JP2002304504A - 配賦装置及び配賦方法 - Google Patents

配賦装置及び配賦方法

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JP2002304504A
JP2002304504A JP2001106714A JP2001106714A JP2002304504A JP 2002304504 A JP2002304504 A JP 2002304504A JP 2001106714 A JP2001106714 A JP 2001106714A JP 2001106714 A JP2001106714 A JP 2001106714A JP 2002304504 A JP2002304504 A JP 2002304504A
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Masanori Koizumi
昌紀 小泉
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配賦処理を行う際に必要な配賦元や配賦基準
等の個々の定義を柔軟に再利用できるようにする。 【解決手段】 配賦処理は、配賦ルール指定手段25に
よる配賦ルール番号1から開始し、ルール番号を順番に
実行して行く。まず、ルール番号1を対象とし、配賦元
B1の配賦元データとして、識別キー10−20−20
に対する値2,000円を選択する。次に、この2,0
00円を配賦基準指定手段23による配賦基準に基づい
て、10%対40%対50%に配分する。最後に、関連
付け手段24の情報に基づき、配賦先識別キー群と金額
を配賦先B2、B3、B4の配賦先データとして生成す
る。このような処理を、ルール番号順に繰り返し、全て
のループの終了時に、配賦結果を配賦先データとして生
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、配賦元の金額を複
数の配賦先に配分する配賦装置及び配賦方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、一定の基準に基づいて配賦元
の金額を複数の配賦先に配分する配賦装置が知られてい
る。一般に、会計システム内では、会計単位、部門、製
品ライン、勘定科目などの複数の識別キーに関連づけて
残高などの金額を管理しているが、従来の配賦装置で
は、この中で単一の識別キーに基づき金額を配賦するも
のが典型的であり、配賦元と配賦先の関係が固定的であ
った。しかし、近年は、例えばABC(Activit
y Based Costing)に見られるように、
配賦に対する要件が急速に複雑化し、それに応じて配賦
元と配賦先の関係を柔軟に定義でき、その定義を再利用
することが可能な配賦装置が求められている。
【0003】次に、図7を用いて従来の配賦装置におけ
る配賦元と配賦先との関係について説明図である。な
お、図中の各円形枠は、それぞれ配賦元あるいは配賦先
を表す。また、各円形枠を接続する線がデータの配賦関
係を示す。また、円形枠中の上段は識別キーの組み合わ
せ、下段は金額を表す。例えば、配賦元B1の上段10
−20−20は、会計単位の識別キー10、部門の識別
キー20、勘定科目の識別キー20といった組み合わせ
である。そして、従来の配賦装置では、図7において、
配賦元B1と配賦先B2、B3、B4とは、第二番目の
識別キーのみが異なるという固定的な関係を有する。こ
の場合、配賦元と配賦先の関係が固定的であり、配賦元
と配賦先の間の関係を独立して定義できるようにする必
要がなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、複数の
識別キーを扱う場合、配賦元と配賦先の関係が柔軟であ
る必要がある。すなわち、図7において、配賦元B3と
配賦先B5、B6、B7とは、第三番目の識別キーが異
なるという関係を有しており、この関係は、上述した配
賦元B1と配賦先B2、B3、B4との間の関係と異な
る。このように、配賦元と配賦先の関係を柔軟にするた
めには、配賦元と配賦基準を独立して定義でき、配賦元
と配賦基準の識別キーを任意に関連付けて配賦先を作成
できることが必要となる。
【0005】そこで本発明の目的は、配賦処理を行う際
に必要な配賦元や配賦基準等を独立して定義し、配賦元
と配賦基準の識別キーを関連付けることにより、個々の
定義を柔軟に再利用できる配賦装置及び配賦方法を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、配賦処理の対象となるデータの選択基準を定
義する配賦元指定手段と、配賦先の配賦基準キーと配賦
基準値とを定義する配賦基準指定手段と、配賦先の識別
キーを組み合わせる手段を定義する関連付け手段と、前
記配賦元指定手段と配賦基準指定手段と関連付け手段の
組み合わせを定義する配賦ルール指定手段と、前記配賦
元指定手段によって指定された配賦元データと前記配賦
基準指定手段による配賦基準に基づいて配賦元データを
配分計算し、前記関連付け手段による関連付け情報に基
づいて配賦先データを生成する配賦処理手段とを有する
ことを特徴とする。
【0007】また本発明は、配賦処理の対象となるデー
タの選択基準を定義する配賦元指定ステップと、配賦先
の配賦基準キーと配賦基準値とを定義する配賦基準指定
ステップと、配賦先の識別キーを組み合わせるステップ
を定義する関連付けステップと、前記配賦元指定ステッ
プと配賦基準指定ステップと関連付けステップの組み合
わせを定義する配賦ルール指定ステップと、前記配賦元
指定ステップによって指定された配賦元データと前記配
賦基準指定ステップによる配賦基準に基づいて配賦元デ
ータを配分計算し、前記関連付けステップによる関連付
け情報に基づいて配賦先データを生成する配賦処理ステ
ップとを有することを特徴とする。
【0008】また本発明は、配賦処理を実行するコンピ
ュータを制御するプログラムであって、前記コンピュー
タに、配賦処理の対象となるデータの選択基準を定義す
る配賦元指定ステップと、配賦先の配賦基準キーと配賦
基準値とを定義する配賦基準指定ステップと、配賦先の
識別キーを組み合わせる手段を定義する関連付けステッ
プと、前記配賦元指定ステップと配賦基準指定ステップ
と関連付けステップの組み合わせを定義する配賦ルール
指定ステップと、前記配賦元指定ステップによって指定
された配賦元データと前記配賦基準指定ステップによる
配賦基準に基づいて配賦元データを配分計算し、前記関
連付けステップによる関連付け情報に基づいて配賦先デ
ータを生成する配賦処理ステップとを実行させることを
特徴とする。
【0009】本発明の配賦装置によれば、配賦元や配賦
基準を構成する識別キー等の条件を任意に組み合わせる
関連付け手段を設けることにより、配賦処理を行う際
に、配賦処理に必要な配賦元指定手段、配賦基準指定手
段、関連付け手段を独立して定義することができ、複数
の識別キーを任意に論理的に組み合わせることが可能
で、個々の定義を柔軟に再利用可能な配賦システムを実
現できる。また、本発明の配賦方法によれば、配賦元や
配賦基準を構成する識別キー等の条件を任意に組み合わ
せる関連付けステップを設けることにより、配賦処理を
行う際に、配賦処理に必要な配賦元指定ステップ、配賦
基準指定ステップ、関連付けステップを独立して定義す
ることができ、複数の識別キーを任意に論理的に組み合
わせることが可能で、個々の定義を柔軟に再利用可能な
配賦システムを実現できる。また、本発明のプログラム
によってコンピュータを制御すれば、配賦元や配賦基準
を構成する識別キー等の条件を任意に組み合わせる関連
付けステップを設けることにより、配賦処理を行う際
に、配賦処理に必要な配賦元指定ステップ、配賦基準指
定ステップ、関連付けステップを独立して定義すること
ができ、複数の識別キーを任意に論理的に組み合わせる
ことが可能で、個々の定義を柔軟に再利用可能な配賦シ
ステムを実現できる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明による配賦装置及び
配賦方法の実施の形態を説明する。本実施の形態による
配賦装置及び配賦方法は、配賦処理を行う際に、その配
賦処理に必要な手段を独立して定義して関連付けること
で、個々の定義を柔軟に再利用することができるように
したものである。図1は、本発明の実施の形態における
配賦装置の構成例を示すブロック図である。本実施の形
態によるシステムは、本発明に係る配賦処理を行なう配
賦装置2と、この配賦処理に供する各種のデータを記憶
した記憶装置3とから構成されている。配賦装置2は、
配賦処理手段21と、配賦元指定手段22と、配賦基準
指定手段23と、関連付け手段24と、配賦ルール指定
手段25とを有して構成され、配賦処理手段21には入
力手段1が接続されている。
【0011】入力手段1は、有効日付等を含む配賦デー
タの抽出条件等を入力するキーボード等である。また、
配賦元指定手段22は、配賦処理の対象となるデータの
選択基準を定義するものである。また、配賦基準指定手
段23は、配賦先の配賦基準キーと配賦基準値とを定義
するものである。この配賦基準指定手段23による配賦
基準キーによって配賦先の各識別キーのいずれかを制御
でき、また、配賦基準値によって配賦元データの金額を
配分計算することができる。また、関連付け手段24
は、識別キーを組み合わせる手段を定義するものであ
る。また、配賦ルール指定手段25は、上記の配賦元指
定手段22と配賦基準指定手段23と関連付け手段24
の組み合わせを定義する配賦ルールを指定するものであ
る。また、配賦処理手段21は、配賦元指定手段22、
配賦基準指定手段23、関連付け手段24、及び配賦ル
ール指定手段25によって指定される各情報に基づい
て、本配賦装置2における配賦処理を行なうものであ
る。この配賦処理により、指定された配賦元データ31
から配賦先データ32を生成する。また、記憶装置3
は、配賦処理手段21による処理に必要な各種データの
記憶手段を提供するものであり、主に配賦元データ31
と配賦先データ32を格納するものである。
【0012】このような構成において、配賦処理手段2
1は、有効日付等のパラメータ情報を入力手段1より受
け取るとともに、配賦元指定手段22による配賦元の指
定情報を読み出し、これらの情報に基づいて、記憶装置
3に格納された配賦元データベースから配賦元データ3
1を読み出す。そして、配賦基準指定手段23による配
賦基準の指定情報に基づき、配賦元データ31を配分計
算し、関連付け手段24による関連付け情報に基づいて
配賦先データ32を生成し、この配賦先データ32を記
憶装置3に格納する。なお、上述した入力手段1、配賦
処理手段21、配賦元指定手段22、配賦基準指定手段
23、関連付け手段24、配賦ルール指定手段25で実
行される各処理を入力ステップ、配賦処理ステップ、配
賦元指定ステップ、配賦基準指定ステップ、関連付けス
テップ、配賦ルール指定ステップというものとし、これ
らの処理ステップによって本実施の形態による配賦方法
が構成されるものとする。
【0013】図2は、関連付け手段24における関連付
け情報の構造を例示するブロック図である。この関連付
け情報は、配賦元識別キー群と配賦先識別キー群との論
理的な対応関係S1、S2、S3を示したものである。
そして、図2に示す例は、後述する配賦ルール番号1及
び3に対応しており、各配賦先の第1識別キーは配賦元
の第1識別キーを引用し(S1)、配賦先の第2識別キ
ーは配賦基準キーを引用し(S2)、配賦先の第3識別
キーは配賦元の第3識別キーを引用する(S3)、とい
う対応関係を表している。また、後述する配賦ルール番
号2では、異なる対応関係を有する関連付け情報とな
る。これらの関連付け情報は、配賦元と配賦先の依存関
係を定義するものであり、本発明の特徴となる部分であ
る。このように本発明では、独立して定義した配賦元や
配賦基準の識別キーを、関連付け手段24により任意に
組み合わせることにより、再利用可能な配賦を実現する
ことが可能となる。
【0014】図3は、配賦ルール指定手段25による配
賦ルールの具体例を示す説明図である。図示のように、
本例の配賦ルールは、ルール番号毎に、配賦元指定手段
22、配賦基準指定手段23、関連付け手段24の各情
報の組み合わせを示したものである。ここで、ルール1
とルール2は、配賦基準指定手段23による配賦基準キ
ーを再利用するものであり、ルール1とルール3は、配
賦基準指定手段23による配賦基準キーと関連付け手段
24による関連付け情報を再利用するものである。
【0015】図4は、上述した配賦元データ31と配賦
先データ32の具体例を示す説明図である。なお、図中
の各円形枠は、それぞれ配賦元あるいは配賦先を表す。
また、各円形枠を接続する線がデータの配賦関係を示
す。また、円形枠中の上段は識別キーの組み合わせ、下
段は金額を表す。例えば、配賦元B1の上段10−20
−20は、会計単位の識別キー10、部門の識別キー2
0、勘定科目の識別キー20といった組み合わせであ
る。そして、上述した配賦ルール番号1に対応する配賦
元はB1、配賦先はB2、B3、B4である。また、配
賦ルール番号2に対する配賦元はB3、配賦先はB5、
B6、B7である。この配賦ルール番号1と配賦ルール
番号2は連続して実行され、多段階の配賦を行なうこと
を表している。また、配賦ルール番号3に対する配賦元
はB8、配賦先はB9、B10、B11である。
【0016】図5は、本実施の形態における配賦処理手
段21の動作例を示すフローチャートである。以下、図
1〜図5を参照して本実施の形態における配賦方法を詳
細に説明する。なお、ここでは、図3に示す配賦ルール
に基づいて、図4に示す配賦を実行する例について説明
する。まず、ステップA1では、入力手段1から配賦元
データの抽出条件である有効日付を取得する。なお、本
例では、有効日付は開始日と終了日から構成されるもの
とする。次に、ステップA2では、ステップA1で入力
された開始日と終了日の間に存在するデータを対象とし
て配賦元データを読み込む。そして、ステップA2で選
択されたデータ群に対して配賦処理を実行する(ステッ
プA3、A4、A5、A6)。
【0017】この配賦処理では、図3に示す配賦ルール
番号1から開始し、ルール番号を順番に実行して行く。
ループの第一回目では、ルール番号1を対象にする。ま
ず最初に、配賦元B1の配賦元データとして、識別キー
10−20−20に対する値2,000円を選択する
(ステップA4)。次に、この2,000円を配賦基準
指定手段23による配賦基準に基づいて、10%対40
%対50%に配分する(ステップA5)。最後に、関連
付け手段24の情報に基づき、配賦先識別キー群と金額
を配賦先B2、B3、B4の配賦先データとして生成す
る(ステップA6)。
【0018】この時、図2に示す関連付け手段24の情
報に基づき、配賦先データの識別キーを組み合わせる。
すなわち、第一の識別キーの値として、配賦元データの
第一の識別キー10を割り当てる。また、第二の識別キ
ーの値として、配賦基準指定手段23の配賦基準キー2
1、22、23を割り当てる。さらに、第三の識別キー
の値として、配賦元データの第三の識別キー20を割り
当てる。以上の結果、配賦先データの識別キーは、10
−21−20、10−22−20、10−23−20と
して生成される。
【0019】次に、ループの第二回目では、ルール番号
2を対象にする。ループの第一回目の配賦先B4の配賦
先データを配賦元データとして、10−22−20に対
する値1,000円を選択し、配賦基準指定手段23に
よる配賦基準に基づき、金額を配分する。そして、関連
付け手段24の情報に基づき、配賦先の識別キーと金額
を配賦先B5、B6、B7に対する配賦先データとして
生成する。次に、ループの第三回目では、ルール番号3
を対象にする。新たな配賦元B8の配賦元データとし
て、10−20−30に対する値2,000円を選択
し、配賦基準指定手段による配賦基準に、配賦金額を配
分する。そして、関連付け手段24の情報に基づき、配
賦先の識別キーと金額を配賦先B9、B10、B11に
対する配賦先データとして生成する。そして、ループの
終了時に、配賦結果を配賦先データ32として格納す
る。
【0020】以上のように、本実施の形態による配賦装
置では、配賦処理を行う際に、配賦処理に必要な配賦元
指定手段22、配賦基準指定手段23、関連付け手段2
4を独立して定義することで、識別キーを任意に組み合
わせることができ、再利用可能な配賦を実現することが
可能になる。すなわち、この配賦装置では、識別キーを
任意に組み合わせる関連付け手段24を設けることによ
り、配賦元や配賦基準を構成する識別キーを論理的に組
み合わせることができるため、個々の定義を柔軟に再利
用可能な配賦を実現することが可能になる。
【0021】次に、本発明の他の実施の形態について説
明する。図6は、本発明の他の実施の形態による配賦装
置の具体的構成例を示すブロック図である。なお、図1
〜図5に示す構成と共通するものについては同一符号を
付して説明は省略する。本実施の形態によるシステム
は、図1の構成に加えて、配賦装置2に除外ルール指定
手段26を設けるとともに、配賦装置2に出力手段4を
接続したものである。除外ルール指定手段26は、図5
のステップA5において、データの除外基準となるルー
ルを格納するものである。例えば、「勘定科目220は
配賦元から除外する」、「部門320と330は配賦先
から除外する」、「金額が1,000円未満の配賦先は
除外する」等がある。配賦ルールは、この除外ルールを
用いることで、場合に応じて動的にデータの除外を行な
うルールを定義することができる。また、出力手段4
は、除外の対象になったデータ名、及び、除外の理由
を、印刷等の手段で出力するものである。
【0022】なお、除外ルール指定手段26によって実
行される処理を除外ルール指定ステップというものと
し、この除外ルール指定ステップと上述した入力ステッ
プ、配賦処理ステップ、配賦元指定ステップ、配賦基準
指定ステップ、関連付けステップ、配賦ルール指定ステ
ップの各処理ステップによって本実施の形態による配賦
方法が構成されるものとする。以上のような本実施の形
態による配賦装置及び配賦方法により、ルールに基づく
配賦処理を機械的に実行することが可能になる。
【0023】なお、以上は本発明を配賦装置及び配賦方
法として実現した場合について説明したが、上述のよう
な処理を配賦装置のコンピュータに実行させるプログラ
ムも本発明に含まれるものである。また、このようなプ
ログラムは、配賦装置に組み込まれたものに限らず、各
種の記録媒体に格納された状態で流通するものも含むこ
とは勿論である。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、配
賦元や配賦基準を構成する識別キー等の条件を任意に組
み合わせる関連付け手段を設けることにより、配賦処理
を行う際に、配賦処理に必要な配賦元指定手段、配賦基
準指定手段、関連付け手段を独立して定義することがで
き、複数の識別キーを任意に論理的に組み合わせること
が可能で、個々の定義を柔軟に再利用可能な配賦システ
ムを実現することが可能になる。
【0025】また、本発明の配賦方法によれば、配賦元
や配賦基準を構成する識別キー等の条件を任意に組み合
わせる関連付けステップを設けることにより、配賦処理
を行う際に、配賦処理に必要な配賦元指定ステップ、配
賦基準指定ステップ、関連付けステップを独立して定義
することができ、複数の識別キーを任意に論理的に組み
合わせることが可能で、個々の定義を柔軟に再利用可能
な配賦システムを実現することが可能になる。
【0026】また、本発明のプログラムによれば、配賦
処理を行なうコンピュータを制御する場合に、配賦元や
配賦基準を構成する識別キー等の条件を任意に組み合わ
せる関連付けステップを設けることにより、配賦処理を
行う際に、配賦処理に必要な配賦元指定ステップ、配賦
基準指定ステップ、関連付けステップを独立して定義す
ることができ、複数の識別キーを任意に論理的に組み合
わせることが可能で、個々の定義を柔軟に再利用可能な
配賦システムを実現することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による配賦装置の構成例を
示すブロック図である。
【図2】図1に示す配賦装置の関連付け手段における関
連付け情報の構造を例示するブロック図である。
【図3】図1に示す配賦装置の配賦ルール指定手段によ
る配賦ルールの具体例を示す説明図である。
【図4】図1に示す配賦装置における配賦元データと配
賦先データの具体例を示す説明図である。
【図5】図1に示す配賦装置における配賦処理手段の動
作例を示すフローチャートである。
【図6】本発明の他の実施の形態による配賦装置の構成
例を示すブロック図である。
【図7】従来の配賦装置における問題点を説明するため
の配賦元データと配賦先データの具体例を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
1……入力手段、2……配賦装置、3……記憶装置、2
1……配賦処理手段、22……配賦元指定手段、23…
…配賦基準指定手段、24……関連付け手段、25……
配賦ルール指定手段、26……除外ルール指定手段。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配賦処理の対象となるデータの選択基準
    を定義する配賦元指定手段と、 配賦先の配賦基準キーと配賦基準値とを定義する配賦基
    準指定手段と、 配賦先の識別キーを組み合わせる手段を定義する関連付
    け手段と、 前記配賦元指定手段と配賦基準指定手段と関連付け手段
    の組み合わせを定義する配賦ルール指定手段と、 前記配賦元指定手段によって指定された配賦元データと
    前記配賦基準指定手段による配賦基準に基づいて配賦元
    データを配分計算し、前記関連付け手段による関連付け
    情報に基づいて配賦先データを生成する配賦処理手段
    と、 を有することを特徴とする配賦装置。
  2. 【請求項2】 配賦元データの抽出条件を入力する入力
    手段を有し、前記配賦処理手段は、前記入力手段によっ
    て入力された抽出条件に基づいて対象となる配賦元デー
    タを決定し、配賦処理を行なうことを特徴とする請求項
    1記載の配賦装置。
  3. 【請求項3】 前記配賦ルール指定手段による配賦ルー
    ルから除外するルールを定義するための除外ルール指定
    手段を有することを特徴とする請求項1記載の配賦装
    置。
  4. 【請求項4】 前記除外ルール指定手段によって除外さ
    れたルールの内容を出力する出力手段を有することを特
    徴とする請求項3記載の配賦装置。
  5. 【請求項5】 配賦処理の対象となるデータの選択基準
    を定義する配賦元指定ステップと、 配賦先の配賦基準キーと配賦基準値とを定義する配賦基
    準指定ステップと、 配賦先の識別キーを組み合わせるステップを定義する関
    連付けステップと、 前記配賦元指定ステップと配賦基準指定ステップと関連
    付けステップの組み合わせを定義する配賦ルール指定ス
    テップと、 前記配賦元指定ステップによって指定された配賦元デー
    タと前記配賦基準指定ステップによる配賦基準に基づい
    て配賦元データを配分計算し、前記関連付けステップに
    よる関連付け情報に基づいて配賦先データを生成する配
    賦処理ステップと、 を有することを特徴とする配賦方法。
  6. 【請求項6】 前記配賦ルール指定ステップによる配賦
    ルールから除外するルールを定義するための除外ルール
    指定ステップを有することを特徴とする請求項5記載の
    配賦方法。
  7. 【請求項7】 配賦処理を実行するコンピュータを制御
    するプログラムであって、 前記コンピュータに、 配賦処理の対象となるデータの選択基準を定義する配賦
    元指定ステップと、 配賦先の配賦基準キーと配賦基準値とを定義する配賦基
    準指定ステップと、 配賦先の識別キーを組み合わせる手段を定義する関連付
    けステップと、 前記配賦元指定ステップと配賦基準指定ステップと関連
    付けステップの組み合わせを定義する配賦ルール指定ス
    テップと、 前記配賦元指定ステップによって指定された配賦元デー
    タと前記配賦基準指定ステップによる配賦基準に基づい
    て配賦元データを配分計算し、前記関連付けステップに
    よる関連付け情報に基づいて配賦先データを生成する配
    賦処理ステップと、 を実行させることを特徴とするプログラム。
  8. 【請求項8】 前記コンピュータに、配賦ルール指定ス
    テップによる配賦ルールから除外するルールを定義する
    ための除外ルール指定ステップを実行させることを特徴
    とする請求項7記載のプログラム。
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