JP2002307704A - インクジェット式記録装置 - Google Patents

インクジェット式記録装置

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JP2002307704A
JP2002307704A JP2001114883A JP2001114883A JP2002307704A JP 2002307704 A JP2002307704 A JP 2002307704A JP 2001114883 A JP2001114883 A JP 2001114883A JP 2001114883 A JP2001114883 A JP 2001114883A JP 2002307704 A JP2002307704 A JP 2002307704A
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JP
Japan
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ink
ink supply
tank
needle
needle cap
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Application number
JP2001114883A
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English (en)
Inventor
Yoshiyuki Ozawa
善行 小澤
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インク供給上の信頼性を高めることができる
インクジェット式記録装置を提供すること。 【解決手段】 記録ヘッド22に連通するインク供給針
23を有するヘッド装着用のキャリッジ1と、このキャ
リッジ1に着脱可能に配設され記録ヘッド22にインク
供給路23Aを介してインクを供給するためのインクタ
ンク7とを備えたインクジェット式記録装置であって、
インク供給針23の軸線上にインクタンク7の着脱によ
ってインク供給口23aを開閉する針キャップ24を往
復自在に配設し、この針キャップ24は、インクタンク
7の装着による往動によってインク供給口23aを開放
し、かつインクタンク7の離脱による復動によってイン
ク供給口23aを閉塞する弾性変形可能な柱体からな
り、インク供給口23aを閉塞するような方向に圧縮コ
イルスプリング25によって常時付勢されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷データに対応
してインク滴を吐出する記録ヘッドを搭載して記録用紙
の幅方向に往復するキャリッジを備えたインクジェット
式記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット式記録装置は、一般にキ
ャリッジ上に搭載されて記録用紙の幅方向に移動する記
録ヘッドと、この記録ヘッドの移動方向と直交する方向
に記録用紙を相対的に移動させる紙送り手段とを備えて
いる。このようなインクジェット式記録装置において、
記録用紙に対する印刷は、印刷データに基づいて記録ヘ
ッドよりインク滴を吐出させることにより行われる。そ
して、キャリッジ上に例えばブラック,イエロー,シア
ンおよびマゼンタの各インクを吐出可能な記録ヘッドを
搭載し、ブラックインクによるテキスト印刷ばかりでな
く、各インクの吐出割合を変えることにより、フルカラ
ー印刷を可能としている。
【0003】このため、記録ヘッドに各インクを供給す
るインクカートリッジが装置本体内に配設されている。
通常のインクジェット式記録装置にあっては、前記ブラ
ック,イエロー,シアンおよびマゼンタのインクが貯留
された各インクカートリッジがキャリッジ上に着脱(交
換)可能に載置され、キャリッジと共に移動する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の記
録装置においては、次に示すような場合にキャリッジ
(記録ヘッド)からインクタンク(インクカートリッ
ジ)を一時的に離脱させて放置される。すなわち、イン
クタンクをインク供給針に接続したまま装置を輸送する
と、装置輸送時の振動に伴うインクタンクからのインク
漏れが発生することから、そのインク漏れ発生を防止す
る場合である。また、タンク交換時に旧インクタンクを
インク供給針から離脱させた後、新インクタンクをイン
ク供給針に装着するまでの場合である。このため、イン
クタンクが記録ヘッド(インク供給針)に接続されず
(インク供給針が大気中に露呈され)、インク供給針に
おける付着(残留)インクの固化等によってインク供給
口に目詰まりが発生していた。このことは、良好な印刷
を実現するために用いられる例えば顔料系インクにおい
て顕著である。この結果、インクタンクをキャリッジに
再度接続して印刷を実行しても、インクタンクから記録
ヘッドに対してインクの安定した供給が行われず、イン
ク供給上の信頼性が低下するという問題があった。
【0005】本発明は、このような問題を解決するため
になされたもので、インクタンクから記録ヘッドに対し
てインクの安定した供給を実行することができ、もって
インク供給上の信頼性を高めることができるインクジェ
ット式記録装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ためになされた本発明に係るインクジェット式記録装置
は、記録ヘッドに連通するインク供給針を有し印字領域
と非印字領域との間を往復可能なヘッド装着用のキャリ
ッジと、このキャリッジに着脱可能に配設され前記記録
ヘッドに前記インク供給針のインク供給路を介してイン
クを供給するためのインクタンクとを備えたインクジェ
ット式記録装置であって、前記インク供給針の軸線上に
前記インクタンクの着脱によって前記インク供給路のイ
ンク供給口を開閉する針キャップを往復自在に配設し、
この針キャップは、前記インクタンクの装着による往動
によって前記インク供給口を開放し、かつ前記インクタ
ンクの離脱による復動によって前記インク供給口を閉塞
する弾性変形可能な柱体からなり、前記インク供給口を
閉塞するような方向にスプリングによって常時付勢され
ていることを特徴とする。
【0007】このように構成されているため、タンク装
着時に針キャップの往動によってインク供給口が開放さ
れ、タンク離脱時に針キャップの復動によってインク供
給口が閉塞される。したがって、インク供給針における
目詰まりの発生を抑制することができるため、インクタ
ンクから記録ヘッドに対してインクの安定した供給を実
行することができ、インク供給上の信頼性を高めること
ができる。
【0008】この場合、前記針キャップが、軸線方向に
貫通するピン孔を有し、このピン孔に沿って前記インク
供給針を挿通可能な円柱体によって形成されていること
が望ましい。このように構成されているため、インクタ
ンクの装着がインク供給針を針キャップに挿通させるこ
とにより行われる。また、前記針キャップが、前記記録
ヘッドから離間する方向に前記スプリングによって付勢
されている構成とされる。このように構成されているた
め、タンク装着時にスプリングの弾撥力に抗して針キャ
ップが記録ヘッドに接近する方向に往動し、タンク離脱
時にスプリングの弾撥力によって針キャップが記録ヘッ
ドから離間する方向に復動する。
【0009】さらに、前記スプリングが、タンク装着状
態において前記キャリッジと前記針キャップとの間に弾
装されていることが望ましい。このように構成されてい
るため、インクタンクの装着がキャリッジと針キャップ
との間にスプリングを弾装した状態で行われる。
【0010】一方、前記キャリッジ上に、上方に開口す
るタンク収納用のケースおよびこのケースの上方開口部
を開閉する蓋体を有するタンクホルダが配置されている
構成とされる。このように構成されているため、インク
タンクの着脱がタンクホルダのケースを開閉して行われ
る。
【0011】この場合、前記針キャップが、ケース閉状
態において下方に開口するピン孔を有する円柱体によっ
て形成されていることが望ましい。このように構成され
ているため、インクタンクの装着がインク供給針を針キ
ャップのピン孔内に挿入することにより行われる。ま
た、前記針キャップが、前記記録ヘッドに接近する方向
に前記スプリングによって付勢されている構成とされ
る。このように構成されているため、タンク装着時にス
プリングの弾撥力に抗して針キャップが記録ヘッドから
離間する方向に往動し、タンク離脱時にスプリングの弾
撥力によって針キャップが記録ヘッドに接近する方向に
復動する。
【0012】また、前記針キャップの開口内部に、前記
インク供給針を挿入案内するガイド面が形成されている
ことが望ましい。このように構成されているため、イン
ク供給針が針キャップの開口内部に対する挿入時にガイ
ド面に沿って案内される。さらに、前記スプリングが、
タンク装着状態において前記針キャップと前記蓋体との
間に弾装されていることが望ましい。このように構成さ
れているため、インクタンクの装着が針キャップと蓋体
との間にスプリングを弾装した状態で行われる。
【0013】そして、前記蓋体に、前記針キャップを案
内し、前記スプリングを収納する有頭筒状のガイドが保
持されている構成とされる。このように構成されている
ため、針キャップが往復時にガイドによって案内され
る。また、前記ガイドが、前記蓋体にタンク装着状態に
おいて板ばねによって保持されていることが望ましい。
このように構成されているため、インクタンクの装着が
ガイドを板ばねによって蓋体に保持した状態で行われ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るインクジェッ
ト式記録装置につき、図に示す実施の形態に基づいて説
明する。図1は、本発明が適用されたインクジェット式
記録装置の全体構成を示す斜視図である。同図におい
て、符号1で示すキャリッジは、キャリッジモータ2に
よって往復移動するタイミングベルト3の一部に結合さ
れている。そして、ガイドロッド4に案内され、プラテ
ン5の軸方向に往復移動し得るように構成されている。
【0015】前記キャリッジ1の下面部には、ブラック
インク用の記録ヘッド(後述)およびカラーインク用の
記録ヘッドが印刷時に記録用紙100に対向するように
装着されている。また、キャリッジ1の上面部には、前
記両記録ヘッドにインクをそれぞれ供給するブラックイ
ンクカートリッジ7とカラーインクカートリッジ8が着
脱自在に取り付けられている。これにより、各記録ヘッ
ドに対してインクが導入されると、印刷データに対応し
て記録用紙100にインク滴を吐出して印刷が行われ
る。
【0016】前記記録装置の端部における非印刷領域
(ホームポジション)には、キャッピング手段9が配置
されている。このキャッピング手段9には、前記記録ヘ
ッドのノズル形成面に密封空間をもって封止し得る大き
さに形成された例えばエラストマーなどの弾性素材から
なるキャップ部材(後述)が、キャリッジ移動方向に並
列した状態で配置されている。
【0017】そして、前記記録ヘッドがキャッピング手
段9の直上に移動すると、ヘッド側に上昇してキャップ
部材によって前記記録ヘッドのノズル形成面を封止し得
るように構成されている。また、キャッピング手段9の
下方には、前記キャップ部材の内部空間(密封空間)に
負圧を与えるための吸引ポンプ10が配置されている。
【0018】前記キャッピング手段9(キャップ部材)
は、非印刷時に記録ヘッドのノズル形成面を封止してノ
ズル開口のインクの乾燥を防止する蓋体としての機能
と、記録ヘッドに印刷とは関係のない駆動信号を印加し
てインク滴を空吐出させるフラッシング動作時のインク
受けとしての機能とを備えている。また、キャッピング
手段6は、前記吸引ポンプ10からの負圧を記録ヘッド
に作用させ、インクを吸引排出させるクリーニング機能
も兼ねている。
【0019】そして、キャッピング手段9の印刷領域側
近傍には、クリーナ11が前記記録ヘッド(キャリッ
ジ)の往復方向と直角な水平方向に進退可能となるよう
に配置されている。このクリーナ11の進退動作には、
モータの回転力が用いられる。そして、モータを一方向
(正方向)に回転させると、記録ヘッドの移動経路上に
クリーナ11が進行する。また、他方向(逆方向)に回
転させると、記録ヘッドの移動経路からクリーナが退避
する。
【0020】次に、本発明の第一実施形態(要部)につ
き、図2(a),(b)および図3を用いて説明する。
図2(a)および(b)は本発明の第一実施形態に係る
インクジェット式記録装置のタンク離脱状態とタンク装
着状態を示す断面図、図3は同じく本発明の第一実施形
態に係るインクジェット式記録装置の針キャップを示す
斜視図である。これら図において、図1のキャリッジお
よびインクカートリッジについては同一の符号を付し、
詳細な説明は省略する。図2(a)および(b)に示す
ように、前記キャリッジ1の上面部には、上方に開口す
る円筒状の立ち上がり部21が設けられている。この立
ち上がり部21内には、タンク装着状態において前記イ
ンクタンク7(インクタンク8については省略)のイン
ク導出部7aが配置されている。なお、前記インクタン
ク7は、前記キャリッジ1上にタンク装着状態において
保持部(図示せず)を介して保持されているものとす
る。
【0021】また、キャリッジ1の上面部には、記録ヘ
ッド22に連通するインク供給路23Aを有し、前記立
ち上がり部21の軸線上に位置するインク供給針23が
設けられている。このインク供給針23のインク供給路
23Aは、軸線方向に延在する垂直路およびこの垂直路
の斜め上方に延在する傾斜路によって形成されている。
前記インク供給針23の周囲には、前記インクタンク7
の着脱によって前記インク供給路23Aのインク供給口
23aを開閉する針キャップ24が往復自在に配設され
ている。この針キャップ24と前記キャリッジ1との間
には、タンク装着状態において圧縮コイルスプリング2
5が弾装されている。
【0022】前記針キャップ24は、図3に示すよう
に、キャップ軸線方向に貫通するピン孔24aを有し、
このピン孔24aに沿って前記インク供給針23を挿通
可能なブチルゴム等の弾性変形可能な円柱体によって形
成されている。また、針キャップ24は、前記記録ヘッ
ドに22から離間する方向すなわち前記インク供給口2
3aを閉塞するような方向に前記圧縮コイルスプリング
25によって常時付勢されている。そして、前記インク
タンク7の装着による往動によって前記インク供給口2
3aを開放し、かつ前記インクタンク7の離脱による復
動によって前記インク供給口23aを閉塞し得るように
構成されている。
【0023】以上の構成により、図2(a)に示す離脱
状態にあるキャリッジ1にインクタンク7を装着する
と、同図(b)に示すようにインクタンク7が針キャッ
プ24を記録ヘッド22に接近する方向(下方)に押圧
し、この押圧動作に伴い針キャップ24が下方に圧縮コ
イルスプリング25の弾撥力に抗して往動する。この場
合、インク供給針23が針キャップ24のピン孔24a
内を挿通するため、インク供給路23Aのインク供給口
23aが針キャップ24による閉塞状態を解除して開放
され、このインク供給口23aがインクタンク7のイン
ク導出部7aに連通する。
【0024】一方、図2(b)に示す装着状態にあるイ
ンクタンク7をキャリッジ1から離脱させると、同図
(a)に示すように針キャップ24が圧縮コイルスプリ
ング25の弾撥力によって記録ヘッド22から離間する
方向(上方)に復動する。この場合、針キャップ24が
インク供給針23の先端部を覆うため、インク供給路2
3Aのインク供給口23aが閉塞される。
【0025】したがって、本実施形態においては、イン
クタンク7がキャリッジ1から離脱している場合に、針
キャップ24によってインク供給口23aが閉塞されて
いるため、インク供給針23における目詰まりの発生を
抑制することができる。このため、インクタンク7から
記録ヘッド22に対してインクの安定した供給を実現す
ることができ、インク供給上の信頼性を高めることがで
きる。
【0026】なお、本実施形態においては、インク供給
針23のインク供給路23Aが垂直部および傾斜部から
なる場合について説明したが、図4(キャリッジ1に対
するインクタンク7の離脱状態)に示すように垂直部お
よび水平部からなるものでもよい。この場合、インクタ
ンク7の離脱状態において、インク供給針23が針キャ
ップ24のピン孔24aを挿通して先端部を露出させる
が、インク供給針23A(水平部)のインク供給口23
aが針キャップ24によって閉塞されているため、イン
ク供給針23の目詰まり発生が抑制される。
【0027】次に、本発明の第二実施形態(要部)につ
き、図5乃至図7を用いて説明する。図5(a)および
(b)は、本発明の第二実施形態に係るインクジェット
式記録装置のタンク離脱状態とタンク装着状態を示す断
面図である。図6は図5(b)のA−A断面図である。
図7は、本発明の第二実施形態に係るインクジェット記
録装置の針キャップを示す斜視図である。これら図にお
いて、図2(a)および(b)と同一の部材については
同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。図5(a)
および(b)に示すように、前記キャリッジ1の上面部
には、上方に開口するケース31aおよびこのケース3
1aの上方開口部を開閉する蓋体31bを有するタンク
ホルダ31が設けられている。
【0028】前記ケース31aは、前記インクタンク7
を収納し得る内部空間を有する箱体によって形成されて
いる。このケース31a内には、前記立ち上がり部21
が配置されている。前記蓋体31bは、一側端縁が前記
ケース31aに枢支軸31Aの回りに回動自在に配置さ
れており、他側端縁が前記ケース31aの上方開口部に
着脱可能に装着されている。この蓋体31bには、図6
に示すように、円周方向に所定の間隔をもって並列する
四つの貫通孔32が設けられている。
【0029】前記蓋体31bには、後述する針キャップ
を前記インク供給針23の軸線方向に案内し、後述する
スプリングを収納する有頭筒状のガイド33が往復自在
に保持されている。このガイド33は、前記各貫通孔3
2に対応するく字状の板ばね34を外周面に有し、これ
ら板ばね34によってタンク装着状態において前記蓋体
31bに保持されている。また、前記ガイド33は、前
記板ばね34から軸線方向に離間する環状のストッパ3
5を外周面に有し、このストッパ35によってタンク離
脱状態において前記蓋体31bに保持されている。
【0030】前記ガイド33には、軸線方向に延在する
切り欠き33aを形成することにより、前記各貫通孔3
2を挿通するガイド部33bが設けられている。前記ガ
イド33の上方端面には、前記蓋体31bに回動力を付
与するための把手36が設けられている。そして、前記
ガイド33の下方開口内部には、前記インクタンク7の
着脱によって前記インク供給路23Aのインク供給口2
3aを開閉する針キャップ37が一部をガイド外に露呈
させて装着されている。この針キャップ37と前記蓋体
31bとの間には、タンク装着状態において圧縮コイル
スプリング38が弾装されている。
【0031】前記針キャップ37は、図7に示すよう
に、ケース閉状態において下方に開口するピン孔37a
を有し、全体がブチルゴム等の弾性変形可能な円柱体に
よって形成されている。また、針キャップ37は、片側
(ヘッド側)開口内部に前記インク供給針23を挿入案
内するガイド面37bを有し、前記記録ヘッド22に接
近する方向すなわち前記インク供給口23aを閉塞する
ような方向に前記圧縮コイルスプリング38によって常
時付勢されている。そして、前記インクタンク7の装着
による往動によって前記インク供給口23aを開放し、
かつ前記インクタンク7の離脱による復動によって前記
インク供給口23aを閉塞し得るように構成されてい
る。
【0032】以上の構成により、図5(a)に示すタン
ク離脱状態において、キャリッジ1に対してインクタン
ク7を装着するには、次に示すようにして行う。先ず、
ガイド33を上方に移動操作し、板ばね34によって蓋
体31bに保持する。この場合、ガイド33を上方に移
動操作すると、針キャップ37がガイド33と共に圧縮
コイルスプリング38の弾撥力に抗して上方に移動し、
針キャップ37の下方にインクタンク7の収納空間が形
成される。次に、同図(b)に示すようにインクタンク
7をケース31a内に装着してケース31aを閉塞す
る。この場合、インクタンク7をケース31a内に装着
すると、インクタンク7のインク導出部7aとインク供
給針23のインク供給口23aとが連通する。
【0033】一方、図5(b)に示すタンク装着状態に
おいて、キャリッジ1からインクタンク7を離脱させ、
針キャップ37によってインク供給口23aを閉塞する
には、次に示すようにして行う。先ず、ケース31aを
開放し、キャリッジ1からインクタンク7を離脱させて
ケース31a外に取り出す。この場合、針キャップ37
がガイド33と共にケース31a外の板ばね34によっ
て保持されている。
【0034】次に、ケース31aを閉塞した後、ガイド
33を下方に移動操作して各板ばね34を各貫通孔32
に挿通させケース31a内に挿入する。この場合、各板
ばね34がケース31a内に位置すると、針キャップ3
7がガイド33と共に圧縮コイルスプリング38の弾撥
力によって下方に移動し、針キャップ37によってイン
ク供給口23aが閉塞される。
【0035】したがって、本実施形態においては、イン
クタンク7がキャリッジ1から離脱している場合に、針
キャップ37によってインク供給口23aが閉塞されて
いるため、第一実施形態と同様にインク供給上の信頼性
を高めることができる。
【0036】なお、針キャップ24,37によるインク
供給能力については、実験によって次に示すような結果
が得られた。すなわち、インク供給能力(40℃の温度
環境下)は、インク供給針23を大気中にさらして放置
した場合に7日間程度しか保証されない。これに対し、
針キャップ24,37によってインク供給針23の先端
部を覆って放置した場合(針キャップ24,37の代わ
りに、通気孔のないダミーカートリッジを用いた場合も
同様)には約90日間(25℃では一年程度)にわたっ
て保証される。
【0037】また、40℃の温度環境下におけるインク
供給能力は、インク供給針23を大気中に7日以上晒し
て放置すると、この後インクタンク7をキャリッジ1に
装着して強力クリーニングを実施しても回復することが
ない。これに対し、インク供給針23を大気中に14日
間晒して放置した後でも、針キャップ24,37によっ
てインク供給針23の先端部を覆ってから強力クリーニ
ングを実施すると回復する。この際、インクタンク8が
キャリッジ1に装着されていると、インクタンク8内の
インクがタンク外に排出されるため、インクタンク8を
キャリッジ1から離脱させる。
【0038】
【発明の効果】以上の説明で明らかなとおり、本発明に
係るインクジェット式記録装置によると、インクタンク
から記録ヘッドに対してインクの安定した供給を実現す
ることができるため、インク供給上の信頼性を高めるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されたインクジェット式記録装置
の全体構成を示す斜視図である。
【図2】(a)および(b)は本発明の第一実施形態に
係るインクジェット式記録装置のタンク離脱状態とタン
ク装着状態を示す断面図である。
【図3】本発明の第一実施形態に係るインクジェット式
記録装置の針キャップを示す斜視図である。
【図4】本発明の第一実施形態(変形例)に係るインク
ジェット式記録装置のタンク離脱状態を示す断面図であ
る。
【図5】(a)および(b)は、本発明の第二実施形態
に係るインクジェット式記録装置のタンク離脱状態とタ
ンク装着状態を示す断面図である。
【図6】図5の(b)のA−A断面図である。
【図7】本発明の第二実施形態に係るインクジェット記
録装置の針キャップを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 キャリッジ 2 キャリッジモータ 3 タイミングベルト 4 ガイドロッド 5 プラテン 7 ブラックインクカートリッジ 8 カラーインクカートリッジ 9 キャッピング手段 10 吸引ポンプ 11 クリーナ 21 立ち上がり部 22 記録ヘッド 23 インク供給針 23A インク供給路 23a インク供給口 24 針キャップ 24a ピン孔 25 圧縮コイルスプリング 31 カートリッジホルダ 31a ケース 31b 蓋体 32 貫通孔 33 ガイド 33a 切り欠き 33b ガイド部 34 板ばね 35 ストッパ 36 把手 37 針キャップ 37a ピン孔 37b ガイド面 38 圧縮コイルスプリング 100 記録用紙

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録ヘッドに連通するインク供給針を有
    し、印字領域と非印字領域との間を往復可能なヘッド装
    着用のキャリッジと、 このキャリッジに着脱可能に配設され、前記記録ヘッド
    に前記インク供給針のインク供給路を介してインクを供
    給するためのインクタンクとを備えたインクジェット式
    記録装置であって、 前記インク供給針の軸線上に前記インクタンクの着脱に
    よって前記インク供給路のインク供給口を開閉する針キ
    ャップを往復自在に配設し、 この針キャップは、前記インクタンクの装着による往動
    によって前記インク供給口を開放し、かつ前記インクタ
    ンクの離脱による復動によって前記インク供給口を閉塞
    する弾性変形可能な柱体からなり、前記インク供給口を
    閉塞するような方向にスプリングによって常時付勢され
    ていることを特徴とするインクジェット式記録装置。
  2. 【請求項2】 前記針キャップが、軸線方向に貫通する
    ピン孔を有し、このピン孔に沿って前記インク供給針を
    挿通可能な円柱体によって形成されていることを特徴と
    する請求項1に記載されたインクジェット式記録装置。
  3. 【請求項3】 前記針キャップが、前記記録ヘッドから
    離間する方向に前記スプリングによって付勢されている
    ことを特徴とする請求項2に記載されたインクジェット
    式記録装置。
  4. 【請求項4】 前記スプリングが、タンク装着状態にお
    いて前記キャリッジと前記針キャップとの間に弾装され
    ていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載
    されたインクジェット式記録装置。
  5. 【請求項5】 前記キャリッジ上に、上方に開口するタ
    ンク収納用のケースおよびこのケースの上方開口部を開
    閉する蓋体を有するタンクホルダが配置されていること
    を特徴とする請求項1に記載されたインクジェット式記
    録装置。
  6. 【請求項6】 前記針キャップが、ケース閉状態におい
    て下方に開口するピン孔を有する円柱体によって形成さ
    れていることを特徴とする請求項5に記載されたインク
    ジェット式記録装置。
  7. 【請求項7】 前記針キャップが、前記記録ヘッドに接
    近する方向に前記スプリングによって付勢されているこ
    とを特徴とする請求項6に記載されたインクジェット式
    記録装置。
  8. 【請求項8】 前記針キャップの開口内部に、前記イン
    ク供給針を挿入案内するガイド面が形成されていること
    を特徴とする請求項6または請求項7に記載されたイン
    クジェット式記録装置。
  9. 【請求項9】 前記スプリングが、タンク装着状態にお
    いて前記針キャップと前記蓋体との間に弾装されている
    ことを特徴とする請求項6乃至請求項8のいずれかに記
    載されたインクジェット式記録装置。
  10. 【請求項10】 前記蓋体に、前記針キャップを案内
    し、前記スプリングを収納する有頭筒状のガイドが保持
    されていることを特徴とする請求項6乃至請求項9に記
    載されたインクジェット式記録装置。
  11. 【請求項11】 前記ガイドが、前記蓋体にタンク装着
    状態において板ばねによって保持されていることを特徴
    とする請求項10に記載されたインクジェット式記録装
    置。
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