヤ長を短くし、又、同じコンベヤ長
であれば、搬送速度を遅くすることができる。
【0029】本発明の請求項11記載のピッキング装置
を使用した搬送システムは、前記請求項1乃至請求項9
記載のピッキング装置と搬送コンベヤとを備え、長辺側
と短辺側とを有する直方体形状の物品を搬送する搬送シ
ステムであって、前記回転板の回転軸が搬送コンベヤの
投入側において搬送コンベヤの流れ方向に沿うように上
記ピッキング装置が配設されていることを特徴とする。
【0030】本発明によれば、上記回転板の回転軸が搬
送コンベヤの投入側において搬送コンベヤの流れ方向に
沿うように上記ピッキング装置が配設されていることか
ら、上記回転板が直方体形状の物品の長辺側を押圧し
て、物品ストッカから搬送コンベヤ上に排出させて、直
方体形状の物品の長辺側が搬送コンベヤの流れ方向に向
くようにして搬送することとなる。
【0031】本発明の請求項12記載のピッキング装置
を使用した搬送システムは、前記請求項11記載の発明
を前提として、前記搬送コンベヤ上にピッキング装置が
複数配設され、各ピッキング装置には、搬送コンベヤ上
に排出された物品を通過させ得る高さの側壁部が設けら
れて、一のピッキング装置から排出され搬送される前記
物品を他の一のピッキング装置の下方に通過させて搬送
することを特徴とする。
【0032】本発明によれば、複数の各ピッキング装置
には搬送コンベヤ上に排出された物品を通過させ得る高
さの側板が設けられているために、トンネル式に複数の
ピッキング装置から排出された物品を一つの単位ごとに
搬送させることができる。すなわち、長辺側と短辺側と
を有する直方体形状の物品を所定数ごとに搬送コンベヤ
上に搬送する場合に、一のピッキング装置から所定数ご
とに排出して搬送することも、一のピッキング装置と他
のピッキング装置から各々排出された物品を合わせて所
定数ごとに搬送することもできる。
【0033】本発明の請求項13記載のピッキング装置
を使用した搬送システムは、前記請求項11記載の発明
を前提として、前記搬送コンベヤの流れ方向に前記物品
の傾きを防止する傾き防止用のテープが配されているこ
とを特徴とする。
【0034】本発明によれば、前記搬送コンベヤに傾き
防止用のテープが配されていることから、前記回転板が
直方体形状の物品の長辺側を押圧して、物品ストッカか
ら搬送コンベヤ上に排出させると、前記物品は排出され
た搬送コンベヤの流れ方向の状態のまま、搬送領域が長
くてもその状態が維持されて搬送されることとなる。
【0035】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面にもと
づいて説明する。
【0036】(ピッキング装置の第1の実施の形態)本
実施の形態は、図1及び図2に示すように、多数の物品
5を重積収納する物品ストッカSと、物品ストッカSの
下方に回転軸Kaを中心に回転可能に配設される回転板
K1と、回転軸Kaを回転駆動させる駆動手段4である
モータと、最下層物品5Aから順に所定方向に排出させ
る円弧状カバー10とを備えたピッキング装置P1であ
る。そして、このピッキング装置は、物品5を所定方向
に搬送する搬送コンベヤ7A,7Bの両側に沿って複数
並設されている。
【0037】物品ストッカSは、斜め下方に直線状に延
びて物品を斜め下方に送り出す上方側の傾斜状搬送部S
2と、この上方側の傾斜状搬送部S2の下方側の端部か
ら円弧形状に延びて物品を円弧形状に送り出す円弧状搬
送部S3と、この円弧状搬送部S3の下方側の端部から
斜め下方に直線状に延びる下方側の傾斜状搬送部S4と
を備え、下方側の傾斜状搬送部S4の下方側が物品スト
ッカSの下方側の排出口6aとなっている。本実施の形
態の物品5は、タバコの1カートンの大形の箱やタバコ
が10個単位で一つに包装された箱(「パーセルタイ
プ」とも呼ばれる)のような長辺側Y1と短辺側Y2を
有する直方体形状の物品である(図16(a))。物品
ストッカSは、所定形状に組み立てられたフレームによ
って物流システムの中に複数組み込まれ、各々の物品ス
トッカSには、物品5が物品ストッカSの後方(投入
口)6bから人手により順次積載され収納される。な
お、この物品ストッカSは、本願出願人が特願2000
−301828号として既に出願している。
【0038】下方側の傾斜状搬送部S4は、約10度の
直線状の傾斜角度を有し、その排出口6aの位置に、所
定の大きさのカバー9に駆動手段4とともに回転板K1
が収納されている。
【0039】回転板K1は、図3乃至図6に示すよう
に、回転軸Kaの軸方向において所定間隔をおいて3カ
所に着脱可能に設けられ、各回転板K1には、扇状の押
圧羽1,2が一対設けられている。回転軸Kaは、最下
層物品5Aの一側面側5dに位置するように配され、そ
の基端側と先端側が固定板8a,8bに取り付けられて
いる。固定板8a,8bは、上記カバー9の一側面とし
て形成される取付け用部材8に突出して設けられてい
る。
【0040】第1の扇状の押圧羽1は、その外周面が円
弧状に形成される第1の外周支持面1aと、第1の扇状
の押圧羽1の回転方向の一側面として形成される第1の
押圧面1bと、第1の扇状の押圧羽1の回転遅れ方向の
他側面として形成される第1の載置面1cとを有する。
したがって、回転板K1が回転軸Kaを中心に時計回り
に回転すると、最下層物品5Aの底面5cに、第1の扇
状の押圧羽1の第1の押圧面1b、第1の外周支持面1
a、第1の載置面1cの順に位置する。
【0041】第2の押圧羽2は、回転板K1の回転軸K
aを中心に対称位置に設けられている。すなわち、第2
の押圧羽2の第2の外周支持面2aは、第1の外周支持
面1aと回転軸Kaを中心に対称位置に設けられ、第2
の押圧面2bは、第1の押圧面1bと回転軸Kaを中心
に対称位置に設けられ、第2の載置面2cは、第1の押
圧面1cと回転軸Kaを中心として対称位置に設けられ
ている。したがって、第1の押圧面1bと第2の載置面
2c、又、第2の押圧面2bと第1の載置面1cとは、
L字状の所定の開き角度θ1に形成されている。本実施
の形態の上記所定の開き角度θ1は、約100度である
(図4(a))。このような回転板K1は、回転軸Ka
の軸方向において3カ所に設けられ、駆動手段4により
回転軸Kaを回転駆動させると、第1の押圧羽1と第2
の押圧羽2とが連繋して上記物品(「パーセルタイプ」
と呼ばれるタバコの箱)5の長辺側Y1を同時に回転し
ながら押圧する。本実施の形態では、第1の押圧羽1と
第2の押圧羽2が一対設けられているが、いずれか一方
のみでも、又、回転板K1の外周に多数設けることも可
能である。このような回転板K1は、回転板K1を切り
欠いて押圧面1b,2bと載置面1c,2cが形成さ
れ、その開き角度θ1もピッキングする物品の種類や大
きさに合わせて設計され、回転軸Kaに取り付けられ
る。
【0042】また、第1の押圧面1bと第2の押圧面2
bの高さ(第1の外周支持面1aから回転軸Kaの方向
への長さ)H1は、上記物品5の一側面側5dの高さM
1aとされ、第1の載置面1cと第2の載置面2cの縦
方向の長さ(高さ)H2は、図16(a)に示す上記物
品5の底面5cの一辺の長さM1bよりも短くなるよう
に設けられている。本実施の形態において、上記物品5
の一側面側5dの高さM1aは、47mmであり、した
がって第1の押圧面1bと第2の押圧面2bの高さH1
も47mmである(図4(a))。また、断面円弧状の
第1及び第2の外周支持面1a,2aの回転軸Kaから
の距離Rは約60mmである(図4(a))。
【0043】円弧状カバー10は、断面が円弧状を呈
し、上記回転板K1の回転方向に沿うように配設されて
いる。この円弧状カバー10は、最下層物品5Aから順
に所定方向に排出させる役割と、他の物品ストッカSか
ら排出される物品5との接触を防止する役割とを果た
す。したがって、円弧状カバー10は、回転板K1の約
半周を囲むように、しかも回転板K1と所定距離をおい
て設けられ、回転しながら押圧された物品5の上面を底
面として受けるようになっている(図5)。
【0044】次に本実施の形態のピッキング装置P1の
動作を説明する。ここで、物品群5を収納させるときの
回転板K1の位置(初期状態)は、図6(a)に示す位
置として説明する。なお、初期状態の位置は駆動手段4
により制御する。
【0045】物品ストッカSに多数の物品5を収納させ
て駆動手段4の駆動により回転軸Kaを介して回転板K
1を回転させると、まず、第1の扇状の押圧羽1の第1
の外周支持面1aが最下層物品5Aの底側5cを支持し
ながら序々に落下させた後(図6(b))、第1の載置
面1cで載置される(図6(c))。すなわち、第1の
外周支持面1aの外周面の間隔の間、回転しながら最下
層物品5Aを含め重積収納される物品群5を支持して、
第1の外周支持面1aの支持が終了すると、最下層物品
5Aの底側5cの支持が第1の載置面1cに移行する
(図6(c))。
【0046】第1の載置面1cが最下層物品5Aを載置
すると、扇状の第2の押圧羽2の第2の押圧面2bが最
下層物品5Aの一側面側5dを円弧状カバー10に向か
って押圧すると同時に(図6(d))、扇状の第2の押
圧羽2の第2の外周支持面2aが最下層物品5Aから2
番目の物品5Bの底面5cを支持する。したがって、本
実施の形態の回転板K1は、従来例で説明した従来の重
量支持部材(111)としての役割をも果たすこととな
っている。なお、回転板K1は回転しており、最下層物
品5Aを落下させながら載置する第1の載置面1cも回
転することから、扇状の第2の押圧羽2の第2の押圧面
2bは、実際には、その下方側(回転軸側)で最下層物
品5Aの一側面5dを軽く接触して押圧して円弧状カバ
ー10に向かって押圧する。また、第1又は第2の載置
面1c,2cが最下層物品5Aを落下させながら交互に
載置すると同時に、第1又は第2の外周支持面1a,2
aが最下層物品5Aから2番目の物品5B以降の物品群
5を交互に支持するために、最下層物品5Aは2番目の
物品5B以降の物品群5と速やかに分断しつつ、最下層
物品5Aのみが円弧状カバー10に向かって排出される
こととなる。すなわち、物品群5の累積荷重を受ける最
下層物品5Aの包装紙を損傷させることなく分断させた
状態で排出する。したがって、物品群の累積荷重を受け
る最下層物品5Aにビニールやセロファン等のカバーが
設けられていると物品相互のカバーが接着状態にある
が、このカバーを損傷させることなく2番目以降の物品
群とばらけさせることとなる(接着状態を外すこととな
る)。
【0047】そして、回転軸Kaの軸方向において3カ
所に設けられる3個の回転板K1は、上記物品(「パー
セルタイプ」と呼ばれるタバコの箱)5の長辺側(長手
幅方向)Y1を同時に回転しながら押圧するために(図
13と図15(a)参照)、比較的大型の物品であって
も(化粧品や薬箱等よりも大型)、その長辺側Y1に亘
って確実に押圧することとなる。このように、前記回転
軸Kaの方向に沿って複数設けられている回転板K4,
K4,K4は、長辺側Y1と短辺側Y2とを有する直方
体形状の物品5が重積収納された場合に、その最下層物
品5Aの長辺側Y1の全域に亘って同時に押圧するのに
好適であり、その結果、搬送コンベヤCに対する配設の
仕方によっては、その長辺側Y1を維持させたまま排出
し搬送して、搬送コンベヤC等の搬送経路を短くするこ
とが可能になる(図15(a)参照)。また、ビデオテ
ープや書籍等の比較的大きな物品も同じようにピッキン
グすることが可能である。なお、家庭用薬品類(例え
ば、風邪薬の入った箱や、栄養剤、滋養強壮剤が小型の
ビンに詰められこのビンが紙製容器に包装されたもの
等)や化粧用品類(例えば、口紅Rが入った箱等)の比
較的小さな物品5の場合は、回転軸Kaの軸方向におい
て3カ所に設けられる回転板K4は、1個でも良い。ま
た、上記3カ所に設けられる回転板K4,K4,K4を
連結させた長尺な状態とする構成でも良い。
【0048】また、上記円弧状カバー10は、回転板K
1の回転方向に沿うように設けられているために、最下
層物品から順に回転しながら押圧排出された最下層物品
5Aの上面を底面として受けて搬送コンベヤ7A(或い
は7B)に向かって排出させる。すなわち、回転板K1
の回転方向に合わせて最下層物品5Aから順に搬送コン
ベヤ7A(或いは7B)の排出経路に排出させる。
【0049】ここで、本実施の形態の回転板K1には、
第1の扇状の押圧羽1と扇状の第2の押圧羽2が設けら
れているが、更に第3、第4…の扇状の押圧羽を多数設
けても良い。このように多数の扇状の押圧羽1,2…を
設けることにより、回転板K1の1回転で複数の物品5
を最下層物品5Aから順に押圧するために、従来の往復
動作するロッドを有するシリンダによるピッキングと比
較して、ピッキング構造の簡素化を図りながらピッキン
グ速度を連続的且つ早くすることができる。また、第1
の実施の形態では、回転板K1の回転軸Kaが重積収納
される物品の一側面側に配置されているもので説明した
が、回転板K1の回転軸Kaが重積収納される物品の他
側面5e側に配置させて(図5)、回転板K1を反対方
向(反時計方向)に回転させて使用することも可能であ
る。そして、回転板K1は、回転軸Kaを中心に回転す
るものであるから、物品ストッカSがやや斜めに(約3
〜10度)傾けて使用される場合でも、その傾斜角度に
合わせて設定しなくとも良くなる利点を有する。
【0050】(ピッキング装置の第2の実施の形態)本
実施の形態のピッキング装置は、図7乃至図9に示すよ
うに、上記物品ストッカSに重積収納される物品15が
CD(コンパクトディスク、音楽用のシングルCD、ビ
デオテープ等)であり(図16(b))、この物品15
をピッキングするピッキング装置P2である。このCD
15には、図示しないがセロファンやビニール等の透明
カバーが包装されている。
【0051】このピッキング装置P2は、回転板K2に
扇状の押圧羽11が一つ設けられている。すなわち、扇
状の押圧羽11は、その外周面が円弧状に形成される外
周支持面11aと、ほぼL字状に外周面を切り欠いて形
成される押圧面11bと載置面11cとを有する。この
ような扇状の押圧羽11は、回転板K2の回転軸Kaの
軸方向において3カ所に設けられている。回転板K2
は、回転軸K2に3個取り付けられているが、1個でも
良い。そして、回転板K2は、駆動手段4を介して図8
中矢印の範囲Xで往復回転、つまり、回転軸を中心に所
定角度範囲Xに正転と逆転を繰り返す(以下「揺動式」
とも言う)。
【0052】本実施の形態のL字状の所定の開き角度θ
2は、約100度である。押圧面11bの縦方向の長さ
(高さ)H3は、上記物品15の一側面側15dの高さ
M2aとされ、載置面11cの縦方向の長さ(回転位置
によっては高さ)H4は、図16(b)に示す上記物品
15の底面15cの一辺M2bの長さよりも短くなるよ
うに設けられている(図9(a)(f)参照)。本実施
の形態では、上記物品15のサイズは、120mm×1
40mm(底面15cの一辺の長さM2b)×10mm
(一側面側15dの高さM2a)である。
【0053】したがって、本実施の形態によれば、駆動
手段4の駆動により回転軸Kaを介して回転板K2を所
定角度範囲Xに正転と逆転を繰り返すと、つまり、図8
中矢印の範囲Xで揺動させると、次のように動作する。
なお、物品群15を収納させるときの回転板K2の位置
(初期状態)は、図9(a)に示す位置として説明す
る。
【0054】まず、上記扇状の押圧羽11を反時計方向
(逆回転)に回転させると、上記扇状の押圧羽11の扇
状の外周支持面11aが最下層物品15Aの底面から外
れて(図9(b)(c))、載置面11cに最下層物品
15Aが載置される(図9(d))。このとき、最下層
物品15Aは、所定角度の押圧面11bに接触しながら
落下してから載置面11cに載置される。次に上記扇状
の押圧羽11を時計方向(正回転)に回転させると、外
周支持面11aが2番目の物品15Bの底側15cを一
旦支持しながら回転して(図9(e))、押圧面11b
が最下層物品15Aの一側面15dを押圧して、円弧状
カバー10に向かって最下層物品15Aを押圧する。こ
こで、回転板K2は回転しており、最下層物品15Aを
落下させながら載置する第1の載置面11cも回転する
ことから、扇状の押圧羽11の押圧面11bは、実際に
は、その下方側(回転軸側)で最下層物品15Aの一側
面側15dを軽く接触して押圧するだけで、円弧状カバ
ー10に向かって押圧する。また、載置面11cが最下
層物品15Aを載置すると同時に、外周支持面11aが
最下層物品15Aから2番目の物品15B以降の物品群
5を支持するために、最下層物品15Aは2番目の物品
15B以降の物品群15と速やかに分断しつつ、最下層
物品5Aのみが円弧状カバーに排出されることとなる。
すなわち、物品群15の累積荷重を受ける最下層物品の
セロファンやビニール等の透明カバーを損傷させること
なく分断させた状態で排出する。そして、上記円弧状カ
バー10は、回転板K2の回転方向に沿うように設けら
れているために、最下層物品15Aから順に回転しなが
ら押圧排出された最下層物品15Aの底面15cを上面
として受けて搬送コンベヤ7A(或いは7B)に向かっ
て排出させる。
【0055】(ピッキング装置の第3の実施の形態)本
実施の形態は、図16(c)に示す化粧用品類(例え
ば、口紅Rが入った箱等)の比較的小さな物品20を物
品ストッカSに多数重積収納させて、高速にピッキング
するもので、図10に示すように、本実施の形態の回転
板K3には、凹状の溝21が所定角度(90度)間隔で
4個設けられている。各凹状の溝21には、他の実施の
形態と同じように、外周面が円弧状に形成される外周支
持面1a,2a,3a,4aと、垂直な押圧面1b,2
b,3b,4bと、載置面1c,2c,3c,4cとを
有する他に、やや斜めの排出側側面部1d,2d,3
d,4dが形成されて、上記凹状の溝21を構成してい
る。排出側側面部1d,2d,3d,4dをやや斜め形
成するのは、物品20の排出を容易にするためである。
【0056】したがって、本実施の形態によれば、駆動
手段4の駆動により回転軸Kaを介して回転板K3を回
転させると、物品ストッカSから上方の凹溝21で化粧
用品類(例えば、口紅が入った箱等)の物品20を収納
した状態で約90度を越えた段階で排される。すなわ
ち、上記第1及び第2の実施の形態よりも排出角度を後
に(大きくする)ことができ、搬送コンベヤ7A(或い
は7B)に向かって排出させるという動作を繰り返すこ
ととなる。本実施の形態で、上記第1及び第2の実施の
形態に更にやや斜めの排出側側面部1d,2d,3d,
4dを有する凹状の溝21として構成されていることに
よる。なお、本実施の形態の凹状の溝21は、4つであ
るが、その使用形態に応じて増減して使用することは任
意である。
【0057】(ピッキング装置の第4の実施の形態)本
実施の形態は、図11及び図12(a)(b)に示すよ
うに、物品ストッカSの下方に回転軸Kaを中心に所定
間隔をおいて3つの回転板K4が設けられたピッキング
装置P4である。物品ストッカSには、第1の実施の形
態と同じ、「パーセルタイプ」の物品5(タバコが10
個単位で一つに包装紙で包装された物品5)が多数重積
収納されている。
【0058】本実施の形態の回転板K4は、回転軸Ka
の軸方向において所定間隔をおいて3カ所に着脱可能に
設けられ、各回転板K4には、扇状の押圧羽1,2,3
の3個が設けられている。この3個の回転板K4は、そ
の角度が120度の等間隔で設けられている。すなわ
ち、第1の扇状の押圧羽1と第2の押圧羽2と第3の押
圧羽3を備え、各々、外周面が円弧状に形成される第1
の外周支持面1a,2a,3aと、第1の押圧面1b,
2b,3bと、第1の載置面1c,2c,3cとを有す
る。また、第1の押圧面1bと第1の載置面1c(又、
第2の押圧面2bと第2の載置面2c)とは、L字状の
所定の開き角度θ1に形成され、第1の実施の形態と同
じ開き角度θ1(約100度であるが、その中心軸方向
(第1の載置面1c,2c,3cの中心軸方向の端部)
に切り欠き部1eが形成されている(図12(b))。
この切り欠き部1eは、物品5を受けた場合に物品5の
角部を損傷させないために形成されている。このような
回転板K4は、図13に示すように、回転軸Kaの軸方
向において3カ所に設けられ、駆動手段4により回転軸
Kaを回転駆動させると、第1と第2と第3の押圧羽
1,2,3が各々連繋して上記物品(「パーセルタイ
プ」と呼ばれるタバコの箱)5の長辺側Y1を同時に回
転しながら押圧する。
【0059】本実施の形態のピッキング装置P4は、第
1の実施の形態のように円弧状カバー10を配して、第
1の実施の形態と同じように、搬送コンベヤ7A(又は
7B)に向かって排出して搬送することもできるが、以
下では、本実施の形態を使用した好適な搬送方法及び搬
送システムの例を説明する。
【0060】(ピッキング装置を使用した搬送方法及び
搬送システム)本実施の形態の搬送方法及び搬送システ
ムは、上記第4の実施の形態のピッキング装置P4を使
用して長辺側Y1と短辺側Y2とを有する直方体形状の
物品5を搬送するもので、図13、図14、図15
(a)(b)に示すように、上記ピッキング装置P4と
滑り台22と搬送コンベヤCと搬送コンベヤCの排出方
向に配設される収納ストッカSsと備える。上記ピッキ
ング装置P4は、物品ストッカSに重積収納される直方
体形状の物品5を前記回転板K4により5個を単位とし
て直方体形状の物品5の長辺側Y1を押圧して搬送コン
ベヤC上に排出するように設定されている。5個を単位
とするのは、上記10個単位のタバコを包装した物品5
は、ダンボール箱に5個を単位として箱詰めされること
による。すなわち、タバコのダンボール詰めは、計25
カートン詰められるが、ダンボール箱の位置まで搬送コ
ンベヤCにより5個を単位として(5箱ずつ)そのまま
極めて高速(5箱ずつの合計25箱(個)/毎分)で搬
送されて、人手によりダンボール詰めされる。直方体形
状の物品5と物品5の間隔は100mmの間隔で設定さ
れている(図15(a))。
【0061】上記ピッキング装置P4は、搬送コンベヤ
C上に配設されている。すなわち、図11及び図15
(a)に示すように、回転板K4の回転軸Kaの軸方向
が搬送コンベヤCの進行方向(長手方向)に直角になる
ように配設され、駆動手段4により回転軸Kaを回転駆
動させると、回転板K4が長辺側Y1と短辺側Y2とを
有する直方体形状の物品5の長辺側Y1を押圧するよう
になっている。このように、第4の実施の形態は、回転
軸Kaの方向に沿って複数設けられている回転板K4,
K4,K4は、長辺側と短辺側とを有する直方体形状の
物品5が重積収納された場合に、その最下層物品5Aの
長辺側Y1の全域に亘って同時に押圧するのに好適であ
る。また、上記滑り台22は、上記回転板K4によりピ
ッキングされた直方体形状の物品5を搬送コンベヤC上
面と平行状態でスムーズに落下させる。これにより最下
層物品5Aは回動している搬送コンベヤCの進行方向C
1に対して直角に整然と並べられるので、上記3個の各
回転板4の位置に対応する各スロープ22aが所定間隔
おいて設けられている。
【0062】このようなピッキング装置P4は、その下
方を物品5が通過可能なようにトンネル方式で搬送コン
ベヤC上に配設されている(図13、図14、図1
5)。すなわち、搬送コンベヤC上に複数のピッキング
装置P4A, P4B, P4Cが配設され(図15(a)
では3つであり、左から順にマイルドセブン(登録商
標)、ハイライト、ラークが各物品ストッカSに収納さ
れ(実際にはタバコの銘柄ごとに複数配設されてい
る。)、後方に配設される図面上左側のピッキング装置
P4Aからピッキングされた上記物品5が前方に配設さ
れる図面上右側のピッキング装置P4B, P4Cの下方
を通過させるために、各々のピッキング装置P4A, P
4B, P4Cには左右の側板Z1,Z2を有し、上記回
転板K4は、所定の高さ位置に設けられている(図1
4)。本実施の形態の左右の側板Z1,Z2の下方は、
搬送コンベヤCと一体的に設けられているが、搬送コン
ベヤCの左右に配置される置き台の上に配置されるもの
でも良い。
【0063】ここで、搬送コンベヤCと各々のピッキン
グ装置P4A,P4B, P4Cとは、次のように電気
回路プログラムが構築されている。すなわち、回動して
いる搬送コンベヤCへピッキングされる銘柄の順序は、
上流側から順に行われ、かつ5箱単位で連なるように、
駆動手段4へ電気信号が入力され、各々のピッキング装
置P4A,P4B, P4Cの回転軸Kaが回転し、5
箱単位で連なるように排出する。例えば、あるロットで
マイルドセブンが7箱、ハイライトが8箱、ラークが2
箱の計17箱の注文があったとすると、まずマイルドセ
ブン5箱がピッキング装置P4Aで連続的ピッキングに
より排出されるが、一定間隔を空けてマイルドセブン2
箱がピッキング装置P4Aで連続的ピッキングにより排
出され搬送される。この2箱の最終の1箱目がハイライ
トの収納されたピッキング装置P4Bの位置に到達した
とき、ハイライト3箱はピッキング装置P4Bで連続的
ピッキングにより排出され、一定間隔を空けてハイライ
ト5箱がピッキング装置P4Bで連続的ピッキングによ
り排出され搬送される。この5箱の最終の1箱目がラー
クの収納されたピッキング装置P4Cの位置に到達した
とき、ラーク2箱はピッキング装置P4Cで連続的ピッ
キングにより排出され搬送される。このようにして、あ
るロットの払い出し(排出)命令があった場合、5箱が
一つの単位として連なり、次の5箱の連なりとは一定間
隔を空けて並んだ状態で搬送される。最後にロット内の
総箱数から5の倍数を差し引いた箱数が一つの単位とし
て連なることとなる。ロットの注文が複数連続してあっ
た場合には、ロット間で前述の一定間隔の数倍の間隔を
採り、光電管Pで時間を検出し、ロット間を判別する。
【0064】したがって、本実施の形態のピッキング装
置を使用した搬送システムによれば、直方体形状の物品
5の短辺側Y2が搬送コンベヤCの流れ方向(矢印方向
C1)に向く従来の搬送方法に比べて、同じ搬送速度で
あれば搬送コンベヤCのコンベヤ長を短くし、又、同じ
コンベヤ長であれば、搬送速度を遅くすることができ
る。
【0065】すなわち、従来の搬送方法は、図15
(b)に示すように、搬送コンベヤCの流れ方向C1に
直方体形状の物品5の短辺側Y2が向いて搬送する。こ
のため、直方体形状の物品5を連続して高速搬送させる
ためには、搬送コンベヤCのコンベヤ長の長いものを使
用して高速で搬送させる必要があった。しかし、本実施
の形態の搬送方法によれば、図15(a)に示すよう
に、上記回転板K4が直方体形状の物品5の長辺側Y1
を押圧して、物品ストッカSから搬送コンベヤC上に排
出させて、直方体形状の物品5の長辺側Y1が搬送コン
ベヤCの流れ方向C1に向くようにして搬送するため
に、搬送コンベヤCの故障が抑制され、搬送コンベヤC
の耐久性が維持されることとになる。また、直方体形状
の物品5の短辺側Y2が搬送コンベヤCの流れ方向に向
く従来の搬送方法に比べて、同じ搬送速度であれば搬送
コンベヤCのコンベヤ長を短くし、又、同じコンベヤ長
であれば、搬送速度を遅くすることができる(本実施の
形態の搬送コンベヤCの速度は、従来の搬送コンベヤC
の速度の1/2に抑制しても、従来と同じ搬送速度にな
る。実際には、従来の速度が120m/毎分であるとこ
ろ、本実施の形態のコンベヤCの速度は、60/毎分
とすることができる。)。また、搬送コンベヤCの排出
側に配されて直方体形状の物品5を受け止め収納する収
納ストッカSsへの衝撃力を減少させて、破損する事態
を少なくできる。また、図15(a)に示すように、ピ
ッキング装置P4を搬送コンベヤCの投入側の縦方向
(搬送コンベヤCの短辺方向に沿うように)配設させる
ことが可能であるので(図面上は3つのピッキング装置
P4であるが実際には多数並べられる)、上記搬送コン
ベヤCの短いものを配設させることが可能になる効果と
合わせて、設置スペースの有効活用が図られることとな
る。
【0066】そして、回転軸Kaの軸方向3カ所に設け
られる3個の回転板K4は、上記物品(「パーセルタイ
プ」と呼ばれるタバコの箱)5の長辺側(長手幅方向)
Y1を同時に回転しながら押圧するが、第1と第2と第
3の3つの押圧羽1,2,3を有することから、従来例
で説明したキッカの往復駆動方式や無端ベルトによる方
式と比較すると、回転板K4の回転速度を1/3として
も従来例と同じ速度で高速ピッキングすることとなる。
なお、本実施の形態に第1の2枚の押圧羽1,2の回転
板K1のピッキング装置P1を使用することも勿論可能
であり、この場合は、第1の実施の形態と従来例で説明
したキッカの往復駆動方式や無端ベルトによる方式と比
較すると、回転板K4の回転速度を1/2としても従来
例と同じ速度で高速ピッキングすることとなる。
【0067】また、図13及び図14に示すように、搬
送コンベヤCの流れ方向C1に沿うように傾き防止用の
テープT1,T2が配されている。この傾き防止用のテ
ープT1,T2は、表面が滑り止め効果のあるテープで
あり、裏面が接着効果のあるもので、搬送コンベヤCの
流れ方向C1に沿って2本平行に貼着されている。した
がって、ピッキング装置P4から排出された長辺側Y1
と短辺側Y2とを有する直方体形状の物品5は、その長
辺側Y1は流れ方向C1に直角になるように常に排出さ
れた状態のまま維持されて下流側に搬送されることとな
る。また、傾き防止用のテープT1,T2が2本平行に
貼着されていることから、長辺側Y1と短辺側Y2とを
有する直方体形状の物品5の中央部が外周に多少膨らん
でいたり凹凸が合っても(パーセルタイプのタバコの包
装紙の場合、表面に僅かな凹凸が生じている。)、その
膨らみや凹凸を吸収して、上記物品5をその長辺側Y1
を向けた状態に維持して搬送する。なお、搬送コンベヤ
Cの種類によっては、ベルト中央部がやや盛り上がった
コンベヤもあるが、傾き防止用のテープT1,T2が2
本平行に貼着されることにより、その水平度を維持させ
て、上記物品5をその長辺側Y1を向けた状態に維持し
て搬送する効果も有する。勿論、テープT1,T2と搬
送コンベヤCが一体成形されたものであっても良い。
【0068】以上、第1と第3と第4の実施の形態で
は、回転板が回転式のものとして説明したが、第2の実
施の形態のように回転板が揺動式のものとして使用する
ことも可能である。また、第1乃至第4の実施の形態で
は、物品ストッカSが上方側の傾斜状搬送部S2と円弧
状搬送部S3とを有するもので説明したが、本発明では
物品ストッカSの種類や傾斜角度は問われない。すなわ
ち、従来例で説明した垂直に配置されるものや、やや斜
めに(約3〜10度)傾けて使用される物品ストッカS
でも適用可能である。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のピッキン
グ装置は、回転軸を介して回転板を回転させると、最下
層物品から順に回転板の押圧面がその物品の一側面を押
圧する構成であるから、ピッキング構造の簡素化を図る
ことができ、製造コストが安価なピッキング装置を提供
することができる。また、回転軸を中心に回転する回転
板を使用するために、どのような傾斜角度の物品ストッ
カにも傾斜角度を問わずに対応させることが可能であ
る。さらに、押圧面を回転板に複数設けると回転板の1
回転で複数の物品を最下層物品から順に押圧するため
に、従来の往復動作するロッドを有するシリンダによる
ピッキングと比較してピッキング速度を連続的に且つ早
くすることも容易になる。
【0070】また、本発明のピッキング装置を使用した
搬送方法及び搬送システムによれば、上記回転板が直方
体形状の物品の長辺側を押圧して、物品ストッカから搬
送コンベヤ上に排出させて、直方体形状の物品の長辺側
が搬送コンベヤの流れ方向C1に向くようにして搬送す
るために、直方体形状の物品の短辺側が搬送コンベヤの
流れ方向に向く従来の搬送方法に比べて、同じ搬送速度
であれば搬送コンベヤのコンベヤ長を短くし、又、同じ
コンベヤ長であれば、搬送速度を遅くすることができ
る。したがって、搬送コンベヤの故障が抑制され、搬送
コンベヤの耐久性が維持されることとになるとともに、
長辺向と短辺側とを有する直方体形状の物品の包装紙や
包装箱が受け止めストッカに衝突して変形させたり破損
させたりする事態を少なくでき、さらに、収納ストッカ
でいくつかを単位として揃えることが容易にすることが
可能になる。また、搬送コンベヤ上にピッキング装置を
複数配設することにより、設置スペースが減少し、工場
の床面積当たりの生産性が向上する。
【0071】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のピッキング装置を
示す正面図である。
【図2】上記第1の実施の形態を示す断面図である。
【図3】上記第1の実施の形態を示す斜視図である。
【図4】上記第1の実施の形態の回転板を示す図であ
り、(a)はその平面図であり、(b)はその側面図で
ある。
【図5】上記第1の実施の形態を示す断面図である。
【図6】上記第1の実施の形態のピッキング動作を説明
する側面図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態のピッキング装置を
示す断面図である。
【図8】上記第2の実施の形態のピッキング動作を説明
する断面図である。
【図9】上記第2の実施の形態のピッキング動作を説明
する側面図である。
【図10】本発明の第3の実施の形態の回転板を示す側
面図である。
【図11】上記第4の実施の形態のピッキング装置示す
断面図である。
【図12】上記第4の実施の形態の回転板を示す図であ
り、(a)はその平面図であり、(b)はその側面図で
ある。
【図13】本発明のピッキング装置を使用した搬送シス
テムの一実施の形態を示す斜視図である。
【図14】上記ピッキング装置を使用した搬送システム
の断面図である。
【図15】本発明のピッキング装置を使用した搬送シス
テムと従来例の搬送システムとを比較して説明する側面
図である。
【図16】物品の種類を示す斜視図である。
【図17】従来の物品ストッカの例を示す断面図であ
る。
【図18】従来の物品ストッカの例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
P1,P2,P4 ピッキング装置、 P4A, P4B, P4C 搬送コンベヤ上の複数のピ
ッキング装置、 1,11 押圧羽(第1の押圧羽)、 1a 第1の外周支持面、 1b 第1の載置面、 1c 第1の押圧面、 2 押圧羽(第2の押圧羽)、 2a 第2の外周支持面、 2b 第2の載置面、 2c 第2の押圧面、 3 押圧羽(第3の押圧羽)、 4 駆動手段、 5,15,20 物品群(物品)、 5A,15A 最下層物品、 5B,15B 最下層物品から2個目の物
品、 5c,15c 物品の底面、 5d,15d 物品の一側面側、 6a 搬送排出口、 7A,7B,C 搬送コンベヤ、 C1 搬送コンベヤの流れ方向、 10 円弧状カバー、 11 押圧羽、 11a 外周支持面、 11b 押圧面、 11c 載置面、 21 凹状の溝、 22 滑り台、 K1,K2,K3,K4 回転板、 S 物品ストッカ、 Ss 収納ストッカ、 Z1,Z2 側板
フロントページの続き Fターム(参考) 3F024 AA12 CA04 3F030 AA04 AB04 CA02 DA03 FA02 3F080 AA23 AA37 BA02 BA04 BD04 BD12 BD15 BF07 CD05 CE03 CF02 DA01 FB07

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下方側に排出口を有し多数の物品が重積
    収納される物品ストッカと、物品ストッカの下方に回転
    軸を中心に回転可能に配設される回転板と、回転軸を回
    転駆動させる駆動手段とを備え、上記回転板に、最下層
    物品から順に回転しながら押圧する押圧面が形成されて
    いることを特徴とするピッキング装置。
  2. 【請求項2】 下方側に排出口を有し多数の物品が重積
    収納される物品ストッカと、物品ストッカの下方に回転
    軸を中心に所定角度範囲に正転と逆転を繰り返す正逆回
    転可能に配設される回転板と、回転軸を上記正逆に回転
    駆動させる駆動手段とを備え、上記回転板に、最下層物
    品から順に正逆回転しながら押圧する押圧面が形成され
    ていることを特徴とするピッキング装置。
  3. 【請求項3】 前記回転板の回転方向に沿うように最下
    層物品から順に所定方向に物品を排出する断面円弧状の
    円弧状カバーが配設されていることを特徴とする請求項
    1又は請求項2記載のピッキング装置。
  4. 【請求項4】 前記回転板の回転方向に沿うように最下
    層物品から順に物品を斜めに滑落させる滑り台が設けら
    れていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の
    ピッキング装置。
  5. 【請求項5】 前記回転板は、その外周面に形成される
    断面円弧状の外周支持面と、回転板を切り欠いて形成さ
    れる前記押圧面と、この押圧面と所定の開き角度で形成
    され物品を載置する載置面とが形成されていることを特
    徴とする請求項1記載のピッキング装置。
  6. 【請求項6】 前記回転板の外周支持面と載置面と押圧
    面は、回転板の回転軸を中心に所定間隔をおいて複数設
    けられていることを特徴とする請求項4記載のピッキン
    グ装置。
  7. 【請求項7】 前記回転板は、その外周面に形成される
    断面円弧状の外周支持面と、回転板を切り欠いて形成さ
    れる前記押圧面と、この押圧面と所定角度で形成され物
    品を載置する載置面とが形成されていることを特徴とす
    る請求項2記載のピッキング装置。
  8. 【請求項8】 前記回転板は、最下層物品の一側面を同
    時に押圧する前記押圧面を有し、その回転軸方向に沿っ
    て複数設けられていることを特徴とする請求項5又は請
    求項6記載のピッキング装置。
  9. 【請求項9】 前記押圧面の回転軸の方向の高さが重積
    収納される一物品の一側面側の高さと同じ高さであるこ
    とを特徴とする請求項4乃至請求項6記載のピッキング
    装置。
  10. 【請求項10】 前記物品ストッカに長辺側と短辺側と
    を有する直方体形状の物品が重積収納され、前記回転板
    により直方体形状の物品の長辺側を押圧して、物品スト
    ッカの下方の排出口から排出された直方体形状の物品の
    長辺側が搬送コンベヤの流れ方向に向くようにして搬送
    することを特徴とする請求項1乃至請求項9記載のピッ
    キング装置を使用した搬送方法。
  11. 【請求項11】 前記請求項1乃至請求項7記載のピッ
    キング装置と搬送コンベヤとを備え、長辺側と短辺側と
    を有する直方体形状の物品を搬送する搬送システムであ
    って、前記物品ストッカに重積収納される直方体形状の
    物品を前記回転板により直方体形状の物品の長辺側を押
    圧して物品ストッカの下方の排出口から搬送コンベヤの
    流れ方向に直方体形状の物品の長辺側が向くように搬送
    することを特徴とする請求項1乃至請求項9記載のピッ
    キング装置を使用した搬送システム。
  12. 【請求項12】 前記搬送コンベヤ上にピッキング装置
    が複数配設され、各ピッキング装置には、搬送コンベヤ
    上に排出された物品を通過させ得る高さの側板が設けら
    れて、一のピッキング装置から排出され搬送される前記
    物品を他の一のピッキング装置の下方に通過させて搬送
    することを特徴とする請求項11記載のピッキング装置
    を使用した搬送システム。
  13. 【請求項13】 前記搬送コンベヤにピッキング装置か
    ら排出された前記物品の傾きを防止する傾き防止用のテ
    ープが配されていることを特徴とする請求項11記載の
    ピッキング装置を使用した搬送システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4684362B1 (ja) * 2010-09-30 2011-05-18 貞年 月川 小型自動販売機
CN109665325A (zh) * 2019-01-02 2019-04-23 深圳智能宏达自动化设备有限公司 盒装供料装置、盒装供料机构和自动发药机

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