JP2002303664A - 移動体通信装置 - Google Patents
移動体通信装置Info
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- Alarm Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 非常時や緊急時などに自動的に正確且つ迅
速に位置情報を送信することができる移動体通信装置を
提供する。 【解決手段】 本発明の移動体通信装置は、ＧＰＳ衛星
から時間情報を受信するＧＰＳ用アンテナ１２と、時間
情報に基づいて、位置情報を算出するＧＰＳ処理部１３
と、位置情報を表示する表示部１５と、制御部１１と、
所定のメッセージを記憶しておくメッセージ記憶部１６
と、メッセージと位置情報とをエンコードして送信信号
を生成するエンコーダ１４と、スイッチ部１７と、位置
情報を所定の間隔で経路情報として記録する位置記録部
８と、振動検出部１９と、送信信号を所定の伝送方式の
信号に変調する送信部２０と、送信部２０で変調された
信号を送信する送信アンテナ２１とを備えている。
速に位置情報を送信することができる移動体通信装置を
提供する。 【解決手段】 本発明の移動体通信装置は、ＧＰＳ衛星
から時間情報を受信するＧＰＳ用アンテナ１２と、時間
情報に基づいて、位置情報を算出するＧＰＳ処理部１３
と、位置情報を表示する表示部１５と、制御部１１と、
所定のメッセージを記憶しておくメッセージ記憶部１６
と、メッセージと位置情報とをエンコードして送信信号
を生成するエンコーダ１４と、スイッチ部１７と、位置
情報を所定の間隔で経路情報として記録する位置記録部
８と、振動検出部１９と、送信信号を所定の伝送方式の
信号に変調する送信部２０と、送信部２０で変調された
信号を送信する送信アンテナ２１とを備えている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、位置情報を送受信
できる移動体通信装置に関し、特に、緊急時や非常時に
自動で位置情報を送受信できる移動体通信装置に関する
ものである。
できる移動体通信装置に関し、特に、緊急時や非常時に
自動で位置情報を送受信できる移動体通信装置に関する
ものである。
【０００２】
【従来の技術】従来から、山岳や海上で遭難したときな
どの非常時や緊急時において、携帯電話やポータブルト
ランシーバなどの移動体通信装置が使用されることがあ
る。このような移動体通信装置の場合には、非常時や緊
急時に被救護者がこれらの移動体通信装置を操作して、
救護者のところに連絡を取り、現状や現在地を知らせる
ようにしている。
どの非常時や緊急時において、携帯電話やポータブルト
ランシーバなどの移動体通信装置が使用されることがあ
る。このような移動体通信装置の場合には、非常時や緊
急時に被救護者がこれらの移動体通信装置を操作して、
救護者のところに連絡を取り、現状や現在地を知らせる
ようにしている。
【０００３】また、特許公開平成４年第３３９２８４号
公報に示すような移動式無線通信装置のように、非常時
に位置情報を送信することができるものもある。
公報に示すような移動式無線通信装置のように、非常時
に位置情報を送信することができるものもある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た特許公開平成４年第３３９２８４号公報に示すような
移動式無線通信装置においては、位置情報を送信する際
に、遭難者が自分で送信ボタンを押す必要があるため、
遭難者が動けない場合や移動式無線通信装置を操作でき
ない場合には位置情報を送信することができないという
問題があった。
た特許公開平成４年第３３９２８４号公報に示すような
移動式無線通信装置においては、位置情報を送信する際
に、遭難者が自分で送信ボタンを押す必要があるため、
遭難者が動けない場合や移動式無線通信装置を操作でき
ない場合には位置情報を送信することができないという
問題があった。
【０００５】また、従来の移動式無線通信装置において
は、現在の位置情報と共に、今までの移動経路を示す経
路情報を送信することができないため、遭難者の場所の
特定に時間がかかるという問題があった。
は、現在の位置情報と共に、今までの移動経路を示す経
路情報を送信することができないため、遭難者の場所の
特定に時間がかかるという問題があった。
【０００６】従って、本発明の目的は、非常時や緊急時
などに自動的に正確且つ迅速に位置情報を送信すること
ができる移動体通信装置を提供することである。
などに自動的に正確且つ迅速に位置情報を送信すること
ができる移動体通信装置を提供することである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の第１の態様の移動体通信装置は、位置情報
を送信する移動体通信装置であって、現在位置の情報を
受信する受信手段と、前記受信手段で受信した前記現在
位置の情報を所定の間隔で移動経路情報として記録する
位置情報記録手段と、位置情報を送信するトリガ信号を
発生するトリガ発生手段と、前記トリガ発生手段からの
前記トリガ信号の発生に応じて、前記位置情報記録手段
に記録されている前記移動経路情報と、前記受信手段で
受信した現在位置の情報を同時に送信する送信手段と、
を備えることを特徴とする。
め、本発明の第１の態様の移動体通信装置は、位置情報
を送信する移動体通信装置であって、現在位置の情報を
受信する受信手段と、前記受信手段で受信した前記現在
位置の情報を所定の間隔で移動経路情報として記録する
位置情報記録手段と、位置情報を送信するトリガ信号を
発生するトリガ発生手段と、前記トリガ発生手段からの
前記トリガ信号の発生に応じて、前記位置情報記録手段
に記録されている前記移動経路情報と、前記受信手段で
受信した現在位置の情報を同時に送信する送信手段と、
を備えることを特徴とする。
【０００８】また、上記課題を解決するため、本発明の
第２の態様の移動体通信装置は、位置情報を送信する移
動体通信装置であって、現在位置の情報を受信する受信
手段と、前記受信手段で受信した前記現在位置の情報を
所定の間隔で移動経路情報として記録する位置情報記録
手段と、前記移動経路情報と、前記現在位置の情報を送
信する際に、当該情報と同時に送信されるメッセージを
記憶するメッセージ記憶手段と、位置情報を送信するト
リガ信号を発生するトリガ発生手段と、前記トリガ発生
手段からの前記トリガ信号の発生に応じて、前記位置情
報記録手段に記録されている前記移動経路情報と、前記
受信手段で受信した現在位置の情報と、前記メッセージ
記憶手段に記憶されているメッセージとをエンコードし
て送信信号を生成するエンコード手段と、前記エンコー
ド手段でエンコードされた送信信号を送信する送信手段
と、を備えることを特徴とする。
第２の態様の移動体通信装置は、位置情報を送信する移
動体通信装置であって、現在位置の情報を受信する受信
手段と、前記受信手段で受信した前記現在位置の情報を
所定の間隔で移動経路情報として記録する位置情報記録
手段と、前記移動経路情報と、前記現在位置の情報を送
信する際に、当該情報と同時に送信されるメッセージを
記憶するメッセージ記憶手段と、位置情報を送信するト
リガ信号を発生するトリガ発生手段と、前記トリガ発生
手段からの前記トリガ信号の発生に応じて、前記位置情
報記録手段に記録されている前記移動経路情報と、前記
受信手段で受信した現在位置の情報と、前記メッセージ
記憶手段に記憶されているメッセージとをエンコードし
て送信信号を生成するエンコード手段と、前記エンコー
ド手段でエンコードされた送信信号を送信する送信手段
と、を備えることを特徴とする。
【０００９】また、上記課題を解決するため、本発明の
第３の態様の移動体通信装置は、位置情報を送信する移
動体通信装置であって、現在位置の情報を受信する受信
手段と、前記受信手段で受信した前記現在位置の情報を
所定の間隔で移動経路情報として記録する位置情報記録
手段と、前記移動経路情報と、前記現在位置の情報を送
信する際に、当該情報と同時に送信されるメッセージを
入力するメッセージ入力手段と、位置情報を送信するト
リガ信号を発生するトリガ発生手段と、前記トリガ発生
手段からの前記トリガ信号の発生に応じて、前記位置情
報記録手段に記録されている前記移動経路情報と、前記
受信手段で受信した現在位置の情報と、前記メッセージ
入力手段から入力されたメッセージとをエンコードして
送信信号を生成するエンコード手段と、前記エンコード
手段でエンコードされた送信信号を送信する送信手段
と、を備えることを特徴とする。
第３の態様の移動体通信装置は、位置情報を送信する移
動体通信装置であって、現在位置の情報を受信する受信
手段と、前記受信手段で受信した前記現在位置の情報を
所定の間隔で移動経路情報として記録する位置情報記録
手段と、前記移動経路情報と、前記現在位置の情報を送
信する際に、当該情報と同時に送信されるメッセージを
入力するメッセージ入力手段と、位置情報を送信するト
リガ信号を発生するトリガ発生手段と、前記トリガ発生
手段からの前記トリガ信号の発生に応じて、前記位置情
報記録手段に記録されている前記移動経路情報と、前記
受信手段で受信した現在位置の情報と、前記メッセージ
入力手段から入力されたメッセージとをエンコードして
送信信号を生成するエンコード手段と、前記エンコード
手段でエンコードされた送信信号を送信する送信手段
と、を備えることを特徴とする。
【００１０】ここで、前記トリガ手段は、外部からボタ
ンを押すことによって、前記トリガ信号を発生する、こ
とができ、または、所定以上の振動を検知したことによ
って、前記トリガ信号を発生する、こともでき、また
は、所定の時間以上の間振動を検知しないことによっ
て、前記トリガ信号を発生する、こともでき、さらに、
受信手段で受信した現在位置の情報に基づいて、所定の
速度以上で、所定の高度差以上の変化が生じたことが検
出されたことによって、前記トリガ信号を発生する、こ
ともできる。
ンを押すことによって、前記トリガ信号を発生する、こ
とができ、または、所定以上の振動を検知したことによ
って、前記トリガ信号を発生する、こともでき、また
は、所定の時間以上の間振動を検知しないことによっ
て、前記トリガ信号を発生する、こともでき、さらに、
受信手段で受信した現在位置の情報に基づいて、所定の
速度以上で、所定の高度差以上の変化が生じたことが検
出されたことによって、前記トリガ信号を発生する、こ
ともできる。
【００１１】トリガ信号の発生により、移動経路情報と
現在位置情報を同時に送信できるので、非常時や緊急時
などに自動的に正確且つ迅速に位置情報を送信すること
ができる。
現在位置情報を同時に送信できるので、非常時や緊急時
などに自動的に正確且つ迅速に位置情報を送信すること
ができる。
【００１２】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の移
動体通信装置の実施の形態を説明する。
動体通信装置の実施の形態を説明する。
【００１３】図１は、本発明の移動体通信装置を示す図
である。この移動体通信装置は、３以上のＧＰＳ（Ｇｌ
ｏｂａｌ Ｐｏｓｉｔｉｏｎｉｎｇ Ｓｙｓｔｅｍ）衛
星からの時間情報を受信するＧＰＳ用アンテナ１２と、
ＧＰＳ用アンテナ１２で受信した時間情報に基づいて、
現在の座標情報、移動方向、移動速度など（以下、「位
置情報」という）を算出するＧＰＳ処理部１３と、ＧＰ
Ｓ処理部１３で算出した位置情報を表示する表示部１５
と、各構成部を制御する制御部１１と、所定のメッセー
ジ、例えば、緊急時や非常時のメッセージを記憶してお
くメッセージ記憶部１６と、メッセージ記憶部１６に記
憶されているメッセージとＧＰＳ処理部１３で算出され
た位置情報とをエンコードして送信信号を生成するエン
コーダ１４と、所定のボタンが押されたときにそのボタ
ンに応じたメッセージをメッセージ記憶部１６から選択
して読出し、エンコーダに送出するスイッチ部１７と、
ＧＰＳ処理部１３で算出された位置情報を所定の間隔で
経路情報として記録する位置記録部１８と、所定の振動
を検出してその振動の大きさに応じたメッセージをメッ
セージ記憶部１６から選択して読出し、または、所定の
時間の間、振動がない場合に、それに応じたメッセージ
をメッセージ記憶部１６から選択して読出し、それらの
メッセージをエンコーダに送出する振動検出部１９と、
エンコーダ１４で生成された送信信号を所定の伝送方式
の信号に変調する送信部２０と、送信部２０で変調され
た信号を送信する送信アンテナ２１とを備えている。
である。この移動体通信装置は、３以上のＧＰＳ（Ｇｌ
ｏｂａｌ Ｐｏｓｉｔｉｏｎｉｎｇ Ｓｙｓｔｅｍ）衛
星からの時間情報を受信するＧＰＳ用アンテナ１２と、
ＧＰＳ用アンテナ１２で受信した時間情報に基づいて、
現在の座標情報、移動方向、移動速度など（以下、「位
置情報」という）を算出するＧＰＳ処理部１３と、ＧＰ
Ｓ処理部１３で算出した位置情報を表示する表示部１５
と、各構成部を制御する制御部１１と、所定のメッセー
ジ、例えば、緊急時や非常時のメッセージを記憶してお
くメッセージ記憶部１６と、メッセージ記憶部１６に記
憶されているメッセージとＧＰＳ処理部１３で算出され
た位置情報とをエンコードして送信信号を生成するエン
コーダ１４と、所定のボタンが押されたときにそのボタ
ンに応じたメッセージをメッセージ記憶部１６から選択
して読出し、エンコーダに送出するスイッチ部１７と、
ＧＰＳ処理部１３で算出された位置情報を所定の間隔で
経路情報として記録する位置記録部１８と、所定の振動
を検出してその振動の大きさに応じたメッセージをメッ
セージ記憶部１６から選択して読出し、または、所定の
時間の間、振動がない場合に、それに応じたメッセージ
をメッセージ記憶部１６から選択して読出し、それらの
メッセージをエンコーダに送出する振動検出部１９と、
エンコーダ１４で生成された送信信号を所定の伝送方式
の信号に変調する送信部２０と、送信部２０で変調され
た信号を送信する送信アンテナ２１とを備えている。
【００１４】図２及び図３は、本発明の移動体通信装置
の利用者の経路を示す図である。図２において、利用者
が移動経路３１を移動した場合、ＧＰＳ用アンテナ１２
で受信した時間情報に基づいて、ＧＰＳ処理部１３が位
置情報を算出する。この位置情報は、表示部１５に刻一
刻と表示されると共に、制御部１１を介して、所定の間
隔（時間又は距離など）毎に位置記録部１８に記録され
る（図２においては、ポイントＡ１、Ｂ１、Ｃ１、Ｄ１
での位置情報が記録されている。
の利用者の経路を示す図である。図２において、利用者
が移動経路３１を移動した場合、ＧＰＳ用アンテナ１２
で受信した時間情報に基づいて、ＧＰＳ処理部１３が位
置情報を算出する。この位置情報は、表示部１５に刻一
刻と表示されると共に、制御部１１を介して、所定の間
隔（時間又は距離など）毎に位置記録部１８に記録され
る（図２においては、ポイントＡ１、Ｂ１、Ｃ１、Ｄ１
での位置情報が記録されている。
【００１５】ここで、ポイントＸ１の地点で非常事態や
緊急事態が生じた場合、この装置の利用者は、スイッチ
部の所定のボタン、例えば、遭難時には遭難用のボタン
を押すことによって、遭難発生信号が制御部１１に送ら
れる。または、ポイントＸ１の地点で利用者が動けなく
なった場合、振動検出部１９が所定の時間以上振動が生
じないことを検出し、動作停止信号が制御部１１に送ら
れる。または、ポイントＸ１の地点で利用者が交通事故
などにあった場合、振動検出部１９が所定以上の振動を
検出し、衝撃信号が制御部１１に送られる。
緊急事態が生じた場合、この装置の利用者は、スイッチ
部の所定のボタン、例えば、遭難時には遭難用のボタン
を押すことによって、遭難発生信号が制御部１１に送ら
れる。または、ポイントＸ１の地点で利用者が動けなく
なった場合、振動検出部１９が所定の時間以上振動が生
じないことを検出し、動作停止信号が制御部１１に送ら
れる。または、ポイントＸ１の地点で利用者が交通事故
などにあった場合、振動検出部１９が所定以上の振動を
検出し、衝撃信号が制御部１１に送られる。
【００１６】制御部１１は、この遭難発生信号、動作停
止信号、衝撃信号などの緊急信号（トリガ信号）に応じ
たメッセージをメッセージ記憶部１６から読出し、この
メッセージと、位置記録部１８に記録している移動経路
情報（Ａ１、Ｂ１、Ｃ１、Ｄ１）をエンコーダ１４に送
る。
止信号、衝撃信号などの緊急信号（トリガ信号）に応じ
たメッセージをメッセージ記憶部１６から読出し、この
メッセージと、位置記録部１８に記録している移動経路
情報（Ａ１、Ｂ１、Ｃ１、Ｄ１）をエンコーダ１４に送
る。
【００１７】エンコーダ１４は、メッセージと移動経路
情報（Ａ１、Ｂ１、Ｃ１、Ｄ１）を受け取ると、ＧＰＳ
処理部１３から現在の位置情報（Ｘ１）を得て、経路情
報（Ａ１、Ｂ１、Ｃ１、Ｄ１、Ｘ１）を生成し、この経
路情報（Ａ１、Ｂ１、Ｃ１、Ｄ１、Ｘ１）とメッセージ
をエンコードして送信信号を生成する。
情報（Ａ１、Ｂ１、Ｃ１、Ｄ１）を受け取ると、ＧＰＳ
処理部１３から現在の位置情報（Ｘ１）を得て、経路情
報（Ａ１、Ｂ１、Ｃ１、Ｄ１、Ｘ１）を生成し、この経
路情報（Ａ１、Ｂ１、Ｃ１、Ｄ１、Ｘ１）とメッセージ
をエンコードして送信信号を生成する。
【００１８】エンコーダ１４で生成された送信信号は、
送信部２０で所定の伝送方式に合わせて変調され、送信
アンテナ２１から送信される。
送信部２０で所定の伝送方式に合わせて変調され、送信
アンテナ２１から送信される。
【００１９】このようにして、緊急時や非常時にその状
態を示すメッセージと共に、今までの移動経路情報と現
在の位置情報を同時に送信することができる。このた
め、正確且つ迅速に位置情報を送信することができる。
態を示すメッセージと共に、今までの移動経路情報と現
在の位置情報を同時に送信することができる。このた
め、正確且つ迅速に位置情報を送信することができる。
【００２０】次に、図３において、利用者が移動経路３
２を移動した場合、ＧＰＳ用アンテナ１２で受信した時
間情報に基づいて、ＧＰＳ処理部１３が位置情報を算出
する。この位置情報は、表示部１５に刻一刻と表示され
ると共に、制御部１１を介して、所定の間隔（時間又は
距離など）毎に位置記録部１８に記録される（図３にお
いては、ポイントＡ２、Ｂ２、Ｃ２、Ｄ２での位置情報
が記録されている。ここで、利用者が山岳などで崖下
（ポイントＸ２）などに落下して、利用者が動けなくな
ったとき、振動検出部１９が所定の時間以上振動が生じ
ないことを検出し、動作停止信号が制御部１１に送られ
る。または、ポイントＸ１の地点での落下によって振動
検出部１９が所定以上の振動を検出し、衝撃信号が制御
部１１に送られる。または、制御部１１は、所定の速度
以上で、所定の高度差以上の変化が生じたこと（落下情
報）をＧＰＳ処理部１３からの位置情報で検出する。
２を移動した場合、ＧＰＳ用アンテナ１２で受信した時
間情報に基づいて、ＧＰＳ処理部１３が位置情報を算出
する。この位置情報は、表示部１５に刻一刻と表示され
ると共に、制御部１１を介して、所定の間隔（時間又は
距離など）毎に位置記録部１８に記録される（図３にお
いては、ポイントＡ２、Ｂ２、Ｃ２、Ｄ２での位置情報
が記録されている。ここで、利用者が山岳などで崖下
（ポイントＸ２）などに落下して、利用者が動けなくな
ったとき、振動検出部１９が所定の時間以上振動が生じ
ないことを検出し、動作停止信号が制御部１１に送られ
る。または、ポイントＸ１の地点での落下によって振動
検出部１９が所定以上の振動を検出し、衝撃信号が制御
部１１に送られる。または、制御部１１は、所定の速度
以上で、所定の高度差以上の変化が生じたこと（落下情
報）をＧＰＳ処理部１３からの位置情報で検出する。
【００２１】制御部１１は、この動作停止信号、衝撃信
号、落下情報などの非常信号（トリガ信号）に応じたメ
ッセージをメッセージ記憶部１６から読出し、このメッ
セージと、位置記録部１８に記録している移動経路情報
（Ａ２、Ｂ２、Ｃ２、Ｄ２）をエンコーダ１４に送る。
号、落下情報などの非常信号（トリガ信号）に応じたメ
ッセージをメッセージ記憶部１６から読出し、このメッ
セージと、位置記録部１８に記録している移動経路情報
（Ａ２、Ｂ２、Ｃ２、Ｄ２）をエンコーダ１４に送る。
【００２２】エンコーダ１４は、メッセージと移動経路
情報（Ａ２、Ｂ２、Ｃ２、Ｄ２）を受け取ると、ＧＰＳ
処理部１３から現在の位置情報（Ｘ２）を得て、経路情
報（Ａ２、Ｂ２、Ｃ２、Ｄ２、Ｘ２）を生成し、この経
路情報（Ａ２、Ｂ２、Ｃ２、Ｄ２、Ｘ２）とメッセージ
をエンコードして送信信号を生成する。
情報（Ａ２、Ｂ２、Ｃ２、Ｄ２）を受け取ると、ＧＰＳ
処理部１３から現在の位置情報（Ｘ２）を得て、経路情
報（Ａ２、Ｂ２、Ｃ２、Ｄ２、Ｘ２）を生成し、この経
路情報（Ａ２、Ｂ２、Ｃ２、Ｄ２、Ｘ２）とメッセージ
をエンコードして送信信号を生成する。
【００２３】エンコーダ１４で生成された送信信号は、
送信部２０で所定の伝送方式に合わせて変調され、送信
アンテナ２１から送信される。
送信部２０で所定の伝送方式に合わせて変調され、送信
アンテナ２１から送信される。
【００２４】このようにして、緊急時や非常時にその状
態を示すメッセージと共に、今までの移動経路情報と現
在の位置情報を同時に送信することができる。このた
め、正確且つ迅速に位置情報を送信することができる。
態を示すメッセージと共に、今までの移動経路情報と現
在の位置情報を同時に送信することができる。このた
め、正確且つ迅速に位置情報を送信することができる。
【００２５】なお、エンコーダ１４での送信信号の生成
に際して、ＧＰＳ処理部１３から現在の位置情報（Ｘ
２）が得られなかった場合には、移動経路情報を経路情
報（Ａ２、Ｂ２、Ｃ２、Ｄ２）として、この経路情報
（Ａ２、Ｂ２、Ｃ２、Ｄ２）とメッセージをエンコード
して送信信号を生成するようにする。
に際して、ＧＰＳ処理部１３から現在の位置情報（Ｘ
２）が得られなかった場合には、移動経路情報を経路情
報（Ａ２、Ｂ２、Ｃ２、Ｄ２）として、この経路情報
（Ａ２、Ｂ２、Ｃ２、Ｄ２）とメッセージをエンコード
して送信信号を生成するようにする。
【００２６】図４は、本発明の移動体通信装置の他の一
例を示す図である。この移動体通信装置は、３以上のＧ
ＰＳ衛星からの時間情報を受信するＧＰＳ用アンテナ１
２と、ＧＰＳ用アンテナ１２で受信した時間情報に基づ
いて、現在の位置情報を算出するＧＰＳ処理部１３と、
ＧＰＳ処理部１３で算出した位置情報を表示する表示部
１５と、各構成部を制御する制御部１１と、所定のメッ
セージ、例えば、緊急時や非常時のメッセージを記憶し
ておくメッセージ記憶部１６と、音声メッセージなどを
入力するマイク２６と、メッセージ記憶部１６に記憶さ
れているメッセージ又は／及びマイク２６から入力され
た音声メッセージとＧＰＳ処理部１３で算出された位置
情報とをエンコードして送信信号を生成するエンコーダ
１４と、所定のボタンが押させたときにそのボタンに応
じたメッセージをメッセージ記憶部１６から選択して読
出し、エンコーダに送出するスイッチ部１７と、ＧＰＳ
処理部１３で算出された位置情報を所定の間隔で経路情
報として記録する位置記録部８と、所定の振動を検出し
てその振動の大きさに応じたメッセージをメッセージ記
憶部１６から選択して読出し、または、所定の時間の
間、振動がない場合に、それに応じたメッセージをメッ
セージ記憶部１６から選択して読出し、それらのメッセ
ージをエンコーダに送出する振動検出部１９と、エンコ
ーダ１４で生成された送信信号を所定の伝送方式の信号
に変調する送信部２０と、送信部２０で変調された信号
を送信する送信アンテナ２１と、他の装置からの通信信
号を受信する受信アンテナ２２と、受信アンテナ２２で
受信した通信信号を復調する受信部２３と、復調された
通信信号をデコードして、音声信号と位置情報とを分離
するデコーダ２４と、デコーダ２４で分離された音声信
号を出力するスピーカ２５とを備えている。
例を示す図である。この移動体通信装置は、３以上のＧ
ＰＳ衛星からの時間情報を受信するＧＰＳ用アンテナ１
２と、ＧＰＳ用アンテナ１２で受信した時間情報に基づ
いて、現在の位置情報を算出するＧＰＳ処理部１３と、
ＧＰＳ処理部１３で算出した位置情報を表示する表示部
１５と、各構成部を制御する制御部１１と、所定のメッ
セージ、例えば、緊急時や非常時のメッセージを記憶し
ておくメッセージ記憶部１６と、音声メッセージなどを
入力するマイク２６と、メッセージ記憶部１６に記憶さ
れているメッセージ又は／及びマイク２６から入力され
た音声メッセージとＧＰＳ処理部１３で算出された位置
情報とをエンコードして送信信号を生成するエンコーダ
１４と、所定のボタンが押させたときにそのボタンに応
じたメッセージをメッセージ記憶部１６から選択して読
出し、エンコーダに送出するスイッチ部１７と、ＧＰＳ
処理部１３で算出された位置情報を所定の間隔で経路情
報として記録する位置記録部８と、所定の振動を検出し
てその振動の大きさに応じたメッセージをメッセージ記
憶部１６から選択して読出し、または、所定の時間の
間、振動がない場合に、それに応じたメッセージをメッ
セージ記憶部１６から選択して読出し、それらのメッセ
ージをエンコーダに送出する振動検出部１９と、エンコ
ーダ１４で生成された送信信号を所定の伝送方式の信号
に変調する送信部２０と、送信部２０で変調された信号
を送信する送信アンテナ２１と、他の装置からの通信信
号を受信する受信アンテナ２２と、受信アンテナ２２で
受信した通信信号を復調する受信部２３と、復調された
通信信号をデコードして、音声信号と位置情報とを分離
するデコーダ２４と、デコーダ２４で分離された音声信
号を出力するスピーカ２５とを備えている。
【００２７】図１と図４との相違点は、図４において、
音声入力用のマイク２６と、通信信号受信用の受信アン
テナ２２と、受信アンテナ２２で受信した通信信号を復
調する受信部２３と、復調された通信信号をデコードし
て、音声信号と位置情報とを分離するデコーダ２４と、
デコーダ２４で分離された音声信号を出力するスピーカ
２５とを備える点である。
音声入力用のマイク２６と、通信信号受信用の受信アン
テナ２２と、受信アンテナ２２で受信した通信信号を復
調する受信部２３と、復調された通信信号をデコードし
て、音声信号と位置情報とを分離するデコーダ２４と、
デコーダ２４で分離された音声信号を出力するスピーカ
２５とを備える点である。
【００２８】音声入力用のマイク２６により、緊急時の
音声によるメッセージの入力が可能となり、更に詳しい
内容の情報を送信することができる。また、受信アンテ
ナ２２、受信部２３、デコーダ２４、スピーカ２５によ
って、他の装置の位置情報を得ることができるため、制
御部１１は、デコーダ２４で分離された他の装置の位置
情報を表示部１５に表示することができる。また、他の
装置からのメッセージも音声によって聞くことができ、
マイク２６とスピーカ２５によって、緊急時に他の装置
の利用者と最適なコミュニケーションをとることができ
る。
音声によるメッセージの入力が可能となり、更に詳しい
内容の情報を送信することができる。また、受信アンテ
ナ２２、受信部２３、デコーダ２４、スピーカ２５によ
って、他の装置の位置情報を得ることができるため、制
御部１１は、デコーダ２４で分離された他の装置の位置
情報を表示部１５に表示することができる。また、他の
装置からのメッセージも音声によって聞くことができ、
マイク２６とスピーカ２５によって、緊急時に他の装置
の利用者と最適なコミュニケーションをとることができ
る。
【００２９】以上、本発明の移動体通信装置について説
明したが、非常時に信号（位置情報）を送信している際
に、装置のバッテリ残量が少なくなった場合、当該信号
の送信間隔を長くして、バッテリの消耗を抑えるように
することができる。
明したが、非常時に信号（位置情報）を送信している際
に、装置のバッテリ残量が少なくなった場合、当該信号
の送信間隔を長くして、バッテリの消耗を抑えるように
することができる。
【００３０】
【発明の効果】以上述べた通り、本発明の移動体通信装
置によれば、非常信号（トリガ信号）の発生により、移
動経路情報と現在位置情報を同時に送信できるので、非
常時や緊急時などに自動的に正確且つ迅速に位置情報を
送信することができるようになった。
置によれば、非常信号（トリガ信号）の発生により、移
動経路情報と現在位置情報を同時に送信できるので、非
常時や緊急時などに自動的に正確且つ迅速に位置情報を
送信することができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の移動体通信装置を示す図である。
【図２】移動経路を示す図である。
【図３】移動経路を示す図である。
【図４】本発明の移動体通信装置を示す図である。
１１ 制御部 １２ ＧＰＳ用アンテナ １３ ＧＰＳ処理部 １４ エンコーダ １５ 表示部 １６ メッセージ記憶部 １７ スイッチ部 １８ 位置記録部 １９ 振動検出部 ２０ 送信部 ２１ 送信アンテナ ２２ 受信アンテナ ２３ 受信部 ２４ デコーダ ２５ スピーカ ２６ マイク ３１、３２ 移動経路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｈ０４Ｑ 7/34 Ｈ０４Ｂ 7/26 １０６Ａ ５Ｋ０６７ // Ｇ０８Ｇ 1/13 Ｇ０８Ｃ 17/00 Ａ Ｆターム(参考） 2F029 AA07 AB07 AC02 AC08 AC16 2F073 AA40 AB02 BB01 BC02 CC03 CC14 FF01 FG01 FG02 FG14 GG01 GG09 5C087 AA02 AA03 AA04 AA37 AA51 BB12 BB20 BB64 BB65 DD02 DD03 DD08 DD49 EE05 EE06 EE08 EE18 GG08 GG19 GG30 GG36 GG66 GG83 5H180 AA21 BB04 BB05 CC12 EE08 FF23 FF24 FF25 FF32 5J062 AA03 AA07 AA08 BB05 CC07 5K067 AA21 BB36 DD20 DD51 EE02 FF03 JJ52 JJ63
Claims (7)
- 【請求項１】 位置情報を送信する移動体通信装置であ
って、 現在位置の情報を受信する受信手段と、 前記受信手段で受信した前記現在位置の情報を所定の間
隔で移動経路情報として記録する位置情報記録手段と、 位置情報を送信するトリガ信号を発生するトリガ発生手
段と、 前記トリガ発生手段からの前記トリガ信号の発生に応じ
て、前記位置情報記録手段に記録されている前記移動経
路情報と、前記受信手段で受信した現在位置の情報を同
時に送信する送信手段と、 を備えることを特徴とする移動体通信装置。 - 【請求項２】 位置情報を送信する移動体通信装置であ
って、 現在位置の情報を受信する受信手段と、 前記受信手段で受信した前記現在位置の情報を所定の間
隔で移動経路情報として記録する位置情報記録手段と、 前記移動経路情報と、前記現在位置の情報を送信する際
に、当該情報と同時に送信されるメッセージを記憶する
メッセージ記憶手段と、 位置情報を送信するトリガ信号を発生するトリガ発生手
段と、 前記トリガ発生手段からの前記トリガ信号の発生に応じ
て、前記位置情報記録手段に記録されている前記移動経
路情報と、前記受信手段で受信した現在位置の情報と、
前記メッセージ記憶手段に記憶されているメッセージと
をエンコードして送信信号を生成するエンコード手段
と、 前記エンコード手段でエンコードされた送信信号を送信
する送信手段と、 を備えることを特徴とする移動体通信装置。 - 【請求項３】 位置情報を送信する移動体通信装置であ
って、 現在位置の情報を受信する受信手段と、 前記受信手段で受信した前記現在位置の情報を所定の間
隔で移動経路情報として記録する位置情報記録手段と、 前記移動経路情報と、前記現在位置の情報を送信する際
に、当該情報と同時に送信されるメッセージを入力する
メッセージ入力手段と、 位置情報を送信するトリガ信号を発生するトリガ発生手
段と、 前記トリガ発生手段からの前記トリガ信号の発生に応じ
て、前記位置情報記録手段に記録されている前記移動経
路情報と、前記受信手段で受信した現在位置の情報と、
前記メッセージ入力手段から入力されたメッセージとを
エンコードして送信信号を生成するエンコード手段と、 前記エンコード手段でエンコードされた送信信号を送信
する送信手段と、 を備えることを特徴とする移動体通信装置。 - 【請求項４】 前記トリガ手段は、外部からボタンを押
すことによって、前記トリガ信号を発生する、ことを特
徴とする請求項１乃至３記載の移動体通信装置。 - 【請求項５】 前記トリガ手段は、所定以上の振動を検
知したことによって、前記トリガ信号を発生する、こと
を特徴とする請求項１乃至３記載の移動体通信装置。 - 【請求項６】 前記トリガ手段は、所定の時間以上の間
振動を検知しないことによって、前記トリガ信号を発生
する、ことを特徴とする請求項５記載の移動体通信装
置。 - 【請求項７】 前記トリガ手段は、受信手段で受信した
現在位置の情報に基づいて、所定の速度以上で、所定の
高度差以上の変化が生じたことが検出されたことによっ
て、前記トリガ信号を発生する、ことを特徴とする請求
項１乃至３記載の移動体通信装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001107938A JP2002303664A (ja) | 2001-04-06 | 2001-04-06 | 移動体通信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001107938A JP2002303664A (ja) | 2001-04-06 | 2001-04-06 | 移動体通信装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002303664A true JP2002303664A (ja) | 2002-10-18 |
Family
ID=18960172
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001107938A Withdrawn JP2002303664A (ja) | 2001-04-06 | 2001-04-06 | 移動体通信装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002303664A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008172446A (ja) * | 2007-01-10 | 2008-07-24 | Toshiba Corp | 携帯電話機 |
| JP2009295002A (ja) * | 2008-06-06 | 2009-12-17 | Fujitsu Ltd | 情報処理装置、プログラムおよび無線送受信回路 |
| WO2013175741A1 (en) * | 2012-05-22 | 2013-11-28 | Nec Corporation | Apparatus and method for transmitting messages |
| JP2014070993A (ja) * | 2012-09-28 | 2014-04-21 | Japan Radio Co Ltd | 衛星測位受信装置 |
-
2001
- 2001-04-06 JP JP2001107938A patent/JP2002303664A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008172446A (ja) * | 2007-01-10 | 2008-07-24 | Toshiba Corp | 携帯電話機 |
| JP2009295002A (ja) * | 2008-06-06 | 2009-12-17 | Fujitsu Ltd | 情報処理装置、プログラムおよび無線送受信回路 |
| WO2013175741A1 (en) * | 2012-05-22 | 2013-11-28 | Nec Corporation | Apparatus and method for transmitting messages |
| JP2014070993A (ja) * | 2012-09-28 | 2014-04-21 | Japan Radio Co Ltd | 衛星測位受信装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20080701 |