JP2002308410A - 耐偏摩耗性に優れたコンベヤベルト及びその組成物 - Google Patents
耐偏摩耗性に優れたコンベヤベルト及びその組成物Info
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- JP2002308410A JP2002308410A JP2001116614A JP2001116614A JP2002308410A JP 2002308410 A JP2002308410 A JP 2002308410A JP 2001116614 A JP2001116614 A JP 2001116614A JP 2001116614 A JP2001116614 A JP 2001116614A JP 2002308410 A JP2002308410 A JP 2002308410A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】スカ−ト下端部付近での局部摩耗による製品寿
命の低下を防止すると共に、ベルト表面におけるゴム同
志の剥離を抑止した耐偏摩耗性に優れたコンベヤベルト
を提供する。 【解決手段】コンベヤベルトの表面のカバ−層を幅方向
中央域に位置する中央カバ−層と幅方向両側域に位置す
る帯状カバ−層とにする。ここで、帯状カバ−層は、Ｂ
Ｒを主成分とするジエン系ゴムにコロイダル特性を有す
るカ−ボンブラックを配合したゴム組成物を使用する。
命の低下を防止すると共に、ベルト表面におけるゴム同
志の剥離を抑止した耐偏摩耗性に優れたコンベヤベルト
を提供する。 【解決手段】コンベヤベルトの表面のカバ−層を幅方向
中央域に位置する中央カバ−層と幅方向両側域に位置す
る帯状カバ−層とにする。ここで、帯状カバ−層は、Ｂ
Ｒを主成分とするジエン系ゴムにコロイダル特性を有す
るカ−ボンブラックを配合したゴム組成物を使用する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、耐偏摩耗性に優
れたコンベヤベルト及びその組成物に係わり、更に詳し
くは、鉄鉱石等を運搬する耐偏摩耗性に優れたコンベヤ
ベルト及びその組成物に関するものである。
れたコンベヤベルト及びその組成物に係わり、更に詳し
くは、鉄鉱石等を運搬する耐偏摩耗性に優れたコンベヤ
ベルト及びその組成物に関するものである。
【０００２】
【従来技術】従来、鉄鉱石等を運搬するコンベヤベルト
は、表面に耐摩耗性に優れたゴムを配置し、鉄鉱石等の
搬送による表面ゴムの摩耗による損傷を防ぐように構成
される。コンベヤベルトの表面ゴムの摩耗による損傷を
防ぐために、これまで多くの提案がなされているが、鉱
石等を搬送するコンベヤベルトの場合には移送中の鉱石
等がコンベヤベルトから落下しないようにコンベヤベル
トの積み荷側であるベルト表面の幅方向両側の上方から
ベルト表面に向かってスカ−トと称する落下防止の枠が
設けられている。
は、表面に耐摩耗性に優れたゴムを配置し、鉄鉱石等の
搬送による表面ゴムの摩耗による損傷を防ぐように構成
される。コンベヤベルトの表面ゴムの摩耗による損傷を
防ぐために、これまで多くの提案がなされているが、鉱
石等を搬送するコンベヤベルトの場合には移送中の鉱石
等がコンベヤベルトから落下しないようにコンベヤベル
トの積み荷側であるベルト表面の幅方向両側の上方から
ベルト表面に向かってスカ−トと称する落下防止の枠が
設けられている。
【０００３】そしてコンベヤベルトは前記スカ−トの下
を移送するが、スカ−トの下端部とベルト面との間に搬
送中の鉱石等が入り込んでベルト面を損傷しないよう
に、これらの間隔をできるだけ狭く設定している。
を移送するが、スカ−トの下端部とベルト面との間に搬
送中の鉱石等が入り込んでベルト面を損傷しないよう
に、これらの間隔をできるだけ狭く設定している。
【０００４】これにより、ベルトの移送中にベルト表面
がスカ−ト下端部との摩擦により損傷を受けてベルトの
寿命を短縮するという問題があった。
がスカ−ト下端部との摩擦により損傷を受けてベルトの
寿命を短縮するという問題があった。
【０００５】これを解決するために、本願出願人は、１
９９６年４月１６日付け特許出願（発明の名称：コンベ
ヤベルト、特開平９−２７８１３９号）において、スカ
−ト下端部付近のゴム組成物として高耐摩耗性ゴムを配
置し、ベルト表面の摩擦による損傷を極力抑える発明を
提案している。
９９６年４月１６日付け特許出願（発明の名称：コンベ
ヤベルト、特開平９−２７８１３９号）において、スカ
−ト下端部付近のゴム組成物として高耐摩耗性ゴムを配
置し、ベルト表面の摩擦による損傷を極力抑える発明を
提案している。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、その後、
出願人が鋭意研究と実験等を行った結果、上記特許出願
（特開平９−２７８１３９号）の発明では、下記のよう
な種々の課題があることが判明した。
出願人が鋭意研究と実験等を行った結果、上記特許出願
（特開平９−２７８１３９号）の発明では、下記のよう
な種々の課題があることが判明した。
【０００７】即ち、図２に示すベルト本体１は、上面カ
バーゴム２または下面カバーゴム３の表面の荷物積載部
Ｘ（摩耗促進部）で、かつベルト本体１の幅方向Ｈ及び
厚さ方向ｔに、摩耗性指数の異なる少なくとも２種類の
耐摩耗性に優れたゴムコンパウンド５を配設して構成し
たものであるが、上面カバーゴム２の荷物積載部Ｘの両
側に配設されるスカートゴム７の下端部付近では局部的
な摩耗が発生し易いことが判った。
バーゴム２または下面カバーゴム３の表面の荷物積載部
Ｘ（摩耗促進部）で、かつベルト本体１の幅方向Ｈ及び
厚さ方向ｔに、摩耗性指数の異なる少なくとも２種類の
耐摩耗性に優れたゴムコンパウンド５を配設して構成し
たものであるが、上面カバーゴム２の荷物積載部Ｘの両
側に配設されるスカートゴム７の下端部付近では局部的
な摩耗が発生し易いことが判った。
【０００８】また図３に示すように、上面カバーゴム２
または下面カバーゴム３の表面に、３種類の異なったゴ
ムコンパウンド５ａ，５ｂを使用した場合には、ゴム層
間Ｇが多く、剥離し易くなる可能性があり、ベルト本体
１の寿命を更に延ばすことが望まれた。
または下面カバーゴム３の表面に、３種類の異なったゴ
ムコンパウンド５ａ，５ｂを使用した場合には、ゴム層
間Ｇが多く、剥離し易くなる可能性があり、ベルト本体
１の寿命を更に延ばすことが望まれた。
【０００９】そこで、この発明ではかかる課題に着目し
て、スカ−ト下端部付近に、更に耐摩耗性を保持してい
るゴムコンパウンドを配置して、局部摩耗による製品寿
命の低下を防止すると共に、各カバーゴム間の接着面を
少なくすることにより、ベルト表面におけるゴム同士の
剥離を抑止した耐偏摩耗性に優れたコンベヤベルト及び
その組成物を提供することを目的とするものである。
て、スカ−ト下端部付近に、更に耐摩耗性を保持してい
るゴムコンパウンドを配置して、局部摩耗による製品寿
命の低下を防止すると共に、各カバーゴム間の接着面を
少なくすることにより、ベルト表面におけるゴム同士の
剥離を抑止した耐偏摩耗性に優れたコンベヤベルト及び
その組成物を提供することを目的とするものである。
【００１０】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するため、耐偏摩耗性に優れたコンベヤベルトは、耐
摩耗性に優れたカバ−層を表面に有するコンベヤベルト
であって、前記カバ−層が幅方向中央域に位置する中央
カバ−層と幅方向両側域に位置する帯状カバ−層とから
なることを要旨とするものである。
成するため、耐偏摩耗性に優れたコンベヤベルトは、耐
摩耗性に優れたカバ−層を表面に有するコンベヤベルト
であって、前記カバ−層が幅方向中央域に位置する中央
カバ−層と幅方向両側域に位置する帯状カバ−層とから
なることを要旨とするものである。
【００１１】ここで、前記帯状カバ−層は、ＢＲを主成
分とするジエン系ゴムに特定のコロイダル特性を有する
カ−ボンブラックを配合したゴム組成物としたものであ
る。
分とするジエン系ゴムに特定のコロイダル特性を有する
カ−ボンブラックを配合したゴム組成物としたものであ
る。
【００１２】これにより、ベルトの幅方向の両側域の上
方に位置するスカ−ト下端部とベルト表面との摩擦によ
るベルトの損傷が抑えられ、かつベルトカバ−層に使用
するゴムの種類を２種類以下にしたのでゴム間の剥離問
題が解消できた。
方に位置するスカ−ト下端部とベルト表面との摩擦によ
るベルトの損傷が抑えられ、かつベルトカバ−層に使用
するゴムの種類を２種類以下にしたのでゴム間の剥離問
題が解消できた。
【００１３】また、この発明の耐偏摩耗性に優れたコン
ベヤベルトの組成物は、ＢＲを主成分とするジエン系ゴ
ムに特定のコロイダル特性を有するカ−ボンブラックを
配合したことを要旨とするものである。
ベヤベルトの組成物は、ＢＲを主成分とするジエン系ゴ
ムに特定のコロイダル特性を有するカ−ボンブラックを
配合したことを要旨とするものである。
【００１４】また、この発明の他の耐偏摩耗性に優れた
コンベヤベルトの組成物は、５０〜６５重量部のＢＲを
含むジエン系ゴム１００重量部に対して、窒素吸着比表
面積が１４０m2／ｇ以上で、ＤＢＰ吸油量が１００ml／
１００ｇ以上で、ＣＴＡＢ吸着比表面積が１４０m2／ｇ
以上で、比着色力が１３０％以上であるカ−ボンブラッ
クを４０〜６５重量部配合したことを要旨とするもので
ある。
コンベヤベルトの組成物は、５０〜６５重量部のＢＲを
含むジエン系ゴム１００重量部に対して、窒素吸着比表
面積が１４０m2／ｇ以上で、ＤＢＰ吸油量が１００ml／
１００ｇ以上で、ＣＴＡＢ吸着比表面積が１４０m2／ｇ
以上で、比着色力が１３０％以上であるカ−ボンブラッ
クを４０〜６５重量部配合したことを要旨とするもので
ある。
【００１５】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づき、この発
明の実施形態を説明する。
明の実施形態を説明する。
【００１６】なお、各図において、同一の構成要素は同
一の符号を付し、重複した説明は省略する。
一の符号を付し、重複した説明は省略する。
【００１７】図１は、この発明のコンベヤベルトの一実
施形態を示す幅方向断面図で、コンベヤベルト１の表面
には耐摩耗性に優れたカバ−層が配置され、カバ−層は
幅方向中央域に位置する中央カバ−層２と幅方向両側域
に位置する帯状カバ−層３とからなる。なお、図中４は
コンベヤベルトの本体ゴムを示し、Ｒはコンベヤベルト
の補強層を示している。
施形態を示す幅方向断面図で、コンベヤベルト１の表面
には耐摩耗性に優れたカバ−層が配置され、カバ−層は
幅方向中央域に位置する中央カバ−層２と幅方向両側域
に位置する帯状カバ−層３とからなる。なお、図中４は
コンベヤベルトの本体ゴムを示し、Ｒはコンベヤベルト
の補強層を示している。
【００１８】カバ−層としては一般的に鉄鉱石等を搭載
するために耐摩耗性に優れたゴム組成物が使用される
が、中でも幅方向両側域は移送する鉄鉱石の落下を防ぐ
ための枠であるスカ−トの下端部との摩擦によりカバ−
層の表面に偏摩耗が生じるために、この発明ではカバ−
層の幅方向両側域に周囲のゴムに比較してさらに耐摩耗
性に富んだ部材からなる帯状カバ−層３を配置してベル
ト表面の偏摩耗を防いでいる。
するために耐摩耗性に優れたゴム組成物が使用される
が、中でも幅方向両側域は移送する鉄鉱石の落下を防ぐ
ための枠であるスカ−トの下端部との摩擦によりカバ−
層の表面に偏摩耗が生じるために、この発明ではカバ−
層の幅方向両側域に周囲のゴムに比較してさらに耐摩耗
性に富んだ部材からなる帯状カバ−層３を配置してベル
ト表面の偏摩耗を防いでいる。
【００１９】幅方向両側域に配置する帯状カバ−層３の
幅は特に限定されないが、通例１００〜２００mmに設定
する。
幅は特に限定されないが、通例１００〜２００mmに設定
する。
【００２０】また、この実施態様では中央カバ−層２の
ゴムとして本体ゴム４とは別の摩耗性に優れたゴムを使
用する場合を示しているが、中央カバ−層２のゴムと本
体ゴム４とに同じ摩耗性に優れたゴムを使用する場合も
ある。
ゴムとして本体ゴム４とは別の摩耗性に優れたゴムを使
用する場合を示しているが、中央カバ−層２のゴムと本
体ゴム４とに同じ摩耗性に優れたゴムを使用する場合も
ある。
【００２１】帯状カバ−層３に使用するゴム組成物には
特に優れた耐摩耗性が要求され、その組成物は、５０〜
６５重量部のＢＲを含むジエン系ゴム１００重量部に対
して、窒素吸着比表面積（Ｎ2 ＳＡ）が１４０m2／ｇ以
上で、ＤＢＰ吸油量が１００ml／１００ｇ以上で、ＣＴ
ＡＢ吸着比表面積が１４０m2／ｇ以上で、比着色力（Ｔ
ｉｎｔ）が１３０％以上になるように調整したコロイダ
ル特性を有するカ−ボンブラックを４０〜６５重量部配
合して得る。
特に優れた耐摩耗性が要求され、その組成物は、５０〜
６５重量部のＢＲを含むジエン系ゴム１００重量部に対
して、窒素吸着比表面積（Ｎ2 ＳＡ）が１４０m2／ｇ以
上で、ＤＢＰ吸油量が１００ml／１００ｇ以上で、ＣＴ
ＡＢ吸着比表面積が１４０m2／ｇ以上で、比着色力（Ｔ
ｉｎｔ）が１３０％以上になるように調整したコロイダ
ル特性を有するカ−ボンブラックを４０〜６５重量部配
合して得る。
【００２２】ジエン系ゴム中に占めるＢＲの重量又はカ
−ボンブラックの特性値及び重量が上記の範囲外である
場合にはゴム組成物の耐摩耗性が不足するため、ベルト
表面の偏摩耗を充分に防止することができない。
−ボンブラックの特性値及び重量が上記の範囲外である
場合にはゴム組成物の耐摩耗性が不足するため、ベルト
表面の偏摩耗を充分に防止することができない。
【００２３】なお、上記のカーボンブラック特性は、下
記の方法によって測定される。 (a).窒素吸着比表面積（Ｎ2 ＳＡ）：ASTM D3037-88 "S
tandard Test Methodfor Carbon Black-Surface Area b
y Nitrogen Absorption" による。この測定方法によるI
RB#6 のＮ2 ＳＡは７６m2／ｇである。 (b).ＣＴＡＢ吸着比表面積：ASTM D3765-89 "Standard
Test Method for CarbonBlack-CTAB(CET-YLTRIMETHYL A
MMONIUM BROMIDE)Standard Area" による。この測定方
法によるIRB#6 のＣＴＡＢ吸着比表面積は７７m2／ｇで
ある。 (c).ＤＢＰ吸油量：JIS K6221-82「ゴム用カーボンブラ
ックの試験方法」6.1.2項Ａ法による。この測定方法に
よるIRB#6 のＤＢＰ吸油量は99ml／100 ｇである。 (d).比着色力（Tint) ：JIS K6221-82「ゴム用カーボン
ブラックの試験方法」6.1.3項に従い、IIRB#3を基準試
料として測定する。
記の方法によって測定される。 (a).窒素吸着比表面積（Ｎ2 ＳＡ）：ASTM D3037-88 "S
tandard Test Methodfor Carbon Black-Surface Area b
y Nitrogen Absorption" による。この測定方法によるI
RB#6 のＮ2 ＳＡは７６m2／ｇである。 (b).ＣＴＡＢ吸着比表面積：ASTM D3765-89 "Standard
Test Method for CarbonBlack-CTAB(CET-YLTRIMETHYL A
MMONIUM BROMIDE)Standard Area" による。この測定方
法によるIRB#6 のＣＴＡＢ吸着比表面積は７７m2／ｇで
ある。 (c).ＤＢＰ吸油量：JIS K6221-82「ゴム用カーボンブラ
ックの試験方法」6.1.2項Ａ法による。この測定方法に
よるIRB#6 のＤＢＰ吸油量は99ml／100 ｇである。 (d).比着色力（Tint) ：JIS K6221-82「ゴム用カーボン
ブラックの試験方法」6.1.3項に従い、IIRB#3を基準試
料として測定する。
【００２４】〔実施例１〕帯状カバ−層３を構成するゴ
ム組成物として相応しい材料を得るために、ＢＲを含む
ジエン系ポリマ−及びカ−ボンブラックの種類と重量と
を変化させた試料１３種類を作製して摩耗特性を調べ、
その結果をこれらの試料の配合割合と共に〔表１〕に示
した。
ム組成物として相応しい材料を得るために、ＢＲを含む
ジエン系ポリマ−及びカ−ボンブラックの種類と重量と
を変化させた試料１３種類を作製して摩耗特性を調べ、
その結果をこれらの試料の配合割合と共に〔表１〕に示
した。
【００２５】〔表１〕ではこの発明の帯状カバ−層４の
組成物として相応しいか否かを「ＤＩＮ摩耗量」の値で
区分けすることとし、その基準値を２５mm3 として、そ
れより以下である組成物からなる試料をこの発明の「実
施例」と表示し、ＤＩＮ摩耗量が２５mm3 超である組成
物からなる試料を「比較例」と表示した。
組成物として相応しいか否かを「ＤＩＮ摩耗量」の値で
区分けすることとし、その基準値を２５mm3 として、そ
れより以下である組成物からなる試料をこの発明の「実
施例」と表示し、ＤＩＮ摩耗量が２５mm3 超である組成
物からなる試料を「比較例」と表示した。
【００２６】なお、ここで使用したカ−ボンブラックの
特性値は〔表２〕に示す通りであった。
特性値は〔表２〕に示す通りであった。
【００２７】
【表１】
【００２８】
【表２】
【００２９】上記の実験結果に基づき「実施例」と表示
した５種類の組成物をこの発明のコンベヤベルト１の帯
状カバ−層３として適用した結果、スカ−ト下端部位置
におけるコンベヤベルト１の表面の偏摩耗が解消される
ことを確認した。
した５種類の組成物をこの発明のコンベヤベルト１の帯
状カバ−層３として適用した結果、スカ−ト下端部位置
におけるコンベヤベルト１の表面の偏摩耗が解消される
ことを確認した。
【００３０】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のコンベ
ヤベルトはスカ−ト下端部に位置するベルトの幅方向の
両側域に耐摩耗性に優れた材料を配置したため、スカ−
ト下端部との摩擦によるベルトカバ−層の偏摩耗が抑え
られコンベヤベルトの長期使用を可能にした。
ヤベルトはスカ−ト下端部に位置するベルトの幅方向の
両側域に耐摩耗性に優れた材料を配置したため、スカ−
ト下端部との摩擦によるベルトカバ−層の偏摩耗が抑え
られコンベヤベルトの長期使用を可能にした。
【００３１】さらには、ベルトカバ−層に使用するゴム
の種類を２種類以下にしたので、ゴム間の剥離による製
品寿命の低下を防止することができた。
の種類を２種類以下にしたので、ゴム間の剥離による製
品寿命の低下を防止することができた。
【図１】この発明のコンベヤベルトの一実施形態を示す
幅方向断面図である。
幅方向断面図である。
【図２】従来のコンベヤベルトの幅方向断面図である。
【図３】従来の他のコンベヤベルトの幅方向断面図であ
る。
る。
１ コンベヤベルト ２ 中央カバ−
層 ３ 帯状カバ−層 ４ 補強層 ５ ポリエチレンシ−ト ６ ゴム層
層 ３ 帯状カバ−層 ４ 補強層 ５ ポリエチレンシ−ト ６ ゴム層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 下田代 裕司 神奈川県平塚市追分２番１号 横浜ゴム株 式会社平塚製造所内 Ｆターム(参考） 3F024 AA03 AA11 CA04 CA08 CB03 CB13
Claims (5)
- 【請求項１】耐摩耗性に優れたカバ−層を表面に有する
コンベヤベルトであって、 前記カバ−層が幅方向中央域に位置する中央カバ−層と
幅方向両側域に位置する帯状カバ−層とからなる耐偏摩
耗性に優れたコンベヤベルト。 - 【請求項２】前記帯状カバ−層が、ＢＲを主成分とする
ジエン系ゴムに特定のコロイダル特性を有するカ−ボン
ブラックを配合したゴム組成物からなる請求項１に記載
した耐偏摩耗性に優れたコンベヤベルト。 - 【請求項３】前記帯状カバ−層が、５０〜６５重量部の
ＢＲを含むジエン系ゴム１００重量部に対して、窒素吸
着比表面積が１４０m2／ｇ以上で、ＤＢＰ吸油量が１０
０ml／１００ｇ以上で、ＣＴＡＢ吸着比表面積が１４０
m2／ｇ以上で、比着色力が１３０％以上であるカ−ボン
ブラックを４０〜６５重量部配合したゴム組成物からな
る請求項１又は２に記載した耐偏摩耗性に優れたコンベ
ヤベルト。 - 【請求項４】ＢＲを主成分とするジエン系ゴムに、特定
のコロイダル特性を有するカ−ボンブラックを配合した
耐偏摩耗性に優れたコンベヤベルトのゴム組成物。 - 【請求項５】５０〜６５重量部のＢＲを含むジエン系ゴ
ム１００重量部に対して、窒素吸着比表面積が１４０m2
／ｇ以上で、ＤＢＰ吸油量が１００ml／１００ｇ以上
で、ＣＴＡＢ吸着比表面積が１４０m2／ｇ以上で、比着
色力が１３０％以上であるカ−ボンブラックを４０〜６
５重量部配合した耐偏摩耗性に優れたコンベヤベルトの
ゴム組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001116614A JP4547827B2 (ja) | 2001-04-16 | 2001-04-16 | 鉱石運搬用コンベヤベルト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001116614A JP4547827B2 (ja) | 2001-04-16 | 2001-04-16 | 鉱石運搬用コンベヤベルト |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002308410A true JP2002308410A (ja) | 2002-10-23 |
| JP4547827B2 JP4547827B2 (ja) | 2010-09-22 |
Family
ID=18967325
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001116614A Expired - Fee Related JP4547827B2 (ja) | 2001-04-16 | 2001-04-16 | 鉱石運搬用コンベヤベルト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4547827B2 (ja) |
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| JP2014162030A (ja) * | 2013-02-22 | 2014-09-08 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 積層体の製造方法 |
| CN110745459A (zh) * | 2019-11-21 | 2020-02-04 | 江苏凯嘉橡胶科技股份有限公司 | 非同质断面输送带 |
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| KR102138281B1 (ko) * | 2020-02-27 | 2020-07-28 | 주식회사 케이이씨 | 컨베이어 벨트용 스커트 장치 |
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| JPH031114U (ja) * | 1989-05-30 | 1991-01-08 | ||
| JPH11286575A (ja) * | 1998-04-01 | 1999-10-19 | Nippon Zeon Co Ltd | ジエン系ゴム組成物 |
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2001
- 2001-04-16 JP JP2001116614A patent/JP4547827B2/ja not_active Expired - Fee Related
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