JP2002302593A - 封止用エポキシ樹脂成形材料及び電子部品装置 - Google Patents

封止用エポキシ樹脂成形材料及び電子部品装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】流動性、接着性、耐半田リフロー性、耐湿性等
の信頼性に優れる封止用エポキシ樹脂成形材料、及びこ
れにより封止した素子を備えた電子部品装置を提供す
る。 【解決手段】(A)エポキシ樹脂、(B)硬化剤、
(C)ケチミノ基を有するシランカップリング剤及び
(D)無機充填剤を必須成分とする封止用エポキシ樹脂
成形材料、及びこの封止用エポキシ樹脂成形材料により
封止された素子を備えた電子部品装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、信頼性に優れた封
止用エポキシ樹脂成形材料、及びこの成形材料で封止し
た素子を備えた電子部品装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、トランジスタ、IC等の電子
部品封止の分野ではエポキシ樹脂成形材料が広く用いら
れている。この理由としては、エポキシ樹脂が電気特
性、耐湿性、耐熱性、機械特性、インサート品との接着
性等のバランスがとれているためである。特に、オルソ
クレゾールノボラック型エポキシ樹脂とフェノールノボ
ラック樹脂硬化剤の組合せはこれらのバランスに優れて
おり、封止用エポキシ樹脂成形材料のベース樹脂の主流
になっている。近年の電子機器の小型化、軽量化、高性
能化に伴い、実装の高密度化が進み、電子部品装置は従
来のピン挿入型から、表面実装型のパッケージがなされ
るようになってきている。半導体装置を配線板に取り付
ける場合、従来のピン挿入型パッケージはピンを配線板
に挿入した後、配線板裏面から半田付けを行うため、パ
ッケージが直接高温にさらされることはなかった。しか
し、表面実装型パッケージでは半導体装置全体が半田バ
スやリフロー装置などで処理されるため、直接半田付け
温度にさらされる。この結果、パッケージが吸湿した場
合、半田付け時に吸湿水分が急激に膨張し、接着界面の
剥離やパッケージクラックが発生し、実装時のパッケー
ジの信頼性を低下させるという問題があった。そこで、
封止用エポキシ樹脂成形材料とリードフレームとの接着
性を高め、耐半田リフロー性を向上させるために、従来
から種々の方法が検討されている。たとえば、シランカ
ップリング剤としてアミノシラン系カップリング剤を添
加する方法が提案されているが、この方法では得られる
硬化物の機械的強度は向上するものの、耐半田リフロー
性及び接着性の改善には充分な効果が得られていない。
また、アミノシラン系カップリング剤を添加する方法で
は、耐湿信頼性や流動性の低下を引き起こしてしまう問
題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる状況に
鑑みなされたもので、流動性、接着性、耐半田リフロー
性、耐湿性等の信頼性に優れる封止用エポキシ樹脂成形
材料、及びこれにより封止した素子を備えた電子部品装
置を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】発明者らは、上記の課題
を解決するために鋭意検討を重ねた結果、封止用エポキ
シ樹脂成形材料に特定のシランカップリング剤を配合す
ることにより、上記の目的を達成しうることを見い出
し、本発明を完成するに至った。
【0005】すなわち、本発明は、(1)(A)エポキ
シ樹脂、(B)硬化剤、(C)ケチミノ基を有するシラ
ンカップリング剤及び(D)無機充填剤を必須成分とす
る封止用エポキシ樹脂成形材料、(2)(C)ケチミノ
基を有するシランカップリング剤が下記一般式(I)で
示される化合物を含有する上記(1)記載の封止用エポ
キシ樹脂成形材料、
【化4】 (ここで、R、Rは水素原子、置換又は非置換の炭
素数1〜10のアルキル基及び置換又は非置換の炭素数
6〜18のアリール基を示し、同一でも異なっていても
よい。ただし、全てが水素原子の場合を除く。Rは炭
素数1〜10の2価の有機基、Rは炭素数1〜6の炭
化水素基、Rは水素原子又は炭素数1〜6の炭化水素
基を示し、nは1〜3の整数を示す。) (3)一般式(I)中のRが水素原子、炭素数1〜4
のアルキル基又はフェニル基で、Rが炭素数1〜4の
アルキル基、フェニル基又は炭素数7〜10のアラルキ
ル基で、Rが炭素数3〜6のアルキレン基で、R
が炭素数1〜4のアルキル基であり、nが2又は3
である上記(2)記載の封止用エポキシ樹脂成形材料、
(4)(C)ケチミノ基を有するシランカップリング剤
が下記構造式(II)及び/又は(III)で示される化合
物を含有する上記(2)記載の封止用エポキシ樹脂成形
材料、
【化5】
【化6】 (5)(A)エポキシ樹脂がビフェニル型エポキシ樹
脂、スチルベン型エポキシ樹脂、硫黄原子含有エポキシ
樹脂、ノボラック型エポキシ樹脂、ジシクロペンタジエ
ン型エポキシ樹脂、ナフタレン型エポキシ樹脂及びトリ
フェニルメタン型エポキシ樹脂の少なくとも1種を含有
する上記(1)〜(4)のいずれかに記載の封止用エポ
キシ樹脂成形材料、及び(6)(B)硬化剤がビフェニ
ル型フェノール樹脂、アラルキル型フェノール樹脂、ジ
シクロペンタジエン型フェノール樹脂、トリフェニルメ
タン型フェノール樹脂及びノボラック型フェノール樹脂
の少なくとも1種を含有する上記(1)〜(5)のいず
れかに記載の封止用エポキシ樹脂成形材料、並びに
(7)上記(1)〜(6)のいずれかに記載の封止用エ
ポキシ樹脂成形材料で封止された素子を備えた電子部品
装置に関する。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明において用いられる(A)
エポキシ樹脂は、封止用エポキシ樹脂成形材料に一般に
使用されているもので特に制限はないが、たとえば、フ
ェノールノボラック型エポキシ樹脂、オルソクレゾール
ノボラック型エポキシ樹脂、トリフェニルメタン骨格を
有するエポキシ樹脂をはじめとするフェノール、クレゾ
ール、キシレノール、レゾルシン、カテコール、ビスフ
ェノールA、ビスフェノールF等のフェノール類及び/
又はα−ナフトール、β−ナフトール、ジヒドロキシナ
フタレン等のナフトール類とホルムアルデヒド、アセト
アルデヒド、プロピオンアルデヒド、ベンズアルデヒ
ド、サリチルアルデヒド等のアルデヒド基を有する化合
物とを酸性触媒下で縮合又は共縮合させて得られるノボ
ラック樹脂をエポキシ化したもの、ビスフェノールA、
ビスフェノールF、ビスフェノールS、アルキル置換又
は非置換のビフェノール等のジグリシジルエーテル、ス
チルベン型エポキシ樹脂、ハイドロキノン型エポキシ樹
脂、フタル酸、ダイマー酸等の多塩基酸とエピクロルヒ
ドリンの反応により得られるグリシジルエステル型エポ
キシ樹脂、ジアミノジフェニルメタン、イソシアヌル酸
等のポリアミンとエピクロルヒドリンの反応により得ら
れるグリシジルアミン型エポキシ樹脂、ジシクロペンタ
ジエンとフェノ−ル類の共縮合樹脂のエポキシ化物、ナ
フタレン環を有するエポキシ樹脂、フェノール・アラル
キル樹脂、ナフトール・アラルキル樹脂等のアラルキル
型フェノール樹脂のエポキシ化物、トリメチロールプロ
パン型エポキシ樹脂、テルペン変性エポキシ樹脂、オレ
フィン結合を過酢酸等の過酸で酸化して得られる線状脂
肪族エポキシ樹脂、脂環族エポキシ樹脂、硫黄原子含有
エポキシ樹脂などが挙げられ、これらを単独で用いても
2種以上を組合わせて用いてもよい。なかでも、耐半田
リフロー性の観点からはビフェニル型エポキシ樹脂、ス
チルベン型エポキシ樹脂及び硫黄原子含有エポキシ樹脂
が好ましく、硬化性の観点からはノボラック型エポキシ
樹脂が好ましく、低吸湿性の観点からはジシクロペンタ
ジエン型エポキシ樹脂が好ましく、耐熱性及び低反り性
の観点からはナフタレン型エポキシ樹脂及びトリフェニ
ルメタン型エポキシ樹脂が好ましく、これらのエポキシ
樹脂の少なくとも1種を含有していることが好ましい。
【0007】ビフェニル型エポキシ樹脂としてはたとえ
ば下記一般式(IV)で示されるエポキシ樹脂等が挙げら
れ、スチルベン型エポキシ樹脂としてはたとえば下記一
般式(V)で示されるエポキシ樹脂等が挙げられ、硫黄
原子含有エポキシ樹脂としてはたとえば下記一般式(V
I)で示されるエポキシ樹脂等が挙げられる。
【化7】 (ここで、R1〜R8は水素原子及び炭素数1〜10の置
換又は非置換の一価の炭化水素基から選ばれ、これらは
全てが同一でも異なっていてもよい。nは0〜3の整数
を示す。)
【化8】 (ここで、R1〜R8は水素原子及び炭素数1〜10の置
換又は非置換の一価の炭化水素基から選ばれ、これらは
全てが同一でも異なっていてもよい。nは0〜3の整数
を示す。)
【化9】 (ここで、R1〜R8は水素原子、置換又は非置換の炭素
数1〜10の一価の炭化水素基から選ばれ、これらは全
てが同一でも異なっていてもよい。nは0〜3の整数を
示す。)上記一般式(IV)で示されるビフェニル型エポ
キシ樹脂としては、たとえば、4,4’−ビス(2,3
−エポキシプロポキシ)ビフェニル又は4,4’−ビス
(2,3−エポキシプロポキシ)−3,3’,5,5’
−テトラメチルビフェニルを主成分とするエポキシ樹
脂、エピクロルヒドリンと4,4’−ビフェノール又は
4,4’−(3,3’,5,5’−テトラメチル)ビフ
ェノールとを反応させて得られるエポキシ樹脂等が挙げ
られる。なかでも4,4’−ビス(2,3−エポキシプ
ロポキシ)−3,3’,5,5’−テトラメチルビフェ
ニルを主成分とするエポキシ樹脂が好ましい。上記一般
式(V)で示されるスチルベン型エポキシ樹脂は、原料
であるスチルベン系フェノール類とエピクロルヒドリン
とを塩基性物質存在下で反応させて得ることができる。
この原料であるスチルベン系フェノール類としては、た
とえば3−t−ブチル−4,4′−ジヒドロキシ−
3′,5,5′−トリメチルスチルベン、3−t−ブチ
ル−4,4′−ジヒドロキシ−3′,5′,6−トリメ
チルスチルベン、4,4’−ジヒドロキシ−3,3’,
5,5’−テトラメチルスチルベン、4,4’−ジヒド
ロキシ−3,3’−ジ−t−ブチル−5,5’−ジメチ
ルスチルベン、4,4’−ジヒドロキシ−3,3’−ジ
−t−ブチル−6,6’−ジメチルスチルベン等が挙げ
られ、なかでも3−t−ブチル−4,4′−ジヒドロキ
シ−3′,5,5′−トリメチルスチルベン、及び4,
4’−ジヒドロキシ−3,3’,5,5’−テトラメチ
ルスチルベンが好ましい。これらのスチルベン型フェノ
ール類は単独で用いても2種以上を組合わせて用いても
よい。上記一般式(VI)で示される硫黄原子含有エポキ
シ樹脂のなかでも、R1〜R8が水素原子、置換又は非置
換の炭素数1〜10のアルキル基及び置換又は非置換の
炭素数1〜10のアルコキシ基から選ばれるエポキシ樹
脂が好ましく、R1、R4、R5及びR8が水素原子で、R
2、R3、R6及びR7がアルキル基であるエポキシ樹脂が
より好ましく、R1、R4、R5及びR8が水素原子で、R
2及びR7がメチル基で、R3及びR6がt−ブチル基であ
るエポキシ樹脂がさらに好ましい。このような化合物と
しては、YSLV−120TE(新日鐵化学社製)等が市
販品として入手可能である。これらのエポキシ樹脂はい
ずれか1種を単独で用いても2種以上を組合わせて用い
てもよいが、その配合量は、その性能を発揮するために
エポキシ樹脂全量に対して合わせて20重量%以上とす
ることが好ましく、30重量%以上がより好ましく、5
0重量%以上とすることがさらに好ましい。
【0008】ノボラック型エポキシ樹脂としては、たと
えば下記一般式(VII)で示されるエポキシ樹脂等が挙
げられる。
【化10】 (ここで、Rは水素原子及び炭素数1〜10の置換又は
非置換の一価の炭化水素基から選ばれ、nは0〜10の
整数を示す。) 上記一般式(VII)で示されるノボラック型エポキシ樹
脂は、ノボラック型フェノール樹脂にエピクロルヒドリ
ンを反応させることによって容易に得られる。なかで
も、一般式(VII)中のRとしては、メチル基、エチル
基、プロピル基、ブチル基、イソプロピル基、イソブチ
ル基等の炭素数1〜10のアルキル基、メトキシ基、エ
トキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基等の炭素数1〜1
0のアルコキシル基が好ましく、水素原子又はメチル基
がより好ましい。nは0〜3の整数が好ましい。上記一
般式(VII)で示されるノボラック型エポキシ樹脂のな
かでも、オルトクレゾールノボラック型エポキシ樹脂が
好ましい。ノボラック型エポキシ樹脂を使用する場合、
その配合量は、その性能を発揮するためにエポキシ樹脂
全量に対して20重量%以上とすることが好ましく、3
0重量%以上がより好ましい。
【0009】ジシクロペンタジエン型エポキシ樹脂とし
ては、たとえば下記一般式(VIII)で示されるエポキシ
樹脂等が挙げられる。
【化11】 (ここで、R1及びR2は水素原子及び炭素数1〜10の
置換又は非置換の一価の炭化水素基からそれぞれ独立し
て選ばれ、nは0〜10の整数を示し、mは0〜6の整
数を示す。) 上記式(VIII)中のR1としては、たとえば、水素原
子、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、イソ
プロピル基、t−ブチル基等のアルキル基、ビニル基、
アリル基、ブテニル基等のアルケニル基、ハロゲン化ア
ルキル基、アミノ基置換アルキル基、メルカプト基置換
アルキル基などの炭素数1〜10の置換又は非置換の一
価の炭化水素基が挙げられ、なかでもメチル基、エチル
基等のアルキル基及び水素原子が好ましく、メチル基及
び水素原子がより好ましい。R2としては、たとえば、
水素原子、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル
基、イソプロピル基、t−ブチル基等のアルキル基、ビ
ニル基、アリル基、ブテニル基等のアルケニル基、ハロ
ゲン化アルキル基、アミノ基置換アルキル基、メルカプ
ト基置換アルキル基などの炭素数1〜10の置換又は非
置換の一価の炭化水素基が挙げられ、なかでも水素原子
が好ましい。ジシクロペンタジエン型エポキシ樹脂を使
用する場合、その配合量は、その性能を発揮するために
エポキシ樹脂全量に対して20重量%以上とすることが
好ましく、30重量%以上がより好ましい。
【0010】ナフタレン型エポキシ樹脂としてはたとえ
ば下記一般式(IX)で示されるエポキシ樹脂等が挙げら
れ、トリフェニルメタン型エポキシ樹脂としてはたとえ
ば下記一般式(X)で示されるエポキシ樹脂等が挙げら
れる。下記一般式(IX)で示されるナフタレン型エポキ
シ樹脂としては、l個の構成単位及びm個の構成単位を
ランダムに含むランダム共重合体、交互に含む交互共重
合体、規則的に含む共重合体、ブロック状に含むブロッ
ク共重合体が挙げられ、これらのいずれか1種を単独で
用いても、2種以上を組合わせて用いてもよい。また、
下記一般式(X)で示されるトリフェニルメタン型エポ
キシ樹脂としては特に制限はないが、サリチルアルデヒ
ド型エポキシ樹脂が好ましい。
【化12】 (ここで、R1〜R3は水素原子及び置換又は非置換の炭
素数1〜12の一価の炭化水素基から選ばれ、これらは
全てが同一でも異なっていてもよい。pは1又は0で、
l、mはそれぞれ0〜11の整数であって、(l+m)
が1〜11の整数でかつ(l+p)が1〜12の整数と
なるよう選ばれる。iは0〜3の整数、jは0〜2の整
数、kは0〜4の整数を示す。)
【化13】 (ここで、Rは水素原子及び炭素数1〜10の置換又は
非置換の一価の炭化水素基から選ばれ、nは1〜10の
整数を示す。) これらのエポキシ樹脂はいずれか1種を単独で用いても
両者を組合わせて用いてもよいが、その配合量は、その
性能を発揮するためにエポキシ樹脂全量に対して合わせ
て20重量%以上とすることが好ましく、30重量%以
上がより好ましく、50重量%以上とすることがさらに
好ましい。
【0011】上記のビフェニル型エポキシ樹脂、スチル
ベン型エポキシ樹脂、硫黄原子含有エポキシ樹脂、ノボ
ラック型エポキシ樹脂、ジシクロペンタジエン型エポキ
シ樹脂、ナフタレン型エポキシ樹脂及びトリフェニルメ
タン型エポキシ樹脂は、いずれか1種を単独で用いても
2種以上を組合わせて用いてもよいが、その配合量はエ
ポキシ樹脂全量に対して合わせて50重量%以上とする
ことが好ましく、60重量%以上がより好ましく、80
重量%以上がさらに好ましい。なかでも、ビフェニル型
エポキシ樹脂、スチルベン型エポキシ樹脂、硫黄原子含
有エポキシ樹脂、ノボラック型エポキシ樹脂及びジシク
ロペンタジエン型エポキシ樹脂及びノボラック型エポキ
シ樹脂の1種以上を用いることが好ましく、これらを併
用する場合は、ビフェニル型エポキシ樹脂、スチルベン
型エポキシ樹脂、硫黄原子含有エポキシ樹脂及びジシク
ロペンタジエン型エポキシ樹脂の総量/ノボラック型エ
ポキシ樹脂の重量比が9/1〜1/9であることが好ま
しく、9/1〜5/5がより好ましい。ビフェニル型エ
ポキシ樹脂、スチルベン型エポキシ樹脂、硫黄原子含有
エポキシ樹脂及びジシクロペンタジエン型エポキシ樹脂
の割合が多くなり過ぎると成形性が低下する傾向にあ
り、ノボラック型エポキシ樹脂の割合が多くなり過ぎる
と耐半田リフロー性が低下する傾向にある。
【0012】本発明において用いられる(B)硬化剤
は、封止用エポキシ樹脂成形材料に一般に使用されてい
るもので特に制限はないが、たとえば、フェノール、ク
レゾール、レゾルシン、カテコール、ビスフェノール
A、ビスフェノールF、フェニルフェノール、アミノフ
ェノール等のフェノール類及び/又はα−ナフトール、
β−ナフトール、ジヒドロキシナフタレン等のナフトー
ル類とホルムアルデヒド、ベンズアルデヒド、サリチル
アルデヒド等のアルデヒド基を有する化合物とを酸性触
媒下で縮合又は共縮合させて得られるノボラック型フェ
ノール樹脂、フェノール類及び/又はナフトール類とジ
メトキシパラキシレン又はビス(メトキシメチル)ビフ
ェニルから合成されるフェノール・アラルキル樹脂、ナ
フトール・アラルキル樹脂等のアラルキル型フェノール
樹脂、フェノール類及び/又はナフトール類とシクロペ
ンタジエンから共重合により合成される、ジクロペンタ
ジエン型フェノールノボラック樹脂、ナフトールノボラ
ック樹脂等のジクロペンタジエン型フェノール樹脂、テ
ルペン変性フェノール樹脂などが挙げられ、これらを単
独で用いても2種以上を組合わせて用いてもよい。なか
でも、難燃性の観点からはビフェニル型フェノール樹脂
が好ましく、耐半田リフロー性及び硬化性の観点からは
アラルキル型フェノール樹脂が好ましく、低吸湿性の観
点からはジシクロペンタジエン型フェノール樹脂が好ま
しく、耐熱性、低膨張率及び低そり性の観点からはトリ
フェニルメタン型フェノール樹脂が好ましく、硬化性の
観点からはノボラック型フェノール樹脂が好ましく、こ
れらのフェノール樹脂の少なくとも1種を含有している
ことが好ましい。
【0013】ビフェニル型フェノール樹脂としては、た
とえば下記一般式(XI)で示されるフェノール樹脂等が
挙げられる。
【化14】 上記式(XI)中のR1〜Rは全てが同一でも異なって
いてもよく、水素原子、メチル基、エチル基、プロピル
基、ブチル基、イソプロピル基、イソブチル基等の炭素
数1〜10のアルキル基、メトキシ基、エトキシ基、プ
ロポキシ基、ブトキシ基等の炭素数1〜10のアルコキ
シル基、フェニル基、トリル基、キシリル基等の炭素数
6〜10のアリール基、及び、ベンジル基、フェネチル
基等の炭素数6〜10のアラルキル基から選ばれ、なか
でも水素原子とメチル基が好ましい。nは0〜10の整
数を示す。上記一般式(XI)で示されるビフェニル型フ
ェノール樹脂としては、たとえばR1〜Rが全て水素
原子である化合物等が挙げられ、なかでも溶融粘度の観
点から、nが1以上の縮合体を50重量%以上含む縮合
体の混合物が好ましい。このような化合物としては、M
EH−7851(明和化成株式会社製商品名)が市販品
として入手可能である。ビフェニル型フェノール樹脂を
使用する場合、その配合量は、その性能を発揮するため
に硬化剤全量に対して30重量%以上とすることが好ま
しく、50重量%以上がより好ましく、60重量%以上
がさらに好ましい。
【0014】アラルキル型フェノール樹脂としては、た
とえばフェノール・アラルキル樹脂、ナフトール・アラ
ルキル樹脂等が挙げられ、下記一般式(XII)で示され
るフェノール・アラルキル樹脂が好ましく、一般式(XI
I)中のRが水素原子で、nの平均値が0〜8であるフ
ェノール・アラルキル樹脂がより好ましい。具体例とし
ては、p−キシリレン型フェノール・アラルキル樹脂、
m−キシリレン型フェノール・アラルキル樹脂等が挙げ
られる。これらのアラルキル型フェノール樹脂を用いる
場合、その配合量は、その性能を発揮するために硬化剤
全量に対して30重量%以上とすることが好ましく、5
0重量%以上がより好ましい。
【化15】 (ここで、Rは水素原子及び炭素数1〜10の置換又は
非置換の一価の炭化水素基から選ばれ、nは0〜10の
整数を示す。)
【0015】ジシクロペンタジエン型フェノール樹脂と
しては、たとえば下記一般式(XIII)で示されるフェノ
ール樹脂等が挙げられる。
【化16】 (ここで、R1及びR2は水素原子及び炭素数1〜10の
置換又は非置換の一価の炭化水素基からそれぞれ独立し
て選ばれ、nは0〜10の整数を示し、mは0〜6の整
数を示す。) ジシクロペンタジエン型フェノール樹脂を用いる場合、
その配合量は、その性能を発揮するために硬化剤全量に
対して30重量%以上とすることが好ましく、50重量
%以上がより好ましい。
【0016】トリフェニルメタン型フェノール樹脂とし
ては、たとえば下記一般式(XIV)で示されるフェノー
ル樹脂等が挙げられる。下記一般式(XIV)で示される
トリフェニルメタン型フェノール樹脂としては特に制限
はないが、たとえば、サリチルアルデヒド型フェノール
樹脂、o−ヒドロキシベンズアルデヒド型フェノール樹
脂、m−ヒドロキシベンズアルデヒド型フェノール樹脂
等が挙げられ、これらの1種を単独で用いても2種以上
を組合わせて用いてもよい。なかでもサリチルアルデヒ
ド型フェノール樹脂が好ましい。
【化17】 (ここで、Rは水素原子及び炭素数1〜10の置換又は
非置換の一価の炭化水素基から選ばれ、nは1〜10の
整数を示す。) トリフェニルメタン型フェノール樹脂を用いる場合、そ
の配合量は、その性能を発揮するために硬化剤全量に対
して30重量%以上とすることが好ましく、50重量%
以上がより好ましい。
【0017】ノボラック型フェノール樹脂としては、た
とえば下記一般式(XV)で示されるフェノール樹脂等の
フェノールノボラック樹脂、クレゾールノボラック樹
脂、ナフトールノボラック樹脂等が挙げられ、なかでも
フェノールノボラック樹脂が好ましい。フェノールノボ
ラック樹脂としては、たとえば、下記一般式(XV)で示
されるフェノールノボラック樹脂等が挙げられ、一般式
(XV)中のRが水素原子で、nの平均値が0〜8である
フェノールノボラック樹脂が好ましい。また、たとえば
下記一般式(XVI)で示される芳香族炭化水素変性フェ
ノールノボラック樹脂も用いることができる。
【化18】 (ここで、Rは水素原子及び炭素数1〜10の置換又は
非置換の一価の炭化水素基から選ばれ、nは1〜10の
整数を示す。)
【化19】 (ここで、R1は水素原子又は炭素数1〜6のアルキル
基、R2はメチル基置換芳香族炭化水素基、iは0〜3
の整数、mは1〜10の整数、nは0〜10の整数を示
す。) 上記一般式(XVI)で示されるフェノールノボラック樹
脂としては、m個の構成単位(x)及びn個の構成単位
(y)をランダムに含むもの、交互に含むもの、規則的
に含むもの、ブロック状に含むもののいずれか1種又は
2種以上の混合物が挙げられるが、両末端又は片末端が
フェノール骨格以外の芳香族炭化水素のものを含んでい
てもよい。なかでも、構成単位(x)のブロック重合体
と構成単位(y)のブロック重合体をランダムに含むも
のを主成分とするフェノールノボラック樹脂が好まし
い。
【化20】 上記一般式(XVI)中のR1は、水素原子又はメチル基、
エチル基、プロピル基、ブチル基、イソプロピル基、イ
ソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、
ペンチル基、ヘキシル基、シクロヘキシル基等の炭素数
1〜6のアルキル基から選ばれ、なかでも水素原子及び
メチル基が好ましい。また、R2はメチルフェニレン
基、ジメチルフェニレン基、トリメチルフェニレン基、
テトラメチルフェニレン基、メチルエチルフェニレン
基、ジメチルエチルフェニレン基、メチルジエチルフェ
ニレン基、メチルナフチレン基、ジメチルナフチレン
基、メチルエチルナフチレン基、メチルジエチルナフチ
レン基、ジメチルエチルナフチレン基等のメチル基置換
芳香族炭化水素基から選ばれ、なかでもメチル基置換フ
ェニレン基がより好ましく、ジメチルフェニレン基がさ
らに好ましい。また、上記一般式(XVI)中のmは1〜
10の整数を示し、1〜8が好ましく、1〜5がより好
ましい。nは0〜10の整数を示し、0〜8が好まし
く、0〜5がより好ましい。上記一般式(XVI)で示さ
れるフェノールノボラック樹脂のなかでも、平均核体
数、すなわちm+n+2の平均値が2〜10のものが好
ましく、2〜6のものがより好ましい。上記一般式(XV
I)で示されるフェノールノボラック樹脂は、構成単位
(x)と構成単位(y)との共重合物であるが、その共
重合モル比m/(n+2)は特に制限はないが、エポキ
シ樹脂硬化物の耐熱性や強度向上観点から、平均値が1
0/1〜1/10が好ましく、4/1〜1/4がより好
ましく、3/1〜1/3がさらに好ましい。また、硬化
性及び流動性の観点からは、iが0であるフェノール変
性キシレン樹脂が好ましい。ノボラック型フェノール樹
脂を用いる場合、その配合量は、その性能を発揮するた
めに硬化剤全量に対して30重量%以上とすることが好
ましく、50重量%以上がより好ましい。
【0018】上記のビフェニル型フェノール樹脂、アラ
ルキル型フェノール樹脂、ジシクロペンタジエン型フェ
ノール樹脂、トリフェニルメタン型フェノール樹脂及び
ノボラック型フェノール樹脂は、いずれか1種を単独で
用いても2種以上を組合わせて用いてもよいが、その配
合量は硬化剤全量に対して合わせて60重量%以上とす
ることが好ましく、80重量%以上がより好ましい。
【0019】(A)エポキシ樹脂と(B)硬化剤との当
量比、すなわち、エポキシ樹脂中のエポキシ基数に対す
る硬化剤中の水酸基数の比(硬化剤中の水酸基数/エポ
キシ樹脂中のエポキシ基数)は、特に制限はないが、そ
れぞれの未反応分を少なく抑えるために0.5〜2の範
囲に設定されることが好ましく、0.6〜1.3がより
好ましい。成形性及び耐半田リフロー性に優れる封止用
エポキシ樹脂成形材料を得るためには0.8〜1.2の
範囲に設定されることがさらに好ましい。
【0020】本発明で用いられる(C)ケチミノ基を有
するシランカップリング剤としては、ケチミノ基を有し
ていれば特に制限はないが、下記一般式(I)で示され
る化合物を含有することが好ましい。
【化21】 (ここで、R、Rは水素原子、置換又は非置換の炭
素数1〜10のアルキル基及び置換又は非置換の炭素数
6〜18のアリール基を示し、同一でも異なっていても
よい。ただし、全てが水素原子の場合を除く。Rは炭
素数1〜10の2価の有機基、Rは炭素数1〜6の炭
化水素基、Rは水素原子又は炭素数1〜6の炭化水素
基を示し、nは1〜3の整数を示す。) 上記一般式(I)において、R、Rとしては水素原
子、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペン
チル基、ヘキシル基、ヘプチル基、シクロヘキシル基、
オクチル基、ノニル基、デシル基、イソプロピル基、イ
ソブチル基、イソペンチル基、t−ブチル基等の炭素数
1〜10のアルキル基、フェニル基、トリル基等の炭素
数6〜18のアリール基、及びこれらにアルキル基、ア
リール基、ハロゲン原子等が置換したベンジル基、フェ
ニルエチル基等のアラルキル基などの置換アルキル基、
置換アリール基などが挙げられ、なかでも、Rが水素
原子、炭素数1〜4のアルキル基又はフェニル基で、R
が炭素数1〜4のアルキル基、フェニル基又は炭素数
7〜10のアラルキル基であることが好ましい。R
してはメチレン基、エチレン基、プロピレン基、ブチレ
ン基、ペンチレン基、へキシレン基、ヘプチレン基、オ
クチレン基、ノニレン基、デシレン基等のアルキレン
基、フェニレン基、メチルフェニレン基、トリメチルフ
ェニレン基、テトラメチルフェニレン基、エチルフェニ
レン基、ジエチルフェニレン基等のアリーレン基やアル
キレンアリーレン基、窒素原子を介して結合されたアル
キレン基等の炭素数1〜10の2価の有機基が挙げら
れ、成形性又は流動性の観点からは炭素数3〜6のアル
キレン基が好ましい。R、Rとしては、メチル基、
エチル基、プロピル基、ブチル基、イソプロピル基、t
−ブチル基等のアルキル基、ビニル基、アリル基、プロ
ペニル基、ブテニル基等のアルケニル基などの炭素数1
〜6の炭化水素基が挙げられ、なかでも炭素数1〜6の
アルキル基が好ましく、成形性又は接着性の観点からは
メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基等の炭素数
1〜4のアルキル基がより好ましい。また、nは1〜3
の整数を示すが、接着性の観点からは2又は3が好まし
く、3がより好ましい。
【0021】上記一般式(I)で示される化合物として
は、たとえば、下記構造式(II)、(III)、(XVII)
〜(XXXXXXXIV)で示される化合物等が挙げられる。接
着性又は流動性の観点からは下記構造式(II)及び/又
は(III)で示される化合物をシランカップリング剤に
含有していることが好ましい。
【化22】
【0022】
【化23】
【0023】
【化24】
【0024】
【化25】
【0025】
【化26】
【0026】
【化27】
【0027】上記一般式(I)で示されるシランカップ
リング剤の製造方法としては特に制限はないが、たとえ
ば、下記一般式(a)で示される化合物と下記一般式
(b)で示されるヒドロシランとを遷移金属化合物を触
媒としてヒドロシリル化反応させる方法、下記一般式
(c)で示される化合物に下記一般式(d)で示される
化合物を80〜170℃の加熱下で導入して反応させた
後、未反応化合物と水を共沸留去する方法等が挙げられ
る。また、市販品を用いてもよい。
【化28】 (ここで、式(a)〜(d)中のR、Rは水素原
子、置換又は非置換の炭素数1〜10のアルキル基及び
置換又は非置換の炭素数6〜18のアリール基を示し、
同一でも異なっていてもよい。ただし、全てが水素原子
の場合を除く。Rは炭素数1〜10の2価の有機基、
は炭素数1〜6の炭化水素基、Rは水素原子又は
炭素数1〜6の炭化水素基を示し、nは1〜3の整数を
示す。)
【0028】本発明の封止用エポキシ樹脂成形材料に
は、上記(C)ケチミノ基を有するシランカップリング
剤以外に従来公知のカップリング剤を併用してもよい。
たとえば、ビニルトリクロロシラン、ビニルトリエトキ
シシラン、ビニルトリス(β−メトキシエトキシ)シラ
ン、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、
β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメ
トキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシ
シラン、ビニルトリアセトキシシラン、γ−メルカプト
プロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリ
エトキシシラン、γ−[ビス(β−ヒドロキシエチル)]
アミノプロピルトリエトキシシラン、N−β−(アミノ
エチル)−γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、N
−(トリメトキシシリルプロピル)エチレンジアミン、
メチルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラ
ン、フェニルトリメトキシシラン、フェニルトリエトキ
シシラン、N−β−(N−ビニルベンジルアミノエチ
ル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−ク
ロロプロピルトリメトキシシラン、ヘキサメチルジシラ
ン、γ−アニリノプロピルトリメトキシシラン、ビニル
トリメトキシシラン等のシラン系カップリング剤、イソ
プロピルトリイソステアロイルチタネート、イソプロピ
ルトリス(ジオクチルパイロホスフェート)チタネー
ト、イソプロピルトリ(N−アミノエチル−アミノエチ
ル)チタネート、テトラオクチルビス(ジトリデシルホ
スファイト)チタネート、テトラ(2,2−ジアリルオ
キシメチル−1−ブチル)ビス(ジトリデシル)ホスフ
ァイトチタネート、ビス(ジオクチルパイロホスフェー
ト)オキシアセテートチタネート、ビス(ジオクチルパ
イロホスフェート)エチレンチタネート、イソプロピル
トリオクタノイルチタネート、イソプロピルジメタクリ
ルイソステアロイルチタネート、イソプロピルイソステ
アロイルジアクリルチタネート、イソプロピルトリ(ジ
オクチルホスフェート)チタネート、イソプロピルトリ
クミルフェニルチタネート、テトライソプロピルビス
(ジオクチルホスファイト)チタネート等のチタネート
系カップリング剤、アルミニウムキレート類、アルミニ
ウム/ジルコニウム系化合物などが挙げられ、これらの
1種又は2種以上を組合わせて用いることできる。これ
らのカップリング剤を併用する場合、(C)ケチミノ基
を有するシランカップリング剤の配合量は、カップリン
グ剤全量に対して60重量%以上とすることが好まし
く、80重量%以上がより好ましい。
【0029】(C)ケチミノ基を有するシランカップリ
ング剤を含む全カップリング剤の配合量は特に制限はな
いが、(D)無機充填剤に対して0.01〜2.0重量
%が好ましく、0.1〜1.6重量%がより好ましい。
0.01重量%未満では発明の効果が小さくなる傾向が
あり、2.0重量%を超えると成形性が低下する傾向が
ある。
【0030】本発明に用いられる(D)無機充填剤とし
ては、特に限定はないが、溶融シリカ、結晶シリカ、ア
ルミナ、ジルコン、珪酸カルシウム、炭酸カルシウム、
チタンさんカリウム、炭化珪素、窒化珪素、窒化アル
ミ、窒化ホウ素、ベリリア、ジルコニア、ジルコン、フ
ォステライト、ステアタイト、スピネル、ムライト、チ
タニア等の粉体、又はこれらを球形化したビーズ、ガラ
ス繊維等が挙げられ、これらの1種を単独で用いても2
種以上を組合わせて用いてもよい。なかでも、線膨張係
数低減の観点からは溶融シリカが、高熱伝導性の観点か
らはアルミナが好ましい。無機充填剤の形状は、成形時
の流動性又は金型磨耗性の観点からは球形又は球状に近
い形が好ましい。(D)無機充填剤の配合量は、成形
性、吸湿性、線膨張係数の低減及び強度向上の観点から
封止用エポキシ樹脂成形材料に対して60重量%以上が
好ましく、70〜95重量%がより好ましく、75〜9
2重量%がさらに好ましい。60重量%未満では耐半田
リフロー性が低下する傾向があり、95重量%を超える
と流動性が不十分となる傾向がある。
【0031】本発明のエポキシ樹脂成形材料には、必要
に応じて硬化促進剤を用いることができる。硬化促進剤
としては、封止用エポキシ樹脂成形材料で一般に使用さ
れているもので特に限定はないが、たとえば、1,8−
ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデセン−7、1,5
−ジアザビシクロ[4.3.0]ノネン−5、5,6−
ジブチルアミノ−1,8−ジアザビシクロ[5.4.
0]ウンデセン−7等のシクロアミジン化合物及びこれ
らの化合物に無水マレイン酸、1,4−ベンゾキノン、
2,5−トルキノン、1,4−ナフトキノン、2,3−
ジメチルベンゾキノン、2,6−ジメチルベンゾキノ
ン、2,3−ジメトキシ−5−メチル−1,4ベンゾキ
ノン、2,3−ジメトキシ−1,4−ベンゾキノン、フ
ェニル−1,4−ベンゾキノン等のキノン化合物、ジア
ゾフェニルメタン、フェノール樹脂等のπ結合をもつ化
合物を付加してなる分子内分極を有する化合物、ベンジ
ルジメチルアミン、トリエタノールアミン、ジメチルア
ミノエタノール、トリス(ジメチルアミノメチル)フェ
ノール等の三級アミン類及びこれらの誘導体、2−メチ
ルイミダゾール、2−フェニルイミダゾール、2―フェ
ニル−4−メチルイミダゾール、2−ヘプタデシルイミ
ダゾール等のイミダゾール類及びこれらの誘導体、トリ
ブチルホスフィン、メチルジフェニルホスフィン、トリ
フェニルホスフィン、トリス(4−メチルフェニル)ホ
スフィン、ジフェニルホスフィン、フェニルホスフィン
等の有機ホスフィン類及びこれらのホスフィン類に無水
マレイン酸、上記キノン化合物、ジアゾフェニルメタ
ン、フェノール樹脂等のπ結合をもつ化合物を付加して
なる分子内分極を有するリン化合物、テトラフェニルホ
スホニウムテトラフェニルボレート、テトラフェニルホ
スホニウムエチルトリフェニルボレート、テトラブチル
ホスホニウムテトラブチルボレート等のテトラ置換ホス
ホニウム・テトラ置換ボレート、2−エチル−4−メチ
ルイミダゾール・テトラフェニルボレート、N−メチル
モルホリン・テトラフェニルボレート等のテトラフェニ
ルボロン塩及びこれらの誘導体などが挙げられ、これら
の1種を単独で用いても2種以上組み合わせて用いても
よい。なかでも、硬化性及び流動性の観点からは第三ホ
スフィンとキノン化合物との付加物が好ましく、保存安
定性の観点からはシクロアミジン化合物とフェノール樹
脂との付加物が好ましく、ジアザビシクロウンデセンの
フェノールノボラック樹脂塩がより好ましい。これらの
硬化促進剤の配合量は硬化促進剤全量に対して合わせて
60重量%以上が好ましく、80重量%以上がより好ま
しい。第三ホスフィンとキノン化合物との付加物に用い
られる第三ホスフィンとしては特に制限はないが、たと
えば、ジブチルフェニルホスフィン、ブチルジフェニル
ホスフィン、エチルジフェニルホスフィン、トリフェニ
ルホスフィン、トリス(4−メチルフェニル)ホスフィ
ン、トリス(4−エチルフェニル)ホスフィン、トリス
(4−プロピルフェニル)ホスフィン、トリス(4−ブ
チルフェニル)ホスフィン、トリス(イソプロピルフェ
ニル)ホスフィン、トリス(t−ブチルフェニル)ホス
フィン、トリス(2,4−ジメチルフェニル)ホスフィ
ン、トリス(2,6−ジメチルフェニル)ホスフィン、
トリス(2,4,6−トリメチルフェニル)ホスフィン、
トリス(2,6−ジメチル−4−エトキシフェニル)ホ
スフィン、トリス(4−メトキシフェニル)ホスフィ
ン、トリス(4−エトキシフェニル)ホスフィン等のア
リール基を有する第三ホスフィンが挙げられ、成形性の
点からはトリフェニルホスフィンが好ましい。また、第
三ホスフィンとキノン化合物との付加物に用いられるキ
ノン化合物としては特に制限はないが、たとえば、o−
ベンゾキノン、p−ベンゾキノン、ジフェノキノン、
1,4−ナフトキノン、アントラキノン等が挙げられ、
耐湿性又は保存安定性の観点からはp−ベンゾキノンが
好ましい。
【0032】硬化促進剤の配合量は、硬化促進効果が達
成される量であれば特に限定されるものではないが、
(A)エポキシ樹脂と(B)硬化剤の合計量100重量
部に対して0.1〜10重量部が好ましく、0.3〜5
重量部がより好ましい。0.1重量部未満では短時間で
硬化させることが困難となり、10重量部を超えると硬
化速度が早すぎて良好な成形品が得られない傾向があ
る。
【0033】本発明の封止用エポキシ樹脂成形材料に
は、封止される素子を備える電子部品装置の耐湿性を向
上させる観点から、必要に応じて陰イオン交換体をさら
に配合することができる。ここで問題とする耐湿性とは
ICパッケージ等の電子部品装置の耐湿信頼性であり、
特にバイアス型高温高湿試験、HAST(Highly Accel
erated Humidity and Stress Test)などの電圧印加下
での耐湿性試験が対象である。これらの耐湿性試験で発
生する不良モードは殆どがICの素子上に形成されてい
るアルミ配線の腐食による断線であるが、本発明の
(A)成分のエポキシ樹脂、(B)成分の硬化剤、
(C)成分のシランカップリング剤、(D)成分の無機
充填剤の組合せからなるエポキシ樹脂成形材料を使用す
ることで良好な耐湿信頼性を得ることができる。しか
し、更に優れた電圧印加型の耐湿性を得るためには陰イ
オン交換体の添加が有効である。電圧印加型耐湿試験の
場合は陽極側のアルミ配線が特に腐食しやすく、この原
因としては以下の現象が考えられる。陽極側の配線また
はボンディングパッドは水分が存在する場合、水の電気
分解により発生する酸素により陽極酸化を受け、表面に
安定な酸化アルミの皮膜が形成されるためアルミ腐食は
進行しないはずである。しかし、微量でも塩素などのハ
ロゲンイオンが存在すると酸化アルミ膜を可溶化するた
め、下地のアルミが溶解する孔食腐食となる。この陽極
側の孔食腐食は陰極側の粒界腐食と比較し進行が速いた
め、電圧印加型耐湿試験では陽極側のアルミ配線腐食が
先に進行し不良となる。そこで、陽極側の腐食を防止す
るためには微量のハロゲンイオンを捕捉できる陰イオン
交換体の添加が有効になる。
【0034】陰イオン交換体としては特に制限はなく、
従来公知のものを用いることができるが、たとえば、ハ
イドロタルサイト類や、マグネシウム、アルミニウム、
チタン、ジルコニウム及びビスマスから選ばれる元素の
含水酸化物等が挙げられ、これらを単独で用いても2種
以上を組合わせて用いてもよい。なかでも、下記組成式
(XXXXXXXV)で示されるハイドロタルサイトが好まし
い。
【化29】 Mg1-XAlX(OH)2(CO3X/2・mH2O ……(XXXXXXXV) (0<x≦0.5、mは正の数) 陰イオン交換体の配合量は、ハロゲンイオンなどの陰イ
オンを捕捉できる十分量であれば特に限定されるもので
はないが、(A)エポキシ樹脂100重量部対して、
0.1〜30重量部が好ましく、1〜5重量部がより好
ましい。
【0035】本発明の封止用エポキシ樹脂成形材料に
は、接着性をより向上させるために、必要に応じて接着
促進剤を用いることができる。接着促進剤としては、た
とえば、イミダゾール、トリアゾール、テトラゾール、
トリアジン等の誘導体、アントラニル酸、没食子酸、マ
ロン酸、リンゴ酸、マレイン酸、アミノフェノール、キ
ノリン等及びこれらの誘導体、脂肪族酸アミド化合物、
ジチオカルバミン酸塩、チアジアゾール誘導体などが挙
げられ、これらの1種を単独で用いても2種類以上を組
合わせて用いてもよい。
【0036】本発明の封止用エポキシ樹脂成形材料に
は、必要に応じて離型剤を用いてもよい。離型剤として
は、酸化型又は非酸化型のポリオレフィンを(A)エポ
キシ樹脂100重量部に対して0.01〜10重量部用
いることが好ましく、0.1〜5重量部用いることがよ
り好ましい。0.01重量部未満では離型性が不十分と
なる傾向があり、10重量部を超えると接着性が低下す
る傾向がある。酸化型又は非酸化型のポリオレフィンと
しては、ヘキスト株式会社製H4やPE、PEDシリー
ズ等の数平均分子量が500〜10000程度の低分子
量ポリエチレンなどが挙げられる。また、これ以外の離
型剤としては、たとえばカルナバワックス、モンタン酸
エステル、モンタン酸、ステアリン酸等が挙げられ、こ
れらの1種を単独で用いても2種以上組合わせて用いて
もよい。酸化型又は非酸化型のポリオレフィンに加えて
これら他の離型剤を併用する場合、その配合量は(A)
エポキシ樹脂100重量部に対して0.l〜10重量部
が好ましく、0.5〜3重量部がより好ましい。
【0037】本発明の封止用エポキシ樹脂成形材料に
は、ブロム化エポキシ樹脂、三酸化アンチモン、リン酸
エステル、赤リン等の燐化合物、メラミン、メラミンシ
アヌレート、メラミン変性フェノール樹脂、グアナミン
変性フェノール樹脂、トリアジン環を有する化合物、シ
アヌル酸誘導体、イソシアヌル酸誘導体等の含窒素化合
物、シクロホスファゼン等の燐/窒素含有化合物などの
従来公知の難燃剤を必要に応じて添加することができ
る。これらの難燃剤は、1種を単独で用いても2種以上
を組合わせて用いてもよい。難燃剤の配合量は特に制限
はないが、(A)エポキシ樹脂100重量部に対して1
〜30重量部が好ましく、2〜15重量部がより好まし
い。水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、硼酸亜
鉛、酸化亜鉛、硼酸亜鉛、酸化鉄、酸化モリブデン、モ
リブデン酸亜鉛、ジシクロペンタジエニル鉄、フェロセ
ン、下記組成式(XXXXXXXVII)で示される化合物等の複
合金属水酸化物などの金属化合物も、難燃剤として用い
ることができる。
【化30】 m(M1 ab)・n(M2 cd)・h(H2O) (XXXXXXXVII) (ここで、M1及びM2は互いに異なる金属元素を示し、
a、b、c、d、m、n及びhは正の数を示す。) 上記組成式(XXXXXXXVII)中のM1及びM2は互いに異な
る金属元素であれば特に制限はないが、難燃性の観点か
らは、M1とM2が同一とならないようにM1が第3周期
の金属元素、IIA族のアルカリ土類金属元素、IVB族、
VIII族、IB族、IIB族、IIIA族及びIVA族に属する
金属元素から選ばれ、M2がIIIB〜IIB族の遷移金属元
素から選ばれるのが好ましく、M1がマグネシウム、カ
ルシウム、アルミニウム、スズ、チタン、鉄、コバル
ト、ニッケル、銅及び亜鉛から選ばれ、M2が鉄、コバ
ルト、ニッケル、銅及び亜鉛から選ばれるのがより好ま
しい。流動性の観点からは、M1がマグネシウム、M2
亜鉛又はニッケルであるのが好ましく、M1がマグネシ
ウムでM2が亜鉛であるのがより好ましい。M1 ab及び
2 cdのモル比m/nは、特に制限はないが、m/n
が99/1〜50/50であることが好ましい。なお、
金属元素とは、半金属元素といわれるものも含めるもの
とし、非金属元素を除く全ての元素をさす。金属元素の
分類は、典型元素をA亜族、遷移元素をB亜族とする長
周期型の周期表(出典:共立出版株式会社発行「化学大
辞典4」1987年2月15日縮刷版第30刷)に基づ
いた。複合金属水酸化物の形状は特に制限はないが、流
動性の観点からは、平板状より、適度の厚みを有する多
面体形状が好ましい。複合金属水酸化物は、金属水酸化
物と比較して多面体状の結晶が得られやすい。金属化合
物を難燃剤として用いる場合、その配合量は特に制限は
ないが、封止用エポキシ樹脂成形材料に対して0.5〜
20重量%が好ましく、0.7〜15重量%がより好ま
しく、1.4〜12重量%がさらに好ましい。0.5重
量%未満では難燃性が不十分となる傾向があり、20重
量%を超えると流動性及び耐リフロー性が低下する傾向
がある。また、本発明の封止用エポキシ樹脂成形材料に
は、カーボンブラック、有機染料、有機顔料、酸化チタ
ン、鉛丹、ベンガラ等の着色剤を用いても良い。さら
に、その他の添加剤として、シリコーンオイルやシリコ
ーンゴム粉末等の応力緩和剤等を必要に応じて配合する
ことができる。
【0038】本発明の封止用エポキシ樹脂成形材料は、
各種成分を均一に分散混合できるのであれば、いかなる
手法を用いても調製できるが、一般的な手法として、所
定の配合量の成分をミキサー等によって十分混合した
後、ミキシングロール、押出機等によって溶融混練した
後、冷却、粉砕する方法を挙げることができる。例え
ば、上述した成分の所定量を均一に撹拌、混合し、予め
70〜140℃に加熱してあるニーダー、ロール、エク
ストルーダーなどで混練、冷却し、粉砕するなどの方法
で得ることができる。成形条件に合うような寸法及び重
量でタブレット化すると使いやすい。
【0039】本発明で得られる封止用エポキシ樹脂成形
材料により封止した素子を備えた電子部品装置として
は、リードフレーム、配線済みのテープキャリア、配線
板、ガラス、シリコンウエハ等の支持部材に、半導体チ
ップ、トランジスタ、ダイオード、サイリスタ等の能動
素子、コンデンサ、抵抗体、コイル等の受動素子等の素
子を搭載し、必要な部分を本発明の封止用エポキシ樹脂
成形材料で封止した、電子部品装置などが挙げられる。
このような電子部品装置としては、たとえば、リードフ
レーム上に半導体素子を固定し、ボンディングパッド等
の素子の端子部とリード部をワイヤボンディングやバン
プで接続した後、本発明の封止用エポキシ樹脂成形材料
を用いてトランスファ成形等により封止してなる、DI
P(Dual Inline Package)、PLCC(Plastic Leade
d Chip Carrier)、QFP(Quad Flat Package)、S
OP(Small Outline Package)、SOJ(Small Outli
ne J-lead package)、TSOP(Thin Small Outline
Package)、TQFP(Thin Quad Flat Package)等の
一般的な樹脂封止型IC、テープキャリアにバンプで接
続した半導体チップを、本発明の封止用エポキシ樹脂成
形材料で封止したTCP(Tape Carrier Package)、配
線板やガラス上に形成した配線に、ワイヤボンディン
グ、フリップチップボンディング、はんだ等で接続した
半導体チップ、トランジスタ、ダイオード、サイリスタ
等の能動素子及び/又はコンデンサ、抵抗体、コイル等
の受動素子を、本発明の封止用エポキシ樹脂成形材料で
封止したCOB(Chip On Board)モジュール、ハイブ
リッドIC、マルチチップモジュール、裏面に配線板接
続用の端子を形成した有機基板の表面に素子を搭載し、
バンプまたはワイヤボンディングにより素子と有機基板
に形成された配線を接続した後、本発明の封止用エポキ
シ樹脂成形材料で素子を封止したBGA(Ball Grid Ar
ray)、CSP(Chip Size Package)などが挙げられ
る。また、プリント回路板にも本発明の封止用エポキシ
樹脂成形材料は有効に使用できる。
【0040】本発明の封止用エポキシ樹脂成形材料を用
いて素子を封止する方法としては、低圧トランスファ成
形法が最も一般的であるが、インジェクション成形法、
圧縮成形法等を用いてもよい。
【0041】
【実施例】次に実施例により本発明を説明するが、本発
明の範囲はこれらの実施例に限定されるものではない。
【0042】合成例:芳香族炭化水素変性フェノールノ
ボラック樹脂の合成 キシレン及びホルムアルデヒドを原料に、硫酸を触媒に
合成したキシレンホルムアルデヒド樹脂(粘度5.4P
a・s/25℃)1500gに、フェノール2216
g、p−トルエンスルホン酸0.6gを加え、110℃
で1時間反応させた。その後80℃に冷却し、ホルマリ
ン400g、蓚酸12gを加えて105℃で2時間反応
させた。次いで、160℃で減圧濃縮して、ICIコー
ンプレート粘度法による150℃における溶融粘度0.
22Pa・s、軟化点85℃、水酸基当量164、GP
Cから求めた数平均分子量420の下記一般式(XXXXXX
XVI)で示されるキシレン変性フェノールノボラック樹
脂(GPCから求めた平均核体数m+n+2=3.9
2、共重合比m/(n+2)=0.53)を得た。
【化31】
【0043】実施例1〜31、比較例1〜32 エポキシ樹脂としてエポキシ当量200、軟化点67℃
のオルソクレゾールノボラック型エポキシ樹脂(エポキ
シ樹脂1、住友化学工業株式会社製商品名ESCN−1
90)、エポキシ当量210、融点120℃のスチルベ
ン型エポキシ樹脂(エポキシ樹脂2、住友化学工業株式
会社製商品名ESLV−210)、エポキシ当量19
6、融点106℃のビフェニル型エポキシ樹脂(エポキ
シ樹脂3、油化シェルエポキシ株式会社製商品名YX−
4000H)、エポキシ当量375、軟化点80℃、臭
素含有量48重量%のビスフェノールA型ブロム化エポ
キシ樹脂(エポキシ樹脂4)、エポキシ当量242、融
点118℃の硫黄原子含有エポキシ樹脂(エポキシ樹脂
5、新日本製鐵化学株式会社製商品名YSLV−120
TE)、エポキシ当量264、軟化点64℃のジシクロ
ペンタジエン型エポキシ樹脂(エポキシ樹脂6、大日本
インキ化学工業株式会社製商品名HP−7200)、エ
ポキシ当量217、軟化点72℃のナフタレン型エポキ
シ樹脂(エポキシ樹脂7、日本化薬株式会社製商品名N
C−7300)、エポキシ当量170、軟化点65℃の
トリフェニルメタン型エポキシ樹脂(エポキシ樹脂8、
日本化薬株式会社製商品名EPPN−502H)、硬化
剤として水酸基当量176、軟化点70℃のフェノール
・アラルキル樹脂(硬化剤1、三井化学株式会社製商品
名ミレックスXL−225)、水酸基当量106、軟化
点64℃のフェノールノボラック樹脂(硬化剤2、明和
化成株式会社製商品名H−4)、上記合成例で得られた
キシレン変性フェノールノボラック樹脂(硬化剤3)、
水酸基当量199、軟化点89℃のビフェニル型フェノ
ール樹脂(硬化剤4、明和化成株式会社製商品名MEH
−7851)、水酸基当量170、軟化点93℃のジシ
クロペンタジエン型フェノール樹脂(硬化剤5、日本石
油化学株式会社製商品名DPP)、水酸基当量104、
軟化点83℃のトリフェニルメタン型フェノール樹脂
(硬化剤6、明和化成株式会社製商品名MEH−750
0)、カップリング剤として下記構造式(II)で表され
るシランカップリング剤(シランカップリング剤1)、
下記構造式(III)で表されるシランカップリング剤
(シランカップリング剤2)、γ−アミノプロピルトリ
エトキシシラン(シランカップリング剤3、日本ユニカ
ー株式会社製商品名A−1100)、γ−グリシドキシ
プロピルトリメトキシシラン(シランカップリング剤
4、日本ユニカー株式会社製商品名A−187)、硬化
促進剤としてトリフェニルホスフィンとp−ベンゾキノ
ンとのベタイン型付加物、無機充填剤として平均粒径1
7.5μm、比表面積3.8m/gの球状溶融シリ
カ、その他の添加成分としてカルナバワックス、三酸化
アンチモン、縮合型の燐酸エステル(難燃剤1、大八化
学株式会社製商品名PX−200)、水酸化マグネシウ
ム(難燃剤2、協和化学工業株式会社製商品名キスマ5
A)、カーボンブラックを、表1〜6に示す重量部で配
合し、混練温度80℃、混練時間15分の条件でロール
混練を行い、実施例1〜31及び比較例1〜32の封止
用エポキシ樹脂成形材料を作製した。
【化32】
【0044】
【表1】
【0045】
【表2】
【0046】
【表3】
【0047】
【表4】
【0048】
【表5】
【0049】
【表6】
【0050】実施例及び比較例の封止用エポキシ樹脂成
形材料を、次の(1)〜(9)の各種特性試験により評
価した。評価結果を7〜12に示す。なお、封止用エポ
キシ樹脂成形材料の成形は、トランスファー成形機によ
り、金型温度180℃、成形圧力6.9MPa、硬化時
間90秒の条件で行った。また、後硬化は180℃で5
時間行った。 (1)スパイラルフロー EMMI−1−66に準じたスパイラルフロー測定用金
型を用いて、封止用エポキシ樹脂成形材料を上記条件で
成形し、流動距離(cm)を求めた。 (2)熱時硬度 封止用エポキシ樹脂成形材料を上記条件で直径50mm
×厚さ3mmの円板に成形し、成形後直ちにショアD型
硬度計を用いて測定した。 (3)吸湿時熱時硬度 25℃/50%RHの条件で72時間放置後の封止用エ
ポキシ樹脂成形材料を用いて上記(2)と同様にして熱
時硬度を測定した。 (4)接着保持率 上記条件で30μmのアルミ箔上に封止用エポキシ樹脂
成形材料を成形、後硬化して試験片を作製し、PCT処
理(121℃、0.2MPa、100時間)前後で試験
片の90度方向のピール強度(N/m)を測定し、接着
保持率(%)=PCT処理後アルミピール強度/PCT
処理前アルミピール強度×100で評価した。 (5)耐半田リフロー性 42アロイリードフレーム上に8×10mmのシリコー
ンチップを搭載した外形寸法20×14×2mmの80
ピンフラットパッケージを、封止用エポキシ樹脂成形材
料を用いて上記条件で成形、後硬化して作製し、85℃
/85%RHで、48〜96hの所定時間吸湿させ、ベ
ーパーフェーズリフロー装置により215℃、90秒の
条件でリフロー処理を行って、クラックの発生の有無を
観察し、試験パッケージ数(10)に対するクラック発
生パッケージ数で評価した。 (6)耐湿性 線幅10μm、厚さ1μmのアルミ配線を施した6×6
×0.4mmのテスト用シリコーンチップを搭載した外
形寸法19×14×2.7mmのSOP28ピンパッケ
ージを、封止用エポキシ樹脂成形材料を用いて上記条件
で成形、後硬化して作製し、前処理を行った後、加湿し
て所定時間毎にアルミ配線腐食による断線不良を調べ、
試験パッケージ数(10)に対する不良パッケージ数で
評価した。なお、前処理は85℃、85%RH、72時
間の条件で加湿後、215℃、90秒間のベーパーフェ
ーズリフロー処理を行った。その後の加湿は121℃、
0.2MPaの条件で行った。 (7)吸水率 上記(2)で成形した円板を上記条件で後硬化し、85
℃、85%RHの条件下で72時間放置し、放置前後の
重量変化を測定して吸水率を評価した。 (8)難燃性 厚さ1/16インチの試験片を成形する金型を用いて、
封止用エポキシ樹脂成形材料を上記条件で成形して後硬
化を行い、UL−94試験法に従って難燃性を評価し
た。 (9)ガラス転移温度(Tg) 上記条件で19mm×3mm×3mmの形状に封止用エ
ポキシ樹脂成形材料を成形、後硬化して試験片を作製
し、理学電気株式会社製の熱機械分析装置(TMA−8
140、TAS−100)により、昇温速度5℃/mi
nの条件で測定を行い、線膨張曲線の屈曲点からガラス
転移温度(Tg、単位:℃)を求めた。
【0051】
【表7】
【0052】
【表8】
【0053】
【表9】
【0054】
【表10】
【0055】
【表11】
【0056】
【表12】
【0057】表7〜12に見られるように、実施例1〜
31は、同一樹脂組成の比較例と比べて、接着保持率が
著しく高く接着性に優れ、流動性、熱時硬度、吸湿硬度
等の成形性、耐半田リフロー性、耐湿性等の信頼性にも
優れる。特に、シランカップリング剤2を使用した実施
例9〜11及び24〜31では流動性に著しく優れる。
一方、本発明の(C)シランカップリング剤を含まない
比較例では本発明の目的を満足しない。すなわち、比較
例1〜8、13〜24及び26〜32では流動性が著し
く低く、耐半田リフロー性に劣り、比較例9〜12及び
25では吸湿硬度に劣る。
【0058】
【発明の効果】本発明になる封止用エポキシ樹脂成形材
料は、流動性、熱時硬度、吸湿硬度又は接着性において
良好な特性を示し、実施例に示したように優れた耐半田
リフロー性、耐湿性が得られたことから、信頼性の高い
電子部品装置を得ることができ、その工業的価値は大で
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 23/31 Fターム(参考) 4J002 CC032 CC042 CD001 CD031 CD041 CD051 CD061 CD071 CD081 CD101 CD111 CD131 CD171 CE002 DE048 DE108 DE138 DF018 DJ008 DJ018 EJ016 EJ026 EJ036 EN007 EX077 FD01 FD09 FD13 FD14 FD16 GQ01 GQ05 4J036 AA00 AA02 AB12 AB13 AC01 AC09 AD01 AD07 AD08 AD21 AE05 AF01 AF06 AF19 AF27 AG03 AG07 AH04 AH07 AH10 AJ08 DA01 DB05 DB06 DB11 DC02 DD05 DD08 FA12 FA13 FB07 FB08 JA07 4M109 AA01 EA02 EB03 EB06 EB12

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)エポキシ樹脂、(B)硬化剤、
    (C)ケチミノ基を有するシランカップリング剤及び
    (D)無機充填剤を必須成分とする封止用エポキシ樹脂
    成形材料。
  2. 【請求項2】(C)ケチミノ基を有するシランカップリ
    ング剤が下記一般式(I)で示される化合物を含有する
    請求項1記載の封止用エポキシ樹脂成形材料。 【化1】 (ここで、R、Rは水素原子、置換又は非置換の炭
    素数1〜10のアルキル基及び置換又は非置換の炭素数
    6〜18のアリール基を示し、同一でも異なっていても
    よい。ただし、全てが水素原子の場合を除く。Rは炭
    素数1〜10の2価の有機基、Rは炭素数1〜6の炭
    化水素基、Rは水素原子又は炭素数1〜6の炭化水素
    基を示し、nは1〜3の整数を示す。)
  3. 【請求項3】一般式(I)中のRが水素原子、炭素数
    1〜4のアルキル基又はフェニル基で、Rが炭素数1
    〜4のアルキル基、フェニル基又は炭素数7〜10のア
    ラルキル基で、Rが炭素数3〜6のアルキレン基で、
    、Rが炭素数1〜4のアルキル基であり、nが2
    又は3である請求項2記載の封止用エポキシ樹脂成形材
    料。
  4. 【請求項4】(C)ケチミノ基を有するシランカップリ
    ング剤が下記構造式(II)及び/又は(III)で示され
    る化合物を含有する請求項2記載の封止用エポキシ樹脂
    成形材料。 【化2】 【化3】
  5. 【請求項5】(A)エポキシ樹脂がビフェニル型エポキ
    シ樹脂、スチルベン型エポキシ樹脂、硫黄原子含有エポ
    キシ樹脂、ノボラック型エポキシ樹脂、ジシクロペンタ
    ジエン型エポキシ樹脂、ナフタレン型エポキシ樹脂及び
    トリフェニルメタン型エポキシ樹脂の少なくとも1種を
    含有する請求項1〜4のいずれかに記載の封止用エポキ
    シ樹脂成形材料。
  6. 【請求項6】(B)硬化剤がビフェニル型フェノール樹
    脂、アラルキル型フェノール樹脂、ジシクロペンタジエ
    ン型フェノール樹脂、トリフェニルメタン型フェノール
    樹脂及びノボラック型フェノール樹脂の少なくとも1種
    を含有する請求項1〜5のいずれかに記載の封止用エポ
    キシ樹脂成形材料。
  7. 【請求項7】請求項1〜6のいずれかに記載の封止用エ
    ポキシ樹脂成形材料で封止された素子を備えた電子部品
    装置。
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