JP2002303604A - キャピラリアレイ・ユニット及びその製造方法 - Google Patents

キャピラリアレイ・ユニット及びその製造方法

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貴康 古川
Masayoshi Mitomi
雅義 三富
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義則 大越
Tsukasa Ohira
司 大平
Masanori Gunji
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャピラリアレイ電気泳動装置における光検
出のS/N比を向上する。 【解決手段】 キャピラリの樹脂被覆をヒータなどで黒
く焦がして非反射部42を形成し、O3ガスを含む反応
性ガスとの反応で被覆10を除去し、溶融石英管を露出
させて検出部を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、核酸、蛋白質等を
分離して検出できる電気泳動装置、特にDNA試料の塩
基配列等を高速に解析できるキャピラリアレイ電気泳動
装置に組み込まれるキャピラリアレイ・ユニット、及び
その製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】DNA、蛋白質等の試料分析は最近ます
ます重要になってきている。このため、DNAシーケン
サには高速かつ大処理能力が求められている。この要求
に応える装置として、複数本のキャピラリを平面状に配
列したキャピラリアレイ電気泳動装置がある。キャピラ
リアレイ電気泳動装置は、キャピラリアレイ、キャピラ
リアレイに励起用のレーザ光を照射する励起光学系、試
料から発せられた蛍光を検出する受光光学系等より構成
される。キャピラリは通常、扱い易いようにポリイミド
などの樹脂による被覆が施されており、その端部からあ
る一定の位置において、ある長さだけ被覆を除去し、石
英管を剥き出しの状態にしてある。キャピラリアレイ
は、このキャピラリを平面状に配列した構造で、この石
英管剥き出しの部分を光検出部としてキャピラリアレイ
の配列面と平行方向から励起用のレーザ光を照射する。
レーザ光はキャピラリ石英管のレンズ作用によって集光
され、キャピラリアレイの全てのキャピラリ内を泳動し
ている蛍光体標識試料に照射される。レーザ光を照射さ
れた試料は蛍光を発光し、それを検出することにより試
料測定を行なう。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】キャピラリの光検出部
において被覆を除去する方法としてトーチやライター等
の炎で樹脂被覆を燃焼させて除去する方法が知られてい
る。この方法によると、被覆は被覆端面がキャピラリ長
手方向の中心軸に概略直角になって除去される。しか
し、燃焼によって被覆を除去する方法ではキャピラリ表
面に燃えかすが残るため、燃焼後に燃えかすを拭い取る
必要があり、その際に石英管を傷付けてしまうことがあ
る。また、燃焼によって樹脂被覆が除去された部分と樹
脂被覆が残っている部分との境界では通常、被覆のめく
れあがりが起き、複数本のキャピラリを被覆外径基準で
整列させると、配列精度が劣化し安定した品質を確保す
ることができない。更に、熱の制御が難しく、高温過ぎ
るとガラス管の曲がりや、熱歪みの蓄積による折損が多
くなる等の問題がある。
【0004】そのため、被覆除去の新しい方法として、
キャピラリアレイの光検出部となる領域を反応室の内部
空間に囲い、反応室にオゾンを含む反応性ガスを流し込
むと共にその中に囲まれた部分のキャピラリ及び反応性
ガスを加熱することで、反応性ガス中に含まれるオゾン
を分解して酸素ラジカルを作り出し、反応室内部に位置
する樹脂被覆を酸素ラジカルとの酸化反応によりガス状
物質に変えて除去する方法が案出された(特願2000-269
218号)。
【0005】この方法で樹脂被覆を除去したとき、樹脂
が除去されて石英管が剥き出しになっている部分と樹脂
被覆が通常の状態で残っている部分との境界領域におい
て被覆厚さの変化に伴い生じる被覆表面の傾斜の角度
は、キャピラリの長手方向中心軸となす角度で通常5度
から20度程度であり、キャピラリの外周方向に部分的
に被覆の除去むら等が発生しても、最大でも70度以下
である。この方法によると、キャピラリ母材の石英管に
影響を及ぼすことなく、必要な部分のみ狭い範囲を限定
してきれいに樹脂被覆を除去することが可能となる。
【0006】一方、キャピラリアレイの光検出部は、キ
ャピラリ内部に蛍光試料が存在しない状態でレーザ光を
照射しても発光しないことが必要である(蛍光試料が存
在しないときの発光を、以下では外面発光という)。し
かし、上述の酸化反応によって樹脂被覆を除去して形成
した光検出部は外面発光が観察される場合があり、外面
発光が観察されるキャピラリではS/N比が低下し検出
感度が落ちることが分かった。本発明の目的は、キャピ
ラリアレイの光検出部に関し、数本のキャピラリを精度
良く整列させることができ、外面発光を低減できるキャ
ピラリアレイを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、外面発光
の原因を解明すべく鋭意研究を重ねた。外面発光の原因
として当初は、被覆の除去残り、ゴミ、光検出部と反対
側からの反射光、散乱光などを想定した。これらの原因
に基づく外面発光は、確実な被覆除去、ゴミ付着防止、
検出部と反対方向からの反射防止などである程度低減可
能である。しかし、それらの対策を施してもまだ発光値
が高いことがある。
【0008】そこで、さらに研究を重ねたところ、被覆
が除去されている部分と被覆が除去されていない部分と
の境界部分を発光しない黒いペンなどで塗布すると、外
面発光が低減することを確認した。これにより、外面発
光を低減するには、それ自体蛍光発光性を有する境界部
分のポリイミド樹脂を黒色化等により蛍光を発しないよ
うにすることが有効であることが判明した。
【0009】図1と図2を参照して、本発明者らが解明
した外面発光の発生機構とその抑制方法について説明す
る。図1は、被覆を除去したキャピラリから外面発光が
発生する様子を説明する図である。被覆除去された溶融
石英管9の表面には僅かに付着した異物39が存在して
いる。矢印のように励起用のレーザ光33を照射すると
して、この異物39は蛍光を発しないのでレーザ光33
が当たったとしても問題ない。しかし、その異物39で
散乱された散乱光41が被覆除去されていない部分のポ
リイミド樹脂10に当たる。するとポリイミド樹脂10
は蛍光を発するので、その蛍光40が検出器(図示せ
ず)に到達し、外面発光として検出される。図2は、外
面発光抑制手段を設けたキャピラリの説明図である。ポ
リイミド被覆が除去された部分と除去されていない部分
の境界は、ヒータで焦がすなどして黒くして非反射部4
2を形成している。異物39に励起レーザ光33が当た
ると、異物からの散乱光41は非反射部42に当たる
が、ポリイミド樹脂10に直接当たることはない。この
ように非反射部42で励起光をガードしているためポリ
イミド樹脂10からの蛍光発光を防止できる。
【0010】本発明は、上記のような外面発光の原因究
明に基づいてなされたもので、キャピラリの一部のポリ
イミド樹脂被覆を面ヒータで熱を加えて変色させ、その
一部をO3ガスを含む反応性ガスとの反応で被覆を除去
し、被覆除去部と非除去部の境界の樹脂表面をなだらか
にすることを特徴とする。
【0011】すなわち、本発明によるキャピラリアレイ
・ユニットは、複数のキャピラリと、複数のキャピラリ
を長さ方向の途中で整列保持し当該整列保持した複数の
キャピラリに光照射するための開口とキャピラリから発
せられた発光を取り出すための開口とを備えるウインド
ウユニットとを含むキャピラリアレイ・ユニットにおい
て、複数のキャピラリは外周に樹脂被覆が施され、ウイ
ンドウユニットに整列保持された部分で所定長さだけ樹
脂被覆が剥がされ、樹脂被覆が剥がされた部分と剥がさ
れない部分との境界領域で樹脂表面がなだらかに接続さ
れ、境界領域に残っている樹脂及び境界領域に続く所定
長さの樹脂被覆が黒化していることを特徴とする。樹脂
被覆が剥がされた部分と剥がされない部分との境界領域
で樹脂表面がなだらかに接続されるとは、樹脂被覆が剥
がされた部分と剥がされない部分との境界領域に残って
いる樹脂の表面がキャピラリの長手方向となす傾斜角度
が70度以下であることを意味する。樹脂の黒化は樹脂
をヒータ等で加熱したことによるものであることが製造
工程の簡素化の点から好ましい。
【0012】本発明によるキャピラリアレイ・ユニット
の製造方法は、ポリイミド樹脂で被覆した複数のキャピ
ラリを相互に固定してキャピラリアレイとするステップ
と、キャピラリアレイの長手方向の一部をヒータで加熱
して黒化させるステップと、黒化した長手方向の領域中
の一部を更にO3ガスを含む反応性ガスと反応させて被
覆を除去するステップとを含むことを特徴とする。
【0013】本発明による電気泳動装置用キャピラリの
製造方法は、ポリイミド樹脂で被覆したキャピラリの長
手方向の一部をヒータで加熱して黒化させるステップ
と、黒化した長手方向の領域中の一部を更にO3ガスを
含む反応性ガスと反応させて被覆を除去するステップと
を含むことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図3は、本発明によるキャピラリ
アレイ・ユニット16の説明図である。キャピラリアレ
イを構成する1本1本のキャピラリ1は、外径が0.1
〜0.7mm、内径が0.02〜0.5mmで、外被は
ポリイミド樹脂コーテイングされている。キャピラリ自
体は石英パイプであり複数本(数本から数10本が一般
的である)のキャピラリを配列してキャピラリアレイを
構成する。キャピラリアレイ・ユニット16は、蛍光標
識されたDNAサンプル等が入った試料容器から電気泳
動でキャピラリにサンプルを取り込むロードヘッダ3
1、ロードヘッダ31のサンプル番号順にキャピラリ1
を配列固定する検知部(ウインドウユニット)29、複
数本のキャピラリを束ねて接着したキャピラリヘッド3
0を備える。ロードヘッダ31から突出する試料注入端
には、キャピラリに泳動電圧を印加するための中空電極
32が設けられている。検知部(ウインドウユニット)
29は、整列保持したキャピラリアレイに側方から光照
射するための開口4とキャピラリから発せられた発光を
取り出すための開口6とを備える。
【0015】図4は、電気泳動システムを示す概略図で
ある。図3に示したキャピラリアレイ・ユニット16
は、ロードヘッダ31から突出した中空電極32及びキ
ャピラリ1の試料注入端が蛍光標識されたDNAサンプ
ルを入れた試料容器34を複数入れたサンプルトレイに
浸漬され、他端のキャピラリヘッド30は緩衝液が入っ
た緩衝液容器36に耐圧気密で取り付けられる。緩衝液
容器36とロードヘッダ31には高電圧電源19から1
5kV前後の高電圧印加され、キャピラリに注入された
試料が電気泳動されて分離する。
【0016】レーザ光源20は、ミラー21、ビームス
プリッタ22、集光レンズ23等からなる励起光学系に
よって検知部(ウインドウユニット)29に励起光33
を照射する。励起光照射によってキャピラリ中を泳動し
ている試料から発せられる信号光である蛍光35は、第
1レンズ24、光学フィルタ及び像分割プリズム25、
及び第2レンズ26を備える検出レンズ系を介してCC
Dカメラ27で検出される。検出された信号は、信号処
理演算装置28で演算処理される。
【0017】図示の例の電気泳動システムは、電気泳動
するDNAや蛋白質の入ったキャピラリアレイの両側面
からレーザ光を照射し、キャピラリのレンズ作用によっ
てレーザ光を集光させることにより全てのキャピラリに
励起光を照射し、各キャピラリからの蛍光を検出光学系
によって検出する。
【0018】なお、レーザ光33はキャピラリアレイの
片側のみから照射させる構成でもよく、受光光学系も、
図4に示す構成に限るものではない。また、キャピラリ
アレイを構成するキャピラリ1の本数は16本に限るも
のではなく、キャピラリヘッド30やロードヘッダ31
の構成などについても図4に示す構成に限るものではな
い。
【0019】図5は、本発明によるキャピラリアレイ・
ユニット16の検知部(ウインドウユニット)29の分
解組立図である。検知部は図5に示すように、キャピラ
リ1、シリコン基板2、支持基板3などから構成され
る。シリコン基板2には、キャピラリ1の配列位置決め
用としてV溝8が形成されている。キャピラリ1は、シ
リコン基板2のV溝8に収まるように配列され、その反
対側から支持基板3により挟み込まれて固定される。
【0020】各キャピラリ1は、ポリイミド樹脂被覆が
除去され溶融石英管9が露出している部分と、樹脂被覆
をヒータなどにより黒色化した非反射部42と、通常の
樹脂被覆された部分10からなる。なお、図5に示すよ
うに、キャピラリ1はシリコン基板2において貫通窓6
を形成した領域のポリイミド樹脂10が除去されている
が、ポリイミド樹脂10を除去する領域はこれに限るも
のではない。また、キャピラリ1の被覆材としてはポリ
イミド樹脂に限る必要はなく、ポリイミド樹脂と同等の
電気絶縁性、およびその他諸特性をもつ材料を用いても
よい。更に、基板2としてはシリコン基板に限る必要は
なく、ガラス、金属、セラミックス、樹脂などを用いて
も構わない。
【0021】図6、図7、図8の工程図を参照して、本
発明によるキャピラリアレイ・ユニットの検知部(ウイ
ンドウユニット)の作成方法の一例について説明する。
ここで説明するのは、ヒータによる加熱処理によって樹
脂被覆部分と被覆除去部分との境界部分及びそれに続く
所定長の樹脂被覆領域のポリイミド樹脂を黒化する方法
である。
【0022】まず、図6に示すように、面ヒータ47の
上にキャピラリアレイを設置し、ある一定の温度になっ
てから一定の時間熱を加え、面ヒータ47上に設置され
た領域のポリイミド樹脂10を黒化する。もちろんこの
時には一本一本のキャピラリを個別に加熱処理してもよ
いし、アレイ上に整列した状態で複数本のキャピラリを
同時に加熱処理してもかまわない。
【0023】その後、図7に示すように、O3ガスを含
む反応性ガスとの酸化反応でポリイミド樹脂被覆を除去
して溶融石英管9を露出させる。O3ガスを含む反応性
ガスとの酸化反応を利用した被覆除去方法によると、被
覆除去部と非除去部との境界11をなだらかにすること
ができ、被覆のめくれあがりなどに起因するキャピラリ
配列不良をなくすることができる。且つ被覆は、露出し
ている溶融石英管9と接する領域まで黒くすることがで
きる。
【0024】そのあと、図8に示すように、ガラス基板
3とシリコン基板2などでキャピラリを挟み込み検知部
を構成する。この石英管露出部と樹脂被覆部の境界の黒
化部42が散乱光の反射を防止し、外面発光が低減す
る。なお、石英管露出部と樹脂被覆部の境界の黒化は、
ペンのようなもので蛍光を発生しないインクを一本一本
塗布することで形成してもよい。また、キャピラリ自体
に黒いキャピラリを用いることで非反射部を設けてもよ
い。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、外面発光を低減するこ
とが可能で、S/N比の向上を達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】被覆を除去したキャピラリから外面発光が発生
する様子を説明する図。
【図2】外面発光抑制手段を設けたキャピラリの説明
図。
【図3】本発明によるキャピラリアレイ・ユニットの説
明図。
【図4】電気泳動システムを示す概略図。
【図5】本発明によるキャピラリアレイ・ユニットの検
知部(ウインドウユニット)の分解組立図。
【図6】本発明によるキャピラリアレイ・ユニットの検
知部の作成方法を示す工程図。
【図7】本発明によるキャピラリアレイ・ユニットの検
知部の作成方法を示す工程図。
【図8】本発明によるキャピラリアレイ・ユニットの検
知部の作成方法を示す工程図。
【符号の説明】
1 キャピラリ 2 シリコン基板 3 ガラス基板 4 レーザ照射部 6 貫通窓 8 V溝 9 溶融石英管 10 ポリイミド樹脂 16 キャピラリアレイ・ユニット 19 高電圧電源 20 レーザ光源 21 ミラー 22 ビームスプリッタ 23 集光レンズ 24 第1レンズ 25 光学フィルタ及び像分割プリズム 26 第2レンズ 27 CCDカメラ 28 処理演算装置 29 検知部 30 キャピラリヘッド 31 ロードヘッダ 32 中空電極 33 レーザ 34 試料容器 35 蛍光 36 緩衝液溶器 39 異物 40 反射光 41 散乱光 42 非反射部 47 面ヒータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大越 義則 茨城県ひたちなか市大字市毛882番地 株 式会社日立製作所計測器グループ内 (72)発明者 大平 司 茨城県ひたちなか市大字市毛882番地 株 式会社日立製作所計測器グループ内 (72)発明者 軍司 真典 茨城県ひたちなか市大字市毛882番地 株 式会社日立製作所計測器グループ内 Fターム(参考) 2G043 AA03 BA16 CA03 DA02 DA05 DA06 EA01 EA19 FA05 GA07 GA09 GB11 GB19 HA02 HA09 HA15 JA02 KA09 MA01 MA04 NA01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のキャピラリと、前記複数のキャピ
    ラリを長さ方向の途中で整列保持し当該整列保持した複
    数のキャピラリに光照射するための開口とキャピラリか
    ら発せられた発光を取り出すための開口とを備えるウイ
    ンドウユニットとを含むキャピラリアレイ・ユニットに
    おいて、 前記複数のキャピラリは外周に樹脂被覆が施され、前記
    ウインドウユニットに整列保持された部分で所定長さだ
    け前記樹脂被覆が剥がされ、前記樹脂被覆が剥がされた
    部分と剥がされない部分との境界領域で樹脂表面がなだ
    らかに接続され、前記境界領域に残っている樹脂及び前
    記境界領域に続く所定長さの樹脂被覆が黒化しているこ
    とを特徴とするキャピラリアレイ・ユニット。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のキャピラリアレイ・ユニ
    ットにおいて、前記樹脂の黒化は樹脂を加熱したことに
    よるものであることを特徴とするキャピラリアレイ・ユ
    ニット。
  3. 【請求項3】 ポリイミド樹脂で被覆した複数のキャピ
    ラリを相互に固定してキャピラリアレイとするステップ
    と、 前記キャピラリアレイの長手方向の一部をヒータで加熱
    して黒化させるステップと、 前記黒化した長手方向の領域中の一部を更にO3ガスを
    含む反応性ガスと反応させて被覆を除去するステップと
    を含むことを特徴とするキャピラリアレイ・ユニットの
    製造方法。
  4. 【請求項4】 ポリイミド樹脂で被覆したキャピラリの
    長手方向の一部をヒータで加熱して黒化させるステップ
    と、 前記黒化した長手方向の領域中の一部を更にO3ガスを
    含む反応性ガスと反応させて被覆を除去するステップと
    を含むことを特徴とする電気泳動装置用キャピラリの製
    造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108613442A (zh) * 2018-05-30 2018-10-02 浙江康盛股份有限公司 一种有机包覆毛细管及其加工方法
CN115326906A (zh) * 2022-08-17 2022-11-11 南京溯远基因科技有限公司 毛细管阵列涂层的去除方法

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