JP2002301367A - クロマトグラフィー用多孔質体の製造方法 - Google Patents
クロマトグラフィー用多孔質体の製造方法Info
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Abstract
度の大なる多孔質体を得る。 【解決手段】 先ず、マクロ細孔を持つ骨格体のマクロ
細孔を形成させ、そのマクロ細孔内に、モノマーを含浸
させ、固化させ、解放構造のミクロ多孔質体を形成させ
る。
Description
ー用多孔質体の製造方法に関するものである。
移動相である展開剤により運ばれる試料と充填剤間の何
らかの相互作用により保持される力の、各試料間の違い
を利用して分離しようとするものである。試料が固定相
に捕集される機構は、分配、吸着及びイオン交換や、分
子サイズによるものなどに大別される。これらの相互作
用のうち、代表的なものは、充填剤の表面の所謂固定相
への分配・吸着力を利用し、分別的な捕集及び脱離を連
続的に繰返して試料を分離する操作により分離を行う。
固定相は、固体吸着媒体の粒子を充填したカラムに保持
して形成される。
子を担体として分析試料に適した分離剤をコーティン
グ、又は分析試料に適した化学的修飾剤を粒子に化学的
に結合させることによって保持されている。従って、充
填剤は、充填粒子そのもの、又は固定相を担持する粒子
も含む。
の分析に広く用いられているが、通常にカラムを使用す
る場合、実際の使用上の欠点として、再現性の問題が上
げられる。即ち、充填カラムは再現性が保証されないた
めに、実験室間或いは同一実験室でも必ずしも同一の結
果が得られるとは限らず、保持時間による試料の同定な
どは相対的な結果に頼らざるを得なかった。
充填材粒子内部構造の再現性に問題があると云われてい
る。又、カラムの再現性にとっては、カラム充填剤因子
によるものも大きく、充填ロットにより、充填剤が本来
持っている分離性能を充分発揮させていない場合があ
る。
構造を考えなければならない。例えば、全多孔性のシリ
カゲル粒子をカラムに充填した場合、カラム全体として
見たとき、細孔は粒子間の細孔と粒子内細孔の2つの穴
からなり、試料はこの2つの孔間を行き来しながら分離
される。この2つの穴のうち、粒子間細孔は充填時に決
定されるので、充填時の僅かな違いにより、その構造は
変化する。又、その際、粒子同士がぶつかり合うため、
充填剤が破壊される現象もしばしば見られ、そのため表
面の改質層が剥がれ、異常吸着を発生されることもあ
る。又、充填には非常に手間がかかり、トラブルも多
く、均一に充填されないなどの不良品が多発するため、
製品歩留まりが悪く、検査の費用を含め、コストの上昇
を招いている。
ィー用カラムは構造を大別して次の2種類に分類され
る。即ち、1)表面多孔性又は全多孔性のシリカゲル又
は樹脂製充填剤1をガラス、プラスチック又はステンレ
ス鋼製の円筒状の容器2に充填した構造(図2)、2)
無孔性球状のシリカゲル又は樹脂製充填剤3を充填した
構造(図3)である。
ゲル粒子1でカラム2を充填した場合、粒子間細孔4と
粒子内細孔5の二重構造(ダブルポア)をとる(図2,
図7)。この場合、充填粒子1の細孔内表面への試料の
内流的な吸着及び分配による試料の分離と分子サイズに
よる分離が同時に起こり、単純な吸着・分配による分離
とはならない(ダブルポアによる分離)。又無孔性の充
填剤を詰めた場合はシングルポア(図3,図8)である
が、粒子による包囲状態により、図3に示すように形成
される空間4の形状の大きさが様々に変化し、相変わら
ず分離モードが複雑になる。又、無孔性カラムは粒子が
小さいため、特に充填は難しい。
で幾つかの充填に頼らないカラムが提唱されてきた。こ
れら充填に頼らないカラムも詳細に検討すると、ダブル
ポア型とシングルポア型の2つの構造がある。例えば、
多孔性の樹脂を容器2内で結合させ、充填剤とした例が
ある。この構造では、容器内で充填粒子を結合させるた
め、再現性に問題があること、又、分子サイズによる分
離が生じるため、単純な吸着・分配による分離とはなら
ない(ダブルポアによる分離)(図4)。即ち、この場
合も充填剤の有する機能が充分発揮されず、分離モード
が単純ではない。
いて、マクロな貫通孔と壁内に微細な拡散孔を持ったロ
ッド状のガラスを用い、カラムとすることが提案されて
いる(特開平6−265534)。この場合も多孔性の
樹脂を容器内で結合させたものと基本的に同様の構造を
しており(図4)、従来の充填カラムと同様に貫通孔で
あるマクロ細孔と壁内細孔の二重構造(ダブルポア)
(図7)をとることにより、吸着・分配と分子サイズに
よる分離が同時に生じるため、単純な分離とはならな
い。又、ゾル・ゲル法多孔質ガラスの製法を用いて作製
したガラスは脆く、周辺シールなどに問題があること、
分相構造の再現性の不安定さによる再生産性に問題があ
るなど、従来の問題を解決するに至っていない。
一系になるため、スルーポアと分離に必要なメソポアの
割合は、均一系合成条件によりコントロールすることが
特徴となっている。従って、広範囲の分析目的に応じた
ロッドを自由に作成することは困難となる。叉、たとえ
できたとしても、単一系のため、ロッド構造に無理が生
じ、HPLCに必要な耐圧性が得られ難い。例えば、従
来方法によるアクリルアミド樹脂ロッドでは、膨潤を避
けるために、架橋剤であるメチレンビスアクリルアミド
やメタクリレートなどを多量に加えて作成する。そのた
め、合成において、相反応利用が必要となり、他種の溶
媒や緩衝溶媒を用いる。使用できる溶媒は限定されるた
め、ある程度の範囲となってしまう。
にシングルポア7を持つ多孔質体クロマトグラフィー用
カラムが提唱されている(特開平7−120450)
(図5)。これは、実用的且つ生産性に富んだ手法では
あるが、実質的に表面積の小さな保持容量の小さなもの
しか提供されておらず、より高性能なカラムが望まれて
おり、且つそれに適応した分離システムの確立が必要と
なる。
の多い固相抽出法とは、試料を固相に負荷して保持さ
せ、洗浄後に目的成分を溶出させる方法である。そのた
め、一旦流量を小さくする必要が生じ、低流量での確実
な分配が不可欠となる。固相のスルーポアが大きいこと
は、低流量域での分配により効果的であり、又スルーポ
ア表面に形成されるメソポアは、試料成分との接触を大
きくすることができ、その分固相の保持により影響を与
えることが期待される。
外に多量のマトリクス成分が混在することになり、それ
らの成分の負荷量が問題となり、従来のガラスの単一ス
ルーポアのものは使用できなかった。
題点から、シングルポア型の分離の必要性に対応できる
多孔質体の強度の大なるものであり、且つ実質的に表面
積の大なる保持容量の大なるモノリス型カラム等の多孔
質体の製造方法を提案するもので、解放構造を持つマク
ロ細孔を形成した骨格体を先ず形成させ、次いで、この
マクロ細孔内にモノマーを含浸させ、固化させ、マクロ
細孔より小さく、解放構造を持つミクロ細孔を形成した
ミクロ多孔質体を一体的に構成させることを特徴とす
る。
開剤を介して固定相中で移動させ、固定相に対する吸
着、離脱により試料を分離する操作である。従って、広
い意味に使用され、具体的にガスクロマトグラフィーや
液体クロマトグラフィーに限定されず、固相抽出法等を
含む概念であり、カラムや固相が具体的に使用されるも
のである。
面まで貫通しているマクロ細孔9,9,…の内部に、解
放構造のミクロ細孔10,10,…を持つ多孔質体3が
充填され一体化した構造を持つ多孔質体の製造方法であ
り、モノリス型多孔質カラムに形成するのが通常であ
る。
断面は、円形又は長径と短径が異なる楕円形など円形に
近いものが好ましい。マクロ細孔9,9,…の直径は、
0.1〜10ミクロンであってもよく、より好ましく
は、0.5〜5ミクロンである。マクロ細孔9,9,…
より小さい解放構造を持つミクロ細孔10,10,…は
5〜1000nmであってもよく、好ましくは10〜5
00nmである。マクロ細孔9,9,…より小さいと云
うことは、相対的なものであり、例えばマクロ細孔9,
9,…が0.1ミクロンの時、ミクロ細孔10,10,
…は5nm以上、100nm未満であり、マクロ細孔
9,9,…が10ミクロンの時、ミクロ細孔10,1
0,…は5nm以上、10000nm未満であってもよ
いが、実質的に1000nm以下である。と云うことを
意味している。
や固相抽出における粒子を詰めた充填剤タイプにおい
て、液体抵抗圧力は、その粒子径が小さくなるほど高く
なることが知られており、HPLCでは、粒子径1〜4
0μm程度、固相では、20μm〜100μm程度が一
般的となっている。
ては、マクロ細孔径が、充填剤タイプの粒子径と同様に
考えられる。詳細は、文献chromatograph
y,vol.20No.1(1999)に示されている
ように、骨格を形成するマクロ細孔は、液体抵抗と理論
段数に影響し、充填タイプに比べて、同一理論段数を得
る圧力は、10分の1になることは知られている。この
文献は、同一組成から作成されるマクロ細孔とミクロ細
孔からなるモノリスカラムであって、本発明とは異な
る。しかし、液抵抗においては、マクロ細孔を持つ骨格
の影響が大きく、同じ理論となる。本発明においても、
HPLCや固相抽出におけるモノリスのマクロ細孔径
は、充填タイプ粒子径の10分の1程度となり、0.1
〜10μmが実用的となる。
ロ細孔となる。本発明のモノリスカラムでは、マクロ細
孔径を形成後にミクロ細孔を形成するために、上記報告
文献と異なり、より広い範囲のミクロ細孔を作成でき、
マクロ細孔とミクロ細孔の比も自由に作成される。
の範囲は、分離目的成分の液体中での分子の大きさによ
って決定される。化学物質には、多くのものが存在する
が、液体中になると、タンパクなどの高次構造を持つも
のでも、液体親和力により、最大で1000nmあれ
ば、十分細孔内部に入れることになる。5nm以下にお
いては、ミクロ細孔容積をいくら大きくしても、マクロ
細孔の影響が出てしまい、本発明でのミクロ細孔形成に
よる利点を生かすことが出来ず、コントロールすること
は無意味となる。
柱状体の高さ(長さ)は特に制限はないが、1mm位か
ら10mであってもよい。柱状体の断面は略円形に近い
のが望ましい。柱状体の最大径は特に制限されないが、
1mmから50cmであっても良い。多孔質柱状体は、
上記で定義されたマクロ細孔9,9,…が、上面から下
面まで貫通しており、屈曲しながら、及び/又は連通し
ていてもよい。即ち、カラムの構造を移動相が通過する
細孔の構造から考えた場合、固形多孔質ガラスの場合、
滑らかな内面を持つ円筒状の細孔が集合・分散を繰返し
ながらジャングルジムのように絡み合っていると見なせ
る。
質は、マクロ細孔9,9,…の径を上記の大きさに制御
し得る材質であれば、特に制限されないが、多孔質セラ
ミック、多孔質ガラスなどの無機質の多孔体、例えば、
多孔質ガラスが望ましい。多孔質ガラスの例としては、
組成がNaO―B2O3―SiO2―CaO系のものが
挙げられ、Al2O3,ZrO2,ZnO2,Ti
O2,SnO2,MgO2など種々の酸化物を添加した
ガラスを用いて製造する場合もある。多孔質ガラスは、
例えば、けい砂、硼酸、ソーダ灰及びアルミナを混合
し、1200〜1400℃に溶融する。
分相硼けいガラスを得、熱処理によりSiO2相とB2
O3―Na2O―CaO相に分相させ、酸処理によっ
て、SiO2骨格を残した多孔質体を製造する。細孔径
は、用途によって、熱処理時の条件を変化させることに
より、0.1〜10ミクロンの細孔分布の均一なものが
用途に応じて製造可能である。
アルミナシリケート質A(硬磁気粒子を燒結したも
の)、けい砂質、アルミナ質、アルミナシリト質B(シ
ャモット粒子を燒結したもの)、多孔質ムライト質、け
いそう土質のものなどがある。多孔質セラミックは、例
えば、一定範囲の粒子径の陶磁器粒子(硬磁気粉砕物、
シリカ、アルミナ、シャモットなど)と気孔形成材、例
えば結晶セルロース(旭化成:アビセル)と適当な分散
溶媒と混合・成形・燒結して製造する。細孔径500μ
程度から0.1μ程度又はそれを越える範囲のもので、
細孔分布の均一なものが用途に応じて製作可能である。
8のマクロ細孔9,9,…内にミクロ多孔質体を作成す
るためのモノマーを含浸させ、予め加えていた触媒等を
利用し、マクロ細孔9,9,…内で重合させることによ
り、マクロ細孔9,9,…より小さく、解放構造を持
ち、ミクロ細孔10,10,…を持つ多孔質体11が充
填され、一体化した構造を持つ多孔質柱状体を作成す
る。この場合、ミクロ多孔質体11を作成するためのモ
ノマーとは、有機、無機のどちらの材料でもよく、無機
系であればテトラエトキシランに塩酸などの触媒を加
え、調整したゾルを含浸させた後に、熟成させることに
より、ミクロ細孔の多孔質シリカガラスを形成させるこ
とができる。又、有機系の場合、各種の樹脂が選択で
き、例えばアクリルアミドモノマーを含浸させた後、重
合させることにより、ポリアクリルアミドゲル多孔質体
を得ることができる。
型)クロマトグラフィー用カラムは、液―液分配系、液
―固吸着系、気―液分配系及び液―固(液)イオン交換
系の全てのカラムクロマトグラフィー系に適用すること
ができる。即ち、大気圧下の液体クロマトグラフィー、
高速液体クロマトグラフィー、ガスクロマトグラフィ
ー、超臨界クロマトグラフィーなどに適用し得る。又、
前処理などを目的とする固相抽出用固相としても適用し
得る。
10,…には、従来の充填材に用いられている分離試料
に適したコーティング剤及び/又は化学的修飾剤を適用
して細孔の表面を修飾・改質し得る。コーティング剤と
しては、例えばポリエチレングリコール、シリコンオイ
ルなどが挙げられる。又、化学的修飾剤としては、トリ
メチルクロロシラン(TMS)、ジメチル―n―オクチ
ルクロロシラン、ジメチル―n―オクタデシルクロロシ
ラン(ODS)などのアルキルクロロシラン、r―アミ
ノプロピルトリエトキシシランなどアミノアルコキシシ
ラン、その他エポキシシランなど各種シラン処理剤が挙
げられる。更に、表面修飾剤の修飾基にタンパク質など
の高分子化合物又は低分子化合物が結合していてもよ
い。又、柱状体は変形させてU字又はコイル状のカラム
としてもよい。
れるカラムは、強固な骨格体8である多孔質ガラスや多
孔質セラミックのマクロ細孔9,9,…中に脆いゾル・
ゲル法多孔質ガラスもしくは多孔質ポリマーを固定する
ことにより、骨格体全体としては、大変強固な構造を持
つことになった。従って、周囲のシールは従来フィルタ
ーなどで利用されるような、テフロン(登録商標)もし
くはポリプロピレンなどのリングに強固に嵌め込むこと
で容易に実施できる。
要圧力は数Mpaである。又、ゾルーゲルロッドカラム
においては、スルーポアとメソポアを同時に作るため、
空間を大きくする必要があり、脆くなってしまう。その
ため、高圧に適用できないものになる。一方一般的なH
PLCに用いられるインジェクション機能は、切換バル
ブによるもので、常用圧力が低くても、注入時には圧力
変動が生じる。バイパスなどの利用により、解消は可能
であるが高価になる。
たHPLCシステムは、硬い骨格を持つカラムのため、
圧力変動が大きい安価なインジェクター又はインジェク
ションシステムを用いることができる。又、分析圧力が
低いので、ポリプロピレン製などのバルブも使用でき
る。当然用いるポンプも、安価な低圧ポンプを用いるこ
とができる。
の十倍以上の流速を流し高速分析することも可能とな
る。十倍以上の液を流すことは、カラム両端につけるフ
ィルターの目詰り原因となるが、1つの硬い骨格を持つ
本カラムを用いたシステムでは、フィルターを取付ける
必要がなく、このような目詰りの心配は要らない。
流速を通常にすることも可能になる。理論数段は、長さ
に比例するため、従来の十倍の段数が得られることにな
る。充填タイプでは、圧力も比例して十倍になり、この
ようなことは不可能である。ゾル・ゲル利用ロッドで
は、カラム内部でゲル化するため、長いものを作成する
ことは不可能に近い。又、出来たとしても、強度不足で
折れ易い。
度の高いスルーポアだけの状態で、機械加工ができ、自
由な大きさのものが作成できる。特に、ガラス製のもの
では、溶融時に引けば、円形などの自由な形で、自由な
長さに引くことが出来る。その後に、2次細孔を形成
し、必要に応じて化学処理をすればHPLC分離に使え
ることになる。このように、本発明により得られるカラ
ムを用いたHPLCシステムでは、従来の十倍以上の長
さのカラムを用いることも可能となる。
孔質カラムの場合、背圧が低いこと、叉、低流速領域で
も効果的な分離が得られることなどから低圧力、低流量
でも流速が安定するポンプとを用いることが望ましく、
特に背圧が低くても流速の変化が起こり難い超微量ポン
プシステムと組合せることが可能となる。これらポンプ
システムと本発明クロマトグラフィー用カラムは、一体
のシステムとして機能する。
具体的に説明するが、以下の記載は本発明を制限するも
のではない。 〔実施例1〕多孔質ガラスの製造法 SiO2 59.0、B2O3 25.0、ZrO2
5.0、Al2O33.0、CaO 3.0、Na2O
5.0各重量%を溶融し、直径約4mmのロッドを5
40℃にて7時間処理し、次いで750℃にて約32時
間処理して分相させた。相分離物を90℃にて1N硫酸
(酸(ml)/ガラス(g)の比=170)を用いて2
日間酸処理し、その後、0.5N―NaOH(酸(m
l)/ガラス(g)の比=170)を用いて6時間アル
カリ処理した。得られたガラスロッドを熱蒸留水で洗浄
し、乾燥後、デシケーター中で保存した。得られたガラ
スロッドの細孔容積は、0.6ml/gであり、中心細
孔直径2ミクロンであった。粒子径分布の測定は、水銀
圧入法により測定した。得られた多孔質ガラス材を機械
加工により柱状体に成形した。
さ100mmの2μmマクロ細孔を持つSiO2の骨格
の骨格体を、5%塩酸水溶液200mLに全体を浸し、
120℃で8時間還流し活性化する。活性化後にテフロ
ンチューブに入れ、加熱収縮させ、液体を流せる状態に
しておく。テトラエトキシシラン9mL、水11mL、
メタノール4mL、ジメチルホルムアミド4mL、アン
モニア水4mLを0℃で10分間減圧撹拌し活性化させ
る。この液を上記骨格体に0.5mL/minの流速で
10分間流す。空気層が入り込まないように封入する。
全体を1分間に2℃の昇温スピードで、60℃に上げ、
6時間ホールドし、マクロ細孔表面に結合しながらゲル
化する。室温に戻し、0.01N水酸化ナトリウム水溶
液10mLを連続して0.1mL/minの流速で流
し、未反応液を追い出す。封入し、80℃で6時間熟成
させ、ミクロ細孔を持つ多孔質体にする。窒素吸着測定
法により、表面積400m2/g、細孔径20nmであ
ることを確認した。室温に戻し、水5mL、アセトン5
mL、ヘキサン20mLの順に流速0.2mL/min
で洗浄する。ここで、マクロ細孔とミクロ細孔の比が、
0.1〜200倍であること、マクロ細孔相とミクロ細
孔相の容量比が、0.1〜2000倍であることは推奨
される。
樹脂製のホルダー13に装着して、高速液体クロマトグ
ラフに接続し、溶離液条件95%ヘキサン/5%イソプ
ロパノール流速1mL/minで、1.ベンゼン、2.
ニトロベンゼン、3.0―ニトロアニゾールを分析し
た。図9はマクロポアのみの未処理多孔質カラム(表面
積40m2/g以下)によるクロマトグラム、図10は
ミクロポアを持つシリカゲルを充填した従来カラムによ
るクロマトグラム、図11は処理後のミクロ細孔作成多
孔質カラムによるクロマトグラムである。マクロポアだ
けでは分離が得られないミクロ細孔を形成させることに
より、従来のシリカゲル充填カラムと同様なデータが得
られた。
の2μmマクロ細孔を持つSiO2の骨格の骨格体を、
柱状体に成形し、実施例1と同様の方法で活性化する。
活性化後にテフロンチューブに入れ、加熱収縮させ、液
体を流せる状態にしておく。100mLブタノールと1
0mLテトラブトキシチタンの混合液に、100mLの
5%塩酸水溶液を、0℃を保持しながら添加し、30分
間減圧撹拌し、活性化したゾル反応液を得る。この液を
上記骨格体に0.5mL/minの流速で50分間流
す。空気層が入り込まないように封入する。全体を1分
間に2℃の昇温スピードで80℃に上げ6時間ホールド
し、マクロ細孔表面に結合しながらゲル化する。ジメチ
ルホルムアミド10mL、10%水酸化ナトリウム水溶
液100mLを連続して0.1mL/minの流速で流
し、未反応液を追い出す。封入し、120℃で12時間
熟成させ、ミクロ細孔を持つ多孔質体にする。窒素吸着
測定法により、表面積100m2/g、細孔径20nm
であることを確認した。室温に戻し、水5mL、アセト
ン5mL、ヘキサン20mLの順に流速0.2mL/m
inで洗浄する。
樹脂製のホルダーに装着して、高速液体クロマトグラフ
に接続し、溶離液条件ヘキサン/エタノール/メタノー
ル=90/90/1(w/w)、流速1.0mL/minで分析した
ところ、塩基性表面を持つチタニア特有の酸性化合物フ
ェノールが中性ベンジルアルコールより遅れて溶出する
という分離が得られた(図12)。図中数字はサンプル
名で、1はベンジルアルコール、2はフェノール、3は
アニリンを表す。参考比較として、シリカゲル充填カラ
ムタイプのデータを図13に示す。分離順だけでなく、
全体の保持としてもチタニア2次孔径を持つ本発明カラ
ムのほうが大きくなった。
4μmマクロ細孔を持つSiO2の骨格の骨格体を円盤
状に成形し、実施例1と同様の方法で活性化させる。液
の出入口のある耐圧ステンレス反応槽に入れる。テトラ
メトキシシラン100mL、0.01M塩酸水溶液20
0mLを40℃で、1時間撹拌し、ゾル水溶液を得る。
この水溶液で上記反応槽を満たす。120℃にて12時
間放置する。40℃に下げ、0.1%アンモニアメタノ
ール液で置換しながら、高圧ポンプで流す。80℃に保
持し、4時間放置する。40℃に下げ、二酸化炭素超臨
界状態でメタノール液を流し出す。メタノール液が完全
になくなるまで二酸化炭素で洗浄する。窒素吸着測定法
により、表面積200m2/g、細孔径30nmである
ことを確認した。
ントルエン溶液を高圧ポンプで送りこみ、120℃で8
時間放置する。次に、二酸化炭素超臨界状態で洗浄す
る。オクタデシル化多孔質固相が得られる。この多孔質
固相を濾過器にセットして、分子量44万の蛋白質フェ
リチン0.01%水溶液30mLを流したところ、目詰
りは生じず簡単に流すことが出来た。従来の固相では、
このような減圧方法では、目詰りが生じて流れない場合
があり、加圧方法が取られるが、この多孔質固相では、
簡単に流すことが出来た。次に。1%アンモニア水溶液
/10%ACNで洗浄した。
孔はガラス骨格のため、アルカリ耐久性もあり、ろ液に
おいて、シリカゲル固相のようなアルカリ溶融物の溶出
が見られなかった。次に、1%アンモニアアセトニトリ
ル溶液で脱着後の蛋白回収率をUV吸収法で測定した結
果、88%以上の回収率が得られた。充填タイプ固相で
は、充填剤の溶出を防ぐため、樹脂フィルターなどを使
用するが、樹脂フィルターは疎水性であり、アルカリ条
件下では疎水性の高まる蛋白質の吸着原因となり、回収
は難しい。本固相では、フィルター無しで用いることが
出来、高い回収率が得られた。
の2μmマクロ細孔を持つSiO2の骨格の多孔質体
を、実施例1と同様の方法で活性化する。活性化後にテ
フロンチューブに入れ、加熱収縮させ、液体を流せる状
態にしておく。減圧蒸留したスチレン0.5g/ブタノ
ール1mL溶液とスチレンジビニルベンゼン0.3g/
ジメチルホメムアミド1mL溶液とを、0℃で10分間
撹拌混合する。0℃撹拌混合しながら、その溶液に0.
1%アゾビスイソブチロニトリル/エタノール溶液1m
Lを2分間かけて滴下添加した。更に、ビニルトリメト
キシシラン1mL/エタノール3mL溶液を加えてよく
撹拌した。
回転で遠心分離)を、0℃を保持しながら、上記マクロ
多孔質体にシリンジを用いて導入し、空気相が入り込ま
ないように封入した。80℃で48時間反応し、シリコ
ン骨格でスルーポア相と結合したスチレン―シリコンポ
リマー相を作成し、ミクロ細孔を持つ多孔質体を得た。
窒素吸着測定法により、表面積200m2/g、ミクロ
細孔径30nmであることを確認した。室温に戻し、イ
ソプロパノール1L、アセトン1L、水1Lの順に、流
速0.2mL/minで洗浄した。高速液体クロマトグ
ラフに接続し、農薬を逆相分配分析した。その結果を図
14のクロマトグラムに示す。そのデータ詳細は次の通
りである。 流速 :0.5mL/min 溶離液 :テトラヒドロフラン/10mM酢酸緩衝液(pH3.5)=3 7/63 オーブン温度:40℃ 検出器 :230nm サンプル :1.アシュラム 2.オキシン銅 3.チウラム 4.メコプロ ップ 5.トリクロピル 6.イプロジオン 7.ベンスリド
の2μmマクロ細孔を持つSiO2の骨格の多孔質体
を、実施例1と同様の方法で活性化する。液を廃棄し、
アクリロプロピルトリメトキシシラン5mL、メタノー
ル100mLを加え、全体を浸し、80℃で12時間還
流し、ビニル基を結合する。メタノールで数回デカンテ
ーション洗浄後、テフロンチューブに入れ、加熱収縮さ
せ、液体を流せる状態にする。
0.5%/メタノール10mL/ジメチルホルムアミド
1mL/0.1mgアゾビスイソブチロニトリルのモノ
マー溶液を0℃を保持しながら、上記マクロ多孔質体に
シリンジを用いて導入し、空気層が入り込まないように
封入した。80℃で48時間反応し、スルーポア骨格と
結合したアクリルアミドポリマー層を作成し、ミクロ細
孔を持つ多孔質体を得た。ゲル透過クロマトグラフィー
により、ミクロ細孔径は100nmであることを確認し
た。室温に戻し、イソプロパノール1L、アセトン1
L、水1Lの順に、流速0.2mL/minで洗浄し
た。高速液体クロマトグラムに接続し、0.1Mリン酸
アンモニウム水溶液から0.01Mリン酸アンモニウム
水溶液まで5分間グラジエントし、蛋白質の分析を行っ
た。その結果を図15のクロマトグラムに示す。図中数
字はサンプル名で、1はシトクロームC、2はリボヌク
レアーゼ、3はリゾチームを表す。
mLを1M塩酸水溶液300mL、プロパノール溶液4
00mLを80℃で撹拌しながら、プロパノール及び水
を除去し、水酸化ゲルを得た。このゲルを粉砕機により
粉砕撹拌、1μm粒子を得た。この粒子10gと結晶性
セルロース0.1g、ラウリル硫酸ナトリウム0.1
g、ポリビニルアルコール0.1gを濃塩酸10mLに
分散撹拌した溶液を円柱状の型に流し込み、1300℃
で燒結し、直径4mm×長さ100mm、細穴直径2μ
mの円柱状の多孔質セラミックを得た。テフロンチュー
ブに押しこみ、液体を流せる状態にしておく。
トキシシランの混合液に、100mLの5%塩酸水溶液
を、0℃を保持しながら添加し、30分間減圧撹拌し、
活性化したゾル反応液を得る。この液を上記マクロ多孔
質体に0.5mL/minの流速で10分間流す。空気
層が入り込まないように封入する。全体を1分間に2℃
の昇温スピードで80℃に上げ、6時間ホールドし、マ
クロ細孔表面に結合しながらゲル化する。室温に戻し、
ジメチルホルムアミド10mL、10%水酸化ナトリウ
ム水溶液100mLを連続して0.1mL/minの流
速で流し、未反応液を追い出す。封入し、120℃で1
2時間熟成させる。テフロンチューブから出し、400
℃で20時間焼成し、ミクロ細孔を持つ多孔質体にし
た。窒素吸着測定法により、表面積250m2/g、ミ
クロ細孔径20nmであることを確認した。オクタデシ
ルクロロシラン10g/トルエン100mL溶液に、多
孔質体を浸し、60℃で24時間反応させた。得られた
タオクタデシル化多孔質体をピークチューブに押しこ
み、両端にジョイントを接続しカラムとした。高速液体
クロマトグラフに接続し、溶離液条件アセトニトリル/
水30/70流速1.0mL/minで分析したとこ
ろ、極性の高い順(ニトロアニソール、ニトロベンゼ
ン、ベンゼンの順)に溶出し、逆相分配挙動の多孔質カ
ラムが得られた。その結果を図16のクロマトグラムに
示す。図中数字はサンプル名で、1はO―ニトロアニゾ
ール、2はニトロベンゼン、3はベンゼンを表す。
るスルーポアは既に形成されている状態に、分離を目的
とするメソポアを表面に形成するため、架橋剤の有無な
どの合成への影響はない。スルーポア表面と化学結合し
ていることが望ましいが、従来方法で空間内に別のモノ
リス構造を物理的に作成しても良いことになる。スルー
ポアを形成している骨格とメソポアを形成する部分を独
立して作成できるため、スルーポアとメソポアの比の範
囲は大きくなる。マクロ細孔を有する骨格体が始めに多
孔質ガラス又は多孔質セラミック、それだけで形成され
るため、極めて強固に形成され、全体構造の強度が確保
できる。ミクロ多孔質体が多孔質ガラス又は多孔質ポリ
マーであるため、有機系、無機系の選択が自在であり、
試料に応じた材質の然もミクロ細孔も選択ができ、材質
に応じた分離、耐薬品性が所望に応じて特定提供でき
る。又、それにより製造されるそのモノリス型(一体
型)クロマトグラフィー用多孔質体は、従来の充填カラ
ムとは異なり、充填時の影響を受けないばかりではな
く、均一な径を有する多孔体、即ち、シングルポアの多
孔体の中を移動相が通過する構造中で分離が行われるも
のであり、これまで実用化されてきた充填構造と同じ二
重構造を持たず、従ってシンプルな分離機構であるばか
りではなく、潜在的に高理論段数が得られる。
さく解放構造を持つミクロ細孔を持つ多孔質体が充填さ
れ、一体化した構造を持つため、単純な多孔質体である
クロマトグラフィー用カラムと比べ、高負荷・高段数に
なる。叉、ベースになるマクロ多孔質体の製法・再現性
は実績があり、生産性が高い。叉、低圧力下、低流量で
も流速が安定するポンプと組合せ最適化することによ
り、環境負荷の少ないクロマトグラフィー用カラム分離
システムが構築できる。
メソポア骨格とを同一成分で作成させることも出来、骨
格境界面をなくすこともできる。既にスルーポア骨格が
固まっており、メソポア形成条件の検討だけで、自由に
多孔質ロッドが作成できる。
て、スルーポア骨格成分とメソポア骨格成分を変えるこ
とができるので、両方の特徴を引き出すことができるよ
うになる。例えば、スルーポア骨格は、耐圧の高いセラ
ミックを用いて、メソポア骨格にはポリマーを形成させ
る。スルーポア骨格としては、耐圧があり、膨潤収縮は
起きない。分離に関与するメソポアには、ポリマーを用
いるため、ポリマー独自の分離や高い耐薬品性が得られ
る。両方を混合系で作成したハイブリッドタイプより、
元の材質の特徴を大きく出すことができ、より広範囲な
分析に用いることができる。叉、当然、メソポアをハイ
ブリッドで形成することもできる。
をクロマトグラフィー用カラムとした一例を模式的に示
した図のカラムの軸方向の断面図
式図
式図
模式図
模式図
ポア型)
図(シングルポア型)
ム
ロマトグラム
ロマトグラム
グラム
ロマトグラム
ロマトグラム
ロマトグラム
Claims (3)
- 【請求項1】解放構造を持つマクロ細孔を形成した骨格
体を先ず形成させ、次いで、このマクロ細孔内にモノマ
ーを含浸させ、固化させ、マクロ細孔より小さく、解放
構造を持つミクロ細孔を形成したミクロ多孔質体を一体
的に構成させることを特徴とするクロマトグラフィー用
多孔質体の製造方法。 - 【請求項2】マクロ細孔内に無機系モノマーを含浸させ
た後、熟成によりミクロ多孔質体を形成させることを特
徴とする請求項1に記載のクロマトグラフィー用多孔質
体の製造方法。 - 【請求項3】マクロ細孔内に有機系モノマーを含浸させ
た後、重合させることによりミクロ多孔質体を形成させ
ることを特徴とする請求項1に記載のクロマトグラフィ
ー用多孔質体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001107666A JP2002301367A (ja) | 2001-04-05 | 2001-04-05 | クロマトグラフィー用多孔質体の製造方法 |
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