JP2002301555A - 螺旋付き杭の成形用金枠およびコア - Google Patents

螺旋付き杭の成形用金枠およびコア

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JP2002301555A
JP2002301555A JP2001104004A JP2001104004A JP2002301555A JP 2002301555 A JP2002301555 A JP 2002301555A JP 2001104004 A JP2001104004 A JP 2001104004A JP 2001104004 A JP2001104004 A JP 2001104004A JP 2002301555 A JP2002301555 A JP 2002301555A
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spiral
metal frame
pile
helical
cylindrical portion
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JP2001104004A
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Mutsuo Uchida
睦雄 内田
Yutaro Takahashi
裕太郎 高橋
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】金属製杭の一端に螺旋状の羽根と軸方向へ突出
する掘進用爪とを鋳造により一体に設ける場合に、特に
掘進爪の成形を確実にすることを課題としてなされたも
のである。 【解決手段】杭となる管を遠心力により鋳造する筒状部
11を有する金枠10であって、前記筒状部11の端面
12が第一の螺旋面13とされ、さらにこの第一の螺旋
面13の周方向外縁より軸方向に伸びる軸方向延出筒部
14を一体に形成してなる金枠10と、前記第一の螺旋
面13に対面する螺旋面および軸方向面を有する第二の
螺旋面16を有したコア部材17とからなり、前記コア
部材の第二の螺旋面16に、前記金枠10の筒状部端面
に対応する円周面に沿って複数の陥凹部18…18が、
径方向の幅Bが前記金枠内に成形される製品端面の肉厚
Tより中心側へ向け広幅とされて形成されてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、一端に螺旋状の
羽根が形成された鋳鉄製の基礎杭を成形するための金枠
およびコアの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】先端に螺旋状の羽根を形成した金属製の
基礎杭として、例えば特公平02−62648号公報、
特開平9−324420号公報、特開平11−2698
75号公報に開示されたような基礎杭が知られている。
【0003】上記のうち、特公平02−62648号公
報に記載された「鋼管杭」は有底の管端外周に螺旋状の
羽根(螺旋翼)をつけ、底板に掘削刃を前記鋼管の軸方
向へ突設した鋼管杭であるが、この鋼管杭は有底である
ので底板が抵抗となって掘進が困難となる問題があっ
た。
【0004】また、特開平9−324420号公報に開
示された「ねじ込み式鋼管杭」は、上記のような底板が
ないのである程度掘進は容易となるが、鋼管の先端面が
螺旋羽根とされているので、地中への掘進は螺旋状板の
ねじ進み力だけに頼らざるを得ず、掘進効率に改良の余
地がある。
【0005】特開平11−269875号公報に開示さ
れた「回転埋設開端杭」は管状の杭先端が開口されてい
るので、一番目に掲げた杭のような掘進の困難性といっ
た問題は少ないものの、掘進は螺旋羽根のねじ進み力だ
けに頼らざるを得ない点は、前者の杭と同様、掘進効率
に改良の余地がある。
【0006】このような問題を解消するため、図5に示
すように螺旋羽根付きの杭1の先端2の螺旋羽根3に杭
1の厚みTにほぼ等しい厚みの掘進用の爪4を軸方向へ
突設し、この爪4により掘進を容易にすることを本願出
願人は先に提案した。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記爪4を
有する螺旋羽根付きの杭1を遠心力鋳造により成形する
場合、図6に示すように、爪4の成形部分は、螺旋羽根
3表面からさらに軸方向に凹入する陥凹部7となるの
で、遠心力が作用している状態で、溶融鋳鉄30を螺旋
羽根成形型部分8に満たした後、爪4を形成するための
陥凹部7に満たす場合、陥凹部7は、厚さTにほぼ等し
い幅としかされていないため、流入した溶湯の湯面によ
り塞がれやすく、これに起因して符号7aで図示すよう
に溶融鋳鉄の流入不良が生じ、爪4の成形不良を生ずる
ことがある問題があった。
【0008】この発明は、上記問題を解消し、金属製杭
の一端に螺旋状の羽根と軸方向へ突出する掘進用爪とを
鋳造により一体に設ける場合に、特に掘進爪の成形を確
実にすることを課題としてなされたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の螺旋羽根つき
杭の金型は、杭となる管を遠心力により鋳造する筒状部
を有する金枠であって、前記筒状部の端面が螺旋状の端
面とされ、この螺旋状の端面が、螺旋巻回始端と終端と
の間にできる軸方向面を含め径方向へ拡大されて第一の
螺旋面とされ、さらにこの第一の螺旋面の周方向外縁よ
り軸方向に伸びる軸方向延出筒部を一体に形成してなる
金枠と、前記第一の螺旋面に対面する螺旋面および軸方
向面を有する第二の螺旋面を有したコア部材とからな
り、前記コア部材の螺旋面に、前記金枠の筒状部端面に
対応する円周面に沿って複数の陥凹部が、径方向の幅が
前記金枠内に成形される製品端面の肉厚より中心側へ向
け広幅とされて形成されてなるものである。
【0010】従って、この発明の螺旋羽根つき杭の金枠
およびコアは、金枠最先端に位置する掘進爪を成形する
ための陥凹部が、管状部の肉厚よりも管の中心側へ向け
て広幅とされているので、溶湯が流れ込みやすく、仮に
少ない量しか流れ込まなくても、掘進爪の径方向肉厚
は、確保される。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、この発明の実施の形態を説
明する。図1はこの発明の実施形態である螺旋羽根つき
杭の金型の断面図、図2はコアの正面図である。
【0012】図1において10は杭1を遠心力成形する
ための金枠を示し、筒状部11の端面12が螺旋状の端
面とされ、この螺旋状の端面12が、螺旋巻回始端12
aと終端12bとの間にできる軸方向面12cを含め径
方向へ拡大されて第一の螺旋面13とされ、さらにこの
第一の螺旋面13の周方向外縁よりスペーサ13aを経
て軸方向に伸びる軸方向延出筒部14を一体に形成され
てなる。
【0013】この金枠10には、前記第一の螺旋面13
に対面する螺旋面15およびこの螺旋面の巻回始端15
aと巻回終端15bとの間の軸方向面15cを有する第
二の螺旋面16を有したコア部材17が配設される。
【0014】図2に示すように、前記コア部材17の第
二の螺旋面16表面に、前記金枠10の筒状部端面12
s(点線で示す)に対応する円周面に沿って複数の陥凹
部18…18が、径方向の幅Bが前記金枠10内に成形
される管の端面肉厚Tより中心側へ向け広幅とされて穿
設形成されている。
【0015】なお、コア部材17の第二の螺旋面16
は、鋳物砂で成形され、図1に示すように支持基盤19
によって支持されている。また、この支持基盤19は、
軸受20を介して支持軸21に支持され、矢印方向へ往
復移動可能に支持されている。
【0016】次に、この螺旋羽根つき杭の金型によって
螺旋羽根つき基礎杭を成形する場合を説明する。まず、
図3に示すように、金枠10に対し、コア部材17を対
面配置し、螺旋面の軸方向面が一致するようにして、軸
方向延出筒部14にコア部材17を挿入し固定する。
【0017】次いで金枠10を高速回転させ、内部に溶
湯を注入する。溶湯は、遠心力により金枠内面に広が
り、やがて第一と第二の螺旋面13、16間にも流入
し、その空間を埋めると共に陥凹部18…18へも流入
する。
【0018】このとき、陥凹部18の幅Bは、金枠10
内に遠心力成形される製品の肉厚よりも中心側へ向け広
幅とされているので、図4に示すように、螺旋羽根を成
形するための第一と第二の螺旋面15、16間に溶湯3
0が満たされた後、金枠10内面に沿って流れる溶湯3
0が陥凹部18へ十分に流入しやすく、爪4部分の成形
が確実に行え、成形不良が解消されるのである。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の螺旋羽
根つき杭の金型は、掘進用爪を有する螺旋面を成形する
ためのコア表面に、掘進用爪を成形するための陥凹部を
成形するにあたり、陥凹部の径方向幅を大きく成形した
ので螺旋面成形部分に充満した後の溶湯が十分に流入し
やすく、掘進爪を十分な肉厚に成形することができる。
したがって、十分な強度を有する掘進爪を螺旋羽根面に
成形することが出来るのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態の螺旋羽根つき基礎杭の
金枠の断面図である。
【図2】コア部材の正面図である。
【図3】図1の金枠にコア部材をセットした状態を示す
断面図である。
【図4】この発明の実施の形態の螺旋羽根つき基礎杭の
金枠内に溶湯が満たされていく状況を示す要部断面図で
ある。
【図5】螺旋羽根つき杭の説明図である。
【図6】従来の金枠内に溶湯が満たされていく状況を示
す要部断面図である。
【符号の説明】
1 杭 10 金枠 11 筒状部 12 螺旋状の端面 13 第一の螺旋面 16 第二の螺旋面 17 コア部材 18 陥凹部 T 金枠内に成形される管の端面肉厚
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4E093 NA10 NB10 QA04 QB01 QB10 UC01 UC02

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】杭となる管を遠心力により鋳造する筒状部
    を有する金枠であって、前記筒状部の端面が螺旋状の端
    面とされ、この螺旋状の端面が、螺旋巻回始端と終端と
    の間にできる軸方向面を含め径方向へ拡大されて第一の
    螺旋面とされ、さらにこの第一の螺旋面の周方向外縁よ
    り軸方向に伸びる軸方向延出筒部を一体に形成してなる
    金枠と、前記第一の螺旋面に対面する螺旋面および軸方
    向面を有する第二の螺旋面を有したコア部材とからな
    り、前記コア部材の第二の螺旋面に、前記金枠の筒状部
    端面に対応する円周面に沿って複数の陥凹部が、径方向
    の幅が前記金枠内に成形される製品端面の肉厚より中心
    側へ向け広幅とされて形成されてなる螺旋付き杭の成形
    用金枠およびコア。
JP2001104004A 2001-04-03 2001-04-03 螺旋付き杭の成形用金枠およびコア Withdrawn JP2002301555A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102652995A (zh) * 2011-03-02 2012-09-05 加特可株式会社 铸造用模具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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