JP2002302373A - 乗客コンベアの安全装置 - Google Patents

乗客コンベアの安全装置

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JP2002302373A
JP2002302373A JP2001104811A JP2001104811A JP2002302373A JP 2002302373 A JP2002302373 A JP 2002302373A JP 2001104811 A JP2001104811 A JP 2001104811A JP 2001104811 A JP2001104811 A JP 2001104811A JP 2002302373 A JP2002302373 A JP 2002302373A
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JP
Japan
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motor
passenger conveyor
unit
load
control
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JP2001104811A
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English (en)
Inventor
Hiromitsu Sasaoka
裕光 笹岡
Toru Ochi
透 越智
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Hitachi Building Systems Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Building Systems Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 乗客の混雑度を比較的精度良く検出できると
ともに、乗客の混雑度に応じて踏段の走行速度を確実に
制御できる乗客コンベアの安全装置の提供。 【解決手段】 踏段5を駆動するモータ9の所定値以上
の負荷を検出する検出部11と、モータ9の出力を可変
とするインバータ部12と、モータ9の所定値以上の負
荷を検出したときインバータ部12に制御指令を出力す
る制御部13とを備えた。これにより、乗客人数が多く
なりモータ9の所定値以上の負荷を検出したとき、制御
部13よりインバータ部12に制御指令を出力してモー
タ9の出力を定格出力より低くし踏段5が定格速度より
低速度で走行するよう制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エスカレータやオ
ートラインなどの乗客コンベアの安全装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にエスカレータやオートラインなど
の乗客コンベアでは、一対の乗降口間で複数の踏段を走
行させて乗客を運搬するようになっているが、例えば、
会社への出勤時や退社時などの時間帯には多くの乗客で
乗降口が混雑してしまうため、この乗降口の部分で乗客
の転倒事故が発生するという懸念がある。
【0003】そこで従来、例えば特開平6−30567
3号公報に記載されているように、超音波により乗客コ
ンベアの乗客をカウントすることにより混雑度を判定す
るものが提案されている。また、例えば特開2000−
53361号公報に記載されているように、カメラで撮
影した画像を画像分析装置で分析することにより乗客コ
ンベアの乗客をカウントすることにより混雑度を判定す
るものも提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術にあって、前者の超音波により乗客コンベアの乗
客をカウントするものでは、混雑した状態で精度良く乗
客の人数をカウントすることが難しいという問題があ
る。また、後者のカメラで撮影した画像を分析するもの
では、画像分析装置が高価であるばかりか、この画像分
析装置で乗客の人数を精度良く認識することが難しいと
いう問題がある。
【0005】本発明は、上記のような従来技術における
実状に鑑みてなされたもので、その目的は、乗客コンベ
アの乗客の混雑度を比較的精度良く検出できるととも
に、乗客の混雑度に応じて踏段の走行速度を確実に制御
することのできる乗客コンベアの安全装置を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、無端状に連結され乗降口間を走行する踏段
と、この踏段を駆動するモータとを有する乗客コンベア
の安全装置において、前記モータの所定値以上の負荷を
検出する検出部と、前記モータの出力を可変とするイン
バータ部と、前記検出部で前記モータの所定値以上の負
荷を検出したとき前記インバータ部に制御指令を出力す
る制御部とを備え、前記制御指令に応じて前記踏段が定
格速度より低速度で走行する構成にしてある。
【0007】このように構成した本発明では、乗客コン
ベアの踏段を駆動するモータの負荷を検出部で検出する
ことにより、乗客の混雑度を比較的精度良く検出するこ
とができる。また、乗客コンベアの乗客人数が多くなり
モータの所定値以上の負荷を検出部で検出したとき、制
御部よりインバータ部に制御指令を出力してモータの出
力を定格出力より低くし踏段が定格速度より低速度で走
行するよう制御する。次いで、乗客コンベアの乗客人数
が少なくなりモータの所定値以上の負荷を検出部で検出
しなくなったとき、制御部よりインバータ部に制御指令
を出力してモータの出力を定格出力に戻して踏段が定格
速度で走行するよう制御する。これにより、乗客コンベ
アの乗客の混雑度に応じて踏段の走行速度を確実に制御
でき、乗客の安全を十分に確保できる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の乗客コンベアの安
全装置の実施の形態を図に基づき説明する。
【0009】図1は本発明の一実施形態に係る安全装置
を備えた乗客コンベアの説明図、図2は本実施形態の安
全装置の構成を示すブロック図、図3は本実施形態の安
全装置に設けられる制御部の処理手順を示すフローチャ
ート、図4は本実施形態の安全装置に設けられる検出部
の検出基準を示すモータ特性図、図5は本実施形態の安
全装置に設けられるインバータ部により運転制御を行な
う際の速度特性図である。
【0010】図1に示すエスカレータ1は、一対の乗降
口2,3間に延設され、全体構造を支持する支持枠4
と、無端状に連結され一対の乗降口2,3間を走行する
踏段5と、この踏段5の両側に立設される欄干6と、こ
の欄干6上に移動可能に装着され、踏段5と同期して走
行する移動手摺7と、上部の乗降口3の下方に形成され
る機械室8に設置され、踏段5および移動手摺7を駆動
するモータ9とを備えている。
【0011】そして、本実施形態の安全装置10は、機
械室8に設置される検出部11、インバータ部12およ
び制御部13と、エスカレータ1の乗客に注意を促す報
知部14とから構成されている。
【0012】検出部11は、モータ9の電流値を検出し
て検出信号を出力するとともに、モータ9の所定値以上
の負荷を検出して過負荷信号を出力する。なお、図4に
おいてモータ9の電流値を縦軸に取り、エスカレータ1
の階高(すなわち踏段枚数)を横軸に取っている。ま
た、直線Aは踏段5上に乗客を満載した状態(モータ9
のフルロード状態)を示し、直線Bは踏段5上に乗客を
半載した状態(モータ9のハーフロード状態)を示し、
直線Cは踏段5上に乗客を搭載していない状態(モータ
9のノーロード状態)を示している。例えば、エスカレ
ータ1の階高が5mであり、検出部11で約20A以上
のモータ電流値を検出した場合、この検出値が図4の直
線Aをほぼ越え、モータ9がフルロード状態にあり所定
値以上の負荷が掛かっている。
【0013】インバータ部12は、制御部13の制御指
令に応じてモータ9の出力を可変とする。また制御部1
3は、検出部11からの検出信号に応じてモータ9の出
力が定格出力(すなわち通常運転時の出力)より低くな
るようインバータ部12に対して制御指令を出力すると
ともに、検出部11でモータ9の所定値以上の負荷を検
出したとき、報知部14へ報知指令を出力する。なお、
制御部13からインバータ部12へ定格運転指令が出力
され、インバータ部12でモータ9の速度制御が行なわ
れる結果、例えば、図5の時間0−t1間で定格速度
(30m/分)で走行する。次いで、図5の時間t1で
制御部13から低速運転指令がインバータ部12へ出力
され、モータ9の減速制御が行なわれる結果、図5の時
間t1−t2間にわたって低速(20m/分)で走行す
る。
【0014】報知部14は、音声信号を出力する音声合
成手段15、およびこの音声合成手段15に接続され音
声を放送する複数のスピーカ16〜18からなってい
る。音声合成手段15には、乗降口2,3のいずれかが
乗客で混雑している場合の音声、例えば「速度が遅くな
ります。ハンドレールにおつかまり下さい。」や、通常
の運転に復帰する際の音声、例えば「速度が速くなりま
す。ハンドレールにおつかまり下さい。」などが記憶さ
れている。スピーカ16は、下部の乗降口2上方の天井
付近に吊り下げられ、スピーカ17は、乗降口2、3の
中間部上方の天井付近に吊り下げられ、他のスピーカ1
8は、上部の乗降口3上方の天井付近に吊り下げられて
いる。
【0015】この実施形態の安全装置にあっては、図3
に示す処理手順にしたがってエレベータ1の安全を確保
するようになっている。すなわち、まず手順S1として
定格運転時(図5の時間0−t1の間)に、制御部13
からインバータ部12へ定格速度の運転指令が出力さ
れ、モータ9の出力が定格出力となるよう制御されるの
で定格速度(30m/分)で走行する。次に、手順S2
として検出部11でモータ9の所定値以上の負荷を検出
した後、手順S3として上記の負荷を検出する時間が所
定時間、例えば約1分(踏段5が1周する時間)以上継
続しているかどうか判定する。その結果、上記の負荷を
検出する時間が所定時間以上継続していると判定した場
合、乗降口2,3のいずれかで混雑していると判断し
て、手順S4として検出部11から報知部14へ報知指
令を出力し、スピーカ16〜18から「速度が遅くなり
ます。ハンドレールにおつかまり下さい。」という音声
を放送する。また手順S5として検出部11から制御部
13を介してインバータ部12に減速指令を出力し、モ
ータ9の出力が低速で走行(20m/分)となるよう図
5の時間t1で制御する。次いで、手順S6として前記
の低速運転を所定時間、例えば約1分継続した後、手順
S2に戻り検出部11でモータ9の所定値以上の負荷を
検出していないことを確認した後、手順S1に戻り定格
速度の運転に復帰するよう図5の時間t2で制御する。
【0016】一方、前記の手順S3でモータ9の所定値
以上の負荷を検出する時間が所定時間以上継続していな
いと判定した場合、手順S1に戻り定格速度の運転に復
帰するよう制御する。
【0017】このように構成した本実施形態では、乗客
コンベアの踏段5を駆動するモータ9の負荷を検出部1
1で検出することにより、乗客の混雑度を比較的精度良
く検出することができる。また、乗客コンベアの乗客の
混雑度に応じて踏段5の走行速度を確実に制御でき、乗
客の安全を十分に確保できる。
【0018】なお、この本実施形態では図3のフローチ
ャートへの記載を省略したが、図3の手順S6で低速運
転した後、手順S2を経て手順S1に戻り定格速度の運
転に復帰する際に、スピーカ16〜18から「速度が速
くなります。ハンドレールにおつかまり下さい。」とい
う音声を放送すれば、乗客の安全をさらに図ることがで
きる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、乗客コン
ベアの踏段を駆動するモータの負荷を検出部で検出する
ことにより、従来のように超音波やカメラで撮影した画
像を用いて乗客コンベアの乗客をカウントするものに比
べて、乗客の混雑度を比較的精度良く検出することがで
きる。また、乗客コンベアの乗客の混雑度に応じて踏段
の走行速度を確実に制御でき、多くの乗客で乗降口が混
雑した際に乗客の転倒事故を防止できる。したがって、
乗客コンベアを利用する乗客の安全を十分に確保できる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る安全装置を備えた乗
客コンベアの説明図である。
【図2】本実施形態の安全装置の構成を示すブロック図
である。
【図3】本実施形態の安全装置に設けられる制御部の処
理手順を示すフローチャートである。
【図4】本実施形態の安全装置に設けられる検出部の検
出基準を示すモータ特性図である。
【図5】本実施形態の安全装置に設けられるインバータ
部により運転制御を行なう際の速度特性図である。
【符号の説明】
1 エスカレータ(乗客コンベア) 2,3 乗降口 5 踏段 9 モータ 10 安全装置 11 検出部 12 インバータ部 13 制御部 14 報知部 15 音声合成手段 16〜18 スピーカ
フロントページの続き Fターム(参考) 3F321 DA05 DC01 DD02 EA10 EB08 EC13 FA15 FB08 GA31 HA01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無端状に連結され乗降口間を走行する踏
    段と、この踏段を駆動するモータとを有する乗客コンベ
    アの安全装置において、 前記モータの所定値以上の負荷を検出する検出部と、前
    記モータの出力を可変とするインバータ部と、前記検出
    部で前記モータの所定値以上の負荷を検出したとき前記
    インバータ部に制御指令を出力する制御部とを備え、前
    記制御指令に応じて前記踏段が定格速度より低速度で走
    行するようにしたことを特徴とする乗客コンベアの安全
    装置。
  2. 【請求項2】 前記乗降口のいずれかが混雑しているこ
    とを報知する報知部を設け、前記検出部で前記モータの
    所定値以上の負荷を検出したとき、前記制御部より前記
    報知部へ報知指令を出力するにしたことを特徴とする請
    求項1記載の乗客コンベアの安全装置。
  3. 【請求項3】 前記検出部が前記モータの電流値を検出
    することを特徴とする請求項1記載の乗客コンベアの安
    全装置。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008137789A (ja) * 2006-12-04 2008-06-19 Mitsubishi Electric Corp マンコンベアの制御装置
JP2008303057A (ja) * 2007-06-11 2008-12-18 Hitachi Ltd 乗客コンベアの安全装置および安全制御方法
CN102476774A (zh) * 2010-11-26 2012-05-30 三菱电机株式会社 跌倒检测装置及乘客输送机
JP2012211014A (ja) * 2011-03-30 2012-11-01 Fujitec Co Ltd コンベア装置
CN102992163A (zh) * 2011-09-09 2013-03-27 三菱电机株式会社 滞留度检测装置以及乘客输送机
CN103617732A (zh) * 2013-11-27 2014-03-05 青岛海尔软件有限公司 一种公交车车内乘客密度检测装置
US10059569B2 (en) 2016-07-29 2018-08-28 Otis Elevator Company Monitoring system of a passenger conveyor, a passenger conveyor, and a monitoring method thereof

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