JP2002308025A - 内燃機関を備えた車両の接地装置 - Google Patents

内燃機関を備えた車両の接地装置

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JP2002308025A
JP2002308025A JP2001115656A JP2001115656A JP2002308025A JP 2002308025 A JP2002308025 A JP 2002308025A JP 2001115656 A JP2001115656 A JP 2001115656A JP 2001115656 A JP2001115656 A JP 2001115656A JP 2002308025 A JP2002308025 A JP 2002308025A
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Keiji Otani
慶治 大谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は内燃機関を備えた車両の接地(アー
シング)装置に関し、簡単な構成にもかかわらず内燃機
関の出力向上を期待することを目的とする。 【解決手段】 接地装置は、銅板にて形成され、エンジ
ンルーム内の適当な個所に固定され、複数の接地ケーブ
ル取付孔30を備えたステー28と、エンジンルーム内にお
ける複数の接地部位のための被覆付きの複数本の接地ケ
ーブル36-1, 36-2, 36-3, 36-4, 36-5, 36-6とから構成
される。接地ケーブル36-1, 36-2, 36-3,36-4, 36-5, 3
6-6はエンジンルーム内における各接地部位に接続され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は内燃機関を備えた
車両の接地(アーシング)装置に関し、簡単な構成にも
かかわらず内燃機関の出力向上を期待することができる
ものである。
【0002】
【従来の技術】内燃機関を備えた車両においてはバッテ
リを電源とする点火装置や、ライトや、インストルメン
トパネルや、オーディオ装置などの各種の電気系統を備
えている。これらの各種の電気系統におけるアーシング
はボディの金属部分を利用しており、アース線は手近の
ボディの金属部分にボルトなどの締結具を利用して締結
される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のアーシングにお
いては各種の電気のアーシングは近接したボディ部分に
個別的に行われており、そのため、アーシングの効率は
良くなかった。即ち、インテークマニホルドやスロット
ルボディの部分は通常はアーシングされていないが、こ
られの部分のアーシングは効果が大きいことが最近知ら
れるようになってきている。また、結線部分の緩みなど
によってアーシングの効率はてきめんに低下し、機関出
力の延びが悪化してしまうことさえときには見られた。
【0004】この発明は従来技術の問題点に鑑み、アー
シングの効率を高め、機関出力の有意な増大を得ること
ができるようにするとともに、アーシングを簡便に行い
うるようにすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
おいて、導電性の良好な金属にて形成され、エンジンル
ーム内の適当な個所に固定され、複数の接地ケーブル取
付部を備えたステーと、エンジンルーム内における複数
の接地部位のための被覆付きの複数本の接地ケーブル
と、各接地ケーブルの芯線の一端をステーの対応の接地
ケーブル取付部に電気接続状態下で締結する第1の締結
具と、各接地ケーブルの芯線の他端をエンジンルームに
おける対応の接地部位に電気接続状態下で締結する第2
の締結具とを具備したことを特徴とする内燃機関を備え
た車両の接地装置が提供される。
【0006】この発明によれば、エンジンルーム内にお
ける各接地部位はそれぞれの接地ケーブルにより導電性
の良好な金属にて形成されたステーに接続され、ステー
が共通の接地点となり、効率的なアーシングを実現する
ことができる。排気量1800ccの4気筒エンジンを備えた
車両の走行テストの結果によれば、第4速での130km/h
の走行において10PSに近い出力増を実現することができ
た。
【0007】請求の範囲2に記載の発明によれば、請求
項1に記載の発明において、前記ステーは銅板にて形成
されたことを特徴とする内燃機関を備えた車両の接地装
置が提供される。
【0008】ステーを銅版により構成することにより最
大限のアーシング効率の増大を得ることができる。
【0009】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明において、接地ケーブル取付け部は前記ス
テーに形成された取付孔であり、第1の締結具は前記取
付孔に接地ケーブルの芯線を介して挿入されるボルト
と、ボルトの先端に螺合されるナットとから構成される
ことを特徴とする内燃機関を備えた車両の接地装置が提
供される。
【0010】請求項3の発明の作用・効果を説明する
と、接地ケーブルをボルト及びナットにより確実にステ
ーに接続することができる。
【0011】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明において、前記ステーの固定部位は車載バ
ッテリのクランプロッドの先端であることを特徴とする
内燃機関を備えた車両の接地装置が提供される。
【0012】請求項4の発明の雇用・効果を説明する
と、ステーをバッテリクランプの先端に固定しており、
バッテリクランプの先端に設けられるねじ部をステーの
固定個所として有効活用することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は乗用車のエンジンルームを
上面から見た概略図であり、10はエンジン本体、12
はエンジン本体10に連結され、エンジンに吸入空気を
導入するためのインテークマニホルド、14Aは左側の
ライト、14Bは右側のライト、16Aはボディにおけ
る右側のサスペンションスプリング受部、16Bはボデ
ィにおける左側のサスペンションスプリング受部、18
はバッテリである。
【0014】バッテリ18はクランプ板20及びクラン
プ板20の両端のクランプロッド24によりエンジンル
ームにおける前部に固定されている。即ち、図2に示す
ようにクランプ板20はバッテリ18の上面に当てら
れ、両端にはクランプロッド24の上端のねじ部24´
が挿通され、ねじ部24´にはロックナット26が螺合
され、ロックナット26をねじ込んでゆくことによりク
ランプ板20はバッテリ18を定位置にクランプしてい
る。
【0015】この発明による接地装置は導電性の良好な
金属にて形成されたステー28よりなる。ステー28は
例えば銅板により構成され、図2に示すように、複数
(この実施形態では7個)の接地ケーブル取付孔30が
形成される。接地ケーブル取付孔30はエンジンルーム
における各接地個所への接地ケーブルの一端の結線のた
めのものである。図2において、38は接地ケーブルの
一端のターミナルを示しており、ボルト31はステー2
8の一つの接地ケーブル取付孔30に挿入され、接地ケ
ーブルの一端のターミナルを介してナット33が螺合締
結されることによりステー28に対する各接地ケーブル
の接続が行われる。
【0016】図2において、図3に示すようにバッテリ
クランプロッド24の上端ねじ部24´にステー受けナ
ット32が螺合され、ステー28はクランプロッド24
を挿通させるための孔を穿設しており、その孔を介して
ステー受けナット32に当接するようにステー28はロ
ッド24に挿通され、上側からロックナット34がねじ
部24´に螺合・締結され、これによりステー28の固
定が行われる。
【0017】図1において36-1, 36-2, 36-3, 36-4, 36
-5 , 36-6はステー28からエンジンルーム内の各接地
部位への結線のための芯付接地ケーブルを示している。
各ケーブル36-1, 36-2, 36-3, 36-4, 36-5 , 36-6の一
端ターミナルは図2に関し説明したようにステー28の
夫々の取付孔30にボルト31及びナット33により締
結される。左右のサスペンションスプリング受16A, 16B
は車室におけるインストルメントパネルやオーディオ機
器からのアース線の固定用の締結具40A, 40B(ボルト及
びナットなど)を備えており、接地ケーブル36-1, 36-2
の一端ターミナルは締結具40A, 40Bと共閉めされる。即
ち、締結具40A, 40Bを緩め、接地ケーブル36-1, 36-2の
他端ターミナルを装着後締結具40A, 40Bを閉め直す。接
地ケーブル36-3, 36-4の一端ターミナルは吸気マニホル
ド12のそれぞれの側部41A, 41Bに取付けられる。接地
ケーブル36-3, 36-4の取付け部位41A, 41Bとしては吸気
マニホルドに取付けられるスロットルボディや補機など
の取付けボルト及びナットを使用し、これらの取付けボ
ルト及びナットを一旦緩め又は取外し、接地ケーブル36
-3, 36-4の一端ターミナルを装着し、共締めすることが
できる。接地ケーブル36-5はこの実施形態では右側のラ
ンプ14Bの後部から出ているアース部14B'を使用する
ことができる。即ち、アース部14B'は右側のランプ14
Aのアース部を兼ねているが、このアース用のボルト及
びナットを外し、接地ケーブル36-5のターミナル38を
装着し、共締めする。接地ケーブル36-6はバッテリ18
のアースターミナルをステー28に結線している。
【0018】以上では合計6本の接地ケーブルを使用し
ているが、状況に応じてより多数本の接地ケーブルを使
用し、エンジンルームにおける接地部位とステー28間
の結線をするようにしてもよい。また、接地ケーブルの
太さとしてなるべく太いほど好ましいが、一部のケーブ
ル例えばバッテリのアースターミナル19Bへの接地ケ
ーブル36-6のみ太くすることができる。又は、ケーブル
を複数本重ねて使用することができる。
【0019】この発明においては、バッテリのクランプ
ロッド24上にステー28を設け、エンジンルーム内の
各アース点からの接地ケーブルをステー28に結線する
だけで、アーシングすることができ、結線作業が容易に
なる効果がある。
【0020】以上のアーシング装置を装着した1800ccの
DOHC4気筒エンジンを搭載し、4速のトランスミッショ
ンを備えた前輪駆動車両(富士重工製のスバルインプレ
ッサレガシーフォレスター)についての走行テスト結果
を図4の実線に示す。破線はこの発明のアーシング装置
を備えない従来技術の同型車における同一条件での走行
テスト結果を示す。横軸は速度、縦軸は馬力である。こ
の発明(実線)においては4速130km/hにおいて、164.9
PSをことができ、他方この発明のアーシング装置を備え
ない場合(破線)の同一ポイントでの馬力は155.1PSで
あり、この発明により、最大値として164.9PS−155.1PS
=9.8PSの馬力増を実現することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明のアーシング装置を備えた車両
のエンジンルームの上面概略図である。
【図2】図2はこの発明のアーシング装置におけるステ
ーとバッテリとの位置関係を説明する斜視図である。
【図3】図2はこの発明のアーシング装置におけるバッ
テリに対するステーの取付け状態を説明する側面図であ
る。
【図4】図4はこの発明のアーシング装置による馬力テ
スト結果をこの発明のアーシング装置を備えない場合と
の対比で示すグラフである。
【符号の説明】
10…エンジン本体 12…インテークマニホルド 14A, 14B…ライト 16A, 16B…サスペンションスプリング受部 18…バッテリ 20…バッテリクランプ板 24…バッテリクランプロッド 28…ステー 30…接地ケーブル取付孔 36-1, 36-2, 36-3, 36-4, 36-5, 36-6…アース線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02G 15/08 H02G 3/28 F

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性の良好な金属にて形成され、エン
    ジンルーム内の適当な個所に固定され、複数の接地ケー
    ブル取付部を備えたステーと、エンジンルーム内におけ
    る複数の接地部位のための被覆付きの複数本の接地ケー
    ブルと、各接地ケーブルの芯線の一端をステーの対応の
    接地ケーブル取付部に電気接続状態下で締結する第1の
    締結具と、各接地ケーブルの芯線の他端をエンジンルー
    ムにおける対応の接地部位に電気接続状態下で締結する
    第2の締結具とを具備したことを特徴とする内燃機関を
    備えた車両の接地装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の発明において、前記ス
    テーは銅板にて形成されたことを特徴とする内燃機関を
    備えた車両の接地装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の発明において、接地ケ
    ーブル取付け部は前記ステーに形成された取付孔であ
    り、第1の締結具は前記取付孔に接地ケーブルの芯線を
    介して挿入されるボルトと、ボルトの先端に螺合される
    ナットとから構成されることを特徴とする内燃機関を備
    えた車両の接地装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の発明において、前記ス
    テーの固定部位は車載バッテリのクランプロッドの先端
    であることを特徴とする内燃機関を備えた車両の接地装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100486879B1 (ko) * 2002-03-22 2005-05-03 진진수 자동차 성능 개선 장치
JP2009184611A (ja) * 2008-02-08 2009-08-20 Toyota Motor Corp 車両用アース構造
JP2015193346A (ja) * 2014-03-31 2015-11-05 矢崎総業株式会社 接続構造

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