JP2002301618A - 押切プレス - Google Patents

押切プレス

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JP2002301618A
JP2002301618A JP2001105838A JP2001105838A JP2002301618A JP 2002301618 A JP2002301618 A JP 2002301618A JP 2001105838 A JP2001105838 A JP 2001105838A JP 2001105838 A JP2001105838 A JP 2001105838A JP 2002301618 A JP2002301618 A JP 2002301618A
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JP
Japan
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bed
cutting
press
material transport
transport table
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Pending
Application number
JP2001105838A
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English (en)
Inventor
Nobukatsu Abe
信克 安部
Yuzo Ishigami
勇造 石上
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Osaka Titanium Technologies Co Ltd
Original Assignee
Osaka Titanium Technologies Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 材料搬送テーブルとベッドとの間に介在する
摺動メタルを簡単に取り替えることができ、且つ切断能
力に比して設備を小型化することができる押切プレスを
提供する。 【解決手段】 切断部10内を昇降する切断刃により、
スポンジチタンを切断する。ベッド12上を摺動する材
料搬送テーブル21により、切断部10内の切断位置へ
スポンジチタンを搬入する。材料搬送テーブル21がベ
ッド12上からほぼ離脱する位置まで移動できるよう
に、材料搬送テーブル21をガイドレール22によりベ
ッド12と共同して下方から支持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、反応容器から取り
出した塊状のスポンジチタンの切断に使用される押切プ
レスに関する。
【0002】
【従来の技術】金属チタンを工業的に製造する方法の一
つとして、クロール法により製造されたスポンジチタン
を素材とするものがある。クロール法により製造された
スポンジチタンは、塊状の状態で反応容器から取り出さ
れ、切断により粗砕される。ここにおける切断には、通
常、実公平7−1221号公報に記載されるような押切
プレスが使用される。
【0003】実公平7−1221号公報に記載された押
切プレスは、門型のフレームにより昇降可能に支持され
た切断刃を、両側一対のシリンダーにより昇降駆動する
ことにより、塊状のスポンジチタンをベッド上で切断す
る切断部と、切断すべきスポンジチタンをベッド上の切
断位置へするためにベッド上を摺動する材料搬送テーブ
ルとを備えている。ここで、ベッドの奥行きは、材料搬
送テーブルの確実な支持のために、テーブルの全長にそ
の移動ストロークを加算した値より大きく設定されてお
り、ベッドを跨ぐ門型フレームの厚みも、ベッドの奥行
きと同等に大きなものになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】実公平7−1221号
公報に記載されるような従来の押切プレスには、以下の
ような問題がある。
【0005】材料搬送テーブルは、メタルからなる摺動
部を介してベッド上に支持されており、そのメタルは頻
繁に取り替える必要がある。ここで、メタルはテーブル
下面及びベッド上面に張り付けられているため、そのメ
タルを取り替えるときは、材料搬送テーブルをクレーン
でベッド上から吊り上げる必要があり、その作業に長時
間を要していた。このため、メタルの取り替えに伴う切
断作業の休止による生産性の低下が大きな問題になる。
【0006】また、ベッドの奥行きもベッドを跨ぐ門型
フレームの厚みも、材料搬送テーブルの移動ストローク
まで考慮した大きな値になっており、このため設備が非
常に大きなものになっていた。
【0007】本発明の目的は、材料搬送テーブルとベッ
ドとの間に介在する摺動メタルを簡単に取り替えること
ができ、且つ切断能力に比して設備を小型化することが
できる押切プレスを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の押切プレスは、反応容器から取り出した塊
状のスポンジチタンをベッド上で切断刃により切断する
切断部と、切断刃による切断位置へスポンジチタンを搬
入するために前記ベッド上を摺動する材料搬送テーブル
と、該材料搬送テーブルが前記ベッド上からほぼ離脱す
る位置まで移動できるように、前記ベッドと共同して前
記材料搬送テーブルを支持するガイドレールとを具備し
ている。
【0009】本発明の押切プレスでは、材料搬送テーブ
ルがベッド及びガイドレールにより支持され、ベッド上
からほぼ離脱する位置まで移動できる。このため、材料
搬送テーブルをベッド上から吊り上げずとも、両者の間
に介在する摺動メタルを取り替えることができる。ま
た、材料搬送テーブルの支持にベッド及びガイドレール
が使用されることにより、材料搬送テーブルの全長及び
移動ストロークを縮めずとも、ベッドの奥行き及びフレ
ームの厚みを縮小することができる。
【0010】前記ガイドレールは、材料搬送テーブルの
両側部を支持する構成が、材料搬送テーブルの下面を大
きく開放できることから好ましい。
【0011】前記ベッドの奥行きは、材料搬送テーブル
の全長より小さくでき、これにより、設備を特に小型化
できる。また、その設備小型化により、基礎部分の規模
も小さくすることができる。
【0012】フレームは、切断刃を昇降可能に支持する
だけでなく、材料搬送テーブルを両側から支持してい
る。このため、フレームの厚みを小さくすると、材料搬
送テーブルの水平方向の回転に対する支持力が低下す
る。しかるに、フレームの両側部から材料搬送テーブル
の移動方向に延出して、材料搬送テーブル両側から支持
する一対のサポート部を設けることにより、設備規模の
増大を伴うことなく、この支持力の低下を回避できる。
【0013】前記切断部は、フレームにより昇降可能に
支持された切断刃を両側一対のシリンダーにより駆動す
ると共に、前記切断刃の傾きを摺動部の隙間の変化から
検出し、検出される傾きが解消されるように、両側一対
のシリンダーへの供給圧を変化させる構成が好ましい。
切断刃は、中央から変移した位置でスポンジチタンを切
断すると、鉛直面内で回転力を生じ、片側へ傾く。これ
を防止するために、実公平7−1221号公報に記載さ
れた押切プレスでは、切断刃の両側の昇降量の差異から
切断刃の傾きを検出し、その傾きが解消されるように両
側一対のシリンダーをオンオフ制御しているが、両側の
摺動部の隙間を大きくしなければ切断刃の噛み込みが発
生するため、その隙間の増大を余儀なくされ、これによ
るガタつきの増大の結果として摺動部のダメージが大き
く、寿命が短かった。しかるに、上述した構成による
と、両側の摺動部の隙間を小さくできるようになり、そ
の結果として寿命を延ばすことが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は本発明の1実施形態を示す押
切プレスの側面図、図2は同押切プレスの平面図、図3
は同押切プレスの正面図、図4は同押切プレスの背面図
である。
【0015】本実施形態の押切プレスは、反応容器から
取り出した塊状のスポンジチタン30を切断する切断部
10と、切断部10内の切断位置へスポンジチタン30
を搬入する搬入部20とを備えている。
【0016】切断部10は、基礎11の上に設けられた
ベッド12と、ベッド12を跨ぐように基礎11の上に
構築された門型のフレーム13と、フレーム13により
昇降可能に支持された切断刃14と、切断刃14を昇降
駆動するためにフレーム13の上部に取り付けられた両
側一対のシリンダー15,15とを備えている。
【0017】ベッド12の奥行きDは、後述する材料搬
送テーブル21の全長Lより小さく、その全長Lの1/
2以下とされている。フレーム13の厚みTは、このベ
ッド12の奥行きDと同等かこれより更に小さく設定さ
れている。
【0018】切断刃14は、フレーム13の両側の垂直
部13a,13a内に設けられた垂直なガイドにより昇
降自在に支持されており、両側のガイドによる摺動部の
隙間の広さを検出するために光学式の距離計を装備して
いる。シリンダー15,15は、フレーム13の垂直部
13a,13aを繋ぐ水平部13bに下向きに取り付け
られた油圧シリンダーであり、それぞれのピストンロッ
ドにより切断刃14を昇降駆動する。切断刃14を下降
させるためにシリンダー15,15に供給する油圧は、
両側の距離計により検出される摺動部の隙間の広さが均
等になるように独立に制御される。
【0019】摺動部の隙間の広さを検出するための距離
計は、切断刃14の摺動面の上端付近若しくは下端付近
に設置するのが望ましい。切断刃14が傾いた場合に、
上端付近若しくは下端付近の左右の距離が最も大きく変
動するため、より高い精度で切断刃14の傾きを感知す
ることができるからである。
【0020】搬入部20は、切断部10のベッド12上
を摺動する材料搬送テーブル21と、ベッド12と共同
して材料搬送テーブル21を下方から支持する両側一対
のガイドレール22,22と、フレーム13の両側の垂
直部13a,13aと共同して材料搬送テーブル21を
両側から支持する両側一対のサポート部23,23とを
備えている。
【0021】材料搬送テーブル21は、図示されないシ
リンダー式の第1プッシャにより、フレーム13に直角
な水平方向に往復駆動される。より具体的には、フレー
ム13の後方に進出してスポンジチタンを受け取り、こ
の受け取り位置Aから、フレーム13内を挿通する切断
位置Bまで前進し、切断後に受け取り位置Aまで後退す
る構成になっており、受け取り位置Aへ後退した状態で
は、ベッド12の後方へ実質的に排出されることによ
り、下面のほぼ全体を下方へ露出させる。
【0022】なお、このテーブル21は、収容したスポ
ンジチタンを所定長ずつ前進させるために図示されない
シリンダー式の第2ブッシャを装備している。また、切
断したスポンジチタンを前方へ排出する一方、チタン粉
の逸散を防止するために、前面が開放したボックス構造
になっている。
【0023】両側一対のガイドレール22,22は、切
断部10のベッド12から後方へ延出した水平部材であ
り、その前部は前記基礎11に支持されている。また、
後部は別の基礎24に支持されている。各ガイドレール
22は、上面にレール25を装備しており、材料搬送テ
ーブル21の後部に取り付けられた車輪26を介して、
材料搬送テーブル21の後部を支持する。一方、材料搬
送テーブル21の前部乃至中央部は、ベッド12上にメ
タルの摺動部を介して支持される。そのメタルは材料搬
送テーブル21の下面及びベッド12の上面に取り付け
られている。
【0024】両側一対のサポート部23,23は、フレ
ーム13の両側の垂直部13a,13aの後面に水平に
取り付けられた三角形状の平板であり、材料搬送テーブ
ル21の両側面を垂直部13a,13aと共同して摺動
可能に支持する。
【0025】次に、本実施形態の押切プレスの使用方法
及び機能について説明する。
【0026】材料搬送テーブル21を受け取り位置Aへ
後退させ、塊状のスポンジチタン30を材料搬送テーブ
ル21に載せた後、材料搬送テーブル21を切断位置B
へ前進させ固定する。材料搬送テーブル21上のスポン
ジチタン30を所定長ずつ前進させながら切断刃14を
下降させることにより、スポンジチタン30を粗砕す
る。この切断はフレーム13内のベッド12上で行われ
るため、切断に伴う衝撃はベッド12で確実に受け止め
られる。
【0027】切断が終わると、切断後のスポンジチタン
30を前方へ排出し、再度、材料搬送テーブル21を受
け取り位置Aへ後退させる。これを繰り返すことによ
り、操業が続けられる。
【0028】材料搬送テーブル21上での切断及びその
前後動を繰り返すことにより、材料搬送テーブル21と
ベッド12の間のメタルが磨耗する。材料搬送テーブル
21を受け取り位置Aへ後退させると、材料搬送テーブ
ル21はベッド12の後方へ実質的に排出され、両者の
対向面が露出する。このため、材料搬送テーブル21を
ベッド12上からクレーン等で吊り上げずとも、その対
向面に取り付けられたメタルの交換が可能になり、その
交換に要する操業停止期間が著しく短縮され、生産性が
向上する。
【0029】ベッド12の奥行きD及びフレーム13の
厚みTは、従来は材料搬送テーブル21の全長Lにその
移動ストロークを加算したものであったが、ここでは材
料搬送テーブル21の全長Lより小さく、その全長Lの
1/2以下とされている。このため、切断能力に比して
設備規模が大幅に小さくなる。また、このような設備の
小型化にもかかわらず、両側一対のサポート部23,2
3により、フレーム13の両側の垂直部13a,13a
と共同して材料搬送テーブル21を両側から支持するの
で、材料搬送テーブル21の水平方向の回転に対する支
持力の低下が回避される。
【0030】切断刃14の傾きを摺動部の隙間の変化か
ら検出し、検出される傾きが解消されるように、両側一
対のシリンダー15,15への供給圧を連続的または段
階的に変化させることにより、両側の摺動部の隙間を小
さくしても切断刃14の噛み込みが発生しなくなり、そ
の隙間の低減が可能になる。その結果、切断刃14のガ
タつきが減り、両側の摺動部の寿命を延ばすことが可能
となる。
【0031】
【発明の効果】以上に説明したとおり、本発明の押切プ
レスは、材料搬送テーブルがベッド上からほぼ離脱する
位置まで移動できるように、材料搬送テーブルをベッド
及びガイドレールにより支持する構成により、材料搬送
テーブルとベッドとの間に介在する摺動メタルを簡単に
取り替えることができる。しかも、切断能力に比して設
備を大幅に小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態を示す押切プレスの側面図
である。
【図2】同押切プレスの平面図である。
【図3】同押切プレスの正面図である。
【図4】同押切プレスの背面図である。
【符号の説明】
10 切断部 11 基礎 12 ベッド 13 フレーム 14 切断刃 15 シリンダー 20 搬入部 21 材料搬送テーブル 22 ガイドレール 23 サポート部 24 基礎 25 レール 26 車輪 30 スポンジチタン
フロントページの続き Fターム(参考) 3C039 AA02 AA25 3C051 AA02 AA03 AA05 BB11

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 反応容器から取り出した塊状のスポンジ
    チタンをベッド上で切断刃により切断する切断部と、切
    断刃による切断位置へスポンジチタンを搬入するために
    前記ベッド上を摺動する材料搬送テーブルと、該材料搬
    送テーブルが前記ベッド上からほぼ離脱する位置まで移
    動できるように、前記ベッドと共同して前記材料搬送テ
    ーブルを支持するガイドレールとを具備することを特徴
    とする押切プレス。
  2. 【請求項2】 前記ガイドレールは、前記材料搬送テー
    ブルの両側部を支持する請求項1に記載の押切プレス。
  3. 【請求項3】 前記ベッドの奥行きを前記材料搬送テー
    ブルの全長より小さくしたことを特徴とする請求項1又
    は2に記載の押切プレス。
  4. 【請求項4】 前記切断部のフレームから材料搬送テー
    ブルの移動方向に延出して、材料搬送テーブルを両側か
    ら支持する一対のサポート部を具備する請求項1、2又
    は3に記載の押切プレス。
  5. 【請求項5】 前記切断部は、フレームにより昇降可能
    に支持された切断刃を両側一対のシリンダーにより駆動
    すると共に、前記切断刃の傾きを摺動部の隙間の変化か
    ら検出し、検出される傾きが解消されるように、両側一
    対のシリンダーへの供給圧を変化させる構成である請求
    項1、2、3又は4に記載の押切プレス。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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