JP2002307978A5 - - Google Patents

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Description

【書類名】 明細書
【発明の名称】 作業車両
【特許請求の範囲】
【請求項1】 作業車両において各種情報を表示するにあたり、キャビン(19)内の前方上部箇所であって、操縦席(1)中央の直前方位置よりもサイドミラーが設けられている機体横一側寄り箇所にヘッドアップディスプレイ(3)を配設したことを特徴とする作業車両。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、農業用、建設用、或いは運搬用の作業車両に関する。
【0002】
【従来の技術】
農業用トラクタ等の作業車両には各種作業を行うために操縦席には各作業に対応した多数の操作用のスイッチ類が配置されている。
【0003】
また、前記作業車両は、耕耘、整地や薬液散布など直進作業を行った後、旋回して既作業地に沿いながら再度直進作業を行うものである。そして、これら車両にはこの直進走行を容易にするために本出願人は特開平11−321383号公報記載のようなヘッドアップディスプレイを発明した。
【0004】
特開平11−321383号公報記載のヘッドアップディスプレイ装置は、図1に示す操縦席1前方のフロントガラス2にヘッドアップディスプレイ3を設け、このヘッドアップディスプレイ3に直進走行を案内するためのマーカ(図示せず)を表示するものである。また、マーカの表示位置を左右、または上下に調整する操作部を備えている。
【0005】
上記ヘッドアップディスプレイ装置は、直進走行するための案内用のマーカを操縦席1前方の透明部材2に表示する構成としたので、従来のマスコットによるマーカのように果樹の枝に引っ掛かることもなく、また車両の外観を損なうこともなくなる効果がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
農業用トラクタ等の作業車両には、前述のように操縦席近傍に各種スイッチ類が配置されているが、各々のボタン、スイッチ等の設定器類は作業内容や作業条件等によっては必要な機能であるため、なかなか廃止はできない。しかし、例えばロータリの耕耘作業を、ある条件のみで作業している多くのユーザーにとっては、必要のないスイッチ類が多く存在する。
【0007】
このように、操縦席には各種作業に対応した多数のスイッチ類が配置されているため、作業者が、今から行おうとする作業に対応するスイッチを操作するためには、各操作に対応するスイッチの配置位置をまず探す作業から始めなければならなかった。また各種作業に対応した適切なスイッチを迅速に操作するには、かなりの熟練が必要であった。そのため、作業車両を運転しながら各種作業を行うことが難しい場合があった。
【0008】
またこれらボタン、スイッチ類のため車上のスペースが小さくなり快適性を損なうという課題が有った。
【0009】
そこで、本発明の課題は走行中でも各種作業を容易に選択して目的の作業を滞りなく行うことができる操作性の優れた操作装置を備えた作業車両を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の上記課題は次のような構成で解決できる。
すなわち、請求項1においては、作業車両において各種情報を表示するにあたり、キャビン(19)内の前方上部箇所であって、操縦席(1)中央の直前方位置よりもサイドミラーが設けられている機体横一側寄り箇所にヘッドアップディスプレイ(3)を配設したことを特徴とする作業車両としたものである。
【0011】
作業車両において各種情報はヘッドアップディスプレイ(3)に表示される。
【0012】
ヘッドアップディスプレイ(3)はキャビン(19)内の前方上部箇所であって、操縦席(1)中央の直前方位置よりもサイドミラーが設けられている機体横一側寄り箇所に設けられているので視認しやすい。
【0013】
【発明の効果】
請求項1記載の構成により、通常運転中に余分な画面が見えないため煩わしさがなく、操縦席の空間を広く使用でき快適性が増す。
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を作業車両である農業用トラクタについて説明する。
図2に示すようにトラクタは、車体前部のボンネット11内にエンジン12を設け、このエンジン12の後部にクラッチハウジング、ミッションケースを一体的に連結して設けている。そして、前記エンジン12の下方に前輪を、ミッションケースの後部左右に後輪を有して走行する構成を備えている。また、操縦席1の周囲はキャビン19によって覆われ、前記操縦席1の前方、且つボンネット11後部には透明部材であるフロントガラス2によって車内外を遮る構成となっている。また、ボンネット11の後部にはメータパネル20を設け、この内部に車両の進行方向を検出する手段である方位センサ8と、ヘッドアップディスプレイユニット7を内蔵する構成となっている。
【0018】
操縦席1には、ヘッドアップディスプレイ3に画像表示させるための操作部材であるタッチパネル44及び表示画面を他の情報、例えばTV画面やインターネットブラウザ画面、車速等の車両に関する情報表示に切替える表示切替スイッチ32(図3)、ステアリングハンドル40、変速レバー41、車体後部に接続する作業機の高さを変更するポジションレバー42などが配置されている。
【0019】
前記ヘッドアップディスプレイユニット7は、図2に示すように液晶表示装置23やホログラム24等から構成されている。前記ヘッドアップディスプレイ(コンバイナ)3は、図1に示すようにフロントガラス2の一部に表示される。
【0020】
図3に示す前記トラクタの制御手段となるコントローラ31は、この内部に各種信号を処理するCPUと、これら信号情報を一時記憶するRAMと、この発明のプログラムを記憶したROM、EEPROMとを有する構成となっている。コントローラ31の入力部には、ヘッドアップディスプレイ3の表示を入切する前記タッチパネル44からの受信機45、表示切替スイッチ32、方位センサ8、リフトアームセンサ46、コントロールレバー47、リヤカバーセンサ48、傾斜センサ49、ストロークセンサ50、ドラフトセンサ53などを接続して設ける。また、コントローラ31の出力部には、ヘッドアップディスプレイユニット7、液晶表示装置23、上昇ソレノイド61、下降ソレノイド62、水平右ソレノイド63、水平左ソレノイド64を接続して設けている。更に同コントローラ31は、車上の他のコントローラと通信する構成となっている。
【0021】
本実施の形態ではヘッドアップディスプレイユニット7とタッチパネル44を利用して、タッチパネル44で耕深調整等の各種操作情報の画像を前方のフロントガラス2に現出させるヘッドアップディスプレイ3を見ながら前記各種操作をできるようにしたことに特徴がある。その構成を図3に示す。コントローラ31には受信機が接続し、該受信機がタッチパネル44に付属した送信機51からの信号を受信すると、ヘッドアップディスプレイ3にタッチパネル44で得られた信号に基づく画像を表示する。
【0022】
また、操縦席1近傍のタッチパネル44は無線通信により情報の授受を行うので、スイッチ類をほとんど設ける必要が無くなるとともにスイッチ類に必要だった配線もなくすことができる。また、無線化することで、前記タッチパネル44を着脱式に構成し、右利きの人は右側、左利きの人は左側等作業者の操作しやすい位置にタッチパネル44を配置できる。
【0023】
通常、ヘッドアップディスプレイ3の画面を消去しておき、タッチパネル44のどこでも操作(たたく)すると調整操作用の画面がヘッドアップディスプレイ3に出てくるようにする構成としている。
【0024】
このような構成でのヘッドアップディスプレイ3への画面表示のためのタッチパネル44をたたく操作の手順を図4〜図6により説明する。
【0025】
以下、図4等で示すヘッドアップディスプレイ3画面は図1の操縦席のフロントガラス2上のヘッドアップディスプレイ3に表示される。なお、ヘッドアップディスプレイ3はフロントガラス2の破線3’で囲われた枠内の任意の場所に表示することができる。
【0026】
図4に示すようにヘッドアップディスプレイ3への画面表示のために操作した(たたいた)タッチパネル44の位置を中央にして(図4(a))、その前後或いは左右位置にスクロール操作ができるキーを配置するようにして、ヘッドアップディスプレイ3の画面には図4(b)に示すように調整項目(操作情報)をスクロール操作と連動して画面がスクロールするように(方向も合わせる)表示して操作させる構成とする。このとき画面のスクロール方向をタッチパネル44の中央から前後左右にタッチ方向を移動させる方向に合わせることで、タッチパネル44の操作性が向上する。
【0027】
最初の操作画面は、ある程度の広さがある領域からなるタッチパネル44表面をたたく操作で現出させることができるようにするため、タッチパネル44の中央のキーをたたくようにする。その後、目的の調整項目(操作情報)を選択する操作時には画面を現出させたタッチパネル44の操作位置の前後或いは左右にスクロール操作用のキーが配置されているため、調整項目(操作情報)を簡単に選択できる。
【0028】
図4(b)に示すヘッドアップディスプレイ3の画面は上下方向にしか選択する調整項目(操作情報)がない例であるが、タッチパネル44の中央から左右方向にスクロール操作をするような構成にしても良い。
【0029】
また、選択した調整項目(例えば、図4(b)の「耕深調整」)に対応するタッチパネル44の位置と同じ位置を再度たたくと(又はダブルクリックすると)、その選択した調整項目の中での詳細調整選択画面(例えば、図4(c)の「耕深調整」を「浅くする」か「深くする」)の画面に切り替わり、この画面で上下方向にスクロールするようにタッチパネル44をたたくと、深度調整ができる。図4(c)のタッチパネル44には「深く」耕深調整するためのたたく位置を斜線部で表示している。
【0030】
また、たとえば図4(c)のタッチパネル44の深めに操作する斜線部の位置をたたくと、図5(a)のようにヘッドアップディスプレイ3にはロータリーが少し下がって深めに位置する画面が表示される。
【0031】
このように タッチパネル44上で、直前操作した(たたいた)位置にヘッドアップディスプレイ3の現在調整位置画面が現出するため実際の微調整操作が簡単にできる。
【0032】
図5(a)のヘッドアップディスプレイ3には、表示画面左側に現在のロータリの絵を表示し、この右側に現在の高さの基準となるマーク、即ち最初に画面を表示させたときにポイントした位置を表示する。そして、このマークを基準として下方向をクリックしたときにクリック数に応じて耕深設定値を深めに変更すると共に、ロータリーが下がっていくアニメーションが表示され、実際にも深めの耕深が行われる。次いで少し「浅めに」に耕深調整したい場合には、図4(c)のタッチパネル44の斜線部から少し上方向の図5(a)に示すタッチパネル44の斜線部をたたく。すると図5(b)のヘッドアップディスプレイ3のようにロータリーが上昇して浅めに耕耘することがアニメーション表示される。
【0033】
また、図6(a)には図4(b)の「耕深調整」から選択する調整項目を「傾き調整」に変更する場合の説明図を示す。
この場合には、タッチパネル44を中央より少し上の図6(a)の斜線部をたたくことにより、図6(b)に示すようにヘッドアップディスプレイ3の中央には「傾き調整」が移動してくる。そして、さらに上の選択項目である「水平感度調整」を選択したい場合には同じ位置であるタッチパネル44の中央より少し上をたたく。また、図6(b)のヘッドアップディスプレイ3の中央の「傾き調整」より下側の「耕深調整」を選択した場合には、タッチパネル44の斜線部の下側をたたく。
【0034】
また、ヘッドアップディスプレイ3の中央に表示された選択項目を決定した場合にはタッチパネル44の中央付近をダブルクリックすることにより、その項目が決定され、水平感度調整用の画面に切り換わる。
【0035】
このように本実施例ではタッチパネル44上で、直前操作した(たたいた)位置の前後とか左右の位置を操作するため作業車両を運転しながら容易に操作ができる。タッチパネル44をたたく操作によりヘッドアップディスプレイ3の画面が動くため、同じ位置をたたくなり又はその前後位置をたたくことで選択すべき操作項目を選べるので作業車両の運転中での操作性がよい。
【0036】
例えば、コンピュータマウスのような操作では、操作部にある程度の大きさ面積が必要になり、操作部が大きくなるとともに操作しづらくなる。また、パソコン等のタッチパネル44での指を滑らせるような操作も作業車両の運転中では難しい。しかし本実施の形態の方法によりヘッドアップディスプレイ3の画面が容易に切り替わり、操作は最小限の変更操作にすることで作業車両を運転中での操作性がよい。
【0037】
また、上記構成にすると、調整が必要と思う人が必要なときに運転しながら操作でき、操縦席近傍から昇降制御や水平制御等の調整スイッチ類をすべて廃止できる。これにより、作業者空間が広くできる。また、調整操作をしない多くの作業者は目の前からスイッチ類がなくなり操作が複雑そうというイメージがなくなる。また、通常運転中に余分な画面が見えないため煩わしさがない。
【0038】
上記ヘッドアップディスプレイ3とタッチパネル44を用いる構成において選択項目を操作する操作部(画面をスクロール操作する位置)と90度ずれた位置に終了ボタンを配置することが望ましい。例えば前後方向にスクロールする選択項目がある場合には、前後最新操作位置の右又は左の位置に終了ボタンを配置する。
【0039】
ヘッドアップディスプレイ3には操作を終了するための表示が常になされており、図4〜図6に示す例では、現在設定している操作項目に対応するタッチパネル44の中央より少し右側をたたくと調整を終了してヘッドアップディスプレイ3は無表示になる。このように上記終了ボタンを配置する構成により、調整操作を終了後、簡単にヘッドアップディスプレイ3への表示操作を終了できる。
【0040】
また、最初の操作画面は、ある程度の広さを持ったタッチパネル44をたたく操作のため簡単である。その後調整操作するとき、ヘッドアップディスプレイ3の画面を現出させたタッチパネル44操作位置の前後或いは左右にスクロール操作用のキーが配置されているため、調整項目を簡単に選択できる。また、調整も簡単である。
【0041】
また、タッチパネル44による調整項目を選択するタッチパネル44操作開始時に、タッチパネル44操作部の左右または前後の操作受付必要部位(上下スクロールなら操作部の上下と左又は右等)に操作可能部位がないときは、その操作を無効にする構成とすることができる。このときタッチパネル44の有効範囲の方向付けをしておく。
【0042】
例えば図7(a)に示す斜線部に示すような初回操作有効範囲(1)を設定しておいた場合に、初回に図7(b)に示すタッチパネル44の左端の斜線部をたたいた場合に、ヘッドアップディスプレイ3には図7(b)に示す画面が表示される。
【0043】
この状態で上方向の調整項目を選択しようとしてタッチパネル44の上方向をたたいても、この領域は無効領域であるので(この場合「下方向の調整項目を選択しようとしてタッチパネル44の下方向をたたく」ときは有効)、ヘッドアップディスプレイ3には図7(c)の「操作無効もう少し右下を操作してください。」と表示されて、以後の操作をさせないようにする。しかし、このとき終了ボタンだけは有効になるように、タッチパネル44の有効範囲の方向付けをしておき、スクロール方向に対して左右いずれか90°ずれた方向に配置してある。
【0044】
また図8(a)に示す斜線部に示すような初回操作有効範囲(2)を設定しておいた場合に、初回に図8(b)に示すタッチパネル44の右端の斜線部をたたいた場合に、ヘッドアップディスプレイ3には図8(b)に示す画面が表示される。
【0045】
この状態で上方向の調整項目を選択しようとしてタッチパネル44の上方向をたたいても、この領域は無効領域であるので、ヘッドアップディスプレイ3には図7(c)の「操作無効もう少し左下を操作してください。」と表示されて、以後の操作をさせないようにする。しかし、このとき終了ボタンだけは有効になるように、タッチパネル44の有効範囲の方向付けをしておき、スクロール方向に対して90°ずれた方向に配置してある。
【0046】
このようにタッチパネル44による調整項目を選択するタッチパネル44操作開始時に、タッチパネル44操作部の左右または前後の操作受付必要部位(上下スクロールなら操作部の上下)に操作可能部位がないときは、その操作を無効にする構成とすることで、あるいはタッチパネル44の有効範囲の方向付けをしておくことで、タッチパネル44のあまりに端部を初回にたたくとタッチパネル44上の操作が継続できなくなるため、最初に無効にしておくことで後から操作できなくなるのを防ぐ。
【0047】
また、ヘッドアップディスプレイ3に前述のように無効操作を表示して、さらにタッチパネル44で受付できる位置の指示をヘッドアップディスプレイ3に表示することで使いやすさが向上する。
【0048】
次に前記記憶装置(EEPROM)に記憶された制御データについて説明する。本発明の実施の形態の作業車両に作業機を連結してオートロータリやドラフト制御を行う場合に、該オートロータリやドラフトの制御感度に関し、制御の不感帯や動作速度(油圧流量によって変わる)データを、各々のシステム毎に感度切り換え以外で複数種類持つことができるようにメモリを構成し、更に各々のデータは変更登録・登録内容の選択が可能な構成することで、新しい作業機を用いる場合にも対応できるようにする。
【0049】
このために図3に示す制御機構図でドラフトセンサ53、コントロールレバー(後部に連結した作業機の高さを設定するレバー)47、リフトアームセンサ46、マイコンチェッカ56等の入力手段をコントローラ31に接続し、コントローラからは作業機上昇ソレノイド61、下降ソレノイド62などに出力する。
【0050】
EEPROMには図9(a)のような記憶領域を設定し、それに図9(b)に示すドラフトのエリアとロータリのエリアにそれぞれが該当するデータを登録する。図9に示すメモリの特徴は未登録エリアを備えておき、携帯用マイコンチェッカー等の外部機器より新規な作業用の登録ができるようにしている。
【0051】
耕耘・耕起する作業機には色々な作業機があり、また、新しい作業機の開発もされている。すでに出荷済みのトラクタ等の作業車両に新しい作業機を牽引させる場合に、例えば「ドラフト制御で牽引できるのだが、もう少し敏感になっていると新しい作業機に最適になるのに」とか「プラウも使うのでデータ変換するとプラウの時又変更しないといけない」等の要求がある。
【0052】
そこで図9に示す構成のメモリを備えておくと、オートロータリやドラフト制御などの基本制御毎に感度スイッチ等での切換とは別に複数種類のデータを登録・選択できる。さらに新しい作業機が開発されても本構成のトラクタでは対応できる。
【0053】
また、図9(a)のEEPROMで変更可能なデータは制御不感帯及びシリンダ動作速度(制御流量)とし、オートロータリ(耕耘高さ)に関してはリヤカバーセンサ48の下端基準値自動調整が自動・固定に変更可能な構成にしても良い。
【0054】
従来から知られているリヤカバーセンサ48の下端基準値自動調整機構は、ロータリ装着時に工具を使用していちいち調整する必要が無いので便利である。しかし、作業形態によっては、リヤカバーセンサ48の下端基準値固定ならうまく使えるにもかかわらず、前記自動調整機構があるために基準が変わってしまい使いにくいといった場合がある。例えば、ドラフト機能などが付属してない機種で水田プラウを装着してリヤカバー制御を使おうとする場合、または片培土を装着し、リヤカバーを培土板の上に載せたり、降ろしたりの作業などである。このようなときに上記構成のメモリがあると、作業機や作業形態にマッチしたオートロータリの制御性能を提供できる。
【0055】
また図9(a)のEEPROMで管理するデータの登録内容の選択は、(1)スイッチによる切換え、(2)音声認識による登録、(3)作業機認識による登録、(4)その他の登録(カードでの選択又は画面表示タッチ方式等)である。
【0056】
例えば、ドラフト制御のベース制御はプラウとしておいて、追加するものがプラソイラだとする。登録位置を選択し、そこにプラソイラ用のデータを格納する。作業時は、選択装置(スイッチ切換えとか音声認識等)で選択することで、作業機にマッチした最適制御ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態のトラクタの操縦席前方のフロントガラスにヘッドアップディスプレイを設けた構成図である。
【図2】 図1のトラクタのヘッドアップディスプレイの概要を示す図である。
【図3】 図1のトラクタのタッチパネルと制御装置の構成図である。
【図4】 図1のトラクタのタッチパネルとヘッドアップディスプレイの表示情報の対応関係を説明する図である。
【図5】 図1のトラクタのタッチパネルとヘッドアップディスプレイの表示情報の対応関係を説明する図である。
【図6】 図1のトラクタのタッチパネルとヘッドアップディスプレイの表示情報の対応関係を説明する図である。
【図7】 図1のトラクタのタッチパネルとヘッドアップディスプレイの表示情報の対応関係を説明する図である。
【図8】 図1のトラクタのタッチパネルとヘッドアップディスプレイの表示情報の対応関係を説明する図である。
【図9】 図1のトラクタのEEPROMに設定された記憶アドレス(図9(a))と各記憶エリアに登録された作業機の作業例を示す図(図9(b))である。
【符号の説明】
1 操縦席 2 フロントガラス
3 ヘッドアップディスプレイ
7 ヘッドアップディスプレイユニット
8 方位センサ 11 ボンネット
12 エンジン 19 キャビン
20 メータパネル 21 熱陰極管
22 熱線吸収フィルター(ガラス) 23 液晶表示装置
24 ホログラム 31 コントローラ
32 表示切替スイッチ 40 ステアリングハンドル
41 変速レバー 42 ポジションレバー
44 タッチパネル 45 受信機
46 リフトアームセンサ 47 コントロールレバー
48 リヤカバーセンサ 49 傾斜センサ
50 ストロークセンサ 51 送信機
53ドラフトセンサ 56 マイコンチェッカー
61上昇ソレノイド 62 下降ソレノイド
63水平右ソレノイド 64 水平左ソレノイド
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