JP2002304558A - 発注支援システムおよび発注支援方法 - Google Patents

発注支援システムおよび発注支援方法

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JP2002304558A
JP2002304558A JP2001107704A JP2001107704A JP2002304558A JP 2002304558 A JP2002304558 A JP 2002304558A JP 2001107704 A JP2001107704 A JP 2001107704A JP 2001107704 A JP2001107704 A JP 2001107704A JP 2002304558 A JP2002304558 A JP 2002304558A
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JP
Japan
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simulation
computer system
component
manufacturing process
purchase
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JP2001107704A
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English (en)
Inventor
Yumitsuka Shigemori
弓束 重森
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造ラインの設計から発注までの処理を効率
化し、発注内容に間違いが生じるのを防止する。 【解決手段】 シミュレーションソフトウェア3は、ユ
ーザーにより選択された機器毎のシミュレーションコン
ポーネント6を用いてシミュレーション工程を実行す
る。購買コンポーネント5は、このシミュレーション結
果を各シミュレーションコンポーネント6の型式ととも
に受け取り、シミュレーション結果が「OK」であれ
ば、各型式の内訳を示す購買情報を作成して、これを購
買サーバ8に送信する。この購買情報に対し、購買サー
バ8から返送された価格や納期がユーザーの設定した希
望条件を満たすものであれば、購買コンポーネント5
は、前記購買情報を発注情報に置き換えて、購買サーバ
8に再び送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、工場などで新規
の製造ラインを立ち上げる際に、前記ラインに導入する
機器を発注する業務を支援するシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、FA(ファクトリーオートメーシ
ョン)を導入している企業では、新たな製造ラインを設
計する際に、シミュレーションソフトウェアを利用して
最適な工数や導入する機器の決定を行い、しかる後に必
要な機器を購入するようにしている。
【0003】図10は、製造ラインの設計から具体的な
機器を発注するまでの処理の流れを模式化して示す。ユ
ーザーは、ロボットやプログラマブルロジックコントロ
ーラ(以下、「PLC」と略す。)など、製造ラインに
導入する予定の各種機器毎のシミュレーション用プログ
ラム201,202が組み込まれたシミュレーションシ
ステム200を作動して、実際の製造ラインを動かすの
と同様の手順による仮想的な処理を実行する。ここでユ
ーザーは、導入機器の選択を種々に変更したり、工数を
変更するなどのデバッグ作業を行いながら、最適な製造
ラインを決定した後、機器メーカーの営業部門などに最
終的に決定した機器の購入の見積もりを依頼する。営業
部門では、工場203に在庫や納期を確認した上で、ユ
ーザーに見積もり価格や納期を提供する。この条件がユ
ーザーの希望条件を満たしていれば、ユーザー側から営
業部門を介して機器の発注がなされ、工場203または
物流部門などから実際の機器204,205が送付され
ることになる。
【0004】なお、近年では、インターネットのような
コンピュータネットワークを利用した機器購入システム
が、従来の営業担当者に代わって機器の見積もり依頼や
発注を受け付ける場合がある。この種のシステムでは、
24時間体制で依頼を受け付けることが可能であるた
め、緊急時の要求にも対応でき、利便性の高いサービス
を提供することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記図10に示すよう
に、実際の製造ラインに導入するための各種機器の発注
作業は、上記のシミュレーションとは切り離して実行さ
れる。したがって、メーカー側への見積もり依頼書や発
注書をおこしたり、メーカー側のWebページ上で注文
を行う際に、各種機器の型式や個数など、シミュレーシ
ョン時に行ったのと同様のデータ入力を行う必要があ
り、作業効率が著しく悪くなる、という問題が生じる。
また発注時に、発注する機器を間違えたり、発注もれが
発生すると、納期遅れが起こり、製造ラインを予定通り
に立ち上げられなくなる虞もある。
【0006】この発明は上記問題点に着目してなされた
もので、シミュレーションにより決定された機器の情報
そのものを発注用の情報として使用することにより、受
発注業務の効率化をはかるとともに、発注内容に間違い
が生じるのを防止して、設計したとおりの製造ラインを
予定日までに確実に立ち上げられるようにすることを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明でいうところの
機器提供者側コンピュータシステムとは、機器製造メー
カーまたはその代理店など、機器の販売に関わる業務を
行う部門が使用するコンピュータシステムである。他
方、購入希望者側コンピュータシステムとは、たとえば
ファクトリーオートメーションによる製造ラインの導入
を計画する企業などの購入希望者が使用するコンピュー
タシステムである。(ただしコンサルタント会社などの
代理人が使用するコンピュータシステムを含めることも
できる。)
【0008】この発明では、上記2種類のコンピュータ
システムを、インターネットのような汎用ネットワーク
回線または専用の通信回線を介して相互に通信可能に設
定する。なお、購入希望者側コンピュータシステムは、
複数とすることができる。特に、汎用ネットワーク回線
により各システム間での通信を行う場合には、不特定多
数の購入希望者側コンピュータシステムを機器提供者側
コンピュータシステムに接続させることができる。
【0009】機器提供者側コンピュータシステムは、購
入希望者側コンピュータシステムから所定の機器のシミ
ュレーション用プログラムの送信を求められたとき、こ
のプログラムを返送する手段を具備する。
【0010】購入希望者側コンピュータシステムは、前
記製造工程を実行する上での条件の入力を受け付ける手
段、製造工程に導入する機器の選択を受け付けて、機器
提供者側コンピュータシステムに前記選択された機器の
シミュレーション用プログラムの送信を要求する手段、
前記要求に応じて返送されたプログラムを用いて前記製
造工程を仮想的に実行する手段、前記仮想の製造工程の
実行により前記入力された条件を満たす結果が得られた
とき、前記機器の選択のために受け付けたデータを用い
て購入希望の機器の内訳を示すデータを作成して前記機
器提供者側コンピュータシステムに送信する手段、の各
手段を具備する。
【0011】上記の「シミュレーション用プログラム」
とは、ロボット,PLCなどの個別の機器毎に設定さ
れ、その機器の動作を仮想的に実現するプログラムであ
る。なお、機器提供者側コンピュータシステムには、購
入希望者側コンピュータシステムの要求に応じたプログ
ラムを送信するために、各種のシミュレーション用プロ
グラムが登録されたデータベースを設定するのが望まし
い。また購入希望者側コンピュータシステムにおいて、
送信されたシミュレーション用プログラムにより仮想の
製造工程を実行するためには、目的とする作業に応じて
各機器に与えられるタスクの内容や、各機器の動作順序
などを示すデータを、あらかじめコンピュータシステム
に入力する必要がある。
【0012】また購入希望者側コンピュータシステムに
おいて、製造工程を実行する上で入力される条件として
は、前記製造工程の実行に要する目標時間を入力するの
が望ましい。さらに目標時間のほかに、製造ラインの設
計図に応じて各機器間を接続するケーブルの長さや機器
のサイズを入力したり、機器に要求される性能(演算速
度,処理可能なデータ量など)を入力することもでき
る。
【0013】上記構成のシステムによれば、購入希望者
(以下、「ユーザー」という。)は、この発注支援シス
テムを利用するにあたって、自身の使用するコンピュー
タシステムにおいて、立ち上げ予定の製造工程への導入
を希望する機器を選択する操作、および製造工程を実行
する上で目標時間などの条件を入力する操作を実行す
る。
【0014】ユーザ側コンピュータシステムでは、前記
機器の選択操作に応じて、機器提供者側コンピュータシ
ステムから選択された各機器のシミュレーション用プロ
グラムをダウンロードし、これらプログラムを用いて前
記製造工程を仮想的に実行する。
【0015】さらにユーザ側コンピュータシステムは、
前記仮想の製造工程において、選択された機器間の接続
によるラインが正常に作動し、仮想の製造工程が目標時
間どおりに処理を完了するなど、入力された条件を満た
す結果が得られると、選択された機器を購入希望として
その内訳を示すデータを作成し、機器提供者側コンピュ
ータシステムに送信する。ただし、既にユーザーが一部
の機器を所有している場合もあるので、ユーザーに選択
された機器の中から購入希望の機器を選択させ、この購
入希望として選択された機器の内訳を示すデータを作成
して機器提供者側コンピュータシステムに送信するよう
にしてもよい。なお、「購入希望の機器の内訳を示すデ
ータ」とは、購入を希望する機器のリストであって、少
なくとも型番などの機器を特定する情報と個数とを含む
データ構成にするのが望ましい。
【0016】上記構成のシステムによれば、ユーザー
は、製造工程のシミュレーションによって、目的の作業
を目標とする条件どおりに実行可能な製造ラインを設定
できたことを確認した場合、前記シミュレーションを行
ったのと同じコンピュータシステムを用いて、前記シミ
ュレーションのために機器を選択した時のデータを用い
て購入希望の機器の内訳を示すデータを作成して機器提
供者側コンピュータシステムに送信するので、作業効率
を大幅に向上することができる。またシミュレーション
のために選択した機器の内訳を、見積もり依頼や発注処
理に使用することができるので、データの入力もれや入
力ミスを防止でき、設計どおりの製造ラインを予定日ま
でに確実に立ち上げることが可能となる。
【0017】さらにこの発明の好ましい態様の発注支援
システムでは、機器提供者側コンピュータシステムに、
ユーザー側コンピュータシステムから前記購入希望の機
器の内訳を示すデータを受け付けたとき、その内訳に対
応する購入条件を返送する手段を具備させるとともに、
ユーザー側コンピュータシステムに、前記購入希望の機
器の内訳を示すデータの送信に対して機器提供者側コン
ピュータシステムから返送された購入条件を購入希望者
側の希望の購入条件と照合する手段と、前記購入条件が
希望の購入条件を満たしたとき、前記購入希望の機器の
内訳を示すデータを用いて購入希望の機器を発注するた
めの発注情報を作成する手段とを具備させる。
【0018】上記の「購入条件」とは、前記内訳に示さ
れた機器を購入するための条件であって、購入に要する
費用,納期のほか、必要に応じて、値引率,保証期間,
メンテナンスの内容などのデータを付加することができ
る。
【0019】上記の各手段が付加されたシステムによれ
ば、ユーザー側のコンピュータシステムが、前記シミュ
レーションにより目標とする条件を満たすと判別された
機器について購入希望の内訳を示すデータを作成して機
器提供者側コンピュータシステムに送信すると、機器提
供者側コンピュータシステムでは、内訳に対応する購入
条件を作成して、ユーザーのコンピュータシステムに返
送する。この返送された購入条件がユーザー側の希望の
購入条件を満たしている場合、ユーザー側コンピュータ
システムでは、再度、前記の購入希望の内訳を示すデー
タを用いて購入希望の機器(すなわち前記仮想の製造工
程を実行するために選択した機器)を発注するための発
注情報を作成することになる。
【0020】したがってユーザーは、設計した製造ライ
ンのシミュレーションにより前記製造ラインが目標とす
る条件を満たすことを確認した場合、さらにその製造ラ
インに導入する機器の購入条件が希望の条件を満たすも
のか否かを確認し、条件を満たせば、直ちに発注を行う
ことができるので、製造ラインの設計から見積もり、発
注に至るまでの作業を一貫して効率良く行って、ユーザ
ーの目的や計画に最適な製造ラインを立ち上げることが
できる。なお、購入希望者の希望の購入条件は、前記製
造工程を実行する上での条件とと同様に、ユーザーの入
力を受け付けることによって得ることができる。
【0021】また前記発注情報は、機器提供者側コンピ
ュータシステムから希望を満たす購入条件が返送された
ことに応じて自動的に作成することができるので、作成
された発注情報を自動的に受注用のコンピュータシステ
ムに送信することが可能である。ただし、この種の発注
は一般に高額になると予想されるので、ユーザ側コンピ
ュータシステムで、返送された購入条件または発注情報
を表示するなどしてユーザーに内容を確認させ、発注指
示操作に応じて発注情報を送信するように構成するのが
望ましい。
【0022】さらに上記発注支援システムの好ましい一
態様では、ユーザー側コンピュータシステムは、仮想の
製造工程の実行により入力された条件を満たす結果が得
られなかったとき、再度、機器の選択を受け付けて選択
された機器のシミュレーション用プログラムの送信要求
を行い、この要求に応じて機器提供者のコンピュータシ
ステムから送信されたシミュレーション用プログラムに
より仮想の製造工程を再実行する手段を具備する。この
構成によれば、たとえば最初に選択された機器では目標
時間内に作業を終了できない場合には、製造ラインを再
構築して所用時間を再検証し、目標に応じた製造ライン
を設定するための機器を決定することができる。
【0023】さらに上記の発注支援システムでは、機器
提供者側からの前記選択された機器の購入条件がユーザ
ーの希望条件を満たさない場合にも、同様に、機器の再
度の選択を受け付けてシミュレーションをやり直すよう
にするのが望ましい。
【0024】また上記発注支援システムの他の態様にお
いては、ユーザー側コンピュータシステムは、仮想の製
造工程の終了後に再度の機器の選択を受け付けて選択さ
れた機器のシミュレーション用プログラムの送信要求を
行い、この要求に応じて機器提供者のコンピュータシス
テムから送信されたシミュレーション用プログラムによ
り仮想の製造工程を再実行する手段を具備する。さらに
ユーザー側コンピュータシステムは、前記の手段によっ
て複数とおりの機器の選択パターンについて得られた仮
想の製造工程がいずれも前記目標時間内に終了し、かつ
機器提供者側コンピュータシステムから送信された購入
条件が希望の条件を満たしたとき、いずれかの選択パタ
ーンの選択を受け付けてそのパターンに応じた発注情報
を作成するように構成される。
【0025】上記の態様によれば、製造ラインに導入す
る機器の候補が複数とおりある場合、ユーザーは、機器
の選択パターンを変えながら各パターン毎の目標時間や
購入条件を順に検証し、各検証結果を自身の目的や購入
予定と照合して最適な機器の組合せを選択し、発注する
ことができる。たとえば、作業時間をできる限り高速化
したいユーザーであれば、価格などの購入条件が希望条
件を満たすことを条件として、仮想の工程による作業時
間がより短くなるような高性能の機器の組合せを選択す
ることができる。他方、購入価格をできるだけ抑えたい
ユーザであれば、目標時間内に処理を終了できることを
条件として、機器提供者側コンピュータシステムから提
示された価格がより低価格となるような機器の組合せを
選択することができる。
【0026】さらに上記の各態様のように、機器の選択
パターンを変更して仮想の製造工程を再実行する場合、
ユーザー側コンピュータシステムに、新たなシミュレー
ション用プログラムが取り込まれたことに応じて、前回
の仮想の製造工程の実行に使用されたシミュレーション
用プログラムを削除する手段を設けるようにすれば、使
用後のプログラムを自動的に削除してメモリを有効に利
用することが可能となる。このシミュレーション用プロ
グラムを削除する手段は、あらかじめユーザー側コンピ
ュータシステム内に設定することができる。ただし、機
器提供者側コンピュータシステムからシミュレーション
用プログラムとともにそのプログラムのアンインストー
ル用のプログラムを送信する方法によっても、前記プロ
グラムの削除手段をユーザー側コンピュータシステム内
に設定することができる。
【0027】さらにユーザー側コンピュータシステム
は、システムの起動に応じて前記機器提供者側コンピュ
ータシステムにシミュレーション用のプログラムを送信
可能な機器のリストの送信を要求する手段を具備し、こ
の要求に応じて送信されたリスト上での機器の選択を受
け付けて選択された機器のシミュレーション用プログラ
ムの送信要求を出力するように構成することもできる。
この場合に、機器提供者側コンピュータシステムにおい
て、機器の種類毎などに、各機器の型番や性能などを示
すリスト情報を作成し、これをブラウザ機能により閲覧
可能な情報として送信するようにすれば、ユーザーは、
リストの表示画面上での選択操作によって、製造工程に
導入する機器の選定とその機器のシミュレーション用プ
ログラムのダウンロード作業とを同時または連続的に行
うことができるので、シミュレーション作業を簡単かつ
速やかに実行することができる。
【0028】さらに上記各種態様の発注支援システムに
おいては、機器提供者側コンピュータシステムがユーザ
ー側コンピュータシステムからのシミュレーション用プ
ログラムの送信要求を受け付けたとき、要求されたシミ
ュレーション用プログラムとともに機器の発注処理を支
援するためのプログラムを送信するように構成すること
ができる。前記機器の発注処理を支援するためのプログ
ラムには、少なくとも、シミュレーション用プログラム
による仮想の製造工程の実行結果をユーザーが設定した
目標時間などの条件と照合する手段、この照合処理によ
り仮想の製造工程の実行結果が前記条件を満たすと判別
したとき、仮想の製造工程に導入された機器を購入する
ための発注情報を作成する手段、の各手段をユーザー側
コンピュータシステムに設定するためのプログラムが含
まれるのが望ましい。さらに製造工程を実行する上での
条件や希望の購入条件の入力を受け付ける手段を実現す
るためのプログラムも、この機器の発注処理を支援する
ためのプログラムに含ませることができる。
【0029】上記のようなプログラムによれば、機器提
供者側コンピュータシステムが使用するソフトウェアに
変更が生じても、ユーザー側コンピュータシステムには
機器提供者側に対応した最新の環境を設定して発注処理
を支援することができるから、ユーザーにプログラムの
バージョンアップなどの負担をかけることなく、購入条
件の送信や受発注処理を円滑に行うことができる。また
ユーザー側コンピュータシステムに既存のシミュレーシ
ョンソフトウェアが組み込まれている場合、このシミュ
レーションソフトウェアの機能を利用して各種機器のシ
ミュレーション用のプログラムを作動させ、仮想の製造
工程を実行させることが可能となり、ユーザー側コンピ
ュータシステムの設定変更に要する負担をさらに削減す
ることができる。
【0030】なお、機器提供者側コンピュータシステム
には、ユーザー側コンピュータシステムからの発注情報
を受け付けて発注された機器を提供するための内部処理
を行う手段や、受注した機器をユーザーに販売するため
の決済処理を行う手段などを設定することができる。こ
のような手段が付加されたシステムによれば、ユーザー
側からの情報を用いて決定された製造ラインに必要な機
器の納入や決済処理を効率良くかつ間違いなく行うこと
ができ、信頼度の高いサービスを提供することができ
る。
【0031】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の一実施例にか
かる発注支援システムの概要を、このシステムによるサ
ービスの流れとともに示す。この実施例の発注支援シス
テムは、ファクトリーオートメーションによる製造ライ
ンを導入する予定のユーザーに対し、製造ラインを構成
する機器を選定する処理から選定された機器を発注する
処理までを一連に支援するためのもので、ユーザーのコ
ンピュータシステム1と、機器の販売業者のコンピュー
タシステム2とをインターネットのような汎用ネットワ
ーク(図示せず。)を介して通信可能に設定して成る。
【0032】ユーザーのコンピュータシステム1(以
下、「ユーザー側システム1」という。))は、シミュ
レーションソフトウェア3,ダウンロードコンポーネン
ト4,購買コンポーネント5,シミュレーションコンポ
ーネント6などのソフトウェアにより組み立てられる。
なお、これらのソフトウェアのうち、シミュレーション
ソフトウェア3とダウンロードコンポーネント4とは、
あらかじめユーザー側システム1を構成するコンピュー
タ内にインストールされているが、シミュレーションコ
ンポーネント6と購買コンポーネント5とは、システム
起動時に、ダウンロードコンポーネント4により販売業
者のコンピュータシステム2からダウンロードされる。
【0033】販売業者側のコンピュータシステム2(以
下、「業者側システム2」という。)は、ユーザー側シ
ステム1での機器の選定や発注作業を支援する処理のほ
か、ユーザー側システム1で最終的に決定された発注情
報を受け付けて発注された機器を手配したり、代金を決
済する処理を行う機能を具備するもので、コンポーネン
トサーバ7,購買サーバ8,決済サーバ9などを構成と
して具備する。
【0034】前記ユーザー側システム1において、シミ
ュレーションコンポーネント6は、特定の機器をコンピ
ュータ上で仮想的に動作させるための機能を具備するも
ので、図示例では1つであるが、実際には、ユーザーが
製造ラインに導入する機器として選択した機器毎に固有
のシミュレーションコンポーネント6が組み込まれる。
これらシミュレーションコンポーネント6は、シミュレ
ーションソフトウェア3と連動して仮想の製造工程を実
行するほか、購買コンポーネント5に対し、シミュレー
ション結果を型式などの自機を特定するためのデータと
ともに受け渡す機能を具備する。
【0035】シミュレーションソフトウェア3は、各シ
ミュレーションコンポーネント6と相互に連絡しつつ、
製造ライン全体を仮想的に動して、シミュレーションの
全工程における処理時間(タクトタイム)を算出した
り、その算出値がユーザーの設定した目標値を満たすか
否かを判別するなどの処理を行う。
【0036】購買コンポーネント5は、業者側システム
2の購買サーバ8との通信を行うためのもので、各シミ
ュレーションコンポーネント6から送信された型式に基
づき、発注希望の機器の内訳を示すデータ(以下、これ
を「購買情報」という。)を作成してこれを購買サーバ
8に送信する。また後記する購買サーバ8からのデータ
返送に応じて、ユーザーの発注処理を支援するための一
連の処理を行う。
【0037】業者側システム2のコンポーネントサーバ
7は、各種機器毎のシミュレーションコンポーネント6
や購買コンポーネント5を記憶するデータベース(図3
に示すコンポーネントデータベース71)を備え、前記
ダウンロードコンポーネント4からの送信要求に応じて
要求されたコンポーネントをデータベースから読み出し
てユーザー側システム1に送信するように設定される。
【0038】前記購買サーバ8は、前記ユーザー側シス
テム1のほか、メーカー側の工場や物流部門10(以
下、「工場/物流部門10」という。)と通信可能に設
定されており、前記購買コンポーネント5からの購買情
報を受け付けると、その情報に示される機器の型式や個
数に基づき、工場/物流部門10に、各機器の価格や納
期などを問い合わせる。そしてこの問合せに対する返信
を受けると、購買サーバ8は、この返信を前記購買情報
への返答用の情報に編集して購買コンポーネント5に送
信する。
【0039】購買コンポーネント5は、購買サーバ8か
ら返送された価格や納期がユーザーの設定した希望条件
を満足している場合に、これらの情報を表示するなどし
てユーザーに確認させる。さらにユーザーが発注操作を
行うと、購買コンポーネント5は、前記購買情報を発注
情報に置き換えて購買サーバ8に再度送信する。この送
信に応じて、購買サーバ8は、工場/物流部門10に、
前記発注情報の内訳に基づき各機器の納入指示を送ると
ともに、決済サーバ9に対し、受注した各機器の代金を
決済するのに必要な情報(前記発注情報に示された発注
機器の内訳のほか、注文主であるユーザーのIDコー
ド、請求金額などを含む。)を送信する。このような処
理により、工場/物流部門10からユーザーの発注した
機器が発送されるとともに、決済サーバ9において、購
買サーバ8からの送信データに基づきユーザーとの間で
の代金決済処理が行われる。
【0040】なお、図1において、ユーザー側システム
1のブロック内には、主要機能の一部を示してあるが、
これらの機能については、後で図3を用いて詳細に説明
することにする。
【0041】図2は、前記ユーザー側システム1を実現
するためのハードウェア構成を示す。図示例のハードウ
ェアは、単体のコンピュータとしての構成であって、C
PU11,プログラム・データ記憶部12(ROMおよ
びハードディスクにより構成される。),RAM13,
通信制御部14など、パーソナルコンピュータの標準的
な構成を具備する装置として構成される。
【0042】プログラム・データ記憶部12には、OS
やミドルウェアのほか、前記シミュレーションソフトウ
ェア3や各コンポーネント4,5,6、ならびに固定デ
ータなどが組み込まれ、RAM13には、ソフトウェア
毎のワーク領域などが設定される。また通信制御部14
は、前記業者側システム2との通信を制御する機能を具
備する。制御主体であるCPU11は、ソフトウエア毎
にRAM13内にワーク領域を割り当てながら、各ソフ
トウェアに規定された手順(業者側システム2との通信
を含む)を実行することにより、ユーザー側システム1
としての動作を実現する。
【0043】なお、ユーザー側システム1は、上記のよ
うな1台のコンピュータのみならず、複数台のコンピュ
ータを含むコンピュータネットワーク内に設定すること
もできる。また業者側システム2の各サーバ7,8,9
は、それぞれ上記図2と同様の構成のコンピュータによ
り構成されるのが望ましい。ただし、サービスの対象と
なるユーザーの数が限定されるか、十分な処理速度を持
つコンピュータを使用するのであれば、1台のコンピュ
ータ内に各サーバの機能を設定することも可能である。
【0044】図3は、この実施例の発注支援システムの
主要なソフトウェア構成を示す。前記ユーザー側システ
ム1の各ソフトウェアは、ウィンドウズ(登録商標)な
どのOSやCORBA,COM,Java(登録商標)
などの汎用ミドルウェア(図中、100で示す。)の制
御下において、データやコマンドをやりとりする。業者
側システム2の各サーバも同様に、OSやミドルウェア
(図中、201,202で示す。)を土台として動作す
る。なお、業者側システム2のうち、図1に示した決済
サーバ9については、既存の電子商取引における決済処
理用のサーバと同様の構成をとるので、構成および詳細
な処理の説明は省略する。
【0045】以下、図3を参照しつつ、各ソフトウェア
の構成を順に説明する。なお、図3において、各ソフト
ウェア内に示す「インターフェース」とは、他のソフト
ウェアとの間でデータの引き渡しを行うためのプログラ
ムのことである。ただし図3では、主要なインターフェ
ースを図示するにとどめており、以下の説明において、
他のソフトウェアにデータを渡したり、他のソフトウェ
アからデータを受け取る処理は、すべて同様のインター
フェースを介在して行われるものとする。
【0046】1) シミュレーションソフトウェア シミュレーションソフトウェア3は、前記図1に示した
シミュレーションコンポーネントインターフェース3
1,ダウンロードコンポーネントインターフェース3
2,シミュレーション計算部33のほか、シミュレーシ
ョンコンポーネント管理部34,シミュレーション目標
値格納部35,シミュレーション結果比較部36などを
具備する。
【0047】シミュレーションコンポーネント管理部3
4は、新たにダウンロードされたシミュレーションコン
ポーネント6を登録したり、不要となったシミュレーシ
ョンコンポーネント6を削除する処理を行うためのもの
である。シミュレーションコンポーネントインターフェ
ース31は、前記したように、シミュレーションコンポ
ーネント6との連絡のための窓口であって、各シミュレ
ーションコンポーネント6からそれぞれそのコンポーネ
ントの登録のためのデバイス情報を受け取る。またシミ
ュレーション実行時には、各シミュレーションコンポー
ネント6に対し、それぞれ動作すべき時刻に必要な指示
を与えて、一連のシミュレーション動作を行わせた後、
これらシミュレーションコンポーネント6からシミュレ
ーションの実行結果を受け取って、これをシミュレーシ
ョン計算部33に渡す。さらにシミュレーション結果比
較部36から後記するシミュレーション結果を受け取
り、これを各シミュレーションコンポーネント6に渡す
機能も具備する。
【0048】シミュレーション目標値格納部35は、シ
ミュレーション工程のタクトタイムの目標値(以下、
「目標タクトタイム」という。)を格納するためのもの
である。シミュレーション計算部33は、前記シミュレ
ーションコンポーネントインターフェース31から各シ
ミュレーションコンポーネント6毎の処理結果を受け取
って、これらのデータに基づき、シミュレーションの全
工程を実行するのに要した処理時間を計算する。なお、
前記シミュレーションコンポーネント6からシミュレー
ションソフトウェア3に渡されるシミュレーション結果
は、原則としてシミュレーションの開始から終了までに
要した時間(以下、「個別の処理時間」という。)とし
て表されるが、途中で動作が不可能な状態になった場合
などには、前記個別の処理時間に代えて、エラー発生を
示すデータとして表すようにしてもよい。
【0049】シミュレーション結果比較部36は、前記
シミュレーション計算部による計算結果と前記シミュレ
ーション目標値格納部35に格納された目標タクトタイ
ムを比較し、計算結果が目標タクトタイム以下であれば
「OK」を示す信号を、計算結果が目標タクトタイムを
上回る場合は「NG」を示す信号を、それぞれ前記シミ
ュレーションコンポーネントインターフェース31に出
力する。(以下、このシミュレーション結果比較部36
による照合結果を示す情報を「シミュレーション結果」
という。)
【0050】ダウンロードコンポーネントインターフェ
ース32は、ダウンロードコンポーネント4に起動を指
示するコマンドを送るためのものである。なおこのコマ
ンドは、シミュレーションソフトウェア3自身が起動し
た直後に送出されるように設定される。
【0051】2) シミュレーションコンポーネント シミュレーションコンポーネント6は、シミュレーショ
ンソフトウェアインターフェース61,購買コンポーネ
ントインターフェース62,デバイス情報63などを具
備するほか、対応する機器の動作をシミュレートするの
に必要な一連のプログラムを具備する。前記デバイス情
報63とは、シミュレーションコンポーネント6がシミ
ュレートする対象の機器を特定する情報であって、この
実施例では、機器の型式がデバイス情報63として用い
られる。シミュレーションソフトウェアインターフェー
ス61は、シミュレーションソフトウェア3と前記した
データのやりとりを行うように設定される。購買コンポ
ーネントインターフェース62は、前記シミュレーショ
ンソフトウェアインターフェース61が前記シミュレー
ション結果を受け取ったとき、このシミュレーション結
果を前記デバイス情報63とともに購買コンポーネント
5に伝送するように設定される。
【0052】3) 購買コンポーネント 購買コンポーネント5は、購買情報操作部51,ユーザ
ー情報入力部52,希望納期格納部53,希望価格格納
部54,購買サーバアドレス55などを具備する。購買
サーバアドレス55とは、前記購買サーバ8にアクセス
するためのアドレス情報であって、購買サーバ8のIP
アドレス,ホスト名,またはURLなどにより表され
る。ユーザー情報入力部52は、ユーザーに所定のデー
タ入力画面を提示して、各機器を購入する上での希望価
格や希望納期などを入力させるためのもので、ここで入
力されたデータは、それぞれ希望納期格納部53,希望
価格格納部54により保持される。
【0053】なお、ユーザー情報入力部52は、製造工
程のシミュレーションにおける目標タクトタイムの入力
も受け付ける。この目標タクトタイムは、シミュレーシ
ョンソフトウェア3に伝送されて、前記シミュレーショ
ン目標値格納部35に格納される。
【0054】購買情報操作部51は、各シミュレーショ
ンコンポーネント6から受け取ったシミュレーション結
果が「OK」であれば、前記した購買情報を作成し、こ
の購買情報を購買サーバ8に送信することにより購入希
望の機器の価格や納期を問い合わせる。またこの購買情
報に対して購買サーバ8からユーザーの希望を満たす購
買条件が得られたとき、所定の発注処理を行うようにも
設定されている。
【0055】一方、各シミュレーションコンポーネント
6から受け取ったシミュレーション結果が「NG」であ
る場合、または前記購買サーバ8からの購入条件がユー
ザーの希望を満たしていない場合は、購買情報操作部5
1は、ダウンロードコンポーネント4を介してコンポー
ネントサーバ7に接続して、先のシミュレーションに使
用した機器に置き換え可能な機器のシミュレーションコ
ンポーネント6をダウンロードさせる。このダウンロー
ドされたシミュレーションコンポーネント6により、再
度、シミュレーション工程が実行されるもので、以後同
様にして、目標タクトタイムおよび希望の購入条件を満
たしたときに、発注処理が行われることになる。
【0056】4) ダウンロードコンポーネント ダウンロードコンポーネント4は、シミュレーションコ
ンポーネント一覧表示部41やコンポーネントサーバア
ドレス42などを具備する。コンポーネントサーバアド
レス42は、前記コンポーネントサーバ7に接続するた
めのアドレス情報であって、コンポーネントサーバ7の
IPアドレス,ホスト名,もしくはURLにより表され
る。
【0057】シミュレーションコンポーネント一覧表示
部41は、前記コンポーネントサーバ7からダウンロー
ド可能なシミュレーションコンポーネント6のリスト情
報を取り込んで、これをモニタに一覧表示するためのも
のである。ユーザーが、この一覧表示上でシミュレーシ
ョンコンポーネント6の選択操作を行うと、ダウンロー
ドコンポーネント4は、選択されたシミュレーションコ
ンポーネント6のソフトウェア名をコンポーネントサー
バ7に送信することによってそのソフトウェアの送信を
求め、コンポーネントサーバ7から送信されたシミュレ
ーションコンポーネント6を自己のシステム内に取り込
む。なお、この実施例では、シミュレーションコンポー
ネント6のダウンロード時には、購買コンポーネント5
もともにダウンロードされるように設定されている。
【0058】5) 購買サーバ 購買サーバ8は、前記購買コンポーネント5からの購買
情報を受け付けて見積もりを行う見積処理部81や、購
買コンポーネント5からの発注情報を受け付けて機器の
手配を行うための受注管理部82などを具備する。見積
処理部81は、前記購買情報を受け付けた後、その情報
に示される各機器について、それぞれその機器の型式を
元に工場/物流部門10に購入に要する価格や納期を問
い合わせる。なお、工場/物流部門10には、各種機器
の価格や納期を管理し、見積処理部81からの問い合わ
せを受け付けて返信処理を行うサーバが設けられるのが
望ましいが、この種の連絡は、必ずしも自動化する必要
はなく、たとえば前記購買情報を元に問い合わせ内容を
示す電子メールを作成して、工場/物流部門10の担当
者宛に送信し、その返信メールから必要な情報を抜き出
してシステム内に入力するようにしてもよい。また購買
希望の機器の内訳をモニタに表示した後に、購買サーバ
8の管理者が表示内容を確認してから、電話や電子メー
ルによる問い合わせを行い、その回答結果を手入力する
ようにしてもよい。
【0059】受注管理部82は、購買コンポーネント5
から発注情報を受け取ると、この情報に含まれる各機器
の型式や個数をIDコードなどのユーザーの識別データ
に対応づけた受注管理情報を作成し、これを前記工場/
物流部門10に送信することにより、ユーザーへの機器
の送付を依頼する。また受注管理部82は、前記ユーザ
ーからの購買情報に対して見積処理部81が返信した購
買条件に基づいてユーザーへの請求金額を特定し、これ
を決済サーバ9に渡して、代金の決済処理を行わせる。
【0060】6) コンポーネントサーバ コンポーネントサーバ7は、前記したように、各種機器
についてのシミュレーションコンポーネント6や購買コ
ンポーネント5を保持するコンポーネントデータベース
71を具備している。ダウンロードコンポーネント4か
ら各種コンポーネントのリスト情報の送信が要求される
と、コンポーネントサーバ7は、送信可能な全シミュレ
ーションコンポーネント4のソフトウェア名のリスト情
報を送信する。また後記する再シミュレーションのため
などに、ダウンロードコンポーネント4が所定の機器の
型式の送信を行うと、コンポーネントサーバ7は、コン
ポーネントデータベース71から前記送信された型式お
よびその型式に関連した型式の各機器に対応するシミュ
レーションコンポーネント6のソフトウェア名を読み出
して、そのリスト情報をダウンロードコンポーネント4
に返送する。ダウンロードコンポーネント4は、この一
覧データに基づき前記したリスト表示を行い、ユーザー
の選択操作を受け付ける。
【0061】ダウンロードコンポーネント4からのソフ
トウェアウェアの送信要求には、前記選択されたコンポ
ーネントや購買コンポーネント5のソフトウェア名のほ
か、自己のシステムが導入されたコンピュータのアドレ
ス(IPアドレス,ホスト名,URLなど)などが含ま
れる。コンポーネントサーバ7は、このダウンロードコ
ンポーネント4からの送信要求に応じて前記選択された
コンポーネントのソフトウェア名の送信を受け付けて、
このソフトウェア名に対応するソフトウェアを読み出
し、前記アドレスにより規定されるユーザーのコンピュ
ータへと送信する。
【0062】つぎに、図4〜9を用いてこの実施例の発
注支援システムにおける処理の流れを説明する。なお、
ユーザー側システム1については、シミュレーションソ
フトウェア3における処理手順は「ST1−××」とし
て図4に示し、以下、ダウンロードコンポーネント4に
おける処理手順は「ST2−××」として図5に、購買
コンポーネント5における処理手順は「ST3−××」
として図6に、シミュレーションコンポーネント6にお
ける処理手順は「ST4−××」として図7に、それぞ
れ示す。さらに業者側システム2については、コンポー
ネントサーバ7における処理手順を「ST5−××」と
して図8に示し、購買サーバ8における処理手順を「S
T6−××」として図9に示す。また各図において、他
のソフトウェアと連動した処理を行うステップには、そ
のステップの横に対応するソフトウェアとその処理のス
テップを、データまたはコマンドの流れを表す矢印とと
もに示す。(ただしユーザーによる処理に連動するステ
ップでは、「ユーザー」の文字を矢印とともに示す。)
【0063】ユーザー側システム1の立ち上げは、ユー
ザーが前記シミュレーションソフトウェア3を起動する
処理によって行われる(ST1−1)。シミュレーショ
ンソフトウェア3は、起動するとすぐに、ダウンロード
コンポーネント4を起動する(ST1−2,ST2−
1)。
【0064】ダウンロードコンポーネント4は、起動す
ると、コンポーネントサーバ7にアクセスして、シミュ
レーションコンポーネント6のリスト情報の送信を要求
する(ST2−2)。コンポーネントサーバ7は、この
送信要求を受け付けると、前記コンポーネントデータベ
ース71からシミュレーションコンポーネント6のソフ
トウェア名のリスト情報を読み出して、これをダウンロ
ードコンポーネント4に返送する。(ST5−2,5−
3)。
【0065】ダウンロードコンポーネント4は、前記リ
スト情報の送信を受け付けた後、受信した情報をモニタ
上に表示してユーザーの選択操作を受け付ける(ST2
−3〜ST2−5)。なおこのリスト情報は、各機器を
種類や関連機器毎にまとめた複数組のリスト情報として
与えられるもので、ユーザーは、たとえば画面上の型式
名またはソフトウェア名をクリック操作することによ
り、任意の数のコンポーネントを選択し、選択終了操作
を行うことにより前記選択内容を確定することができ
る。このようにして所定数のコンポーネントが選択され
ると、ダウンロードコンポーネント4は、選択された各
シミュレーションコンポーネント6のソフトウェア名を
自装置のアドレスとともにコンポーネントサーバ7に送
信することにより、各コンポーネントのダウンロードを
要求する(ST2−6,5−4)。
【0066】コンポーネントサーバ7は、前記ダウンロ
ード要求を受け付けると、送信されたソフトウェア名に
よりコンポーネントデータベース71を検索して、要求
されたシミュレーションコンポーネント6を抽出し、さ
らにこれらのコンポーネントおよび前記購買コンポーネ
ント5を、前記アドレス情報の示すコンピュータ宛に送
信する(ST5−5〜5−6)。
【0067】こうして前記ダウンロード要求に応じた各
コンポーネントがユーザー側システム1に送信される
と、ダウンロードコンポーネント4は、ダウンロードさ
れた購買コンポーネント5およびシミュレーションコン
ポーネント6を個別に起動する(ST2−7,ST3−
1,ST4−1)。各シミュレーションコンポーネント
6は、起動すると、自己のデバイス情報をシミュレーシ
ョンソフトウェア3に渡して登録を要請する(ST4−
2)。この登録要請に対し、シミュレーションソフトウ
ェア3は、あらかじめ設定された製造ラインのシミュレ
ーション手順に各シミュレーションコンポーネント6か
ら受け取ったデバイス情報を対応づけて登録するなどし
て、各シミュレーションコンポーネント6を作動させる
手順を組み立てる(ST1−3)。
【0068】一方、購買コンポーネント5は、起動後、
モニタ上に所定のフォーマットによる入力画面を設定し
て、前記目標タクトタイム、希望価格、希望納期などの
条件の入力を受け付ける(ST3−2)。ここでユーザ
ーにより各種条件が入力されると、購買コンポーネント
5は、希望価格,希望納期をそれぞれ前記希望価格格納
部54,希望納期格納部53に保存するとともに、目標
タクトタイムを前記シミュレーションソフトウェア3に
受け渡す(ST3−3)。
【0069】シミュレーションソフトウェア3は、ST
1−4において、購買コンポーネント5から渡された目
標タクトタイムを前記シミュレーション目標値格納部3
5に保存した後、シミュレーション工程を開始する。こ
のシミュレーションにおいて、シミュレーションソフト
ウェア3は、シミュレーションコンポーネント6に対
し、前記シミュレーションの手順に基づき、シミュレー
ション開始命令や終了命令を出力する(ST1−5,1
−6)。シミュレーションコンポーネント6は、開始命
令に応じてシミュレーション動作を開始し、また終了命
令に応じてシミュレーション動作を終了し、しかる後に
そのシミュレーションの開始から終了までに要した時間
(個別の処理時間)を計算してシミュレーションソフト
ウェア3に渡す(ST4−3〜ST4−5,ST1−
7)。
【0070】なお、図4には、1つのシミュレーション
コンポーネント6に対する処理のみしか示していない
が、実際のシミュレーションにおいては、前記したシミ
ュレーションの手順に応じた順序で、各シミュレーショ
ンコンポーネント6毎にST1−5〜1−7のステップ
を実行し、各シミュレーションコンポーネント6毎に個
別の処理時間を得ることになる。また場合によっては、
複数のシミュレーションコンポーネント6を同時に動か
したり、1つのシミュレーションコンポーネント6に開
始命令を出力した後、そのシミュレーションへの終了命
令を出力する前に、別のシミュレーションコンポーネン
ト6に開始命令を出力するなど、複雑な制御を行うこと
もある。
【0071】こうして一連のシミュレーション工程が終
了すると、シミュレーションソフトウェア3は、各シミ
ュレーションコンポーネント6から渡された個別の処理
時間を用いて、シミュレーションの全工程における処理
時間を計算する(ST1−8)。そしてこの計算された
処理時間と前記目標タクトタイムとを比較し、処理時間
が目標タクトタイム以下になる場合は「OK」、処理時
間が目標タクトタイムを上回る場合は「NO」を、前記
シミュレーション結果として作成する(ST1−9〜S
T1−11)。
【0072】前記シミュレーション結果は、シミュレー
ションソフトウェア3から各シミュレーションコンポー
ネント6に出力される(ST1−12,ST4−6)。
各シミュレーションコンポーネント6は、受け取ったシ
ミュレーション結果を自己の型式とともに購買コンポー
ネント5に出力する(ST4−7,ST3−4)。
【0073】購買コンポーネント5は、各シミュレーシ
ョンコンポーネント6からのシミュレーション結果がす
べて「OK」であれば、これら「OK」の信号を渡した
全てのコンポーネントの型式を用いて購買情報を作成
し、これを購買サーバ8に送信する(ST3−6,ST
6−2)。購買サーバ8は、受信した購買情報に含まれ
る各機器の型式に基づき、工場や物流部門に価格,納期
を問い合わせ、その問い合わせに対する返信を受け取る
(ST6−3,6−4)。さらにこの返信情報から価
格,納期を示すデータを取り出して購買コンポーネント
5に送信する(ST6−5,ST3−7)。
【0074】購買コンポーネント5は、購買サーバ8か
ら送信された価格および納期を前記希望価格、希望納期
と照合する。ここでいずれの条件も希望を満たしている
と、ST3−8が「YES」となってST3−9に進
む。ST3−9では、前記購買情報を発注情報に置き換
えて、その発注内容の内訳を示す発注画面をモニタに表
示する。そしてこの発注画面上でユーザーの確認操作を
受け付けるなどした後、前記発注情報を購買サーバ8に
送信することにより各機器の発注を行う(ST3−1
0,ST6−6)。
【0075】購買サーバ8は、購買コンポーネント5か
ら送信された発注情報に基づき、前記した受注管理情報
を作成して、これを工場/物流部門10に送信すること
により、各機器の発注を行う(ST6−7)。また購買
サーバ8は、決済サーバ9にアクセスして、前記購買情
報の受信時に得た価格やユーザーのIDコードなどを送
信し、代金の決済処理を実行させる(ST6−8)。
【0076】なお、購買コンポーネント5から購買サー
バ8に送信される発注情報には、前記購買情報と同内容
の情報に発注元であるユーザーのIDコードなどが付加
される。また購買サーバ8が決済用の価格をすぐに引き
出せるように、先に送信した購買情報にリンクする情報
を発注情報に含ませてもよい。(たとえば購買情報に特
定の管理番号を付けておき、同じ管理番号を発注情報に
も付加するという方法が考えられる。)
【0077】一方、各シミュレーションコンポーネント
6から購買サーバ8に出力されたシミュレーション比較
結果に「NG」が含まれていた場合、または購買情報の
送信に応じて購買サーバ8から送信された価格,納期の
少なくとも一方がユーザーの希望を満たさなかった場
合、購買サーバ8は、ダウンロードコンポーネント4に
コンポーネントリストの取得要求を出力する(ST3−
13)。
【0078】ダウンロードコンポーネント4は、初期起
動後にST2−7までの処理を行った後は、この購買サ
ーバ8からの要求に待機しており、要求を受け付ける
と、ST2−8からST2−9へと進んで、前記コンポ
ーネントサーバ7に、再度、シミュレーションコンポー
ネント6のリスト情報の送信要求を行う。なお、ここで
行われる送信要求は、前記ST2−2と同様の内容でも
よいが、シミュレーション比較結果として「NG」を送
信したシミュレーションコンポーネント6の型式を送信
することにより、そのコンポーネントの型式に置き換え
可能な型式のコンポーネントに限定されたリスト情報を
要求するのが望ましい。
【0079】コンポーネントサーバ7は、この要求に応
じて、ST5−7からST5−3に移行して、ダウンロ
ードコンポーネント4に要求されたコンポーネントのリ
スト情報を送信する。以下、ダウンロードコンポーネン
ト4およびコンポーネントサーバ7において、それぞれ
ST2−3〜ST2−7、ST5−4〜ST5−6の処
理が行われて、ユーザー側システム1に、新たに選択さ
れたシミュレーションコンポーネント6がダウンロード
される。また購買コンポーネント5も再ダウンロードさ
れて、前回のコンポーネントに上書きされる。
【0080】新しいシミュレーションコンポーネント6
は、ダウンロードされた後に起動すると、ST4−2に
おいてシミュレーションソフトウェア3に登録の要請を
行う。シミュレーションソフトウェア3は、この要請に
応じて、ST1−13からST1−3に戻り、新しいシ
ミュレーションコンポーネント6を登録する。またこの
とき、前回ダウンロードされたシミュレーションコンポ
ーネント6に対し、処理の終了を要請した上で、このコ
ンポーネントを削除する。(この古いシミュレーション
コンポーネント6は、ST4−8でこの処理終了要請を
受け付けて処理を終了した後、削除されることにな
る。)
【0081】また再ダウンロードされた購買コンポーネ
ント5も立ち上げられて、前記図6の処理を初めから実
行する。よってユーザーは、再度、目標タクトタイム,
希望価格,希望納期を入力した後に、シミュレーション
を開始させることになる。なお、ここで目標タクトタイ
ム,希望価格,希望納期について、前回の入力データを
バッファメモリなどに保持し、初期データとしてユーザ
ーに提示するようにすれば、ユーザーは、前回の設定を
変更する場合のみ入力を行い、変更が必要でなければ確
認操作のみを行えば良くなり、利便性を大幅に向上させ
ることができる。
【0082】以下同様にして、シミュレーション比較結
果が「OK」となり、かつ価格および納期が希望の条件
を満たしたとき、発注処理が行われることになる。な
お、具体的に図示していないが、発注処理が完了する
と、たとえば購買サーバ8から購買コンポーネント5に
終了通知を送り、さらに購買コンポーネント5がこの終
了通知を他のコンポーネントに送るなどの処理によっ
て、購買コンポーネント5,シミュレーションコンポー
ネント6,ダウンロードコンポーネント4が処理を終了
する(ST3−11,ST2−10,ST4−9)。ま
たシミュレーションソフトウェア3も、ユーザーの終了
操作などに応じて処理を終了する(ST1−14)。
【0083】上記構成のシステムによれば、ユーザー
は、シミュレーション工程に導入するシミュレーション
コンポーネント6を選択し、その選択されたシミュレー
ションコンポーネント6によるシミュレーションによ
り、目標タクトタイムを満足する結果が得られたとき
に、直ちにそのシミュレーションを実現するための購入
条件を確認し、さらにこの購入条件がユーザーの希望を
満たした場合は、直ちに発注処理を行うことができるの
で、シミュレーションの実行から発注処理までを一連に
実行することができ、処理の大幅な効率化を実現するこ
とができる。しかも、シミュレーションの実行時に入力
したデータをそのまま購入情報や発注情報に使用するこ
とができるので、入力ミスを防止でき、実際の製造ライ
ンの立ち上げを問題なく実行することができる。
【0084】なお、上記の発注支援システムにおいて
は、ある時点でのシミュレーションが目標タクトタイム
を満足し、かつ購入条件もユーザーの希望を満たした場
合でも、この購入条件を一時保存し、さらに異なるシミ
ュレーションコンポーネント6の組合せを選択して再度
シミュレーションを実行するようにしてもよい。このよ
うな処理により、最終的に目標タクトタイム,購入条件
をともに満足するシミュレーションコンポーネント6の
組合せが複数得られた場合、各組合せ毎のシミュレーシ
ョンの結果と購入条件とをユーザーに提示していずれか
の組合せを選択させ、発注処理を行うようにすることが
できるので、可能な限り高速の処理を実行できる製造ラ
インを実現したり、コストをできるだけ抑えた製造ライ
ンを実現するなど、ユーザーの目的に応じた最適なライ
ン設計を行うことができる。
【0085】また上記の発注支援システムでは、ユーザ
ー側システム1の起動時に、購買コンポーネント5をダ
ウンロードしているが、これに限らず、あらかじめシス
テム内に購買コンポーネント5を組み込んでおいてもよ
い。ただし、このように、システムを使用する都度、購
買コンポーネント5をダウンロードするようにすれば、
購買サーバ8側のソフトウェア構成が変わっても、ユー
ザーにバージョンアップなどの負担をかけずに、サービ
スを提供することができる。また上記の実施例のよう
に、購買コンポーネント5に発注支援のための主要な処
理を行わせるようにすれば、シミュレーションソフトウ
ェア3として既存のソフトウェアを利用することが可能
となるから、ユーザー側は、ダウンロードコンポーネン
ト4のインストールなどのわずかな手間を要するだけで
利便性の高いシステムを利用できるようになる。
【0086】
【発明の効果】この発明によれば、ユーザーは、仮想の
製造工程を実行することによってこの製造工程が目標ど
おりに処理を終了することを確認した場合、直ちに購入
希望の機器の内訳を示すデータを機器提供者側コンピュ
ータシステムに送信することができるので、製造ライン
の設計から見積もり依頼または発注までの作業を同じコ
ンピュータシステム内で一貫して効率良く行うことがで
きる。また見積もりの依頼や発注を行う際に、製造工程
のシミュレーションの際の機器の選択情報をそのまま使
用することができるので、データの入力もれや入力ミス
を防止して、設計どおりの製造ラインを予定日までに確
実に立ち上げることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例にかかる発注支援システム
の概要およびこのシステムによるサービスの流れを示す
説明図である。
【図2】ユーザー側システムが導入されるハードウェア
構成を示すブロック図である。
【図3】発注支援システムのソフトウェア構成を示す機
能ブロック図である。
【図4】シミュレーションソフトウェアの処理手順を示
すフローチャートである。
【図5】ダウンロードコンポーネントの処理手順を示す
フローチャートである。
【図6】購買コンポーネントの処理手順を示すフローチ
ャートである。
【図7】シミュレーションコンポーネントの処理手順を
示すフローチャートである。
【図8】コンポーネントサーバの処理手順を示すフロー
チャートである。
【図9】購買サーバの処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図10】従来の製造工程の設計から機器の発注までの
処理の流れを示す説明図である。
【符号の説明】
1 ユーザー側システム 2 業者側システム 3 シミュレーションソフトウェア 4 ダウンロードコンポーネント 5 購買コンポーネント 6 シミュレーションコンポーネント 7 コンポーネントサーバ 8 購買サーバ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の製造工程を実行するのに必要な機
    器を選択して発注する業務を支援するためのシステムで
    あって、 機器提供者側コンピュータシステムと購入希望者側コン
    ピュータシステムとを含むコンピュータネットワークに
    より成り、 機器提供者側コンピュータシステムは、購入希望者側コ
    ンピュータシステムから所定の機器のシミュレーション
    用プログラムの送信を求められたとき、このプログラム
    を返送する手段を具備し、 前記購入希望者側コンピュータシステムは、前記製造工
    程を実行する上での条件の入力を受け付ける手段と、前
    記製造工程に導入する機器の選択を受け付けて、機器提
    供者側コンピュータシステムに前記選択された機器のシ
    ミュレーション用プログラムの送信を要求する手段と、
    前記要求に応じて返送されたプログラムを用いて前記製
    造工程を仮想的に実行する手段と、前記仮想の製造工程
    の実行により前記入力された条件を満たす結果が得られ
    たとき、前記機器の選択のために受け付けたデータを用
    いて購入希望の機器の内訳を示すデータを作成して前記
    機器提供者側コンピュータシステムに送信する手段とを
    具備して成る発注支援システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された発注支援システム
    であって、 前記購入希望者側コンピュータシステムは、前記仮想の
    製造工程の実行により前記入力された条件を満たす結果
    が得られなかったとき、再度、機器の選択を受け付けて
    選択された機器のシミュレーション用プログラムの送信
    要求を行い、この要求に応じて機器提供者側コンピュー
    タシステムから送信されたシミュレーション用プログラ
    ムにより仮想の製造工程を再実行して成る発注支援シス
    テム。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載された発注支援
    システムであって、 前記購入希望者側コンピュータシステムは、システムの
    起動に応じて前記機器提供者側コンピュータシステムか
    らシミュレーション用のプログラムを送信可能な機器の
    リストの送信を要求する手段を具備し、前記要求に応じ
    て送信されたリスト上での機器の選択を受け付けて選択
    された機器のシミュレーション用プログラムの送信要求
    を出力する発注支援システム。
  4. 【請求項4】 請求項1または2に記載された発注支援
    システムであって、 前記機器提供者側コンピュータシステムは、購入希望者
    側コンピュータシステムからシミュレーション用プログ
    ラムの送信要求を受け付けたとき、要求されたシミュレ
    ーション用プログラムとともに機器の発注処理を支援す
    るためのプログラムを送信し、 前記機器の発注処理を支援するためのプログラムには、
    前記購入希望者側コンピュータシステムに、製造工程を
    実行する上での条件の入力を受け付ける手段、前記シミ
    ュレーション用プログラムによる仮想の製造工程の実行
    結果を前記入力された条件と照合する手段、前記照合処
    理により仮想の製造工程の実行結果が前記条件を満たす
    と判別したとき、前記仮想の製造工程に導入された機器
    を購入するための発注情報を作成する手段、の各手段を
    設定するためのプログラムが含まれて成る発注支援シス
    テム。
  5. 【請求項5】 機器提供者側コンピュータシステムと購
    入希望者側コンピュータシステムとの間での通信によ
    り、前記購入希望者が所定の製造工程を実行するのに必
    要な機器を選択して発注する業務を支援する方法であっ
    て、 前記機器提供者側コンピュータシステムシステムでは、
    購入希望者側のコンピュータシステムから所定の機器の
    シミュレーション用プログラムの送信を求められたと
    き、このプログラムを返送するステップを実行し、 前記購入希望者側コンピュータシステムは、前記製造工
    程を実行する上での条件の入力を受け付けるステップ、
    前記製造工程に導入する機器の選択を受け付けて、機器
    提供者側コンピュータシステムに前記選択された機器の
    シミュレーション用プログラムの送信を要求するステッ
    プ、前記要求に応じて機器提供者側コンピュータシステ
    ムより返送されたプログラムを用いて前記製造工程を仮
    想的に実行するステップ、の各ステップを一連に実行
    し、前記仮想の製造工程の実行により前記入力された条
    件を満たす結果が得られたとき、前記機器の選択のため
    に受け付けたデータを用いて購入希望の機器の内訳を示
    すデータを作成して前記機器提供者側システムに送信す
    るステップを実行して成る発注支援方法。
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