JP2002303803A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JP2002303803A
JP2002303803A JP2002007264A JP2002007264A JP2002303803A JP 2002303803 A JP2002303803 A JP 2002303803A JP 2002007264 A JP2002007264 A JP 2002007264A JP 2002007264 A JP2002007264 A JP 2002007264A JP 2002303803 A JP2002303803 A JP 2002303803A
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observation optical
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Yuji Miyauchi
裕司 宮内
Hirohiko Kimata
宏彦 木股
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型化に適した電子ビューファインダーを備
え、十分な観察視野角と光学性能を確保した撮像装置。 【解決手段】 撮像光学系と、その撮像光学系により導
かれた光束を受光する撮像素子と、画像を表示する画像
表示素子と、その撮像素子から得られた画像情報を画像
表示素子で表示可能な信号に変換するコントローラー
と、表示素子に表示された画像を観察者の眼に導く観察
光学系とを有し、観察光学系は、少なくとも3枚のレン
ズを含んでなる撮像装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、銀塩カメラやデジ
タルカメラ等の撮像装置に関し、特に小型の画像表示素
子、特に反射型液晶表示素子を用いる際に好適な電子ビ
ューファインダーを備えた撮像装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】多くの銀塩カメラやデジタルカメラは、
撮像光学系による像を記録する手段と撮像範囲を確認す
るための観察光学系とを備えている。像を記録する手段
として、銀塩カメラの場合、フィルム面上での化学反応
が用いられ、また、デジタルカメラの場合、CCD等の
電子撮像素子での光電変換により得られる情報が用いら
れる。
【0003】一方、観察光学系は、被写体側からの光束
を観察者側に導き、観察者の眼の網膜上に像を形成する
ことにより撮像する像を観察するようにしたものが多く
用いられている。このタイプの観察光学系は、入射側の
一部を記録する像を形成するための撮像光学系と共有す
るものと共有しないものとがある。前者の具体例とし
て、一眼レフレックスカメラがある。また、後者の例と
しては、特にズーム光学系に適したもので、対物光学系
と像正立手段と接眼光学系とを有する実像式ファインダ
ーが多くの製品に搭載されている。これらを総称して光
学式ファインダーと呼ぶことがある。
【0004】一方、デジタルカメラやビデオカメラに
は、光学式ファインダーの他に、LCD(液晶表示素
子)にて像を表示して、これで観察者が直接見ることに
よって撮像範囲を確認し得る電子式ファインダーを搭載
したものも多く製品化されている。また光学式ファンダ
ーと電子式ファインダーの両方を搭載したデジタルカメ
ラも多く製品化されている。
【0005】また、観察光学系を介してLCDの虚像を
観察するいわゆるEVF(電子ビューファインダー)が
提案されている。このような電子式ファインダーを搭載
したものの場合、従来の製品では、表示素子の表示面に
おける対角線長が0.5インチ程度(12mm程度)の
ものが用いられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年、
カメラの小型化への要望が強くなっている。それに用い
られている観察光学系は、従来のLCDのサイズに合わ
せて設計を行ったものであり、観察系全体の大きさを小
さくすることができず、撮像装置のさらなる小型化を制
限するものであった。
【0007】一方、LCDのサイズが従前のものに比べ
て小さいものが開発されてはいるが、このようなLCD
を電子ビューファインダーに用いた場合、従前の観察光
学系では、被写体を観察する視野角がLCDの大きさに
合わせて小さくなってしまい、十分な観察が難しくなっ
てしまうといった問題を有している。
【0008】一方、LCDにサイズに合わせて観察光学
系全体を縮小化すると、観察に必要なアイリリーフが十
分に取れなくなってしまうといった不具合を有してい
る。
【0009】また、画像表示素子の小型化に伴い観察光
学系による倍率を大きくすると、それに伴い倍率の色収
差が発生しやすくなると共に、観察光学系に付着したほ
こり等がより拡大されて観察されてしまうといった問題
も有している。
【0010】また、画像表示素子として表示面側から光
線を入射させる反射型表示素子を用いる際は、表示に必
要な光路を確保する必要が生じる。
【0011】本発明は従来技術のこのような問題点に鑑
みてなされたものであり、以下に示す何れかの目的を達
成するものである。 ・小型化に適した電子ビューファインダーを備えた撮像
装置を提供すること。 ・観察者が容易に撮像範囲を把握し得る撮像装置を提供
すること。 ・画像表示素子の表示面の対角線長が小さい画像表示素
子を用いた場合であっても、十分な観察視野角と光学性
能を確保した撮像装置を提供すること。 ・倍率の色収差を良好に補正した電子ビューファインダ
ーを備えた撮像装置を提供すること。 ・観察光学系に付着したほこり等が目立たない電子ビュ
ーファインダーを備えた撮像装置を提供すること。 ・画像表示素子として反射型画像表示素子を用いる場合
であっても、好適な光学要素の配置が行える電子ビュー
ファインダーを備えた撮像装置を提供すること。
【0012】また、本発明は、上述の複数の目的を達成
し得る電子ビューファインダーを備えた撮像装置を提供
することを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の第1の撮像装置は、撮像素子と、画像を表示する画
像表示素子と、前記撮像素子から得られた画像情報を前
記画像表示素子で表示可能な信号に変換するコントロー
ラーと、前記表示素子に表示された画像を観察者の眼に
導く観察光学系とを有し、前記観察光学系は、少なくと
も3枚のレンズを含み、その中少なくとも2枚のレンズ
が接合されて接合レンズ成分を構成していることを特徴
とするものである。
【0014】第1の撮像装置の作用を説明する。
【0015】まず、本発明において、レンズは、間に屈
折面を持たない2つの屈折面に挟まれてなる媒質を1単
位とする。レンズ成分は、間に空気間隔を持たず2つの
空気接触面に挟まれてなる媒質を1単位とし、単レン
ズ、接合レンズが相当する。
【0016】従前の撮像装置における画像表示素子の表
示面対角長にて必要な視野角(例えば22°)を持たせ
る場合は、接眼倍率は7倍程度を確保できれば十分であ
った。しかしながら、さらに小型な画像表示素子を用い
る場合でも十分な視野角を得るためには、従来の観察光
学系よりも高い接眼倍率を観察光学系に持たせる必要が
生じる。そのため、小型な画像表示素子を用いた場合で
あっても十分な視野角と十分な光学性能を確保するため
には、観察光学系として最低でも3枚のレンズを用いる
必要がある。それにより、屈折面を増やすことができ、
屈折面による急峻な屈折を防ぎ、収差補正と必要な視野
角の確保を両立させることが可能となる。
【0017】さらには、2枚の正レンズと1枚の負レン
ズの計3枚で構成することで、色収差や他の諸収差を少
ない枚数で補正できるので、コストの面でより好まし
い。
【0018】また、接合レンズ成分を含めることで、色
収差の補正に効果がある。また、各々接合しないレンズ
で構成する場合よりもレンズの厚さを大きくできる。そ
のため、組み立て時のレンズの傾き誤差を小さくでき
る。なお、撮像光学系が交換できるタイプの場合、撮像
装置本体のみでも本発明に含まれる。
【0019】本発明の第2の撮像装置は、第1の撮像装
置において、前記観察光学系は2枚の正レンズ及び1枚
の負レンズを含んでなることを特徴とするものである。
【0020】第2の撮像装置の作用を説明する。
【0021】観察光学系に正レンズと負レンズを含める
ことで倍率の色収差等の諸収差の補正を行うことが可能
になる。また、正レンズを少なくとも2枚含めることに
より正のパワーを分散でき、高い倍率にしたときに発生
しやすくなる球面収差等の補正を行うことができる。
【0022】本発明の第3の撮像装置は、第2の撮像装
置において、前記2枚の正レンズの中の1枚と前記1枚
の負レンズが互いに接合され、前記接合レンズ成分を構
成することを特徴とするものである。
【0023】第3の撮像装置の作用を説明する。
【0024】観察光学系を高倍率にしたときに発生しや
すくなる倍率の色収差を接合レンズにより良好に補正で
きる。
【0025】本発明の第4の撮像装置は、第3の撮像装
置において、前記観察光学系における前記接合レンズ成
分とは異なる少なくとも1つのレンズが非球面を有する
レンズであることを特徴とするものである。
【0026】第4の撮像装置の作用を説明する。
【0027】接合レンズに非球面レンズを用いる場合、
接合精度と非球面精度の双方を満たすことが要求される
が、一方の単レンズに非球面を用いれば、歩留りが良く
製造コストを下げることができる。なお、接合レンズの
周辺部にて正パワーの作用が強くなるため接合レンズか
ら離れた面を非球面とすることで、接合レンズで発生す
る軸上から軸外における収差補正をバランス良く行うこ
とができる。
【0028】本発明の第5の撮像装置は、第4の撮像装
置において、前記非球面を有するレンズはプラスチック
のレンズであることを特徴とするものである。
【0029】第5の撮像装置の作用を説明する。
【0030】非球面を配するレンズをプラスチックにて
構成することで、加工性を上げることができる。
【0031】本発明の第6の撮像装置は、第2の撮像装
置において、前記2枚の正レンズの中の少なくとも1枚
の正レンズが非球面を有するレンズであることを特徴と
するものである。
【0032】第6の撮像装置の作用を説明する。
【0033】非球面は正レンズに構成する方がコストが
かからず好ましい。
【0034】本発明の第7の撮像装置は、第1の撮像装
置において、前記観察光学系は、非球面のレンズ面を有
することを特徴とするものである。
【0035】第7の撮像装置の作用を説明する。
【0036】観察光学系を高倍率とすると軸外での収差
が発生しやすくなるが、非球面を含めることで軸上乃至
軸外における収差をバランス良く補正することができ
る。
【0037】本発明の第8の撮像装置は、第1の撮像装
置において、前記観察光学系は、1枚の負レンズと1枚
の正レンズとからなる接合レンズ成分、及び、前記正レ
ンズの屈折力の絶対値又は前記負レンズの屈折力の絶対
値の少なくとも何れかに対して小さい屈折力の絶対値を
持つ1枚の単レンズ成分の2つのレンズ成分からなるこ
とを特徴とするものである。
【0038】本発明の第9の撮像装置は、第1の撮像装
置において、前記観察光学系は非球面を持つ単レンズ成
分を有することを特徴とするものである。
【0039】第8及び第9の撮像装置の作用を説明す
る。
【0040】接合レンズに観察光学系の主とするパワー
を与え、単レンズにて軸上と軸外の収差バランスを取る
構成にすることができる。また、この単レンズは光学的
パワーを小さくできるので非球面の形成が容易であり、
レンズ枚数と収差補正及び加工性の両立を良好に行うこ
とができる。
【0041】本発明の第10の撮像装置は、第9の撮像
装置において、前記単レンズ成分は正の屈折力を持つこ
とを特徴とするものである。
【0042】第10の撮像装置の作用を説明する。
【0043】さらに、単レンズを正レンズとすること
で、高倍率の観察光学系を構成する上で発生しやすい球
面収差等を良好に補正することができる。
【0044】本発明の第11の撮像装置は、第1の撮像
装置において、前記観察光学系は、前記画像表示素子側
から順に、正レンズ、負レンズ、正レンズの3枚のレン
ズからなり、前記画像表示素子側の正レンズと前記負レ
ンズとが接合されていることを特徴とするものである。
【0045】第11の撮像装置の作用を説明する。
【0046】表示素子側から順に、正、負、正の順で配
することで、パワー配分を略対称にでき、球面収差を始
めとする諸収差の補正を良好にすることができる。ま
た、倍率の色収差を補正するための接合面を表示素子側
の正レンズと負レンズを接合することで達成できる。
【0047】また、接合レンズを表示素子側とすること
で、主たるパワーが表示素子側となるため、表示素子と
観察光学系との間隔を大きくできる。それにより、観察
光学系に付いたほこり等に対する視度が表示面に対する
視度から離れるために、ほこりによるわずらわしさを緩
和できる。
【0048】また、画像表示素子を反射型画像表示素子
とした際に必要な、照明光を表示面に導くための反射面
を配するスペースを確保しやすくなる。
【0049】本発明の第12の撮像装置は、第1の撮像
装置において、前記観察光学系は、前記画像表示素子側
から順に、正レンズ、正レンズ、負レンズの3枚のレン
ズからなり、前記観察者側の正レンズと前記負レンズと
が接合されていることを特徴とするものである。
【0050】第12の撮像装置の作用を説明する。
【0051】表示素子側から順に、正、正、負の順で配
することで、主点を表示素子側に移動できるため、表示
素子と観察光学系との間隔を大きくできる。それによ
り、観察光学系に付いたほこり等に対する視度が表示面
に対する視度から離れるために、ほこりによるわずらわ
しさを緩和できる。
【0052】また、倍率の色収差を補正するための接合
面を観察者側の正レンズと負レンズを接合することで達
成できる。
【0053】また、画像表示素子を反射型画像表示素子
とした際に必要な、照明光を表示面に導くための反射面
を配するスペースを確保しやすくなる。
【0054】本発明の第13の撮像装置は、第1、第
8、第9、第11又は第12の撮像装置において、以下
の条件(1)を満足することを特徴とするものである。
【0055】条件(1) 1.0<b/a ただし、aは前記画像表示素子の表示面から前記観察光
学系の最も画像表示素子側の面までの距離、bは前記観
察光学系の光軸上における最も画像表示素子側の面から
最も観察者側の面までの全長である。
【0056】第13の撮像装置の作用を説明する。
【0057】条件(1)は、表示面から観察光学系まで
の距離と観察光学系の全長とをバランスさせるための式
である。小型の画像表示素子で大きい視野角を得るため
には、観察光学系の焦点距離を短く構成する必要がある
が、条件(1)の下限の1.0を越えて観察光学系の全
長が小さくなってしまうと、観察光学系内における軸上
及び軸外の光線の屈折角を大きく取る必要が生じ、球面
収差、コマ収差や、倍率の色収差等が発生しやすくな
る。若しくは、表示面から観察光学系までの距離が長く
なりすぎ、必要な視野角が得難くなる。さらに、電子ビ
ューファインダー全体の小型化のためには、以下の条件
(1−1)を満足することが好ましい。
【0058】条件(1−1) 1.0<b/a<3.5 この条件(1−1)の下限の1.0については、上記の
通りである。上限の3.5を越えると、観察光学系の全
長が大きくなりすぎてしまい、小型の画像表示素子を用
いても小型化の達成が困難となる。若しくは、表示面か
ら観察光学系の間隔が短くなり、観察光学系に付着した
ほこりが目立つようになる。また、画像表示素子を反射
型画像表示素子とした際には、照明光を導くための光路
が取り難くなる。
【0059】さらには、 条件(1−2) 1.5<b/a<3.0 を満たすと、より好ましい。
【0060】本発明の第14の撮像装置は、第1、第
8、第9、第11又は第12の撮像装置において、以下
の条件(2)を満足することを特徴とするものである。
【0061】条件(2) 1.0<a/c ただし、aは前記画像表示素子の表示面から前記観察光
学系の最も画像表示素子側の面までの距離、cは前記画
像表示素子の表示面における短辺方向の長さである。
【0062】第14の撮像装置の作用を説明する。
【0063】条件(2)は、表示面の短辺方向の長さに
対する表示面から観察光学系の長さを規定するものであ
る。条件(2)下限の1.0を越えると、観察光学系に
付いたほこりが目立ちやすくなる。また、反射型画像表
示素子の場合、照明光を画像表示素子に導くための反射
光路が取れなくなる。
【0064】さらに、電子ビューファインダー全体の小
型化のためには、以下の条件を満足することが好まし
い。
【0065】条件(2−1) 1.0<a/c<4.5 この条件(2−1)の下限の1.0については、上記の
通りである。上限の4.5を越えると、画像表示素子と
観察光学系との間隔が大きくなりすぎてしまい、小型の
画像表示素子を用いても小型化が達成できなくなる。
【0066】さらには、 条件(2−2) 2.0<a/c<4.0 を満たすと、より好ましい。
【0067】本発明の第15の撮像装置は、第1、第
8、第9、第11又は第12の撮像装置において、以下
の条件(3)を満足することを特徴とするものである。
【0068】条件(3) 1.4<fe /a<2.4 ただし、aは前記画像表示素子の表示面から前記観察光
学系の最も画像表示素子側の面までの距離、fe は前記
観察光学系の焦点距離である。
【0069】第15の撮像装置の作用を説明する。
【0070】条件(3)は、表示素子と観察光学系の十
分な間隔と、必要なアイリリーフに関する条件である。
下限の1.4を越えて小さくなると、観察に必要なアイ
リリーフが取り難くなり、一方、上限の2.4を越える
と、観察に十分な視野角が得難くなってしまう。
【0071】さらには、 条件(3−1) 1.6<fe /a<2.5 を満たすと、より好ましい。
【0072】本発明の第16の撮像装置は、撮像素子
と、画像を表示する画像表示素子と、前記撮像素子から
得られた画像情報を前記画像表示素子で表示可能な信号
に変換するコントローラーと、前記表示素子に表示され
た画像を観察者の眼に導く観察光学系とを有し、前記観
察光学系は、少なくとも3枚のレンズを含み、以下の条
件(1)、条件(3)を満足することを特徴とするもの
である。
【0073】条件(1) 1.0<b/a 条件(3) 1.4<fe /a<2.4 ただし、aは前記画像表示素子の表示面から前記観察光
学系の最も画像表示素子側の面までの距離、bは前記観
察光学系の光軸上における最も画像表示素子側の面から
最も観察者側の面までの全長、fe は前記観察光学系の
焦点距離である。
【0074】第16の撮像装置の作用を説明すると、第
1の撮像装置の作用に加えて、第13の撮像装置の条件
(1)に関する作用と、第15の撮像装置の条件(3)
に関する作用とを奏する。
【0075】すなわち、条件(1)は、表示面から観察
光学系までの距離と観察光学系の全長とをバランスさせ
るための式である。小型の画像表示素子で大きい視野角
を得るためには、観察光学系の焦点距離を短く構成する
必要があるが、条件(1)の下限の1.0を越えて観察
光学系の全長が小さくなってしまうと、観察光学系内に
おける軸上及び軸外の光線の屈折角を大きく取る必要が
生じ、球面収差、コマ収差や、倍率の色収差等が発生し
やすくなる。若しくは、表示面から観察光学系までの距
離が長くなりすぎ、必要な視野角が得難くなる。さら
に、電子ビューファインダー全体の小型化のためには、
以下の条件(1−1)を満足することが好ましい。
【0076】条件(1−1) 1.0<b/a<3.5 この条件(1−1)の下限の1.0については、上記の
通りである。上限の3.5を越えると、観察光学系の全
長が大きくなりすぎてしまい、小型の画像表示素子を用
いても小型化が達成が困難となる。若しくは、表示面か
ら観察光学系の間隔が短くなり、観察光学系に付着した
ほこりが目立つようになる。また、画像表示素子を反射
型画像表示素子とした際には、照明光を導くための光路
が取り難くなる。
【0077】さらには、 条件(1−2) 1.5<b/a<3.0 を満たすと、より好ましい。
【0078】また、条件(3)は、表示素子と観察光学
系の十分な間隔と、必要なアイリリーフに関する条件で
ある。下限の1.4を越えて小さくなると、観察に必要
なアイリリーフが取り難くなり、一方、上限の2.4を
越えると、観察に十分な視野角が得難くなってしまう。
【0079】さらには、 条件(3−1) 1.6<fe /a<2.5 を満たすと、より好ましい。
【0080】本発明の第17の撮像装置は、第16の撮
像装置において、前記観察光学系は2枚の正レンズ及び
1枚の負レンス゛ を含んでなることを特徴とするものであ
る。
【0081】第17の撮像装置の作用は第2の撮像装置
の作用と同様であるので説明は省く。
【0082】本発明の第18の撮像装置は、第16の撮
像装置において、前記観察光学系は、非球面のレンズ面
を有することを特徴とするものである。
【0083】第18の撮像装置の作用は第7の撮像装置
の作用と同様であるので説明は省く。
【0084】本発明の第19の撮像装置は、第18の撮
像装置において、前記非球面を有するレンズはプラスチ
ックのレンズであることを特徴とするものである。
【0085】第19の撮像装置の作用は第5の撮像装置
の作用と同様であるので説明は省く。
【0086】本発明の第20の撮像装置は、第16の撮
像装置において、前記観察光学系は、1 枚の負レンズと
1枚の正レンズとからなる接合レンズ成分、及び、前記
正レンズの屈折力の絶対値又は前記負レンズの屈折力の
絶対値の少なくとも何れかに対して小さい屈折力の絶対
値を持つ1枚の単レンズ成分の2つのレンズ成分からな
ることを特徴とするものである。
【0087】第20の撮像装置の作用は第8の撮像装置
の作用と同様であるので説明は省く。
【0088】本発明の第21の撮像装置は、第16の撮
像装置において、前記観察光学系は非球面をもつ単レン
ズ成分を有することを特徴とするものである。
【0089】第21の撮像装置の作用は第9の撮像装置
の作用と同様であるので説明は省く。
【0090】本発明の第22の撮像装置は、第16の撮
像装置において、前記観察光学系は、前記画像表示素子
側から順に、正レンズ、負レンズ、正レンズの3枚のレ
ンズからなり、前記画像表示素子側の正レンズと前記負
レンズとが接合されていることを特徴とするものであ
る。
【0091】第22の撮像装置の作用は第11の撮像装
置の作用と同様であるので説明は省く。
【0092】本発明の第23の撮像装置は、第16の撮
像装置において、前記観察光学系は、前記画像表示素子
側から順に、正レンズ、正レンズ、負レンズの3枚のレ
ンズからなり、前記観察者側の正レンズと前記負レンズ
とが接合されていることを特徴とするものである。
【0093】第23の撮像装置の作用は第12の撮像装
置の作用と同様であるので説明は省く。
【0094】本発明の第24の撮像装置は、撮像素子
と、画像を表示する画像表示素子と、前記撮像素子から
得られた画像情報を前記画像表示素子で表示可能な信号
に変換するコントローラーと、前記表示素子に表示され
た画像を観察者の眼に導く観察光学系とを有し、前記観
察光学系は、前記画像表示素子側より順に、1枚の負の
レンズからなる負の単レンズ成分と1枚の正レンズから
なる正の単レンズ成分からなり、以下の条件(1)を満
足することを特徴とするものである。
【0095】条件(1)’0.6<b/a ただし、aは前記画像表示素子の表示面から前記観察光
学系の最も画像表示素子側の面までの距離、bは前記観
察光学系の光軸上における最も画像表示素子側の面から
最も観察者側の面までの全長である。
【0096】第24の撮像装置の作用を説明する。
【0097】小型な画像表示素子を用いる場合でも十分
な視野角を得るためには、従来の観察光学系よりも高い
接眼倍率を観察光学系に持たせる必要が生じる。そのた
め、小型な画像表示素子を用いた場合であっても十分な
視野角を2枚のレンズにて確保するためには、画像表示
素子より順に負の単レンズと正の単レンズの構成とする
必要がある。それにより、負の単レンズで光線を広げ、
正の単レンズにて観察者眼球へ光線を導くことで必要な
視野角を確保できる。
【0098】観察光学系を2枚のレンズで構成する場
合、像面からレンズ面を離せる。そのため、ゴミの付着
による観察像の悪化の防止によい。そのため、条件
(1)’は、条件(1)より広い範囲としており、条件
(1)’の下限の0.6を越えて観察光学系の全長が小
さくなってしまうと、観察光学系内における軸上及び軸
外の光線の屈折角を大きく取る必要が生じ、球面収差、
コマ収差や、倍率の色収差等が発生しやすくなる。若し
くは、表示面から観察光学系までの距離が長くなりす
ぎ、必要な視野角が得難くなる。もちろん、この条件
(1)’の下限を条件(1)と同様に1.0としてもよ
い。さらに、電子ビューファインダー全体の小型化のた
めには、以下の条件(1−1)を満足することが好まし
い。
【0099】条件(1−1) 1.0<b/a<3.5 この条件(1−1)の下限の1.0については、条件
(1)の場合と同様である。上限の3.5を越えると、
観察光学系の全長が大きくなりすぎてしまい、小型の画
像表示素子を用いても小型化の達成が困難となる。若し
くは、表示面から観察光学系の間隔が短くなり、観察光
学系に付着したほこりが目立つようになる。また、画像
表示素子を反射型画像表示素子とした際には、照明光を
導くための光路が取り難くなる。
【0100】さらには、 条件(1−2) 1.5<b/a<3.0 を満たすと、より好ましい。
【0101】本発明の第25の撮像装置は、第24の撮
像装置において、以下の条件(2)を満足することを特
徴とするものである。
【0102】条件(2) 1.0<a/c ただし、aは前記画像表示素子の表示面から前記観察光
学系の最も画像表示素子側の面までの距離、cは前記画
像表示素子の表示面における短辺方向の長さである。
【0103】第25の撮像装置の作用を説明する。
【0104】条件(2)は、表示面の短辺方向の長さに
対する表示面から観察光学系の長さを規定するものであ
る。条件(2)下限の1.0を越えると、観察光学系に
付いたほこりが目立ちやすくなる。また、反射型画像表
示素子の場合、照明光を画像表示素子に導くための反射
光路が取れなくなる。
【0105】さらに、電子ビューファインダー全体の小
型化のためには、以下の条件を満足することが好まし
い。
【0106】条件(2−1) 1.0<a/c<4.5 この条件(2−1)の下限の1.0については、上記の
通りである。上限の4.5を越えると、画像表示素子と
観察光学系との間隔が大きくなりすぎてしまい、小型の
画像表示素子を用いても小型化が達成できなくなる。
【0107】さらには、 条件(2−2) 2.0<a/c<4.0 を満たすと、より好ましい。
【0108】本発明の第26の撮像装置は、撮像素子
と、画像を表示する画像表示素子と、前記撮像素子から
得られた画像情報を前記画像表示素子で表示可能な信号
に変換するコントローラーと、前記表示素子に表示され
た画像を観察者の眼に導く観察光学系とを有し、前記観
察光学系は、前記画像表示素子側より順に、1枚の負レ
ンズからなる負の単レンズ成分と1枚の正レンズからな
る正の単レンズ成分からなり、前記負レンズは両凹レン
ズであり、前記正レンズは両凸レンズであり、前記負レ
ンズと前記正レンズの中、前記正レンズのみが非球面を
有し、前記画像表示素子からの光束は屈折のみで前記観
察者の眼に導かれ、以下の条件(2)を満足することを
特徴とする撮像装置。
【0109】条件(2) 1.0<a/c ただし、aは前記画像表示素子の表示面から前記観察光
学系の最も画像表示素子側の面までの距離、cは前記画
像表示素子の表示面における短辺方向の長さである。
【0110】第26の撮像装置の作用を説明する。
【0111】小型な画像表示素子を用いる場合でも十分
な視野角を得るためには、従来の観察光学系よりも高い
接眼倍率を観察光学系に持たせる必要が生じる。そのた
め、小型な画像表示素子を用いた場合であっても十分な
視野角を2枚のレンズにて確保するためには、画像表示
素子より順に負の単レンズと正の単レンズの構成とする
必要がある。それにより、負の単レンズで光線を広げ、
正の単レンズにて観察者眼球へ光線を導くことで必要な
視野角を確保できる。
【0112】条件(2)は、表示面の短辺方向の長さに
対する表示面から観察光学系の長さを規定するものであ
る。条件(2)下限の1.0を越えると、観察光学系に
付いたほこりが目立ちやすくなる。また、反射型画像表
示素子の場合、照明光を画像表示素子に導くための反射
光路が取れなくなる。
【0113】さらに、電子ビューファインダー全体の小
型化のためには、以下の条件を満足することが好まし
い。
【0114】条件(2−1) 1.0<a/c<4.5 この条件(2−1)の下限の1.0については、上記の
通りである。上限の4.5を越えると、画像表示素子と
観察光学系との間隔が大きくなりすぎてしまい、小型の
画像表示素子を用いても小型化が達成できなくなる。
【0115】さらには、 条件(2−2) 2.0<a/c<4.0 を満たすと、より好ましい。
【0116】また、特に、負の単レンズを両凹レンズと
し、正の単レンズを両凸レンズとすることで、それぞれ
のレンズが負担する屈折力を、各々のレンズの両面で担
うため、収差補正に有利である。また、画像表示素子か
らの光束が屈折のみで前記観察者の眼に導かれるように
すると、反射面を配する場合に比べて、反射面のティル
トによる観察像への悪化の恐れをなくせる。
【0117】本発明の第27の撮像装置は、第26の撮
像装置において、以下の条件(1)を満足することを特
徴とするものである。
【0118】条件(1) 1.0<b/a ただし、aは前記画像表示素子の表示面から前記観察光
学系の最も画像表示素子側の面までの距離、bは前記観
察光学系の光軸上における最も画像表示素子側の面から
最も観察者側の面までの全長である。
【0119】第27の撮像装置の作用は第13の撮像装
置の作用と同様であるので説明は省く。
【0120】本発明の第28の撮像装置は、第24、第
25、第26又は第27の撮像装置において、以下の条
件(3)を満足することを特徴とするものである。
【0121】条件(3) 1.4<fe /a<2.4 ただし、aは前記画像表示素子の表示面から前記観察光
学系の最も画像表示素子側の面までの距離、fe は前記
観察光学系の焦点距離である。
【0122】第28の撮像装置の作用は第15の撮像装
置の作用と同様であるので説明は省く。
【0123】本発明の第29の撮像装置は、撮像素子
と、画像を表示する画像表示素子と、前記撮像素子から
得られた画像情報を前記画像表示素子で表示可能な信号
に変換するコントローラーと、前記表示素子に表示され
た画像を観察者の眼に導く観察光学系とを有し、前記画
像表示素子の表示面の対角線長が、2.5mm以上8m
m以下であることを特徴とするものである。
【0124】第29の撮像装置の作用を説明する。
【0125】前記画像表示素子の表示面における対角線
長が、2.5mm以上8mm以下である撮像装置とする
ことが好ましく、その下限の2.5mmを越えると、観
察に必要な視野角が得難くなってしまう。上限の8mm
を越えると、電子ビューファインダー全体の小型化の効
果が小さくなる。
【0126】本発明の第30の撮像装置は、第29の撮
像装置において、前記観察光学系は、少なくともレンズ
を有しかつ多くとも3枚のレンズで構成されていること
を特徴とするものである。
【0127】第30の撮像装置の作用を説明する。
【0128】レンズを有することで、少なくとも2面の
屈折面により観察光学系の作用を行える。また、多くと
も3枚のレンズの構成とすることで、観察光学系が必要
以上にレンズ枚数が多くなることを防ぎ、低コストにで
きる。一方、前記観察光学系が3枚のレンズを含んで構
成することが収差補正上好ましい。すなわち、コストと
収差補正の双方を満足するためには、3枚のレンズで構
成することが好ましい。
【0129】本発明の第31の撮像装置は、第29の撮
像装置において、前記観察光学系による観察像の対角方
向における視野角が15°以上30°以下であることを
特徴とするものである。
【0130】第31の撮像装置の作用を説明する。
【0131】前記観察光学系による観察像の対角方向に
おける視野角を15°以上30°以下の撮像装置とする
ことが好ましく、その下限の15°を越えると、撮像範
囲における観察が困難となる。一方、上限の30°を越
えると、電子ビューファインダー全体を小型化すること
が困難となる。
【0132】さらには、視野角が20°以上26°以下
であることが望ましい。
【0133】本発明の第32の撮像装置は、撮像素子
と、画像を表示する画像表示素子と、前記撮像素子から
得られた画像情報を前記画像表示素子で表示可能な信号
に変換するコントローラーと、前記表示素子に表示され
た画像を観察者の眼に導く観察光学系とを有し、前記画
像表示素子は、表示面側からの照明により画像を表示す
る反射型画像表示素子であり、前記反射型画像表示素子
の表示面を照明するための照明部材を有することを特徴
とするものである。
【0134】第32の撮像装置の作用を説明する。
【0135】画像表示素子を反射型画像表示素子とする
と、反射型画像表示素子の高い開口効率が利用でき、鮮
明な画像を観察する上でより好ましい。
【0136】本発明の第33の撮像装置は、撮像素子
と、画像を表示する画像表示素子と、前記撮像素子から
得られた画像情報を前記画像表示素子で表示可能な信号
に変換するコントローラーと、前記表示素子に表示され
た画像を観察者の眼に導く観察光学系とを有し、前記観
察光学系は、複数のレンズ成分を有し、全てのレンズ成
分は空気に接する全ての面が空気側に凸面を向けてお
り、前記観察光学系による観察像の対角方向における視
野角2ωが少なくとも22.01°を有することを特徴
とするものである。
【0137】本発明の第34の撮像装置は、第33の撮
像装置において、前記観察光学系による観察像の対角方
向における視野角2ωが少なくとも23.01°を有す
ることを特徴とするものである。
【0138】第33及び第34の撮像装置の作用を説明
する。
【0139】観察光学系には正の屈折力を持たせる必要
があるが、このときに正の屈折力を分散させることが好
ましい。したがって、複数のレンズ成分とし、空気と接
する全ての面を正パワーとすると、視野角を広くしやす
い。観察像の対角方向における視野角2ωが少なくとも
22.01°を有すると観察像が大きくて見やすい。特
に23.01°を含むと観察しやすくなる。
【0140】本発明の第35の撮像装置は、第1、第1
6、第24、第26、第32、第33の何れかの撮像装
置において、前記画像表示素子の表示面の対角線長が、
2.5mm以上8mm以下であることを特徴とするもの
である。
【0141】第35の撮像装置の作用は第29の撮像装
置の作用と同様であるので説明は省く。
【0142】本発明の第36の撮像装置は、第1、第1
6、第24、第26の何れかの撮像装置において、前記
観察光学系による観察像の対角方向における視野角が1
5°以上30°以下であることを特徴とするものであ
る。
【0143】第36の撮像装置の作用は第31の撮像装
置の作用と同様であるので説明は省く。
【0144】本発明の第37の撮像装置は、第1、第1
6、第24、第26、第29、第33の何れかの撮像装
置であって、前記画像表示素子は、表示面側からの照明
により画像を表示する反射型画像表示素子であり、前記
反射型画像表示素子の表示面を照明するための照明部材
を有することを特徴とするものである。
【0145】第37の撮像装置の作用は第32の撮像装
置の作用と同様であるので説明は省く。
【0146】本発明の第38の撮像装置は、第16、第
29、第32の何れかの撮像装置において、前記観察光
学系は、空気に接する全ての面が空気側に凸面を向けて
いることを特徴とする撮像装置。
【0147】第38の撮像装置の作用は第33の撮像装
置の作用と同様であるので説明は省く。
【0148】本発明の第39の撮像装置は、第1、第1
6、第24、第26、第29、第32、第33の何れか
の撮像装置において、前記撮像素子に光束を導くための
撮影光学系を有することを特徴とするものである。
【0149】第39の撮像装置の作用を説明する。
【0150】上述の説明では、撮影光学系を有する前提
で本発明を説明したが、もちろん、任意に撮像光学系を
交換できるように、撮像装置本体にマウント部を設けて
構成してもよい。その際には、撮影光学系を含んでいな
くとも本発明の撮像装置に相当する。
【0151】もちろん、第39の撮像装置のように、撮
像素子に光束を導く撮像光学系を有することで、その撮
像光学系の特性(画角、焦点深度等)に応じた被写体像
の観察が可能となる。
【0152】本発明の第40の撮像装置は、撮像素子
と、画像を表示する画像表示素子と、前記撮像素子から
得られた画像情報を前記画像表示素子で表示可能な信号
に変換するコントローラーと、前記表示素子に表示され
た画像を観察者の眼に導く観察光学系とを有し、前記観
察光学系が、前記表示素子側から順に、前記表示素子側
に凸面を向けた負メニスカス形状を持つ単レンズと、両
凸形状を持つ正の単レンズの2枚の単レンズからなり、
表示面から観察者眼球までを屈折面のみで構成されてい
ることを特徴とするものである。
【0153】第40の撮像装置の作用を説明する。
【0154】表示面側より負レンズエレメントの単レン
ズ、両凸の正単レンズエレメントの順で構成すること
で、広い視野を確保している。
【0155】このとに負レンズエレメントを表示面側に
凸のメニスカス形状とすることで、表示面側から順に正
パワーの面、負パワーの面、正パワーの面となるため、
少ないレンズ枚数ながら収差補正に有利である。
【0156】さらに、表示面からの光路が反射されない
ため、構成が簡単になる。
【0157】本発明の第41の撮像装置は、第40の撮
像装置において、以下の条件(3)を満足することを特
徴とするものである。
【0158】条件(3) 1.4<fe /a<2.4 ただし、aは前記画像表示素子の表示面から前記観察光
学系の最も画像表示素子側の面までの距離、fe は前記
観察光学系の焦点距離である。
【0159】第41の撮像装置の作用は第15の撮像装
置の作用と同様であるので説明は省く。
【0160】本発明において、上記の記載のそれぞれの
構成を複数組み合わせてもそれぞれの構成に応じた効果
を得ることができる。
【0161】また、条件式について、各々の上限のみ若
しくは下限のみの限定にても、その限定に対応した効果
を奏する。
【0162】また、当然、以下に説明する各実施例の値
をそれらの上限値又は下限値としてもよい。
【0163】
【発明の実施の形態】次に、本発明の撮像装置の実施形
態について説明する。
【0164】図1は、本発明の撮像装置の一例であるデ
ジタルカメラの構成を示す図である。図1において、符
号10は撮像装置であるデジタルカメラで、撮像光学系
1と、フィルター2と、撮像素子3と、コントローラー
4と、内蔵メモリー5と、電子ビューファインダー6
と、インターフェイス7とより構成されている。
【0165】上記撮像装置において、物点より発した光
は、光学素子(レンズ等)にて構成される撮像光学系1
によりCCD等の撮像素子3の受光面上に物体像を形成
する。撮像素子3は、規則正しく配置された光電変換素
子の集まりよりなり、そのために生ずるモアレ現象を防
止するためにローパス効果を持つフィルター2が撮像光
学系1と撮像素子3の間に配置されている。また、赤外
光をカットするための赤外カットフィルターを配置する
こともある。
【0166】撮像素子3に入射した光束は、その光電変
換素子により電気信号に変換され、コントローラー4に
入力される。コントローラー4によりガンマー補正や画
像圧縮処理等の信号処理が行なわれ、内蔵メモリー5や
インターフェイス7を介してパーソナルコンピューター
9等に出力される。
【0167】また、コントローラー4から反射型画像表
示素子(図1には示していない)へ通信され、照明系、
反射型画像表示素子や観察光学系を含む構成の電子ビュ
ーファインダー6を介して、撮像しようとする画像や撮
像された画像を観察者が観察し得るように構成されてい
る。また、内蔵メモリー5から補助メモリー8へ画像デ
ーターを送ることができる。一方、インターフェース7
からは同じ画像データーをパーソナルコンピューター9
へ送ることができる。
【0168】図2は、本発明の撮像装置を銀塩カメラに
適用した場合の構成を示すものである。図2に示すよう
に、本発明の撮像装置を備えた銀塩カメラ20は、撮像
光学系11と、フィルム12と、対物レンズ13と、C
CD等の撮像素子14と、第1のコントローラー15
と、他の第2のコントローラー16とを有し、さらに、
図1のデジタルカメラと同様に、内蔵メモリー5と、電
子ビューファインダー6とを備えている。
【0169】この図2に示す銀塩カメラ20は、物点か
らの光束を撮像光学系11によりフィルム12上に結像
して物体像を形成する。また、物点より発した光束は、
撮像光学系11とは異なる別の対物レンズ13により結
像され、CCD等の撮像素子14上に物体像を形成す
る。この撮像素子14に入射した光束は、撮像素子14
を構成する光電変換素子にて電気信号に変換され、第1
のコントローラー15に入力される。この第1のコント
ローラー15によりガンマー補正や画像圧縮処理等の信
号処理が行なわれ、反射型画像表示素子へ送られ、照明
系、反射型画像表示素子や観察光学系を含む構成の電子
ビューファインダー6を介して、撮像しようとする画像
を撮像者により観察し得る。
【0170】一方、コントローラー15より内蔵メモリ
ー5に蓄積された情報等を用いて撮像された画像を使用
者(観察者)が観察し得る。
【0171】また、第2のコントローラー16は、撮像
光学系11を制御するためのもので、撮像光学系11の
ズーミングやフォーカシング等の情報をこの第2のコン
トローラー16からの信号を基に第1のコントローラー
15にて認識し、反射型画像表示素子に表示する像の撮
像画角に合わせて調節し得るようにしてもよい。また、
撮像光学系11のフォーカシング等の情報を第2のコン
トローラー16にて認識し、反射型表示素子に表示され
る像の範囲の補正(パララックス補正)を行なうように
してもよい。また、第1のコントローラー15よりの信
号が内蔵メモリー5や図示してないインターフェイスへ
送られ、これをパーソナルコンピューター等に出力する
ようにしてもよい。
【0172】また、対物レンズ13を用いずに、撮像光
学系11の光束をファインダー用に分割して、この分割
されたファインダー用光束を用いてCCD等の撮像素子
14上に結像するようにして、この物体像を基に観察を
行なうようにしてもよい。
【0173】次に、本発明で用いる電子ビューファイン
ダーについて説明する。
【0174】図3は、本発明の電子ビューファインダー
の代表例の構成を示す図で、図3において、符号21
R、21G、21Bはそれぞれ赤色光源、緑色光源、青
色光源であり、具体的には発光ダイオードを用いてい
る。22は照明光学系、23は観察光学系、24は観察
光学系23の光軸、25は観察者の眼、26は反射型画
像表示素子、27は偏光ハーフミラー28が設けられて
いる平行平面板である。
【0175】このような構成のファインダーは、光源2
1R、21G、21Bよりの照明光が、反射鏡よりなる
照明光学系22により反射されて、一方向(図の上方)
へ射出される。観察光学系23の光軸24は画像表示素
子26の略中心にて垂直に交わるように構成されてい
る。
【0176】光源21R、21G、21Bより発して反
射鏡にて構成されている照明光学系22により反射され
て一方向に射出される照明光は、光束の中心が観察光学
系23の光軸24と略垂直に交わるように進み、ハーフ
ミラー28にて反射型画像表示素子26の方へ反射され
る。
【0177】反射型画像表示素子26は、反射型のツイ
ストネマチック液晶表示素子であり、この表示素子26
のツイスト角は45°に設定されている。
【0178】この反射型表示素子26に表示された画像
は、偏光ハーフミラー28を設けた平面板27を通り、
観察光学系23を介して観察者により観察される。
【0179】このような構成の電子ビューファインダー
において、光源21R、21G、21Bより発する照明
光の偏光状態がランダムな場合、照明光は、偏光ハーフ
ミラー28によりある偏光方向の直線偏光となり、液晶
表示素子26を照明する。例えば、偏光ハーフミラー2
8がS波を反射しP波を透過するように設定されている
場合、ハーフミラー28にて反射される照明光はS波と
なる。この反射されて画像表示素子である液晶表示素子
26を照明する照明光は、電圧を印加した画素を透過の
液晶層を通り、その下部にて反射されることにより偏光
方向が90°回転されて射出する。したがって、S波と
して画像表示素子26に入射しそこで変調された照明光
は、P波として射出する。P波になった光は、再び平面
板27に入射し、略全ての光が偏光ハーフミラー28を
透過して観察光学系23を介して観察者の眼25に到達
する。
【0180】また、光源21R、21G、21Bは順に
点灯し、赤、緑、青の光線が液晶表示素子26へ順次導
かれる。一方、液晶表示素子26はその導かれた光線に
対応した画像を順次表示し、それによりカラー画像を形
成している。
【0181】以上のように、本発明で用いる電子ビュー
ファインダーは、構成が簡単であり、しかも、光源21
R、21G、21Bより発する光の光量をロスすること
が少なく、光を有効に利用できる小型で軽量なファイン
ダーになし得る。また、観察光学系23の作用により、
観察者は画像表示素子26の画像を拡大して虚像として
知覚することになる。この場合、光源21R、21G、
21Bを射出した光束が偏光ハーフミラー28にて反射
されて画像表示素子26に入射する照明光路と、画像表
示素子26にて反射された光束が偏光ハーフミラー28
を透過して観察者の目に導かれる観察光路とが、偏光ハ
ーフミラー28と画像表示素子26との間にて往復光路
を形成するように電子ビューファインダーを構成するこ
とが望ましい。このように構成することにより、観察光
学系内部の光路の往路と復路とを兼用することができ、
光学系内部に両光路を異なる光路にする場合と比較し
て、無駄な光学要素(透過面や反射面)やスペースを省
くことができ、撮像装置をコンパクトになし得る。ま
た、フレアー光の発生防止にも役立つ。
【0182】なお、図3に示すファインダーにおいて、
ハーフミラー28を回転対称な放物面等の曲面としても
よい。また、ハーフミラー28を透過する光路に照明光
学系22を配置し、ハーフミラー28を反射する光路に
観察光学系23を配置するようにしてもよい。その場
合、画像表示素子26の表示面から観察光学系23の最
も画像表示素子26側の面までの距離aはその光路長を
意味する。
【0183】図3に示す電子ビューファインダーの観察
光学系23は、以下の示す実施例のように構成すること
ができる。
【0184】以下に示す実施例では、実施例1〜5は表
示面が水平方向3.84mm、垂直方向(短辺方向)
2.88mmの長方形をしたもので、対角線長が4.8
mmである。また、実施例6は表示面が水平方向8.9
6mm、垂直方向(短辺方向)6.66mmの長方形を
したもので、対角線長が11.164mmである。
【0185】図4(a)〜(d)にそれぞれ実施例1〜
4の観察光学系の光軸を含む断面図を、図5(a)〜
(c)にそれぞれ実施例5〜7の観察光学系の光軸を含
む断面図を示す。これらの実施例の数値データは後記す
るが、各実施例において、画像表示素子を構成する液晶
表示素子を“LCD”と表記してあり、アイポイントは
“EP”と表記してあり、また、画像表示素子の対角線
長を“L”と表記してある。
【0186】実施例1の観察光学系は、図4(a)に示
すように、表示素子側から、両凸正レンズと、両凸正レ
ンズと物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズの接合
レンズとからなり、最もアイポイント側の面が非球面で
構成されている。
【0187】この実施例の条件(1)〜(3)に係わる
値、及び、観察像の対角方向における視野角2ωは次の
通りである。
【0188】a=6.59mm b=16.06mm c=2.88mm fe =12.77mm b/a=2.435 a/c=2.289 fe /a=1.937 2ω=22.01° 実施例2の観察光学系は、図4(b)に示すように、表
示素子側から、両凸正レンズと物体側に凹面を向けた負
メニスカスレンズの接合レンズと、両凸正レンズとから
なり、アイポイント側の両凸正レンズの物体側の面が非
球面で構成されている。
【0189】この実施例の条件(1)〜(3)に係わる
値、及び、観察像の対角方向における視野角2ωは次の
通りである。
【0190】a=7.00mm b=13.12mm c=2.88mm fe =11.97mm b/a=1.876 a/c=2.430 fe /a=1.710 2ω=23.01° 実施例3の観察光学系は、図4(c)に示すように、表
示素子側から、両凸正レンズと、両凸正レンズと物体側
に凹面を向けた負メニスカスレンズの接合レンズとから
なり、物体側の両凸正レンズのアイポイント側の面が非
球面で構成されている。
【0191】この実施例の条件(1)〜(3)に係わる
値、及び、観察像の対角方向における視野角2ωは次の
通りである。
【0192】a=6.52mm b=15.13mm c=2.88mm fe =12.09mm b/a=2.319 a/c=2.265 fe /a=1.853 2ω=23.03° 実施例4の観察光学系は、図4(d)に示すように、表
示素子側から、物体側に凸面を向けた負メニスカスレン
ズと、両凸正レンズとからなり、両凸正レンズの物体側
の面が非球面で構成されている。
【0193】この実施例の条件(1)〜(3)に係わる
値、及び、観察像の対角方向における視野角2ωは次の
通りである。
【0194】a=12.28mm b=8.03mm c=2.88mm fe =18.24mm b/a=0.654 a/c=4.266 fe /a=1.485 2ω=15.05° 実施例5の観察光学系は、図5(a)に示すように、表
示素子側から、両凹負レンズと、両凸正レンズとからな
り、両凸正レンズのアイポイント側の面が非球面で構成
されている。
【0195】この実施例の条件(1)〜(3)に係わる
値、及び、観察像の対角方向における視野角2ωは次の
通りである。
【0196】a=10.91mm b=8.49mm c=2.88mm fe =18.24mm b/a=0.778 a/c=3.789 fe /a=1.671 2ω=15.45° 実施例6の観察光学系は、図5(b)に示すように、表
示素子側から、両凹負レンズと、両凸正レンズとからな
り、両凸正レンズの物体側の面が非球面で構成されてい
る。
【0197】この実施例の条件(1)〜(3)に係わる
値、及び、観察像の対角方向における視野角2ωは次の
通りである。
【0198】a=14.64mm b=9.16mm c=6.66mm fe =21.21mm b/a=0.626 a/c=2.198 fe /a=1.448 2ω=30.04° 実施例7の観察光学系は、図5(c)に示すように、表
示素子側から、表示素子に凸面を向けた負メニスカスレ
ンズと、両凸正レンズとからなり、両凸正レンズの物体
側の面が非球面で構成されている。この実施例は、透過
型液晶表示素子を用いている。つまり、表示画面の裏面
側に光源を配置し、透過型液晶表示素子の透過光によっ
て画像を表示するものである。
【0199】この実施例の条件(1)〜(3)に係わる
値、及び、観察像の対角方向における視野角2ωは次の
通りである。
【0200】a=15.04mm b=10.38mm c=6.66mm fe =21.27mm b/a=0.69 a/c=2.26 fe /a=1.41 2ω=30.02° 以下に、上記各実施例の数値データを示すが、r1 、r
2 …は各レンズ面の曲率半径、d1 、d2 …は各レンズ
面間の間隔、nd1、nd2…は各レンズのd線の屈折率、
νd1、νd2…は各レンズのアッベ数である。また、r0
は“LCD”の表示面の曲率半径、d0 は“LCD”の
表示面と第1レンズ面との間の間隔、実施例1〜3のr
6 、実施例4〜6のr5 は“EP”の面の曲率半径、実
施例1〜3のd5 、実施例4〜6のd4 はアイリリーフ
である。長さの単位はmmである。なお、非球面形状
は、xを光の進行方向を正とした光軸とし、yを光軸と
直交する方向にとると、下記の式にて表される。
【0201】x=(y2 /r)/[1+{1−(K+
1)(y/r)2 1/2 ]+A44 +A66 +A88 ただし、rは近軸曲率半径、Kは円錐係数、A4、A6、A8
はそれぞれ4次、6次、8次の非球面係数である。
【0202】 (実施例1) r0 = ∞(LCD) d0 = 6.59 r1 = 52.055 d1 = 6.86 nd1 =1.58913 νd1 =61.14 r2 = -11.570 d2 = 1.09 r3 = 54.042 d3 = 6.06 nd2 =1.56384 νd2 =60.67 r4 = -9.258 d4 = 2.05 nd3 =1.80518 νd3 =25.42 r5 = -17.680 (非球面) d5 = 17.00 r6 = ∞(EP) 非球面係数 第5面 K = 0.000 A4 = 1.57513×10-5 A6 = 2.15451×10-7 A8 =-4.32763×10-9
【0203】 (実施例2) r0 = ∞(LCD) d0 = 7.00 r1 = 10.449 d1 = 7.54 nd1 =1.56384 νd1 =60.67 r2 = -14.467 d2 = 1.64 nd2 =1.80518 νd2 =25.42 r3 = -114.013 d3 = 0.50 r4 = 20.456 (非球面) d4 = 3.45 nd3 =1.58913 νd3 =61.14 r5 = -18.079 d5 = 17.00 r6 = ∞(EP) 非球面係数 第4面 K = 0.000 A4 =-3.29162×10-4 A6 = 1.70351×10-6 A8 =-7.06260×10-8
【0204】 (実施例3) r0 = ∞(LCD) d0 = 6.52 r1 = 52.055 d1 = 8.25 nd1 =1.58913 νd1 =61.14 r2 = -10.708 (非球面) d2 = 0.30 r3 = 34.600 d3 = 5.78 nd2 =1.56384 νd2 =60.67 r4 = -9.258 d4 = 0.80 nd3 =1.80518 νd3 =25.42 r5 = -23.115 d5 = 17.00 r6 = ∞(EP) 非球面係数 第2面 K = 0.000 A4 = 4.79644×10-5 A6 =-6.80364×10-7 A8 = 5.86617×10-9
【0205】 (実施例4) r0 = ∞(LCD) d0 = 12.28 r1 = 50.414 d1 = 1.06 nd1 =1.58423 νd1 =30.49 r2 = 9.124 d2 = 0.55 r3 = 9.908 (非球面) d3 = 6.42 nd2 =1.49236 νd2 =57.86 r4 = -9.014 d4 = 17.00 r5 = ∞(EP) 非球面係数 第3面 K = 0.000 A4 =-4.23266×10-4 A6 = 1.26605×10-5 A8 =-1.87739×10-7
【0206】 (実施例5) r0 = ∞(LCD) d0 = 10.91 r1 = -26.234 d1 = 1.06 nd1 =1.58423 νd1 =30.49 r2 = 24.828 d2 = 1.51 r3 = 13.612 d3 = 5.92 nd2 =1.49236 νd2 =57.86 r4 = -8.868 (非球面) d4 = 17.00 r5 = ∞(EP) 非球面係数 第4面 K = 0.000 A4 = 2.46412×10-4 A6 = 2.50349×10-6 A8 = 1.52473×10-8
【0207】 (実施例6) r0 = ∞(LCD) d0 = 14.64 r1 = -37.022 d1 = 1.02 nd1 =1.58423 νd1 =30.49 r2 = 52.882 d2 = 1.32 r3 = 15.833 (非球面) d3 = 6.82 nd2 =1.52542 νd2 =55.78 r4 = -13.482 d4 = 17.00 r5 = ∞(EP) 非球面係数 第3面 K = 0.000 A4 =-2.24211×10-4 A6 = 6.92370×10-7 A8 =-1.96757×10-9
【0208】 (実施例7) r0 = ∞(LCD) d0 = 15.04 r1 = 68.309 d1 = 1.77 nd1 =1.58423 νd1 =30.49 r2 = 17.414 d2 = 0.71 r3 = 13.379 (非球面) d3 = 7.90 nd2 =1.52542 νd2 =55.78 r4 = -15.234 d4 = 17.00 r5 = ∞(EP) 非球面係数 第3面 K = 0.000 A4 =-1.72329×10-4 A6 = 7.59604×10-7 A8 =-5.05665×10-9
【0209】以上の実施例1〜7の収差図をそれぞれ図
6〜図12に示す。図中、“SA”は球面収差、“A
S”は非点収差、“CC”は倍率色収差を示す。
【0210】以上の本発明の撮像装置は、例えば次のよ
うに構成することができる。
【0211】〔1〕 撮像素子と、画像を表示する画像
表示素子と、前記撮像素子から得られた画像情報を前記
画像表示素子で表示可能な信号に変換するコントローラ
ーと、前記表示素子に表示された画像を観察者の眼に導
く観察光学系とを有し、前記観察光学系は、少なくとも
3枚のレンズを含み、その中少なくとも2枚のレンズが
接合されて接合レンズ成分を構成していることを特徴と
する撮像装置。
【0212】〔2〕 上記1の撮像装置であって、前記
観察光学系は2枚の正レンズ及び1枚の負レンズを含ん
でなることを特徴とする撮像装置。
【0213】〔3〕 上記2の撮像装置であって、前記
2枚の正レンズの中の1枚と前記1枚の負レンズが互い
に接合され、前記接合レンズ成分を構成することを特徴
とする撮像装置。
【0214】〔4〕 上記3の撮像装置であって、前記
観察光学系における前記接合レンズ成分とは異なる少な
くとも1つのレンズが非球面を有するレンズであること
を特徴とする撮像装置。
【0215】〔5〕 上記4の撮像装置であって、前記
非球面を有するレンズはプラスチックのレンズであるこ
とを特徴とする撮像装置。
【0216】〔6〕 上記2の撮像装置であって、前記
2枚の正レンズの中の少なくとも1枚の正レンズが非球
面を有するレンズであることを特徴とする撮像装置。
【0217】〔7〕 上記1の撮像装置であって、前記
観察光学系は、非球面のレンズ面を有することを特徴と
する撮像装置。
【0218】〔8〕 上記1の撮像装置であって、前記
観察光学系は、1枚の負レンズと1枚の正レンズとから
なる接合レンズ成分、及び、前記正レンズの屈折力の絶
対値又は前記負レンズの屈折力の絶対値の少なくとも何
れかに対して小さい屈折力の絶対値を持つ1枚の単レン
ズ成分の2つのレンズ成分からなることを特徴とする撮
像装置。
【0219】
〔9〕 上記1の撮像装置であって、前記
観察光学系は非球面を持つ単レンズ成分を有することを
特徴とする撮像装置。
【0220】〔10〕 上記9の撮像装置であって、前
記単レンズ成分は正の屈折力を持つことを特徴とする撮
像装置。
【0221】〔11〕 上記1の撮像装置であって、前
記観察光学系は、前記画像表示素子側から順に、正レン
ズ、負レンズ、正レンズの3枚のレンズからなり、前記
画像表示素子側の正レンズと前記負レンズとが接合され
ていることを特徴とする撮像装置。
【0222】〔12〕 上記1の撮像装置であって、前
記観察光学系は、前記画像表示素子側から順に、正レン
ズ、正レンズ、負レンズの3枚のレンズからなり、前記
観察者側の正レンズと前記負レンズとが接合されている
ことを特徴とする撮像装置。
【0223】〔13〕 上記1、8、9、11又は12
の撮像装置であって、以下の条件(1)を満足すること
を特徴とする撮像装置。
【0224】条件(1) 1.0<b/a ただし、aは前記画像表示素子の表示面から前記観察光
学系の最も画像表示素子側の面までの距離、bは前記観
察光学系の光軸上における最も画像表示素子側の面から
最も観察者側の面までの全長である。
【0225】〔14〕 上記1、8、9、11又は12
の撮像装置であって、以下の条件(2)を満足すること
を特徴とする撮像装置。
【0226】条件(2) 1.0<a/c ただし、aは前記画像表示素子の表示面から前記観察光
学系の最も画像表示素子側の面までの距離、cは前記画
像表示素子の表示面における短辺方向の長さである。
【0227】〔15〕 上記1、8、9、11又は12
の撮像装置であって、以下の条件(3)を満足すること
を特徴とする撮像装置。
【0228】条件(3) 1.4<fe /a<2.4 ただし、aは前記画像表示素子の表示面から前記観察光
学系の最も画像表示素子側の面までの距離、fe は前記
観察光学系の焦点距離である。
【0229】〔16〕 撮像素子と、画像を表示する画
像表示素子と、前記撮像素子から得られた画像情報を前
記画像表示素子で表示可能な信号に変換するコントロー
ラーと、前記表示素子に表示された画像を観察者の眼に
導く観察光学系とを有し、前記観察光学系は、少なくと
も3枚のレンズを含み、以下の条件(1)、条件(3)
を満足することを特徴とする撮像装置。
【0230】条件(1) 1.0<b/a 条件(3) 1.4<fe /a<2.4 ただし、aは前記画像表示素子の表示面から前記観察光
学系の最も画像表示素子側の面までの距離、bは前記観
察光学系の光軸上における最も画像表示素子側の面から
最も観察者側の面までの全長、fe は前記観察光学系の
焦点距離である。
【0231】〔17〕 上記16の撮像装置であって、
前記観察光学系は2枚の正レンズ及び1枚の負レンス゛ を
含んでなることを特徴とする撮像装置。
【0232】〔18〕 上記16の撮像装置であって、
前記観察光学系は、非球面のレンズ面を有することを特
徴とする撮像装置。
【0233】〔19〕 上記18の撮像装置であって、
前記非球面を有するレンズはプラスチックのレンズであ
ることを特徴とする撮像装置。
【0234】〔20〕 上記16の撮像装置であって、
前記観察光学系は、1 枚の負レンズと1枚の正レンズと
からなる接合レンズ成分、及び、前記正レンズの屈折力
の絶対値又は前記負レンズの屈折力の絶対値の少なくと
も何れかに対して小さい屈折力の絶対値を持つ1枚の単
レンズ成分の2つのレンズ成分からなることを特徴とす
る撮像装置。
【0235】〔21〕 上記16の撮像装置であって、
前記観察光学系は非球面をもつ単レンズ成分を有するこ
とを特徴とする撮像装置。
【0236】〔22〕 上記16の撮像装置であって、
前記観察光学系は、前記画像表示素子側から順に、正レ
ンズ、負レンズ、正レンズの3枚のレンズからなり、前
記画像表示素子側の正レンズと前記負レンズとが接合さ
れていることを特徴とする撮像装置。
【0237】〔23〕 上記16の撮像装置であって、
前記観察光学系は、前記画像表示素子側から順に、正レ
ンズ、正レンズ、負レンズの3枚のレンズからなり、前
記観察者側の正レンズと前記負レンズとが接合されてい
ることを特徴とする撮像装置。
【0238】〔24〕 撮像素子と、画像を表示する画
像表示素子と、前記撮像素子から得られた画像情報を前
記画像表示素子で表示可能な信号に変換するコントロー
ラーと、前記表示素子に表示された画像を観察者の眼に
導く観察光学系とを有し、前記観察光学系は、前記画像
表示素子側より順に、1枚の負のレンズからなる負の単
レンズ成分と1枚の正レンズからなる正の単レンズ成分
からなり、以下の条件(1)を満足することを特徴とす
る撮像装置。
【0239】条件(1)’0.6<b/a ただし、aは前記画像表示素子の表示面から前記観察光
学系の最も画像表示素子側の面までの距離、bは前記観
察光学系の光軸上における最も画像表示素子側の面から
最も観察者側の面までの全長である。
【0240】〔25〕 上記24の撮像装置であって、
以下の条件(2)を満足することを特徴とする撮像装
置。
【0241】条件(2) 1.0<a/c ただし、aは前記画像表示素子の表示面から前記観察光
学系の最も画像表示素子側の面までの距離、cは前記画
像表示素子の表示面における短辺方向の長さである。
【0242】〔26〕 撮像素子と、画像を表示する画
像表示素子と、前記撮像素子から得られた画像情報を前
記画像表示素子で表示可能な信号に変換するコントロー
ラーと、前記表示素子に表示された画像を観察者の眼に
導く観察光学系とを有し、前記観察光学系は、前記画像
表示素子側より順に、1枚の負レンズからなる負の単レ
ンズ成分と1枚の正レンズからなる正の単レンズ成分か
らなり、前記負レンズは両凹レンズであり、前記正レン
ズは両凸レンズであり、前記負レンズと前記正レンズの
中、前記正レンズのみが非球面を有し、前記画像表示素
子からの光束は屈折のみで前記観察者の眼に導かれ、以
下の条件(2)を満足することを特徴とする撮像装置。
【0243】条件(2) 1.0<a/c ただし、aは前記画像表示素子の表示面から前記観察光
学系の最も画像表示素子側の面までの距離、cは前記画
像表示素子の表示面における短辺方向の長さである。
【0244】〔27〕 上記26の撮像装置であって、
以下の条件(1)を満足することを特徴とする撮像装
置。
【0245】条件(1) 1.0<b/a ただし、aは前記画像表示素子の表示面から前記観察光
学系の最も画像表示素子側の面までの距離、bは前記観
察光学系の光軸上における最も画像表示素子側の面から
最も観察者側の面までの全長である。
【0246】〔28〕 上記24、25、26又は27
の撮像装置であって、以下の条件(3)を満足すること
を特徴とする撮像装置。
【0247】条件(3) 1.4<fe /a<2.4 ただし、aは前記画像表示素子の表示面から前記観察光
学系の最も画像表示素子側の面までの距離、fe は前記
観察光学系の焦点距離である。
【0248】〔29〕 撮像素子と、画像を表示する画
像表示素子と、前記撮像素子から得られた画像情報を前
記画像表示素子で表示可能な信号に変換するコントロー
ラーと、前記表示素子に表示された画像を観察者の眼に
導く観察光学系とを有し、前記画像表示素子の表示面の
対角線長が、2.5mm以上8mm以下であることを特
徴とする撮像装置。
【0249】〔30〕 上記29の撮像装置であって、
前記観察光学系は、少なくともレンズを有しかつ多くと
も3枚のレンズで構成されていることを特徴とする撮像
装置。
【0250】〔31〕 上記29の撮像装置であって、
前記観察光学系による観察像の対角方向における視野角
が15°以上30°以下であることを特徴とする撮像装
置。
【0251】〔32〕 撮像素子と、画像を表示する画
像表示素子と、前記撮像素子から得られた画像情報を前
記画像表示素子で表示可能な信号に変換するコントロー
ラーと、前記表示素子に表示された画像を観察者の眼に
導く観察光学系とを有し、前記画像表示素子は、表示面
側からの照明により画像を表示する反射型画像表示素子
であり、前記反射型画像表示素子の表示面を照明するた
めの照明部材を有することを特徴とする撮像装置。
【0252】〔33〕 撮像素子と、画像を表示する画
像表示素子と、前記撮像素子から得られた画像情報を前
記画像表示素子で表示可能な信号に変換するコントロー
ラーと、前記表示素子に表示された画像を観察者の眼に
導く観察光学系とを有し、前記観察光学系は、複数のレ
ンズ成分を有し、全てのレンズ成分は空気に接する全て
の面が空気側に凸面を向けており、前記観察光学系によ
る観察像の対角方向における視野角2ωが少なくとも2
2.01°を有することを特徴とする撮像装置。
【0253】〔34〕 上記33の撮像装置であって、
前記観察光学系による観察像の対角方向における視野角
2ωが少なくとも23.01°を有することを特徴とす
る撮像装置。
【0254】〔35〕 上記1、16、24、26、3
2、33の何れかの撮像装置であって、前記画像表示素
子の表示面の対角線長が、2.5mm以上8mm以下で
あることを特徴とする撮像装置。
【0255】〔36〕 上記1、16、24、26の何
れかの撮像装置であって、前記観察光学系による観察像
の対角方向における視野角が15°以上30°以下であ
ることを特徴とする撮像装置。
【0256】〔37〕 上記1、16、24、26、2
9、33の何れかの撮像装置であって、前記画像表示素
子は、表示面側からの照明により画像を表示する反射型
画像表示素子であり、前記反射型画像表示素子の表示面
を照明するための照明部材を有することを特徴とする撮
像装置。
【0257】〔38〕 上記16、29、32の何れか
の撮像装置であって、前記観察光学系は、空気に接する
全ての面が空気側に凸面を向けていることを特徴とする
撮像装置。
【0258】〔39〕 上記1、16、24、26、2
9、32、33の何れかの撮像装置であって、前記撮像
素子に光束を導くための撮影光学系を有することを特徴
とする撮像装置。
【0259】〔40〕 撮像素子と、画像を表示する画
像表示素子と、前記撮像素子から得られた画像情報を前
記画像表示素子で表示可能な信号に変換するコントロー
ラーと、前記表示素子に表示された画像を観察者の眼に
導く観察光学系とを有し、前記観察光学系が、前記表示
素子側から順に、前記表示素子側に凸面を向けた負メニ
スカス形状を持つ単レンズと、両凸形状を持つ正の単レ
ンズの2枚の単レンズからなり、表示面から観察者眼球
までを屈折面のみで構成されていることを特徴とする撮
像装置。
【0260】〔41〕 上記40の撮像装置であって、
以下の条件(3)を満足することを特徴とする撮像装
置。
【0261】条件(3) 1.4<fe /a<2.4 ただし、aは前記画像表示素子の表示面から前記観察光
学系の最も画像表示素子側の面までの距離、fe は前記
観察光学系の焦点距離である。
【0262】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によると、次のような撮像装置が得られる。 ・小型化に適した電子ビューファインダーを備えた撮像
装置。 ・観察者が容易に撮像範囲を把握し得る撮像装置。 ・画像表示素子の表示面の対角線長が小さい画像表示素
子を用いた場合であっても、十分な観察視野角と光学性
能を確保した撮像装置。 ・倍率の色収差を良好に補正した電子ビューファインダ
ーを備えた撮像装置。 ・観察光学系に付着したほこり等が目立たない電子ビュ
ーファインダーを備えた撮像装置。 ・画像表示素子として反射型画像表示素子を用いる場合
であっても、好適な光学要素の配置が行える電子ビュー
ファインダーを備えた撮像装置。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の撮像装置の一例であるデジタルカメラ
の構成を示す図である。
【図2】本発明の撮像装置を銀塩カメラに適用した場合
の構成を示す図である。
【図3】本発明の電子ビューファインダーの代表例の構
成を示す図である。
【図4】本発明による実施例1〜4の観察光学系の光軸
を含む断面図である。
【図5】本発明による実施例5〜7の観察光学系の光軸
を含む断面図である。
【図6】実施例1の観察光学系の収差図である。
【図7】実施例2の観察光学系の収差図である。
【図8】実施例3の観察光学系の収差図である。
【図9】実施例4の観察光学系の収差図である。
【図10】実施例5の観察光学系の収差図である。
【図11】実施例6の観察光学系の収差図である。
【図12】実施例7の観察光学系の収差図である。
【符号の説明】
1…撮像光学系 2…フィルター 3…撮像素子 4…コントローラー 5…内蔵メモリー 6…電子ビューファインダー 7…インターフェイス 8…補助メモリー 9…パーソナルコンピューター 10…デジタルカメラ 11…撮像光学系 12…フィルム 13…対物レンズ 14…撮像素子 15…第1のコントローラー 16…第2のコントローラー 20…銀塩カメラ 21R…赤色光源 21G…緑色光源 21B…青色光源 22…照明光学系 23…観察光学系 24…観察光学系の光軸 25…観察者の眼 26…反射型画像表示素子 27…平行平面板 28…偏光ハーフミラー
フロントページの続き Fターム(参考) 2H018 AA32 2H087 KA03 KA14 KA24 LA12 PA02 PA17 PA18 PB02 PB03 QA02 QA03 QA07 QA14 QA17 QA19 QA21 QA22 QA25 QA26 QA34 QA37 QA41 QA42 QA45 RA05 RA12 RA13 5C022 AA11 AB22 AB66 AC03 AC42 AC54

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像素子と、画像を表示する画像表示素
    子と、前記撮像素子から得られた画像情報を前記画像表
    示素子で表示可能な信号に変換するコントローラーと、
    前記表示素子に表示された画像を観察者の眼に導く観察
    光学系とを有し、前記観察光学系は、少なくとも3枚の
    レンズを含み、その中少なくとも2枚のレンズが接合さ
    れて接合レンズ成分を構成していることを特徴とする撮
    像装置。
  2. 【請求項2】 撮像素子と、画像を表示する画像表示素
    子と、前記撮像素子から得られた画像情報を前記画像表
    示素子で表示可能な信号に変換するコントローラーと、
    前記表示素子に表示された画像を観察者の眼に導く観察
    光学系とを有し、前記観察光学系は、少なくとも3枚の
    レンズを含み、以下の条件(1)、条件(3)を満足す
    ることを特徴とする撮像装置。 条件(1) 1.0<b/a 条件(3) 1.4<fe /a<2.4 ただし、aは前記画像表示素子の表示面から前記観察光
    学系の最も画像表示素子側の面までの距離、bは前記観
    察光学系の光軸上における最も画像表示素子側の面から
    最も観察者側の面までの全長、fe は前記観察光学系の
    焦点距離である。
  3. 【請求項3】 撮像素子と、画像を表示する画像表示素
    子と、前記撮像素子から得られた画像情報を前記画像表
    示素子で表示可能な信号に変換するコントローラーと、
    前記表示素子に表示された画像を観察者の眼に導く観察
    光学系とを有し、前記観察光学系は、前記画像表示素子
    側より順に、1枚の負のレンズからなる負の単レンズ成
    分と1枚の正レンズからなる正の単レンズ成分からな
    り、以下の条件(1)を満足することを特徴とする撮像
    装置。 条件(1)’0.6<b/a ただし、aは前記画像表示素子の表示面から前記観察光
    学系の最も画像表示素子側の面までの距離、bは前記観
    察光学系の光軸上における最も画像表示素子側の面から
    最も観察者側の面までの全長である。
  4. 【請求項4】 撮像素子と、画像を表示する画像表示素
    子と、前記撮像素子から得られた画像情報を前記画像表
    示素子で表示可能な信号に変換するコントローラーと、
    前記表示素子に表示された画像を観察者の眼に導く観察
    光学系とを有し、前記観察光学系は、前記画像表示素子
    側より順に、1枚の負レンズからなる負の単レンズ成分
    と1枚の正レンズからなる正の単レンズ成分からなり、
    前記負レンズは両凹レンズであり、前記正レンズは両凸
    レンズであり、前記負レンズと前記正レンズの中、前記
    正レンズのみが非球面を有し、前記画像表示素子からの
    光束は屈折のみで前記観察者の眼に導かれ、以下の条件
    (2)を満足することを特徴とする撮像装置。 条件(2) 1.0<a/c ただし、aは前記画像表示素子の表示面から前記観察光
    学系の最も画像表示素子側の面までの距離、cは前記画
    像表示素子の表示面における短辺方向の長さである。
  5. 【請求項5】 撮像素子と、画像を表示する画像表示素
    子と、前記撮像素子から得られた画像情報を前記画像表
    示素子で表示可能な信号に変換するコントローラーと、
    前記表示素子に表示された画像を観察者の眼に導く観察
    光学系とを有し、前記画像表示素子の表示面の対角線長
    が、2.5mm以上8mm以下であることを特徴とする
    撮像装置。
  6. 【請求項6】 撮像素子と、画像を表示する画像表示素
    子と、前記撮像素子から得られた画像情報を前記画像表
    示素子で表示可能な信号に変換するコントローラーと、
    前記表示素子に表示された画像を観察者の眼に導く観察
    光学系とを有し、前記画像表示素子は、表示面側からの
    照明により画像を表示する反射型画像表示素子であり、
    前記反射型画像表示素子の表示面を照明するための照明
    部材を有することを特徴とする撮像装置。
  7. 【請求項7】 撮像素子と、画像を表示する画像表示素
    子と、前記撮像素子から得られた画像情報を前記画像表
    示素子で表示可能な信号に変換するコントローラーと、
    前記表示素子に表示された画像を観察者の眼に導く観察
    光学系とを有し、前記観察光学系は、複数のレンズ成分
    を有し、全てのレンズ成分は空気に接する全ての面が空
    気側に凸面を向けており、前記観察光学系による観察像
    の対角方向における視野角2ωが少なくとも22.01
    °を有することを特徴とする撮像装置。
  8. 【請求項8】 撮像素子と、画像を表示する画像表示素
    子と、前記撮像素子から得られた画像情報を前記画像表
    示素子で表示可能な信号に変換するコントローラーと、
    前記表示素子に表示された画像を観察者の眼に導く観察
    光学系とを有し、前記観察光学系が、前記表示素子側か
    ら順に、前記表示素子側に凸面を向けた負メニスカス形
    状を持つ単レンズと、両凸形状を持つ正の単レンズの2
    枚の単レンズからなり、表示面から観察者眼球までを屈
    折面のみで構成されていることを特徴とする撮像装置。
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