JP2004277074A - ワークの送出し方法 - Google Patents

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Yasushi Kikuchi
泰 菊池
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Abstract

【課題】複数のマガジンから取出したワークを所定順序で連続的に送出す。
【解決手段】複数のマガジン90(90A、90B、90C)のそれぞれからワーク88を取出して次工程へ送出すときには、まず、マガジンに対して包装体の送出し順序を設定する。この後に、マガジンを所定順序で取出し装置84A、84B、84Cに振り分け、マガジンからワークを取出し、取出したワークをバッファコンベア82A、82B、82Cへ送り込む。これと共に、マガジンの搬送順序に従って取出し装置に優先フラグをセットし、優先フラグのセット順序で、ゲートコンベア92をバッファコンベアに連結してワーク88を送り出す。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数のマガジンに搭載されている、感光材料を包装した包装体などのワークをマガジンから取出して連続的に送り出すワークの送出し方法に係り、詳細には、予め設定されている順序でワークを送出すワークの送出し方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
Xレイフィルム等のシート状の感光材料は、所定枚数が積層された状態で遮光包材によって包まれて遮光包装され、この遮光包装された包装体が箱詰めされるなどして出荷される。
【0003】
シート状のXレイフィルムを生産する場合、マスターロールから引出したXレイフィルムのウエブを所定幅に裁断した後に所定長さで切断するか、マスターロールから引出したウエブを所定幅で裁断してスリットロールを形成し、このスリットロールから引出したウエブを所定長さに切断してシート状に形成し、このシート状のXレイフィルムを所定枚数ずつ積層して、包装用フィルムによって遮光包装する。
【0004】
このとき、Xレイフィルムを包装用フィルムによって覆い、この包装用フィルムの幅方向の両側をXレイフィルムの下方側へ折り返した後、折り返した幅方向の両端部をXレイフィルムの下方側でシールすることにより包装用フィルムを筒体状に形成し、さらに、筒体状の包装用フィルムを所定位置で幅方向に沿ってシールして切断することにより、Xレイフィルムに対して余長となるフィレットを設けた状態で遮光包装を行う。
【0005】
この後に、両側のフィレットを折り曲げることによりコンパクトにして、ラベルを貼付して、Xレイフィルムの包装体を形成するようにしている。
【0006】
このようにして形成された包装体は、一旦、所定位置に保管され、出荷時には1体ずつ化粧箱等に箱詰めされ、さらに複数箱ずつ段ボール箱等に詰められる。
【0007】
ところで、Xレイフィルムは、ウエブを連続的に切断することにより生産され、生産順に積層された後に包装される。ここから、包装体は、同一のスリットロールから連続して生産される。すなわち、同一のロールから生産されたn番目の包装体内のXレイフィルムとn+1番目の包装体内のXレイフィルムは、切断前は連続していたものとなっている。
【0008】
このようなXレイフィルムに対して製品品質の保証を図るためには、例えば中間ロールの一定範囲(例えば120m〜140m)を製品から除外することがある。また、製造段階で故障が発生したことが判明すると、この故障範囲のXレイフィルムを製品から除外する必要がある。すなわち、Xレイフィルム等の塗布品や加工品では、品質維持のために定期的なサンプリングや、故障懸念品の抜き取りが必要となることがある。
【0009】
このようなXレイフィルムを除外するときには、包装体として保管しているときに、該当範囲のXレイフィルムを収容している包装体を抜き取ることがあり、生産ロスの最小化を図るためには、包装体の保管及び出荷を行うときにも、包装体単位で生産順序を正確に管理する必要がある。
【0010】
一方、包装体を出荷する時には、包装体をマガジンから取出して箱詰め工程などの次工程へ搬送する必要がある。このときの包装体のマガジンからの取出しなどを行うためのハンドリング(取扱い)は、十分な注意を要する。
【0011】
すなわち、Xレイフィルムを収容している包装体は撓みが生じ易く、これによりXレイフィルムに折れや曲がり等の損傷が生じ易い。また、包装体内のXレイフィルムは、加圧されることにより圧力かぶり等の品質低下が生じる。
【0012】
また、マガジンからの包装体の取出し効率と、取り出した包装体の搬送効率や次工程での作業効率の間には、2〜5倍程度異なる。
【0013】
ここから、マガジンから包装体を取出すときには、複数の取出し装置を用い、それぞれの取出し装置において、装填されているマガジンから包装体の取出しを並行して行うことがある。このとき、各取出し装置でマガジンから取出された包装体を合流させて、包装体を連続的に送り出すことが好ましい。
【0014】
一方、包装体は、品質管理及び維持を行うためにマガジンから抜き取られることがあり、このために、複数のマガジンを一体で保管しているときには、マガジン毎に搭載している包装体の数が異なっていたり、包装体の搭載していない空のマガジンが存在したりすることがある。
【0015】
このような場合でも、一体で保管している複数のマガジンのそれぞれを取出し装置に装填して、包装体の取出し作業を行わなければならないことがあり、このために、マガジンから取出した包装体を搬送するときに、包装体が滞留する。
【0016】
包装体などのワークが滞留したり搬送間隔が空いてしまうのを防止する方法として、各分岐ラインに待機位置を設け、この待機位置から本ラインに物品を合流させるときに、各分岐ラインの待機位置に物品検出センサを設け、物品検出センサによって物品が検出された分岐ライン順に、該当する分岐ラインの待機位置にある物品を本ラインに合流させる方法が提案されている(例えば特許文献1参照。)。
【0017】
しかし、Xレイフィルムなどの感光材料を収容している包装体に対しては、マガジンから送り出すときにも生産順序を正確に管理する必要があり、このためには、生産順に包装体を送り出すことが要求されるが、複数の分岐ラインから、物品検出センサによって物品を検出した分岐ラインから本ラインに物品を合流させるようにすると、順序が入れ替わったりばらばらになってしまうことがあり、本ラインによって搬送される物品の順序を合せることができなくなり、本ラインを搬送される物品の生産順序を正確に把握するのは困難となってしまう。
【0018】
これに対して、複数の単列コンベアを設け、上流側から送り込まれる被搬送体である容器を、この単列コンベアを通過させて下流側へ送り出すときに、単列コンベア内で容器が滞留した時には、上流側から送り込まれる容器を次の単列コンベアへ送り込んで貯留するようにし、一つの単列コンベアからの容器の送出しが終了する毎に、容器を送り出す単列コンベアを切換える方法が提案されている(例えば特許文献2参照。)。
【0019】
しかしながら、Xレイフィルムなどのシート状感光材料などには、面積の大きい品種があり、このような感光材料などの包装体を、それぞれに多数貯留できる複数の単列コンベアを設けることは、大きな設置スペースを必要としてしまうという問題がある。
【0020】
【特許文献1】
特開平5−132133号公報
【0021】
【特許文献2】
特開2000−72235号公報
【0022】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、感光材料を包装した包装体などのワークを、マガジンから取出して送り出すときに、予め設定されている順序で円滑にかつ連続的に送り出すことができるワークの送出し方法を提案することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明は、所定順序で複数のワークを搭載可能なマガジンのそれぞれから前記ワークを取出して送出し可能な複数の取出し部及び、前記取出し部のそれぞれから送出された前記ワークを合流させて、次工程へ搬送する搬送手段へ送り込む合流手段を含み、前記マガジンのそれぞれに搭載されている前記ワークを前記搬送手段へ送り出すワークの送出し方法であって、予め複数の前記マガジン間で前記ワークの送出し順序を設定し、前記マガジンを前記複数の取出し部のそれぞれに振り分けて装填するにあたり、装填される前記マガジンの設定順序に従って前記取出し部に前記ワークの送出し指示を与えて、マガジンから取出した前記ワークを送出すときに、次位の設定順序のマガジンが前記取出し部の何れかに装填されるときに、前記ワークの送出し指示が与えられている前記取出し部に前記ワークの取出しの終了したマガジンの排出許可及び新たなマガジンの受入許可を与えて、前記ワークの送出し指示を、次位の設定順序のマガジンが装填される前記取出し部へ移行させながら、送出し指示が与えられた取出し部から順に前記ワークを送出すことを特徴とする。
【0024】
この発明によれば、ワークの搭載の有無や搭載しているワークの数にかかわらず、マガジンに送出し順序を設定し、これらのマガジンを複数の取出し部へ振り分ける。なお、このときの振分け順は、任意で良いが、送出し効率の向上を図るためには、設定順序であることが好ましい。
【0025】
それぞれの取出し部では、マガジンが装填されると、装填されたマガジンからのワークの取出しを行うか、少なくともマガジンからのワークの取出しが可能となっている状態で待機する。
【0026】
一方、取出し部に対しては、装填されるマガジンの設定順序でワークの送出し指示を与える。このワークの送出し指示は、マガジンから取出した全てのワークを搬送手段へ送り出すまで保持され、ワークの送出し指示を受けた取出し部は、マガジンから取出したワークを順に送り出す。
【0027】
また、このワークの送出し指示は、設定順序が次位のマガジンが、何れかの取出し部に装填されたときに、その取出し部へ移行する。
【0028】
このときに、既にワークの送出し指示を受けている取出し部に対しては、ワークの取出しが終了したマガジンの排出許可及びマガジンを排出した後の新たなマガジンの受入許可が与えられる。
【0029】
また、新たにワークの送出し指示が移行された取出し部は、先にワークの送出し指示が与えられた取出し部からのワークの送出しが終了することにより、ワークの送出し指示が有効となる。
【0030】
これにより、複数のマガジンに搭載されているワークを、複数の取出し部を用いて送り出すときに、所定の順序で送り出すことができる。このときに、マガジンに搭載しているワークの数や、ワークを搭載していないマガジンがあっても、搬送手段によって送り出されるワークの順序に狂いが生じることがない。
【0031】
なお、マガジンから取出したワークの送出しの円滑化を図るためには、少なくともマガジンから取出し部に装填されるまでに、ワークの搭載の有無を検出することが好ましい。
【0032】
請求項2に係る発明は、前記取出し部が、前記マガジンから前記ワークを取出す取出し手段と、前記取出し手段によって取出した前記ワークを取出し順に貯留するバッファ手段と、を含むときに、前記取出し手段により前記マガジンから取り出された前記ワークを前記バッファ手段に貯留して、前記ワークの送出し指示を受取ったときに前記バッファ手段から前記ワークの送出しが可能となるようにすることを特徴とする。
【0033】
この発明によれば、マガジンから取出したワークを貯留するバッファ手段を設け、予めマガジンからワークを取出してバッファ手段に貯留しておき、ワークの送出し指示を受けることにより、バッファ手段に貯留しているワークを送り出す。
【0034】
このように、予めマガジンからワークを取出しておくことにより、搬送手段によるワークの送出しを連続的に効率良く行うことができる。
【0035】
請求項3に係る発明は、前記合流手段が、前記複数の取出し部の中から、前記ワークの送出し指示が与えられた取出し部の前記バッファ手段を選択して前記搬送手段と連結することを特徴とする。
【0036】
また、請求項4に係る発明は、前記バッファ手段に送り込まれる前記ワーク数、及びバッファ手段から送出されるワーク数をカウントして、前記バッファ手段に送り込まれた前記ワークの送出しの終了を確認してから、前記合流手段が、前記ワークの送出し指示が与えられた次位の設定順序の前記取出し部の前記バッファ手段と前記搬送手段とを連結することを特徴とする。
【0037】
請求項3の発明によれば、合流手段が、ワークの送出し指示が与えられている取出し部のバッファ手段を搬送手段に連結して、バッファ部に貯留しているワークを送出すことができる。
【0038】
また、請求項4の発明では、バッファ手段からのワークの送出しが完了したのを確認してから、次にワークの送出し指示が与えている取出し部に連結手段を移す。
【0039】
このようにすることにより、一定の順序で円滑にかつ確実にワークを連続的に送り出すことができる。
【0040】
このような本発明では、例えば、図1に示すように、搬送手段とし1本の搬送コンベア80が設けられ、複数の取出し部86A、86B、86Cが設けられているときに、取出し部86A〜86Cのそれぞれを、バッファ手段としてのバッファコンベア82A、82B、82C及び、取出し手段としての取出し装置84A、84B、84Cにより形成する。
【0041】
また、マガジン90には、複数のワーク88が搭載可能となっており、取出し部86A〜86Cには、複数のマガジン90(マガジン90A、90B、90C)が送り込まれる。
【0042】
このときに、先ず、マガジン90A、90B、90Cに対して、この順で送出し順序を設定し、これらのマガジン90A〜90Cを、取出し部86A〜86C(取出し装置84A〜84C)に振り分けて送り込む。なお、マガジン90A〜90Cの振分けは、一例として、マガジン90Aを取出し装置84A、マガジン90Bを取出し装置84B、マガジン90Cを取出し装置84Cとするが、これに限るものではない。
【0043】
ここで設定しているマガジン90からのワーク88の送出し順序に基づいて取出し部86に優先フラグをセットする。すなわち、最初のマガジン90Aが送り込まれた取出し部86Aに対して、ワーク88の送出し指示として優先フラグをセットする。
【0044】
この優先フラグは、既に設定しているマガジン90の送出し順序に応じて、例えば該当するマガジン90が取出し部86の取出し装置84に至るときに、該当する取出し部86へ移動する。すなわち、マガジン90Aが取出し部86Aの取出し装置84Aに到着するときに、取出し部86Aに対して優先フラグがセットされ、次に、マガジン90Bが取出し部86Bの取出し装置84Bに至るか既に到着しているときには、優先フラグは、取出し部86Bにセットされる。なお、マガジン90Bより先にマガジン90Cが取出し部86Cの取出し装置84Cに到着していても、マガジン90Bが装填される取出し部86Bより先に、マガジン90Cが装填される取出し部86Cに対して優先フラグがセットされることはない。
【0045】
ここで、取出し部86Aでは、優先フラグがセットされることにより、取出し装置84Aによってマガジン90Aからワークを取出してバッファコンベア82Aへ送り込む。
【0046】
また、搬送コンベア80と各取出し部86の間には、合流手段としてゲートコンベア92を備えた選択ゲート94が設けられる。この選択ゲート94では、取出し部86Aに対して優先フラグがセットされると、ゲートコンベア92によって搬送コンベア80とバッファコンベア82Aを連結する。
【0047】
これにより、バッファコンベア82Aに送り込まれたワーク88が、搬送コンベア80へ送り出される。このときに、バッファコンベア82Aのワーク入側とワーク出側のそれぞれに、ワーク検出センサ96、98を設けることにより、このワーク検出センサ96、98の検出結果からバッファコンベア82Aへ送り込まれたワーク88が全て送り出されたか否かを正確に確認することができる。
【0048】
一方、優先フラグが次の取出し部86にセットされるときに、先に優先フラグがセットされていた取出し部86に対して、ワーク88の取り出しが終了したマガジン90の排出許可及び新たなマガジン90の受入許可を与える。
【0049】
これにより、取出し部86Aは、ワーク88の取り出しが終了すると、取出し装置84Aからの空のマガジン90Aの送出し(排出)及び次のマガジン(例えば図示しないマガジン90D)の受け入れをを行う。
【0050】
また、選択ゲート94は、取出し部86Aからのワーク88の送出しが終了すると、次に優先フラグがセットされた取出し部86Bのバッファコンベア82Bを、搬送コンベア80に連結するようにゲートコンベア92を移動する。これにより、取出し部86Bからのワーク88の送り出しが可能となる。
【0051】
取出し部86には、バッファコンベア82を設けており、予めマガジン90からワーク88を取り出しておくことができる。すなわち、取出し部86B、86Cでは、取出し装置84B、84Cにマガジン90B、90Cが装着されたときに、バッファコンベア82B、82Cが空であれば、「搬送コンベア80へのワーク88の搬送路が開通していない」、または、「搬送コンベア80へのワーク88の搬送路が開通していて、かつ、優先フラグがセットされている」、の何れかを条件として、マガジン90(この例ではマガジン90B、90C)からワーク88の取出しを開始することができる。
【0052】
このときに、ゲートコンベア92がバッファコンベア82B、82Cに連結していないので、ワーク88は、搬送コンベア80へ送出されることなく、バッファコンベア82B、82Cに貯留される。
【0053】
これにより、取出し部86Bのバッファコンベア82Bにゲートコンベア92が連結されると、予めマガジン90Bから取出されているワーク88が、バッファコンベア82Bから搬送コンベア80へ送り出され、取出し部86Bからのワーク88の送出しが終了すると、連続して取出し部86Cからワーク88が搬送コンベア80へ送り出される。
【0054】
このように、ワーク88の送出し指示である優先フラグは、ゲートコンベア92によって搬送コンベア80と連結するバッファコンベア82(取出し部86)の順序を設定し、選択ゲート94では、この順序に沿ってゲートコンベア92を移動する。
【0055】
これにより、予め設定している順序で、マガジン90から取り出したワーク88を円滑にかつ連続的に送り出すことができる。
【0056】
このようなワーク88の送出しにより一層の円滑化を図るときには、予めマガジン90にワーク88が搭載されているか否か、すなわちマガジン90が空か否かを検出しておくことが好ましい。
【0057】
このときに、マガジン90が空であるときには、そのマガジン90が送り込まれる取出し部86に優先フラグをセットせずに、マガジン90の排出許可及び新たなマガジン90の受入許可のみを与える。
【0058】
これにより、例えば、取出し部86Bに送り込まれたマガジン90Bが空であった時には、優先フラグを、次位となる取出し部86Cにセットして、ゲートコンベア92を取出し部86A(バッファコンベア82A)から取出し部86C(バッファコンベア82C)へ移動させることができるので、ゲートコンベア92を不必要に移動させてしまうのを抑えることができると共に、ワーク88の連続的な送出しも可能となる。
【0059】
なお、空のマガジン90があるために、優先フラグが同じ取出し部86にセットされたときには、先の優先フラグに基づいてワーク88の送出しを行うなどしているために搬送路が開通した状態であっても、次のマガジンからのワークの取出しを開始可能としても良い。これにより、より一層、効率的にワーク88を送り出すことができる。
【0060】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図2には、本実施の形態に適用したフィルム生産システム10の概略構成を示している。このフィルム生産システム10では、熱現像感光材料の一種であるXレイフィルムを、所定サイズのシート状に加工(以下、シート状のXレイフィルムを「Xレイフィルム12」とする)した後、このXレイフィルム12を所定枚数ずつ遮光性及び防湿性を備えた包装用フィルム14によって密封包装して、本実施の形態において、本発明でいうところのワークとなる包装体16を生産する。
【0061】
フィルム生産システム10では、この包装体16を、包装体用マガジン(以下「マガジン18」とする)に積み込んで運搬、保管すると共に、Xレイフィルム12を出荷するときに、マガジン18から包装体16を取出す。
【0062】
フィルム生産システム10は、切断集積工程20、当てボール装着工程22、包装工程24及び積込み工程26を備えている。
【0063】
切断集積工程20では、マスターロールを所定幅で裁断して生産したXレイフィルムのスリットロール28が、例えばスキッド30に搭載されて装填される。また、切断集積工程20には、カッターなどの図示しない切断手段が設けられている。
【0064】
切断集積工程20では、スキッド30に搭載されているスリットロール28からXレイフィルムのウエブ28Aを引出し、このウエブ28Aを所定長さに裁断し、所定サイズのシート状のXレイフィルム12に加工する。なお、切断集積工程20としては、マスターロールが装填されることにより、このマスターロールから引出したXレイフィルムのウエブを、所定幅で裁断した後、所定長さで裁断することによりシート状のXレイフィルム12を生産するものであっても良い。
【0065】
切断集積工程20には、搬送コンベア32が設けられており、Xレイフィルム12は、搬送コンベア32に搬送されて図示しないトレイに順に集積される。なお、搬送コンベア32には、分岐部(分岐ゲート)34が設けられており、何らかの故障が検出されたXレイフィルム12や故障の懸念があるXレイフィルム12は、この分岐部34から排出コンベア36へ送られ、図示しない排出用トレイに集積される。
【0066】
当てボール装着工程22には、予め厚紙の打ち抜き等によって所定形状に形成されている当てボール38が装填されており、当てボール装着工程22では、切断集積工程20で集積されるフィルム12の品種、乳剤番号、フィルム12を切り出した原反(マスターロール)の製造ロット番号、マスターロールから裁断したスリットロール28のスリット番号などの製造情報、加工情報(加工履歴)に応じた情報を、図示しない印字手段によって当てボール38に印字する。
【0067】
また、切断集積工程20と当てボール装着工程22の間には、ロボットハンド等を用いた詰込み手段40が設けられており、切断集積工程20で積層されたXレイフィルム12の束を取出し、このXレイフィルム12の束に当てボール38を装着することにより、Xレイフィルム12を当てボール38によって保護した冊12Aを形成する。
【0068】
包装工程24には、包装用フィルム14がロール状に巻き取られた包装材ロール42が、例えば図示しない台車に搭載された状態で装填され、この包装材ロール42から包装用フィルム14が引出される。また、包装工程24は、搬送コンベア44が設けられ、当てボール装着工程22から、冊12Aがこの搬送コンベア44に移載されて搬送される。
【0069】
また、包装工程24には、包装部46及び搬送コンベア48が設けられている。包装部46では、搬送コンベア44によって搬送される冊12Aの上方を、包装材ロール42から引出した包装用フィルム14によって覆った状態から、この包装用フィルム14の幅方向の両端側を、冊12Aの下方側へ折り返して冊12Aを包むようにして密着させた後に、冊12Aの下方側で包装用フィルム14の幅方向の両端部をシールすることにより略筒体状に形成する。
【0070】
この後、包装部46では、筒体状の包装用フィルム14内からのエア抜きを行いながら、所定位置で接合して密封した後に、密封状態を維持するように切断する。このときに、包装用フィルム14には、冊12Aを挟んで前フィレット部と後フィレット部(図示省略)が形成される。
【0071】
さらに、包装部46では、この前フィレット部と後フィレット部を折り返した後に、所定のラベル54を貼付する。これにより、Xレイフィルム12の冊12Aを包装用フィルム14によって密封包装(ピロー包装)した包装体16が生産される。なお、包装体16に貼付されるラベル54には、例えば、当てボール装着工程22で、当てボール38に印字された情報と同等の情報が印字されるようになっており、これにより、包装体16の外部から、包装体16内のXレイフィルム12の乳剤番号、マスターロールの製造ロット番号、スリットロール28のスリット番号等を確認することができるようにしている。
【0072】
包装部46で形成された包装体16は、搬送コンベア48によって一冊ずつ積込み工程26へ送られる。なお、包装工程24の下流部には、抜取り部56が設けらており、サンプリング用の包装体16や、故障懸念が生じた包装体16の抜取りを行う。
【0073】
このようにフィルム生産システム10では、スリットロール28から引出して生産したXレイフィルム12を、生産順に包装して包装体16を生産する。この包装体16は、生産順に包装工程24から積込み工程26へ送られるようになっている。
【0074】
積込み工程26では、搬送コンベア48によって送り込まれる包装体16を、複数冊ずつマガジン18に積み込む。
【0075】
図3に示すように、本実施の形態に適用したマガジン18は、略矩形平板状に形成された基板60を備えている。この基板60には、一辺側に一対の支柱64(64A、64B)が立設され、この一辺に対向する他辺側に一対の支柱66(66A、66B)が立設されている。また、マガジン18には、支柱64、66(64A、64B、66A、66B)に掛け渡されて複数の棚板68が取付けられている。
【0076】
棚板68は、上下に重ねるように所定間隔で平行に配置され、上下に隣接する棚板68の間隔は、マガジン18に搭載する包装体16の厚さよりも広くなっており、支柱66A、66Bの間隔がフィルム生産システム10で生産するXレイフィルム12(包装体16)の搬送方向と直交する幅方向に寸法よりも広くなっている。
【0077】
図2に示すように、フィルム生産システム10では、切断集積工程20でのウエブ28Aの引出し方向に沿ってXレイフィルム12及びXレイフィルム12を包装した包装体16を搬送するようになっており、包装体16は、このときの搬送方向に沿って棚板68の間に挿入されることにより、棚板68上に載置されてマガジン18に搭載される。
【0078】
また、図3に示すように、マガジン18では、棚板68のそれぞれが、支柱66側よりも支柱64側が低くなるように所定角度(例えば約4°程度)で傾斜され、支柱64側の先端が下方へ向けて折り曲げられている(図示省略)。
【0079】
これにより、支柱66A、66Bの間から挿入された包装体16は、棚板68の傾斜に沿って確実に支柱64側に移動し、支柱64側で下方へ折り返されている上側の棚板68の後端部に当接することにより停止して、板側の棚板68上に保持される。
【0080】
このとき、マガジン18では、棚板68上の所定位置に停止させた包装体16の支柱66側が基板60から飛び出さない範囲で棚板68から突出するようになっており、これにより、マガジン18に搭載した後でのサンプリング用や、故障懸念による包装体16の抜取りを行うときに、手で簡単に取出すことができるようにしている。
【0081】
また、マガジン18では、下方へ向けて折り返されている棚板68の支柱64側の端部と、この端部に対向する下方側の棚板68の間には、所定の隙間が設けられており、この隙間から押圧部材を挿入することにより、棚板68上の包装体16を、支柱66の間から押し出すことができるようになっている。すなわち、マガジン18は、一対の支柱66の間が包装体16の挿入送出し口となっている。
【0082】
なお、本実施の形態に適用したマガジン18には、13枚の棚板68を備えており、上下に隣接する棚板68の間で、12冊の包装体16を搭載可能となっているが、支柱64、66のそれぞれが最上層の棚板68から突出し、支柱64(64A、64B)の間に当て板76が掛け渡されていることにより、最上層の棚板68上にも包装体16を搭載できるようになっており、これにより、最大で13冊の包装体16の搭載が可能となっている。
【0083】
また、マガジン18は、それぞれが同一サイズのXレイフィルム12を包装した包装体16の搭載に用いるが、支柱64A、64Bの近傍の所定位置に所定の間隔でストッパ78を設けることにより、例えば、マスターロールを4分割(4スリット)して切断したB4サイズのXレイフィルムを包装した包装体と、マスターロールを3分割(3スリット)して切断した半切サイズのXレイフィルムを包装した包装体など、複数サイズの包装体16の搭載に適用可能となっている。
【0084】
図2に示すように、フィルム生産システム10では、複数のマガジン18を、パレット100上に載置して、このパレット100を移動させることにより、複数台のマガジン18を一度に搬送し保管するようにしている。なお、本実施の形態に適用したパレット100は、一例として9台のマガジン18を3台ずつ3列に搭載するようになっているが、搭載数はこれに限るものではない。
【0085】
図4に示すように、パレット100は、矩形形状に枠組みされたフレーム102を備えている。このフレーム102には、帯板状の支持板104が互いに平行となるように対で設けられ、この支持板104の間に、それぞれが支持板104と平行となるように所定間隔で支持板106が設けられている。
【0086】
一対の支持板104には、ガイド部材112が対で設けられている。パレット100では、マガジン18の支柱66側を一方の支持板104側へ向けて揃えて搭載するようになっており、ガイド部材112は、このときに3台分のマガジン18の基板60(図4では図示省略、図3参照)が並ぶ間隔となっている。また、ガイド部材112の長さは、3台分のマガジン18の基板60を並べた長さとなっている。
【0087】
これにより、マガジン18は、基板60が支持板104と支持板106の間又は支持板106の間に跨るように搭載される。
【0088】
また、パレット100には、支持板104の支持板106側および支持板106の両側に、多数のコロローラ110を備えたガイドレール108が取付けられている。パレット100に搭載されたマガジン18は、基板60がガイドレール108に支持されることにより、3台が一体でガイド部材112に沿って移動可能となっている。
【0089】
これにより、ガイド部材112の一端側に3台のマガジン18を所定向きに並べて配置した状態から、これらのマガジン18をガイド部材112の間へ送り込むことにより、マガジン18がパレット100に搭載される。
【0090】
また、パレット100上に9台のマガジン18を搭載している状態で、ガイド部材112の一端側から3台のマガジン18が送り込まれることにより、ガイド部材112の他端側から3台のマガジン18が押し出されるようになっており、これにより、パレット100上のマガジン18を直接的に移動する移動手段を用いづに、パレット100へのマガジン18の搭載及び取出しが可能となっている。
【0091】
このパレット100は、コンベアやスタッカークレーン等によって移動されるようになっており、積込み工程26には、包装体16が積み込まれていない空のマガジン18を搭載しているパレット100が装填される。
【0092】
図5には、マガジン18に包装体16を積み込む積込み工程26の一例を示している。この積込み工程26には、搬送コンベア48(図2も参照)に対向して積込みステージ120が設けられており、この積込みステージ120と、搬送コンベア48との間に、積込み装置122が配置されている。
【0093】
積込みステージ120は、平面形状が略コ字状に形成されており、開口側が積込み装置122と反対方向へ向けられている。マガジン18を搭載しているパレット100は、マガジン18の支柱66(図5では図示省略、図3参照)側が奥方側(積込み装置122側)へ向けられた状態で装填される。
【0094】
また、積込みステージ120は、積込み装置122に対向する中央部が積込み部126となり、この積込み部126を挟んだ一方側が前待機部128、他方側が後待機部130となっている。すなわち、積込みステージ120は、マガジン18を搭載しているパレット100の三方を、積込み部126、前待機部128及び後待機部130によって囲うように形成されている。
【0095】
積込みステージ120では、パレット100上から3台ずつのマガジン18を送り出し、これらのマガジン18を順に積込み部126側へ移動した後、1台ずつ順に積込み部126へ送り出す。積込み部126では、このマガジン18に包装体16を積込み(搭載し)、包装体16を搭載したマガジン18を、積込み部126から順に後待機部130へ送り出す。さらに、積込みステージ120では、積込み部126から後待機部130に送り込まれたマガジン18を順にパレット100側へ移動し、パレット100に隣接して3台のマガジン18が並ぶと、この3台のマガジン18を一体でパレット100上に押し込んで搭載する。このときに、パレット100上の3台のマガジン18が前待機部128側へ送り出される。
【0096】
すなわち、本実施の形態に適用した積込みステージ120では、図5の紙面右回りでマガジン18を移動して、パレット100上から送出される空のマガジン18に包装体16を搭載し、包装体16を搭載したマガジン18をパレット100に載せるようにしている。
【0097】
なお、積込みステージ120では、後待機部130から積込み部126の間に、包装体16を搭載したマガジン18を予め待機させており、空のマガジン18を搭載したパレット100が装填されることにより、後待機部130側から3台のマガジン18をパレット100上に送り込むことにより、パレット100上から3台の空のマガジン18を前待機部128へ送り出すようにしている。
【0098】
本実施の形態に適用した積込みステージ120では、積込み部126の中央部より僅かに後待機部130側がマガジン18への包装体16の積込み位置となっている。
【0099】
一方、図5及び図6に示すように、積込み装置122は、積込みコンベア132を備えており、積込み装置122は、この積込みコンベア132を搬送コンベア48及び積込み部126との接離方向、搬送コンベア48による包装体16の搬送方向と直交する方向及び上下方向へ移動し、搬送コンベア48に隣接する包装体16の受取り位置、積込み部126の積込み位置に停止しているマガジン18の各棚板68(図示省略)に対向する位置に配置する。
【0100】
これにより、積込み装置122では、搬送コンベア48によって搬送されて積込み工程26に送り込まれる包装体16を、積込みコンベア132によって受取り、この包装体16を順にマガジン18の支柱66の間から棚板68上に押し込んで搭載させるようにしている。
【0101】
なお、積込み装置122では、ターンテーブルなどの積込みコンベア132の回転機構が設けられ、搬送コンベア48から包装体16を受け取ると、積込みコンベア132を半回転させてマガジン18に対向させて、包装体16の受取り側から包装体16をマガジン18へ押し出すようにしている。
【0102】
積込み工程26では、包装体16を搭載したマガジン18を、積込み順でパレット100上に戻す。これにより、マガジン18A、18B、18C、18D、18E、18F、18G、18H、18Iの順で包装体16が積み込まれると、図5に示すように、これらの、マガジン18は、図5の紙面左上側にマガジン18Aが載せられ、紙面右下側に最後のマガジン18Iが載せられる。
【0103】
一方、本実施の形態に適用したフィルム生産システム10では、マガジン18を搭載しているパレット100を保管する保管スペースを設けることができる。
【0104】
図7には、保管スペースの一例とする保管ヤード190を示している。この保管ヤード190は、上下段にパレット100を載置可能なラック192や、上段にパレット100を載置可能であると共に下段が開放されたラック194等を用い、これらのラック192、194を所定の配列で並べて形成されている。このとき、ラック192、194の間に、パレット100の移動可能なスペースを確保することにより、ラック192、194間のパレット100の移動や、保管ヤード190からのパレット100の出し入れ等が可能となっている。
【0105】
前記した積込みステージ120は、例えば、ラック194で下段側のスペースを開放しておくことにより、このラック194の下段側のスペースに設けることができる。
【0106】
また、保管ヤード190では、マガジン18が一定方向を向くようにしており、ここから、保管ヤード190との間にターンテーブル196を配置して、積込みステージ120を設置することもできる。このときには、積込みステージ120から引出されたパレット100をターンテーブル196に載せて、半回転させることにより、パレット100上のマガジン18の向きを反転させた後、このパレット100を保管ヤード190のラック192、194へ搬送して載せる。また、ラック192、194から取出したパレット100を、ターンテーブル196に載せて半回転させた後に、積込みステージ120に装填する。
【0107】
一方、フィルム生産システム10では、保管ヤード190に隣接して出荷工程140が設けられている。図8に示すように、本実施の形態に適用した出荷工程140は、出荷ステージ142と複数の取出し装置144を備え、パレット100からマガジン18を取出し、取出し装置144において、このマガジン18から包装体16を順に取出す。
【0108】
出荷ステージ142は、前待機部146と後待機部148の間に出荷部150が配置されて略コ字状に形成されており、前待機部146と後待機部148の間に、マガジン100を搭載しているパレット100が装填される。このとき、パレット100は、搭載しているマガジン18の支柱66(図8では図示省略、図3参照)側が出荷部150側となるように装填される。
【0109】
出荷ステージ142では、パレット100から前待機部146に送出されるマガジン18を出荷部150側へ移動して、順に出荷部150へ送り込み、このマガジン18から包装体16を取出す。また、出荷ステージ142では、包装体16を取出した空のマガジン18を、出荷部150から後待機部148へ送出し、このマガジン18をパレット100に隣接する位置に移動した後、3台のマガジン18を一体でパレット100上に送り込むことにより、パレット100上のマガジン18を前待機部146へ送り出す。
【0110】
このように、出荷ステージ142では、前記した積込みステージ120とは逆に、図8の紙面左回りでマガジン18を移動するようになっている。なお、出荷ステージ142には、少なくとも3台、最大で9台(本実施の形態では一例として9台)の空のマガジン18が、予め後待機部148及び出荷部150に残るようにしており、これにより、パレット100が装填されたときに、この3台のマガジン18をパレット100上へ送り込んで、3台のマガジン18をパレット100上から前待機部146へ取り出すようにしている。
【0111】
一方、出荷工程140の出荷部150に設けている複数の取出し装置144のそれぞれは、本発明の取出し部の取出し手段を形成している。なお、本実施の形態では、一例として2台の取出し装置144を設けている。
【0112】
また、出荷部150には、2台の取出し装置144のそれぞれに対応する2本の出荷ライン152、154が形成されており、マガジン18は、前待機部146から出荷ライン152、154のそれぞれにに振分けられて送り込まれる。
【0113】
図9に示すように、取出し装置144は、昇降コンベア156及びプッシャー172を備えており、出荷ライン152、154のそれぞれには、昇降コンベア156及びプッシャー172が設けられている。取出し装置144では、出荷ライン152、154に送り込まれたマガジン18を、昇降コンベア156上に停止させることにより、マガジン18に搭載している包装体16をプッシャー172に対向可能となるようにする。
【0114】
なお、図8に示すように、本実施の形態では、出荷ライン152には、前待機部146側に昇降コンベア156が配置され、出荷ライン154には、後待機部148側に、取出し装置144及び昇降コンベア156が設けられ、前待機部146側に1台のマガジン18を待機させておくことができるようになっている。
【0115】
図9に示すように、昇降コンベア156は、昇降台158を備えている。この昇降台158は、送りネジ機構によって支持され、昇降モータ160が駆動して送りネジ162を回転することにより上下移動する。
【0116】
昇降台158には、コンベア164が設けられている。このコンベア164は、出荷ライン152、154でのマガジン18の移動方向(図9の紙面表裏方向)に沿って対で設けられているスプロケット166(図9では一方のみを図示)にチェーン168が巻き掛けられている。
【0117】
昇降台158には、チェーン168が対で配置されており、マガジン18は、このチェーン168の間に掛け渡されて支持される。また、チェーン168は、モータ170の駆動によって回転して、マガジン18を前待機部146側から後待機部148側(図9の紙面表裏方向側)へ移動する。また、昇降コンベア156には、図示しないストッパが設けられており、このストッパがチェーン168の間で突出してマガジン18の基板60に対向することにより、マガジン18を所定位置で停止させる。
【0118】
一方、プッシャー172は、昇降コンベア156上のマガジン18の支柱64側に対向し、エアシリンダなどの駆動機構によって押圧部材174をマガジン18へ向けて突出する。
【0119】
プッシャー172に設けている押圧部材174は、上下に隣接するマガジン18の棚板68の間で、上方側の棚板68の下方へ折曲された先端部と、下方側の棚板68の間の隙間に挿入可能となっており、プッシャー172は、この押圧部材174を、マガジン18の棚板68の傾斜に沿って押し出すようになっている。また、昇降コンベア156は、上下に隣接する棚板68の隙間が、プッシャー172の押圧部材174に対向するようにマガジン18を段階的に上昇させる。
【0120】
これにより、プッシャー172が作動すると、棚板68上に載置されている包装体16が、棚板68上から押し出される。なお、このときには、マガジン18の棚板68上に包装体16が載置されているか否かを図示しないセンサによって検出しながら昇降台58の上昇を制御するようにしても良い。
【0121】
一方、図8及び図9に示すように、出荷工程140には、昇降コンベア156のそれぞれに対向して取出しコンベア176、178が設けられている。取出しコンベア176、178は、昇降コンベア156を挟んでプッシャー172(図8では図示省略)と反対側に配置されている。
【0122】
図9に示すように、この取出しコンベア176、178は、プッシャー172の押圧部材174が対向した棚板68に対向するように設けられており、マガジン18の棚板68上に載置されている包装体16は、プッシャー172が作動することにより、取出しコンベア176、178へ押し出される。
【0123】
これにより、包装体16が取出しコンベア176、178のベルト180に載置されることにより、棚板68上から引出される。なお、取出しコンベア176、178には、吸引手段182を設けて、包装体16をエアー吸引することによりベルト180上に押付けてベルト180との間の摩擦力を高めるようにしても良く、これにより、包装体16を確実にマガジン18から受け取って搬送することができ好ましい。
【0124】
一方、出荷ステージ142では、パレット100から取出したマガジン18を一列で出荷部150側へ搬送し、出荷ライン152、154に交互に振り分けて送り込むようになっている。すなわち、図8に示すように、出荷ステージ142に装填されたパレット100には、前待機部146側にマガジン18I、18H、18Gが並んでおり、まず、このマガジン18I、18H、18Gが前待機部146へ送り出される。マガジン18I、18H、18Gは、この順(マガジン18I、18H、18Gの順)で出荷部150側へ移動し、これに合せて、次に、マガジン18F、18E、18Dが前待機部146側に送り出され、マガジン18F、18E、18Dの順で出荷部150側へ移動する。さらに、前待機部146には、マガジン18C、18B、18Aが送り出され、マガジン18C、18B、18Aの順で出荷部150側へ移動する。
【0125】
これにより、パレット100上のマガジン18I〜18Aは、マガジン18Iから順に出荷部150へ向けて搬送されるようになっており、出荷工程140では、この順序をマガジン18からの包装体16の送出し順序に設定する。
【0126】
すなわち、積込み工程26と出荷工程140の間では、先入れ後出し方式(後入れ先出し方式)でパレット100へのマガジン18の積込み及び取出しを行うようになっている。これに伴って、取出し装置144では、マガジン18からの包装体16の取り出しを後入れ先出し方式で行うようにしている。
【0127】
出荷ステージ142では、マガジン18を出荷ライン152、154に送り込むときに、この順序で振り分けるようにしている。すなわち、マガジン18I、18G、18E、18C、18Aを出荷ライン152へ送り込むようにし、マガジン18H、18F、18D、18Bを出荷ライン154へ送り込むようにしている。
【0128】
なお、パレット100を連続して処理する場合、例えば、積込み工程26で、マガジン18J〜18R、18A〜18Iの順で包装体16が積込まれているきに、マガジン18I〜18Aを搭載したパレット100の次に、マガジン18R、18Q、18P、18O、18N、18M、18L、18K、18Jを載せたパレット100に対する処理を行うとき、マガジン18R〜18Jの順で出荷部150へ移動し、マガジン18R、18P、18N、18Jを、前のパレット10のマガジン18Aに続いて出荷ライン154へ送り込み、マガジン18Q、18O、18M、18Kを、前のパレット10のマガジン18Bに続いて出荷ライン152へ送り込むと効率が良い。
【0129】
ところで、マガジン18から取り出された包装体16のそれぞれは、例えば多数のコンベアを用いて形成した搬送ラインなどの搬送手段によって次工程へ搬送される。
【0130】
図10には、本実施の形態に適用した搬送ライン200を示している。この搬送ライン200には、搬送手段として搬送コンベア202が設けられており、この搬送コンベア202の搬送方向下流側が次工程に続いており、マガジン18から取出された包装体16は、搬送コンベア202によって次工程へ搬送される。
【0131】
搬送コンベア202の上流側には、合流手段として選択ゲート204が設けられている。この選択ゲート204は、図示しない揺動手段によって揺動するゲートコンベア206を備えている。
【0132】
また、取出しコンベア176の下流側には、バッファ手段として、バッファ部208が設けられ、取出しコンベア178の下流側には、バッファ手段としてバッファ部210が設けられている。バッファ部208は、複数のバッファコンベア228A、228B・・(以下総称するときにはバッファコンベア228とする)によって形成され、バッファ部210は、複数のバッファコンベア230A、230B・・(以下総称するときにはバッファコンベア230とする)によって形成されている。
【0133】
取出しコンベア176は、マガジン18から取出した包装体16をバッファコンベア228へ送り込み、取出しコンベア178は、マガジン18から取出した包装体16をバッファコンベア230へ送り込む。
【0134】
バッファコンベア228、230のそれぞれは、例えば包装体16を1冊ずつ載置可能な大きさとなっている。
【0135】
これにより、バッファ部208では、取出しコンベア176によって送り込まれる包装体16を、複数のバッファコンベア228のそれぞれに1冊ずつ載置して貯留し、バッファ部210では、取出しコンベア178によって送り込まれる包装体16を、複数のバッファコンベア230に1冊ずつ載置して貯留するようにしている。なお、マガジン18が最大で13冊の包装体16を搭載可能であるときには、バッファ部208、210には、13台ずつのバッファコンベア228、230を設けることが好ましいが、これに限らず、例えば8台ずつのバッファコンベア228、230を設けて、マガジン18から8冊ずつの包装体16を取出した後、選択ゲート204が開通するまで待機するようにしても良い。
【0136】
ゲートコンベア206は、最下流のバッファコンベア228(228A)、230(230A)と搬送コンベア202の間に設けられ、バッファ部208(バッファコンベア228)を搬送コンベア202に接続する位置(図10で二点鎖線で示す位置)及び、バッファ部210(バッファコンベア230)を搬送コンベア202に接続する位置(図10で実線で示す位置)の間を揺動するようになっている。
【0137】
なお、本実施の形態では、一例としてバッファ部208、210を上下に配置して、ゲートコンベア206を上下に揺動するようにしているが、これに限らず、バッファ部208、210を水平方向に並べて配置し、ゲートコンベア206を水平方向に揺動(回動)するなど、任意の構成を適用することができる。
【0138】
バッファ部208、210の基本的動作は同じであり、バッファ部208を例に説明すると、取出しコンベア176は、バッファ部208に包装体16を貯留していないとき(全てのバッファコンベア228に包装体16を搭載していないとき)に、包装体16をバッファ部208へ送り込む。バッファ部208では、この包装体16をバッファコンベア228によって搬送する。
【0139】
このとき、バッファ部208では、ゲートコンベア206によって搬送コンベア202への搬送路が開通しているときには、バッファコンベア228によってこの包装体16をゲートコンベア206へ搬送して、搬送コンベア202へ送り出す。
【0140】
また、バッファ部208では、ゲートコンベア206が離れて搬送コンベア202への搬送路が開通していないときには、ゲートコンベア206側のバッファコンベア228Aから順に包装体16を載置させる。すなわち、最初の包装体16が最下流のバッファコンベア228Aに達するとバッファコンベア228Aを停止させ、次の包装体16がバッファコンベア228Bに達するとバッファコンベア228Bを停止させる。これにより、ゲートコンベア206側のバッファコンベア228Aから順に包装体16を1冊つ貯留させるようにしている。
【0141】
また、バッファ部208では、バッファコンベア228に包装体16を貯留している状態で、ゲートコンベア206による搬送コンベア202への搬送路が開通すると、先ず、最下流のバッファコンベア228Aから順に駆動して、バッファコンベア228に貯留している包装体16を、順に搬送コンベア202へ送り出すようにしている。
【0142】
なお、本実施の形態では、バッファ部208、210を複数のバッファコンベア228、230によって形成して説明するが、これに限らず、1本のコンベアによって形成したものであっても良く、このときには、最初の包装体16の停止位置にストッパを設けるなどして、包装体16を所定位置で停止させて保持可能となるようにすれば良い。
【0143】
バッファ部208、210には、包装体16の入り側(取出しコンベア176、178側)に包装体検出センサ212が設けられており、包装体16の出側(ゲートコンベア206側)に包装体検出センサ214が設けられている。
【0144】
包装体検出センサ212、214は、例えば、投光部216と受光部218がバッファコンベア228、230を挟んで対で設けられ、投光部216から受光部218へ向けて照射している光を包装体16が遮ることにより、包装体16を検出する。なお、包装体16の検出手段は、バッファ部208、210へ送り込まれる包装体16及びバッファ部208、210から送出される包装体16を検出可能であれば任意の構成を適用することができる。
【0145】
一方、図11に示すように、出荷工程140には、出荷管理コントローラ220が設けられており、この出荷管理コントローラ220によって、前待機部146、後待機部148、出荷部150(出荷ライン152、154)でのマガジン18の搬送が制御される。なお、フィルム生産システム10には、図示しない生産管理コンピュータが設けられており、出荷管理コントローラ220が、この生産管理コンピュータに接続されており、これにより、フィルム生産システム10の切断集積工程20、当てボール装着工程22、包装工程24、積込み工程26及び出荷工程140での作業管理がなされる。
【0146】
出荷管理コントローラ220には、搬送ライン200の作動を制御する出荷制御装置222が接続されている。出荷制御装置222は、各取出し装置144、取出しコンベア176、178、搬送コンベア202、選択ゲート204(ゲートコンベア206)及びバッファ部208、210(バッファコンベア228、230)を制御することにより、マガジン18から取出した包装体16の搬送を制御するようになっている。
【0147】
また、出荷制御装置222には、バッファ部208、210に設けている包装体検出センサ212、214が接続されており、出荷制御装置222では、バッファ部208、210に送り込まれる包装体16の数及びバッファ部208、210から送出される包装体16の数をカウントして、入出力数の突合せを行うことにより、バッファ部208、210に貯留した包装体16の確実な送出しが可能となるようにしている。
【0148】
出荷管理コントローラ220は、パレット100からマガジン18を取出して出荷ライン152、154へ搬送するときに、搬送順序に従って送出し順序を設定する。また、出荷管理コントローラ220では、一例として、この送出し順序に基づいてマガジン18を出荷ライン152、154に振り分ける。このとき、出荷管理コントローラ220は、図示しないセンサによってそれぞれのマガジン18に包装体16が搭載されているか否かを確認する。
【0149】
なお、このセンサとしては、マガジン18に包装体16が搭載されているか否か、すなわち、マガジン18が空か否かを検出できるものであれば任意の構成を適用でき、マガジン18が出荷ライン152、154の入り口に到達するまでに検出するものであれば良い。また、図示しない生産管理コンピュータで各マガジン18に搭載されている包装体16に関する情報を保持しているときには、センサに代えて、この情報を用いるようにしても良い。
【0150】
マガジン18の送出し順序に関する情報、マガジン18に包装体16が搭載されているか否かの情報及び出荷ライン152、154へのマガジン18の送り込み情報などは、出荷管理コントローラ220から出荷制御装置222に入力されるようになっており、出荷制御装置222では、これらの情報に基づいて、マガジン18からの包装体16の取出し及びマガジン18から取出した包装体16の送り出しを制御するようになっている。
【0151】
ここで、出荷制御装置222による出荷工程140からの包装体16の送出し制御を説明する。
【0152】
出荷ステージ142では、マガジン18を搭載したパレット100が装填されると、後待機部148からパレット100上に3台のマガジン18を送り込むことにより、パレット100上から3台のマガジン18を前待機部146へ押し出す。前待機部146に押し出されたマガジン18は、順に出荷部150側へ送られる。このときに、出荷管理コントローラ220では、マガジン18に取出し順序を設定すると共に、各マガジン18での包装体16の有無を確認する。
【0153】
また、出荷ステージ142では、パレット100に隣接して後待機部148上に3台のマガジン18が並ぶと、このマガジン18をパレット100上に送り込むことにより、パレット100上から次の3台のマガジン18が、前待機部146に押し出されるようにしている。
【0154】
これにより、マガジン18I、18H、18G、18F〜18Aの順で前待機部146から出荷部150へ向けて送られ、この順で包装体16の送出し順序が設定される。すなわち、出荷工程140では、後入れ先出し方式でパレット100上からマガジン18を取出して、このマガジン18に対してナンバリングしながら出荷部150へ移動させる。
【0155】
これらのマガジン18は、出荷ライン152、154に振分けられながら送り込まれ、取出し装置144の昇降コンベア156が空くことにより、この昇降コンベア156上へ搬送される。
【0156】
なお、取出し装置144は、出荷制御装置222からのマガジン18の排出許可を受けることにより空のマガジン18を昇降コンベア156から送り出し、昇降コンベア156が空くと、排出許可に合せて受取る受入許可に基づいて昇降コンベア156へ次のマガジン18を移動する。
【0157】
図12には、出荷ライン152、154のそれぞれに設けている取出し装置144での包装体16の取出し処理の概略を示している。
【0158】
出荷制御装置222では、出荷ライン152、154のそれぞれに設けている取出し装置144にマガジン18の排出許可及び受入許可を与える。これと共に、出荷制御装置222は、次のマガジン18が空であるか否かの搭載情報を出力するようになっている。
【0159】
また、出荷制御装置222では、包装体検出センサ212、214によってバッファ部208、210(バッファコンベア228、230)内の包装体16の有無(包装体16の残りがあるか否か)を取出し装置144へ出力するようになっており、出荷ライン152、154に設けている取出し装置144のそれぞれでは、これらの情報に基づいてマガジン18の受け入れ、マガジン18からの包装体16の取出し及び空のマガジン18の排出を行う。
【0160】
なお、最初のマガジン18を出荷ライン152、154から取出し装置144へ送るときには排出許可を省略し、最後のマガジン18の排出許可に対しては受入許可を省略する。また、出荷制御装置222では、バッファ部208、210内の包装体16の有無等に応じて、取出し装置144にマガジン18からの包装体16の取出し許可を与える。
【0161】
ここで、出荷ライン152側の取出し装置144を例に、マガジン18からの包装体16の取り出しの概略を説明する。取出し装置144では、最初のステップ300でマガジン18の受入許可がなされているか否かを確認し、受入許可がなされているときには、ステップ300で肯定判定してステップ302へ移行し、送り込まれるマガジン18が空であるか否か、すなわち、包装体16を搭載していないマガジン18が送り込まれるかを確認する。なお、後述するようにマガジン18が空であるときには、このマガジン18の排出許可が与えられるので、マガジン18が空であるか否かの確認を省略することができる。
【0162】
ここで、包装体16を搭載したマガジン18が送り込まれるときには、ステップ302で否定判定してステップ304へ移行し、昇降コンベア156に送り込まれるマガジン18をチェーン168の駆動によって所定位置まで搬送して位置決めを行う。
【0163】
この後、ステップ306では、バッファ部208に、前のマガジン18から取出した包装体16が残っているか否かを確認し、バッファ部208が空いているか又は、先のマガジン18から取出した包装体16の送り出しが終了すると、ステップ306で肯定判定してステップ308へ移行し、マガジン18からの包装体16の取り出しを行う。
【0164】
マガジン18からの包装体16の取出しは、昇降モータ160を作動させることにより、マガジン18を上昇させて、包装体16を取出し順にプッシャー172に対向させ、マガジン18からの包装体16の取り出しを開始する。なお、ステップ304で、最初に取出す包装体16をプッシャー172に対向させておいても良い。
【0165】
積込み工程26では、マガジン18の下段側の棚板68から順に包装体16を積み込んでおり、取出し装置144では、パレット100からのマガジン18の取出しと同様に後入れ先出し方式で包装体16の取出しを行う。
【0166】
ここから、取出し装置144では、例えばマガジン18の上段側の棚板68に載置されている包装体16が順にプッシャー172に対向するようにマガジン18を段階的に上昇させ、プッシャー172に対向する包装体16を検出することにより、プッシャー172を作動させて、マガジン18から包装体16を取出しコンベア176へ押し出す。
【0167】
これにより、包装体16は、後入れ先出し方式でマガジン18から取出しコンベア176へ送られ、さらに、取出しコンベア176からバッファコンベア228へ送られて順に貯留される。なお、後述するように、最初のマガジン18から取出した包装体16であれば、バッファコンベア228から搬送コンベア202へ送り出されて、次工程へ搬送される。
【0168】
このようにして、マガジン18に搭載している包装体16の取出しを終了すると、ステップ310へ移行して、包装体16の取出しが終了したマガジン18の排出許可がなされているか否かを確認し、マガジン18の排出許可がなされると、ステップ310で肯定判定してステップ312へ移行し、昇降コンベア156から後待機部148へ向けて空のマガジン18を送り出す。
【0169】
一方、包装体16を搭載していない空のマガジン18が取出し装置144へ送り込まれるときには、ステップ302で肯定判定される。これにより、ステップ310へ移行して、このマガジン18に対する排出許可がなされると、マガジン18は、昇降コンベア156を素通りさせて、後待機部148へ送り出す。
【0170】
このようにして、空のマガジン18の排出を行うと、ステップ300に戻って次に送り込まれるマガジン18に対する処理を行う。
【0171】
出荷制御装置222では、このようにして取出し装置144によるマガジン18からの包装体16の取出しを制御すると共に、取出した包装体16の送出し制御を行う。図13には、このときの送出し設定処理の概略を示している。
【0172】
このフローチャートは、パレット100からのマガジン18の取出しに合せて実行されて、最初のステップ320では、パレット100から取出したマガジン18に対する包装体16の送出し順序を設定する。なお、この送出し順序の設定は、パレット100からのマガジン18の取出しに合せて実行され、本実施の形態では、一例として、後入れ先出し方式となるように、パレット100からの取出し順に設定しており、マガジン18I、18H、18G、・・18B、18Aとしている。
【0173】
次のステップ322では、先ず、送出し順序が最初となるマガジン18(18I)が空か否かを確認している。すなわち、図示しないセンサ等によって予めマガジン18に包装体16が搭載されているか否かの検出が行われており、この検出結果が出荷制御装置222に入力されるようになっている。
【0174】
ここで、例えば、最初のマガジン18が包装体16を搭載しておらず、空であったときには、ステップ322で肯定判定してステップ324へ移行し、このマガジン18が送り込まれる取出し装置144に対してマガジン18の排出許可及び新たなマガジン18の受入許可を行う。この後に、次のマガジン18があるときには、ステップ326で肯定判定して、ステップ322へ移行する。
【0175】
前記したように、取出し装置144に対しては、最初にマガジン18の受入許可を設定しており、新たにマガジン18の排出許可及び受入許可を受取ることにより、空のマガジン18が送り込まれた取出し装置144では、このマガジン18を素通りさせて、次のマガジン18の受入可能な状態とする。
【0176】
これに対して、最初のマガジン18が包装体16を搭載しているときには、ステップ322で否定判定してステップ328へ移行する。このステップ328では、このマガジン18が取出し装置144に到着したか否かを確認し、このマガジン18が取出し装置144(昇降コンベア156)に到着すると、ステップ328で肯定判定してステップ330へ移行し、この取出し装置144に対して優先フラグをセットする。
【0177】
出荷ライン152の取出し装置144は、最初のマガジン18が送り込まれると、このマガジン18を昇降コンベア156に位置決めしてマガジン18から包装体16の取出しが可能となるようにする。この後に、バッファコンベア228に包装体16が残っていなければ、マガジン18からの包装体16の取り出しを開始する(図12参照)。
【0178】
一方、選択ゲート204では、優先フラグのセットに合せてゲートコンベア206を移動させる。図14には、この選択ゲート204の制御の概略を示しており、最初のステップ350では、何れかの取出し装置144に優先フラグがセットされたか否かを確認する。このときに、例えば出荷ライン152の取出し装置144に優先フラグがセットされると、ステップ350で肯定判定してステップ352へ移行し、この取出し装置144に対応するバッファコンベア228にゲートコンベア206を移動する。
【0179】
これにより、バッファコンベア228に包装体16が貯留されているか、取出し装置144によって包装体16の取出しが開始されると、ステップ354へ移行して、バッファコンベア228からの包装体16の送出しを開始する。
【0180】
図13に示すフローチャートでは、最初のマガジン18が送り込まれた取出し装置14に対して優先フラグをセットすると、ステップ332へ移行し、次のマガジン18があるか否かを確認し、次のマガジン18があるときには、ステップ332で肯定判定してステップ334へ移行し、このマガジン18が空か否かを確認する。
【0181】
ここで、次のマガジン18が包装体16を搭載していれば、ステップ334で否定判定してステップ336へ移行し、このマガジン18が取出し装置144(例えば出荷ライン154の取出し装置144)に送り込まれたか否かを確認する。
【0182】
これにより、次のマガジン18(例えばマガジン18H)が、出荷ライン154の取出し装置144へ送り込まれると、ステップ336で肯定判定してステップ338へ移行し、優先フラグをこの取出し装置144に対してセットする。
【0183】
すなわち、優先フラグを先にセットした出荷ライン152の取出し装置144から出荷ライン154の取出し装置144へ移行させる。このときに、先に優先フラグをセットした取出し装置144に対して、包装体16の取出しを終了した時点でマガジン18の排出許可及び、マガジン18を排出した後の新たなマガジン18の受入許可を行う。
【0184】
一方、バッファコンベア228、230のそれぞれには、包装体検出センサ212、214が設けられており、バッファコンベア228、230のそれぞれに送り込まれる包装体16の数と、バッファコンベア228、230から送出した包装体16の数をカウントしており、このカウント値を比較することにより、バッファコンベア228、230のそれぞれに送り込まれたマガジン18の1台分の包装体16が、間違いなく送り出されたか否かを確認している。
【0185】
これにより出荷制御装置222では、1台のマガジン18から取り出した包装体16を連続して確実に送出し、包装体16が残ってしまうことにより順番が狂ってしまうのを確実に防止している。
【0186】
なお、包装体検出センサ212に換えて、マガジン18から包装体16を取出すときに、包装体16の数をカウントし、このカウント値を包装体検出センサ214のカウント値と比較するなどの任意の方法を用いることができる。また、マガジン18毎に包装体16の搭載情報が設定されているときには、この情報を加えて確認するようにしても良い。
【0187】
ここで、図14のフローチャートでは、ステップ356で、包装体検出センサ212、214の検出結果から1台のマガジン18から取り出された全ての包装体16の送出しが完了したことを確認すると、ステップ358へ移行して、次に優先フラグがセットされた取出し装置144があるかを確認する。
【0188】
このときに、出荷ライン154の取出し装置144に対して優先フラグがセットされているときには、ステップ358で肯定判定して、ステップ352へ移行する。
【0189】
これにより、出荷ライン154の取出し装置144に対応するバッファコンベア230が搬送コンベア202に連結するようにゲートコンベア206が移動する。このゲートコンベア206の移動によって、バッファコンベア230に貯留されている包装体16が、搬送コンベア202へ送り出される。
【0190】
図13のフローチャートでは、ステップ338で、次の取出し装置144に対して優先フラグをセットすると、ステップ340へ移行して、先に優先フラグをセットした取出し装置144に対応するバッファコンベア(例えばバッファコンベア228)からの包装体16の送出しが完了したか否かを確認している。
【0191】
このステップ340では、図14のフローチャートのステップ356で包装体16の送出しの完了が確認されることにより肯定判定する。これにより、ステップ332に戻り、次のマガジン18に対する処理が行われる。
【0192】
すなわち、出荷制御装置222では、優先フラグの設定順序に追従して、選択ゲート204のゲートコンベア206を移動させることにより、マガジン18から取出されてバッファコンベア228、230に送り込まれた包装体16を、搬送コンベア202へ送出すようにしており、このときに、出荷制御装置222では、優先フラグによって次に包装体16を送出すバッファコンベアを予め設定するようにしている。
【0193】
取出し装置144では、マガジン18に搭載されている包装体16の数によって、包装体16の取出し時間が異なる。このために、複数の取出し装置144を用い、それぞれの取出し装置144にマガジン18を振り分けながら包装体16を取出すと、取出し装置144の間で、処理したマガジン18の数に差が生じることになる。
【0194】
このために、マガジン18から取出した包装体16をそのまま搬送コンベア202へ送り出すと、包装体16の順番が狂ってしまうことになる。
【0195】
これに対して出荷制御装置222では、マガジン18に予め送出し順序を設定し、マガジン18から取出した包装体16を、搭載されていたマガジン18の設定順序で送り出すようにしているので、包装体16の順番が狂ってしまうことがない。
【0196】
すなわち、出荷制御装置222では、マガジン18I、18H、18G〜18Aの順で、搭載している包装体16を正確に送り出すことができ、かつ、パレット100上の包装体16を後入れ先出し方式で、全ての包装体16を連続的に送り出すことができる。
【0197】
一方、連続したマガジン18の中で包装体16を搭載していない空のマガジン18があるときには、このマガジン18に対する処理を行うときに、ステップ334で否定判定して、ステップ342へ移行する。このステップ342では、前記したステップ324と同様に、このマガジン18が装填される取出し装置144に対して優先フラグをセットせずに、排出許可及び新たなマガジン18の受入許可を与える。
【0198】
したがって、空のマガジン18が装填される予定の取出し装置144では、このマガジン18を素通りさせ、この取出し装置144に対しては、ゲートコンベア206の連結が回避される。
【0199】
これにより、ゲートコンベア206の不必要な移動を防止しながら、包装体16を予め設定している順序で送出すことができる。
【0200】
このように、本実施の形態に適用した出荷ステージ140では、マガジン18I〜18Aの間で、搭載している包装体16の数が異なっていたときは勿論、包装体16を搭載していない空のマガジン18があっても、搬送コンベア202によって送出す包装体16の順序が入れ替わってしまうことがない。
【0201】
Xレイフィルム12は、サンプリングや故障ないし故障懸念が生じると、保管ヤード190に保管保管されているマガジン18から該当するXレイフィルム12を収容している包装体16ごと抜き取られる。特に、故障懸念が生じた場合、複数のマガジン18に跨って多数の包装体16が連続して抜き取られることがある。
【0202】
これにより、出荷ステージ140に装填されているパレット100上には、搭載している包装体16の数が極端に少なかったり、包装体16を搭載していない空のマガジン18が存在することがある。
【0203】
このようなマガジン18が存在すると、複数の取出し装置144にマガジン18を順序良く振り分けただけでは、取出した包装体16を送り出すときに、包装体16の順序が入れ替わってしまうことがある。
【0204】
これに対して、出荷制御装置222では、包装体16の順序が入れ替わってしまうのを確実に防止して、包装体16を円滑にかつ連続的に送出すことが可能となる。
【0205】
なお、以上説明した本実施の形態では、後入れ先出し方式で包装体16を送り出すようにしたが、先入れ先出し方式にも適用することができる。
【0206】
また、本実施の形態は、本発明の構成を限定するものではない。例えば、本実施の形態では、2台の取出し装置144を用いてマガジン18から包装体16を取出すようにしたが、3台以上の取出し装置144を用いてマガジン18から包装体16を取出しながら、取出した包装体16を次工程へ搬送するものであっても良い。
【0207】
また、本実施の形態では、包装体16の送出し順序でマガジン18を振り分けたが、これに限らず、例えば、複数の取出し装置144の間での取出し処理の進行状況に応じてマガジン18を振分けるようにしても良い。このような場合でも、予め設定している送出し順序で優先フラグをセットすることにより、正確な順序で包装体16を送出すことができる。
【0208】
さらに、本実施の形態では、新たに優先フラグをセットするときのトリガーとして、前に優先フラグをセットしたバッファコンベアからの包装体16の排出完了タイミングを適用したが、優先フラグの設定はこれに限るものではない。例えば、マガジン18の送出し順序を設定した後、マガジン18が空であるか否かを確認したときに、空のマガジン18を除いて優先フラグの設定順序を設定し、マガジン18が取出し装置144に到着したときに、設定順序に基づいて優先フラグを移行させるようにするなど、任意の方法やタイミングを用いることができる。
【0209】
また、本実施の形態では、複数の棚板68のそれぞれに包装体16を搭載可能なマガジン18を例に説明したが、マガジンはこれに限るものではなく、例えば、包装体16を重ねて搭載するなどの、包装体16を予め設定してある一定の順序で取出すことができる構成であれば任意の形状及び構成を適用することができる。
【0210】
さらに、本実施の形態では、ワークとして熱現像感光材料の一種のXレイフィルム12を包装した包装体16を例に説明したが、これに限らず、各種の感光材料や記録材料を包装した包装体は勿論、複数体ずつマガジンに装填される形状のものであれば任意の被搬送体を適用することができる。
【0211】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、複数のマガジンのそれぞれに搭載されているワークを予め設定してある順序で円滑に、かつ確実に送り出すことができる。すなわち、複数の取出し部を設けてワークを連続して送出すときに、ワークの順序が入れ替わってしまうのを確実に防止することができるという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の送出し方法の一例を示す概略図である。
【図2】本実施の形態に適用したフィルム生産システムの概略構成図である。
【図3】本実施の形態に適用したマガジンを示す概略斜視図である。
【図4】マガジンを搭載するパレットの一例を示す概略平面図である。
【図5】積込みステージの一例を示す概略平面図である。
【図6】積込み装置に設けている積込みコンベアの移動位置を示す概略図である。
【図7】保管ヤードの一例を示す概略平面図である。
【図8】出荷ステージの一例を示す概略平面図である。
【図9】積込み装置の一例を示す概略構成図である。
【図10】本実施の形態に適用した搬送ラインの要部の概略斜視図である。
【図11】出荷工程の制御に適用するブロック図である。
【図12】取出し装置によるマガジンからの包装体の取出し処理の一例を示す流れ図である。
【図13】包装体の送出し設定処理の一例を示す流れ図である。
【図14】マガジンから取出した包装体の送出し処理の一例を示す流れ図である。
【符号の説明】
10 フィルム生産システム
12 Xレイフィルム
16 包装体(ワーク)
18、90 マガジン
26 積込み工程
80、202 搬送コンベア(搬送手段)
82(82A〜82C)、228、230 バッファコンベア(バッファ手段、取出し部)
84(84A〜84C)、144 取出し装置(取出し手段、取出し部)
88 ワーク
92、206 ゲートコンベア(合流手段)
94、204 選択ゲート(合流手段)
96、98 ワーク検出センサ(検出手段)
100 パレット
120 積込みステージ
122 積込み装置
140 出荷工程
142 出荷ステージ
152、154 出荷ライン(取出し部)
176、178 取出しコンベア(取出し部)
200 搬送ライン
202 搬送コンベア
208、210 バッファ部
212、214 包装体検出センサ(検出手段)
220 生産管理コントローラ
222 出荷制御装置

Claims (4)

  1. 所定順序で複数のワークを搭載可能なマガジンのそれぞれから前記ワークを取出して送出し可能な複数の取出し部及び、前記取出し部のそれぞれから送出された前記ワークを合流させて、次工程へ搬送する搬送手段へ送り込む合流手段を含み、前記マガジンのそれぞれに搭載されている前記ワークを前記搬送手段へ送り出すワークの送出し方法であって、
    予め複数の前記マガジン間で前記ワークの送出し順序を設定し、
    前記マガジンを前記複数の取出し部のそれぞれに振り分けて装填するにあたり、装填される前記マガジンの設定順序に従って前記取出し部に前記ワークの送出し指示を与えて、マガジンから取出した前記ワークを送出すときに、
    次位の設定順序のマガジンが前記取出し部の何れかに装填されるときに、前記ワークの送出し指示が与えられている前記取出し部に前記ワークの取出しの終了したマガジンの排出許可及び新たなマガジンの受入許可を与えて、
    前記ワークの送出し指示を、次位の設定順序のマガジンが装填される前記取出し部へ移行させながら、送出し指示が与えられた取出し部から順に前記ワークを送出すことを特徴とするワークの送出し方法。
  2. 前記取出し部が、前記マガジンから前記ワークを取出す取出し手段と、前記取出し手段によって取出した前記ワークを取出し順に貯留するバッファ手段と、を含むときに、
    前記取出し手段により前記マガジンから取り出された前記ワークを前記バッファ手段に貯留して、前記ワークの送出し指示を受取ったときに前記バッファ手段から前記ワークの送出しが可能となるようにすることを特徴とする請求項1に記載のワークの送出し方法。
  3. 前記合流手段が、前記複数の取出し部の中から、前記ワークの送出し指示が与えられた取出し部の前記バッファ手段を選択して前記搬送手段と連結することを特徴とする請求項2に記載のワークの送出し方法。
  4. 前記バッファ手段に送り込まれる前記ワーク数、及びバッファ手段から送出されるワーク数をカウントして、前記バッファ手段に送り込まれた前記ワークの送出しの終了を確認してから、前記合流手段が、前記ワークの送出し指示が与えられた次位の設定順序の前記取出し部の前記バッファ手段と前記搬送手段とを連結することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のワークの送出し方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10865054B2 (en) 2015-12-21 2020-12-15 Tgw Logistics Group Gmbh Method for sorting conveyed objects on a conveyor system
US10941005B2 (en) 2015-12-21 2021-03-09 Tgw Logistics Group Gmbh Method for sorting conveyed objects on a conveyor system using time control
KR102430148B1 (ko) * 2022-04-06 2022-08-05 송병호 Rfid가 탑재된 매거진 이송장치

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KR102480169B1 (ko) * 2022-04-06 2022-12-21 송병호 Rfid가 탑재된 매거진 이송장치

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