JP2002307876A - Idカード作成システム及び画像処理方法 - Google Patents

Idカード作成システム及び画像処理方法

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JP2002307876A
JP2002307876A JP2001114557A JP2001114557A JP2002307876A JP 2002307876 A JP2002307876 A JP 2002307876A JP 2001114557 A JP2001114557 A JP 2001114557A JP 2001114557 A JP2001114557 A JP 2001114557A JP 2002307876 A JP2002307876 A JP 2002307876A
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face
card
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JP2001114557A
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English (en)
Inventor
Masaharu Oguri
雅治 小栗
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被写体の顔部位を撮影する顔撮影系と、この
顔部位に基づいてIDカードを作成するカード作成系が
地理的に離れていた場合においても、カード作成系で目
つぶりの無い最適な顔画像入りIDカードを作成できる
ようにする。 【解決手段】 被写体20の顔を含む上半身を連続撮影
して当該被写体毎に複数の顔画像情報を取得する撮影手
段1と、この撮影手段1により取得された当該被写体の
複数の顔画像情報を記憶する持ち運び可能な記録媒体2
と、被写体毎に記録媒体2から読み出された複数の顔画
像データD1の中から最も開眼状態の良好な顔画像を選
択する制御装置15と、この制御装置15により選択さ
れた顔画像データD1に基づいて従業者証30を作成す
るカード作成手段16とを備えるものである。カード作
成系Bで目つぶりの無い最適な顔画像入りIDカード3
0を作成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、キャッシュカー
ド、従業者証、社員証、会員証、学生証、身分証明書、
外国人登録証及び各種運転免許証などの顔画像入りのI
Dカードを発行するシステムに適用して好適なIDカー
ド作成システム及び画像処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車免許証等の免許証類、身分
証明書、パスポート、外国人登録証、図書館利用カー
ド、キャッシュカード、クレジットカード、従業者証、
社員証、会員証、医療カード及び学生証などのIDカー
ドやその発行申請書などに、デジタル画像情報化した証
明写真を設ける場合が多くなってきた。これらのIDカ
ードには本人の顔画像と、氏名、住所、生年月日、発行
年月日、有効期限等が記録される。しかも、この種の顔
画像情報は静止画用のデジタルカメラや動画用ビデオカ
メラなどを使用して取得される場合が多い。
【0003】一般に証明写真は例えば1年乃至5年の長
期間にわたって画質が劣化しないことが要求される。ま
た、IDカードを作成するIDカード作成システムによ
れば、被撮影者が同一で着衣や髪型が異なる場合でも、
同質の顔画像が得られるような照明装置や、撮影装置、
印刷装置などが要求されている。
【0004】このIDカード作成システムでは照明系、
撮影系及び印刷系が決定されると、顔画像データを色補
正する色変換テーブルを固定して使用される場合が多
い。この色変換テーブルは照明装置や、撮影装置、印刷
装置などの特性が変動しない条件にて最適になるように
設定される。照明系、撮影系又は印刷系のいずれかが変
わると、目視判断により顔部位の頬の色が肌色になるよ
うに色変換テーブルを書き換えることが行われる。これ
は本人確認にも使用される顔画像入りのIDカードにお
いては、被撮影者の顔画像が見た目好ましい色調で印画
する必要があるためである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来例に係
るIDカード作成システムによれば、運用上の理由によ
り被撮影者の顔部位を撮影する顔撮影系と、この顔部位
に基づいてIDカードを作成するカード作成系とが地理
的に離れた場合に、撮影対象が人の顔部位であるため以
下のような問題がある。
【0006】 カード作成系において、顔撮影系から
送られてきた顔画像に目つぶり等の不具合が発生してい
た場合は、その顔画像を用いて、もはやIDカードを作
成することができない。目つぶりを伴った顔画像入りI
Dカードは本人確認手段に使用することに相応しくない
ためである。このような場合に、顔撮影系とカード作成
系とが隣接していれば、再度、被撮影者を呼んで撮影し
直して顔画像情報を得ることができる。しかしながら、
顔撮影系とカード作成系とが地理的に離れており、しか
も、被撮影者が既に帰宅等してその場にいない場合に
は、再度、被撮影者を呼び出し等する必要が生じ、事務
的に非常に手間がかかると共に、IDカードの発行が遅
延するおそれがある。
【0007】因みに、顔撮影系から送られてきた顔画像
に目つぶり等があった場合であって、IDカードの発行
を急ぐ場合には、発行申請書等に添付されている顔写真
を複写してその顔画像を用いたIDカードを発行する方
法が考えられるが、顔画像の画質が劣化するおそれがあ
る。
【0008】 また、複数の撮影機を装備し、これら
の撮影機における環境機差を補正するための色変換テー
ブルを導入したIDカードシステムによれば、顔撮影系
において、撮影機(カメラ)や、照明光源などの交換に
より撮影条件が変動する場合がある。この場合、カード
作成系においては輝度値等の変動量が不明のため、顔撮
影系から送られてきた顔画像情報をプリント出力し、目
視により顔画像の色調を確認しては色変換テーブルを補
正しなくてはならない。これによりプリンタ系の色変換
テーブルの変更に手間がかかる。
【0009】そこで、この発明は上述した課題を解決し
たものであって、被撮影者の顔部位を撮影する顔撮影系
と、この顔部位に基づいてIDカードを作成するカード
作成系が地理的に離れていた場合においても、カード作
成系で目つぶりの無い最適な顔画像入りIDカード等を
作成できるようにしたIDカード作成システム及び画像
処理方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係るIDカード作成システムは被撮影者の
顔を含む上半身を連続撮影して当該被撮影者毎に複数の
顔画像情報を取得する撮影手段と、この撮影手段により
取得された当該被撮影者の複数の顔画像情報を記憶する
持ち運び可能な記録媒体と、被撮影者毎に記録媒体から
読み出された複数の顔画像情報の中から最も開眼状態の
良好な顔画像を選択する制御装置と、この制御装置によ
り選択された顔画像情報に基づいてIDカードを作成す
るカード作成手段とを備えることを特徴とするものであ
る。
【0011】本発明に係るIDカード作成システムによ
れば、被撮影者の顔部位を撮影する顔撮影系と、この顔
部位に基づいてIDカードを作成するカード作成系が地
理的に離れている場合に、顔撮影系では被撮影者の顔を
含む上半身を連続撮影して撮影手段により当該被撮影者
毎に複数の顔画像情報が取得される。この撮影手段によ
り取得された当該被撮影者の複数の顔画像情報は持ち運
び可能な記録媒体に記憶される。
【0012】この記憶媒体はカード作成系に搬送され
る。カード作成系では、被撮影者毎に記録媒体から読み
出された複数の顔画像情報の中から最も開眼状態の良好
な顔画像、例えば、一番目が開いている状態の画像が制
御装置によって選択される。この制御装置により選択さ
れた顔画像情報に基づいてカード作成手段ではIDカー
ドを作成するようになされる。
【0013】従って、被撮影者の顔部位を撮影する顔撮
影系と、この顔部位に基づいてIDカードを作成するカ
ード作成系が地理的に離れている場合においても、カー
ド作成系で目つぶりの無い最適な顔画像入りIDカード
を作成することができる。これにより、目つぶり顔画像
の誤選択を原因とするIDカードの再発行を無くすこと
ができる。
【0014】本発明に係る画像処理方法は被撮影者の顔
部位を撮影する顔撮影系と、この顔部位に基づいてID
カードを作成するカード作成系との間で顔画像を処理す
る方法であって、顔撮影系で被撮影者の顔を含む上半身
を連続撮影して当該被撮影者毎に複数の顔画像情報を取
得し、ここで取得された被撮影者の複数の顔画像情報を
持ち運び可能な記録媒体に記憶し、この記録媒体を顔撮
影系からカード作成系へ搬送し、その後、カード作成系
で記録媒体から順次、顔画像情報を読出し、被撮影者毎
に記録媒体から読み出された複数の顔画像情報の中から
最も開眼状態の良好な顔画像を選択し、ここで選択され
た顔画像に基づいてIDカードを作成することを特徴と
するものである。
【0015】本発明に係る画像処理方法によれば、被撮
影者の顔部位を撮影する顔撮影系と、この顔部位に基づ
いてIDカードを作成するカード作成系が地理的に離れ
ている場合においても、カード作成系で目つぶりの無い
最適な顔画像入りIDカードを作成することができる。
従って、目つぶり顔画像の誤選択を原因とするIDカー
ドの再発行を無くすことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、この
発明の実施形態としてのIDカード作成システム及び画
像処理方法について説明をする。 (1)実施形態 図1は、本発明に係る実施形態としてのIDカード作成
システム10の構成例を示すブロック図である。この実
施形態では被撮影者の顔を含む上半身を連続撮影して当
該被撮影者毎に複数の顔画像情報を取得する。ここで取
得された被撮影者の複数の顔画像情報を持ち運び可能な
記録媒体に記憶されて搬送されることを前提にする。そ
して、この記録媒体から被撮影者毎に複数の顔画像情報
を読み出し、ここで読み出された複数の顔画像情報の中
から最も開眼状態の良好な顔画像に基づいてIDカード
を作成するカード作成手段を備え、被撮影者の顔部位を
撮影する顔撮影系と、この顔部位に基づいてIDカード
を作成するカード作成系が地理的に離れていた場合にお
いても、カード作成系で目つぶりの無い最適な顔画像入
りIDカードを作成できるようにしたものである。
【0017】図1に示すIDカード作成システム10は
被撮影者20の顔部位を撮影する顔撮影系Aと、この顔
部位に基づいてIDカード30を作成するカード作成系
Bとが地理的に離れている場合において極めて好適であ
る。このシステム10は顔撮影系Aに撮影手段1を有し
ており、被撮影者20の顔を含む上半身を連続撮影して
当該被撮影者20毎に複数の顔画像情報を取得するよう
になされる。
【0018】この撮影手段1には図示しない撮影機(カ
メラ)や、情報書込み制御装置などが含まれる。撮影機
にはカラー用の静止画用デジタルカメラや、動画用ビデ
オカメラが使用され、赤色、青色、緑色の3色の色信号
R,G,Bや、輝度信号Yなどのコンポジット信号を出
力されるものが好ましい。
【0019】撮影手段1には持ち運び可能で脱着可能な
記録媒体2が装着され、この撮影手段1により取得され
た当該被撮影者20の複数の顔画像情報を記憶するよう
になされる。記録媒体2には光磁気ディスク(CD)
や、ミニディスク(MD)などのディスク状記録媒体が
使用される。この記録媒体2は撮影手段1から取り外さ
れて顔撮影系Aからカード作成系Bへ搬送手段3により
搬送される。搬送手段3には自動車、バイク、航空機、
船舶が利用され、これらを応用した郵送便や、宅配便な
どが対象とされる。
【0020】このシステム10を各地域毎に複数設置す
る場合には当該顔画像系に複数の撮影手段1が設けられ
る。この場合は、撮影手段1のうちの1台を基準撮影手
段1としたとき、任意の撮影手段1により取得された該
被撮影者20の顔画像情報に対して当該顔画像系の撮影
手段1と基準撮影手段1との環境機差に基づく参照色情
報を付加するようになされる。
【0021】この環境機差とは撮影手段1の設置場所
や、照明光源、撮影機の種類の相違による特性差をい
う。環境機差には蛍光灯やハロゲンランプ等の照明光源
の相違による色温度差や、撮影装置の設置される場所の
天井灯等の外光の影響などがある。
【0022】これらの顔撮影系Aの環境機差をカード作
成系Bで補正して均一な顔画像を形成するようになされ
る。この参照色情報は持ち運び可能な他の記録媒体2に
記録してカード作成系Bへ搬送するようになされる。カ
ード作成系Bで記録媒体2に記録された参照色情報に基
づいて色変換テーブルを補正するためである。
【0023】この色変換テーブルはカード作成系Bに予
め標準化されたものが設けられる。カード作成系Bでは
顔画像情報に付加された参照色情報に基づいて色変換テ
ーブルを補正し、ここで補正された色変換テーブルに基
づいて顔画像情報を色変換し、この色変換後の顔画像情
報に基づいて当該被撮影者のIDカードを作成するよう
になされる。
【0024】このシステム10ではこれに限られること
はなく、被撮影者の顔画像情報をそのまま顔撮影系から
カード作成系Bへ搬送する場合であって、当該顔撮影系
の環境機差に基づく参照色情報を持ち運び可能な他の記
録媒体に記録してカード作成系Bへ搬送するようにして
もよい。この場合は記録媒体から参照色情報を読み出し
て色変換テーブルを補正するようになされる。
【0025】また、カード作成系Bで色補正をするので
はなく、被撮影者の顔画像情報を顔撮影系で参照色情報
に基づいて補正を済ませておいて、補正後の顔画像情報
を記録媒体に記録してカード作成系Bへ搬送するように
してもよい。このようにすると、参照色情報を記録媒体
に記録したり、それを顔撮影系Aからカード作成系Bへ
搬送する手間が省ける。
【0026】このシステム10でカード作成系Bには制
御装置15が備えられ、記録媒体2から被撮影者毎に顔
画像情報が読み出され、ここで読み出された複数の顔画
像情報の中から最も開眼状態の良好な顔画像を選択する
ようになされる。この制御装置15は記録媒体2から読
み出した当該被撮影者20の複数の顔画像情報に関し
て、その被撮影者20の顔画像の全ての目の領域を検出
し、その後、任意の1つ顔画像の目と他の顔画像の目と
を比較して目の大きい方を抽出し、ここで抽出された顔
画像の目と更に他の顔画像の目とを比較しては目の大き
い方を抽出して、複数の顔画像情報の中から最も開眼状
態の良好な顔画像を選択するようになされる。
【0027】この制御装置15にはカード作成手段16
が接続され、この制御装置15より選択された顔画像情
報に基づいてIDカード30を作成するようになされ
る。例えば、カード作成手段16には予め標準化された
色変換テーブルが設けられ、顔画像情報に付加された参
照色情報に基づいて色変換テーブルを補正し、ここで補
正された色変換テーブルに基づいて顔画像情報を色変換
し、この色変換テーブルによって色変換された顔画像情
報に基づいて当該被撮影者20のIDカード30を作成
するようになされる。
【0028】この制御装置15には記憶装置18が接続
され、制御装置15により選択された当該被撮影者20
の最も開眼状態の良好な顔画像を基準顔画像情報とした
とき、この基準顔画像情報を含む参照顔画像情報を記憶
するようになされる。更に、制御装置15には表示装置
13及び操作手段14が接続されている。表示装置13
には記録媒体2から読み出された当該被撮影者20の基
準顔画像を含む参照顔画像を同一画面に表示するように
なされる。表示装置13には液晶表示モニタやCRTモ
ニタが使用される。操作手段14は表示装置13に表示
された基準顔画像を含む参照顔画像の中から任意の顔画
像を選択するためにオペレータによって操作される。
【0029】続いて、本発明に係る画像処理方法につい
て当該IDカード作成システム10における処理例につ
いて説明をする。図2はIDカード作成システム10に
おける処理例を示すフローチャートである。この実施形
態では被撮影者20の顔部位を撮影する顔撮影系Aと、
この顔部位に基づいてIDカード30を作成するカード
作成系Bとが離れた場所に設けられ、この顔撮影系Aと
カード作成系Bとの間で顔画像を処理する場合を想定す
る。
【0030】これを前提にして、図2のフローチャート
のステップA1で顔撮影系Aでは被撮影者20の顔を含
む上半身を連続撮影して撮影手段1により当該被撮影者
毎に複数の顔画像情報が取得される。その後、ステップ
A2に移行して被撮影者20の複数の顔画像情報は持ち
運び可能な記録媒体2に記憶される。そして、ステップ
A3で記録媒体2を顔撮影系Aからカード作成系Bへ搬
送手段3を使用して搬送する。その後、カード作成系B
ではステップA4で制御装置15により、記録媒体2か
ら順次、被撮影者20の顔画像情報が読出される。
【0031】そして、被撮影者20毎に記録媒体2から
読み出された複数の顔画像情報の中から、ステップA5
で制御装置15により最も開眼状態の良好な顔画像が選
択される。その後、ステップA6ではカード作成手段1
6により最も開眼状態の良好な顔画像に基づいてIDカ
ード30を作成するようになされる。
【0032】従って、被撮影者20の顔部位を撮影する
顔撮影系Aと、この顔部位に基づいてIDカード30を
作成するカード作成系Bが地理的に離れている場合にお
いても、カード作成系Bで目つぶりの無い最適な顔画像
入りIDカード30を作成することができる。これによ
り、目つぶり顔画像の誤選択を原因とするIDカード3
0の再発行を無くすことができる。
【0033】(2)実施例 図3は本発明に係る実施例としての従業者証作成システ
ム100の構成例を示すイメージ図である。この実施例
はIDカード作成システムを従業者証作成システム10
0に応用したものである。このシステム100では、I
Dカードの一例となる従業者証30の発行を要求する被
撮影者(以下で発行要求者20という)の顔を含む上半
身を連続撮影して当該発行要求者毎に複数の顔画像情報
(以下で顔画像データD1という)が取得される。
【0034】そして、ここで取得された発行要求者20
の複数の顔画像データD1を持ち運び可能なミニディス
ク(記録媒体)2等に記憶されて搬送されることを前提
とする。このミニディスク2から発行要求者毎に複数の
顔画像データD1を読み出し、ここで読み出された複数
の顔画像データD1の中から最も開眼状態の良好な顔画
像に基づいて従業者証30を作成する従業者証プリンタ
16を備え、従業者証30の顔撮影系Aと、その従業者
証作成系Bとが地理的に離れていた場合においても、従
業者証作成系Bで目つぶりの無い最適な顔画像入り従業
者証30を作成できるようにしたものである。
【0035】図3に示す従業者証作成システム100は
顔撮影系A及び従業者証作成系Bの2つに処理が分担さ
れ、IDカードの一例となる従業者証30を発行するよ
うになされる。顔撮影系Aは従業者証30を発行する各
県の出張所等に設けられ、例えば、撮影手段の一例とな
るn台の撮影ユニットUi(i=1〜n)、コンピュー
タ90、画像メモリ用の外付け記憶装置12、照明光源
21などを備えている。
【0036】コンピュータ90は制御装置5や、液晶表
示モニタ6、キーボート7などを有している。ここで撮
影ユニットU1内の撮影機のカメラNoを例えば#CA
1とし、他の撮影ユニットU2内の撮影機のカメラNo
を#CA2とする。
【0037】撮影ユニットU1等では照明光源21の下
で発行要求者20の顔を含む上半身を連続撮影して当該
発行要求者20毎に複数の顔画像データD1を取得する
ようになされる。顔撮影系Aでは発行要求者20の顔を
含む上半身を正面及び/又は斜めから連続撮影するとよ
い。目つぶりの無い顔画像を選択するためである。
【0038】撮影ユニットU1には撮影機として赤色、
青色、緑色の3色の色信号R,G,Bや、輝度信号Yな
どのコンポジット信号を出力するカラー用の静止画用の
デジタルカメラや、動画用のビデオカメラが備えられ
る。動画用のビデオカメラを使用した場合は、瞬時に連
続して顔画像が取り込めるため、発行要求者20の目の
位置、顔の傾き、照明条件等の変動要因は無視できる範
囲となる。
【0039】撮影ユニットU1等にはコンピュータ90
が接続されており、このコンピュータ90の制御装置5
には液晶表示モニタ6、キーボート7及び外付け記憶装
置12が接続されている。この記憶装置12には数GB
〜数十GB程度のメモリ容量のハードディスク等が使用
される。数千人分の顔画像データD1を記憶できるよう
にするためである。
【0040】この記憶装置12では制御装置5の書込み
制御を受けて撮影ユニットU1等から得られた当該発行
要求者毎の複数の顔画像データD1が記憶されバックア
ップされる。記憶装置12はコンピュータ90に内蔵さ
れるタイプのものであってもよい。
【0041】液晶表示モニタ6には従業者証作成系Bへ
搬送するための発行要求者毎の複数の顔画像データD1
が表示できるようになされている。キーボート7は発行
要求者20の個人識別番号IDを入力する際に操作され
たり、従業者証作成系Bへ搬送するための発行要求者の
顔画像データD1をミニディスク2に書込むときに操作
される。
【0042】制御装置5には記録媒体の一例となる持ち
運び可能なミニディスク2が装着され、この撮影ユニッ
トU1等により取得された当該発行要求者20の複数の
顔画像データD1を記憶するようになされる。ミニディ
スク2は数百MB程度のメモリ容量の磁気ディスクが使
用される。この例では数百人分の顔画像データD1を記
憶できるようになされている。顔画像データD1は個人
識別番号IDを付加して記憶される。本人の個人識別番
号IDと本人の顔画像データD1との整合性を確保する
ためである。
【0043】記録媒体にはミニディスク2の他に光磁気
ディスク(CD)を用いてもよい。このミニディスク2
は制御装置5から取り外されて顔撮影系Aから従業者証
作成系Bへ搬送手段3により搬送される。搬送手段3に
は自動車、バイク、航空機、船舶が利用され、これらを
利用した郵送便や、宅配便などが適用される。
【0044】この例で、従業者証作成系Bは例えば、従
業者証30を発行する各県の支社に設けられ、従業者証
作成系Bにはコンピュータ17が備えられ、このコンピ
ュータ17は液晶表示モニタ13、キーボード(オペレ
ーションパネル)14及び制御装置15を有している。
【0045】液晶表示モニタ13は表示装置の一例であ
り、ミニディスク2から読み出された当該発行要求者2
0の基準顔画像を含む参照顔画像を同一画面に表示する
ようになされる。キーボード14は操作手段の一例であ
り、液晶表示モニタ13に表示された基準顔画像を含む
参照顔画像の中から任意の顔画像を選択するためにオペ
レータによって操作される。
【0046】制御装置15ではミニディスク2から発行
要求者毎に顔画像データD1を読み出し、ここで読み出
された複数の顔画像データD1の中から最も開眼状態の
良好な顔画像を選択するようになされる。この制御装置
15はミニディスク2から読み出した当該発行要求者2
0の複数の顔画像データD1に関して、その発行要求者
20の顔画像の全ての目の領域を検出し、その後、任意
の1つ顔画像の目と他の顔画像の目とを比較して目の大
きい方を抽出し、ここで抽出された顔画像の目と更に他
の顔画像の目とを比較しては目の大きい方を抽出して、
複数の顔画像データD1の中から最も開眼状態の良好な
顔画像を選択するようになされる。
【0047】例えば、顔部位から目を含む関心領域内の
輝度変化を検出する。そして、有意な変化があった部分
の面積を求める。そして瞬きを検出し、瞬き以外の画像
を目つぶりの無い画像として選択する。あるいは、瞬き
の画像から最も時間的に離れた画像を目つぶりのない画
像として選択してもよい(「マルチメディアセンシング
による完全無拘束居眠り運転防止システム100の開
発」、第4回画像センシングシンポジウム講演論文集、
pp285−288、1998)。
【0048】また、顔画像を画像処理して上瞼線及び下
瞼線を検出し、ここで検出された上瞼線及び下瞼線の間
隔を測定する。そして、間隔が最大の顔を目つぶりの無
い画像として判定してもよい(「顔画像の中から目の特
徴点抽出」、電子情報通信学会論文誌、D−II、No.
8 pp,1796−1804,1998.8)。
【0049】この他に、顔部位の目の開閉状態の検出に
関しては、特開平6−129834号及び、特開平10
−307923号公報等で顔部品の抽出技術が開示され
ており、これらの技術文献を参照して顔画像から目を抽
出することにより最も開眼状態の良好な顔画像を選択す
ることができる。例えば、顔画像データD1から目の投
影データを抽出し、この目の投影データにおける画素の
黒の領域面積を比較して最も大きいものを目が開いてい
ると判断する。これにより、容易に良好な顔画像の抽出
を行うことができる。
【0050】上述した処理は顔撮影系Aで予め行って最
も開眼状態の良好な顔画像を選択し、この顔画像を含む
前後の顔画像を一緒にしてミニディスク2に格納し従業
者証作成系Bへ転送するようにしてもよい。顔撮影系A
で選択された顔画像に対して従業者証作成系Bで他の顔
画像を選択することができる。
【0051】この制御装置15には記憶装置の一例とな
るハードディスク装置18が接続され、制御装置15に
より選択された当該発行要求者20の最も開眼状態の良
好な顔画像を基準顔画像データD1としたとき、この基
準顔画像データD1を含む参照顔画像データD1を記憶
管理するようになされる。従業者証30の更新時や再発
行時に参照するためである。制御装置15には図示しな
いファイリング装置が接続され、個人識別番号ID+顔
画像データD1+個人情報D2+申請書データD3など
が格納される。
【0052】この制御装置15には従業者証プリンタ1
6が接続され、この制御装置15より選択された顔画像
データD1に基づいて従業者証30を作成するようにな
される。従業者証プリンタ16には予め標準化された色
変換テーブル(以下で色補正LUTという)が設けら
れ、顔画像データD1を色補正LUTで色変換し、ここ
で色変換補正された顔画像データD1に基づいて当該発
行要求者20の従業者証30を作成するようになされ
る。
【0053】続いて、撮影ユニットUiの構成例につい
て説明をする。図4は各々の撮影ユニットUiの構成例
を示すブロック図である。この例で基準撮影ユニットU
1から各々の撮影ユニットUiに色補正LUTが配布さ
れる場合を想定する。色補正LUTは、基準撮影ユニッ
トU1で基準被写体を撮影して二値データ化した基準撮
影情報に基づいて作成した参照テーブル情報である。
【0054】図4に示す撮影ユニットUiはカメラ82
を有しており、蛍光灯などの照明光源21の下で発行要
求者20の顔画像を撮影して顔画像データD1を出力す
るようになされる。顔画像データD1は従業者証30の
顔写真の欄に顔画像を形成するために使用される。この
例で従業者証明写真の大きさは、縦の長さが30mm、
横の長さが24mm程度である。このカメラ82には静
止画用のデジタルカメラや、動画用のビデオカメラなど
が使用される。カメラ82にはシステムバス88が接続
されている。
【0055】このシステムバス88にはRAM82が接
続され、カメラ82により得られた顔画像データD1が
一時記憶される。RAM82にはシステムバス88を通
じてCPU(中央演算装置)84が接続され、基準撮影
ユニットU1から配布された色補正LUTを使用して発
行要求者20の顔画像の色を補正するようになされる。
【0056】例えば、当該撮影ユニットUiで通常撮影
モードと誤差補正モードとが準備される。通常撮影モー
ドでは被撮影者を撮影するようになされ、誤差補正モー
ドでは基準撮影情報と参照画像情報との誤差値を計算し
て顔画像データD1を補正するようになされる。参照画
像情報とは各々の撮影ユニットUiで参照被写体を撮影
して二値データ化した情報である。
【0057】システムバス88には更にEEPROM
(電気的にデータの書込み及び消去可能な読み出し専用
メモリ)85が接続され、例えば色補正LUTが記録さ
れる。色補正LUTはEEPROM85の他、HDD8
1に記録しておいてもよい。CPU84にはシステムバ
ス88を通じてキーボード83が接続され、色補正LU
Tを書き換えるときに、誤差補正モードを設定するよう
になされる。
【0058】この誤差補正モードを実行するに当たっ
て、専用のID番号情報を入力するようになされる。色
補正LUTの情報書き換えの信頼性を確保するためであ
る。つまり、誤差補正モードを実行する場合は、顔画像
を撮影して従業者証30を発行する通常の撮影動作モー
ドと区別して、基準撮影ユニットU1から配布を受けた
色補正LUTの誤差補正のみを行う必要があるので、専
用のID番号情報が必要になる。この例ではID番号情
報の他にキーボード83を使用して発行要求者20の個
人識別番号IDも入力するようになされる。
【0059】上述のシステムバス88には所定の記憶容
量を有した固定ディスク駆動装置(以下で単にHDDと
いう)81が接続され、基準撮影ユニットU1では基準
撮影情報が記録保存され、それ以外の撮影ユニットUi
では基準撮影情報及び参照画像情報が記録保存される。
色補正LUTをHDD81に記録してもよい。この色補
正LUTにより変換された顔画像データD1はHDD8
1に一時記録される。
【0060】更にシステムバス88にはモニタ17が接
続され、椅子79に着座した発行要求者20と当該撮影
ユニットUiのカメラ82の位置合わせの際に、その発
行要求者20の顔画像がモニタ87に表示するようにな
される。発行要求者20はモニタを見ながらカメラ82
に対する位置合わせを行うことができる。担当係官は撮
影した発行要求者20の顔画像(静止画)をモニタ87
に表示して従業者証用写真として適格か否かを確認する
ことができる。
【0061】なお、システムバス88には通信機能を有
したI/Oポート89が接続されている。このI/Oポ
ート89を利用してLANやUSBなどの通信ケーブル
を通じて図示しないコンピュータ90に接続し、各々の
撮影ユニットUiで取得補正された顔画像データD1を
転送するようになされる。
【0062】続いて、顔画像データD1の色補正方法に
ついて説明をする。図5は撮影ユニットUiにおける基
準撮影画像の撮影例を示すイメージ図である。図6は情
報取得領域の設定例を示すイメージ図である。
【0063】この例では、図3に示したn台の撮影ユニ
ットUi(i=1〜n)のうちの任意の1台を例えば、
基準撮影ユニットU1と定め、この基準撮影ユニットU
1により取得された基準撮影画像に基づいて基準撮影ユ
ニットU1以外の撮影ユニットUiにより取得された顔
画像データD1の誤差補正をするようになされる。この
補正は基準撮影ユニットU1と他の撮影ユニットUiと
の環境機差を無くすためである。
【0064】この環境機差には顔撮影系Aの蛍光灯やハ
ロゲンランプ等の照明光源の相違による色温度差や、撮
影装置の設置される場所の天井灯等の外光の影響などが
ある。この例では顔撮影系Aで顔画像データD1を補正
する場合と、従業者証作成系Bで顔画像データD1を補
正する場合とが対象となる。
【0065】 顔撮影系Aの色補正LUTによる顔画
像データD1の補正処理 顔撮影系Aにおける補正処理では各々の撮影ユニットU
iに色補正LUTが配布されることを前提にして、図5
に示す基準撮影ユニットU1により基準被写体71を撮
影して基準撮影画像が取得される。基準被写体71は発
行要求者(被撮影者)20が椅子79に座っていない状
態の青色の背景板70や、白色板77、肌色板88等で
ある。背景板70は被撮影者の背景となり、白色板77
や肌色板88等は撮影条件を把握するためのものであ
る。
【0066】背景板70は縦の長さが1.8m程度で横
の長さが0.9〜1.2m程度であり、正面が水色(青
色)を有している。白色板77は縦の長さが10cm程
度で横の長さが20cm程度であり、正面が白色を有し
ている。肌色板88は縦の長さが10cm程度で横の長
さが20cm程度であり、正面が肌色を有している。
【0067】基準被写体71は任意の照明光源21下
で、しかも、従業者証申請者20が椅子79に座ってい
ない状態でフレーミング動作によりカメラの位置決めを
した後に撮影され、この撮影画像が基準撮影画像として
取り扱われる。照明光源21には通常の蛍光灯や、ハロ
ゲンランプが使用される。
【0068】この例で、図6の波線円内図に示すような
基準撮影画像が取得されるが、この基準撮影画像におい
て、白色取得領域77A、肌色取得領域78A及び青色
取得領域70A,70Bが設定される。各々の色の取得
領域に関して参照撮影画像(以下でチャート画像ともい
う)に対する誤差を計算するためである。
【0069】この基準撮影画像に基づいて他の撮影ユニ
ットUiにおける色補正LUTが修正するようになされ
る。この色補正LUTは基準撮影ユニットU1で撮影し
た顔画像を基準となる従業者証プリンタ16において出
力したとき、適正な色調が得られるように、他の撮影ユ
ニットUiにおける顔画像に対して輝度・色相・彩度な
どの変換を行うための色変換テーブルである。
【0070】そして、この色補正LUTを基準撮影ユニ
ットU1以外の撮影ユニットUiに適用するに当たっ
て、基準撮影ユニットU1以外の撮影ユニットUiでは
誤差補正モードが設定されると、図4に示したカメラ8
2で参照被写体を撮影して参照画像(チャート画像)が
取得される。CPU84では参照画像情報と基準撮影情
報とを比較して誤差値が算出される。ここで基準被写体
71に係る白色取得領域77Aの基準撮影画像と、参照
被写体に係る白色取得領域のチャート画像とがCPU8
4によって比較され、両者の誤差が求められる。
【0071】同様にして、基準被写体71に係る肌色取
得領域78Aの基準撮影画像と、参照被写体に係る肌色
取得領域のチャート画像とが比較され、両者の誤差が求
められる。更に、基準被写体71に係る青色取得領域7
0A、70Bの基準撮影画像と、参照被写体に係る青色
取得領域のチャート画像とが比較され、両者の誤差が求
められる。この誤差を無くすように、各々の撮影ユニッ
トUiに配布された色補正LUTが修正される。具体的
にはEEPROM85に記録された色補正LUTがCP
U84によって修正される。
【0072】この修正に関してはカメラ撮影条件を補正
するのではなく、色補正LUTについて誤差分が無くな
るように基準値をシフトするようになされる。もちろ
ん、カメラ撮影条件を誤差分だけ補正して被撮影者を撮
影するようにしてもよい。これにより、基準撮影ユニッ
トU1以外の撮影ユニットUiにより取得された発行要
求者20の顔画像を色補正した出力画像と、基準撮影ユ
ニットU1により取得された発行要求者20の顔画像を
色補正した出力画像とを揃えることができる。
【0073】従って、各々の撮影ユニットU1〜Unで
照明光や環境温度等の撮影条件がばらついた場合であっ
ても、適正に調整された従業者証プリンタ16におい
て、高品質の顔画像入りの従業者証30を作成すること
ができる。
【0074】このように、顔撮影系Aで発行要求者20
の顔画像データD1を色補正LUTに基づいて補正を先
に済ませておいて、補正後の顔画像データD1をミニデ
ィスク2に記録して従業者証作成系Bへ搬送するように
なされる。このようにすると、従業者証作成系Bには標
準化された色変換テーブルを備えれば足りる。しかも、
参照画像情報をミニディスク2に記録したり、それを顔
撮影系Aから従業者証作成系Bへ搬送する手間を省くこ
とができる。
【0075】ここで、基準撮影ユニットU1とされたカ
メラ#CA1の基準撮影情報で他の撮影ユニットUiの
カメラ#CA2の色補正LUTを修正する方法について
説明をする。図7は他の撮影ユニットUiのカメラ#C
A2における色補正LUTの修正例を示すフローチャー
トである。
【0076】この例では、基準撮影ユニットU1とされ
たカメラ#CA1が原器(標準機器)であり、他の撮影
ユニットUiのカメラ#CA2等を調整すべき機器とし
たとき、基準被写体71に予め3色の色票を含めて置く
ようになされる。これを用いて最適なマトリクスを決め
るようにする。
【0077】基本的に色補正LUTなどの誤差は3つの
色の入出力関係があればマトリクス計算により求めるこ
とができる。このときの色票には白色、肌色、その他の
色(例えば、背景の青や緑)が最適である。色票を構成
する色は一次従属にならないように選択することが好ま
しい。例えば、肌色と青色は補色関係になるため、一次
従属に近くなり計算精度が劣化するが、実際の計算は次
のように行う。
【0078】これを前提にして、まず、図7に示すフロ
ーチャートのステップB1で基準撮影ユニットU1とさ
れたカメラ#CA1で基準被写体71に含まれる色票を
撮影する。この撮影結果データはカメラ#CA1のHD
D81等に記憶される。次に、ステップB2で他の撮影
ユニットUiのカメラ#CA2で同じ色票を撮影する。
このとき、基準被写体71を参照被写体となされる。こ
の撮影結果データはカメラ#CA2のHDD81に記憶
される。
【0079】その後、ステップB3で図6の波線円内図
に示すような基準撮影画像が取得されるが、この基準撮
影画像に設定された、白色取得領域77A、肌色取得領
域78A及び青色取得領域70A,70Bの各々の色の
画像データが切り出される。このとき、色票のほぼ中央
部分にある程度の大きさを持った面積を平均化すること
でノイズの影響を取り除くことができる。色票の位置は
固定されていることが好ましい。この例では色票や形状
やマークに従い自動的に白色取得領域77A、肌色取得
領域78A及び青色取得領域70A,70Bが認識さ
れ、これらの領域が切り出される。
【0080】その後、ステップB4でカメラ#CA1や
カメラ#CA2で取得された画像データに関して階調特
性をリニアにする。これはカメラの出力が1/2.2乗
の階調特性になっているものがあり、この場合には2.
2乗のカーブを用いて階調特性を線形に変換するように
なされる。その他の特性をもつカメラではグレーチャー
トなどを用いて実測により線形変換をするとよい。この
ときにはISO14524:1999 Photography-e
lectronic still Picture Cameras−Methods for M
easuring Opto-electronic Conversion function
(OECFs)を用いることができる。
【0081】そして、ステップB5で(1)式〜(6)
式を用いて、他の撮影ユニットUiのカメラ#CA2の
RGB値を基準撮影ユニットU1とされたカメラ#CA
1のRGBに変換するマトリクスAを求める。m個の色
票を用いたとき、ここでは白色、肌色及び青色のm=3
個であり、3行3列の行列式が得られる。ここで、基準
撮影ユニットU1とされたカメラ#CA1の色票に対す
るRGB値のマトリクスをTとし、同様にして、他の撮
影ユニットUiのカメラ#CA2の色票に対するRGB
値のマトリクスをSとすると、マトリクスAは(1)式
で計算される。
【0082】
【数1】
【0083】但し、カメラ#CA1に係るマトリクスT
は(2)式により演算され、同様にして、カメラ#CA
2に係るマトリクスSは(3)式により演算される。カ
メラ#CA1のマトリクスクス要素はRoi、Goi、
Boi(i=1〜m,m=3)であり、カメラ#CA2
のマトリクスクス要素はRi、Ri、Bi(i=1〜
m,m=3)である。
【0084】
【数2】
【0085】従って、色補正変換マトリクスAが求まれ
ば、カメラ#CA2のRGB値をSkとしたとき、カメ
ラ#CA1に近似されたRGB値Tkは(4)式により
演算することができる。 Tk=ASk・・・・・・(4) 但し、カメラ#CA1に係るRGB値Tkは(5)式で
あり、カメラ#CA2に係るRGB値Skは(6)式で
与えられる。
【0086】
【数3】
【0087】この(4)〜(6)式を用いることにより
ステップB6で色補正LUTを修正するようになされ
る。
【0088】この例で高速に色補正変換するためにはリ
アルタイムにマトリクス計算を行うよりも、予め色補正
LUTを作成して、この色補正LUTを補間演算する方
法(色補正LUT+補間処理)が採られる。そこで、カ
メラ#CA1及びカメラ#CA2に係るRGB値を適当
な間隔を持って組み合わせ(例えば0,8,16,2
4,・・・248,255)、その値をステップB4に
従って階調変換し、(4)式を用いて色補正変換をする
ようになされる。この結果をステップB4で用いた階調
変換の逆変換をして戻すようにする。
【0089】この入出力関係を記憶した色補正LUTと
補間演算器によりカメラ#CA2のRGB値をカメラ#
CA1のRGB値に近似させた色補正データを出力する
ようになされる。この際の補間演算には例えば特開昭5
8−123202号公報に開示されている手法を用いる
ことができる。また、マトリクス計算された結果は負に
なる場合があるが、この場合には「0」にクリッピング
するとよい。
【0090】これらの演算処理を用いることにより、他
のカメラ#CAiや照明環境の相違を吸収することがで
き、撮影場所や撮影ユニットによらずに安定して顔画像
などの色再現をすることができる。色補正処理はユニッ
ト間で適用する場合に限られることはなく、ここで求め
た誤差算出マトリクスをプリンタ側の色補正LUTを結
合して使用してもよい。従業者証プリンタ16等で画像
入力から調整された色をサーマルプリンタ等に出力する
までを1つのテーブルとすることができ、画像データ処
理の高速化が図れる。
【0091】なお、色票に関して白色、肌色及び青色の
場合について説明したが、これに限られることはない。
これらの合計m=3色で計算する場合に、一次従属とな
るときは、緑・マゼンタ方向の誤差が大きく発生する場
合がある。この場合は、緑又はマゼンタ方向の仮データ
を(2)式、(3)式に加えることにより、精度は若干
低下するものの安定したマトリクス計算が可能となる。
例えば、(R,G,B)=(0,0.1,0)なるデー
タを(2)式、(3)式に加えて用いることにより、独
立な関係が成立し、安定したマトリクス演算が可能とな
る。もちろん、色票作成コストアップを除外するなら
ば、予め色票に緑色データを加えて置いてもよい。
【0092】 従業者証作成系Bの色補正LUTによ
る顔画像データD1の補正処理 従業者証作成系Bにおける補正処理では予め標準化した
色変換テーブルが従業者証作成系Bに配布される。これ
を前提にして、n台の撮影ユニットUi(i=1〜n)
のうちの1台を基準撮影ユニットU1としたとき、任意
の撮影ユニットUiにより取得された、これらの発行要
求者20の顔画像データD1に対して基準撮影ユニット
U1と撮影ユニットUiとの環境機差に基づく参照色情
報を付加するようになされる。顔撮影系Aの環境機差を
従業者証作成系Bで補正して均一な顔画像を形成するた
めである。
【0093】この例で、従業者証作成系Bでは顔画像デ
ータD1に付加された参照色情報に基づいて色変換テー
ブルを補正し、ここで補正された色変換テーブルに基づ
いて顔画像データD1を色変換し、この色変換後の顔画
像データD1に基づいて発行要求者20の従業者証30
を作成するようになされる。
【0094】もちろん、環境機差に係る色補正方法はこ
れに限られることはなく、発行要求者20の顔画像デー
タD1をそのまま顔撮影系Aから従業者証作成系Bへ搬
送する場合であって、当該顔撮影系Aの環境機差に基づ
く参照色情報を持ち運び可能な他のミニディスク2’に
記録して従業者証作成系Bへ別途搬送するようにしても
よい。この場合は従業者証作成系Bでミニディスク2’
から参照色情報を読み出して色変換テーブルを補正する
ようになされる。
【0095】この顔画像データD1のミニディスク2と
参照色情報のミニディスク2’とを分けて搬送するよう
にしたのは、顔画像用のミニディスク2が頻繁に顔撮影
系Aから従業者証作成系Bへ搬送されるのに対して、参
照色用のミニディスク2’は搬送頻度が少ないこと、及
び、顔撮影系Aの撮影環境条件が変動しない限り従業者
証作成系Bの色変換テーブルの変更が必要ないことによ
る。
【0096】続いて、従業者証作成系Bにおける顔画像
の選択例について説明をする。図8は従業者証作成系B
におけるコンピュータ17の内部構成例を示すブロック
図である。図9はコンピュータ17の制御装置15にお
ける顔画像の選択例を示すモニタイメージ図である。
【0097】図8に示すコンピュータ17は画像メモリ
4、I/Oインタフェース9及び制御装置15を有して
いる。制御装置15にはデータバス19を通じて従業者
証プリンタ16及びハードディスク装置18が接続され
ている。このI/Oインタフェース9にはミニディスク
2を装着して使用され、このI/Oインタフェース9に
は画像メモリ4が接続されている。この画像メモリ4は
m個のフレームメモリ#1〜#mに分割されている。こ
れらのフレームメモリ#1〜#mには例えば、発行要求
者20の顔を含む上半身を正面から連続撮影したm枚分
の顔画像データD11〜D1mを1フレーム毎に記憶す
るようになされる。
【0098】m個のフレームメモリ#1〜#mは制御装
置15に接続されており、制御装置15ではミニディス
ク2により読み出された当該発行要求者20のm枚分の
顔画像データD11〜D1mに関して、その発行要求者
20の顔画像の全ての目の領域を検出し、その後、任意
の1つ顔画像の目と他の顔画像の目とを比較して目の大
きい方を抽出し、ここで抽出された顔画像の目と更に他
の顔画像の目とを比較しては目の大きい方を抽出して最
も開眼状態の良好な顔画像を当該発行要求者20毎に選
択するようになされる。ここで選択された顔画像は基準
顔画像データD1として、図3に示したハードディスク
装置18に登録される(顔画像自動選択機能)。
【0099】更に図8に示す制御装置15には液晶表示
モニタ13及びキーボード14が接続されており、発行
要求者毎にミニディスク2により読み出された複数の顔
画像データD1の中から最も開眼状態の良好な顔画像を
選択して基準顔画像データD1を出力するようになされ
る。液晶表示モニタ13は図9Aに示す縦横比9:16
の横長の画面を有している。この例では画面の上方に個
人識別番号IDとして「1234565789」が表示
され、その下方にはフレーム番号#Fi(i=1〜4)
と共に、4枚の顔画像が連続して表示される。この例で
は#F2の顔画像が最も開眼状態の良好な顔画像として
選択される。
【0100】図9Bに示す液晶表示モニタ13’には縦
横比3:4の画面に4枚の顔画像が表示される。この例
では、画面左側に4枚の内から選択された顔画像が拡大
して表示され、この顔画像の隣にはフレーム番号#Fi
と共に非選択に係る3つの顔画像が表示される。この例
でも#F2の顔画像が最も開眼状態の良好な顔画像とし
て選択され拡大表示される。最も開眼状態の良好な顔画
像の選択は制御装置15による上述した顔画像自動選択
機能又はキーボード14によるマニュアル選択機能によ
って行われ、この従業者証作成システム100では両方
の機能が使用できるようになされている。
【0101】続いて、この従業者証作成システム100
で使用される発行申請書40について説明する。図10
は従業者証30に係る発行申請書40の構成例を示すイ
メージ図である。図10に示す発行申請書40は例えば
A4サイズの上質紙から成る。その右上端には顔写真貼
付領域P1が設けられ、発行申請者20の顔写真を貼付
するようになされている。この発行申請書40内には顔
写真貼付領域P1の他に「従業者証発行申請書」、「住
所」、「氏名」、「生年月日」などを記載する欄や、手
数料の証紙などを貼付する証紙貼付領域P2が設けられ
る。発行申請書40内には図示しない個人識別番号ID
も記録される。
【0102】この発行申請書40は各県毎に異なる場合
もあるし、従業者証30の発行時と更新発行時とで紙の
色が異なる場合もある。従って、発行申請者20は、所
定の色の発行申請書40に必要事項を記載すると共に、
予め準備した顔写真を発行申請書40に貼るようにな
る。
【0103】続いて、従業者証作成システム100で作
成される従業者証30について説明する。図11は従業
者証30の構成例を示すイメージ図である。この従業者
証作成システム100で作成される従業者証30は、図
11において、例えば、縦の長さが6cm程度で、横の
長さが9cm程度で、厚みが0.5〜1.0mm程度を
有している。その従業者証30の所定領域P3には画像
表示情報が印刷される。画像表示情報は、例えば「○○
○従業者証」、「個人識別番号」、「氏名」、「発行
日」・・・などである。この従業者証30には顔画像形
成領域P4が割り当てられ、当該発行申請者20の顔画
像が形成される。この顔画像及び画像表示情報を保護す
るように、そのカード表面が保護シート51によって覆
うようになされる。
【0104】続いて、この従業者証作成システム100
における従業者証プリンタ16について説明する。この
例では1枚の従業者証用の生カード基板30’に枚葉状
の保護シートを形成する場合について説明する。図12
に示す従業者証プリンタ16はカード供給手段60及び
保護シート付与部50を有している。このカード供給手
段60は第1の搬送ベルト装置41が設けられ、この搬
送ベルト装置41の一端上部には、生カード供給部42
が設けられている。生カード供給部42には発行申請者
20の個人情報D2を書き込むために、予め枚葉状にカ
ットされた複数の従業者証用の生カード基板30’が、
顔画像形成領域面を上に向けてストックされている。こ
こで、個人情報D2とは氏名、住所、生年月日、従業者
証の発行年月日及び有効期限等をいう。この例では、生
カード基板30’が1枚ずつ生カード供給部42から搬
送ベルト装置41へ投下するように自動供給される。
【0105】その自動供給後の搬送ベルト装置41上の
生カード基板30’は左側から右側に搬送される。搬送
ベルト装置41上には画像形成部(サーマルプリンタ)
43が設けられ、生カード基板30’が左側から右側に
移動される間に、その所定領域P3に発行申請者20の
氏名や、従業者証発行日などが記録され、その画像形成
領域P4に発行申請者20の顔画像が形成される。
【0106】この搬送ベルト装置41の下流側には第2
の搬送ベルト装置49が設けられ、この例では個人情報
D2が印字された生カード基板30’が左側から右側に
搬送される。搬送ベルト装置49上には保護シート付与
部50が設けられ、生カード基板30’にフィルム状の
保護シート51が供給される。
【0107】この例で保護シート51にはラミネートフ
ィルムを枚葉状(カットシート状)に積層されたものが
備えられ、そのラミネートフィルムは一方の面に図示し
ない接着シートを有している。もちろん、保護シート5
1にはラミネートフィルムをロール状に巻き取ったもの
を使用してもよい。
【0108】また、保護シート51はラミネートフィル
ムに限定されることはなく、ホットスタンプフィルムを
ロール状に巻き取ったもの、又は、ホットスタンプフィ
ルムをカットシート状に積層されたものも使用できる。
保護シート付与部50には真空熱プレス装置52が設け
られ、搬送ベルト装置41からの生カード基板30’と
保護シート付与部50からの保護シート51とを受け、
その生カード基板30’とその保護シート51とが図示
しない接着シートを介して張り合わされる。この際に、
接着シート上の紙シートは剥離され、カス紙として巻き
取られる。
【0109】この真空熱プレス装置52は搬送路上に配
置された平型のプレス部を有しており、保護シート51
の上方から所定の圧力が加えられる。そのために、プレ
ス部が上下方向に移動できるようになされている。この
プレス部には電気ヒータ(図示せず)が設けられ、保護
シート51及び生カード基板30’を所定の温度に加熱
するようになされている。
【0110】この例では接着シートの種類にもよるが加
熱温度は40℃〜120℃程度であり、加熱時間は10
秒〜120秒程度である。この接着シートは熱を加える
と溶融し、それが冷えると固化するものである。保護シ
ート51を加熱貼合する装置は真空熱プレス装置52に
限られることはなく、通常の熱プレスでも、ヒートロー
ラ装置であってもよい。また、真空熱プレス装置52の
下流側には冷却部53が設けられ、加熱貼合された生カ
ード基板30’が冷却される。これにより、保護シート
51で保護された従業者証30が完成する。
【0111】続いて、本発明に係る実施例としての従業
者証作成システム100における処理例について説明を
する。図13は従業者証作成システム100の顔撮影系
Aにおける処理例を示すフローチャートである。この実
施例では発行要求者20の顔部位を撮影する顔撮影系A
と、この顔部位に基づいて従業者証30を作成する従業
者証作成系Bとが離れた場所に設けられ、この顔撮影系
Aと従業者証作成系Bとの間で顔画像を処理する場合を
想定する。ここでは顔撮影系における処理、ミニディス
クの搬送及び従業者証作成系での処理例の3つに分けて
説明をする。顔撮影系Aにおいてはミニディスク2が予
め制御装置5に装着されているものとする。顔画像デー
タD1の色補正については従業者証作成系Bで処理する
の場合を想定する。
【0112】[顔撮影系における処理例]これを前提に
して顔撮影系Aでは従業者証30の発行要求者20から
発行申請書40が受理されると、担当官によって図13
のフローチャートのステップC1で発行申請書40から
個人識別番号IDや、個人情報D2が申請書スキャナあ
るいはキーボード7を使用して読み取られる。その後、
ステップC2に移行して発行要求者20の顔を含む上半
身を撮影ユニットU1等により連続撮影して当該発行要
求者毎に複数の顔画像データD1が取得される。そし
て、ステップC3では当該発行要求者20の顔画像デー
タD1に制御装置5によって参照画像情報の一例となる
参照色情報Dαjが付加される。
【0113】その後、ステップC4に移行して発行要求
者20の複数の顔画像データD1+Dαjは個人識別情
報ID、個人情報D2と共に、持ち運び可能なミニディ
スク2に格納するようになされる。従業者証作成系Bへ
これらの情報ID、D1+Dαj、D2を搬送するため
である。そして、ステップC5に移行して例えば、当日
の発行要求者撮影分の顔画像データD1等をミニディス
ク2へ全部格納されたか否かが判断される。この際の判
断は担当者によって、当日の就業時間の終了及び最後尾
の発行要求者20の顔画像を撮影したか否かにより決定
される。従って、ステップC5で当日の発行要求者撮影
分の顔画像データD1等を全部ミニディスク2へ格納し
ていない場合には、ステップC1に戻って上述の処理が
繰り返される。
【0114】[ミニディスクの搬送処理]一日に多くの
発行要求者20の顔画像を取り扱う場合は、ミニディス
ク2が1日で数個から数十個蓄積される場合がある。こ
の例では当日扱い分のミニディスク2をまとめて顔撮影
系Aから従業者証作成系Bへ搬送手段3を使用して搬送
するようになされる。顔画像撮影日を基準にして従業者
証30を発行管理することができる。搬送手段3には自
動車、バイク、航空機、船舶が利用され、これらを利用
した郵送便や、宅配便などが適用される。
【0115】[従業者証作成系での処理例]図14は従
業者証作成システム100の従業者証作成系Bにおける
処理例を示すフローチャート(メインルーチン)であ
る。図15はその従業者証プリンタ16における処理例
を示すフローチャート(サブルーチン)である。従業者
証作成系Bには予め標準化した色変換テーブルが配布さ
れている。
【0116】これを前提にして従業者証作成系Bでは、
まず、図14のフローチャートのステップE1でミニデ
ィスク2が御装置15のI/Oインタフェースに装着さ
れた後に、このミニディスク2から制御装置15によっ
て順次、発行要求者20の顔画像データD1が読出され
る。顔画像データD1はコンピュータ17内部の画像メ
モリ4に格納される。画像メモリ4ではm個のフレーム
メモリ#1〜#mに例えば、発行要求者20の顔を含む
上半身を正面から連続撮影した複数の顔画像データD1
を1フレーム毎に記憶するようになされる。
【0117】そして、制御装置15ではステップE2で
画像メモリ4から読み出した当該発行要求者20のm枚
の顔画像データD11〜D1mに関して、その発行要求
者20の顔画像の全ての目の領域が検出される。その
後、ステップE3で制御装置15によって任意の2つの
顔画像が抽出され、1つ顔画像の目と他の顔画像の目と
が比較される。そして、ステップE4で目の大きい方の
顔画像が抽出される。
【0118】ここで抽出された顔画像の目と更に他の顔
画像の目とを比較するために、ステップE5に移行し
て、当該発行要求者20の全ての顔画像に関して目の大
きさを比較したかが制御装置15によって判別される。
当該発行要求者20の顔画像の全てについて目の大きさ
を比較していない場合はステップE3に戻る。このステ
ップE3の比較処理及びステップE4の選択処理結果に
よって、複数の顔画像データD1の中から最も開眼状態
の良好な顔画像を選択するようになされる。これによ
り、発行要求者毎にミニディスク2から読み出された複
数の顔画像データD1の中から最も開眼状態の良好な顔
画像を選択することができる。
【0119】このとき、液晶表示モニタに13にm枚分
の顔画像を表示し、これをキーボード14を使用してマ
ニュアル選択してもよい。この例で図9Aに示した画面
の上方に個人識別番号IDとして「123456578
9」が表示され、その下方にはフレーム番号#Fi(i
=1〜4)と共に、m=4枚分の顔画像が連続して表示
される。この例では#F2の顔画像が最も開眼状態の良
好な顔画像として選択される。
【0120】そして、ステップE6に移行して制御装置
5によって選択された顔画像データD1を基準顔画像デ
ータとして図3に示したハードディスク装置18に登録
される(顔画像自動選択機能)。その後、ステップE7
では従業者証プリンタ16により最も開眼状態の良好な
顔画像に基づいて従業者証30を作成するようになされ
る。
【0121】例えば、従業者証プリンタ16では図15
に示すサブルーチンをコールしてそのステップF1で個
人識別番号ID+顔画像データD1+Dα1+個人情報
D2がハードディスク装置18から読み出される。その
後、ステップF2に移行して従業者証プリンタ16では
顔画像データD1に付加された参照色情報Dα1に基づ
いて色変換テーブルを補正する。ここで補正された色変
換テーブルに基づいて顔画像データD1を色変換するよ
うになされる。
【0122】この色変換後の顔画像データD1はステッ
プF3で従業者証プリンタ16のバッファメモリなどに
セットされる。そして、従業者証プリンタ16の生カー
ド供給部42から1枚の従業者証用の生カード基板3
0’が取り出され、搬送ベルト装置41上で左側から右
側にその生カード基板30’が搬送される。この間に画
像形成部43によって発行申請者20の氏名、住所、顔
画像、個人識別番号ID、有効期限、発行日などが記録
される。そして、上述の項目が記録された生カード基板
30’がカード供給手段60から保護シート付与部50
に供給される。保護シート付与部50では、シート状の
保護シート51が真空熱プレス装置52に供給される。
【0123】この真空熱プレス装置52では、カード基
板面と保護シート51とが位置合わせされ、その後、そ
の生カード基板30’と保護シート51とが接着シート
を介して加熱圧着される。そして、冷却部53で生カー
ド基板30’が常温に至る程度に冷却される。
【0124】これにより、ステップF4で従業者証30
が完成し従業者証プリンタ16から外部へ排出される。
その後、図14に示したメインルーチンのステップE7
に戻る。そして、ステップE8に移行して当日の従業者
証30を全部発行したかが担当係官によって判断され
る。当日の従業者証30の発行を全部終了していない場
合はステップE1に戻って上述の処理を繰り返すように
なされる。
【0125】このように、本発明に係る実施例としての
従業者証作成システム100によれば、発行要求者20
の顔部位を撮影する顔撮影系Aと、この顔部位に基づい
て従業者証30を作成する従業者証作成系Bが地理的に
離れている場合においても、従業者証作成系Bで目つぶ
りの無い最適な顔画像入り従業者証30を作成すること
ができる。従って、目つぶり顔画像の誤選択を原因とす
る従業者証30の再発行を無くすことができる。
【0126】この実施例では、従業者証作成系Bで最も
開眼状態の良好な顔画像を選択する場合について説明し
たが、この開眼状態の良好な顔画像の選択処理を顔撮影
系Aで選択してから、ミニディスク2等の記録媒体に格
納し、その後、そのミニディスク2を従業者証作成系B
へ搬送するようにしてもよい。
【0127】また、本実施例によれば、顔撮影系Aの撮
影条件が変動した場合でも、顔画像データD1に付加さ
れた参照色情報Dα1等が定量的に従業者証作成系Bへ
送られるため、この参照色情報Dα1等を使用して従業
者証プリンタ16での色変換テーブルを容易に変更する
ことができる(補正テーブルの自動補正機能)。
【0128】もちろん、環境機差に係る色補正方法はこ
れに限られることはなく、発行要求者20の顔画像デー
タD1をそのまま顔撮影系Aから従業者証作成系Bへ搬
送する場合であって、当該顔撮影系Aの環境機差に基づ
く参照色情報を持ち運び可能な他のミニディスク2’に
記録して従業者証作成系Bへ別途搬送するようにしても
よい。この場合は従業者証作成系Bでミニディスク2’
から参照色情報を読み出して色変換テーブルを補正する
ことができる。
【0129】この実施例では、顔撮影系Aで発行要求者
20の顔画像データD1を色補正LUTに基づいて補正
を先に済ませておいて、補正後の顔画像データD1をミ
ニディスク2に記録して従業者証作成系Bへ搬送するよ
うにしてもよい。このようにすると、参照色情報Dα1
をミニディスク2に記録したり、それを顔撮影系Aから
従業者証作成系Bへ搬送する手間を省くことができる。
【0130】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るID
カード作成システムによれば、被撮影者の顔を含む上半
身を連続撮影して当該被撮影者毎に複数の顔画像情報を
取得し、ここで取得された被撮影者の複数の顔画像情報
を持ち運び可能な記録媒体に記憶されて搬送されること
を前提にして、この記録媒体から被撮影者毎に複数の顔
画像情報を読み出し、ここで読み出された複数の顔画像
情報の中から最も開眼状態の良好な顔画像に基づいてI
Dカードを作成するカード作成手段を備えるものであ
る。
【0131】この構成によって、被撮影者の顔部位を撮
影する顔撮影系と、この顔部位に基づいてIDカードを
作成するカード作成系が地理的に離れている場合におい
ても、カード作成系で目つぶりの無い最適な顔画像入り
IDカードを作成することができる。従って、目つぶり
顔画像の誤選択を原因とするIDカードの再発行を無く
すことができる。
【0132】本発明に係る画像処理方法によれば、顔撮
影系とカード作成系との間で顔画像を処理する場合に、
顔撮影系で被撮影者の顔を含む上半身を連続撮影して当
該被撮影者毎に複数の顔画像情報を取得し、ここで取得
された被撮影者の複数の顔画像情報を持ち運び可能な記
録媒体に記憶し、この記録媒体を顔撮影系からカード作
成系へ搬送し、その後、カード作成系で記録媒体から順
次、顔画像情報を読出し、被撮影者毎に記録媒体から読
み出された複数の顔画像情報の中から最も開眼状態の良
好な顔画像を選択し、ここで選択された顔画像に基づい
てIDカードを作成するようになされる。
【0133】この構成によって、顔撮影系とカード作成
系が地理的に離れている場合においても、カード作成系
で目つぶりの無い最適な顔画像入りIDカードを作成す
ることができる。従って、目つぶり顔画像の誤選択を原
因とするIDカードの再発行を無くすことができる。
【0134】この発明は、キャッシュカード、従業者
証、社員証、会員証、学生証、身分証明書、外国人登録
証及び各種運転免許証などの顔画像入りのIDカードを
発行するシステムに適用して極めて好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施形態としてのIDカード作成
システム10の構成例を示すブロック図である。
【図2】IDカード作成システム10における処理例を
示すフローチャートである。
【図3】本発明に係る実施例としての従業者証作成シス
テム100の構成例を示すイメージ図である。
【図4】各々の撮影ユニットUiの構成例を示すブロッ
ク図である。
【図5】撮影ユニットUiにおける色補正LUTの修正
時の撮影例を示すイメージ図である。
【図6】情報取得領域の設定例を示すイメージ図であ
る。
【図7】他の撮影ユニットUiのカメラ#CA2におけ
る色補正LUTの修正例を示すフローチャートである。
【図8】従業者証作成系Bにおけるコンピュータ17の
構成例を示すブロック図である。
【図9】A及びBは制御装置15における顔画像の選択
例を示すモニタイメージ図である。
【図10】発行申請書40の構成例を示すイメージ図で
ある。
【図11】従業者証30の構成例を示すイメージ図であ
る。
【図12】従業者証プリンタ16の構成例を示す概念図
である。
【図13】従業者証作成システム100の顔撮影系Aに
おける処理例を示すフローチャートである。
【図14】従業者証作成系Bにおける処理例(その1)
を示すフローチャート(メインルーチン)である。
【図15】従業者証作成系Bにおける処理例(その2)
を示すフローチャート(サブルーチン)である。
【符号の説明】
1 撮影手段 2 ミニディスク(記録媒体) 3 搬送手段 4 画像メモリ 5,15 制御装置 6,13 液晶表示モニタ(表示装置) 7,14 キーボード(操作手段) 16 従業者証プリンタ(カード作成手段) 17 コンピュータ 18 ハードディスク装置(記憶装置) 30 従業者証(IDカード) 100 従業者証作成システム(IDカード作成システ
ム) Ui(i=1〜n) 撮影ユニット A 顔撮影系 B 従業者証作成系(カード作成系)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 9/64 H04N 9/64 R 9/67 9/67 D Fターム(参考) 2C005 HB03 JB02 KA40 LA03 LA07 LA11 LA28 LA33 LA34 LA39 5B057 AA20 BA11 CA01 CB01 CE17 CH12 DA08 DA12 DB06 DC03 5C054 AA01 AA05 CA04 CC03 EA01 EA05 EA07 EE08 GA01 GB01 GC03 HA14 5C066 AA01 AA07 CA05 CA17 EB03 EC01 EE04 GA01 KE04 KF05

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被撮影者の顔を含む上半身を連続撮影し
    て当該被撮影者毎に複数の顔画像情報を取得する撮影手
    段と、 前記撮影手段により取得された当該被撮影者の複数の顔
    画像情報を記憶する持ち運び可能な記録媒体と、 前記記録媒体を搬送する搬送手段と、 前記搬送手段により搬送されてきた前記記録媒体から読
    み出された被撮影者毎の複数の顔画像情報の中から最も
    開眼状態の良好な顔画像を選択する制御装置と、 前記制御装置により選択された顔画像情報に基づいてI
    Dカードを作成するカード作成手段とを備えることを特
    徴とするIDカード作成システム。
  2. 【請求項2】 前記制御装置は、 前記記録媒体から読み出された当該被撮影者の複数の顔
    画像情報に関して、該被撮影者の顔画像の全ての目の領
    域を検出し、その後、任意の1つ顔画像の目と他の顔画
    像の目とを比較して目の大きい方を抽出し、ここで抽出
    された前記顔画像の目と更に他の顔画像の目とを比較し
    ては目の大きい方を抽出して前記記録媒体から読み出さ
    れた複数の顔画像情報の中から最も開眼状態の良好な顔
    画像を選択するようになされることを特徴とする請求項
    1に記載のIDカード作成システム。
  3. 【請求項3】 前記記憶媒体には、 前記撮影手段及び制御装置に対して脱着可能なディスク
    状の記録媒体が使用されることを特徴とする請求項1に
    記載のIDカード作成システム。
  4. 【請求項4】 前記制御装置により選択された当該被撮
    影者の最も開眼状態の良好な顔画像を基準顔画像情報と
    したとき、 前記基準顔画像情報を含む参照顔画像情報を記憶する記
    憶装置を備えることを特徴とする請求項1に記載のID
    カード作成システム。
  5. 【請求項5】 前記記録媒体により読み出された当該被
    撮影者の基準顔画像を含む参照顔画像を同一画面に表示
    する表示装置を備えることを特徴とする請求項1に記載
    のIDカード作成システム。
  6. 【請求項6】 前記表示装置に表示された基準顔画像を
    含む参照顔画像の中から任意の顔画像を選択するために
    操作される操作手段が備えられることを特徴とする請求
    項5に記載のIDカード作成システム。
  7. 【請求項7】 前記撮影手段により取得された該被撮影
    者の顔画像情報に、当該顔撮影系の撮影手段と基準撮影
    手段との環境機差に基づく参照色情報を付加するように
    したことを特徴とする請求項1に記載のIDカード作成
    システム。
  8. 【請求項8】 前記IDカード作成手段に予め標準化さ
    れた色変換テーブルが設けられ、 前記顔画像情報に付加された参照色情報に基づいて色変
    換テーブルを補正し、 補正された前記色変換テーブルに基づいて顔画像情報を
    色変換し、 色変換された前記顔画像情報に基づいて当該被撮影者の
    IDカードを作成するようにしたことを特徴とする請求
    項1に記載のIDカード作成システム。
  9. 【請求項9】 前記撮影手段により取得された該被撮影
    者の顔画像情報をそのまま顔撮影系からカード作成系へ
    搬送する場合であって、 当該顔撮影系の撮影手段と基準撮影手段との環境機差に
    基づく参照色情報を持ち運び可能な他の記録媒体に記録
    してカード作成手段へ搬送するようにしたことを特徴と
    する請求項7に記載のIDカード作成システム。
  10. 【請求項10】 前記記録媒体から参照色情報を読み出
    して前記色変換テーブルを補正することを特徴とする請
    求項9に記載のIDカード作成システム。
  11. 【請求項11】 前記撮影手段により取得された該被撮
    影者の顔画像情報を顔撮影系で前記参照色情報に基づい
    て補正し、補正後の前記顔画像情報を記録媒体に記録し
    てカード作成手段へ搬送するようにしたことを特徴とす
    る請求項1に記載のIDカード作成システム。
  12. 【請求項12】 被撮影者の顔部位を撮影する顔撮影系
    と、この顔部位に基づいてIDカードを作成するカード
    作成系との間で顔画像を処理する方法であって、 前記顔撮影系で被撮影者の顔を含む上半身を連続撮影し
    て当該被撮影者毎に複数の顔画像情報を取得し、 取得された前記被撮影者の複数の顔画像情報を持ち運び
    可能な記録媒体に記憶し、 前記記録媒体を顔撮影系からカード作成系へ搬送し、そ
    の後、 前記カード作成系で前記記録媒体から順次、顔画像情報
    を読出し、 被撮影者毎に前記記録媒体から読み出された複数の顔画
    像情報の中から最も開眼状態の良好な顔画像を選択し、 選択された前記顔画像に基づいてIDカードを作成する
    ことを特徴とする画像処理方法。
  13. 【請求項13】 前記被撮影者の複数の顔画像情報に関
    して、該被撮影者の顔画像の全ての目の領域を検出し、
    その後、任意の1つ顔画像の目と他の顔画像の目とを比
    較して目の大きい方を抽出し、ここで抽出された前記顔
    画像の目と更に他の顔画像の目とを比較しては目の大き
    い方を抽出して複数の前記顔画像情報の中から最も開眼
    状態の良好な顔画像を選択するようにしたことを特徴と
    する請求項12に記載の画像処理方法。
  14. 【請求項14】 前記被撮影者の最も開眼状態の良好な
    顔画像を基準顔画像情報としたとき、 前記基準顔画像情報を含む参照顔画像情報をセットにし
    て記憶管理することを特徴とする請求項12に記載の画
    像処理方法。
  15. 【請求項15】 前記記録媒体により読み出された当該
    被撮影者の基準顔画像を含む参照顔画像を同一画面に表
    示することを特徴とする請求項12に記載の画像処理方
    法。
  16. 【請求項16】 前記基準顔画像を含む参照顔画像の中
    から任意の顔画像を選択することを特徴とする請求項1
    4に記載の画像処理方法。
  17. 【請求項17】 前記被撮影者の顔画像情報に、当該顔
    撮影系の環境機差に基づく参照色情報を付加するように
    したことを特徴とする請求項12に記載の画像処理方
    法。
  18. 【請求項18】 前記カード作成系に予め標準化された
    色変換テーブルが設けられ、 前記顔画像情報に付加された参照色情報に基づいて色変
    換テーブルを補正し、 補正された前記色変換テーブルに基づいて顔画像情報を
    色変換し、 色変換された前記顔画像情報に基づいて当該被撮影者の
    IDカードを作成するようにしたことを特徴とする請求
    項12に記載の画像処理方法。
  19. 【請求項19】 前記被撮影者の顔画像情報をそのまま
    顔撮影系からカード作成系へ搬送する場合であって、 当該顔撮影系の環境機差に基づく参照色情報を持ち運び
    可能な他の記録媒体に記録してカード作成系へ搬送する
    ようにしたことを特徴とする請求項12に記載の画像処
    理方法。
  20. 【請求項20】 前記記録媒体から参照色情報を読み出
    して前記色変換テーブルを補正することを特徴とする請
    求項19に記載の画像処理方法。
  21. 【請求項21】 前記被撮影者の顔画像情報を顔撮影系
    で前記参照色情報に基づいて補正し、補正後の前記顔画
    像情報を記録媒体に記録してカード作成系へ搬送するよ
    うにしたことを特徴とする請求項12に記載の画像処理
    方法。
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