JP2002305055A - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JP2002305055A
JP2002305055A JP2001104787A JP2001104787A JP2002305055A JP 2002305055 A JP2002305055 A JP 2002305055A JP 2001104787 A JP2001104787 A JP 2001104787A JP 2001104787 A JP2001104787 A JP 2001104787A JP 2002305055 A JP2002305055 A JP 2002305055A
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Naoya Kurimoto
直哉 栗本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リテーナの半装着を明確に識別することを可
能とするコネクタを提供する。 【解決手段】 コネクタ10は、ハウジング11と、こ
のハウジング11内に収容される複数の端子金具40
と、これらの端子金具40を抜止するリテーナ20とを
備える。リテーナ20は、ハウジング11の前面壁をな
すと共に、その下端縁に本係止位置に係合された際ハウ
ジング11の指標突部15と整合する指標リブ29を備
える。指標リブ29と指標突部15とが整合したか否か
によって、リテーナ20が本係止位置に係合されている
か否かを明確に視認できるので、コネクタ10は、リテ
ーナ20の半装着を確実に防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リテーナを備えた
コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のコネクタとして、例えば
特開平6−176815号公報に開示されたもののよう
に、ハウジングの側方からリテーナを差し込んでキャビ
ティ内の端子金具に直接係止するようにしたコネクタが
知られている。この種のコネクタでは、ハウジングに対
してリテーナを仮係止位置に組付けた状態で端子金具の
組付け現場へ搬入され、同現場で端子金具をキャビティ
内に挿入し、その後にリテーナを本係止位置に押し込ん
で端子金具を抜け止めするようになっている。ところ
で、現場への搬送中等において仮係止位置にあるリテー
ナに他の部材が当接して誤って本係止位置まで押し込ま
れてしまうと、現場では本係止位置から仮係止位置へ戻
す作業が必要となってしまう。このため、こうした不用
意な仮係止位置から本係止位置への移動を防ぐために、
仮係止位置では、リテーナの押し込み面がハウジングの
側面と面一にすることが考えられた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
コネクタでは、リテーナを本係止位置に押し込んだ場合
に押し込み量が不足してリテーナが本係止位置に至って
いない場合でも、それを明確に識別する方法が無かっ
た。本発明は上記のような事情に基づいて完成されたも
のであって、リテーナの半装着を即座に識別することを
可能とするコネクタの提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの手段として、請求項1の発明は、端子金具を収容す
るキャビティを形成したハウジングと、前記ハウジング
に対し前記端子金具の挿入方向と交差する方向に押し込
み操作されて前記キャビティへの前記端子金具の挿抜を
許容する仮係止位置と前記端子金具に係合して抜止め状
態とする本係止位置とに組付けられるリテーナとを備
え、前記仮係止位置における前記リテーナの押込み操作
面と前記ハウジングの側面とが面一になるように形成さ
れたコネクタにおいて、前記本係止位置においてのみ整
合し合うことで前記リテーナの正規装着状態を確認する
指標部が前記リテーナと前記ハウジングとのそれぞれに
設けられており、かつ、前記両指標部は嵌合面側から視
認可能に配設されているところに特徴を有する。
【0005】請求項2の発明は、請求項1に記載のもの
において、前記指標部は、前記リテーナが前記本係止位
置に移動したときに、当該コネクタの嵌合相手となる相
手側コネクタに対する嵌合案内手段となっているところ
に特徴を有する。
【0006】請求項3の発明は、請求項1または請求項
2に記載のものにおいて、前記リテーナが前記キャビテ
ィの前面壁をなしていると共に前記リテーナ側の前記指
標部が前記前面壁から突出したリブで構成されていると
ころに特徴を有する。
【0007】請求項4の発明は、請求項1ないし請求項
3のいずれかに記載のものにおいて、前記リテーナ側の
前記指標部は当該指標部と同等あるいはそれ以上の高さ
を備えた保護壁で取り囲まれているところに特徴を有す
る。
【0008】
【発明の作用及び効果】<請求項1の発明>リテーナが
本係止位置に至るとリテーナとハウジングとのそれぞれ
に設けた指標部が整合し、双方の指標部の整合を嵌合面
側から視認できるので、リテーナが本係止位置に至った
か否かを明確に識別できる。
【0009】<請求項2の発明>指標部は、リテーナが
本係止位置に至ったときに相手側コネクタとの嵌合案内
手段をすることができる。即ち、指標部はリテーナが本
係止位置に至ったか否かの識別機能とハウジング同士の
嵌合動作の案内機能とを併せ持つため、これらの機能を
別個の部位で発揮させる場合に比べて構成が簡単にな
る。
【0010】<請求項3の発明>キャビティの前面にあ
るリテーナに指標部が設けられているので、指標部の整
合を視認し易い。
【0011】<請求項4の発明>保護壁に取り囲まれて
いるので、リテーナ側指標部に他の部材等が引っ掛かる
ことを防止できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
ないし図13に基づいて説明する。コネクタ10(雌
型)は、ハウジング11と、このハウジング11内に収
容される複数の端子金具40と、これらの端子金具40
を抜止するリテーナ20とを備える。また、本実施形態
のリテーナ20は、ハウジング11への端子金具40の
挿入方向に対して交差する方向にスライドさせて組付け
られるいわゆるサイドリテーナタイプのものである。
【0013】端子金具40は雌型のものであり、前部に
は図示しない相手側端子金具のタブを内側に嵌合させる
角筒状の接続部41を備えていると共に、後部には電線
Wの端末部をバレルで圧着する圧着部42が設けられて
いる(図12参照)。また、接続部41の前部には、被
係止溝43が全幅に亘って穿設されており、後述するよ
うにリテーナ20の係止突部25が係止可能となってい
る。また、端子金具40は天井壁41Aの後端縁をラン
ス13でもって係止されるようになっており、リテーナ
20による係止と併せて二重に係止される(図13参
照)。
【0014】ハウジング11は合成樹脂製で略角柱形状
をなし、その前後両端面に開口する複数のキャビティ1
2が上下2段に設けられている。キャビティ12は上下
で背中合わせの対称に形成されており(図1、12参
照)、上段のキャビティ12では天井面に、下段のキャ
ビティ12では底面に、撓み可能なランス13が設けら
れている。
【0015】また、ハウジング11の下面には図示しな
い相手側ハウジングとの嵌合方向に沿って延びる指標突
部15(本発明のハウジング側の「指標部」に相当す
る)が突設されている(図3参照)。指標突部15は幅
方向の中央部よりも僅かに片側(図3の右側)に寄せて
配されており、相手側ハウジング11に設けられた溝部
(図示なし)との凹凸嵌合を行うことで相手側ハウジン
グ11への嵌合案内を行い、円滑な嵌合を可能とする。
加えて、ハウジング11の下面には、後端縁及び両側縁
の周縁部に沿って周縁リブ16が突設されている。周縁
リブ16は、指標突部15と等しい高さで設けられてい
る。本実施形態では、周縁リブ16のうちハウジング1
1の両側縁に配されたものも相手側ハウジング11との
凹凸の嵌め合いによりハウジング全体の嵌合案内を行う
ようになっている。尚、ハウジング11の上面には、図
示しない相手側ハウジング11に対して係合することで
ハウジング11同士の嵌合状態をロックするロックアー
ム17が設けられている。
【0016】図4に示すように、ハウジング11の前端
部には、リテーナ装着部30が凹み形成されている。リ
テーナ装着部30はキャビティ12の前面壁、キャビテ
ィ12の前端部の上方壁と下方壁、及びハウジング11
前端部の一方側(図1の右側)の側壁を除肉して形成し
た領域で構成される。リテーナ装着部30は図1の左側
の開口がリテーナ20を挿入するリテーナ挿入口31と
なっており、このリテーナ挿入口31からリテーナ20
を挿入させると、リテーナ20をハウジング11の前方
に臨ませるようにして装着させる(図12参照)。
【0017】さらに、ハウジング装着部30は、キャビ
ティ12の上方壁及び下方壁の除肉部を左右両側方に開
口させており、この箇所に後述するリテーナ20の上面
板22及び下面板23を挿通させる(図12参照)。ま
た、図4又は図12に示すように、リテーナ装着部30
における上段のキャビティ12の側面の上端縁と、下段
のキャビティ12の側面の下端縁との所定位置、すなわ
ち端子金具40が正規挿入された場合の被係止溝43と
対応する位置には、リテーナ20の係止突部25(後
述)を側方から挿通可能とする挿通溝14が幅方向に沿
って形成されている。
【0018】また、リテーナ装着部30の天井面と底面
とにはリテーナ20の挿入方向に沿うようにしてハウジ
ング11の全幅に亘るスライド凹部32が形成されてい
る(図4参照)。さらに、図1に示すように、リテーナ
装着部30の天井面のリテーナ挿入口21側の端部付近
には前後方向に延びる第1係止溝33と第2係止溝34
とが形成されている。
【0019】続いて、リテーナ20について説明する。
リテーナ20はキャビティ12の前面に配される前面板
21と前面板21の上端縁及び後端縁から後方へ延設さ
れた上面板22及び下面板23とを備えると共に幅方向
の一端側(リテーナ挿入口31と対向する側)を側面板
24で閉じた構成である。前面板21は、キャビティ1
2の前面を覆って端子金具40の前方への移動を規制す
ると共に、相手側端子金具のタブ(図示なし)を挿入可
能とする端子挿入孔21Aが穿設されている。
【0020】上面板22及び下面板23は、リテーナ装
着部30におけるキャビティ12の前端部の上壁又は下
壁をなす(図12参照)と共に、図8に示すように、そ
れぞれの内面側における奥行き方向の中央部には、各キ
ャビティ12に対応させて係止突部25が形成されてい
る。各係止突部25は、端子金具40の被係止溝43に
側方から進入して被係止溝43の開口縁に当接すること
で端子金具40を係止(二次係止)するようになってい
る(図13参照)。また、図6に示すように、上面板2
2と下面板23とのそれぞれの外面の前部側には、スラ
イド凸部26がほぼ全幅に亘って形成されており、リテ
ーナ装着部30のスライド凹部32と嵌め合わされてリ
テーナ20のスライド動作を円滑なものとする。さら
に、リテーナ20の上面板22の外面における側板24
寄りの位置には、リテーナ20の挿入方向と垂直をなす
方向に延びる仮係止突条27と本係止突条28とが所定
間隔をおいて並列して突設されている。
【0021】リテーナ20がリテーナ挿入口31から挿
入されると、まず図10に示すように、仮係止突条27
が第1係止溝33に嵌まって保持され、これがリテーナ
20の仮係止位置となる。さらにリテーナ20が押し込
まれると、図11に示すように本係止突条28が第1係
止溝33に嵌まると共に仮係止突条27が第2係止溝3
4に嵌って保持され、これが本係止位置となる。
【0022】ここで、リテーナ20が仮係止位置にある
ときには、図10に示すように、側板24の外面20L
がハウジング11の側面11Lと面一になっていると共
に、各係止突部25は端子金具40の挿抜を許容する退
避位置にある。
【0023】一方、リテーナ20が本係止位置にあると
きには、図11に示すように、リテーナ20の挿入方向
奥方の端面20Rがハウジング11の側面11Rと面一
となっていると共に、各係止突部25が対応するキャビ
ティ12内に進入して端子金具40の被係止溝43へ係
合するようになっている。
【0024】さて、リテーナ20の前面板21の下端縁
には、下向きに指標リブ(本発明のリテーナ側の「指標
部」に相当する)29が突設されている。指標リブ29
は前面板21の幅方向に関する中央部よりも僅かに片側
(図5の右側)に配設されていると共に、前面は前面板
21と面一となっている。この指標リブ29は、左右幅
及び下方への突出幅を指標突部15と同幅となるように
形成されており、リテーナが20が仮係止位置において
は指標突部15と不整合となっていると共に、リテーナ
20が本係止位置に至った際に指標突部15と重なり合
って整合するようになっている。また、指標リブ29と
指標突部15との前後方向にも隙間が生じないようにな
っている。また、指標リブ29は、リテーナ20が本係
止位置に至るとリテーナ装着部30の下側の前端部の当
接部35に左側面を当接させることで、リテーナ20が
それ以上の押し込みを規制する(図11参照)。
【0025】本係止位置に至った指標リブ29は、指標
突部15と整合することによって相手側ハウジングへの
嵌合案内が可能となる。本実施形態では、整合した指標
リブ29と指標突部15に加えてハウジング11の左右
両側部に配された周縁リブ16の合計3箇所でもって嵌
合案内を行うようになっている。このため、指標リブ2
9が本係止位置に至っていない指標突部15と不整合の
状態では、周縁リブ16を対応する相手側ハウジングの
凹部に合わせても、指標リブ29は対応する相手側ハウ
ジングの凹部と位置ずれしてしまうので、コネクタ同士
の嵌合が不可能となる。
【0026】続いて本実施形態の作用を説明する。リテ
ーナ20のスライド凸部26とリテーナ装着部30のス
ライド凹部32とを嵌め合わせつつ、リテーナ挿入口3
1からリテーナ20をリテーナ装着部30に対して挿入
すると、図10に示すように仮係止突条27と第1係止
溝33とが嵌合して、リテーナ20は仮係止位置に組み
付けられる。この状態では、リテーナ20の各係止突部
25は端子金具40の挿入に干渉しない位置に退避して
いる。また、リテーナ20の前面板21は、キャビティ
12と端子挿入孔21Aとの軸心がずれた状態でキャビ
ティ12の前面を塞いでいる。
【0027】ここで、図10に示すように、仮係止位置
におけるリテーナ20の側板24とリテーナ挿入口31
側のハウジング11の側面とは面一になっている。この
ため、他の部材によってリテーナ20が押し込まれにく
いため、誤って本係止位置に押し込まれてしまう可能性
は低い。
【0028】さらに、仮係止位置においては、リブがハ
ウジング11のリブよりも左側に位置しているのでリブ
同士が不整合となっている。これにより、リテーナ20
が本係止位置に至っていないことが一目瞭然である。
【0029】この状態で図12に示すように、雌側端子
金具40を上下で背中合わせの姿勢として、対応するキ
ャビティ12内に挿入する。雌側端子金具40は、ラン
ス13を撓み変形させつつ、またリテーナ20の係止突
部25に邪魔されることなく押し込まれる。正規位置ま
で挿入されると、ランス13が復元変形して天井壁41
Aの後端縁に引っ掛かることで抜け止め状態に一次係止
される(図13参照)。
【0030】すべての雌側端子金具40がキャビティ1
2内に挿入されたら、リテーナ20を本係止位置に向け
て押し込む。すると、図11に示すように本係止突条2
8と第1係止溝33とが嵌合し、仮係止突条27と第2
係止溝34とが嵌合することでリテーナ20は本係止位
置に係止される。リテーナ20が本係止位置に押し込ま
れると、リテーナ20の係止突部25がキャビティ12
内に進入して、雌側端子金具40の被係止溝43に側方
から嵌まり、端子金具40が引き抜かれることが防止さ
れる。すなわち、端子金具40は、ランス13に加え
て、リテーナ20により二重に抜け止め状態に係止され
ることになる。また、前面板21の端子挿入口21Aは
各キャビティ12の前面で同心に整合した状態となる。
【0031】ここで、リテーナ20が本係止位置に至っ
ていない場合、リテーナ20の指標リブ29とハウジン
グ11の指標突部15とは位置ずれし整合していない。
作業者は、嵌合面側からこの状態を視認することにより
リテーナ20が本係止位置に至っていない、すなわち、
リテーナ20が半装着の状態にあることを認識すること
ができる。これにより、作業者は再度リテーナ20を本
係止位置まで押し込み操作を行って、確実にリテーナ2
0を本係止位置に至らしめることができる。仮に、作業
者がリテーナ20が本係止位置に至っていないことを見
落とした場合でも、本係止位置に至っていないリテーナ
20は指標リブ29と指標突部15とがずれており、コ
ネクタ10と相手側コネクタとの嵌合が不可能となるか
ら、これをもって、リテーナ20の半装着を認識するこ
とができる。
【0032】尚、メンテナンス等で、端子金具40を雌
ハウジング11から抜き取る場合は、リテーナ20を本
係止位置から仮係止位置を経てハウジング11から抜き
取る。これによりランス13の前面が開放されるから、
ランス13を治具等で強制的に撓み変形させることで係
止を解除し、端子金具40をキャビティ12の後方に抜
き出せばよい。
【0033】このように、本実施形態のコネクタ10で
は、仮係止位置における指標リブ29とスライド凸部2
6とは不整合であり、リテーナ20が本係止位置に至っ
て初めて整合状態となる。そして、指標リブ29とスラ
イド凸部26とが整合したか否かをコネクタ10の嵌合
面側から容易に確認できる。従って、仮係止位置のリテ
ーナ20の側板とリテーナ挿入口31側のハウジング1
1の側面とが面一になるようにしてリテーナ20の誤挿
入を防止するものであっても、コネクタ同士の嵌合前に
リテーナ20が本係止位置に至ったか否かを明確に視認
できる。
【0034】さらに、リテーナ20が本係止位置に至っ
て初めて指標リブ29とスライド凸部26とが嵌合案内
可能となるので、リテーナ20が本係止位置に至ってい
ない場合には相手側コネクタ10との嵌合が不可能であ
るから、リテーナ20の半装着を認識することができ
る。従って、本実施形態のコネクタ10によればリテー
ナ20の半装着をより確実に防止することが可能とな
る。
【0035】また、本係止位置へ移動させる場合に、指
標リブ29と指標突部15との双方指等で触りながら嵌
合操作を行えば、直接視認しなくても、指標リブ29と
指標突部15とが整合しているか否かを作業者の触覚で
認識できるので、確認作業が容易である。さらに、指標
リブ29の周囲を周縁リブ16で包囲して、他の部材等
が仮係止位置における指標リブ29に引っ掛かることを
規制しているから、誤ってリテーナ20が本係止位置へ
移動することを回避できる。
【0036】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)リテーナ20はハウジング11の左側から挿入す
るものであったが、例えばハウジングの下面から挿入す
る構造のものであっても良い。 (2)指標部は突出させて形成した指標リブ29とスラ
イド凸部26とであったが、例えば、溝状のような凹部
によって構成するものであっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るハウジングの正面図
【図2】ハウジングの平面図
【図3】ハウジングの底面図
【図4】ハウジングの右側面図
【図5】リテーナの正面図
【図6】リテーナの平面図
【図7】リテーナの底面図
【図8】リテーナの右側面図
【図9】リテーナの左側面図
【図10】リテーナが仮係止位置に装着された状態の正
面図
【図11】リテーナが本係止位置に装着された状態の正
面図
【図12】端子金具の挿入動作を示す縦断面図
【図13】端子金具の挿入後の縦断面図
【符号の説明】
10…コネクタ 11…ハウジング 12…キャビティ 15…指標突部(指標部) 16…周縁リブ(保護壁) 20…リテーナ 21…前面板(前面壁) 29…指標リブ(指標部) 40…端子金具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5E021 FA09 FA16 FC38 HC07 KA02 5E087 EE14 FF06 GG26 GG31 GG32 MM05 RR26 RR41

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端子金具を収容するキャビティを形成し
    たハウジングと、 前記ハウジングに対し前記端子金具の挿入方向と交差す
    る方向に押し込み操作されて前記キャビティへの前記端
    子金具の挿抜を許容する仮係止位置と前記端子金具に係
    合して抜止め状態とする本係止位置とに組付けられるリ
    テーナとを備え、 前記仮係止位置における前記リテーナの押込み操作面と
    前記ハウジングの側面とが面一になるように形成された
    コネクタにおいて、 前記本係止位置においてのみ整合し合うことで前記リテ
    ーナの正規装着状態を確認する指標部が前記リテーナと
    前記ハウジングとのそれぞれに設けられており、 かつ、前記両指標部は嵌合面側から視認可能に配設され
    ていることを特徴とするコネクタ。
  2. 【請求項2】 前記指標部は、前記リテーナが前記本係
    止位置に移動したときに、当該コネクタの嵌合相手とな
    る相手側コネクタに対する嵌合案内手段となっているこ
    とを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
  3. 【請求項3】 前記リテーナが前記キャビティの前面壁
    をなしていると共に前記リテーナ側の前記指標部が前記
    前面壁から突出したリブで構成されていることを特徴と
    する請求項1または請求項2記載のコネクタ。
  4. 【請求項4】 前記リテーナ側の前記指標部は当該指標
    部と同等あるいはそれ以上の高さを備えた保護壁で取り
    囲まれていることを特徴とする請求項1ないし請求項3
    のいずれかに記載のコネクタ。
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Cited By (3)

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