JP2002307392A - 熱線式加工機の熱線保持具 - Google Patents

熱線式加工機の熱線保持具

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JP2002307392A
JP2002307392A JP2001110708A JP2001110708A JP2002307392A JP 2002307392 A JP2002307392 A JP 2002307392A JP 2001110708 A JP2001110708 A JP 2001110708A JP 2001110708 A JP2001110708 A JP 2001110708A JP 2002307392 A JP2002307392 A JP 2002307392A
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hot wire
wire
heating wire
hot
working machine
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JP2001110708A
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Mitsuru Funahashi
充 舟橋
Hideji Maeda
秀二 前田
Kenjiro Matsumoto
賢二郎 松本
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】発熱線により熱可塑性プラスチックを裁断する
場合、発熱線に剛性を持たせるため発熱線を太くしなく
ても、発熱による熱膨張による影響を無くし、正確な輪
郭形状に切り抜き加工することを課題とする。 【解決手段】製品表面輪郭に合致する線形に折曲形成さ
れた発熱線1を、ブロック状の熱可塑性プラスチック材
3側面に当接し、該熱可塑性プラスチック材3を溶融さ
せながら前記発熱線1を製品表面に沿うように相対移動
させることにより前記ブロック状の熱可塑性プラスチッ
ク材3から立体を切り出し成形するための熱線加工機に
おいて、前記発熱線1の一端および他端を支持する一対
の保持具2のうち少なくともいずれか一方が、該発熱線
1の軸線方向に移動調節可能に構成され、前記発熱線1
の熱膨張による伸びを緊締調節可能とされてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、熱線式加工機の
熱線保持具に関し、詳しくは熱可塑性発泡プラスチック
材を熱線により裁断するために使用される熱線式加工機
の熱線保持具に関する。
【0002】
【従来の技術】熱可塑性発泡ポリスチレンブロックから
鋳造模型を成形する場合、図6、図7に示すように、製
品の表面輪郭に沿う線形に折曲形成した発熱線1を、保
持具2、2間に支持し、発熱させておいてブロック状の
熱可塑性プラスチック素材3に当接させ、発熱線1に触
れた部分の熱可塑性プラスチック素材3を溶融させなが
らテーブル4を回転移動あるいは平行移動させる(図示
例は回転移動の場合を示す)ことにより前記熱可塑性プ
ラスチック素材3から一点鎖線で示すように目的の模型
を切り出し成形することが知られている。
【0003】なお、上記装置において、保持具2、2は
アーム15、15先端に取り付けられ、またこのアーム
15、15は支持ロッド16の一端16aおよび他端1
6bに片持状態に支持され、この支持ロッド16は略中
央部で、この支持ロッド16に対して垂直な軸周囲に回
転可能に回転軸17と軸受け17aによって支持されて
いる。
【0004】そして、この軸受け17aは支持柱20に
上下摺動移動可能に取り付けられたスライダ21に取り
付けられている。また、支持柱20は基枠18に対し平
行移動可能なスライダー19上に立設されており、モー
タ22を駆動源として遠隔制御可能とされている。
【0005】なお、図中23はスライダ19、21ある
いはテーブル4の駆動、停止、回転、回転数、速度など
の制御を行うコントロールボックスを示す。この装置を
用いた成形方法は、加熱した熱線1を熱可塑性発泡プラ
スチック素材3に押し当てていくだけで、任意形状の立
体を容易に成形する事ができ、複雑な立体形状も容易に
成形できるといった利点を有する。
【0006】従って、異形管の鋳型を作るための模型な
どであっても成形が非常に容易にでき、かつ安価に製造
できる利点を有する。また、切断には熱溶融を利用して
行うので、鋸や刃物による切断のように粉塵や騒音も発
生することもなく、作業環境も清潔に保てるといった利
点を有する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、発熱線1は通
電により発熱すると熱膨張するため、元の線形から変形
する。従って、切り出した模型の寸法精度が得られない
といった問題があった。
【0008】また、膨張変形することによって発熱線1
の保持具2、2間の張力が低下するので、被切断物であ
る熱可塑性プラスチック素材3からの抵抗を受けて変形
しやすくなり、このために切り出した模型の寸法精度が
得られなくなるといった問題もあった。
【0009】この問題を解消するには、発熱線1の径を
太くして剛性を高めることが考えられるが、熱線1を太
くすると複雑な形状の製品表面輪郭が形成しにくくな
り、目的形状の成形も困難となる問題があつた。
【0010】この発明は、上記問題を解消し、熱膨張に
よる変形を防止すると共に、熱膨張によって張力が低下
した発熱線を太くしなくても剛性を持たせ、正確な輪郭
形状に切り抜き加工ができるようにすることを課題とし
てなされたものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の熱線式加工機
の熱線保持具は、製品表面輪郭に合致する線形に折曲形
成された発熱線を、ブロック状の熱可塑性プラスチック
材側面に当接し、該熱可塑性プラスチック材を溶融させ
ながら前記発熱線を製品表面に沿うように相対移動させ
ることにより前記ブロック状の熱可塑性プラスチック材
から立体を切り出し成形するための熱線加工機におい
て、前記発熱線の一端および他端を支持する一対の保持
具のうち少なくともいずれか一方が、該発熱線の軸線方
向に移動調節可能に構成され、前記発熱線の熱膨張によ
る伸びを緊締調節可能とされているものである。
【0012】従って、熱可塑性発泡プラスチック素材を
裁断成形するために発熱線を加熱したとき、その熱によ
り発熱線が膨張変形しても、一方の保持具を軸方向へ移
動させることにより変形が修正でき、また、この修正に
より張力も一定に保つことができるので加工抵抗による
変形も防止でき、高温加熱にもかかわらず正確な形状の
立体模型が切り出し成形できるのである。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、この発明の実施の形態を説
明する。図1は熱線式加工機における保持具の側面図、
図2は、この発明の実施の形態の熱線式加工機の熱線保
持具の断面図、図3は図2の平面図、図4は図2の底面
図、図5は装置全体の側面図である。
【0014】なお、この発明において特徴のある部分は
保持具であり、この保持具以外は従来の熱線式加工機と
構造は同じであるので、同一部分の構造に付いては詳細
な説明を省略する。
【0015】図1に示すように製品の輪郭に合致した線
形に折曲形成されたニクロム線、カンタル線やステンレ
ス線などからなる発熱線1の両端1a、1aは保持具
2、2aによって保持されているが、そのうち一方の保
持具2a(図示例の場合上端側保持具)は、図2に拡大
して示すように調節ねじ5によって上下位置が調節可能
とされている。
【0016】この保持具2aは、発熱線1を支持するピ
ンバイス6と、このピンバイス6が取り付けられた筒体
7と、この筒体7を軸方向に摺動可能に支持する支持ブ
ロック(パイジョン)8と、アーム15先端に設けられ
た取付金具(パイジョン)10に前記支持ブロック8と
共にボルトナット11により固定され、前記支持ブロッ
ク(パイジョン)8の上部に平行に張り出す支持板12
と、この支持板12を貫通し下部が前記筒体7に固定さ
れた支持ボルト13と、この支持ボルト13に、支持板
12を挟んでねじ嵌合された一対のナットであって、外
周にローレット目をつけたいわゆるナールドナットなど
からなる調節ナット5、5を備えて構成されている。
【0017】また、図中14は調節ナット5を回転させ
たとき支持ボルト13と筒体7とが供回りしてしまうの
を防止するストッパで、支持ブロック(パイジョン)8
下面に沿う基板部14aと、この基板部14aから直角
に折り起こされ筒体7側面の切り欠き7aに当接するス
トッパ片14bとからなる。
【0018】次に、この熱線式加工機の熱線保持具の作
用を説明する。この実施の形態の熱線式加工機を使用す
るにあたり、図1に示すように目的の製品表面の輪郭線
に合わせて折曲した発熱線1の一端1aをピンバイス6
に固定すると共に、他端1aを下方の保持具2に固定す
る。
【0019】そして、発熱線1に通電して発熱させる。
この発熱により発熱線1は熱膨張して伸びが生じるが、
その伸びに応じた量、調節ナット5、5を回転させ、ボ
ルト13を支持板12に対して上方へ移動調節して発熱
線1の形状を正常な形状に復元整形すると共に、発熱線
1の張力も正常な張力となるように調整する。
【0020】なお、このときも筒体7はストッパ14で
調節ナット5と共に回転してしまうのを防止されている
のでピンバイス6の上下位置調節は確実に行われる。し
たがって、熱膨張により発熱線が伸び変形しても調節ナ
ット5、5によりその伸びに応じた量が緊締調整される
ので、発熱線1の変形が解消される。
【0021】また、緊締調節により発熱線に対する張力
も回復するので、発熱線1の加工抵抗に対する強度も強
くなり、細い発熱線1でも十分に使用可能となる。この
結果、精密な凹凸形状も精度良く成形可能となる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
熱線式加工機の熱線保持具によれば、熱可塑性プラスチ
ックからなる素材を発熱線で溶融切断する場合に、熱に
よる膨張を保持具で緊締調節するため、精度の良い切り
出し成形ができ、また、緊締調節により発熱線の張力も
回復し、加工抵抗に対する強度も強くなるので、その分
細い発熱線を使用可能となり、精密な形状の模型を精度
良く成形可能となるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態である熱線式加工機におけ
る熱線保持部の部分拡大側面図である。
【図2】この発明の実施形態である熱線式加工機の熱線
保持具の断面図である。
【図3】この発明の実施形態である熱線式加工機の熱線
保持具の平面図である。
【図4】この発明の実施形態である熱線式加工機の熱線
保持具の底面図である。
【図5】この発明の実施形態である熱線式加工機の全体
側面図である。
【図6】従来例の熱線式加工機の全体側面図である。
【図7】従来例の熱線式加工機の全体平面図である。
【符号の説明】
1 発熱線 1a 発熱線の端部 2 保持具 2a 保持具 5 調節ナット 6 ピンバイス 7 ピンバイスの支持筒体 8 支持ブロック(パイジョン) 10 取付金具(パイジョン) 11 ボルトナット 12 支持板 13 支持ボルト 15 アーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松本 賢二郎 兵庫県尼崎市大浜町2丁目26番地 株式会 社クボタ武庫川製造所内 Fターム(参考) 3C060 AA05 CF07 CF19

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】製品表面輪郭に合致する線形に折曲形成さ
    れた発熱線を、ブロック状の熱可塑性プラスチック材側
    面に当接し、該熱可塑性プラスチック材を溶融させなが
    ら前記発熱線を製品表面に沿うように相対移動させるこ
    とにより前記ブロック状の熱可塑性プラスチック材から
    立体を切り出し成形するための熱線加工機において、前
    記発熱線の一端および他端を支持する一対の保持具のう
    ち少なくともいずれか一方が、該発熱線の軸線方向に移
    動調節可能に構成され、前記発熱線の熱膨張による伸び
    を緊締調節可能とされている熱線式加工機の熱線保持
    具。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013534322A (ja) * 2010-08-20 2013-09-02 コリア インスティチュート オブ エナジー リサーチ 非定常熱線法を用いたナノ流体の熱伝導度測定装置
CN105216062A (zh) * 2015-10-05 2016-01-06 平湖市当湖街道超越时空模具图文设计服务部 一种热塑材料切割机
KR20220003193A (ko) * 2020-07-01 2022-01-10 정성근 열선 커터기

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