JP2002306941A - インラインミキサー - Google Patents

インラインミキサー

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JP2002306941A
JP2002306941A JP2001112266A JP2001112266A JP2002306941A JP 2002306941 A JP2002306941 A JP 2002306941A JP 2001112266 A JP2001112266 A JP 2001112266A JP 2001112266 A JP2001112266 A JP 2001112266A JP 2002306941 A JP2002306941 A JP 2002306941A
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JP
Japan
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fluid
casing
holes
axial direction
disks
Prior art date
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Application number
JP2001112266A
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English (en)
Inventor
Yukihiro Kihara
幸宏 木原
Toshiharu Yoshida
敏晴 吉田
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Shinryo Corp
Original Assignee
Shinryo Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】自動化したライン内に配置して流体を連続供給
し、混合・分散させるためのインラインミキサーを提供
する。特に塗料のような粘度の高い材料に少量の添加物
を混合するような用途に適したインラインミキサーを提
供する。 【解決手段】円筒状のケーシング内に多数の孔のあいた
複数の固定式円板と多数の孔のあいた複数の回転式円板
とを軸線方向に沿って交互に配置し、回転式円板を支持
する回転軸をケーシング外部の駆動装置で回転駆動す
る。ケーシングの軸線方向の一端側に設けた流体入口か
らケーシングの軸線方向の他端側に設けた流体出口へと
前記各孔を通過させながら流体を移送し、流体を均一に
混合し分散させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体を均一に混合
・分散させるインラインミキサー(ラインミキサー)に
関し、特に粘度が高い材料(例えば塗料)に少量の添加
物を入れる場合や、気液分散系のスタティックミキサー
では対応が難しい流体に適用されるインラインミキサー
に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のインラインミキサーとして、図4
に示すような回転部分のないミキサーが知られている。
このミキサー60は、ハウジング61内に4個のエレメ
ント62〜65が連続して配置されており、圧送されて
きた流体が各エレメントの分割板で2つに分割されると
共に方向を変えられる際に流体にねじれの力が働いて攪
拌が効率的に行われる構造になっている。しかしなが
ら、各エレメントがハウジング内に固定されているの
で、粘度が高い材料に対して少量の添加物を入れるよう
な場合には、流動性が悪いため、うまく混合できないと
いう欠点がある。これは、混合比が大幅に違うため、固
定羽根だけでは混合が不十分になることと、粘性が極端
に違うため一部だけしか混合されないものと考えられ
る。
【0003】塗料を攪拌する装置としては、特開平8−
266985号「塗料攪拌装置」や特開平7−1322
64号「特に塗料ミキサ用の攪拌器」等が提案されてい
るが、これらはタンク内に収容した塗料を攪拌する型式
のバッチ式のものであり、自動化したライン内に配置し
て塗料を連続供給し、分散・混合させるようなユニット
として利用できないので、コンピュータ制御による自動
化ができないという欠点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、自動
化したライン内に配置して流体を連続供給し、混合・分
散させるためのインラインミキサーを提供することにあ
る。本発明の他の目的は、特に塗料のような粘度の高い
材料に少量の添加物を混合するような用途に適したイン
ラインミキサーを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の前述した課題
は、円筒状のケーシング内に多数の孔のあいた複数の固
定式円板と多数の孔のあいた複数の回転式円板とを軸線
方向に沿って交互に配置し、前記回転式円板を支持する
回転軸をケーシング外部の駆動装置で回転駆動し、ケー
シングの軸線方向の一端側に設けた流体入口からケーシ
ングの軸線方向の他端側に設けた流体出口へと前記各孔
を通過させながら流体を移送することにより、流体を均
一に混合し分散させるように構成したインラインミキサ
ーによって達成される。
【0006】
【作用】かかる構成に基づき、本発明のインラインミキ
サーによれば、流体が回転式円板の孔を通過する際に回
転板が回転することによって切断され流体断面の位相が
変化し、流体が回転板の多数の孔と固定板の多数の孔を
連続して通過していく際に、流体が均一に混合・分散さ
せられていく。特に、粘度の高い塗料などの流体では、
固定板を通過する際には金太郎飴のような状態になって
いるが、回転板の孔を通過する際の切断作用によって孔
から押し出されてくる際に位相が変わって均質になる。
かくして、塗料のような粘度の高い流体に少量の添加物
を混合させるような場合でも均一な混合・分散が達成さ
れる。
【0007】本発明はさらに好適な態様として、円筒状
のケーシング内に多数の孔のあいた複数の固定式円板と
多数の孔のあいた複数の回転式円板とを軸線方向に沿っ
て交互に配置し、前記円板の列に隣接して軸流タービン
に用いられる型式の固定翼と動翼を軸線方向に沿って交
互に配置し、前記回転式円板と前記動翼とを支持する回
転軸をケーシング内部の軸受で支持し、ケーシングの軸
線方向の一端側に設けた流体入口からケーシングの軸線
方向の他端側に設けた流体出口へと前記各孔及び翼の隙
間を通過させながら流体を移送することにより、流体を
均一に混合し分散させるようなインラインミキサーを提
供する。
【0008】このように円板列と翼列とを直列に配置す
ることにより、粘度の大きな流体であってもさらに効率
良く均一に混合し分散させられることになる。回転板及
び動翼の回転数は500〜5000rpm程度の高速回
転とし、これにより回転板と固定板の隙間に乱流を生じ
させることが望ましい。
【0009】固定式円板側の孔と回転式円板側の孔とは
相対的に回転させても2個以上の孔の中心が同時に軸線
方向に合致しないように、円周方向又は半径方向に位相
をずらして配置することが望ましい。以下、本発明によ
る好適な実施形態を添付図面を参照しながら説明する。
【0010】
【発明の実施の形態】図1A〜Cは本発明の好適な実施
態様によるインラインミキサーの全体を表しており、こ
のインラインミキサー10は、円筒状のケーシング12
内に、多数の孔30が穿設された複数の固定式円板14
と多数の孔32が穿設された複数の回転式円板16とが
軸線方向に沿って交互に配置されている。回転式円板1
6の外周とケーシング12の内周との間にはスペーサ1
8が配置されて隙間を小さく保っている。回転式円板1
6を支持する回転軸20はケーシング外部のモータ22
で回転駆動され、ケーシング12の軸線方向の一端側に
設けた流体入口24からケーシング12の軸線方向の他
端側に設けた流体出口26へと多数の孔30,32を通
過させながら流体を移送することにより、流体が切断さ
れ、例えば塗料と添加物が均一に混合されかつ分散させ
られるようになっている。
【0011】固定式円板14側の孔30は中心に1個と
円周方向に5等分された位置に5個の計6個が穿設され
ており、一方回転式円板16側の孔32は円周方向に4
等分された位置に4個が穿設されている。すなわち、こ
れらの孔30,32は、固定式円板14と回転式円板1
6とを相対的に回転させても2個以上の孔が同時に軸線
方向に合致しないように、円周方向又は半径方向に位相
がずらして配置されている。
【0012】図2及び図3は本発明の他の好適な実施態
様を表しており、このインラインミキサー40では、ケ
ーシング42内に上述した円板14,16の列に隣接し
て、軸流タービンに用いられる型式の固定翼44と動翼
46が交互に配置され、動翼46の外周にスペーサ48
が配置されている。回転式円板16と動翼46とを支持
する回転軸50はケーシング内部のラジアル軸受51と
スラスト軸受52で支持されている。かくして、ケーシ
ング42の軸線方向の一端側に設けた流体入口54から
ケーシング42の軸線方向の他端側に設けた流体出口5
6へと各孔及び翼の隙間を通過させながら流体を移送す
ることにより、均一混合部57と回転駆動部58を通過
する際に流体が切断され、例えば塗料と添加物が均一に
混合され分散させられるようになっている。
【0013】なお、図2及び図3の実施態様では回転軸
50はフリーに支持されているが、必要に応じてケーシ
ング外部のモータで駆動するようにしても良い。
【0014】
【発明の効果】以上詳細に説明した如く、本発明のイン
ラインミキサーによれば、流体が回転式円板の孔を通過
する際に回転板が回転することによって、流体が切断さ
れ流体断面の位相が変化し、流体が回転板の多数の孔と
固定板の多数の孔を連続して通過していく際に、流体が
均一に混合・分散させられていく。特に、塗料のような
粘度の高い流体に少量の添加物を混合するような場合で
も均一な混合・分散が達成される等、その技術的効果に
は極めて顕著なものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるインラインミキサー全体を表す概
略縦断面図である。
【図2】本発明の他の実施例によるミキサー全体を表す
概略縦断面図である。
【図3】図2のミキサーの主要部を表す概略縦断面図で
ある。
【図4】従来のインラインミキサーの例を表す概略縦断
面図である。
【符号の説明】
10,40 インラインミキサー 12,42 ケーシング 14 回転円板 16 固定円板 20,50 回転軸 22 駆動装置 24,54 流体入口 26,56 流体出口 30,32 孔 44 固定翼 46 回転翼 51,52 軸受

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状のケーシング内に多数の孔のあい
    た複数の固定式円板と多数の孔のあいた複数の回転式円
    板とを軸線方向に沿って交互に配置し、 前記回転式円板を支持する回転軸をケーシング外部の駆
    動装置で回転駆動し、 ケーシングの軸線方向の一端側に設けた流体入口からケ
    ーシングの軸線方向の他端側に設けた流体出口へと前記
    各孔を通過させながら流体を移送することにより、流体
    を均一に混合し分散させることを特徴とするインライン
    ミキサー。
  2. 【請求項2】 円筒状のケーシング内に多数の孔のあい
    た複数の固定式円板と多数の孔のあいた複数の回転式円
    板とを軸線方向に沿って交互に配置し、 前記円板の列に隣接して軸流タービンに用いられる型式
    の固定翼と動翼を軸線方向に沿って交互に配置し、 前記回転式円板と前記動翼とを支持する回転軸をケーシ
    ング内部の軸受で支持し、 ケーシングの軸線方向の一端側に設けた流体入口からケ
    ーシングの軸線方向の他端側に設けた流体出口へと前記
    各孔及び翼の隙間を通過させながら流体を移送すること
    により、流体を均一に混合し分散させることを特徴とす
    るインラインミキサー。
  3. 【請求項3】前記固定式円板側の孔と回転式円板側の孔
    とは相対的に回転させても2個以上の孔の中心が同時に
    軸線方向に合致しないように、円周方向又は半径方向に
    位相がずらして配置されている請求項1又は2記載のイ
    ンラインミキサー。
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040907

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050111