JP2002302523A - 光造形用樹脂 - Google Patents
光造形用樹脂Info
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- JP2002302523A JP2002302523A JP2001106148A JP2001106148A JP2002302523A JP 2002302523 A JP2002302523 A JP 2002302523A JP 2001106148 A JP2001106148 A JP 2001106148A JP 2001106148 A JP2001106148 A JP 2001106148A JP 2002302523 A JP2002302523 A JP 2002302523A
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- Japan
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- resin
- bisphenol
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 補聴器用シェルなどにとって耐候性、機械的
強度や耐久性などが十分満足できる光造形用樹脂を提供
する。 【解決手段】 光造形法によって補聴器用シェル、耳形
耳せんやイヤモールドなどを造形する際に用いる光造形
用樹脂であって、組成割合が、ビスフェノールAをグリ
シジル化したエポキシアクリレート40〜60重量部、
フェノキシエチルメタクリレート15〜35重量部、ビ
スフェノールAのEO付加物ジアクリレート10〜30
重量部、2,2−ジメトキシ−1,2−ジフェニルエタ
ン−1−オン1〜10重量部からなる。
強度や耐久性などが十分満足できる光造形用樹脂を提供
する。 【解決手段】 光造形法によって補聴器用シェル、耳形
耳せんやイヤモールドなどを造形する際に用いる光造形
用樹脂であって、組成割合が、ビスフェノールAをグリ
シジル化したエポキシアクリレート40〜60重量部、
フェノキシエチルメタクリレート15〜35重量部、ビ
スフェノールAのEO付加物ジアクリレート10〜30
重量部、2,2−ジメトキシ−1,2−ジフェニルエタ
ン−1−オン1〜10重量部からなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、補聴器用シェル、
耳形耳せんやイヤモールドなどを光造形法によって造形
する際に用いる光造形用樹脂に関する。
耳形耳せんやイヤモールドなどを光造形法によって造形
する際に用いる光造形用樹脂に関する。
【0002】
【従来の技術】光造形法は、試作品、簡易金型や機能確
認モデルなどの製作手段として用いられてきた。そのた
め、使用する光造形用樹脂としては、光に対する反応性
を優先し、一部簡易金型用にフィラーが充填されている
が、そのほとんどがクリア樹脂或いは乳白色である。
認モデルなどの製作手段として用いられてきた。そのた
め、使用する光造形用樹脂としては、光に対する反応性
を優先し、一部簡易金型用にフィラーが充填されている
が、そのほとんどがクリア樹脂或いは乳白色である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の光造形
用樹脂においては、造形物が製品となることを想定して
いないため、品質の面よりもコストや納期などの面から
造形速度を上げるので、光に対する反応性或いは感度を
優先させることなどに起因する耐候性や機械的強度など
の欠如が問題となっていた。
用樹脂においては、造形物が製品となることを想定して
いないため、品質の面よりもコストや納期などの面から
造形速度を上げるので、光に対する反応性或いは感度を
優先させることなどに起因する耐候性や機械的強度など
の欠如が問題となっていた。
【0004】本発明は、従来の技術が有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、補聴器用シェルなどにとって耐候性、機械的強
度や耐久性などが十分満足できる光造形用樹脂を提供し
ようとするものである。
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、補聴器用シェルなどにとって耐候性、機械的強
度や耐久性などが十分満足できる光造形用樹脂を提供し
ようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく請
求項1に係る発明は、光造形法によって補聴器用シェ
ル、耳形耳せんやイヤモールドなどを造形する際に用い
る光造形用樹脂であって、組成割合が、ビスフェノール
Aをグリシジル化したエポキシアクリレート40〜60
重量部、フェノキシエチルメタクリレート15〜35重
量部、ビスフェノールAのEO付加物ジアクリレート1
0〜30重量部、2,2−ジメトキシ−1,2−ジフェ
ニルエタン−1−オン1〜10重量部からなるものであ
る。
求項1に係る発明は、光造形法によって補聴器用シェ
ル、耳形耳せんやイヤモールドなどを造形する際に用い
る光造形用樹脂であって、組成割合が、ビスフェノール
Aをグリシジル化したエポキシアクリレート40〜60
重量部、フェノキシエチルメタクリレート15〜35重
量部、ビスフェノールAのEO付加物ジアクリレート1
0〜30重量部、2,2−ジメトキシ−1,2−ジフェ
ニルエタン−1−オン1〜10重量部からなるものであ
る。
【0006】請求項2に係る発明は、光造形法によって
補聴器用シェル、耳形耳せんやイヤモールドなどを造形
する際に用いる光造形用樹脂であって、組成割合が、ビ
スフェノールAをグリシジル化したエポキシアクリレー
ト40〜60重量部、フェノキシエチルメタクリレート
15〜35重量部、ビスフェノールAのEO付加物ジア
クリレート10〜30重量部、1−ヒドロキシシクロヘ
キシルフェニルケトン1〜5重量部、ビス(2,6−ジ
メトキシベンゾイル)−2,4,4−トリメチル−ペン
チルホスフィンオキサイド1〜5重量部、着色剤1重量
部以下からなるものである。
補聴器用シェル、耳形耳せんやイヤモールドなどを造形
する際に用いる光造形用樹脂であって、組成割合が、ビ
スフェノールAをグリシジル化したエポキシアクリレー
ト40〜60重量部、フェノキシエチルメタクリレート
15〜35重量部、ビスフェノールAのEO付加物ジア
クリレート10〜30重量部、1−ヒドロキシシクロヘ
キシルフェニルケトン1〜5重量部、ビス(2,6−ジ
メトキシベンゾイル)−2,4,4−トリメチル−ペン
チルホスフィンオキサイド1〜5重量部、着色剤1重量
部以下からなるものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に本発明に係る光造形用樹脂
の組成について説明する。先ず、ビスフェノールAをグ
リシジル化したエポキシアクリレートの構造式は、次に
示す通りである。
の組成について説明する。先ず、ビスフェノールAをグ
リシジル化したエポキシアクリレートの構造式は、次に
示す通りである。
【0008】
【化1】
【0009】フェノキシエチルメタクリレートの構造式
は、次に示す通りである。
は、次に示す通りである。
【0010】
【化2】
【0011】ビスフェノールAのEO付加物ジアクリレ
ートの構造式は、次に示す通りである。但し、m+n=
4とする。
ートの構造式は、次に示す通りである。但し、m+n=
4とする。
【0012】
【化3】
【0013】2,2−ジメトキシ−1,2−ジフェニル
エタン−1−オンの構造式は、次に示す通りである。
エタン−1−オンの構造式は、次に示す通りである。
【0014】
【化4】
【0015】1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケ
トンの構造式は、次に示す通りである。
トンの構造式は、次に示す通りである。
【0016】
【化5】
【0017】ビス(2,6−ジメトキシベンゾイル)−
2,4,4−トリメチル−ペンチルホスフィンオキサイ
ドの構造式は、次に示す通りである。
2,4,4−トリメチル−ペンチルホスフィンオキサイ
ドの構造式は、次に示す通りである。
【0018】
【化6】
【0019】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に係る発明
によれば、光造形法によって耐候性、機械的強度や耐久
性などが十分満足できる補聴器用シェル、耳形耳せんや
イヤモールドなどを造形することができる。
によれば、光造形法によって耐候性、機械的強度や耐久
性などが十分満足できる補聴器用シェル、耳形耳せんや
イヤモールドなどを造形することができる。
【0020】請求項2に係る発明によれば、光造形法に
よって耐候性、機械的強度や耐久性などが十分満足でき
る補聴器用シェル、耳形耳せんやイヤモールドなどを造
形することができる。また、着色と硬化のバランスが図
れ、肌色等の補聴器用シェル、耳形耳せんやイヤモール
ドなどを造形することができる。
よって耐候性、機械的強度や耐久性などが十分満足でき
る補聴器用シェル、耳形耳せんやイヤモールドなどを造
形することができる。また、着色と硬化のバランスが図
れ、肌色等の補聴器用シェル、耳形耳せんやイヤモール
ドなどを造形することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4J027 AE02 BA02 BA07 BA19 CB10 CC03 CD07
Claims (2)
- 【請求項1】 光造形法によって補聴器用シェル、耳形
耳せんやイヤモールドなどを造形する際に用いる光造形
用樹脂であって、組成割合が、ビスフェノールAをグリ
シジル化したエポキシアクリレート40〜60重量部、
フェノキシエチルメタクリレート15〜35重量部、ビ
スフェノールAのEO付加物ジアクリレート10〜30
重量部、2,2−ジメトキシ−1,2−ジフェニルエタ
ン−1−オン1〜10重量部からなることを特徴とする
光造形用樹脂。 - 【請求項2】 光造形法によって補聴器用シェル、耳形
耳せんやイヤモールドなどを造形する際に用いる光造形
用樹脂であって、組成割合が、ビスフェノールAをグリ
シジル化したエポキシアクリレート40〜60重量部、
フェノキシエチルメタクリレート15〜35重量部、ビ
スフェノールAのEO付加物ジアクリレート10〜30
重量部、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン
1〜5重量部、ビス(2,6−ジメトキシベンゾイル)
−2,4,4−トリメチル−ペンチルホスフィンオキサ
イド1〜5重量部、着色剤1重量部以下からなることを
特徴とする光造形用樹脂。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001106148A JP2002302523A (ja) | 2001-04-04 | 2001-04-04 | 光造形用樹脂 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001106148A JP2002302523A (ja) | 2001-04-04 | 2001-04-04 | 光造形用樹脂 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002302523A true JP2002302523A (ja) | 2002-10-18 |
Family
ID=18958704
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001106148A Pending JP2002302523A (ja) | 2001-04-04 | 2001-04-04 | 光造形用樹脂 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002302523A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7232646B2 (en) * | 2003-06-23 | 2007-06-19 | Dreve-Otoplastik Gmbh | Low-viscous, radiation curable formulation, particularly for the stereo-lithographical production of earpiece |
JP2008544712A (ja) * | 2005-06-27 | 2008-12-04 | ヴェーデクス・アクティーセルスカプ | 補聴器用長細可変形部材の成形方法およびツール |
WO2017061446A1 (ja) * | 2015-10-08 | 2017-04-13 | 三井化学株式会社 | 光硬化性組成物、義歯床及び有床義歯 |
WO2018181833A1 (ja) * | 2017-03-29 | 2018-10-04 | 三井化学株式会社 | 光硬化性組成物、人工爪、造形データの生成方法、人工爪の製造方法及び人工爪の製造システム |
US11780947B2 (en) | 2017-03-29 | 2023-10-10 | Mitsui Chemicals, Inc. | Photocurable composition, denture base, and plate denture |
-
2001
- 2001-04-04 JP JP2001106148A patent/JP2002302523A/ja active Pending
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7232646B2 (en) * | 2003-06-23 | 2007-06-19 | Dreve-Otoplastik Gmbh | Low-viscous, radiation curable formulation, particularly for the stereo-lithographical production of earpiece |
JP2008544712A (ja) * | 2005-06-27 | 2008-12-04 | ヴェーデクス・アクティーセルスカプ | 補聴器用長細可変形部材の成形方法およびツール |
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JPWO2017061446A1 (ja) * | 2015-10-08 | 2018-08-30 | 三井化学株式会社 | 光硬化性組成物、義歯床及び有床義歯 |
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TWI769987B (zh) * | 2015-10-08 | 2022-07-11 | 日商三井化學股份有限公司 | 光硬化性組成物、假牙床及有床假牙 |
WO2018181833A1 (ja) * | 2017-03-29 | 2018-10-04 | 三井化学株式会社 | 光硬化性組成物、人工爪、造形データの生成方法、人工爪の製造方法及び人工爪の製造システム |
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CN110446729A (zh) * | 2017-03-29 | 2019-11-12 | 三井化学株式会社 | 光固化性组合物、人造指甲、造型数据的生成方法、人造指甲的制造方法及人造指甲的制造系统 |
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US11780947B2 (en) | 2017-03-29 | 2023-10-10 | Mitsui Chemicals, Inc. | Photocurable composition, denture base, and plate denture |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20051116 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051122 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060314 |