JP2002306953A - 固定床多管式反応器およびその使用方法 - Google Patents

固定床多管式反応器およびその使用方法

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JP2002306953A JP2001398093A JP2001398093A JP2002306953A JP 2002306953 A JP2002306953 A JP 2002306953A JP 2001398093 A JP2001398093 A JP 2001398093A JP 2001398093 A JP2001398093 A JP 2001398093A JP 2002306953 A JP2002306953 A JP 2002306953A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 触媒等の固体粒状物を充填して各物質の製造
に用いるにあたり、長期間安定して目的生成物を製造す
ることができる固定床多管式反応器およびその使用方法
の提供。 【解決手段】 固体粒状物を充填した反応管を多数、並
列配置してなる固定床多管式反応器において、容量が均
一になるように計量され、かつ、1リッター当たり30
秒以上の充填時間で各反応管に固体粒状物が充填されて
なることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固体粒状物を充填
した固定床多管式反応器およびその使用方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、触媒等の固体粒状物を固定床多管
式反応器に充填する方法に関する出願は多く、たとえ
ば、特開昭52−3579号公報には、多管式反応器に
触媒を充填する際に各反応管の上端開口部から線状鋼を
挿入する方法が、また、特開昭62−30545号公報
には、多管式反応器にペレット状の触媒を充填する際に
空気を反応管下部より流通させる方法が、それぞれ開示
されている。さらに、特開昭55−67325号公報お
よび同57−21928号公報には、多管式反応器に触
媒を充填する際に用いられる充填装置に関する方法が開
示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の方法に
よれば、触媒充填時に発生する触媒の破損および粉化が
抑制されるため、所望の触媒充填結果を得ることは十分
可能であるが、長期間安定して目的生成物を製造する上
では、さらなる改良が望まれる。そこで、本発明の課題
は、触媒等の固体粒状物を充填して各物質の製造に用い
るにあたり、長期間安定して目的生成物を製造すること
ができる固定床多管式反応器およびその使用方法を提供
することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するため、固定床多管式反応器の多数の反応管の
各々における固体粒状物、特に触媒の充填の設定条件に
ついて、特に各反応管内に充填される触媒量について、
鋭意検討、実験を重ねた。その結果、以下のことを見い
出し、本発明を完成した。触媒を充填した多管式反応器
に反応ガスを導入し、長期間安定して目的生成物を製造
する際、固定床多管式反応器を用いた工業的規模での実
施においては、一般的に、反応管数は3,000〜3
0,000本に達し、理想的には、各反応管に充填され
る触媒等の量が各反応管の間で均一であり、かつ、触媒
等の充填による各反応管の圧力損失が各反応管の間で均
一であることが必要である。しかし、工業用反応器の充
填においては、充填に必要とされる触媒の量は数十トン
に及び、複数のロットの生産が必要である。このような
多量の触媒を製造した場合、得られた触媒には、物理的
な諸条件、たとえば、形状、サイズ、密度等に各製造ロ
ット間で多少の差が生じるため、これを多数の反応管に
充填すると、各反応管に充填される触媒量および各反応
管の圧力損失の変動が大きくなり、充填された触媒量、
つまり、充填された触媒の層長および圧力損失の調整に
多大な時間ならびに労力が費やされることになる。
【0005】したがって、本発明にかかる固定床多管式
反応器は、固体粒状物を充填した反応管を多数、並列配
置してなる固定床多管式反応器において、容量が均一に
なるように計量され、かつ、1リッター当たり30秒以
上の充填時間で各反応管に固体粒状物が充填されてなる
ことを特徴とする。本発明にかかる固定床多管式反応器
の使用方法は、上記本発明の固定床多管式反応器を用い
て各物質を製造する方法である。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明で用いられる固体粒状物と
しては、特に限定はされないが、たとえば、触媒、不活
性物質等が挙げられる。上記触媒としては、特に限定は
されず、公知のものを使用することができ、たとえば、
下記(1)〜(10)等が挙げられる。 (1)銀を必須成分として含み、エチレンを気相で酸化
して酸化エチレンを製造するための触媒(特開昭63−
116743号公報、特開昭62−4444号公報、特
開平5−329368号公報、特表平10−51021
2号公報、特開平5−84440号公報等)。
【0007】(2)モリブデン、ビスマスおよび鉄を必
須成分として含み、プロピレン、イソブチレン、ターシ
ャリーブタノールおよび/またはメチルターシャリーブ
チルエーテルを気相で酸化して(メタ)アクロレインお
よび(メタ)アクリル酸を製造するための触媒(特開昭
50−13308号公報、特開昭64−56634号公
報、特公昭56−52013号公報、特公昭56−23
969号公報、特開昭59−76541号公報等)。 (3)モリブデンおよびバナジウムを必須成分として含
み、アクロレインを気相で酸化してアクリル酸を製造す
るための触媒(特公昭49−11371号公報、特開昭
52−85091号公報、特開平6−279030号公
報、特開平8−299797号公報等)。
【0008】(4)モリブデンおよびリンを必須成分と
して含み、メタクロレインを気相で酸化してメタクリル
酸を製造するための触媒(特公昭60−33539号公
報、特公平3−26101号公報、特開昭59−127
58号公報等)。 (5)バナジウムおよびチタンを必須成分として含み、
オルト−キシレンおよび/またはナフタレンを気相で酸
化して無水フタル酸を製造するための触媒(特公平7−
29056号公報、特公昭58−15176号公報
等)。 (6)モリブデンを必須成分として含み、ベンゼンを気
相で酸化して無水マレイン酸を製造するための触媒(特
開昭62−78号公報等)。
【0009】(7)リンおよびバナジウムを必須成分と
して含み、n−ブタンを気相で酸化して無水マレイン酸
を製造するための触媒(特開平10−167711号公
報、特開平7−51573号公報、特開平5−1157
83号公報、特開昭50−35088号公報等)。 (8)モリブデンを必須成分として含み、プロパンを気
相で酸化してプロピレン、アクロレインおよび/または
アクリル酸を製造するための触媒(特開平9−3160
23号公報、特開平10−57813号公報、特開平1
0−120617号公報等)。
【0010】(9)バナジウムを必須成分として含み、
デュレンを気相で酸化して無水ピロメリット酸を製造す
るための触媒。 (10)その他、固定床多管式反応器に充填して気相接
触酸化反応に用いられる固体粒状触媒。なお、本発明の
固定床多管式反応器に充填して用いられる固体粒状物の
例である触媒は、気相接触酸化反応に用いられる上記
(1)〜(10)の固体粒状触媒に限定されるものでは
なく、たとえば、アンモ酸化反応、水素化反応、脱水素
反応等に用いられる固体粒状触媒をも包含する。
【0011】前記不活性物質とは、たとえば、触媒を固
定床多管式反応器に充填するにあたり、触媒を支持する
ための支持体;触媒の希釈剤;反応ガスの予熱・冷却材
等として用いられ、上記酸化反応(原料および目的生成
物)に対して一般的に不活性な物質を言う。その具体例
としては、特に限定はされないが、シリカ、アルミナ、
シリカアルミナ、金属(ステンレス等)等が挙げられ
る。また、その形状も特に限定はされず、たとえば、球
状、リング状、ラシヒリング、円柱状等が挙げられる。
不活性物質は、1種のみ使用してもよいし、2種以上を
適宜組み合わせて用いることもできる。
【0012】本発明における各反応管に充填される固体
粒状物の充填量は、例えば、固定床多管式反応器の反応
管の内径と長さとが同一である反応管を用い、充填テス
トを行うことによって、適宜決定することができる。固
定床多管式反応器の各反応管に触媒を均一に充填するた
めの方法として、上記充填テストから得られた充填量と
上記充填テストで使用した触媒の密度 (具体的には見掛
け密度または嵩密度)と、複数個の触媒製造単位からな
る触媒群(製造ロット)の各々の密度とを考慮し、固定
床多管式反応器の各反応管に充填される触媒の容量が均
一になるように計量することにより、触媒の充填層長お
よび圧力損失の調整のための労力が大きく軽減される。
【0013】本発明における、触媒に代表される固体粒
状物の見掛け密度および嵩密度は以下の方法によって求
めることができる。嵩密度は、内容積が既知の容器に固
体粒状物を充填し、充填された固体粒形物の質量と容器
の容量から求めることができる。本発明においては、固
体粒状物を内径40cm、高さ40cmのシリンダーに
充填し、ゴム製のクッション材の上で5cmの高さから
容器を3回落下させ、容器上部にできた空間部に新たに
触媒を充填した後、同様に落下させ、容器上部に空間部
ができなくなるまで同様の操作を繰り返した後、容器内
に充填された触媒の質量を測定した。この時の触媒の質
量をX(g)とすると嵩密度(g/cm3)はX/(2
2×円周率×40)より求めた。
【0014】固体粒状物の見掛け密度の測定方法として
は、特に限定はされないが、たとえば、次の2つの方法
等が挙げられる。 (1)大気圧下で温度(T(℃))を一定に保ち、比重
瓶に、精秤された固体粒状物(質量:w(g))を充填
し、比重瓶の標線まで水銀を注入した後、水銀の質量
(W(g))を計る。一方、比重瓶に固体粒状物を充填
することなく同様に水銀を注入したときの水銀の質量
(W’(g))を計る。また、充填された固体粒状物の
体積をv(cm3)とする。そして、固体粒状物の見掛
け密度を下記式に従って求める方法。
【0015】固体粒状物の見掛け密度=w/v ここで、v=(W’−W)/d (d:温度T(℃)で
の水銀の密度)。 (2)固体粒状物の真密度(g/cm3)および細孔容
積(cm3 /g)から、下記式に従って算出する方法。 見掛け密度=1/((1/真密度)+細孔容積) なお、真密度は、(株)島津製作所製オートピクノメー
ター1320を用い、ヘリウムの平衡式圧力比較法によ
り測定する。固体粒状物1g当たりの細孔容積は、
(株)島津製作所製オートポアIII 9420を用い、水
銀圧入式で測定する。
【0016】本発明においては、上記のように各反応管
に充填されるべき固体粒状物の必要量は、その密度を考
慮して設定される。つまり、それぞれの製造ロットの見
掛け密度または嵩密度の差を考慮して、各反応管に充填
されるべき固体粒状物の容積が均一になるように質量管
理すること、および、固体粒状物を各反応管に充填する
際の充填時間は、特に限定はされないが、固体粒状物の
形状、大きさおよび固体粒状物の大きさと反応管径との
関係によって制御されるべきこと、具体的には、固体粒
状物1リッター(以下、「リッター」を「L」と記す)
当たり30秒以上、好ましくは30〜120秒の範囲を
採用することであり、これによって、固体粒状物充填時
に発生する圧力損失の不均一化および固体粒状物の充填
層長の不均一化を防止することができる。
【0017】長期間の反応の間に固体粒状物の粉化、崩
壊あるいは固体粒状物の構成成分の飛散、昇華等が発生
する場合、経時的に圧力損失が変化する場合があるが、
本発明の固定床多管式反応器では、充填された固体粒状
物による圧力損失が各反応管間で均一になるため、長期
間の反応を行っても各反応管間での圧力損失の変化によ
る不均一化を防止することができる。本発明の固定床多
管式反応器は、それが複数並列に配置された場合であっ
ても、固体粒状物の充填時に発生する恐れのある各固定
床多管式反応器間の圧力損失の不均一化を制御あるいは
防止することができる。
【0018】本発明の固定床多管式反応器において、そ
の各反応管に充填される固体粒状物の容積および圧力損
失を均一にすることができるため、該反応器に反応ガス
を導入するに際して、各反応管に導入される反応ガスの
量を均一にすることができる。固体粒状物1L当たりの
充填時間が30秒未満の場合、ブリッジ(固体粒状物が
充填されていない空間部)等が発生し、固体粒状物の充
填層長の不均一化を招くと共に、目的生成物の収量の低
下につながる傾向がある。一方、固体粒状物1L当たり
の充填時間が120秒より長い場合は、固体粒状物の充
填に多くの作業時間を要する。
【0019】本発明の固定床多管式反応器においては、
固体粒状物の充填が、各反応管における固体粒状物の充
填層長および固体粒状物の充填による各反応管の圧力損
失が全反応管に渡って均一になるような設定でなされて
いることが好ましい。実際の工業的規模での実施におい
ては、それらの好ましい範囲は、たとえば以下の通りで
ある。固定床多管式反応器において、その各反応管に充
填される固体粒状物の容積を均一にするために、各反応
管における固体粒状物の充填層長は、その平均値(平均
充填層長)に対して、好ましくは90〜110%(平均
値の±10%以内)、より好ましくは95〜105%
(平均値の±5%以内)である。特に発熱を伴う反応で
は固体粒状物の充填層での異常発熱部(ホットスポット
部)が形成されるが、反応管間の充填層長のバラツキが
大きいと、ホットスポット部の位置が反応管間で変わる
ため、安定した運転が困難となる。
【0020】各反応管における固体粒状物の充填による
圧力損失は、特に限定されるわけではないが、その平均
値(平均圧力損失)に対して、好ましくは85〜115
%(平均値の±15%以内)、より好ましくは92〜1
08%(平均値の±8%以内)である。この範囲内に設
定することにより、長期間に渡り安定して目的生成物の
高い収率を維持することができる。反応管間の圧力損失
のバラツキが大きいと各反応管に導入される反応ガスの
量が不均一となり、特に、長期間の反応の間に固体粒状
物の粉化、崩壊あるいは固体粒状物の構成成分の飛散、
昇華等が発生する場合、反応管間での圧力損失の変化が
異なるため、結果として、目的生成物の収量が低下した
り、安定した運転が困難となったりするので、好ましく
ない。
【0021】固体粒状物の平均充填層長および平均圧力
損失は、固定床多管式反応器の全ての反応管について固
体粒状物の充填層長および圧力損失を測定することによ
って求めることができるが、固定床多管式反応器の全反
応管数の5%に相当する数の反応管における充填層長お
よび圧力損失を測定し、得られた平均値を代表値として
使用することができる。本発明において、固体粒状物の
充填後の圧力損失は、反応管下部を開放した状態で空
気、窒素等のガスを一定流量で反応管上部から導入した
ときの反応管上部における圧力の値である。その測定条
件としては、特に限定はされないが、実際に反応に供さ
れたときの反応管1本当たりの流量を考慮して適宜決定
することができる。たとえば、プロピレンを酸化してア
クリル酸を製造するための固体粒状物の充填では、圧力
損失の測定に際しては、10〜100リッター/分(標
準状態)の範囲から上記ガスの流量を適宜選ぶことがで
きる。
【0022】本発明の固定床多管式反応器においては、
固体粒状物の充填層での異常発熱(ホットスポット)の
抑制あるいは防止のために、活性の異なる複数種の固体
粒状物が活性の異なる順で充填されていることが好適で
ある。このような充填を行うための方法としては、特に
限定はされないが、たとえば、プロピレン等を酸化する
場合に用いられる活性の異なる複数種の触媒を調製する
方法を例に挙げると、アルカリ金属等の量および/また
は種類を変える方法(特公昭63−38331号公
報)、反応に不活性な物質で希釈する方法(特公昭53
−30688号公報)、触媒の占有容積を変える方法
(特開平4−217932号公報、同9−241209
号公報)、触媒活性物質の担持率を変える方法(特開平
7−10802号公報)等を挙げることができる。これ
らの方法は1つのみ用いてもよいし、2つ以上の方法を
適宜組み合わせて用いることもできる。
【0023】固定床多管式反応器へ固体粒状物を充填す
るための作業方法に関しては、公知のものを用いること
ができる。たとえば、実公平1−33152号公報、特
公平3−9770号公報、特開平11−333282号
公報等に開示されている充填機を用いることにより効率
的に行うことができる。固定床多管式反応器の反応管と
しては、一般に、その断面形状が円型のものが用いられ
るが、本発明では、反応管の内径を反応管の管径とす
る。この管径は、特に限定されるわけではないが、好ま
しくは15〜50mm、より好ましくは20〜40m
m、さらに好ましくは22〜38mmである。反応管の
管径が15mm未満だと、反応管数が増加するため、反
応器の製造費用が高くつくので、好ましくない。また、
反応管の管径が50mmを超えると、ホットスポット部
での蓄熱が増加するとともに、最悪の場合、暴走反応を
引き起こす等の傾向があるので、好ましくない。
【0024】固体粒状物の粒径に関しては、たとえば、
固体粒状物が球形または円柱状の場合はその直径を、リ
ング状の場合はその外径を粒径とし、楕円の場合はその
長径と短径の平均値を粒径とする。固体粒状物の粒径
(d)と反応管の管径(D)との比(d/D)は、特に
限定されるわけではないが、好ましくは0.1/1〜
0.5/1、より好ましくは0.12/1〜0.45/
1、さらに好ましくは0.15/1〜0.40/1であ
る。上記比が0.1/1より小さいと、逐次反応の増加
により、結果として目的生成物の収量低下を招く傾向が
あるので、好ましくない。また、0.5/1より大きい
と、固体粒状物と反応ガスとの接触効率が低下して目的
生成物の収量が低下する傾向があるので、好ましくな
い。
【0025】
【実施例】以下、本発明の実施例と比較例を挙げて本発
明をさらに具体的に説明するが、本発明は下記実施例に
限定されない。なお、転化率および収率は、次のように
定義される。 転化率(モル%)=反応した原料のモル数/供給した原
料のモル数×100 収率(モル%)=生成した目的生成物のモル数/供給し
た原料のモル数×100 <参考例1> (触媒の調製)イオン交換水500Lに、硝酸コバルト
378kg、硝酸ニッケル172kgおよび硝酸第二鉄
95kgを溶解した。別に、硝酸ビスマス138kg
を、濃硝酸25Lとイオン交換水100Lからなる硝酸
水溶液に溶解した。さらに別に、加熱したイオン交換水
1,500Lに、パラモリブデン酸アンモニウム500
kgを添加し、攪拌しながら溶解した。得られた水溶液
に、上記で別途調製した2つの水溶液を滴下混合し、次
いで、硝酸カリウム2.4kgをイオン交換水50Lに
溶解した水溶液を添加した。
【0026】このようにして得られたスラリーを加熱攪
拌し、蒸発乾固して乾燥させた。次いで、得られた固形
物を粉砕し、得られた粉体に適量の硝酸アンモニウムと
水を加え、混練りした後、外径6mm、内径2mm、長
さが外径の1.1倍のリング状に成型し、空気流通下、
480℃で8時間焼成して、触媒(1)600kgを得
た。この触媒(1)の金属元素組成(酸素は除く。以下
同じ。)は次の通りであった。 触媒(1) Mo12Bi1.2Fe1Co5.5Ni2.50.1 また、触媒(1)の嵩密度は0.94g/cm3であっ
た。
【0027】<参考例2>参考例1において、硝酸カリ
ウム2.4kgに代え、硝酸セシウム3.2kgとし、
リング状成型物の外径を8mmに変更したこと以外は参
考例1と同様にして、触媒(2)を得た。この触媒
(2)の金属元素組成は次の通りであった。 触媒(2) Mo12Bi1.2Fe1 Co5.5Ni2.5 Cs
0.07 また、触媒(2)の嵩密度は0.92g/cm3 であっ
た。 <実施例1>反応管内径25mm、長さ3000mmの
反応管に触媒(1)1Lを充填時間60秒で充填した
後、触媒充填層長および圧力損失を測定した。結果を表
1に示した。なお、圧力損失の測定に際しては、30L
/分(標準状態)の流量の空気を用いた。
【0028】<実施例2〜5および比較例1>実施例1
において触媒(1)1Lの充填時間を各々15、30、
45、90、120秒とした以外は実施例1と同様に触
媒(1)を充填し、触媒充填層長および圧力損失を測定
した。結果を表1に示した。
【0029】
【表1】
【0030】触媒(1)の場合、1L当たりの充填時間
45秒以上では、ほぼ安定した充填層長および圧力損失
の値を示した。上記実施例1〜5および比較例1におい
て触媒(1)の代わりに平均粒径8mmφのセラミック
ボールおよび触媒(2)を用いた以外は同様に充填時間
を変えて充填したところ、セラミックボールは1L当た
り30秒以上、触媒(2)は、1L当たり60秒以上で
ほぼ安定した充填層長および圧力損失の値を示した。 <実施例6>反応管数15,000本(反応管径25m
mφ、反応管長3,500mm)からなる固定床多管式
反応器に固体粒状物を充填するに際し、反応管下部よ
り、平均粒径8mmφセラミックボール、触媒(2)、
触媒(1)の順に、これら各固体粒状物の計画充填層長
をそれぞれ200mm、800mm、2200mmとし
た。ここで、上記セラミックボールとしては市販されて
いるものを使用したが、その嵩密度は1.4g/cm3
であった。また、触媒(1)および触媒(2)は、上記
参考例1および2の手順に従って、上記固定床多管式反
応器に充填するための必要量を数十回に渡って製造した
が、その時に得られた触媒(1)および触媒(2)の嵩
密度はそれぞれ0.94±0.05g/cm3、0.9
2±0.06g/cm3の範囲であった。
【0031】上記固定床多管式反応器の反応管と内径お
よび長さが同一である反応管1本を用いて充填テストを
行った。上記セラミックボール、触媒 (2)、触媒 (1)
の順にそれぞれ200mm、800mm、2200mm
の長さに充填したところ、各固体粒状物の充填量はそれ
ぞれ118g、338g、950gであった。反応管総
数15,000本分の各固体粒状物の充填量を計算する
に際しては、製造ロット間の嵩密度の差を考慮して、例
えば、触媒(1)については、上記充填テストを行った
製造ロットの嵩密度が0.94g/cm3 であり、他の
1つの製造ロットの嵩密度が0.98g/cm3の場
合、950g×0.98/0.94=990gを計量し
た。
【0032】セラミックボール、触媒 (2)、触媒
(1)の順にそれぞれ1L当り45±5秒、75±5
秒、60±5秒の充填時間で充填した後、充填層長およ
び圧力損失を測定した結果、充填層長の分布は、平均充
填層長に対して±3%、圧力損失分布は、平均圧力損失
に対して±7%の範囲であった。このようにして固体粒
状物を充填した反応器に、プロピレン8容量%、酸素1
5容量%、水蒸気10容量%および窒素等の不活性ガス
67容量%からなる混合ガスを反応温度310℃、接触
時間2.4秒、反応器入口圧0.2MPa(絶対圧)で
導入して、プロピレンの酸化反応を行った。反応初期お
よび8,000時間経過したときの結果を表2に示し
た。
【0033】<比較例2>実施例6において、各固体粒
状物の反応管1本当たりの質量を、各固体粒状物の嵩密
度の差を考慮することなく同一にしたこと以外は実施例
6と同様にして各固体粒状物を充填した。充填層長の分
布は、平均充填層長に対して±14%、圧力損失分布
は、平均圧力損失に対して±21%の範囲であった。次
いで、実施例6と同様にしてプロピレンの酸化反応を行
った。結果を表2に示した。
【0034】<比較例3>実施例6において8mmφセ
ラミックボール、触媒(2)、触媒(1)それぞれの反
応管1本当たりの容量を有する3種類の容器を作成し、
各固体粒状物の充填量を容量にて反応管総数15000
本分を用意した。各固体粒状物は、実施例6の手順に従
って充填し、充填層長および圧力損失を測定した結果、
充填層長の分布は、平均充填層長に対して±11%、圧
力損失の分布は平均圧力損失に対して±17%であっ
た。次いで実施例6と同様にしてプロピレンの酸化反応
を行った。結果を表2に示した。
【0035】
【表2】
【0036】<参考例3> (P−V系触媒の調整)イソブチルアルコール400L
に五酸化バナジウム40kgを懸濁させ、撹拌しながら
105℃に保ち、10時間還元した。別途、99質量%
オルトリン酸43.5kgを100Lのイソブチルアル
コールに溶解してリン酸溶液を調整した。還元したバナ
ジウム溶液にリン酸溶液を添加し、105℃に加熱保持
して10時間撹拌したところ濃青色沈殿物を生じた。反
応液スラリーを放冷した後、生成した沈殿物を濾過分離
し、アセトンで洗浄後、140℃で12時間乾燥した。
次いで長さ5mm、直径5mmの円筒形に成型した後、
空気気流化500℃で4時間焼成して触媒(3)120
kgを得た。
【0037】この触媒(3)の酸素を除く金属元素組成
は次の通りであった。 触媒(3)P1.051 また触媒(3)の真密度は3.1g/cm3 、細孔容積
は0.38cm3/gであり、触媒(3)の見掛け密度
は1.42/cm3であった。 <実施例7>反応管数10000本(反応管内径21m
m、反応管長3000mm)からなる固定床多管式反応
器にP−V系触媒を充填するに際し、計画充填層長を2
500mmとした。触媒 (3) は上記参考例3の手順に
従って上記固定床多管式反応器に充填するための必要量
を数十回に渡って製造したが、その時に得られた触媒
(3)の見掛け密度は1.42±0.09g/cm3
範囲であった。
【0038】上記固定床多管式反応器の反応管の内径お
よび長さが同一である反応管1本を用いてテスト充填を
行った。触媒(3)を2500mmの長さに充填したと
ころ、触媒 (3) の充填量は796gであった。反応管
総数10000本分の各固体粒状物の充填量を計量する
に際しては、各製造ロット間の嵩密度の差を考慮して、
例えば、触媒 (3) の上記充填テストに用いた見掛け密
度が1.42g/cm3であり、他の1つのロットの見
掛け密度が1.33g/cm3の場合、796g×1.
33/1.42=746gを計量した。
【0039】触媒 (3) は、触媒1L当たり75±5秒
の間で各反応管に充填した後、充填層長および圧力損失
を測定した結果、充填層長の分布は、平均充填層長に対
して±2%、圧力損失の分布は、平均圧力損失に対して
±5%の範囲であった。このようにして触媒 (3) を充
填した反応器にn−ブタン1.8容量%を含む空気混合
ガスを接触時間3.6秒で供給した。この際、400℃
から480℃まで1℃/分の割合で昇温し、480℃で
12時間の活性化処理を行った後、n−ブタン1.8容
量%を含む空気混合ガスを接触時間2秒、反応温度38
0℃、反応器入口圧0.18MPa(絶対圧)で導入し
てn−ブタンの酸化反応を行った。反応初期および40
00時間経過したときの結果を表3に示した。
【0040】<比較例4>実施例7において触媒 (3)
の反応管1本当たりに充填する質量を触媒 (3)の見掛
け密度の差を考慮することなく同一にしたこと以外は実
施例7と同様にして触媒 (3) を充填した。充填層長の
分布は、平均充填層長に対して±12%、圧力損失の分
布は、平均圧力損失に対して±17%の範囲であった。
次いで実施例7と同様にしてn−ブタンの酸化反応を行
った結果を表3に示した。
【0041】
【表3】
【0042】
【発明の効果】本発明にかかる固定床多管式反応器によ
れば、各反応管に充填された固体粒状物の容量および充
填時間が均一であるため、各反応管に充填された固体粒
状物の量(充填層長、容積等)が均一、かつ、固体粒状
物の充填による各反応管の圧力損失が均一であり、実際
の反応に供された場合、各反応管に導入される反応ガス
の量を均一にすることができる。したがって長期間反応
を継続し、経時的に圧力損失が変化しても、固定床多管
式反応器の各反応管間の圧力損失が均一に保たれ、長期
間安定して目的生成物を製造することができる。
【0043】本発明にかかる固定床多管式反応器の使用
方法によれば、上記本発明の固定床多管式反応器を用い
て各物質を製造するため、長期間安定して目的生成物を
製造することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07C 51/16 C07C 51/16 4H039 51/235 51/235 51/25 51/25 57/055 57/055 A // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300 C07D 301/10 C07D 301/10 303/04 303/04 307/60 307/60 B 307/89 307/89 C 493/04 101 493/04 101B Fターム(参考) 4C037 KA01 KB02 KB04 KB12 4C048 AA01 BB01 CC01 XX05 4C071 AA01 AA08 BB01 BB05 CC12 EE05 FF15 HH08 KK04 4G070 AA01 AB04 BA02 BB02 CA01 CB17 4H006 AA02 AA04 AC45 AC46 BA02 BA13 BA14 BA18 BA30 BA60 BA81 BC10 BC11 BC19 BS10 4H039 CA62 CA65 CC30

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定床多管式反応器において、容量が均一
    になるように計量され、かつ、1リッター当たり30秒
    以上の充填時間で各反応管に固体粒状物が充填されてな
    ることを特徴とする、固定床多管式反応器。
  2. 【請求項2】前記固体粒状物の充填が、前記多数の反応
    管の各々における固体粒状物の充填による圧力損失が平
    均圧力損失の85〜115%になるような設定でなされ
    ている、請求項1に記載の固定床多管式反応器。
  3. 【請求項3】前記固体粒状物の充填が、前記多数の反応
    管の各々における固体粒状物の充填層長が平均充填層長
    の90〜110%になるような設定でなされている、請
    求項1または2に記載の固定床多管式反応器。
  4. 【請求項4】前記反応管の管径が15〜50mmであ
    る、請求項1から3までのいずれかに記載の固定床多管
    式反応器。
  5. 【請求項5】前記固体粒状物の粒径と前記管径との比が
    0.1/1〜0.5/1である、請求項4に記載の固定
    床多管式反応器。
  6. 【請求項6】前記固体粒状物が、下記(1)〜(9)の
    触媒からなる群から選ばれた少なくとも1種である、請
    求項1から5までのいずれかに記載の固定床多管式反応
    器。 (1)銀を必須成分として含み、エチレンを気相で酸化
    して酸化エチレンを製造するための触媒。 (2)モリブデン、ビスマスおよび鉄を必須成分として
    含み、プロピレン、イソブチレン、ターシャリーブタノ
    ールおよび/またはメチルターシャリーブチルエーテル
    を気相で酸化して(メタ)アクロレインおよび(メタ)
    アクリル酸を製造するための触媒。 (3)モリブデンおよびバナジウムを必須成分として含
    み、アクロレインを気相で酸化してアクリル酸を製造す
    るための触媒。 (4)モリブデンおよびリンを必須成分として含み、メ
    タクロレインを気相で酸化してメタクリル酸を製造する
    ための触媒。 (5)バナジウムおよびチタンを必須成分として含み、
    オルト−キシレンおよび/またはナフタレンを気相で酸
    化して無水フタル酸を製造するための触媒。 (6)モリブデンを必須成分として含み、ベンゼンを気
    相で酸化して無水マレイン酸を製造するための触媒。 (7)リンおよびバナジウムを必須成分として含み、n
    −ブタンを気相で酸化して無水マレイン酸を製造するた
    めの触媒。 (8)モリブデンを必須成分として含み、プロパンを気
    相で酸化してプロピレン、アクロレインおよび/または
    アクリル酸を製造するための触媒。 (9)バナジウムを必須成分として含み、デュレンを気
    相で酸化して無水ピロメリット酸を製造するための触
    媒。
  7. 【請求項7】請求項6に記載の固定床多管式反応器を用
    いて各物質を製造する方法。
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