JP2002305319A - 半導体受光素子および光通信用モジュール - Google Patents

半導体受光素子および光通信用モジュール

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JP2002305319A
JP2002305319A JP2001108851A JP2001108851A JP2002305319A JP 2002305319 A JP2002305319 A JP 2002305319A JP 2001108851 A JP2001108851 A JP 2001108851A JP 2001108851 A JP2001108851 A JP 2001108851A JP 2002305319 A JP2002305319 A JP 2002305319A
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semiconductor
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layer
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Reiji Ono
野 玲 司 小
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Toshiba Development and Engineering Corp
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Toshiba Corp
Toshiba Electronic Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 受信用の高速光通信用モジュールに用いられ
る結合効率が高い半導体受光素子、および、送信用の光
通信用モジュールに用いられる高密度実装が可能な半導
体受光素子とそれを用いた送信用の光通信用モジュール
を提供する。 【解決手段】 基板上に帯状に形成され、長手方向に沿
った少なくとも1つの側面を受光面とし、基板の表面に
ほぼ平行な入射光を受光面で受光して電気信号に変換す
る光吸収層と、入射光に対して透光性を有し入射光を受
光面に導くウィンドウ層からなることを特徴とする半導
体受光素子。基板上の一部に形成され、受光面としての
側面を有し、基板の表面にほぼ平行な入射光を受光面で
受光して電気信号に変換する光吸収層と、入射光に対し
て透光性を有し入射光を受光面に導くウィンドウ層から
なることを特徴とする半導体受光素子、および、この半
導体受光素子と、端面出射型の半導体発光素子と、を備
えることを特徴とする光通信用モジュール。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体受光素子お
よび光通信用モジュールに関する。
【0002】
【従来の技術】InGaAsを光吸収層とするInGa
As/InP系受光素子は、1300nm、1550n
m帯に感度をもち、光通信では必要不可欠なデバイスで
ある。この半導体受光素子は、送信用の光通信用モジュ
ールおよび受信用の光通信用モジュールに用いられてい
る。
【0003】受信用の光通信用モジュールでは、光ファ
イバーにより伝送されたレーザ光を受光するために、半
導体受光素子が用いられている。この半導体受光素子が
受光するレーザ光のビーム径は、約10μmである。こ
のような半導体受光素子のうち、伝送容量10Gb/s
以上の高速光通信用モジュールに搭載される高速光通信
用の半導体受光素子は、ストライプ状(帯状)の光吸収
層を有する導波路型受光素子が主流となっている。導波
路型受光素子は、通常、ストライプ状の光吸収層の幅方
向に沿った端面を受光領域としており、入射光は素子端
面から入射される。導波路型受光素子は、表面入射型受
光素子と異なり、入射光の進行方向に対して垂直に電界
が掛けられているので、帯域と受光効率(受光領域を通
過した入射光が光電流に変換される割合)との間にトレ
ードオフの関係がない。
【0004】一方、送信用の光通信用モジュールでは、
送信用の半導体レーザ素子の後端面からの出力をモニタ
ーしてレーザ光の出力を制御するために、モニター用の
半導体受光素子が用いられている。このモニター用の半
導体受光素子が受光するレーザ光のビーム径は、約50
〜100μmである。この半導体受光素子は、一般的
に、素子表面にレーザ光を入射する表面入射型である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】高速通信用の導路型受
光素子は、前述のように、受信用の光通信用モジュール
において、光ファイバーからの光を受光するものとして
用いられる。従って、結合効率が高いほど望ましい。し
かし、従来の高速通信用の導波路型受光素子は、結合効
率が十分に高いとは言えなかった。即ち、前述のよう
に、導波路型受光素子はストライプ状の光吸収層の端面
を受光領域としているが、その大きさは例えば0.5μ
m×0.5μm程度であった。これに対し、導波路型受
光素子に入射するレーザ光のビーム径は約10μmであ
った。このため、導波路型受光素子は、入射光との光結
合が表面入射型受光素子に比べて困難になり、結合効率
が下がっていた。もっとも、これは仕方がないことであ
ると考えられていた。なぜなら、光吸収層を大きくする
とキャパシタンスが大きくなって応答速度が遅くなって
しまい、高速通信用に用いることができなくなってしま
うからである。しかしながら本発明者は、応答速度が速
く、かつ、結合効率がさらに高い導波路型受光素子を得
るべく各種の実験を行っていた。
【0006】他方、モニター用の半導体受光素子は、前
述のように、送信用の光通信用モジュールにおいて半導
体レーザ素子からのレーザ光を受光するものとして用い
られる。この送信用の光通信用モジュールを含め、各種
の光通信用モジュールでは、近年の光通信システムの普
及に伴いモジュールの小型化、高性能化が急速に進んで
おり、パッケージ内の高密度実装が不可欠になってい
る。もっとも、送信用の光通信用モジュールでは、半導
体レーザ素子とモニター用の半導体受光素子とを組み合
わせて搭載するため、モジュールがある程度大きくなる
のは仕方がないと考えられていた。しかしながら本発明
者は、送信用の光通信用モジュールをさらに高密度実装
にすべく、モニター用の半導体受光素子に着目して、各
種の実験を行っていた。
【0007】本発明は、かかる課題の認識に基づいてな
されたものである。
【0008】本発明は、受信用の高速光通信用モジュー
ルに用いられる導波路型の半導体受光素子であって、結
合効率が高い半導体受光素子を提供することを目的とす
る。
【0009】また、本発明は、送信用の光通信用モジュ
ールに用いられるモニター用の半導体受光素子であっ
て、高密度実装が可能な半導体受光素子、および、それ
を用いた送信用の光通信用モジュール、を提供すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体受光素子
は、厚さ方向に電界が加えられる半導体受光素子であっ
て、基板と、前記基板上に帯状に形成され、長手方向に
沿った少なくとも1つの側面を受光面として有し、前記
基板の表面にほぼ平行な外部からの入射光を前記受光面
で受光して電気信号に変換する光吸収層と、前記入射光
に対して透光性を有し、外部からの前記入射光を前記光
吸収層における前記受光面に導くウィンドウ層と、を有
することを特徴とする。
【0011】また、本発明の半導体受光素子は、厚さ方
向に電界が加えられる半導体受光素子であって、基板
と、前記基板上の一部に形成され、受光面としての側面
を有し、前記基板の表面にほぼ平行な外部からの入射光
を前記受光面で受光して電気信号に変換する光吸収層
と、前記入射光に対して透光性を有し、外部からの前記
入射光を前記光吸収層における前記受光面に導くウィン
ドウ層と、を有することを特徴とする。
【0012】また、本発明の光通信用モジュールは、半
導体受光素子と、半導体発光素子と、を備える光通信用
モジュールであって、前記半導体発光素子が、第1の基
板と、前記第1の基板上の一部に形成され、受光面とし
ての側面を有し、前記基板の表面にほぼ平行な前記半導
体発光素子からの光を前記受光面で受光して電気信号に
変換する光吸収層と、前記半導体発光素子からの光に対
して透光性を有し、前記半導体発光素子からの前記光を
前記光吸収層における前記受光面に導くウィンドウ層
と、を備え、厚さ方向に電界が加えられる半導体受光素
子であり、前記半導体発光素子が、第2の基板と、前記
第2の基板上に形成された、前記第2の基板にほぼ平行
な方向に前記光を出射するための活性層と、を備える半
導体発光素子あることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、まず、第1の実施の形態で
は受信用の高速光通信用モジュールに用いられる導波路
型の半導体受光素子について説明し、第2の実施の形態
では送信用の光通信用モジュールに用いられるモニター
用の半導体受光素子について説明する。
【0014】以下、図面を参照にしつつ第1および第2
の実施の形態について説明する。
【0015】(第1の実施の形態)第1の実施の形態の
半導体受光素子は、高速光通信用の半導体受光素子であ
り、応答速度が速くなるように構成された受光素子であ
る。本実施形態の半導体受光素子の特徴の1つは、上面
図である図3から分かるように、ストライプ状(帯状)
の光吸収層03を有する導波路型受光素子において、光
吸収層03の受光面Rを長手方向に沿った側面とするこ
とにより、結合効率を高くしたことである。
【0016】まず、受光素子の構造の概略を説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態の半導体受光素子を
端面からみた断面模式図である。n型(第1導電型)の
InP基板01の図中上側には、n型のInPバッファ
ー層02、n型のInGaAsからなるストライプ状の
光吸収層03が順次形成されている。この光吸収層03
は、InPウィンドウ層06およびZn拡散領域09で
埋めこまれている。Zn拡散領域09は、光吸収層03
の図中上側に形成されている。このZn拡散領域はp型
半導体層(第2導電型半導体層)となる。このZn拡散
領域の図中上側には、一方の電極となるp側電極11が
形成されている。他方の電極となるn側電極12は、I
nP基板01の図中下側に形成されている。以上のよう
にして形成された半導体積層体は、図1に示すように、
SiN膜08、反射防止膜10、で被われている。図
1の装置では、InP基板01の表面にほぼ平行な外部
からの入射光LがInPウィンドウ層06を介して光吸
収層03に入射される。そして、光吸収により光吸収層
03でキャリア(電子・正孔対)が発生する。このキャ
リアは、図3中上下方向(厚さ方向)に加えられた電
界、すなわち入射光Lの進行方向に対して垂直に加えら
れた電界によりp側電極11、n側電極12、に移動す
る。その結果、光電流が発生する。
【0017】次に、図1の受光素子のさらに詳しい構造
を、その受光メカニズムと共に、図2、図3を用いて説
明する。なお、以下の説明から分かるように、この図
2、図3および上記図1はで、説明をしやすくするた
め、各構成部分の大きさについて倍率を変えて示してい
る。
【0018】図2は、図1の受光素子の1/4カットの
斜視図である。InP基板01の底面の大きさは400
μm×400μmであり、厚さは180μmである。こ
のInP基板01上に形成されたInPバッファー層0
2の膜厚は3μmである。このInPバッファー層02
上にはストライプ状の光吸収層03が形成されている。
この光吸収層03は、上面図である図3から分かるよう
に、素子の一方の端面から他方の端面まで帯状に形成さ
れている。そしてこの光吸収層03は、長手方向に沿っ
た側面を受光面Rとして有し、外部からのレーザ光Lを
この受光面Rで受光して電気信号(キャリア)に変換す
る。この光吸収層の膜厚は0.3μm、ストライプ幅は
0.5μmである。ここで、膜厚を0.3μmと薄く
し、ストライプ幅を0.5μmと狭くしているのは、応
答速度を早くするためである。即ち、光吸収層03の膜
厚を厚くするとキャリアがp側電極11およびn側電極
12に移動する時間が長くなり応答速度が遅くなってし
まうし、ストライプ幅を広くするとキャパシタンスが大
きくなって応答速度が遅くなってしまう。この光吸収層
03を埋め込んでいるInPウィンドウ層06は、図3
から分かるように、外部からのレーザ光Lに対して透光
性を有し、このレーザ光Lを光吸収層03における受光
面Rに導く。ここで、このウィンドウ層06の表面は、
図3から分かるように、マイクロレンズ07になってい
る。つまり、ウインドウ層06の表面は、レーザ光Lを
光吸収層03における受光面Rに集光して導くためのレ
ンズ状に形成されている。レーザ光Lが集光される光吸
収層03上には、光吸収層03を空乏化させるためのZ
n拡散領域09が形成されている。Zn拡散領域09の
幅は、図3から分かるように、光吸収層03の幅方向の
長さよりも広い。これは、光吸収層03の幅方向を十分
に空乏化させるためである。光吸収層03の幅方向に空
乏化しない領域が残ると、空乏化しない領域で発生した
キャリアは電界によりドリフトして走行しないために遅
い信号成分となる。このため、空乏化しない領域で発生
したキャリアは、高速応答時に光信号に追随できなくな
り、光電流に寄与できなくなる。このように、光吸収層
03の幅方向に空乏化されない領域が残ると、応答特性
が劣化してしまう。このため、図3の受光素子では、上
述のようにZn拡散領域09の幅を光吸収層03の幅方
向の長さよりも広くして、光吸収層の幅方向が十分空乏
化するようにしている。他方、図3のZn拡散領域09
の長手方向の長さは、約10μmである。このようにす
ると、光吸収層03の長手方向の約10μmが空乏化さ
れる。つまり、光吸収層03の受光長は約10μmにな
る。Zn拡散領域09の長手方向の長さを短くしすぎる
と、この受光長が小さくなってしまう。逆にZn拡散領
域09の長手方向の長さを長くしすぎると、空乏化され
る領域が大きくなりすぎ、キャパシタンスが大きくなっ
て、高速応答できなくなってしまう。以上説明した半導
体積層体の上側には、図2に示すように、SiN膜0
8形成されている。このSiN膜08の膜厚は、入射
光の波長1550nmに対して高反射率となる厚さに設
定する。
【0019】以上説明した本実施形態の受光素子は、導
波路型受光素子であるにもかかわらず、結合効率を高く
することができる。以下、詳しく説明する。
【0020】図3の受光素子に入射されるレーザ光L
は、通常、レンズにより集光されており、そのビーム径
は10μm程度である。複数のレンズにより集光した場
合はさらにビーム径を絞ることもできるが、その場合で
も5μm程度に絞るのが限界である。もっとも、複数の
レンズを用いると、光学系が複雑になり、レンズによる
反射が起こって、受光素子の入射するレーザ光が弱くな
ってしまう。このため、受光素子に入射されるレーザ光
Lのビーム径は10μm程度にすることが多い。
【0021】図3の受光素子では、ビーム径約10μm
のレーザ光Lが入射され、これがレンズ状に形成されて
いるウィンドウ層により集光されて、光吸収層03の光
受光面Rに導かれる。従って、光吸収層03の受光面R
でのビーム径は約10μm以下になる。ここで、前述の
ように、図3の光吸収層03の受光長は約10μmであ
る。従って、光受光面Rでは、レーザ光Lのビーム径よ
りも受光長の方が大きくなる。このように、図3の受光
素子は、受光長を十分大きくすることができる。
【0022】もっとも、従来、図3のように光吸収層0
3の受光面Rを長手方向に沿った側面にすると、光吸収
層03のストライプ幅が狭いためにレーザ光Lが光電流
に変換される割合が著しく減少し、結局、結合効率は低
下してしまとと考えられていた。すなわち、レーザ光L
が光吸収層03を通過する長さが短すぎて、ほとんどの
レーザ光Lは光電流に変換されずに光吸収層03を透過
してしまうと考えられていた。このため、図3のような
ストライプ状の光吸収層03を有する半導体受光素子で
は、光吸収層03の受光面を幅方向に沿った端面Tにす
るのが従来の技術常識であった。本発明者も、かつては
そのように考えていた。しかしながら本発明者は、実験
を繰り返した結果、光吸収層03の受光面Rを長手方向
に沿った側面にしても、光電流に変換される割合の減少
量は従来考えられていたよりも少なく、むしろ上述の受
光長が大きくなる効果が大きくなって、その結果、受光
素子の結合効率が高くなることを独自に知得した。この
ように光電流に変換される割合の減少量が少ない理由
は、InPウィンドウ層06によりレーザ光Lが効率良
く光吸収層03に集められること、一旦光吸収層03を
透過したレーザ光Lの一部が光吸収層03とInPウィ
ンドウ層06との界面Bで反射されて再び光吸収層03
に戻ること、等であると解析さる。
【0023】以上のようにして、図3の半導体受光素子
では、結合効率を高くすることができる。図3の受光素
子で、波長1550nm、ビーム径10μmのレーザ光
を受光した場合には、約80%の結合効率が得られた。
これに対し、光吸収層03の受光面を幅方向に沿った端
面とする半導体受光素子では、約50%の結合効率しが
得られなかった。
【0024】以上説明した本実施形態の半導体受光素子
では、Zn拡散領域の長手方向の長さ、すなわち、光吸
収層03における受光面Rの受光長を、入射されるレー
ザ光のビーム径に応じて適当な値に変化させることがで
きる。例えば、入射されるレーザ光のビーム径が5μm
程度の場合には、Zn拡散領域の長手方向の長さを5μ
m程度にすることができる。
【0025】また、以上説明した本実施形態の半導体受
光素子では、光吸収層をInGaAsPにすることも可
能である。
【0026】次に、図1の受光素子の製造方法を、図4
(a)〜図4(e)を参照にして説明する。なお、図4(c
2)は素子を上面から見た図、他の図は素子を端面から
見た図である。
【0027】(1)まず、図4(a)に示すように、In
P基板01上にMOCVD結晶成長方法でInPバッフ
ァー層02を3μm、InGaAs層03aを0.3μ
m、順次形成する。
【0028】(2)次に、図4(b)からわかるように、
図4(a)のInGaAs層03a上にプラズマCVD法
でSiN膜04を200nmデポし、このSiN
04を幅約0.5μmのストライプ状にパターニングす
る。そして、図4(b)に示すように、このストライプ状
のSiN膜04をマスクにしてInGaAs層03a
を硝酸等のエッチング液でエッチングし、ストライプ状
のInGaAs光吸収層03を形成する。
【0029】(3)次に、図4(b)のSiN膜04を
除去する。そして、図4(c1)、図4(c2)からわかる
ように、InPバッファー層02上にSiN膜05を
デポし、所望の曲率を有するようにSiN膜05をパ
ターニングする。その後、図4(c1)、図4(c2)に示
すように、MOCVD結晶成長方法で選択成長を行い、
InGaAs光吸収層03をInP層06aで埋め込
む。InP層06aの表面は、マイクロレンズ07にな
る。
【0030】(4)次に、図4(d)から分かるように、
図4(c1)のInP層06a上にSiN膜08をプラ
ズマCVD法でデポし、Zn拡散領域09を形成するた
めのパターニングを行う。その後、封管拡散法によりI
nP層06aとInGaAs光吸収層03のヘテロ界面
までZn拡散を行い、Zn拡散領域09を形成する。こ
のZn拡散領域09以外のInP層06aは、InPウ
ィンドウ層06になる。ここで、Zn拡散フロントがI
nGaAs光吸収層03中に形成されInGaAsがp
型化すると、このp型InGaAs領域では空乏層がほ
とんど延びないため、電界によるドリフトで走行しない
キャリアが発生してしまう。また、Zn拡散フロントが
InPウィンドウ層06中に形成されると、光吸収によ
って発生したキャリアがヘテロ界面でパイルアップを起
こし遮断周波数が低下する。
【0031】(5)次に、Zn拡散領域09上にp側電
極11となるTi/Pt/Auを真空蒸着法で各々、1
00nm/100nm/2μmの厚さで形成する。そし
て、p側電極11形成後、InPウィンドウ層06の側
面、及びInPバッファー層02上に反射防止膜となる
SiN膜10をプラズマCVD法で形成する。その
後、InP基板01を180μmの厚さに研磨し、In
P基板01の裏面にn側電極12となるAuGe/Ni
/Auを真空蒸着法で各々、230nm/50nm/1
μmの厚さで形成する。最後に、n電極11を350℃
で合金化処理する。
【0032】以上説明した本実施形態の受光素子の製造
方法では、2インチのウエーハを用いることができ、こ
の場合、ウエーハ1枚あたり、7千〜8千個の受光素子
を得ることができる。この為、本実施形態の受光素子の
製造工程の数は従来の受光素子に比べて若干増えるが、
受光素子1個あたりの製造コストは従来の受光素子と比
べて大きく変わらない。
【0033】(第2の実施の形態)第2の実施の形態の
半導体受光素子は、送信用の光通信用モジュールに用い
られるモニター用の半導体受光素子である。本実施形態
の半導体受光素子の特徴の1つは図7から分かるよう
に、光吸収層103の受光面を側面にしたことである。
これにより、このモニター用の半導体受光素子を用いた
送信用の光通信用モジュールを小型化、低コスト化する
ことができる。
【0034】まず、第2の実施の形態の受光素子の構造
の概略を説明する。図5は、本発明の第2の実施の形態
の半導体受光素子を端面からみた断面模式図である。n
型(第1導電型)のInP基板101の図中上側には、
n型のInPバッファー層102が形成されている。こ
のInPバッファー層102上には、円柱状に順次、n
型のInAlGaAsクラッド層114、n型のInG
aAs光吸収層103、が形成されている。これらのI
nAlGaAsクラッド層114、InGaAs光吸収
層103の外側には、InPウィンドウ層106が形成
されている。このInPウィンドウ層106および上記
のInGaAs光吸収層103の図中上側には、InA
lGaAsクラッド層115およびZn拡散領域109
が形成されている。Zn拡散領域109は円柱状で、そ
の直径は、図5から分かるように、光吸収層103の直
径よりも大きくなっている。このZn拡散領域はp型半
導体層になる。また、Zn拡散領域109の上側には、
一方の電極たるp側電極111が形成されている。他方
の電極となるn側電極112は、InP基板101の図
中下側に形成されている。以上のようにして形成された
半導体積層体は、図5に示すように、SiN膜10
8、反射防止膜110、で被われている。図5の装置で
は、InP基板101の表面にほぼ平行な外部からの入
射光LがInPウィンドウ層106を介して光吸収層1
03に入射される。そして、光吸収により光吸収層10
3でキャリアが発生する。このキャリアは、図5中上下
方向(厚さ方向)に加えられた電界、すなわち入射光L
の進行方向に対して垂直に加えられた電界によりp側電
極111、n側電極112、に移動する。その結果、光
電流が発生する。
【0035】次に、図5の受光素子のさらに詳しい構造
を、その受光メカニズムと共に、図6、図7を用いて説
明する。なお、以下の説明から分かるように、この図
6、図7および上記図5はで、説明をしやすくするた
め、各構成部分の大きさについて倍率を変えて示してい
る。
【0036】図6は、図5の受光素子の1/4カットの
斜視図である。InP基板101の底面の大きさは40
0μm×400μmであり、厚さは180μmである。
このInP基板1上に形成されたInPバッファー層1
02の膜厚は3μmである。このInPバッファー層1
02上に円柱状に順次形成されたInAlGaAsクラ
ッド層114、光吸収層103の直径は約100μmで
ある。光吸収層103は、上面図である図7から分かる
ように、側面を受光面として有し、外部からのレーザ光
Lをこの受光面で受光してキャリアに変換する。この光
吸収層103の膜厚は3μmである。ここでは、高速応
答性は必ずしも要求されないので、結合効率を上げるた
めに光吸収層103の膜厚を厚くしている。この光吸収
層103と、InAlGaAsクラッド層114と、の
外側には図6、図7から分かるように円柱状のInPウ
ィンドウ層106が形成されている。このInPウィン
ドウ層106は、図7から分かるように、外部からのレ
ーザ光Lに対し透光性を有し、このレーザ光Lを光吸収
層103における受光面に導く。このInPウィンドウ
層106の直径は、300μmである。ここで、図7か
ら分かるように、このInPウィンドウ層の表面はマイ
クロレンズ107になる。つまり、このInPウィンド
ウ層は、レーザ光Lを光吸収層103における受光面に
集光して導く。レーザ光Lが集光される光吸収層103
上には、図6に示すように、光吸収層103を空乏化さ
せるためのZn拡散領域109が円柱状に形成されてい
る。このZn拡散領域の直径は、光吸収層103の直径
よりも大きく形成されている。従って、図7の受光素子
では光吸収層103の大部分が空乏化される。つまり、
図7の半導体受光素子では、受光径が約100μmにな
る。以上説明した半導体積層体の上側には、図6に示す
ように、SiN膜111が形成されている。このSi
膜111の膜厚は、入射光の波長1550nmに対
して高反射率となる厚さに設定する。
【0037】以上説明した本実施形態の受光素子は、側
面入射型であるにもかかわらず、結合効率を高くするこ
とができる。以下、説明する。
【0038】まず、図7の受光素子では、ビーム径約1
00μmのレーザ光が入射され、これがウィンドウ層1
06により集光されて、光吸収層103に導かれる。従
って、光吸収層103の光受光面でのビーム径は約10
0μm以下になる。ここで、前述のように、図7の光吸
収層103の受光径は約100μmである。従って、図
7の受光素子の光吸収層103では、レーザ光Lのビー
ム径よりも受光径の方が大きい。このように、図7の受
光素子は、受光径を十分大きくすることができる。
【0039】次に、図7の受光素子では、レーザ光Lが
光吸収層103を通過する距離が中心ほど長くなる。こ
こで、レーザ光Lの強度はビーム径内ですべて均一なわ
けではなく、中心ほど強度が強い。従って、強度の強い
レーザ光Lほど、光吸収層103を通過する距離が長く
なる。そして、レーザ光Lが光吸収層103を通過する
距離が長くなれば、レーザ光Lが光電流に変換されやす
くなる。よって図7の受光素子では、強度の強いレーザ
光Lほど光電流に変換されやすくなる。つまり、レーザ
光Lが効率良く光電流に変換される。このように、図7
の受光素子では、レーザ光Lが電流に変換されやすい。
【0040】以上のようにして、図7の受光素子は、結
語効率が高くなる。図7の受光素子にビーム径約100
μmのレーザ光を入射した場合には、結合効率は90%
以上になった。
【0041】以上説明した図7の半導体受光素子では、
入射するレーザ光のビーム径や、必要とされる結合効率
によって、光吸収層103の大きさや膜厚を変えること
ができる。例えば、入射するレーザ光のビーム径が50
μm程度の場合には、光吸収層103の直径を50μ
m、膜厚を2μmにすることができる。但し、光吸収層
103の膜厚は2μm〜5μmが良い。なぜなら、光吸
収層103の膜厚を5μmよりも厚く形成することは結
晶成長の観点から困難であるし、膜厚を2μmよりも薄
く形成すると結合効率が下がってしまうからである。
【0042】また、以上説明した図7の半導体受光素子
では、光吸収層をInGaAsPにすることも可能であ
る。
【0043】以上説明した本実施形態の半導体受光素子
を用いれば、送信用の光通信用モジュールを高密度実装
にすることができる。以下、本発明者の異なるタイプの
送信用の光通信用モジュールと比較しつつ説明する。図
8は、図7の半導体受光素子218を用いた送信用の光
通信用モジュールであり、図9は、本発明者の異なるタ
イプの送信用の光通信用モジュールである。図9の光通
信用モジュールでは、半導体受光素子318が表面入射
型であるのに対し、半導体レーザ素子317が端面出射
型であるので、半導体受光素子318と半導体レーザ素
子317の主面が直交するように配置されている。この
ため、半導体レーザ素子317を搭載した主たる回路基
板319上に半導体受光素子318を搭載せず、主たる
回路基板319上に従たる回路基板(キャリア)320
を搭載し、このキャリア320に半導体受光素子318
を搭載している。そして、このキャリア320は、作業
性の観点から極端に小型化せず、ある程度の大きさにし
ている。これに対し、図8の光通信用モジュールでは、
半導体受光素子218が側面入射型であるので、半導体
レーザ素子217と同一平面上に配置することが可能で
ある。この為、図9の光通信用モジュールと異なり、キ
ャリア320を用いる必要がない。キャリア320がな
くなると、図8から分かるように、回路基板219を小
さくすることができる。つまり、回路基板219をさら
に小型化できるようになる。これにより、パッケージ2
16をさらに小型化にできるようになる。このようにし
て、図8の送信用の光通信用モジュールでは、高密度実
装ができる。
【0044】また、図8の送信用の光通信用モジュール
ではキャリア320等の部品点数を削減することによ
り、さらに低コスト化することができる。後述のよう
に、受光素子218の製造コストは従来の受光素子に比
べてわずかに高くなるが、部品点数の削減による製造コ
ストの低下の効果が大きく、光通信用モジュール全体の
製造コストはさらに低下する。
【0045】また、図8の半導体受光素子218は、図
6、図7に示すように上面から見て点対称な形状である
ので、回路基板219に搭載する際に回転方向に位置ず
れが起こっても、半導体受光素子の中心の位置がずれな
ければ結合効率が変化しない。このため、図8の送信用
モジュールでは、半導体受光素子218を用いることに
より特性を安定させることができる。
【0046】以上のように、本実施形態の半導体受光素
子を用いることにより、送信用の光通信用モジュール
を、高密度実装、低コストで、特性が安定したものにす
ることができる。
【0047】次に、本実施形態の受光素子(図5)の製
造方法を図10(a)〜図10(e)を参照にして説明す
る。
【0048】(1)まず、図10(a)に示すように、I
nP基板101上に、MOCVD結晶成長方法で、膜厚
3μmのInPバッファー層102、InAlGaAs
層114a、膜厚30μmのInGaAs層103aを
順次形成する。
【0049】(2)次に、図10(b)から分かるよう
に、図10(a)のInGaAs層103a上にプラズマ
CVD法でSiN膜104を200nmデポし、この
SiN膜104を直径100μmの円形にパターニン
グする。そして、図10(b)に示すように、この円形の
SiN膜104をマスクにしてInGaAs層103
a、InAlGaAs層114aを硝酸等のエッチング
液でエッチングし、InGaAs光吸収層103、In
AlGaAsクラッド層114を円柱状に形成する。こ
こで、円形の直径は、入射するレーザ光のビーム径や必
要とされる結合効率によって変えることもできる。
【0050】(3)次に、図10(b)のSiN膜10
4を除去する。そして、図10(c)から分かるように、
InPバッファー層102上にSiN膜105をデポ
し、所望の曲率を有するようにパターニングする。その
後、図10(c)に示すように、MOCVD結晶成長方法
で選択成長を行い、円柱状のInGaAs光吸収層10
3とInAlGaAsクラッド層114を、InPウィ
ンドウ層106とInAlGaAs層115aで埋め込
む。
【0051】(4)次に、図10(d)から分かるよう
に、図10(c)のInAlGaAs層115a上にSi
膜108をプラズマCVD法でデポし、Zn拡散領
域109を形成するためのパターニングを行う。その
後、封管拡散法によりInAlGaAs層115aとI
nGaAs光吸収層103のヘテロ界面までZn拡散を
行い、Zn拡散領域109を形成する。InAlGaA
s層115aのうち、Zn拡散領域109以外の部分
は、InAlGaAsクラッド層115になる。ここ
で、Zn拡散フロントがInGaAs光吸収層103中
に形成されInGaAsがp型化すると、このp型In
GaAs領域では空乏層がほとんど延びないため、電界
によるドリフトで走行しないキャリアが発生してしま
う。また、Zn拡散フロントがInPウィンドウ層10
6中に形成されると、光吸収によって発生したキャリア
がヘテロ界面でパイルアップを起こし遮断周波数が低下
する。
【0052】(5)次に、Zn拡散領域109上にp側
電極111となるTi/Pt/Auを真空蒸着法で各
々、100nm/100nm/2μmの厚さで形成す
る。そして、p側電極111形成後、InAlGaAs
クラッド層115、InPウィンドウ層106、および
InAlGaAsクラッド層114の側面と、InPバ
ッファー層102の上面に、反射防止膜となるSiN
膜110をプラズマCVD法で形成する。その後、In
P基板101を180μmの厚さに研磨し、InP基板
101の裏面にn側電極12となるAuGe/Ni/A
uを真空蒸着法で各々、230nm/50nm/1μm
の厚さで形成する。最後に、n電極112を350℃で
合金化処理する。
【0053】以上説明した本実施形態の受光素子の製造
方法では、2インチのウエーハを用いることができ、こ
の場合、ウエーハ1枚あたり、7千〜8千個の受光素子
を得ることができる。この為、本実施形態の受光素子の
製造工程の数は従来の受光素子に比べて若干増えるが、
受光素子1個あたりの製造コストは従来の受光素子と比
べて大きく変わらない。
【0054】
【発明の効果】本発明によれば、基板上にストライプ状
の光吸収層を有する導波路型の半導体受光素子におい
て、光吸収層の受光面を長手方向に沿った側面にしたの
で、半導体受光素子の結合効率を上げることができる。
【0055】また、本発明によれば、送信用モジュール
に用いられるモニター用の半導体受光素子の光吸収層の
受光面を側面にしたので、送信用モジュールを高密度実
装、低コストにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の半導体受光素子の
断面模式図。
【図2】本発明の第1の実施の形態の半導体受光素子の
1/4カットの斜視図。
【図3】本発明の第1の実施の形態の半導体受光素子の
上面模式図。
【図4】本発明の第1の実施の形態の半導体受光素子の
製造方法を示す図。
【図5】本発明の第2の実施の形態の半導体受光素子の
断面模式図。
【図6】本発明の第2の実施の形態の半導体受光素子の
1/4カットの斜視図。
【図7】本発明の第2の実施の形態の半導体受光素子の
上面模式図。
【図8】本発明の第2の実施の形態の半導体受光素子を
用いた送信用の光通信用モジュールを示す図。
【図9】本発明者の異なるタイプの送信用の光通信用モ
ジュールを示す図。
【図10】本発明の第2の実施の形態の半導体受光素子
の製造方法を示す図。
【符号の説明】
01、101 InP基板 03、103 InGaAs光吸収層 06、106 InPウィンドウ層 07、107 マイクロレンズ 09、109 Zn拡散領域 217 半導体レーザ素子 218 モニター用の半導体受光素子
フロントページの続き Fターム(参考) 4M118 AA10 AB05 BA02 CA03 CB03 FB03 FC03 GA09 GD03 GD07 5F049 MA02 MB07 MB12 NA18 NA19 NA20 NB01 PA04 QA08 QA17 QA18 QA20 RA07 RA10 SS04 SZ01 WA01

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】厚さ方向に電界が加えられる半導体受光素
    子であって、 基板と、 前記基板上に帯状に形成され、長手方向に沿った少なく
    とも1つの側面を受光面として有し、外部からの入射光
    を前記受光面で受光して電気信号に変換する光吸収層
    と、 外部からの前記入射光に対して透光性を有し、前記基板
    の表面にほぼ平行な外部からの前記入射光を前記光吸収
    層における前記受光面に導くウィンドウ層と、を有する
    ことを特徴とする半導体受光素子。
  2. 【請求項2】前記光吸収層が第1導電型半導体によって
    構成された光吸収層であり、前記光吸収層上に、さら
    に、前記光吸収層を空乏化させるための第2導電型半導
    体領域が形成されていることを特徴とする請求項1記載
    の半導体受光素子。
  3. 【請求項3】前記光吸収層がInGaAs又はInGa
    AsPからなり、前記ウィンドウ層がInPからなるこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2に記載の半導体
    受光素子。
  4. 【請求項4】前記ウィンドウ層が、外部からの前記入射
    光を前記光吸収層における前記受光面に集光して導くた
    めのレンズ状に形成されていることを特徴とする請求項
    1乃至請求項3のいずれかに記載の半導体受光素子。
  5. 【請求項5】厚さ方向に電界が加えられる半導体受光素
    子であって、 基板と、 前記基板上の一部に形成され、受光面としての側面を有
    し、外部からの入射光を前記受光面で受光して電気信号
    に変換する光吸収層と、 外部からの前記入射光に対して透光性を有し、前記基板
    の表面にほぼ平行な外部からの前記入射光を前記光吸収
    層における前記受光面に導くウィンドウ層と、を有する
    ことを特徴とする半導体受光素子。
  6. 【請求項6】前記光吸収層が円柱状に形成されているこ
    とを特徴とする請求項5記載の半導体受光素子。
  7. 【請求項7】前記光吸収層が第1導電型半導体からなる
    光吸収層であり、前記光吸収層上に、さらに、前記光吸
    収層を空乏化させるための円柱状の第2導電型半導体領
    域が形成されていることを特徴とする請求項6記載の半
    導体受光素子。
  8. 【請求項8】前記光吸収層がInGaAs又はInGa
    AsPからなり、前記ウィンドウ層がInPからなるこ
    とを特徴とする請求項5乃至請求項7のいずれかに記載
    の半導体受光素子。
  9. 【請求項9】半導体受光素子と、半導体発光素子と、を
    備える光通信用モジュールであって、 前記半導体発光素子が、第1の基板と、前記第1の基板
    上の一部に形成され、受光面としての側面を有し、前記
    半導体発光素子からの光を前記受光面で受光して電気信
    号に変換する光吸収層と、前記半導体発光素子からの前
    記光に対して透光性を有し、前記第1の基板の表面にほ
    ぼ平行な前記半導体発光素子からの前記光を前記光吸収
    層における前記受光面に導くウィンドウ層と、を備え、
    厚さ方向に電界が加えられる半導体受光素子であり、 前記半導体発光素子が、第2の基板と、前記第2の基板
    上に形成された、前記第2の基板にほぼ平行な方向に前
    記光を出射するための活性層と、を備える半導体発光素
    子あることを特徴とする、光通信用モジュール。
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