JP2002306442A - 磁気共鳴撮像用コイル - Google Patents

磁気共鳴撮像用コイル

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JP2002306442A
JP2002306442A JP2001107773A JP2001107773A JP2002306442A JP 2002306442 A JP2002306442 A JP 2002306442A JP 2001107773 A JP2001107773 A JP 2001107773A JP 2001107773 A JP2001107773 A JP 2001107773A JP 2002306442 A JP2002306442 A JP 2002306442A
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coil
capacitor
power supply
loop
switching element
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JP2001107773A
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Inventor
Akira Nabeya
章 奈部谷
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GE Medical Systems Global Technology Co LLC
Original Assignee
GE Medical Systems Global Technology Co LLC
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 磁気共鳴撮像装置で使われる8の字型のコイ
ルのデカップリングを、外部からの電源供給線を別途設
けることなく実現する。 【解決手段】 ループ201および211に分布定数回
路であるλ/4ケーブル203および213と、第1お
よび第2のスイッチング素子であるダイオード205、
215を接続し、これらダイオード205、215を信
号線231を介して供給されるバイアス電圧によってオ
ン、オフさせることでデカップリングを実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、二つのループを
有する8の字型の受信コイルと送信コイル間の磁気結合
をなくす磁気共鳴撮像用コイルに関する。
【0002】
【従来の技術】磁気共鳴撮像装置では、傾斜磁場を発生
させる勾配磁場発生用コイル、電磁場を発生し、送信す
るための送信コイル、磁気共鳴信号を受信するための受
信コイルが使用されている。これらのコイルのなかで、
送信コイルと受信コイル間では、各コイルが同一の方向
を向いて、かつ、極めて近接して配置されるため、送信
コイルと受信コイル間には、強い磁気結合が生じる。強
い磁気結合が生じると、共鳴周波数の推移あるいはコイ
ルのQ値の低下と言った問題が生じ、ひいては撮像画像
のS/N(Signal To Noise Rati
o)の低下を引き起こす。
【0003】そこで、従来は、送信コイルと受信コイル
間の磁気結合を無くするために、送信コイルおよび受信
コイルには、デカップリング(磁気結合防止)回路を装
着するようにしている。これらのデカップリング回路を
動作させれば、送信コイルから電磁波を送信する場合に
は、受信コイルを形成するループのインピーダンスが高
い状態になり、送信コイルとの磁気結合が生じなくな
る。また、磁気共鳴信号を受信コイルにより受信する場
合には、送信コイルを形成するループのインピーダンス
が高い状態になり、受信コイルとの磁気結合が生じなく
なる。
【0004】受信コイルのデカップリング回路は、受信
コイルのループに直列に接続された共鳴周波数を決定す
るコンデンサに並列に接続されたインダクタンスと、前
記コンデンサとインダクタンスの接続部に直列に接続さ
れたダイオードと、ダイオードのオン、オフ状態を切り
換えるためのバイアス電源を供給するバイアス回路とに
より構成されている。ダイオードがオン状態の場合に
は、コンデンサとインダクタンスが並列共振回路を形成
し、インピーダンスが極めて高い状態になり、ひいて
は、受信コイルのループも高いインピーダンス状態にな
り送信コイルとの間に磁気結合は生じなくなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術によればダイオードのオン、オフ状態を切り替え
るためのバイアス電源装置からの電源供給線を、磁気共
鳴信号を受信コイルから取り出す信号線とは別個に用意
する必要があった。
【0006】特に、磁気共鳴撮像装置では、バイアス電
源装置を受信コイルに近接して設置することは、設置ス
ペースおよび電源ノイズが受信コイルに与える影響を考
えると好ましくない。従って、バイアス電源装置から受
信コイルまでの電源供給線を、長いものとして、これを
引き回す必要があり、受信コイルおよび電源供給線に近
接する信号線との電気、磁気的結合が、磁気共鳴撮像装
置の画像を不安定にする等の悪影響を及ぼしている。
【0007】これらのことから、バイアス電源装置から
受信コイルまでの電源供給線を使用しないで、受信コイ
ルのデカップリングを行うようにして、受信コイルの特
性を向上し、かつ部品点数も少なくし、安定した磁気共
鳴撮像装置の画像をいかに実現するかが極めて重要とな
る。
【0008】この発明は、上述した従来技術による課題
を解決するためになされたものであり、バイアス電源装
置から受信コイルまでの電源供給線を使用しないで、受
信コイルのデカップリングを行うようにして、電源供給
線に近接する信号線との電気、磁気的結合をなくし、か
つ部品点数も少なくする磁気共鳴撮像用コイルを提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するために、第1の観点の発明に係る磁気共
鳴撮像用コイルは、導体から成る8の字型の受信コイル
の2つの第1および第2のループを第1および第2の接
続部によって接続して1つの閉ループを形成し、第1お
よび第2の接続部の間に磁気共鳴信号の取り出し用コン
デンサを配設し、この取り出し用コンデンサに接続され
た信号線を介して磁気共鳴信号を取り出すようにした磁
気共鳴撮像用コイルであって、第1のスイッチング素子
を有し、前記第1の接続部に接続される前記第1のルー
プの接続端から前記第2のループ側を見たインピーダン
スを前記第1のスイッチング素子のオンオフによって開
放状態と短絡状態とに切り替える第1の切り替え部と、
第2のスイッチング素子を有し、前記第2の接続部に接
続される前記第2のループの接続端から前記第1のルー
プ側を見たインピーダンスを前記第2のスイッチング素
子のオンオフによって開放状態と短絡状態とに切り替え
る第2の切り替え部と、を備え、バイアス電源から前記
信号線を介して前記第1のおよび第2のスイッチング素
子にバイアス電圧を供給することにより、前記第1のス
イッチング素子をオンオフ制御することを特徴とする。
【0010】この第1の観点による発明によれば、第1
のスイッチング素子を有し、第1の接続部に接続される
第1のループの接続端から第2のループ側を見たインピ
ーダンスを第1のスイッチング素子のオンオフによって
開放状態と短絡状態とに切り替える第1の切り替え部
と、第2のスイッチング素子を有し、第2の接続部に接
続される第2のループの接続端から第1のループ側を見
たインピーダンスを第2のスイッチング素子のオンオフ
によって開放状態と短絡状態とに切り替える第2の切り
替え部とを備え、バイアス電源から磁気共鳴信号の取り
出し用の信号線を介して第1のおよび第2のスイッチン
グ素子にバイアス電圧を供給することにより、第1のス
イッチング素子をオンオフ制御することとしたので、バ
イアス電源を8の字型のコイルに供給する電源供給線を
使用することなく、送信コイルとの磁気結合を無くすこ
とができる。したがって、電源供給線と信号線の間で生
じる電気的、磁気的結合に起因する不安定な8の字型の
コイルの電磁気的特性を改善し、かつ8の字型のコイル
の部品点数を減らすことができる。
【0011】また、第2の観点の発明に係る磁気共鳴撮
像用コイルによれば、前記第1の切り替え部は、共鳴周
波数の1/4波長の長さを有する第1の分布定数回路
と、前記第1の分布定数回路と前記取り出し用コンデン
サとの間に配されて、前記信号線を介した前記バイアス
電源からのバイアス電圧によってオンオフされるダイオ
ードとしての前記第1のスイッチング素子とを有し、前
記第2の切り替え部は、共鳴周波数の1/4波長の長さ
を有する第2の分布定数回路と、前記第2の分布定数回
路と前記取り出し用コンデンサとの間に配されて、前記
信号線を介した前記バイアス電源からのバイアス電圧に
よってオンオフされるダイオードとしての前記第2のス
イッチング素子とを有することを特徴とする。
【0012】この第2の観点の発明によれば、第1の切
り替え部は、共鳴周波数の1/4波長の長さを有する第
1の分布定数回路と、第1の分布定数回路と取り出し用
コンデンサとの間に配されて、信号線を介したバイアス
電源からのバイアス電圧によってオンオフされるダイオ
ードとしての第1のスイッチング素子とを有し、第2の
切り替え部は、共鳴周波数の1/4波長の長さを有する
第2の分布定数回路と、第2の分布定数回路と取り出し
用コンデンサとの間に配されて、信号線を介したバイア
ス電源からのバイアス電圧によってオンオフされるダイ
オードとしての第2のスイッチング素子とを有すること
としたので、バイアス電源を8の字型のコイルに供給す
る電源供給線を使用することなく、送信時には第1のル
ープおよび第2のループを開放状態にして送信コイルと
の磁気結合を無くし、かつ受信時には、8の字型のコイ
ルとして正常に動作させることができる。
【0013】また、第3の観点の発明に係る磁気共鳴撮
像用コイルによれば、前記第1の切り替え部は、前記第
1のループ側への直流電流を阻止する第1の大容量コン
デンサと、前記第1の大容量コンデンサの近傍部分の有
する位相推移をβとした場合、(π/2−β)の位相推
移を行なう第1の位相推移手段と、この第1の位相推移
手段に並列に接続されて前記信号線を介した前記バイア
ス電源からのバイアス電圧によってオンオフされるダイ
オードとしての前記第1のスイッチング素子と、終端が
短絡されて前記第1の大容量コンデンサと同じβの位相
推移を行なう第2の位相推移手段とが順次多段接続さ
れ、前記第1の位相推移手段が前記第1の大容量コンデ
ンサと前記取り出し用コンデンサとの間に挿入された第
1の集中定数回路とを有し、前記第2の切り替え部は、
前記第2のループ側への直流電流を阻止する第2の大容
量コンデンサと、前記第2の大容量コンデンサの近傍部
分の有する位相推移をβとした場合、(π/2−β)の
位相推移を行なう第3の位相推移手段と、この第3の位
相推移手段に並列に接続されて前記信号線を介した前記
バイアス電源からのバイアス電圧によってオンオフされ
るダイオードとしての前記第2のスイッチング素子と、
終端が短絡されて前記第2の大容量コンデンサと同じβ
の位相推移を行なう第4の位相推移手段とが順次多段接
続され、前記第3の位相推移手段が前記第2の大容量コ
ンデンサと前記取り出し用コンデンサとの間に挿入され
た第2の集中定数回路と、を有することを特徴とする。
【0014】この第3の観点の発明によれば、第1の切
り替え部は、第1のループ側への直流電流を阻止する第
1の大容量コンデンサと、第1の大容量コンデンサの有
する位相推移をβとした場合、(π/2−β)の位相推
移を行なう第1の位相推移手段と、この第1の位相推移
手段に並列に接続されて信号線を介したバイアス電源か
らのバイアス電圧によってオンオフされるダイオードと
しての第1のスイッチング素子と、終端が短絡されて第
1の大容量コンデンサと同じβの位相推移を行なう第2
の位相推移手段とが順次多段接続され、第1の位相推移
手段が第1の大容量コンデンサと取り出し用コンデンサ
との間に挿入された第1の集中定数回路と、を有し、第
2の切り替え部は、第2のループ側への直流電流を阻止
する第2の大容量コンデンサと、第2の大容量コンデン
サの有する位相推移をβとした場合、(π/2−β)の
位相推移を行なう第3の位相推移手段と、この第3の位
相推移手段に並列に接続されて信号線を介したバイアス
電源からのバイアス電圧によってオンオフされるダイオ
ードとしての第2のスイッチング素子と、終端が短絡さ
れて第2の大容量コンデンサと同じβの位相推移を行な
う第4の位相推移手段とが順次多段接続され、第3の位
相推移手段が第2の大容量コンデンサと取り出し用コン
デンサとの間に挿入された第2の集中定数回路とを有す
ることとしたので、バイアス電源を8の字型のコイルに
供給する電源供給線を使用することなく、送信時には第
1のループおよび第2のループを開放状態にして送信コ
イルとの磁気結合を無くし、かつ受信時には、8の字型
のコイルとして正常に動作させることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、この
発明にかかる磁気共鳴撮像用コイルの好適な実施の形態
について説明する。
【0016】(実施の形態1)まず、本実施の形態1に
係る磁気共鳴撮像装置の全体構成について説明する。図
1は、この発明の実施の形態1である磁気共鳴撮像用コ
イルを使用した磁気共鳴撮像装置の全体構成を示す模式
図である。図1において、この磁気共鳴撮像装置は、大
きくは、マグネット部101、テーブル部102、およ
び制御処理部103から構成される。
【0017】マグネット部101は、上下に対向配置さ
れる一対の静磁場発生部4、勾配コイル部3、および送
信コイル部2を有している。対向配置された二つの送信
コイル部2間には、被検体5が配置される空間が形成さ
れる。上下二つの勾配コイル部3は、勾配駆動部14を
介してスキャンコントローラ部13に接続される。ま
た、上下二つの送信コイル部2は、送信部15を介して
スキャンコントローラ部13に接続される。
【0018】テーブル部102には、送信コイル部2間
に形成された空間を移動するクレードル部6が設けら
れ、このクレードル部6上には、被検体5が載置され
る。クレードル部6は、被検体5の撮像部位がマグネッ
ト部101の中心部に位置するように移動制御される。
【0019】受信コイルとしての8の字コイル1は、テ
ーブル部102に配設されており、マグネット部101
の中心近傍に位置されている。この8の字コイル1は、
受信部7、検波部8、およびA/D変換部9を介して計
算機10に接続される。計算機10には、操作部11お
よび表示部12が接続されるとともに、スキャンコント
ローラ部13が接続される。スキャンコントローラ部1
3は、受信部7、RF発振部20、A/D変換部9、勾
配駆動部14、および送信部15の各部を制御する。R
F発振部20は、検波部8に接続される。
【0020】次に、図1に示した8の字コイル1および
バイアス電源部16の具体的な構成について説明する。
図2は、図1に示した8の字コイル1およびバイアス電
源部16の具体的な構成を示す回路図である。図2にお
いて、8の字コイル1は、図1に示した8の字コイル1
を平面状に展開したものである。銅棒で作成されたルー
プ201およびループ211は、第1および第2の接続
部206,216によって接続されて1つの閉ループを
形成している。第1および第2の接続部の間に磁気共鳴
信号の取り出し用コンデンサ220が配されている。
【0021】第1の接続部206には、共鳴周波数の波
長λのλ/4に相当する長さを有する分布定数回路とし
ての同軸ケーブル(以下λ/4ケーブルと称する)20
3と、大容量のコンデンサ(ハイパスフィルタ)20
4、スイッチング素子としてのダイオード205が備え
られている。
【0022】第2の接続部216には、前記同様のλ/
4ケーブル213と、大容量コンデンサ214と、スイ
ッチング素子としてのダイオード215が備えられてい
る。
【0023】ループ201の一方の接続端202aはλ
/4ケーブル203の芯線に接続され、他方の接続端2
02bは、λ/4ケーブル203の被覆線に接続されて
いる。ループ211の場合も同様である。
【0024】λ/4ケーブル203の芯線およびλ/4
ケーブル213の芯線には、コンデンサ204および2
14が直列接続されている。これらのコンデンサ204
および214によって交流信号に影響を与えることなく
バイアス電源250により発生される直流電圧をループ
201および211から切断している。すなわち、コン
デンサ204および214は、夫々、バイアス電源25
0からのバイアス電流がループ201および211側へ
の流れ込むのを阻止している。
【0025】λ/4ケーブル203および213の被覆
線同志は、コンデンサ220を介して接続されている。
このコンデンサ220は、前述したように磁気共鳴信号
の取り出し用コンデンサであり、8の字コイル1が有す
るインダクタンスと並列共振回路を形成する。
【0026】磁気共鳴信号は、信号線231および23
0より取り出され、受信部7に送信される。取り出し用
コンデンサ220を挟んでダイオード205および21
5が、正のバイアス電圧が印加された場合にオンになる
ように接続されている。バイアス電源250は、スキャ
ンコントローラ部13からの制御信号により正の出力電
圧と負の出力電圧に切り替えることができる。バイアス
電源250と信号線231との間には、ローパスフィル
タ240が挿入されており、このローパスフィルタによ
って、バイアス電源250で発生した電源ノイズが信号
線231に重畳しないようにしている。
【0027】ここで、分布定数回路であるλ/4ケーブ
ル203、213の動作を図3を用いて説明する。図3
に示したように、λ/4ケーブル203の終端にインピ
ーダンスZの負荷を接続した場合に、λ/4ケーブル2
03の他端Pから測定したインピーダンスは、1/Zと
なる。従って、Z=0、すなわち短絡の場合には、Pか
ら測定したインピーダンス(1/Z)は、無限大とな
る。
【0028】次に、図2に示した8の字コイル1の動作
について説明する。8の字コイルの動作は、図4に示す
ように、送信モードと受信モードの2つの場合に分けら
れる。すなわち、スキャンコントロール部13から、図
4(a)に示すように、送信モードあるいは受信モード
を指令する制御信号がバイアス電源250に入力され
る。バイアス電源250は、この制御信号をトリガとし
て図4(b)に示すようにバイアス電圧を正電圧、負電
圧に切り替える。送信モードの場合には、バイアス電源
250は、出力電圧が正電圧に設定される。バイアス電
源250から出力された正電圧は、信号線231を介し
て第1および第2のスイッチング素子であるダイオード
205および215に印加される。この時、ダイオード
205および215には、順方向に正電圧が印加される
ため、これらダイオード205および215はオン状態
となり、交流特性から見れば短絡状態となる。従って、
ループ201の接続端202あるいはループ211の接
続端212からλ/4ケーブル203および213の終
端側(コンデンサ204,214側)を見たインピーダ
ンスは、図3に示した原理により、無限大となる。これ
により、ループ201および211は、電気的に開いた
状態となり、送信コイル部2との磁気的結合が生じなく
なる。
【0029】また、受信モードの場合には、図4に示し
た様に、バイアス電源250は、出力電圧が負電圧に設
定される。バイアス電源250から出力された負電圧
は、信号線231を介してダイオード205および21
5に印加される。この時、ダイオード205および21
5には、逆方向にバイアス電圧が加えられることにな
り、ダイオード205および215はオフ状態となり、
交流特性から見れば開放状態となる。従って、ループ2
01の接続端202あるいはループ211の接続端21
2から見たλ/4ケーブル203および213側の電気
特性は、左右のループ202および212が各々λ/4
ケーブル203および213を介して、接続された状態
になり、各ループ201および211は受信コイルとし
ての動作を行なうことができる。
【0030】上述してきたように、本実施の形態1で
は、ループ201および211に分布定数回路であるλ
/4ケーブル203および213と、第1および第2の
スイッチング素子であるダイオード205、215を接
続し、これらダイオード205、215を信号線231
を介して供給されるバイアス電圧によってオン、オフさ
せることでデカップリングを実現するようにしているの
で、従来のようにバイアス電源用の電源供給線を別途設
ける必要がなくなる。
【0031】なお、λ/4ケーブル203および213
の代わりに、平行二線線路を用いるようにしてもよい。
また、4分の1波長相当のπ/2位相推移する集中定数
回路としての位相推移手段を用いるようにしてもよい。
さらに、信号の取り出し口のコンデンサをループ201
および211に並列に接続した8の字コイルに対して
も、スイッチング素子としてのダイオード205および
215を同方向に配置することにより実現することがで
きる。
【0032】(実施の形態2)ところで、上記実施の形
態1では、ループ201および211を接続する接続線
上に直列にλ/4ケーブルを接続する場合を示したが、
本発明はこれに限定されるものではなく、ループ201
および211を接続する接続線上に並列にπ/2の位相
推移する集中定数回路を接続してもよい。本実施の形態
2では、ループ201および211を接続する接続線に
並列にπ/2の位相推移する集中定数回路を接続してい
る。
【0033】図5は、本実施の形態2に係る8の字コイ
ル50および電源部16の具体的な構成を示す回路図で
ある。なお、この8の字コイル50は、図1に示した8
の字コイル1に対応するものであり、その他の構成につ
いては、図1に示したものと同様のものとなるので、こ
こではその詳細な説明を省略する。
【0034】図5の8の字コイル50は、図1に示した
8の字コイル1と同様のコイルを平面状に展開したもの
である。銅棒で作成されたループ201およびループ2
11は、第1および第2の接続部506,516によっ
て接続されて1つの閉ループを形成している。第1およ
び第2の接続部506,516の間に磁気共鳴信号の取
り出し用コンデンサ530が配されている。
【0035】第1の接続部506には、ループ201お
よびループ211を接続する接続線に対し並列に接続さ
れてπ/2の位相推移する集中定数回路510と、この
集中定数回路510とループ201の接続端202aと
の間に挿入される大容量コンデンサ(ハイパスフィル
タ)503とが備えられている。
【0036】第2の接続部516には、ループ201お
よびループ211を接続する接続線に対し並列に接続さ
れてπ/2の位相推移する集中定数回路520と、この
集中定数回路520とループ211の接続端212aと
の間に挿入される大容量コンデンサ(ハイパスフィル
タ)513とが備えられている。
【0037】これらコンデンサ503、513は、交流
信号に影響を与えずに、バイアス電源250により発生
される直流電圧をループ201および211から阻止す
る。すなわち、これらコンデンサ503および513に
よってバイアス電源250からのバイアス電流がループ
201および211側へ流れ込むのを阻止している。
【0038】コンデンサ530は、前述したように磁気
共鳴信号の取り出し用コンデンサであり、8の字コイル
1が有するインダクタンスと並列共振回路を形成する。
磁気共鳴信号は、信号線231および230より取り出
され、受信部7に送信される。信号線231、230に
接続されるバイアス電源250は、スキャンコントロー
ラ部13からの制御信号により正の出力電圧と負の出力
電圧に切り替えることができる。バイアス電源250と
信号線231との間には、ローパスフィルタ240が挿
入されており、このローパスフィルタによって、バイア
ス電源250で発生した電源ノイズが信号線231に重
畳しないようにしている。
【0039】集中定数回路510は、位相推移手段50
4、スイッチング手段としてのダイオード507、およ
び終端が短絡された位相推移手段505とが順次多段接
続されて構成されており、位相推移手段504がコンデ
ンサ502と取り出し用コンデンサ530との間に並列
接続されている。
【0040】同様に、集中定数回路520は、位相推移
手段514、ダイオード517、および終端が短絡され
た位相推移手段515とが順次多段接続されて構成され
ており、位相推移手段514がコンデンサ512と取り
出し用コンデンサ530との間に並列接続されている。
【0041】位相推移手段504および514は、夫々
インダクタンスおよび二つのコンデンサから構成される
π型の低域通過集中定数回路である。ループ201の接
続端202から位相推移手段504の接続点までの領域
502(コンデンサ503の近傍部分)の位相推移量を
β(ラジアン)とした場合に、位相推移手段504の位
相推移量は、(π/2−β)とする。位相推移手段51
4も同様に、ループ211の接続端212から位相推移
手段514の接続点までの領域512(コンデンサ51
3の近傍部分)の位相推移量をβ(ラジアン)とした場
合に、その位相推移量を、(π/2−β)とする。
【0042】位相推移手段504と位相推移手段505
との間にダイオード507が並列接続されている。ま
た、位相推移手段514と位相推移手段515との間に
ダイオード517が並列接続されている。これらダイオ
ード507および517は、バイアス電源250が正の
電圧を出力する際に、オンになるように接続されてい
る。
【0043】また、ダイオード507および517の後
段側にはさらに位相推移手段505および515が並列
接続されている。これらの位相推移手段505および5
15の位相推移量は、コンデンサ503の近傍部分の位
相推移量と同じ値のβに設定する。位相推移手段505
および515の終端は短絡されている。また、位相推移
手段505および515は、ダイオード507および5
17側から見た場合に、直流的に阻止されている必要が
あるため、T型の高域通過集中定数回路とする。
【0044】次に、図5に示した8の字コイル50の動
作について説明する。8の字コイル50の動作は、図1
に示した8の字コイル1と同様に、送信モードと受信モ
ードの2つの場合に分けられる。送信モードの場合に
は、バイアス電源250は、出力電圧が正電圧に設定さ
れる。バイアス電源250から出力された正電圧は、信
号線231を介して第1および第2のスイッチング素子
であるダイオード507および517に印加される。こ
の時、ダイオード507および517には、順方向に正
電圧が印加されるため、オン状態となり、交流特性から
見れば短絡状態となる。
【0045】この時、領域502あるいは領域512の
部分の位相推移はβであり、また、位相推移手段504
あるいは位相推移手段514の位相推移は、(π/2−
β)であるため、ループ201の接続端202あるいは
ループ211の接続端212から、位相推移手段504
あるいは位相推移手段514側を見た場合には、π/2
の位相推移手段の先が短絡された状態となる。ここで、
π/2の位相推移手段とλ/4ケーブルとは、同等な電
気特性を有するため、図3に示したのと同様の原理によ
り、ループ201の接続端202あるいはループ211
の接続端212から位相推移手段504あるいは位相推
移手段514側を見たインピーダンスは、無限大とな
る。これにより、ループ201および211は、電気的
に開いた状態となり、送信コイル部2との磁気的結合が
生じなくなる。
【0046】また、受信モードの場合には、バイアス電
源250は、出力電圧が負電圧に設定される。バイアス
電源250から出力された負電圧は、信号線231を介
してダイオード507および517に印加される。この
時、ダイオード507および517には、逆方向にバイ
アス電圧が加えられるので、ダイオード507および5
17はオフ状態となり、交流特性から見れば開放状態と
なる。従って、ループ201およびループ211を接続
する信号線から見ると、位相推移手段504あるいは5
14の位相推移の(π/2−β)と、位相推移手段50
5あるいは515の位相推移のβとを加算した、π/2
の位相推移手段の終端側が短絡された状態となる。π/
2の位相推移手段はλ/4ケーブルと同等の電気特性を
有するため、ループ201およびループ211を接続す
る信号線から位相推移手段504あるいは514側を見
たインピーダンスは、無限大となる。したがって、ルー
プ201およびループ211を接続する信号線は、位相
推移手段504,514、および505、515が存在
しない場合と同様の電気的動作を行なうことができ、こ
れにより各ループ201および211は、受信コイルと
しての動作を行なうことができる。
【0047】上述してきたように、本実施の形態2で
は、ループ201およびループ211を接続する信号線
と並列に、位相推移手段504および511と、ダイオ
ード507および517と、位相推移手段505および
514とを接続し、信号線231を介して供給されるバ
イアス電圧によって前記ダイオード507および517
をオン、オフさせることでデカップリングを実現するよ
うにしているので、従来のようにバイアス電源用の電源
供給線を別途設ける必要がなくなる。この実施の形態2
の場合は、同軸ケーブルのようにケーブル長に関係な
く、位相推移を制御できるので、よりコンパクトな構成
を実現できる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
磁気共鳴信号の取り出し用の信号線を介して各スイッチ
ング素子にバイアス電圧を供給することにより、スイッ
チング素子をオンオフさせることによって、各ループの
接続端から逆のループ側を見たインピーダンスをスイッ
チング素子のオンオフによって開放状態と短絡状態とに
切り替えて受信コイル側のデカップリングを実現する用
にしているので、バイアス電源を8の字型のコイルに供
給する電源供給線を使用することなく送信コイルとの磁
気結合を無くすことができる。したがって、電源供給線
と信号線の間で生じる電気的、磁気的結合に起因する電
磁気的特性の不安定化が改善され、かつコイルの部品点
数を減らすことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】磁気共鳴装置の全体構成を示すブロック図であ
る。
【図2】実施の形態1の磁気共鳴撮像用コイルを示す回
路図である。
【図3】λ/4ケーブルの動作原理を示す図である。
【図4】送受信モード信号およびバイアス電源電圧を示
すタイムチャートである。
【図5】実施の形態2の磁気共鳴撮像用コイルを示す回
路ブロック図である。
【符号の説明】
1,50 8の字型コイル 2 送信コイル部 3 勾配コイル部 4 静磁場発生部 5 被検体 6 クレードル部 7 受信部 8 検波部 9 A/D変換部 10 計算機 11 操作部 12 表示部 13 スキャンコントローラ部 14 勾配駆動部 15 送信部 16 バイアス電源部 20 RF発振部 101 マグネット部 102 テーブル部 103 制御処理部 201、211 ループ(コイル) 202,212 ループの接続端 203、213 λ/4ケーブル 204、214,503、513 大容量コンデンサ 205、215、507、517 スイッチング用ダイ
オード 220、530 取り出し用コンデンサ 230、231 磁気共鳴信号取り出し用信号線 240 フィルタ 250 バイアス電源 504,505,514、515 位相推移手段 502、512 βの位相推移領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奈部谷 章 東京都日野市旭が丘四丁目7番地の127 ジーイー横河メディカルシステム株式会社 内 Fターム(参考) 4C096 AB07 AD10 AD23 CC16

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導体から成る8の字型の受信コイルの2
    つの第1および第2のループを第1および第2の接続部
    によって接続して1つの閉ループを形成し、前記第1お
    よび第2の接続部の間に磁気共鳴信号の取り出し用コン
    デンサを配設し、この取り出し用コンデンサに接続され
    た信号線を介して磁気共鳴信号を取り出すようにした磁
    気共鳴撮像用コイルであって、 第1のスイッチング素子を有し、前記第1の接続部に接
    続される前記第1のループの接続端から前記第2のルー
    プ側を見たインピーダンスを前記第1のスイッチング素
    子のオンオフによって開放状態と短絡状態とに切り替え
    る第1の切り替え部と、 第2のスイッチング素子を有し、前記第2の接続部に接
    続される前記第2のループの接続端から前記第1のルー
    プ側を見たインピーダンスを前記第2のスイッチング素
    子のオンオフによって開放状態と短絡状態とに切り替え
    る第2の切り替え部と、 を備え、バイアス電源から前記信号線を介して前記第1
    のおよび第2のスイッチング素子にバイアス電圧を供給
    することにより、前記第1のスイッチング素子をオンオ
    フ制御することを特徴とする磁気共鳴撮像用コイル。
  2. 【請求項2】 前記第1の切り替え部は、 共鳴周波数の1/4波長の長さを有する第1の分布定数
    回路と、 前記第1の分布定数回路と前記取り出し用コンデンサと
    の間に配されて、前記信号線を介した前記バイアス電源
    からのバイアス電圧によってオンオフされるダイオード
    としての前記第1のスイッチング素子と、 を有し、 前記第2の切り替え部は、 共鳴周波数の1/4波長の長さを有する第2の分布定数
    回路と、 前記第2の分布定数回路と前記取り出し用コンデンサと
    の間に配されて、前記信号線を介した前記バイアス電源
    からのバイアス電圧によってオンオフされるダイオード
    としての前記第2のスイッチング素子と、 を有することを特徴とする請求項1に記載の磁気共鳴撮
    像用コイル。
  3. 【請求項3】 前記第1の切り替え部は、 前記第1のループ側への直流電流を阻止する第1の大容
    量コンデンサと、 前記第1の大容量コンデンサの近傍部分の有する位相推
    移をβとした場合、(π/2−β)の位相推移を行なう
    第1の位相推移手段と、この第1の位相推移手段に並列
    に接続されて前記信号線を介した前記バイアス電源から
    のバイアス電圧によってオンオフされるダイオードとし
    ての前記第1のスイッチング素子と、終端が短絡されて
    前記第1の大容量コンデンサと同じβの位相推移を行な
    う第2の位相推移手段とが順次多段接続され、前記第1
    の位相推移手段が前記第1の大容量コンデンサと前記取
    り出し用コンデンサとの間に挿入された第1の集中定数
    回路と、 を有し、 前記第2の切り替え部は、 前記第2のループ側への直流電流を阻止する第2の大容
    量コンデンサと、 前記第2の大容量コンデンサの近傍部分の有する位相推
    移をβとした場合、(π/2−β)の位相推移を行なう
    第3の位相推移手段と、この第3の位相推移手段に並列
    に接続されて前記信号線を介した前記バイアス電源から
    のバイアス電圧によってオンオフされるダイオードとし
    ての前記第2のスイッチング素子と、終端が短絡されて
    前記第2の大容量コンデンサと同じβの位相推移を行な
    う第4の位相推移手段とが順次多段接続され、前記第3
    の位相推移手段が前記第2の大容量コンデンサと前記取
    り出し用コンデンサとの間に挿入された第2の集中定数
    回路と、 を有することを特徴とする請求項1に記載の磁気共鳴撮
    像用コイル。
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