JP2002304940A - 電気接点構造 - Google Patents

電気接点構造

Info

Publication number
JP2002304940A
JP2002304940A JP2001105499A JP2001105499A JP2002304940A JP 2002304940 A JP2002304940 A JP 2002304940A JP 2001105499 A JP2001105499 A JP 2001105499A JP 2001105499 A JP2001105499 A JP 2001105499A JP 2002304940 A JP2002304940 A JP 2002304940A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact
movable contact
movable
fixed contacts
plunger
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001105499A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Shimoyama
武志 下山
Mitsukazu Hattori
光和 服部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2001105499A priority Critical patent/JP2002304940A/ja
Publication of JP2002304940A publication Critical patent/JP2002304940A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Contacts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 減速式スタータのマグネットスイッチの可動
接点10が一対二個の固定接点11、12に当接した際
の可動接点10のバウンスの発生を抑制する。 【解決手段】 センタケースに固定された固定接点1
1、12の第1、第2当接部41、42の位置を、可動
接点10の中心に対して非対称となる位置に配置するこ
とにより、可動接点10が固定接点11、12に当接す
る時に、可動接点10の中心に対して180°の角度を
なす2つの当接点で可動接点10の荷重を支えることは
なくなり、可動接点10のバウンスは起こらなくなる。
それによって、1回のマグネットスイッチの作動につ
き、可動接点10と固定接点11、12の第1、第2当
接部41、42との当接・開離は1回となる。これによ
り、電気的転移による可動接点10および固定接点1
1、12の摩耗を低減でき、可動接点10および固定接
点11、12の接点寿命を向上できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、同一平面上に固定
された一対二個の固定接点に接離自在に設けられた可動
接点を備えた電気接点構造に関するもので、特にマグネ
ットコイルの起磁力によってスタータ通電回路等の電気
回路を閉成または開成するマグネットスイッチに係わ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両に搭載されたエンジンを
始動する車両用始動装置、特に自動車用減速式スタータ
は、図4に示したように、エンジンのリングギヤに係脱
自在に設けられたピニオンギヤ101と、このピニオン
ギヤ101を回転駆動するスタータモータ102と、プ
ランジャ111を軸方向の後方側に付勢する付勢力を与
えるリターンスプリング103と、このリターンスプリ
ング103の付勢力に抗してピニオンギヤ101をリン
グギヤ側に向けて押し出してスタータモータ102を通
電するマグネットスイッチ104とから構成されてい
る。
【0003】そして、マグネットスイッチ104は、リ
ターンスプリング103の付勢力に抗してピニオンギヤ
101をリングギヤ側に向けて押し出すプランジャ11
1と、このプランジャ111をリングギヤ側(図示左方
向)に吸引するマグネットコイル112と、センタケー
ス113等の固定部材において同一平面上に固定された
一対二個の固定接点114、115と、プランジャ11
1の外周において一対二個の固定接点114、115に
接離自在に設けられた可動接点116と、この可動接点
116に一対二個の固定接点114、115への接触圧
を与えるコンタクトスプリング117とを備えている。
【0004】なお、図4において118はプランジャ1
11がリングギヤから離脱する側(図示右方向)に移動
した際にスイッチカバー119に接触する絶縁性ブッシ
ュで、プランジャ111の外周において絶縁性ワッシャ
120との間に可動接点116を挟持している。ここ
で、マグネットスイッチ104の一対二個の固定接点1
14、115は、図5に示したように、コンタクトスプ
リング117によってリングギヤ側に押圧された可動接
点116に接するように、プランジャ111の両側に対
称的に2つの第1、第2当接部(当接点)121、12
2が配置されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のマグ
ネットスイッチ104は、スタータ作動時に、マグネッ
トコイル112の起磁力によってプランジャ111がリ
ングギヤ側に吸引されることにより、可動接点116は
一対二個の固定接点114、115の2つの第1、第2
当接部121、122に当接するが、可動接点116が
いったん2つの第1、第2当接部121、122に当接
した後に、衝突した際の衝撃によって可動接点116が
2つの第1、第2当接部121、122から開離し、再
び当接する。このような可動接点116と2つの第1、
第2当接部121、122との当接・開離をバウンスと
呼ぶ。
【0006】すなわち、可動接点116が一対二個の固
定接点114、115に当接する際に、可動接点116
の荷重を2つの当接点(2つの第1、第2当接部12
1、122)で支えることになる。それらの2つの当接
点が、図5に示したように、可動接点116の中心に対
して180°の対称の位置にあると可動接点116がバ
ウンスする。したがって、従来のマグネットスイッチ1
04では、1回のスイッチ作動時に、可動接点116と
一対二個の固定接点114、115との当接・開離が多
数繰り返されることにより、接点材の電気的転移による
接点摩耗が促進され、接点寿命の低下の要因となってい
た。
【0007】
【発明の目的】本発明は、可動鉄心の外周に保持された
可動接点が一対二個の固定接点に当接した際の可動接点
のバウンスの発生を抑制することにより、可動接点およ
び一対二個の固定接点の摩耗を低減して、可動接点およ
び一対二個の固定接点の接点寿命を向上させることを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
よれば、一対二個の固定接点の2つの第1、第2当接部
の位置を、可動接点の中心に対して非対称に配置するこ
とにより、可動鉄心の外周に保持された可動接点が2つ
の第1、第2当接部に当接する際に、可動接点の中心に
対して180°の角度をなす2つの当接部で可動接点の
荷重を支えることはなくなるので、可動接点のバウンス
は起こらなくなる。それによって、電気的転移による可
動接点および2つの第1、第2当接部の摩耗を低減する
ことができるので、可動接点および一対二個の固定接点
の接点寿命の低下を抑制することができる。
【0009】請求項2に記載の発明によれば、一対二個
の固定接点の2つの第1、第2当接部の形状を、可動接
点の中心に対して非対称となるような形状に形成するこ
とにより、可動鉄心の外周に保持された可動接点が2つ
の第1、第2当接部に当接する際に、可動接点の中心に
対して180°の角度をなす2つの当接部で可動接点の
荷重を支えることはなくなるので、可動接点のバウンス
は起こらなくなる。それによって、請求項1に記載の発
明の効果を更に向上することができる。また、請求項3
に記載の発明によれば、一対二個の固定接点の2つの第
1、第2当接部のうちの一方の当接部を、他方の当接部
よりも可動接点との接触面積を大きくすることにより、
一方の当接部の接点寿命を向上させることができる。さ
らに、請求項4に記載の発明によれば、可動鉄心および
可動接点を、一対二個の固定接点の各第1、第2当接部
に当接する方向に吸引するマグネットコイルと、可動鉄
心および可動接点を、一対二個の固定接点の各第1、第
2当接部から離間する方向に付勢するリターンスプリン
グとを備えたことを特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を実施例に基づ
き図面を参照して説明する。 [第1実施例の構成]図1および図2は本発明の第1実
施例を示したもので、図1はスタータのマグネットスイ
ッチを示した図で、図2は一対二個の固定接点と可動接
点との電気接点構造を示した図である。
【0011】本実施例の車両用始動装置は、小型の高速
型モータを利用してアーマチャの回転速度を1/3〜1
/4に減速させてピニオンギヤを回す方式のリダクショ
ン型スタータ(自動車用減速式スタータ)である。この
スタータは、基本構造は周知の構造のものであり、ピニ
オンシャフト(図示せず)と、このピニオンシャフトを
回転駆動するスタータモータ(図示せず)と、ピニオン
シャフトをエンジンのリングギヤ(図示せず)に向けて
押し出してからスタータモータを通電するスタータ用マ
グネットスイッチ(以下マグネットスイッチと言う)1
とを備えている。なお、スタータのピニオンシャフトの
先端部には、エンジンのリングギヤに係脱可能に設けら
れたピニオンギヤ(図示せず)が形成されている。ま
た、スタータモータは、通電されるとピニオンギヤを回
転駆動するためのトルクを発生する周知の構造を有する
もので、フィールドコイルを有する界磁装置と電機子コ
イルを搭載したアーマチャとから構成されている。
【0012】マグネットスイッチ1は、通電されると起
磁力を発生するマグネットコイル2、このマグネットコ
イル2の起磁力により磁化されるコイルハウジング(エ
ンドプレート)3、マグネットコイル2の起磁力により
吸引されるプランジャ(可動鉄心)4、このプランジャ
4を軸方向の後方側(図示右方向)に付勢するリターン
スプリング5、プランジャ4の外周に保持されたコンタ
クトスプリング6、プランジャ4の内部に収容されたド
ライブスプリング7、プランジャ4の外周に保持されて
一対二個の固定接点11、12に接離自在に設けられた
可動接点10、およびこれらのスイッチ部品を収容する
センタケース(フレーム)8等から構成されている。
【0013】マグネットコイル2は、太い線で巻かれた
プルインコイル15、および細い線で巻かれ、プルイン
コイル15よりも起磁力の弱いホールディングコイル1
6から構成され、プランジャ4およびプランジャシャフ
ト24の外周に嵌め合わされたコイルボビン17に巻回
されている。コイルハウジング3は、センタケース8の
内周壁に嵌め合わされる円筒壁部と、コイルボビン17
の後端部を弾性部材(ゴムパッキン)18を介して係止
する環状壁部とで形成されている。そして、コイルボビ
ン17の前端部とセンタケース8との間には、グランド
プレート19が装着されている。そのグランドプレート
19は、コイルハウジング3と共に磁気回路を形成する
磁性体よりなる。
【0014】プランジャ4は、ピニオンギヤと同一軸心
上に配され、リターンスプリング5の付勢力に抗してピ
ニオンギヤをエンジンのリングギヤ側に向けて押し出
す。なお、プランジャ4は、内部にドライブスプリング
7を収容保持する軸方向穴21を形成している。このプ
ランジャ4の後端部には、ワッシャ22が軸方向穴21
の後端部を塞ぐように溶接等の接合手段を用いて接合さ
れている。そして、プランジャ4は、プランジャシャフ
ト24と可動接点10とを備えている。
【0015】プランジャシャフト24は、ピニオンギヤ
と同一軸心上に配され、外周にリターンスプリング5を
装着している。このプランジャシャフト24の先端部
は、スチールボール(図示せず)を介して先端部にピニ
オンギヤが形成されたピニオンシャフトに連結されてい
る。また、プランジャシャフト24の後端部に設けられ
た鍔状部26は、軸方向穴21内に摺動自在に嵌め合わ
されてプランジャ4に保持されている。また、プランジ
ャ4の外周には、絶縁性ブッシュ27が装着されてい
る。
【0016】リターンスプリング5は、先端がスチール
ボールを介してピニオンシャフトに保持され、後端がプ
ランジャ4の先端面に形成された凹部に保持されてい
る。このリターンスプリング5は、ピニオンギヤをリン
グギヤから離脱させる方向に付勢することで、プランジ
ャ4を軸方向の前方位置(ピニオンギヤの押し出し位
置)から軸方向の後方位置(ピニオンギヤの離脱位置)
に戻す付勢力(スプリング力)が働く。また、コンタク
トスプリング6は、先端が絶縁性ブッシュ27に保持さ
れ、後端がワッシャ22の外周部分に保持されている。
このコンタクトスプリング6は、センタケース8に固定
された一対二個の固定接点11、12への接触圧を可動
接点10に与える付勢力(スプリング力)が働く接点圧
スプリングである。
【0017】ドライブスプリング7は、プランジャ4の
軸方向穴21内において、先端がプランジャシャフト2
4の鍔状部26に保持され、後端がワッシャ22に保持
されている。このドライブスプリング7は、プランジャ
4、プランジャシャフト24を介してピニオンギヤをリ
ングギヤ側に押圧するように押し出し力(スプリング
力)が働く。センタケース8は、アルミニウムダイカス
トにより形成されており、フロントカバー(図示せず)
とスイッチカバー9との間に連結されている。スイッチ
カバー9は、センタケース8の後端部にシール用パッキ
ン29を介して連結されている。そのスイッチカバー9
には、リターンスプリング5の付勢力によってプランジ
ャ4が軸方向の後方側へ移動することで、ピニオンギヤ
がリングギヤから離脱し、且つ可動接点10が一対二個
の固定接点11、12から離間してプランジャ4の外周
に保持された絶縁性ブッシュ27が接触した際に、プラ
ンジャ4の過剰な軸方向の後方側への移動を規制するテ
ーパ部(規制部)が設けられている。
【0018】可動接点10は、図1および図2に示した
ように、銅等の導電体により円環形状に形成されてお
り、絶縁性ブッシュ27と絶縁性ワッシャ31との間に
挟持されてプランジャ4の外周に保持されている。この
可動接点10は、プランジャ4が軸方向の前方側、つま
りピニオンギオの押し出し方向に移動した時に、ターミ
ナルボルト32およびナット33等に電気的に接続され
た一対二個の固定接点11、12に接触する。なお、可
動接点10と一対二個の固定接点11、12とが接触す
ると、バッテリとスタータモータとを電気的に接続する
スタータ通電回路が閉成される。
【0019】一対二個の固定接点11、12は、図1お
よび図2に示したように、銅またはタングステン等の導
電体により所定の形状に形成されており、センタケース
8等の固定部材において同一平面上に固定された2つの
第1、第2当接部41、42をそれぞれ有している。こ
れらの第1、第2当接部41、42は、可動接点10が
接離自在に接続する。なお、2つの第1、第2当接部4
1、42は、絶縁性ワッシャ34を介してコイルハウジ
ング3に接触するように固定されている。また、第1、
第2当接部41、42は、図2に示したように、同一平
面上に固定されており、しかも可動接点10の中心に対
して非対称となる位置に配置されている。本実施例で
は、2つの第1、第2当接部(当接点)41、42が可
動接点10の中心に対して90〜135°の角度をなす
位置に配置されている。
【0020】なお、一対二個の固定接点11、12のう
ちの一方の固定接点11には、バッテリに電気的に接続
するターミナルボルト32に接続される第1被接続部4
3が略直交する方向に折り曲げられて設けられている。
その第1被接続部43は、絶縁性ブッシュ35、36を
介してセンタケース8に固定されている。そして、第1
被接続部43には、ターミナルボルト32の鍔状部近傍
の軸状部を圧入固定するための取付孔44が形成されて
いる。また、他方の固定接点12には、スタータモータ
のフィールドコイルおよびマグネットコイル2のプルイ
ンコイル15に電気的に接続するターミナル(図示せ
ず)に接続される第2被接続部(図示せず)が略直交す
る方向に折り曲げられて設けられている。第2被接続部
は、絶縁性ブッシュ(図示せず)を介してセンタケース
8に固定されている。
【0021】[第1実施例の作用]次に、本実施例のス
タータの作用を図1および図2に基づいて簡単に説明す
る。
【0022】スタータスイッチ(図示せず)をONする
ことによりマグネットコイル2に作動電圧が印加される
と、マグネットコイル2に起磁力が発生し、このマグネ
ットコイル2の起磁力によってプランジャ4がピニオン
ギヤ側に吸引される。このとき、プランジャ4がプラン
ジャストローク分だけ、すなわち、リングギヤとピニオ
ンギヤとのギャップ分だけ吸引されると、ピニオンギヤ
がリングギヤに当接する。すると、ドライブスプリング
7のスプリング力によりピニオンスプリング(図示せ
ず)が撓んで、プランジャストローク分だけプランジャ
4がピニオンギヤ側に移動する。
【0023】さらに、プランジャ4が吸引されると、ド
ライブスプリング7が大きく撓み、可動接点10が同一
平面上に固定された一対二個の固定接点11、12の2
つの第1、第2当接部(接点部)41、42に当接する
と共に、コンタクトスプリング6が作用し始める。つづ
いて、コンタクトスプリング6が撓むまでプランジャ4
が移動すると、マグネットコイル2によるプランジャ4
の吸引が完了する。一方、可動接点10が一対二個の固
定接点11、12の各第1、第2当接部41、42に当
接すると、スタータ通電回路が閉成されるため、スター
タモータのアーマチャに電流が流れ、スタータモータが
回り始める。すると、このスタータモータの回転力がピ
ニオンシャフトを介してピニオンギヤに伝えられ、ピニ
オンギヤがリングギヤに当接した状態で回転し始める。
そして、ピニオンギヤがリングギヤに噛み合うためエン
ジンが始動する。
【0024】そして、エンジンが始動すると、スタータ
モータのアーマチャがリングギヤによって逆に駆動され
ないようにクラッチ(図示せず)が空転する。そして、
スタータスイッチをOFFすることにより、マグネット
コイル2の起磁力はなくなり、リターンスプリング5の
付勢力によってプランジャ4が軸方向の後方側(リング
ギヤと逆側、図示右方向)に戻される。すると、プラン
ジャ4の外周に固定された絶縁性ブッシュ27とスイッ
チカバー9のテーパ部とが接触して、それ以上のプラン
ジャ4の移動が規制される。これにより、プランジャ4
の外周に保持された可動接点10は、一対二個の固定接
点11、12の各第1、第2当接部41、42より離間
するため、スタータ通電回路が開成されて、スタータモ
ータのアーマチャへの電流が遮断される。
【0025】[第1実施例の特徴]以上のように、本実
施例のマグネットスイッチ1の絶縁性ブッシュ35、3
6を介してセンタケース8に固定された一対二個の固定
接点11、12の各第1、第2当接部41、42の位置
を、可動接点10の中心に対して非対称となる位置に配
置することにより、マグネットスイッチ1の作動時、つ
まりプランジャ4が図示左方向に移動して可動接点10
が一対二個の固定接点11、12に当接する時に、可動
接点10の中心に対して180°の角度をなす2つの当
接点で可動接点10の荷重を支えることはなくなり、可
動接点10のバウンスは起こらなくなる。
【0026】そして、可動接点10のバウンスが起こら
なければ、1回のマグネットスイッチ1の作動につき、
可動接点10と一対二個の固定接点11、12の各第
1、第2当接部41、42との当接・開離は1回となる
ので、可動接点10のバウンスによって当接・開離が多
数繰り返される従来の電気接点構造に比べて、電気的転
移による可動接点10および一対二個の固定接点11、
12の摩耗を低減することができる。これにより、可動
接点10および一対二個の固定接点11、12の接点寿
命の低下を抑制することができる。
【0027】[第2実施例]図3は本発明の第2実施例
を示したもので、一対二個の固定接点と可動接点との電
気接点構造を示した図である。
【0028】本実施例の一対二個の固定接点11、12
には、可動接点10と接触する第1、第2当接部51、
52が設けられている。2つの第1、第2当接部51、
52は、同一平面上に固定されており、しかも可動接点
10の中心に対して非対称となる位置に配置されてい
る。また、第1、第2当接部51、52は、可動接点1
0の中心に対して非対称となるような形状に形成されて
いる。
【0029】さらに、第2当接部52は、第1当接部5
1よりも可動接点10との接触面積が大きくなるよう
に、可動接点10とそれぞれ接触する2つの当接点5
3、54、およびこれらを連結する可動接点10とは非
接触の連結部55を有している。これにより、第1実施
例の効果に加えて、固定接点12の第2当接部52の接
触面積を大きくすることができるので、固定接点12の
接点寿命を向上させることができる。
【0030】[変形例]本実施例では、可動接点として
円環状の可動接点10を採用した例を説明したが、可動
接点として角環状や部分環状の可動接点を採用しても良
い。また、本実施例では、本発明を、自動車用減速式ス
タータのマグネットスイッチ1に適用した例を説明した
が、マグネットスイッチの力でドライブレバーを介して
ピニオンギヤを押し出しエンジンのリングギヤと噛み合
わせる方式のスタータのマグネットスイッチに適用して
も良い。また、本実施例では、本発明を、スタータ通電
回路の閉成・開成を行う電気接点構造に採用した例を説
明したが、各種の電気回路の閉成・開成を行う電気接点
構造に採用しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】スタータのマグネットスイッチを示した断面図
である(第1実施例)。
【図2】一対二個の固定接点と可動接点との電気接点構
造を示した説明図である(第1実施例)。
【図3】一対二個の固定接点と可動接点との電気接点構
造を示した説明図である(第2実施例)。
【図4】スタータのマグネットスイッチを示した断面図
である(従来の技術)。
【図5】一対二個の固定接点と可動接点との電気接点構
造を示した説明図である(従来の技術)。
【符号の説明】
1 マグネットスイッチ 2 マグネットコイル 4 プランジャ(可動鉄心) 5 リターンスプリング 10 可動接点 11 固定接点 12 固定接点 41 第1当接部(当接点) 42 第2当接部(当接点)
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // H01H 1/54 H01H 1/54 Fターム(参考) 5G051 NA01 NB08 NB12

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】往復移動自在に設けられた可動鉄心と、 この可動鉄心の外周に保持された可動接点と、 前記可動鉄心よりも外側において同一平面上に固定され
    て、前記可動接点が当接する2つの第1、第2当接部を
    有する一対二個の固定接点とを備え、 前記2つの第1、第2当接部は、前記可動接点の中心に
    対して非対称の位置に配置されていることを特徴とする
    電気接点構造。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の電気接点構造において、 前記2つの第1、第2当接部は、前記可動接点の中心に
    対して非対称となるような形状に形成されていることを
    特徴とする電気接点構造。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2に記載の電気接点
    構造において、 前記2つの第1、第2当接部のうちの一方の当接部は、
    他方の当接部よりも前記可動接点との接触面積を大きく
    していることを特徴とする電気接点構造。
  4. 【請求項4】請求項1ないし請求項3のうちいずれかに
    記載の電気接点構造において、 前記可動鉄心および前記可動接点を、前記2つの第1、
    第2当接部に当接する方向に吸引するマグネットコイル
    と、 前記可動鉄心および前記可動接点を、前記2つの第1、
    第2当接部から離間する方向に付勢するリターンスプリ
    ングとを備えたことを特徴とする電気接点構造。
JP2001105499A 2001-04-04 2001-04-04 電気接点構造 Pending JP2002304940A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001105499A JP2002304940A (ja) 2001-04-04 2001-04-04 電気接点構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001105499A JP2002304940A (ja) 2001-04-04 2001-04-04 電気接点構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002304940A true JP2002304940A (ja) 2002-10-18

Family

ID=18958190

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001105499A Pending JP2002304940A (ja) 2001-04-04 2001-04-04 電気接点構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002304940A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10862175B2 (en) 2017-05-29 2020-12-08 Rohm Co., Ltd. Battery fuel gauge circuit

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10862175B2 (en) 2017-05-29 2020-12-08 Rohm Co., Ltd. Battery fuel gauge circuit

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100671668B1 (ko) 스타터용 전자 스위치
EP2233733B1 (en) Starter with increased mounting capability
JP4661721B2 (ja) スタータ
US7199687B2 (en) Solenoid type drive and starter using the same
US6923152B2 (en) Engine starter
JP2004190544A (ja) エンジンスタータ
JP2007087882A (ja) 電磁スイッチ
JPH07109967A (ja) スタータ
KR100624209B1 (ko) 스타터용 마그네틱 스위치
JP2002304940A (ja) 電気接点構造
JP4239376B2 (ja) スタータ
US6963144B2 (en) Starter having pinion-rotation-restricting member for use in automotive vehicle
JPH09219136A (ja) スタータ用マグネットスイッチ
WO2014132522A1 (ja) エンジン始動装置
JP2004190542A (ja) エンジンスタータ
JP2014120254A (ja) 電磁リレー
JPH10169533A (ja) スタータ
JP2008027666A (ja) スタータ用電磁スイッチ及びその製造方法
KR100762021B1 (ko) 자동차용 스타트모터의 퀵 스토핑장치
JPH05180130A (ja) エンジンのスタータ
JPH04303521A (ja) 電磁スイッチ
JP2002257011A (ja) 車両用始動装置
JPS6172873A (ja) スタ−タ用マグネツトスイツチ
JPS60237163A (ja) スタ−タモ−タの制御方法およびその装置
JPS60233367A (ja) スタ−タ用マグネツトスイツチ