JP2002306051A - ワッフル等食品製造用の電気式焼き機 - Google Patents

ワッフル等食品製造用の電気式焼き機

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JP2002306051A
JP2002306051A JP2001150135A JP2001150135A JP2002306051A JP 2002306051 A JP2002306051 A JP 2002306051A JP 2001150135 A JP2001150135 A JP 2001150135A JP 2001150135 A JP2001150135 A JP 2001150135A JP 2002306051 A JP2002306051 A JP 2002306051A
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Japan
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baking
baking mold
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fluororesin
mold
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Fumio Ito
文夫 伊藤
Kiyomi Torisawa
清美 鳥沢
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BURENTOUDDO KK
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BURENTOUDDO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明はワッフルやホットサンドをお客に提供
する店舗や工場において使用する業務用の電気式の焼き
機の焼き型の改良に関し、アルミニウム鋳物製の焼き型
素材の表面にセラミックス薄層とフッ素樹脂薄層を形成
し両者の相乗作用により焼き上がった製品が焼き型から
離れやすく、しかも、焼き型の表面のフッ素樹脂薄層の
耐久性を格段に強化することを目的としたものである。 【構成】ワッフルやホットサンド製造用電気式焼き機の
アルミニュウム鋳物製焼き型素地の表面(焼き面)に、
セラミックスの微粒子を高温で溶かしながら溶射して強
靭なセラミックス薄層を形成するとともに、更にその上
面にフッ素樹脂を塗布して製品と焼き型の乖離性能及び
耐久性を強化した上焼き型及び下焼き型を着脱自在に焼
き機本体に装着したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はワッフルやホットサ
ンドをお客に提供する店舗や工場において使用する業務
用の電気式の焼き機に関し、軽量で熱伝導率の良いアル
ミニウム鋳物製の焼き型の裏面に電気ヒーターを取り付
けた上焼き型と下焼き型を組み合わせ、その中間に原料
生地を入れ上下から挟んだ状態で焼き上げ、焼き上がっ
た製品を取り出す際に離型しやすく、しかも、焼き型表
面のフッ素樹脂薄層の耐久性を格段に強化した電気式焼
き機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来ワッフルやホットサンドを製造する
際に、裏面にヒーターを取り付けた電気式の焼き型の各
焼き面の温度を160〜200℃に加熱し、上焼き型を
上方に回動分離した後、下焼き型に原料生地を流し込
み、上焼き型を閉じて焼き上げ、然る後上焼き型を再度
上方に開き製品を取り出す形式である。
【0003】従来のアルミニウム鋳物製の焼き型で表面
処理の行われていないものは、その表面が第4図に示す
ように微小な凹凸で構成されているため、製品を焼き上
げた時に、製品が焼き型表面の凹部に入り込んで付着し
て剥れにくく、表面に離型油を塗布して焼き面に油膜を
作り離型しやすくしているが、離型効果の持続性が極め
て低く、しかも、表面が汚染しやすい。 そのため、業
務用のように連続使用する場合はその都度離型油を塗布
しなければならず作業効率を極めて低下させる原因とな
っている。
【0004】また、製品を剥れやすくするためにアルミ
ニウム鋳物製の焼き型素材の表面に直接フッ素樹脂を塗
布したものが主流をなしているが、業務用として連続使
用する場合には耐久性に難があり、フッ素樹脂薄膜が破
損したり焦げついたりあるいは剥れたりして製品をきれ
いな状態で取り出せなくなるので頻繁に焼き型を交換し
なければならない欠点がある。 その原因は、アルミニ
ウム鋳物の表面には多数の凹凸があり、単にフッソ樹脂
を塗っただけのものは、この凹部に空気が残存したまま
フッ素樹脂薄層が形成されるために、この残存空気層が
加熱されて膨張したり冷却して収縮したりを繰り返すう
ちにフッ素樹脂薄層が簡単に剥離するからである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は前記のよう
な欠点を払拭するためになされたもので、ワッフルやホ
ットサンド製造用電気式焼き機のアルミニュウム鋳物製
焼き型素材の表面(焼き面)に、セラミックスの微粒子
を高温で溶かしながら溶射して強靭なセラミック層を形
成するとともに、更にその上面にフッ素樹脂を塗布して
製品と焼き型の離型効果及びフッ素樹脂薄層の耐久性を
強化するためになされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の電気式焼き機はアルミニュウム鋳物でワッ
フルやホットサンドなど使用目的に応じた形状の焼き型
素材を形成しその表面(焼き面)に、セラミックスの微
粒子を高温で溶かしながら溶射して強靭なセラミックス
薄層を形成して表面を滑らかにするとともに、更にその
上面にフッ素樹脂を塗布したもので、強靭なセラミック
ス薄層を介在して焼き型素材とフッ素樹脂薄層とを強固
に接合することによりフッ素樹脂薄層の耐久性を極めて
向上させた上焼き型と下焼き型を着脱自在に装着したワ
ッフル等の食品を焼き上げる電気式焼き機を提供するた
めになされたものである。
【0007】本発明のセラミックス微粉末は酸化アルミ
の微粉末や酸化チタンの微粉末等の混合物よりなり、こ
のセラミックスの微粒子を1000℃以上の高温で熔融
したものを噴射してアルミニウム焼き型素材の表面(焼
き面)にセラミックス薄層を形成して焼き型表面を硬化
平滑にして耐熱性、耐摩耗性、耐腐食性を強化する。
【0008】また、表面が上記のようにセラミックス薄
層で平滑かつ強化された焼き型の上部に更にフッ素樹脂
を塗布してフッ素樹脂の薄層を形成することにより焼き
型と製品の離型性がより向上し、離型用の食用油を塗布
することなく簡単に製品を取り出すことができるととも
に、セラミックス薄層の介在により焼き型素材の凹凸内
の空気層が除去されてフッ素樹脂薄層と焼き型とが強靭
に接合されるのでセラミックス薄層との相乗効果により
従来品と比較して傷がつきにくく、汚れにくくしかも離
型油を塗布する必要がなくて長時間に渡り使用できるな
ど数多くの特徴を有する食品の電気式焼機を提供するこ
とができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の1例を図面に
よって詳述する。
【0010】
【実施例1】本発明のワッフル等の食品製造用の電気式
焼き機は図6に示すような、ワッフルの形状をしたアル
ミニウム鋳物製の焼き型素材(1)の表面に、酸化アル
ミニウム(Al)の微粉末と酸化チタン(TiO
)の微粉末等のセラミックスの微粉末を1000℃以
上の高温で溶かしながら溶射して強靭な厚さ100μ位
のセラミック薄層(2)を形成して焼き型素材(1)の
表面の耐熱性、耐腐食性を強化するとともに焼き型素材
(1)の表面に多数存在する凹凸(3)を埋めて平滑化
し、同時に表面は固く強靭なものとなる。
【0011】更に、上記のようにセラミックス薄層
(2)を表面に形成した焼き型素材(1)の上部にフッ
素樹脂を塗布して約50〜120μの厚さのフッ素樹脂
薄層(4)を形成することにより強靭で傷がつきにく
く、汚れにくく、しかも製品と焼き型の剥離性にすぐれ
た上焼き型(5A)及び下焼き型(5B)を製出する。
【0012】
【実施例2】本発明の上焼き型(5A)と下焼き型(5
B)は、図9に示すように支軸(6)により回動自在に
枢着された焼き型収納部(7A)、(7B)にねじ等で
着脱自在に固定され、ワッフルやホットサンドなど目的
に応じた焼き型(5)を適宜選択して装着できるように
したものである。なお、図面中(8)はヒーター、
(9)は温度等コントロール部、(10)は把持部、
(11)は電気式焼き機本体、(12)は製品、(1
3)は空気層を示すものである。
【0013】
【発明の効果】本発明の電気式焼き機はアルミニュウム
鋳物で焼き型素材(1)を形成し、その表面(焼き面)
に、酸化アルミの微粉末や酸化チタンの微粉末等よりな
るセラミックスの微粒子を1000℃以上の高温で熔融
したものを溶射してアルミニウム鋳物で形成した焼き型
素材(1)の表面(焼き面)に約50〜120μ位の厚
さのセラミックス薄層(2)を形成することにより強靭
にして滑らかな下地を形成することができ、更にその上
面にフッ素樹脂を塗布して約50〜120μの厚さのフ
ッ素樹脂薄層(4)を形成するので、従来のフッ素樹脂
加工だけのものと比較して表面が極めて平滑であるから
焼き型(5A)(5B)と製品(12)の離型が極めて
容易となり、したがって離型油を塗布したりスプレーす
る必要が全くないので作業能率を著しく向上させること
が出来る。
【0014】また、フッ素樹脂薄層(4)と焼き型素材
(1)の間に強靭で滑らかなセラミックス薄層(2)を
介在させたので焼き型素材(1)とフッ素樹脂薄層
(4)とが強固に接合し、本来アルミニウム素材の表面
に多数ある凹凸(3)が平滑化されたので、従来のフッ
素樹脂加工だけのもではこの凹部に残留した空気層(1
3)が加熱されることにより焼き型素材(1)とフッ素
樹脂薄層(4)の間で膨張収縮を繰り返して両者間に乖
離現象が生じ、そフッ素樹脂薄層(4)が破損して離型
効果が低下し、焼き型を短時間に交換しなければならな
かったが、本発明のようにセラミックス薄層(2)を介
在させることによりにより焼き型素材(1)の凹凸
(3)内の空気層(13)が除去されてフッ素樹脂層
(4)と焼き型素材(1)とが強靭に接合し、セラミッ
クス薄層(2)との相乗効果によりフッ素樹脂薄層
(4)の強度を格段に増強したので従来品と比較して傷
がつきにくく、汚れにくくしかも離型油を塗布すること
なく長時間使用できるなど数多くの特徴を有するもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】焼き型の平面図である。
【図2】焼き型の裏面図である。
【図3】焼き型素材の断面図である。
【図4】焼き型素材A部拡大断面図である。
【図5】焼き型素材にフッ素樹脂を直接塗った状態を示
す拡大断面図である。
【図6】本発明の表面処理した焼き型のA部近傍の部分
拡大図である。
【図7】上・下焼き型と製品の関係を示す断面図であ
る。
【図8】本発明の電気式焼き機の平面図である。
【図9】本発明の電気式焼き機の側面図である。
【符号の説明】
1 アルミニウム鋳物製の焼き型素材 2 セラミックス薄層 3 凹凸 4 フッ素樹脂薄層 5 焼き型 5A 上焼き型 5B 下焼き型 6 支軸 7A 上部焼き型収納部 7B 下部焼き型収納部 8 ヒーター 9 温度コントロール部 10 把持部 11 電気式焼き機本体 12 ワッフル等の製品 13 空気層

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アルミニュウム鋳物製焼き型素材の表面
    (焼き面)に、セラミックスの微粒子を高温で溶かしな
    がら溶射して強靭なセラミック薄層を形成するととも
    に、更にその上面にフッ素樹脂を塗布して製品と焼き型
    の剥離性能及び耐久性を強化した上焼き型及び下焼き型
    を着脱自在に装着したことを特徴とするワッフル等食品
    製造用の電気式焼き機
  2. 【請求項2】酸化アルミニウムの微粉末、酸化チタンな
    どの微粉末よりなるセラミックスの微粉末粒子を100
    0℃以上の高温で熔融しながら噴射してアルミニウム鋳
    物の焼き面に50−120μの厚さのセラミックス薄層
    を形成するとともにその上部にフッ素樹脂を塗布して約
    50〜120μの厚さのフッ素樹脂薄層を形成したこと
    を特徴とする第1項記載の上焼き型及び下焼き型
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7051448B2 (en) 2003-04-15 2006-05-30 Mitutoyo Corporation Measuring machine
WO2016016834A1 (en) * 2014-07-31 2016-02-04 Soremartec S.A. Process for producing a wafer, and confectionery product comprising said wafer
CN110840287A (zh) * 2019-12-25 2020-02-28 上海杰滋电子科技有限公司 轻食机

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