JP2003070764A - Rf信号受信コイルおよび磁気共鳴撮像装置 - Google Patents

Rf信号受信コイルおよび磁気共鳴撮像装置

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JP2003070764A
JP2003070764A JP2001263814A JP2001263814A JP2003070764A JP 2003070764 A JP2003070764 A JP 2003070764A JP 2001263814 A JP2001263814 A JP 2001263814A JP 2001263814 A JP2001263814 A JP 2001263814A JP 2003070764 A JP2003070764 A JP 2003070764A
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receiving coil
signal
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Akira Nabeya
章 奈部谷
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GE Medical Systems Global Technology Co LLC
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 送信コイルと受信コイルのデカップリング
を、受信コイルにデカップリング回路を設けることなく
実現する。 【解決手段】 ループ210および220の接続状態
を、送信モードの場合には、ループ接続端子201およ
び203の間と、ループ接続端子202および204の
間とを概短絡状態にし、ループ接続端子201および2
04の間と、ループ接続端子202および203の間と
を概開放状態にしているため、ループ210および22
0が並列接続状態になり、受信モードの場合には、ルー
プ接続端子201および203の間と、ループ接続端子
202および204の間とを概開放状態にし、ループ接
続端子201および204の間と、ループ接続端子20
2および203の間とを共振用コンデンサが接続された
状態にすることを実現させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、受信コイル(C
oil)と送信コイル間の磁気結合をなくすRF信号受
信コイルおよび磁気共鳴撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気共鳴撮像装置では、傾斜磁場を発生
させる勾配磁場発生用コイル、電磁場を発生し、送信す
るための送信コイル、磁気共鳴信号を受信するための受
信コイル、が使用されている。これらのコイルのなか
で、送信コイルと受信コイル間では、各コイルが同一の
方向を向いて、かつ、極めて近接して配置されるため、
送信コイルと受信コイル間には、強い磁気結合が生じ
る。強い磁気結合が生じると、共鳴周波数の推移あるい
はコイルのQ値の低下と言った問題が生じ、ひいては撮
像画像のS/N(Signal To Noise R
atio)の低下を引き起こす。
【0003】そこで、送信コイルと受信コイル間の磁気
結合を無くするために、送信コイルおよび受信コイル
は、デカップリング(Decoupling)回路を装
着するようにしている。これらのデカップリング回路を
動作させれば、送信コイルから電磁波を送信する場合に
は、受信コイルを形成するループ(Loop)のインピ
ーダンス(Impedance)が高い状態になり、受
信コイルに電流が流れないので、送信コイルとの磁気結
合が生じなくなる。また、磁気共鳴信号を受信コイルに
より受信する場合には、送信コイルを形成するループの
インピーダンスが高い状態になり、送信コイルに電流が
流れないので、受信コイルとの磁気結合が生じなくな
る。
【0004】受信コイルのデカップリング回路は、受信
コイルのループ上に直列に接続された共鳴周波数を決定
するコンデンサ(Condenser)に並列に接続さ
れたインダクタ(Inductor)と、このコンデン
サとインダクタの接続部に直列に接続された、二つのダ
イオード(Diode)を逆極性に並列接続したクロス
ダイオード(CrossDiode)と、により構成さ
れている。送信コイルから電磁波を送信する場合には、
送信される電磁波が高いパワー(Power)を有する
ため、クロスダイオードがオン(On)状態になり、コ
ンデンサとインダクタが並列共振回路を形成し、インピ
ーダンスが極めて高い状態になる。そして、受信コイル
のループも高いインピーダンス状態になり、誘導電圧に
よる電流が流れないので、送信コイルとの間に磁気結合
は生じなくなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術によればデカップリング回路を、受信コイルのル
ープ上に直列に多数配設する必要があった。すなわち、
単体のデカップリング回路では、クロスダイオードがオ
ン状態の際に、充分に高いインピーダンスを得ることが
できず、デカップリング回路を直列に多段接続すること
により高いインピーダンスを確保する必要があった。
【0006】特に、全身用のサドル(Saddle)型
受信コイルは、受信コイルを形成するループが大きな形
状を有するため、送信時に送信コイルとの間に大きな磁
気結合を生じる。この磁気結合を無くすには、受信コイ
ルのループ上に直列に多数のデカップリング回路を配置
し、送信時に受信コイルのループのインピーダンスを高
くする必要があった。しかし、デカップリング回路を受
信コイルのループ上に直列に多数配置しているため、逆
に受信時には、受信コイルはのループの抵抗値が増加
し、受信コイルは、Q値の低下を引き起こし、ひいて
は、受信信号のS/N比(Signal To Noi
se Ratio)も低下する。また、送信時には、受
信コイル上の多数のデカップリング回路は、高インピー
ダンスのため発熱源となり、この発熱は、磁気共鳴撮像
装置の動作を不安定にする要因となっていた。
【0007】これらのことから、受信コイルのループ上
に直列に多数のデカップリング回路を配置することなく
受信コイルのデカップリングを行うようにして、送信コ
イルと受信コイル間の磁気結合を無くし、受信コイルの
特性を向上し、かつ安定した磁気共鳴撮像装置の画像を
いかに実現するかが極めて重要となる。
【0008】この発明は、上述した従来技術による課題
を解決するためになされたものであり、受信コイルのル
ープ上に直列に多数のデカップリング回路を配置するこ
となく受信コイルのデカップリングを行うようにして、
送信コイルと受信コイル間の磁気的結合を無くし、受信
コイルの特性を向上することができる、RF信号受信コ
イルおよび磁気共鳴撮像装置を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するために、第1の観点の発明に係るRF信
号受信コイルは、空間を挟んで互いに対向する同一形状
の1対のループ部と、前記1対のループ部同士を相互に
接続し全体として閉ループを形成する接続部と、を有す
るRF信号受信コイルであって、前記接続部は、前記1
対のループ部の磁気結合を防止する磁気結合防止状態ま
たは前記1対のループ部を受信コイルとして機能させる
受信状態のいずれかに切り換える切換手段、を備えるこ
とを特徴とする。
【0010】この第1の観点による発明によれば、ルー
プ接続部として、1対のループ部の磁気結合を防止する
磁気結合防止状態または1対のループ部を受信コイルと
して機能させる受信状態のいずれかに切り換える切換手
段、を備えることとしているので、送信コイルにより発
生された高周波磁場が1対のループ部に印加された際
に、発生する誘導電圧が1対のループ部で打ち消すこと
になり、送信コイルと受信コイル間の磁気結合を無くす
ことができるので、ループ部のデカップリング回路を無
くすことができる。
【0011】また、第2の観点の発明に係るRF信号受
信コイルによれば、空間を挟んで互いに対向する同一形
状の1対のループ部と、前記1対のループ部同士を相互
に接続し全体として閉ループを形成する接続部と、を有
するRF信号受信コイルであって、前記接続部は、前記
1対のループ部を並列に接続する1対の電気経路にそれ
ぞれ直列に設けられた第1および第2の開閉手段と、前
記1対のループ部を8の字状に直列に接続する1対の電
気経路にそれぞれ直列に設けられた第3および第4の開
閉手段と、前記第1および第2の開閉手段ならびに前記
第3および第4の開閉手段を互いに逆な位相で開閉させ
る制御手段と、を備えることを特徴とする。
【0012】この第2の観点の発明によれば、ループ接
続部として、1対のループ部を並列に接続する1対の電
気経路にそれぞれ直列に設けられた第1および第2の開
閉手段と、1対のループ部を8の字状に直列に接続する
1対の電気経路にそれぞれ直列に設けられた第3および
第4の開閉手段と、第1および第2の開閉手段ならびに
第3および第4の開閉手段を互いに逆な位相で開閉させ
る制御手段と、を備えることとしているので、送信時に
は、受信コイルの1対のループ部が並列接続状態とな
り、送信コイルと受信コイルとがデカップリング状態に
なり、受信時には、受信コイルの1対のループ部が8の
字状に直列接続した受信コイルとして機能させることが
できる。
【0013】また、第3の観点の発明に係るRF信号受
信コイルによれば、前記第1および第2の開閉手段は、
インダクタおよびコンデンサを含む前記RF信号の周波
数に共振点を有する直列共振回路と、前記直列共振回路
を開閉制御するスイッチング素子と、を備えることを特
徴とする。
【0014】この第3の観点の発明によれば、第1およ
び第2の開閉手段として、インダクタおよびコンデンサ
を含む前記RF信号の周波数に共振点を有する直列共振
回路と、この直列共振回路を開閉制御するスイッチング
素子と、を備えることとしているので、スイッチング素
子を閉じて、第1および第2の開閉手段をインピーダン
スが低い閉じた状態とし、スイッチング素子を開いて、
第1および第2の開閉手段をインピーダンスが高い開い
た状態とすることができる。
【0015】また、第4の観点の発明に係るRF信号受
信コイルによれば、前記第3および第4の開閉手段は、
インダクタおよびコンデンサを含む前記RF信号の周波
数に共振点を有する並列共振回路と、前記並列共振回路
を開閉制御するスイッチング素子と、を備えることを特
徴とする。
【0016】この第4の観点の発明によれば、第3およ
び第4の開閉手段として、インダクタおよびコンデンサ
を含むRF信号の周波数に共振点を有する並列共振回路
と、並列共振回路を開閉制御するスイッチング素子と、
を備えることとしているので、スイッチング素子が閉じ
た状態の場合には、第3および第4の開閉手段がインピ
ーダンスの低い短絡状態とし、スイッチング素子が開い
た状態の場合には、第3および第4の開閉手段がインピ
ーダンスの高い開放状態とすることができる。
【0017】また、第5の観点の発明に係るRF信号受
信コイルによれば、空間を挟んで互いに対向する同一形
状の1対のループ部と、前記1対のループ部同士を相互
に接続し全体として閉ループを形成する接続部と、を有
するRF信号受信コイルであって、前記接続部は、前記
1対のループ部を並列に接続する1対の電気経路と、前
記1対の電気経路の間に設けられたスイッチおよびコン
デンサの直列回路と、前記スイッチを制御する制御手段
と、を備えることを特徴とする。
【0018】この第5の観点の発明によれば、ループ接
続部として、1対のループ部を並列に接続する1対の電
気経路と、1対の電気経路の間に設けられたスイッチお
よびコンデンサの直列回路と、このスイッチを制御する
制御手段と、を備えることとしているので、送信時に
は、受信コイルの1対のループ部が並列接続状態とな
り、送信コイルと受信コイルとがデカップリング状態に
なり、受信時には、受信コイルの1対のループ部が並列
接続した受信コイルとして機能させることができる。
【0019】また、第6の観点の発明に係るRF信号受
信コイルによれば、前記スイッチは、インダクタおよび
コンデンサを含む前記RF信号の周波数に共振点を有す
る並列共振回路と、前記並列共振回路を開閉制御するス
イッチング素子と、を備えることを特徴とする。
【0020】この第6の観点の発明によれば、スイッチ
として、インダクタおよびコンデンサを含む前記RF信
号の周波数に共振点を有する並列共振回路と、この並列
共振回路を開閉制御するスイッチング素子と、を備える
こととしているので、スイッチング素子が閉じた状態の
場合には、スイッチがインピーダンスの高い開放状態と
し、スイッチング素子が開いた状態の場合には、スイッ
チがただのコンデンサとして機能することができる。
【0021】また、第7の観点の発明に係るRF信号受
信コイルによれば、前記スイッチング素子は、ダイオー
ドであることを特徴とする。この第7の観点の発明によ
れば、スイッチング素子として、ダイオードであること
としているので、電気的に高速に開閉制御を行うことが
できる。
【0022】また、第8の観点の発明に係るRF信号受
信コイルによれば、前記1対のループ部は、サドル型の
形状を有することを特徴とする。この第8の観点の発明
によれば、1対のループ部として、サドル型の形状を有
することとしているので、1対のループ部間に被検体を
配置する場合に被検体に適合した形状となっており、高
感度の断層画像を得ることができる。
【0023】また、第9の観点の発明に係るRF信号受
信コイルによれば、前記1対のループ部のループは、円
形の形状を有することを特徴とする。この第9の観点の
発明によれば、1対のループ部のループは、円形の形状
を有することとしているので、被検体を1対のループ部
内に配置する際に、均一な感度領域を得ることができ
る。
【0024】また、第10の観点の発明に係るRF信号
受信コイルによれば、前記1対のループ部のループは、
楕円形の形状を有することを特徴とする。この第10の
観点の発明によれば、1対のループ部のループは、楕円
形の形状を有することとしているので、被検体を第1お
よび第2のループ内に配置する際に、被検体に適合した
形状を有しており、高感度の断層画像を得ることができ
る。
【0025】また、第11の観点の発明に係る磁気共鳴
撮像装置によれば、静磁場を形成する静磁場形成手段
と、勾配磁場を形成する勾配磁場形成手段と、被検体を
前記静磁場内に配置する被検体配置手段と、前記静磁場
内に高周波磁場を送信する送信手段と、前記被検体から
の磁気共鳴信号を受信する受信手段と前記勾配磁場形成
手段、前記送信手段および前記受信手段を制御する制御
手段と、前記受信手段により得られた磁気共鳴信号から
画像情報を生成する画像処理手段と、を備える磁気共鳴
撮像装置であって、前記受信手段は、空間を挟んで互い
に対向する同一形状の1対のループ部と、前記1対のル
ープ部同士を相互に接続し全体として閉ループを形成す
る接続部と、を有し、前記接続部として、前記1対のル
ープ部の磁気結合を防止する磁気結合防止状態または前
記1対のループ部を受信コイルとして機能させる受信状
態のいずれかに切り換える切換手段、を備えることを特
徴とする。
【0026】この第11の観点の発明によれば、受信手
段は、空間を挟んで互いに対向する同一形状の1対のル
ープ部と、この1対のループ部同士を相互に接続し全体
として閉ループを形成する接続部と、を有し、この接続
部として、1対のループ部の磁気結合を防止する磁気結
合防止状態または1対のループ部を受信コイルとして機
能させる受信状態のいずれかに切り換える切換手段、を
備えることとしているので、受信コイルにデカップリン
グ回路を接続すること無く送信コイルと受信コイルの磁
気結合を無くし、デカップリング回路による送信の時の
発熱もなくなり、受信コイルのQ値を上昇させることが
でき、ひいては、断層画像のS/Nを良くすることがで
きる。
【0027】また、第12の観点の発明に係る磁気共鳴
撮像装置によれば、静磁場を形成する静磁場形成手段
と、勾配磁場を形成する勾配磁場形成手段と、被検体を
前記静磁場内に配置する被検体配置手段と、前記静磁場
内に高周波磁場を送信する送信手段と、前記被検体から
の磁気共鳴信号を受信する受信手段と前記勾配磁場形成
手段、前記送信手段および前記受信手段を制御する制御
手段と、前記受信手段により得られる磁気共鳴信号から
画像情報を生成する画像処理手段と、を備える磁気共鳴
撮像装置であって、前記受信手段は、空間を挟んで互い
に対向する同一形状の1対のループ部と、前記1対のル
ープ部同士を相互に接続し全体として閉ループを形成す
る接続部と、を有し、前記接続部として、前記1対のル
ープ部を並列に接続する1対の電気経路にそれぞれ直列
に設けられた第1および第2の開閉手段と、前記1対の
ループ部を8の字状に直列に接続する1対の電気経路に
それぞれ直列に設けられた第3および第4の開閉手段
と、前記第1および第2の開閉手段ならびに前記第3お
よび第4の開閉手段を互いに逆な位相で開閉させる制御
手段と、を備えることを特徴とする。
【0028】この第12の観点の発明によれば、受信手
段は、空間を挟んで互いに対向する同一形状の1対のル
ープ部と、この1対のループ部同士を相互に接続し全体
として閉ループを形成する接続部と、を有し、この接続
部として、1対のループ部を並列に接続する1対の電気
経路にそれぞれ直列に設けられた第1および第2の開閉
手段と、1対のループ部を8の字状に直列に接続する1
対の電気経路にそれぞれ直列に設けられた第3および第
4の開閉手段と、第1および第2の開閉手段ならびに第
3および第4の開閉手段を互いに逆な位相で開閉させる
制御手段と、を備えることとしているので、受信コイル
にデカップリング回路を接続すること無く送信コイルと
受信コイルの磁気結合を無くし、デカップリング回路に
よる送信の時の発熱もなくなり、受信コイルのQ値を上
昇させることができ、ひいては、断層画像のS/Nを良
くすることができる。
【0029】また、第13の観点の発明に係る磁気共鳴
撮像装置によれば、静磁場を形成する静磁場形成手段
と、勾配磁場を形成する勾配磁場形成手段と、被検体を
前記静磁場内に配置する被検体配置手段と、前記静磁場
内に高周波磁場を送信する送信手段と、前記被検体から
の磁気共鳴信号を受信する受信手段と前記勾配磁場形成
手段、前記送信手段および前記受信手段を制御する制御
手段と、前記受信手段により得られた磁気共鳴信号から
画像情報を生成する画像処理手段と、を備える磁気共鳴
撮像装置であって、前記受信手段は、空間を挟んで互い
に対向する同一形状の1対のループ部と、前記1対のル
ープ部同士を相互に接続し全体として閉ループを形成す
る接続部と、を有し、前記接続部として、前記1対のル
ープ部を並列に接続する1対の電気経路と、前記1対の
電気経路の間に設けられたスイッチおよびコンデンサの
直列回路と、前記スイッチを制御する制御手段と、を備
えることを特徴とする。
【0030】この第13の観点の発明によれば、受信手
段は、空間を挟んで互いに対向する同一形状の1対のル
ープ部と、この1対のループ部同士を相互に接続し全体
として閉ループを形成する接続部と、を有し、この接続
部として、1対のループ部を並列に接続する1対の電気
経路と、1対の電気経路の間に設けられたスイッチおよ
びコンデンサの直列回路と、このスイッチを制御する制
御手段と、を備えることとしているので、受信コイルに
デカップリング回路を接続すること無く送信コイルと受
信コイルの磁気結合を無くし、デカップリング回路によ
る送信の時の発熱もなくなり、受信コイルのQ値を上昇
させることができ、ひいては、断層画像のS/Nを良く
することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、この
発明にかかるRF信号受信用コイルおよび磁気共鳴撮像
装置の好適な実施の形態について説明する。
【0032】(実施の形態1)まず、本実施の形態1に
係る磁気共鳴撮像装置の全体構成について説明する。図
1は、この発明の実施の形態1であるRF信号受信コイ
ルを使用した磁気共鳴撮像装置の全体構成を示す模式図
である。図1において、この磁気共鳴撮像装置は、大き
くは、マグネット(Magnet)部101、テーブル
(Table)部102、および制御処理部103から
構成される。
【0033】マグネット部101は、上下に対向配置さ
れる一対の静磁場発生部4、勾配コイル部3、および送
信コイル部2を有している。対向配置された二つの送信
コイル部2間には、被検体5が配置される空間が形成さ
れる。上下二つの勾配コイル部3は、勾配駆動部14を
介してスキャンコントローラ(ScanContoro
ller)部13に接続される。また、上下二つの送信
コイル部2は、送信部15を介してスキャンコントロー
ラ部13に接続される。
【0034】テーブル部102には、送信コイル部2間
に形成された空間を移動するクレードル(Cradl
e)部6が設けられ、このクレードル部6上には、被検
体5が載置される。クレードル部6は、被検体5の撮像
部位がマグネット部101の中心部に位置するように移
動制御される。
【0035】受信コイル1は、テーブル部102に配設
されており、マグネット部101の中心近傍に位置され
ている。この受信コイル1は、受信部7、検波部8、お
よびA/D変換部9を介して計算機10に接続される。
計算機10には、操作部11および表示部12が接続さ
れるとともに、スキャンコントローラ部13が接続され
る。スキャンコントローラ部13は、受信部7、RF発
振部20、A/D変換部9、勾配駆動部14、および送
信部15の各部を制御する。RF発振部20は、検波部
8に接続される。
【0036】次に、図1に示した受信コイル1の具体的
な構成について説明する。図2は、図1に示した受信コ
イル1の具体的な構成を示す図である。図2において、
受信コイル1は、高周波受信手段であるサドル型の第1
のループ210および第2のループ220のループ面が
対向した形で配置されている。ループ210および22
0は、ループ接続部206により接続され、受信コイル
として一つの閉ループをなしている。また、ループ接続
部206は、ケーブル(Cable)部208により、
制御処理部103と接続されている。
【0037】次に、図2に示した受信コイル1のループ
接続部206の具体的な構成について説明する。図3
は、図2に示した受信コイル1を平面状に展開し、ルー
プ接続部206の具体的な回路を示した図である。左右
には、第1および第2のループ210および220が存
在し、第1のループ210と第2のループ220を接続
するための、第1のループ210の第1のループ接続端
子201および第2のループ接続端子202と、第2の
ループ220の第3のループ接続端子203および第4
のループ接続端子204と、がループ接続部206に接
続される。
【0038】ここで、第1のループ接続端子201と第
3のループ接続端子203を、第1の開閉手段である、
第1のスイッチング部312で接続し、第2のループ接
続端子202と第4のループ接続端子204を、第2の
開閉手段である、第2のスイッチング部314で接続す
る。また、第1のループ接続端子201と第4のループ
接続端子204間には、二つの共振用コンデンサが直列
接続されており、この一方のコンデンサ318の両端子
からは、核磁気共鳴信号を取り出すため受信部7と信号
線が接続される。また、他方のコンデンサは、第3の開
閉手段である、第3のスイッチング部316の構成要素
をなす。また、同様に、第2のループ接続端子202と
第3のループ接続端子203間には、二つの共振用コン
デンサが直列接続されており、この一方のコンデンサ
は、第4の開閉手段である、第4のスイッチング部31
8の構成要素をなす。
【0039】ここで、第1の開閉手段である第1のスイ
ッチング部312と、第2の開閉手段である第2のスイ
ッチング部314は、インダクタ、コンデンサ、および
スイッチング素子を直列接続した直列共振回路からな
り、スイッチング素子としてダイオードを用い、バイア
ス(Bias)電源部16から、順方向のバイアス電圧
と逆方向のバイアス電圧を切り替え制御することにより
この第1および第2のスイッチング部をオンオフ制御す
る。
【0040】また、第3の開閉手段である第3のスイッ
チング部316と、第4の開閉手段である第4のスイッ
チング部318は、共振用コンデンサと、このコンデン
サにスイッチング素子を介して並列接続されたインダク
タとの並列共振回路からなり、このスイッチング素子と
してダイオードを用いる。ただし、この場合には、二つ
のダイオードを逆方向に並列接続したクロスダイオード
を使用して、送信時には、所定以上の電圧がクロスダイ
オードに印加されるのでクロスダイオードはオン状態と
なり、受信時には、所定以下の電圧しかクロスダイオー
ドに印加されないのでクロスダイオードはオフ状態とな
る。
【0041】ここで、図4を用いて並列共振回路と直列
共振回路の動作について述べる。図4(A)は、インダ
クタLおよびコンデンサCからなる並列共振回路の例で
ある。この並列共振回路の両端のインピーダンスZは、
角周波数に依存して図4(B)に示した変化をする。共
鳴周波数ωにおいて、インピーダンスZは、極大とな
り、この並列共振回路の両端を概開放状態とすることが
できる。
【0042】また、図4(C)は、インダクタLおよび
コンデンサCからなる直列共振回路の例である。この直
列共振回路の両端のインピーダンスZは、角周波数に依
存して図4(D)に示した変化をする。共鳴周波数ωに
おいて、インピーダンスZは、極小となり、この直列共
振回路の両端を概短絡状態とすることができる。
【0043】次に、図2に示した受信コイル1の動作に
ついて概要を説明する。受信コイル1の動作は、送信モ
ード(Mode)と受信モードの2つの場合に分けられ
る。送信モードの場合には、受信コイル1のループ21
0およびループ220は、並列接続状態となる。この
際、受信コイル1に均一な外部磁場B1を印加すると、
同一形状を有するループ210およびループ220に
は、各々誘導電圧V1およびV2が誘起されるが、それ
らは大きさと向きが等しい。従って、ループ210およ
びループ220のループ接続端子201と203、およ
びループ接続端子202と204を短絡接続し、ループ
210およびループ220を並列接続状態とすることに
より、外部磁場B1を発生する送信コイル部2と受信コ
イル1との間に発生する磁気結合を無くすことができ
る。
【0044】また、受信モードの場合には、ループ21
0およびループ220のループ接続端子201と20
4、およびループ接続端子202と203を、共振用コ
ンデンサを介して接続することにより、直列接続された
受信コイルとして機能する受信接続状態とすることがで
きる。
【0045】つづいて、図3に示した受信コイル1の動
作について図5を用いて、ループ接続部206の接続状
態の切り替えを中心にして説明する。図5(a)に示す
様に、受信コイル1が送信モードの場合には、バイアス
電源16の電源電圧は、およそ0.7V(volt)の
正電圧が出力される。この場合には、第1のスイッチン
グ部312と第2のスイッチング部314のスイッチン
グ素子であるダイオードは、オン状態となる。並びに、
スイッチング部312および314は、直列共振回路か
ら構成されていることから、磁気共鳴周波数において、
ループ接続端子201と203の間、およびループ接続
端子202と204の間は、概短絡状態となる。また、
送信モードの場合には、第3のスイッチング部316と
第4のスイッチング部318のスイッチング素子である
クロスダイオードは、オン状態となる。並びに、スイッ
チング部316および318は、並列共振回路から構成
されていることから、磁気共鳴周波数において、ループ
接続端子201と204の間、およびループ接続端子2
02と203の間は、概開放状態となる。並びに、ルー
プ210とループ220は、並列接続状態となる。
【0046】また、受信コイル1が受信モードの場合に
は、バイアス電源16の電源電圧は、およそ数V程度の
負電圧が出力される。この場合には、第1のスイッチン
グ部312と第2のスイッチング部314のスイッチン
グ素子であるダイオードは、オフ状態となる。そして、
スイッチング部312および314は、ループ接続端子
201と203の間、およびループ接続端子202と2
04の間は、概開放状態となる。また、受信モードの場
合には、第3のスイッチング部316と第4のスイッチ
ング部318のスイッチング素子であるクロスダイオー
ドは、オフ状態となる。そして、ループ接続端子201
と204の間、およびループ接続端子202と203の
間は、共振用コンデンサが接続された状態となる。そし
て、ループ210とループ220は、直列接続された受
信コイルとして機能し、受信信号は、共振用コンデンサ
318から受信部7へ送られる。
【0047】上述してきたように、本実施の形態1で
は、受信コイル1のループ210および220の接続状
態を、送信モードの場合には、ループ接続端子201お
よび203の間と、ループ接続端子202および204
の間とは、概短絡状態にし、ループ接続端子201およ
び204の間と、ループ接続端子202および203の
間とは、概開放状態にしているため、ループ210およ
び220が並列接続状態になり、受信モードの場合に
は、ループ接続端子201および203の間と、ループ
接続端子202および204の間とは、概開放状態に
し、ループ接続端子201および204の間と、ループ
接続端子202および203の間とは、共振用コンデン
サが接続された状態にしているため、ループ210およ
び220が直列に接続された受信コイルとして機能する
状態になるため、送信モードの場合には、デカップリン
グ回路をループ210および220に接続することな
く、送信コイルと受信コイルの磁気結合を無くすことが
でき、受信モードの場合には、受信コイルとして機能さ
せることができる。
【0048】なお、第3および第4のスイッチング素子
としてクロスダイオードを用いたが、第1および第2の
スイッチング素子の様に単数のダイオードを用い、バイ
アス電源部16からの電源電圧を切り替えることにより
オンオフ制御することもできる。また、フェイズドアレ
イコイル(Phased Array Coil)の様
な多数の閉ループを持つコイルにも同様に適用すること
ができる。
【0049】また、第1〜4のスイッチング部312、
314、316、318をメカニカル(Mechani
cal)なスイッチ(Switch)、例えばリレー
(Relay)等に置き換えることもできる。ただし、
その場合には、スイッチング時間が高速であることが好
ましい。
【0050】また、臨床検査で受信コイル1がマグネッ
ト部101の中心近傍から外れて配置されると、ループ
210および220に発生する誘導起電圧が異なり、ル
ープ210および220の並列接続によって誘導起電圧
を打ち消すことができない。この場合には、デカップリ
ング回路をループ210および220に接続し、従来例
を併用することにより、磁気結合を無くすことができ
る。
【0051】また、実施の形態1では、垂直磁場型の磁
気共鳴撮像装置について説明したが、水平磁場型の磁気
共鳴撮像装置についても、全く同様に適用できる。(実
施の形態2)ところで、上記実施の形態1では、受信コ
イル1の受信接続状態の際に、ループ210および22
0を直列接続して受信コイルとして機能させたが、ルー
プ210および220を並列接続して受信コイルとして
機能させることもできる。そこで本実施の形態では、受
信接続状態でループ210および220を並列接続して
受信コイルとする場合を示すことにする。
【0052】図6は、本実施の形態2に係る受信コイル
1のループ接続部607の具体的な構成を示す回路図で
ある。なお、このループ接続部607は、図2に示した
受信コイル1のループ接続部206に対応するものであ
り、その他の構成については、図2に示したものと同様
のものとなるので、ここではその詳細な説明を省略す
る。
【0053】図6の受信コイル1は、図2に示した受信
コイル1と同様のコイルを平面状に展開したものであ
り、ループ接続部607の具体的な回路を示した図であ
る。左右には、第1および第2のループ210および2
20が存在し、第1のループ210と第2のループ22
0を接続するための、第1のループ210の第1のルー
プ接続端子201および第2のループ接続端子202
と、第2のループ220の第3のループ接続端子203
および第4のループ接続端子204と、がループ接続部
607に接続される。
【0054】ここで、第1のループ接続端子201と第
3のループ接続端子203を第1の導体である銅線60
4で接続し、第2のループ接続端子202と第4のルー
プ接続端子204も第2の導体である銅線606で接続
する。また、第1の導体である銅線604と第2の導体
である銅線606とは、これら銅線の中点で二つの直列
接続された共振用コンデンサで接続されている。一方の
コンデンサ602の両端子からは、核磁気共鳴信号が取
り出され、受信部7と信号線で接続される。また、他方
のコンデンサは、スイッチである、第5のスイッチング
部600の構成要素をなす。
【0055】また、スイッチである、第5のスイッチン
グ部600は、共振用コンデンサと、このコンデンサに
スイッチング素子を介して並列接続されたインダクタと
の並列共振回路からなり、このスイッチング素子として
クロスダイオードを用いる。送信モードの時には、所定
以上の電圧がクロスダイオードに印加されるのでクロス
ダイオードはオン状態となり、受信モードの時には、所
定以下の電圧しかクロスダイオードに印加されないので
クロスダイオードはオフ状態となる。
【0056】つづいて、図6に示した受信コイル1の動
作について説明する。受信コイル1が送信モードの場合
には、第5のスイッチング部600のスイッチング素子
であるクロスダイオードは、オン状態となる。そして、
スイッチング部600は、並列共振回路から構成されて
いることから磁気共鳴周波数において、概開放状態とな
る。そして、ループ接続部607は、ループ接続端子2
01と203の間、およびループ接続端子202と20
4の間は、概短絡状態となり、かつ、第1の導体である
銅線604と第2の導体である銅線606は概絶縁状態
となる。
【0057】また、受信コイル1が受信モードの場合に
は、第5のスイッチング部600のスイッチング素子で
あるクロスダイオードは、オフ状態となる。そして、ス
イッチング部600の並列共振回路は、共振回路として
機能しないため、第1の導体である銅線604と第2の
導体である銅線606は、共振用コンデンサで接続され
た状態となる。ここで、ループ210および220は、
並列接続された受信コイルとして機能し、受信信号は、
共振用コンデンサ318から受信部7へ送られる。
【0058】上述してきたように、本実施の形態2で
は、ループ接続部607を、送信モードの場合には、銅
線604と銅線606間を概開放状態にして、ループ2
10および220を並列接続状態にし、受信モードの場
合には、銅線604と銅線606間に共振用コンデンサ
が接続された状態にしているため、ループ210および
220が並列に接続された受信コイルとして機能する状
態になるため、送信モードの場合には、デカップリング
回路をループ210および220に接続することなく、
送信コイル部2と受信コイル1の磁気結合を無くすこと
ができ、受信モードの場合には、受信コイルとして機能
させることができる。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ループ接続部によって接続された第1および第2のルー
プを、前記ループ接続部に備えられた単数あるいは複数
のスイッチング手段により、前記第1および第2のルー
プの接続状態を、第1および第2のループに発生する等
しい誘導電圧を打ち消す並列接続状態と、前記第1およ
び第2のループを受信コイルとして機能させる受信接続
状態と、に前記スイッチング手段をオンオフ制御して切
り替えることとしているので、送信コイルが高周波磁場
を被検体に印加する際に、送信コイルと受信コイルの磁
気結合を無くすことができ、高周波磁場を効率的に、し
かも目的とする高周波磁場を正確に被検体に印加するこ
とができるという効果を奏する。
【0060】また、受信コイルにデカップリング回路を
使用しないで、送信コイルと受信コイルの磁気結合を無
くしているため、送信コイルが高周波磁場を被検体に印
加する際のデカップリング回路による発熱も無くなり、
ひいては該発熱による温度上昇防止対策も軽減される。
そして、受信コイルは、デカップリング回路を受信コイ
ルに多数接続した際のQ値の低下も無くなり、高いS/
N比の核磁気共鳴信号を受信することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】磁気共鳴装置の全体構成を示すブロック図であ
る。
【図2】実施の形態1のRF信号受信コイルを示す外観
図である。
【図3】実施の形態1のRF信号受信コイルを示す回路
図である。
【図4】LC共振回路の動作原理を示す図である。
【図5】送受信モード信号およびバイアス電源電圧を示
すタイムチャートである。
【図6】実施の形態2のRF信号受信コイルを示す回路
図である。
【符号の説明】
1 受信コイル 2 送信コイル部 3 勾配コイル部 4 静磁場発生部 5 被検体 6 クレードル部 7 受信部 8 検波部 9 A/D変換部 10 計算機 11 操作部 12 表示部 13 スキャンコントローラ部 14 勾配駆動部 15 送信部 16 バイアス電源部 20 RF発振部 101 マグネット部 102 テーブル部 103 制御処理部 201、202、203、204 ループ接続端子 206 ループ接続部 208 ケーブル部 210、220 ループ(コイル) 312、314、316、318 スイッチング部 318 共振用コンデンサ 600 スイッチング部 602 共振用コンデンサ 604、606 銅線 607 ループ接続部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奈部谷 章 東京都日野市旭が丘四丁目7番地の127 ジーイー横河メディカルシステム株式会社 内 Fターム(参考) 4C096 AA20 AB07 AB46 AD02 AD10 AD23 CC01 CC03 CC16 CC37 FB02

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空間を挟んで互いに対向する同一形状の
    1対のループ部と、 前記1対のループ部同士を相互に接続し全体として閉ル
    ープを形成する接続部と、を有するRF信号受信コイル
    であって、 前記接続部は、 前記1対のループ部の磁気結合を防止する磁気結合防止
    状態または前記1対のループ部を受信コイルとして機能
    させる受信状態のいずれかに切り換える切換手段、を備
    えることを特徴とするRF信号受信コイル。
  2. 【請求項2】 空間を挟んで互いに対向する同一形状の
    1対のループ部と、 前記1対のループ部同士を相互に接続し全体として閉ル
    ープを形成する接続部と、を有するRF信号受信コイル
    であって、 前記接続部は、 前記1対のループ部を並列に接続する1対の電気経路に
    それぞれ直列に設けられた第1および第2の開閉手段
    と、 前記1対のループ部を8の字状に直列に接続する1対の
    電気経路にそれぞれ直列に設けられた第3および第4の
    開閉手段と、 前記第1および第2の開閉手段ならびに前記第3および
    第4の開閉手段を互いに逆な位相で開閉させる制御手段
    と、を備えることを特徴とするRF信号受信コイル。
  3. 【請求項3】 前記第1および第2の開閉手段は、 インダクタおよびコンデンサを含む前記RF信号の周波
    数に共振点を有する直列共振回路と、 前記直列共振回路を開閉制御するスイッチング素子と、
    を備えることを特徴とする請求項2に記載のRF信号受
    信コイル。
  4. 【請求項4】 前記第3および第4の開閉手段は、 インダクタおよびコンデンサを含む前記RF信号の周波
    数に共振点を有する並列共振回路と、 前記並列共振回路を開閉制御するスイッチング素子と、
    を備えることを特徴とする請求項2あるいは請求項3の
    いずれか一つに記載のRF信号受信コイル。
  5. 【請求項5】 空間を挟んで互いに対向する同一形状の
    1対のループ部と、 前記1対のループ部同士を相互に接続し全体として閉ル
    ープを形成する接続部と、を有するRF信号受信コイル
    であって、 前記接続部は、 前記1対のループ部を並列に接続する1対の電気経路
    と、 前記1対の電気経路の間に設けられたスイッチおよびコ
    ンデンサの直列回路と、 前記スイッチを制御する制御手段と、を備えることを特
    徴とするRF信号受信コイル。
  6. 【請求項6】 前記スイッチは、 インダクタおよびコンデンサを含む前記RF信号の周波
    数に共振点を有する並列共振回路と、 前記並列共振回路を開閉制御するスイッチング素子と、
    を備えることを特徴とする請求項5に記載のRF信号受
    信コイル。
  7. 【請求項7】 前記スイッチング素子は、ダイオードで
    あることを特徴とする請求項6に記載のRF信号受信コ
    イル。
  8. 【請求項8】 前記1対のループ部は、サドル型の形状
    を有することを特徴とする請求項1ないし請求項7のい
    ずれか一つに記載のRF信号受信コイル。
  9. 【請求項9】 前記1対のループ部のループは、円形の
    形状を有することを特徴とする請求項1ないし請求項7
    のいずれか一つに記載のRF信号受信コイル。
  10. 【請求項10】 前記1対のループ部のループは、楕円
    形の形状を有することを特徴とする請求項1ないし請求
    項7のいずれか一つに記載のRF信号受信コイル。
  11. 【請求項11】 静磁場を形成する静磁場形成手段と、 勾配磁場を形成する勾配磁場形成手段と、 被検体を前記静磁場内に配置する被検体配置手段と、 前記静磁場内に高周波磁場を送信する送信手段と、 前記被検体からの磁気共鳴信号を受信する受信手段と前
    記勾配磁場形成手段、前記送信手段および前記受信手段
    を制御する制御手段と、 前記受信手段により得られた磁気共鳴信号から画像情報
    を生成する画像処理手段と、を備える磁気共鳴撮像装置
    であって、 前記受信手段は、 空間を挟んで互いに対向する同一形状の1対のループ部
    と、 前記1対のループ部同士を相互に接続し全体として閉ル
    ープを形成する接続部と、を有し、 前記接続部として、 前記1対のループ部の磁気結合を防止する磁気結合防止
    状態または前記1対のループ部を受信コイルとして機能
    させる受信状態のいずれかに切り換える切換手段、を備
    えることを特徴とする磁気共鳴撮像装置。
  12. 【請求項12】 静磁場を形成する静磁場形成手段と、 勾配磁場を形成する勾配磁場形成手段と、 被検体を前記静磁場内に配置する被検体配置手段と、 前記静磁場内に高周波磁場を送信する送信手段と、 前記被検体からの磁気共鳴信号を受信する受信手段と前
    記勾配磁場形成手段、前記送信手段および前記受信手段
    を制御する制御手段と、 前記受信手段により得られる磁気共鳴信号から画像情報
    を生成する画像処理手段と、を備える磁気共鳴撮像装置
    であって、 前記受信手段は、 空間を挟んで互いに対向する同一形状の1対のループ部
    と、 前記1対のループ部同士を相互に接続し全体として閉ル
    ープを形成する接続部と、を有し、 前記接続部として、 前記1対のループ部を並列に接続する1対の電気経路に
    それぞれ直列に設けられた第1および第2の開閉手段
    と、 前記1対のループ部を8の字状に直列に接続する1対の
    電気経路にそれぞれ直列に設けられた第3および第4の
    開閉手段と、 前記第1および第2の開閉手段ならびに前記第3および
    第4の開閉手段を互いに逆な位相で開閉させる制御手段
    と、を備えることを特徴とする磁気共鳴撮像装置。
  13. 【請求項13】 静磁場を形成する静磁場形成手段と、 勾配磁場を形成する勾配磁場形成手段と、 被検体を前記静磁場内に配置する被検体配置手段と、 前記静磁場内に高周波磁場を送信する送信手段と、 前記被検体からの磁気共鳴信号を受信する受信手段と前
    記勾配磁場形成手段、前記送信手段および前記受信手段
    を制御する制御手段と、 前記受信手段により得られた磁気共鳴信号から画像情報
    を生成する画像処理手段と、を備える磁気共鳴撮像装置
    であって、 前記受信手段は、 空間を挟んで互いに対向する同一形状の1対のループ部
    と、 前記1対のループ部同士を相互に接続し全体として閉ル
    ープを形成する接続部と、を有し、 前記接続部として、 前記1対のループ部を並列に接続する1対の電気経路
    と、 前記1対の電気経路の間に設けられたスイッチおよびコ
    ンデンサの直列回路と、 前記スイッチを制御する制御手段と、を備えることを特
    徴とする磁気共鳴撮像装置。
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JPH0975317A (ja) * 1995-09-08 1997-03-25 Ge Yokogawa Medical Syst Ltd Mri用rfコイル
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